JPH063303U - 手首用血圧計 - Google Patents
手首用血圧計Info
- Publication number
- JPH063303U JPH063303U JP4240392U JP4240392U JPH063303U JP H063303 U JPH063303 U JP H063303U JP 4240392 U JP4240392 U JP 4240392U JP 4240392 U JP4240392 U JP 4240392U JP H063303 U JPH063303 U JP H063303U
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- cuff
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 正確な動脈圧迫カフ圧力を得て、正確な血圧
計測値を得ることができる手首用血圧計を提供する。 【構成】 血圧計の本体20と、手首に対して着脱自在
なカフ21とを備えてなる手首用血圧計であって、本体
20を片手掌で把持可能な外形形状に形成するととも
に、本体20から延設される支持部材22に対してカフ
21を設けてなる構成。
計測値を得ることができる手首用血圧計を提供する。 【構成】 血圧計の本体20と、手首に対して着脱自在
なカフ21とを備えてなる手首用血圧計であって、本体
20を片手掌で把持可能な外形形状に形成するととも
に、本体20から延設される支持部材22に対してカフ
21を設けてなる構成。
Description
【0001】
本発明は、手首部位において血圧計測を行なう手首用血圧計に関する。
【0002】
従来より、血圧計測をするためには、上腕にカフを装着して計測を行なうのが 一般的である。また最近になり、手首部位にカフを装着して血圧測定を行なう血 圧計が実用化されている。図を参照して係る構成の手首用電子血圧計の概略を述 べると、図8は従来の手首用血圧計の一式を示した外観斜視図である。本図にお いて、弾性の湾曲板と空気袋とを有しているカフ101はチューブ102により 本体103に対して接続されている。そして、本体103には測定開始スイッチ 104と表示器106とが設けられており、血圧計測に際しては、操作手順書1 05を参照しながら血圧計の手首の姿勢について、自然な状態になるように使用 者が注意しながら手首部位にカフを装着してから、本体103の開始スイッチ1 04を押すと、カフ101に空気が送気されて、カフ101が所定の圧力まで加 圧される。
【0003】 このとき、図9に図示の手首のB−B矢視断面図として示した図9と手首のA −A矢視断面図として示した図10において、手首内の尺骨動脈10、橈骨動脈 11はカフの圧力により圧ぺいされ血流は止ることになる。次に、カフ圧を一定 速度で減圧していくと、尺骨動脈10、橈骨動脈11は、ある圧力にて圧閉状態 から開放されて血流が再開する。そして更に、カフを減圧し、最低血圧を認識し た後、カフ内の空気を急速排気して血圧測定を終了するものである。
【0004】 ここで、一般的に、最高血圧値、最低血圧値の検出方法としては、コロトコフ (以下、K音と言う)法、オシロメトリック法等がある。
【0005】 上述の血圧測定を行うべき尺骨動脈10、橈骨動脈11の背側には、尺骨12 および橈骨13が位置する一方、両動脈10、11の周囲には尺側手根屈筋14 、浅指屈筋15、橈側手根屈筋16、腕橈骨筋17、長母指外転筋および短母指 伸筋18等々の屈筋あるいは伸筋が位置している。このため、手首および指を曲 げ伸ばしすることにより、両動脈と前記の各筋との解剖学的な相対位置は変化し てしまう結果、両動脈形状も変化することになる。
【0006】 このように手首部位で血圧計測を行なうにあたり、特に注意しなければならな いことは、自然な状態に比べて、両動脈に余分な外力が加わらないようにしない と、両動脈を圧迫するのに必要なカフ圧力が正確には計測できない点である。
【0007】
しかしながら、たとえば、手首を曲げる方向が動脈圧閉のためのカフ圧力に影 響を及ぼすことが知られている。換言すれば、手首を曲げる方向により血圧計測 値に影響を及ぼすことが実験的に確認されている。すなわち、手首を軽く伸ばし た自然な状態にて手首部位の血圧計測を行なった場合には、基準となる上腕部位 にての血圧計測値と比較して、高い相関性を示すが、手首を外側(手の甲側)に 曲げた場合には、この値よりも低目の値となる傾向を示す一方、手首を内側(手 のひら側)に曲げた場合には、逆にこの値よりも高めの値となる傾向を示す問題 があった。 すなわち、上述の従来の手首用血圧計においては、血圧計測時の手首の姿勢の 規制については、取扱い説明書等による説明(たとえば、手首は曲げないことを 記載した)のみで、使用者はそれに従って、手首姿勢を理想の状態に保持しなけ ればならなかった。この結果、手首の姿勢について使用者の説明書の理解度の差 異も手伝って、千差万別の手首姿勢状態(バラツキ)が生じることから、手首用 血圧計では、正確な血圧計測が行なえない問題点があった。
【0008】 したがって、本発明の手首用血圧計は上述の問題点に鑑み成されたものであっ て、その目的とするところは、正確な動脈圧迫カフ圧力を得て、正確な血圧計測 値を得ることができる手首用血圧計を提供することにある。
【0009】
上述の課題を解決し、目的を達成するために、本考案の手首用血圧計は以下の 構成を備える。即ち、血圧計の本体と、手首に対して着脱自在なカフと、本体と カフの位置関係を固定する固定手段とからなり、本体を片手掌で把持可能な外形 形状に形成するとともに、本体から延設される支持部材に対してカフを設け、さ らに、固定手段は手首にカフを装着し、片手掌で本体を把持したときのカフと本 体の位置関係を固定するように構成される。
【0010】
上記の構成により、本体を片手掌で把持し、本体の端面の所定部位から延設さ れる支持部材に対して設けられたカフを手首に対して動くことがないようにして 、常に同じな血圧測定状態を実現可能にするように働く。即ち、血圧計測時の手 首部位にカフを装着するにあたり、手首の曲がりを規制することにより、手首周 方向に対するカフ周方向の位置ズレを防止し、また、手首や手指の自然状態が誰 にでも容易に、同程度に保持されることにより、正確な動脈圧迫、カフ圧力、言 いかえれば、正確な血圧計測値が得られるように働く。
【0011】
以下に本考案の好適な実施例に付き、添付図面を参照して詳細に述べる。先ず 、図1は、本考案の第1実施例を示す外観斜視図である。本図において、本体2 0は片手の掌内に納まる縦長形状と所定寸法を有しており、表面上に操作ボタン 26とLCDなどの表示器27を設けた構成であって、内部に血圧測定に必要な 電子回路基板、カフ加圧用ポンプ、圧力センサ、乾電池他をコンパクトに内蔵し ている。
【0012】 そして、この本体20の端面部20aには図示のような形状の軸支部材22が 支持軸29を介して回動自在に設けられるとともに、この軸支部材22に案内さ れる支持軸28により回動自在に設けられたカフ支持部材21aにはカフ21が 取付けられており、本体20とカフ21は外見上からも一体的に構成されている 。このカフ21は空気袋および弾性湾曲板を有しており、収納時には軸支部材2 2を支軸とし、本体20はカフ21の内側に折りたたまれて収納され、コンパク ト性、収納性に富む構造となっている。
【0013】 また、軸支部材22の内部には、図中の破線図示のボールキャツチ30が内蔵 されており、図示の使用状態において、本体20と軸支部材22と及びカフ支持 部材21aと軸支部材22とが、ボールキャツチ30の係止動作により動くこと がないようにしている。そして、所定部位が当接状態にされてそれ以上の回動を 規制するようにしている。
【0014】 即ち、図2の側面図において示すように、軸支部材22を回動自在に軸支して いる支持軸29の近くにボールキャツチ30が固定されており、本体20から延 びた突起部20kの穴部20eに対してボールキャツチ30のボールが落ち込む ことで、図中の二点鎖線で示された位置において軸支部材20を動かないように している。また、折り畳む場合には、実線図示の位置にボールキャツチ30の付 勢力に抗して軸支部材20を回動して、図3に示す収容状態にする。あるいは、 カフ支持部材21aと軸支部材22との固定についても同様である。
【0015】 次に、図4は図1乃至図3の手首血圧計の計測時の装着状態を示している。本 図において、先ず、左手の掌Tに本体20を把持した状態で、右手を使いカフ2 1を左手首Uに対して装着し、ファスナーフック24によりループ状のカフ外布 外面25に掛着固定させる。このカフ21は弾性湾曲板を内蔵しているため、測 定部位に容易にフィットし、装着時の位置ズレは少なくできるので、本体20を 左手で保持する操作のみでカフ装着位置は容易に決まるようにするとともに、こ の位置で最適な阻血状態が得られるようにカフ21を本体20に取付ける寸法関 係にしてある。
【0016】 ここで、右手の掌で本体20を把持するように、左利きの人用に専用設計して も良いことは勿論であり、さらにまた、計測時において、本体20を左手の掌T に保持した状態で、手首Uおよび手指が自然な状態となるように、カフ21は軸 支部材22を介して取付けてある。
【0017】 なお、この軸支部材22を所定角度で本体20、およびカフ21に固定保持す るためには、上述のボールキャッチの他に種々の係止機構がある。以上のように カフ21を左手首Uに装着し、本体20を左手の掌Tに保持した状態においては 、本体20とカフ21はあたかも一体物のように手首の曲げを規制することがで きる。また、言うまでもなく、本体20および軸支部材22の外形形状は、この 状態における左手の形状になじむような形状を有している。したがって、以上の 第1実施例によれば、本体20を把持するとカフ21は動くことがなく、しかも 常に同じ状態で血圧測定できるので、正確な測定が可能となる。
【0018】 次に、図5は本考案の第2実施例を示す外観斜視図である。本図において、図 示のような形状の本体40に対してカフ21が一体的に取付けられている。この 手首血圧計を用いて計測時においては、上述の手首用血圧計と同様に、本体40 を掌T上に保持しながらカフ21を手首Uに装着する。この装着時に、手首や手 指が自然な状態となるように、本体40の外形形状やカフ21の取付け位置が決 められており、効果は上述したものと同様である。
【0019】 一方、収納時には図6に図示のように、ケース42を本体40に対して被せる ことで、カフ21もケース内に収納でき、本体40の前面43にある血圧値表示 部および電源スイッチ等の操作部(図示せず)も、ケース42内に同様に収納で き、携帯時の誤動作、破損等の虞を少なくできる。
【0020】 最後に、図7は第3実施例の手首血圧計であり、左手の掌Tで把持し、手首U にカフ21を装着した状態を示す図である。本図において、本体50は第1実施 例における軸支部材22に相当する部材22が一体形成されており、カフ21を この部材22に取り付けている。
【0021】 以上の構成において、前記の実施例と同様に掌Tで本体50を保持して、本体 50に一体的に取付けられているカフ51を手首Uに装着する。なお、本体50 の外形形状およびカフ51の取付位置は、この状態の手首、手指の自然な状態に なじむ形状となっている。
【0022】 ここで、掌や手指をより積極的に本体50に沿わせるようにするために、環状 に形成され、円周長が調節自在の機構を有するストラップ52を本体50の背面 に図示のように取付け固定させても良い。なお、このストラップ52と同様の効 果を有するものとして、本体50の背面に手袋状の部材を取り付けてこれをはめ るようにしても良い。あるいは、本体50の背面に手指を通す環状の部材を設け て、指を通すようにしても良い。
【0023】 以上、各実施例においては、本体20、40、50を掌に把持・保持させてい るが、カフ21を手首Uに装着した状態において、手首、手指が自然の状態で保 持できれば、本体を手の甲側や手の側面側にカフの一体的に取付け固定しても一 向に構わない。また上述の本体に代わるものとして、別の保持体をカフと一体的 に取付け固定すれば、同様の効果を得ることができる。
【0024】 以上のように、本考案においては、手首部位にての血圧計測時に、手首、手指 がそれらの動きを規制する手段にて、誰にでも容易に同程度に自然な状態に保持 できるので、それらの動きによって生じる血圧計測値の誤差を解消でき、正確な 血圧計測が行えるものである。
【0025】
以上説明のように本考案の手首用血圧計によれば、正確な動脈圧迫カフ圧力を 得て、正確な血圧計測値を得ることができる効果がある。
【図1】第1実施例の手首用血圧計の外観斜視図であ
る。
る。
【図2】第1実施例の手首用血圧計の側面図である。
【図3】第1実施例の手首用血圧計の収納状態を示した
外観斜視図である。
外観斜視図である。
【図4】第1実施例の手首用血圧計の使用状態を示した
外観斜視図である。
外観斜視図である。
【図5】第2実施例の手首用血圧計の使用前の外観斜視
図である。
図である。
【図6】第2実施例の手首用血圧計の収納状態の外観斜
視図である。
視図である。
【図7】第3実施例の手首用血圧計の使用状態を示した
外観斜視図である。
外観斜視図である。
【図8】従来の手首用血圧計の一式を示した外観斜視図
である。
である。
【図9】左手首部位の断面解剖図である。
【図10】左手首部位の断面解剖図である。
20 本体、 21 カフ、 22 軸支部材(支持部材)、 30 ボールキャツチである。
Claims (1)
- 【請求項1】 血圧計の本体と、 手首に対して着脱自在なカフと、 前記本体と前記カフの位置関係を固定する固定手段とか
らなり、 前記本体を片手掌で把持可能な外形形状に形成するとと
もに、前記本体から延設される支持部材に対して前記カ
フを設け、 さらに、前記固定手段は手首に前記カフを装着し、片手
掌で前記本体を把持したときの前記カフと前記本体の位
置関係を固定することを特徴とする手首用血圧計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4240392U JPH063303U (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 手首用血圧計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4240392U JPH063303U (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 手首用血圧計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH063303U true JPH063303U (ja) | 1994-01-18 |
Family
ID=12635105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4240392U Withdrawn JPH063303U (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 手首用血圧計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH063303U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1014894A (ja) * | 1996-07-03 | 1998-01-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 携帯用保護具 |
WO2007122955A1 (ja) * | 2006-04-05 | 2007-11-01 | Omron Healthcare Co., Ltd. | 血圧計測装置 |
-
1992
- 1992-06-19 JP JP4240392U patent/JPH063303U/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1014894A (ja) * | 1996-07-03 | 1998-01-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 携帯用保護具 |
WO2007122955A1 (ja) * | 2006-04-05 | 2007-11-01 | Omron Healthcare Co., Ltd. | 血圧計測装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19961003 |