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JPH0633476U - 果樹園ネット - Google Patents

果樹園ネット

Info

Publication number
JPH0633476U
JPH0633476U JP7492492U JP7492492U JPH0633476U JP H0633476 U JPH0633476 U JP H0633476U JP 7492492 U JP7492492 U JP 7492492U JP 7492492 U JP7492492 U JP 7492492U JP H0633476 U JPH0633476 U JP H0633476U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
net
orchard
picket
present
rope
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7492492U
Other languages
English (en)
Inventor
孝次 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dio Chemicals Ltd
Original Assignee
Dio Chemicals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dio Chemicals Ltd filed Critical Dio Chemicals Ltd
Priority to JP7492492U priority Critical patent/JPH0633476U/ja
Publication of JPH0633476U publication Critical patent/JPH0633476U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Protection Of Plants (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】合成樹脂製ネットの複数箇所にロープと結紮可
能なピケット布Pを設けたことを特徴とする。 【効果】本考案果樹園ネットは、風によるネットの揺動
を抑制できる利点があるので、果樹園ネットの耐久期間
を大幅に増大することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、防鳥、防ヒョウ、防虫のために果樹園の上からかぶせて用いるネッ トに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、プラスチック製フィラメントからなる果樹園用ネットは、防鳥、防 ヒョウ、防虫のために、果樹園全体に上からかぶせるように設置して使用されて いる。 これらのネットは、果樹園の周囲に、例えば、金属製支柱を建てて、この支柱 の先端に金属ワイヤを取り付け果樹園の上縁周囲に巡らしたワイヤに一枚の大き なネットをかぶせてからこれを市中及びワイヤに固定して用いている。 こうして取り付けた果樹園用ネットは、ネットの間から空気が抜けるので風力 はあまり強く懸からない筈であるが、ネットの重量が50g/m2程度と軽いた め、風があるときは、細いネットフィラメントが受ける風力によって果樹園ネッ トの天井部が上に吹き上げられ、また、ネットの側面は風の方向に応じて、膨れ たりへこんだりする。このため細いフィラメントからなるネットは、繰り返して 起こる同一パターンの揺動によって、ネットの同一部分が、支柱、ワイヤ又は果 樹の枝と繰り返し摩擦されるので、細いネットフィラメントの一部箇所が摩擦に より破損したり、織物ネットの場合は、ネットの網目がずれて大きな穴が開いた りする。このネットの修復に手間がかかる上、ネット全体の耐久期間が大幅に低 下する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、風によってネットが揺動することのない果樹園用ネットを提供する ことを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本考案者は、果樹園にかぶせたネットを簡単にロープで固定できるように、ネ ットにピケットを設け、これにロープを結紮して地中に打ち込んだクイ等に固定 することにより風によるネットのバタツキを防止して本考案を完成するに至った 。 すなわち、本考案は、合成樹脂製ネットの複数箇所にロープと結紮可能なピケ ット部を設けたことを特徴とする果樹園用ネットを提供するものである。 本考案を実施例の図面によりさらに詳細に説明する。 本考案果樹園用ネットは、細い合成樹脂製フィラメントを織った織物構造及び 編んで形成された編み物構造のネットを用いて製造することができる。 例えば、細い1本の横糸フィラメントに2本の縦糸フィラメントを織って作っ たいわゆるカラミ織り構造(図2の織り構造)にしたネットや、2本以上の縦糸 に1本の横糸がジグザグに編み込まれたラッセル編み構造の編み物構造のネット を好適に使用することができる。 本考案ネットは、1〜6m幅で製造されている既製のネットシートの端縁を縫 製により連結して幅を広げて製造することができる。 本考案ネットに用いる原材料ネットは、通常1〜6m幅のネットシートであり 、その両端縁の耳部分は、糸寄せ構造又は細いロープを編み込むことにより、補 強しているので、腰が強くなっている。 本考案果樹園用ネットに用いるフィラメントは、ポリエチレン、ポリプロピレ ン、ポリエステル、ナイロン等の合成樹脂フィラメントを使用することができる が、編織作業の容易性の点及び耐候性の点でポリエチレン、特に低密度ポリエチ レンが適しており、これに紫外線吸収剤又は酸化防止剤を添加したものが特に望 ましい。
【0005】 本実施例果樹園用ネットは、例えば、図1の一枚の大きな風呂敷状果樹園ネッ トを作る場合、一定の幅の規格で製造されている長尺の合成樹脂製ネットを用い て、その側縁を縫製部Hにより互いに連結して任意の幅にまで広げ、使用する果 樹園の縦横の寸法及び高さに合わせて、長さ及び幅を決定する。これを果樹園の 回りに立てた支柱により形成したワイヤ形状の上にかぶせて支柱、ワイヤーに固 定して、果樹園の上の空中にネットのバリヤーを構築することができる。このよ うに単に一枚の平面的なネットを立体的な果樹園にかぶせた場合に中央部が天井 部Tとなり、周辺が側面部Sとなる。側面の角部分4隅のネットは設置時に弛む ので適宜折り曲げて固定することができる。さらに、本考案ネットを平面的な形 状でなく、適用する果樹園の寸法と形に併せてあらかじめ立体的な形状に形成し ておき、これをかぶせることもできる。 本考案果樹園ネットでは、果樹園ネットの天井部T又は側面部Sにロープを結 紮できるピケット部を設けた点に特徴がある。 本考案のピケット部は、ロープが結紮できれば、特に制限はなくどのようなも のでも使用することができる。 本考案では、例えば、ピケット部には、約20cm平方の2枚の布で、ピケット 部のネットをサンドイッチ構造で挟んで、布とネット3枚を密に縫製して、ネッ トの網目を上下2枚の布でしっかり固定して、この積層縫製部に金属環を取り付 けたり、ロープを取り付けたりすることができる。 図1の実施例の場合は、天井部ネットT及び側面部ネットSの縫製の際に、厚 手のテント布Pを原材料ネットの側縁の縫製時に同時に縫い込んで、縫製部Hに 取り付けたものである。このように縫製部Hに取り付けると、縫製と同時にピケ ット部Pの取り付けができる利点及びネットシートの補強耳部が合わさり腰が強 くなっている部分に直線的に約20cm程度の幅で取り付けられるので、ピケット 布を引っ張っても網目が変形することがない利点があるので望ましい。 天井部分には、図3に示すように三角形状のテント布Pを下面に向けて縫製し てある。側面部ネットの場合は、四角形状のテント布の対角線上を縫製し、一方 の三角片を外側に、他方を内側に出すことによって、ネット側面の外側と内側に 三角形状のピケット布Pが両側に突出させることができる。このようなピケット 布Pは、ネットの側縁を連結する縫製作業の際に同時に縫製することができる。 そして、一定の幅の縫製部によってネットに取り付けられているので、ピケット 布に懸かる張力がネットの腰のある縫製部の一定の幅に張力が分散するので、ネ ット網目が余り変形しないので固定し易い。
【0006】 実施例のネットに取り付けたピケット布には、ロープが貫通する内径6〜10 mm程度の金属製のハトメが取り付けてあり、このハトメに直径2〜6mm程度の細 いロープを通して結紮して、ロープによりピケット布を引っ張ってネットを固定 することができる。 本考案果樹園用ネットは、例えば、図4に示すような先端が円く、横溝5のあ る支柱4を果樹園の回りに、支柱を外側に少し傾斜させて建てて、中央部分にも 適宜垂直の支柱を建てて、これら支柱の先端の横溝5にワイヤー6を巻き付けて 各支柱の先端をワイヤーで連結して、果樹園の周縁上及び果樹園の天井に平行に 走る立体的ワイヤー構造を設置して、該ワイヤーの構造物の上に前記長方形状に 縫製したネットをかぶせて、該ワイヤー及び支柱の先端に縫製ネットを適宜結紮 固定して果樹園ネットを形成することができる。 本実施例果樹園用ネットを使用した場合、ネットの天井部に取り付けたピケッ ト布に結紮したロープの先端が、例えば、斜め3方向に錨を降ろすように、地上 のクイに結ばれて、天井のピケット布を下方に引っ張りながら固定することがで きる。三方向に引っ張ることによって、ピケット布Pの位置が上下横方向に移動 するのを抑制することができる。
【0007】 果樹園ネットは、本来50g/m2程度の軽いものであり、細いネットフィラ メントの間を風が抜けるため、風力によってロープに懸かる負荷はあまり増加し ないので、単に細いロープでピケット布を引っ張って固定するだけで風による揺 動を殆どなくすることができる。 また、三方向にロープを設置しなくとも、そのまま垂直下方向に一方向に引っ 張ることによっても、支柱との相互作用により、ほぼ、同一の目的を達すること ができる。 このように、天井に取り付けたピケット布を常に下方に引っ張っておく状態に することによって、本考案ネットの天井部の風による揺動を大幅に抑制すること ができる。 また、側面に取り付けたピケット布も図1の側面にあるピケット布Pを一方向 又は二方向のロープで外側に引っ張りながら固定することができる。本考案果樹 園ネットでは、側面のピケットを内側に取り付けて、果樹園内に引っ張ることも できる。 本考案果樹園用ネットでは、弛みを取ることにより、風によるネットの揺動を 押さえるものであるので、風の吹く方向に関係なく、内側又は外側から引っ張る だけで、ネットの揺動を大幅に抑制することができる。
【0008】
【考案の効果】
本考案果樹園ネットは、風によるネットの揺動を抑制できる利点があるので、 果樹園ネットの耐久期間を大幅に増大することができる。
【提出日】平成4年11月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案者は、果樹園にかぶせたネットを簡単にロープで固定できるように、ネ ットにピケットを設け、これにロープを結紮して地中に打ち込んだクイ等に固定 することにより風によるネットのバタツキを防止して本考案を完成するに至った 。 すなわち、本考案は、合成樹脂製ネットの複数箇所にロープと結紮可能なピケ ット部を設けたことを特徴とする果樹園用ネットを提供するものである。 本考案を実施例の図面によりさらに詳細に説明する。 本考案果樹園用ネットは、細い合成樹脂製フィラメントを織った織物構造及び 編んで形成された編み物構造のネットを用いて製造することができる。 例えば、細い1本の横糸フィラメントに2本の縦糸フィラメントを織って作っ たいわゆるカラミ織り構造、又は平織り構造(図2の織り構造)にしたネットや 、2本以上の縦糸に1本の横糸がジグザグに編み込まれたラッセル編み構造の編 み物構造のネットを好適に使用することができる。 本考案ネットは、1〜6m幅で製造されている既製のネットシートの端縁を縫 製により連結して幅を広げて製造することができる。 本考案ネットに用いる原材料ネットは、通常1〜6m幅のネットシートであり 、その両端縁の耳部分は、糸寄せ構造又は細いロープを編み込むことにより、補 強しているので、腰が強くなっている。 本考案果樹園用ネットに用いるフィラメントは、ポリエチレン、ポリプロピレ ン、ポリエステル、ナイロン等の合成樹脂フィラメントを使用することができる が、編織作業の容易性の点及び耐候性の点でポリエチレン、特に高密度ポリエチ レンが適しており、これに紫外線吸収剤又は酸化防止剤を添加したものが特に望 ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案ネットの実施例の斜視図である。
【図2】図2は本考案ネットのカラミ織り構造の一態様
を示す斜視図である。
【図3】図3は本考案ネットのピケット部構造の一態様
を示す斜視図である。
【図4】図4は本考案ネットに用いる支柱の一例の側面
図である。
【符号の説明】
1 ネット 2 縦糸 3 横糸 4 支柱 5 横溝 6 ワイヤー P ピケット布 H 縫製部
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月16日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案ネットの実施例の斜視図である。
【図2】図2は本考案ネットの平織り構造の一態様を示
す斜視図である。
【図3】図3は本考案ネットのピケット部構造の一態様
を示す斜視図である。
【図4】図4は本考案ネットに用いる支柱の一例の側面
図である。
【符号の説明】 1 ネット 2 縦糸 3 横糸 4 支柱 5 横溝 6 ワイヤー P ピケット布 H 縫製部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂製ネットの複数箇所にロープと結
    紮可能なピケット部を設けたことを特徴とする果樹園用
    ネット。
  2. 【請求項2】ピケット部がネットの継ぎ目に一体的に縫
    製により取り付けた厚手の布であり、該布にロープ結紮
    用貫通孔を設けたものであることを特徴とする請求項1
    記載の果樹園用ネット。
JP7492492U 1992-10-02 1992-10-02 果樹園ネット Pending JPH0633476U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7492492U JPH0633476U (ja) 1992-10-02 1992-10-02 果樹園ネット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7492492U JPH0633476U (ja) 1992-10-02 1992-10-02 果樹園ネット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0633476U true JPH0633476U (ja) 1994-05-06

Family

ID=13561407

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7492492U Pending JPH0633476U (ja) 1992-10-02 1992-10-02 果樹園ネット

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JP (1) JPH0633476U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007215470A (ja) * 2006-02-16 2007-08-30 Takiron Co Ltd 落下防止柵の防鳥構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6122487B2 (ja) * 1977-08-12 1986-05-31 Nippon Electric Co

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