JPH06326980A - 動き補償映像信号処理方式 - Google Patents
動き補償映像信号処理方式Info
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- JPH06326980A JPH06326980A JP6871494A JP6871494A JPH06326980A JP H06326980 A JPH06326980 A JP H06326980A JP 6871494 A JP6871494 A JP 6871494A JP 6871494 A JP6871494 A JP 6871494A JP H06326980 A JPH06326980 A JP H06326980A
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Landscapes
- Television Systems (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Picture Signal Circuits (AREA)
- Color Television Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 変換処理の質及び解像度をさほど低下させる
ことなく、必要とする映像信号処理装置の能力を軽減さ
せる。 【構成】 サブサンプリング器(170)が入力映像信
号(50)の入力画像をサブサンプリングしてサブサン
プル画像を発生する。ブロック比較器(190)がサブ
サンプル画像の対からの画素のブロックを比較して複数
のオリジナル相関面を発生する。相関面処理装置(20
0)がオリジナル相関面から補間により複数の補間相関
面を発生する。動きベクトル推定器(210)が、各補
間相関面内の相関値間で補間して補間相関面内の最大相
関の点を検出し、その点に応じて各補間相関面からそれ
ぞれの動きベクトルを発生する。動きベクトル選択器
(230)が、出力映像信号(60)の出力画像のそれ
ぞれの画素の補間に使用するために動きベクトルを選択
する。動き補償補間器(140)が、それぞれの選択さ
れた動きベクトルに応じて、サブサンプル画像の前記対
に対応する入力映像信号の入力画像の対から出力画像を
補間する。
ことなく、必要とする映像信号処理装置の能力を軽減さ
せる。 【構成】 サブサンプリング器(170)が入力映像信
号(50)の入力画像をサブサンプリングしてサブサン
プル画像を発生する。ブロック比較器(190)がサブ
サンプル画像の対からの画素のブロックを比較して複数
のオリジナル相関面を発生する。相関面処理装置(20
0)がオリジナル相関面から補間により複数の補間相関
面を発生する。動きベクトル推定器(210)が、各補
間相関面内の相関値間で補間して補間相関面内の最大相
関の点を検出し、その点に応じて各補間相関面からそれ
ぞれの動きベクトルを発生する。動きベクトル選択器
(230)が、出力映像信号(60)の出力画像のそれ
ぞれの画素の補間に使用するために動きベクトルを選択
する。動き補償補間器(140)が、それぞれの選択さ
れた動きベクトルに応じて、サブサンプル画像の前記対
に対応する入力映像信号の入力画像の対から出力画像を
補間する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動き補償映像信号処理
方式(装置及び方法)に関する。
方式(装置及び方法)に関する。
【0002】
【従来の技術】動き補償映像信号処理は、テレビジョン
標準方式変換、フィルム標準方式変換、及び映像(vide
o )標準方式とフィルム標準方式との間の変換などの用
途に用いられる。
標準方式変換、フィルム標準方式変換、及び映像(vide
o )標準方式とフィルム標準方式との間の変換などの用
途に用いられる。
【0003】英国特許出願公開公報第GB−A−223
1749号に記載されている変換器などの動き補償テレ
ビジョン標準方式変換においては、連続する入力画像の
対が処理されて入力画像の前記対の間の画像の動きを示
す動きベクトルのセット(組)を発生する。前記処理
は、前記画像の別々のブロックに関して行われ、そのた
め各動きベクトルはそれぞれのブロックの内容の画像間
の動きを示す。
1749号に記載されている変換器などの動き補償テレ
ビジョン標準方式変換においては、連続する入力画像の
対が処理されて入力画像の前記対の間の画像の動きを示
す動きベクトルのセット(組)を発生する。前記処理
は、前記画像の別々のブロックに関して行われ、そのた
め各動きベクトルはそれぞれのブロックの内容の画像間
の動きを示す。
【0004】次に、動きベクトルの各セットは、各ブロ
ックに対する動きベクトルの前記セットのサブセット
(小組)を得る動きベクトル低減器に供給される。次
に、前記サブセットは、動きベクトルの前記セットのサ
ブセットの1つを前記画像の各ブロック内の各画素(ピ
クセル)に割り当てる動きベクトル選択器に与えられ
る。各画素に対する前記選択された動きベクトルは動き
補償補間器に供給され、該補間器は、前記入力画像間の
動きを考慮に入れ、前記入力画像の順次走査されたもの
に関して動作して連続する出力画像を補間する。
ックに対する動きベクトルの前記セットのサブセット
(小組)を得る動きベクトル低減器に供給される。次
に、前記サブセットは、動きベクトルの前記セットのサ
ブセットの1つを前記画像の各ブロック内の各画素(ピ
クセル)に割り当てる動きベクトル選択器に与えられ
る。各画素に対する前記選択された動きベクトルは動き
補償補間器に供給され、該補間器は、前記入力画像間の
動きを考慮に入れ、前記入力画像の順次走査されたもの
に関して動作して連続する出力画像を補間する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したような動き補
償映像信号処理は、入力画像の各対に対して動きベクト
ルを発生し処理するのに要求される非常に多数の計算を
行うための、強力で複雑な処理装置を必要とする。この
ことは、画像が高精細度フォーマットである場合か、あ
るいは、出力映像信号がリアルタイムに出力されるよう
に前記処理を入力映像信号に関して行うべきである場合
には、特にそうである。出力映像信号がリアルタイムに
出力されるようにする前述の場合には、利用可能な時間
(例えば、出力フィールド期間)内に各出力画像に対す
る動きベクトルのセットを発生するために、同じ装置の
多数のセットを並列に動作させることになる。
償映像信号処理は、入力画像の各対に対して動きベクト
ルを発生し処理するのに要求される非常に多数の計算を
行うための、強力で複雑な処理装置を必要とする。この
ことは、画像が高精細度フォーマットである場合か、あ
るいは、出力映像信号がリアルタイムに出力されるよう
に前記処理を入力映像信号に関して行うべきである場合
には、特にそうである。出力映像信号がリアルタイムに
出力されるようにする前述の場合には、利用可能な時間
(例えば、出力フィールド期間)内に各出力画像に対す
る動きベクトルのセットを発生するために、同じ装置の
多数のセットを並列に動作させることになる。
【0006】本発明は、上述の点が改良された動き補償
映像信号処理装置及び方法を提供することを目的とす
る。
映像信号処理装置及び方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、請求
項1に記載したように動き補償映像信号処理装置を構成
することによって、上記の課題を解決した。
項1に記載したように動き補償映像信号処理装置を構成
することによって、上記の課題を解決した。
【0008】前述したように、動き補償映像信号処理
は、特に高精細度映像信号に対してリアルタイムで行う
べき場合には、映像信号処理装置に高い処理能力を要求
する。本発明は、動き補償処理の多くの特徴によって特
にそれが要求されていることを認識しており、これらの
特徴の前記処理の必要条件を軽減するための方策を提供
している。これによって、前記動きベクトルを発生し使
用するための並列処理に対する必要性を除去あるいは軽
減することができ、それによって前記装置の複雑さ(及
びそれに対応するコスト及びサイズ)を軽減することが
できる。
は、特に高精細度映像信号に対してリアルタイムで行う
べき場合には、映像信号処理装置に高い処理能力を要求
する。本発明は、動き補償処理の多くの特徴によって特
にそれが要求されていることを認識しており、これらの
特徴の前記処理の必要条件を軽減するための方策を提供
している。これによって、前記動きベクトルを発生し使
用するための並列処理に対する必要性を除去あるいは軽
減することができ、それによって前記装置の複雑さ(及
びそれに対応するコスト及びサイズ)を軽減することが
できる。
【0009】本発明によって提供される方策は、次の通
りである。 1.前記入力画像から直接出力画像(例えば、フィール
ド又はフレーム)を補間すること。これによって、前記
入力画像(例えば、フィールド又はフレーム)のプログ
レッシブ(順次)走査変換の必要性が取り除かれる。 2.前記入力画像のサブ(ダウン)サンプリングされた
ものから動きベクトルを発生すること。これによって、
ブロック突合せ(block matching)の処理費が軽減され
る。 3.ブロック突合せによって発生された相関面からもっ
と多数の相関面を補間すること。各補間相関面は、その
後、補間において引き続いて使用するための動きベクト
ルを発生するのに用いることができる。 4.サブピクセル(ピクセルより細かい)精度まで各補
間相関面内で最小点(相関が最大の点)の検出を行うこ
と。これは、前記サブサンプリング処理により生ずる前
記相関面の解像度のロスを軽減するのに役立つ。 5.動きベクトル選択中に前記テストブロックにおいて
使用するために、画素値を補間すること。同様に、これ
は、前記サブサンプリング処理により生ずる前記相関面
の解像度のロスを軽減するのに役立つ。
りである。 1.前記入力画像から直接出力画像(例えば、フィール
ド又はフレーム)を補間すること。これによって、前記
入力画像(例えば、フィールド又はフレーム)のプログ
レッシブ(順次)走査変換の必要性が取り除かれる。 2.前記入力画像のサブ(ダウン)サンプリングされた
ものから動きベクトルを発生すること。これによって、
ブロック突合せ(block matching)の処理費が軽減され
る。 3.ブロック突合せによって発生された相関面からもっ
と多数の相関面を補間すること。各補間相関面は、その
後、補間において引き続いて使用するための動きベクト
ルを発生するのに用いることができる。 4.サブピクセル(ピクセルより細かい)精度まで各補
間相関面内で最小点(相関が最大の点)の検出を行うこ
と。これは、前記サブサンプリング処理により生ずる前
記相関面の解像度のロスを軽減するのに役立つ。 5.動きベクトル選択中に前記テストブロックにおいて
使用するために、画素値を補間すること。同様に、これ
は、前記サブサンプリング処理により生ずる前記相関面
の解像度のロスを軽減するのに役立つ。
【0010】好ましくは、前記入力デジタル映像信号が
所定の解像度を有するとともに、前記装置は、デジタル
映像信号を受信する手段と、前記受信されたデジタル映
像信号が前記所定の解像度より低い解像度を有している
場合に、前記受信されたデジタル映像信号にダミー画素
値を加えて前記入力デジタル映像信号を発生する手段と
を含むのがよい。
所定の解像度を有するとともに、前記装置は、デジタル
映像信号を受信する手段と、前記受信されたデジタル映
像信号が前記所定の解像度より低い解像度を有している
場合に、前記受信されたデジタル映像信号にダミー画素
値を加えて前記入力デジタル映像信号を発生する手段と
を含むのがよい。
【0011】好適で単純な実施例においては、前記ダミ
ー画素値は黒色画素を示す画素値である。
ー画素値は黒色画素を示す画素値である。
【0012】前記出力デジタル映像信号が高精細度映像
信号である場合であっても従来の精細度の装置を用いて
前記装置の出力の表示を見たり記録したり又は送信した
りできるようにするため、前記装置が前記最初に述べた
出力デジタル映像信号から第2の出力デジタル映像信号
を発生するダウン(格下げ)コンバータを含むことが好
ましい。該第2の出力デジタル映像信号は、前記最初に
述べた出力デジタル映像信号より低い解像度を有する。
信号である場合であっても従来の精細度の装置を用いて
前記装置の出力の表示を見たり記録したり又は送信した
りできるようにするため、前記装置が前記最初に述べた
出力デジタル映像信号から第2の出力デジタル映像信号
を発生するダウン(格下げ)コンバータを含むことが好
ましい。該第2の出力デジタル映像信号は、前記最初に
述べた出力デジタル映像信号より低い解像度を有する。
【0013】好ましくは、前記装置は、それぞれの出力
画像の補間において使用するために入力画像の対を選択
する第1の時間軸変更器と、サブサンプル画像の対であ
って前記第1の時間軸変更器により選択された入力画像
の前記対に対応するものを、サブサンプル画像の当該対
の間の画像の動きを示す動きベクトルのそれぞれのセッ
トの発生に使用するために、選択する第2の時間軸変更
器とを含むのがよい。
画像の補間において使用するために入力画像の対を選択
する第1の時間軸変更器と、サブサンプル画像の対であ
って前記第1の時間軸変更器により選択された入力画像
の前記対に対応するものを、サブサンプル画像の当該対
の間の画像の動きを示す動きベクトルのそれぞれのセッ
トの発生に使用するために、選択する第2の時間軸変更
器とを含むのがよい。
【0014】好適実施例においては、前記第1の時間軸
変更器は、当該画像の補間に使用するために選択された
入力画像の前記対について各出力画像の時間位置を示す
制御信号を発生する手段を含み、前記第2の時間軸変更
器は、動きベクトルの前記発生に使用するために選択さ
れたサブサンプル画像の前記対について各出力画像の時
間位置を示す制御信号を発生する手段を含む。
変更器は、当該画像の補間に使用するために選択された
入力画像の前記対について各出力画像の時間位置を示す
制御信号を発生する手段を含み、前記第2の時間軸変更
器は、動きベクトルの前記発生に使用するために選択さ
れたサブサンプル画像の前記対について各出力画像の時
間位置を示す制御信号を発生する手段を含む。
【0015】前記装置は従来の精細度(あるいは解像
度)の映像信号を処理するために用いられる場合にも有
用であるが、前記入力デジタル映像信号は高解像度映像
信号であることが好ましい。
度)の映像信号を処理するために用いられる場合にも有
用であるが、前記入力デジタル映像信号は高解像度映像
信号であることが好ましい。
【0016】前記入力デジタル映像信号はインターレー
ス映像信号であることが好ましい。
ス映像信号であることが好ましい。
【0017】前記装置は多くの異なる映像信号形式に対
して有用である。しかしながら、前記入力デジタル映像
信号は、1125/60、2:1のインターレース映像
信号、1125/30、1:1のノンインターレース映
像信号、1250/50、2:1のインターレース映像
信号、1250/25、1:1のノンインターレース映
像信号、525/60、2:1のインターレース映像信
号、525/30、1:1のノンインターレース映像信
号、625/50、2:1のインターレース映像信号、
625/25、1:1のノンインターレース映像信号、
及び1125/24、3232のプルダウン(pull-dow
n )映像信号からなるグループから選択されることが好
ましい。
して有用である。しかしながら、前記入力デジタル映像
信号は、1125/60、2:1のインターレース映像
信号、1125/30、1:1のノンインターレース映
像信号、1250/50、2:1のインターレース映像
信号、1250/25、1:1のノンインターレース映
像信号、525/60、2:1のインターレース映像信
号、525/30、1:1のノンインターレース映像信
号、625/50、2:1のインターレース映像信号、
625/25、1:1のノンインターレース映像信号、
及び1125/24、3232のプルダウン(pull-dow
n )映像信号からなるグループから選択されることが好
ましい。
【0018】同様に、前記装置は従来の精細度(あるい
は解像度)の映像信号を処理するために用いられる場合
に有用であるが、前記出力デジタル映像信号は高解像度
映像信号であることが好ましい。前記出力デジタル映像
信号はインターレース映像信号であることが好ましい。
は解像度)の映像信号を処理するために用いられる場合
に有用であるが、前記出力デジタル映像信号は高解像度
映像信号であることが好ましい。前記出力デジタル映像
信号はインターレース映像信号であることが好ましい。
【0019】前記出力デジタル映像信号は、1125/
60、2:1のインターレース映像信号、1125/3
0、1:1のノンインターレース映像信号、1250/
50、2:1のインターレース映像信号、1250/2
5、1:1のノンインターレース映像信号、525/6
0、2:1のインターレース映像信号、525/30、
1:1のノンインターレース映像信号、625/50、
2:1のインターレース映像信号、625/25、1:
1のノンインターレース映像信号、及び1125/2
4、3232のプルダウン映像信号からなるグループか
ら選択されることが好ましい。
60、2:1のインターレース映像信号、1125/3
0、1:1のノンインターレース映像信号、1250/
50、2:1のインターレース映像信号、1250/2
5、1:1のノンインターレース映像信号、525/6
0、2:1のインターレース映像信号、525/30、
1:1のノンインターレース映像信号、625/50、
2:1のインターレース映像信号、625/25、1:
1のノンインターレース映像信号、及び1125/2
4、3232のプルダウン映像信号からなるグループか
ら選択されることが好ましい。
【0020】本発明による装置は、特にテレビジョン標
準方式変換、フィルム標準方式変換、あるいは映像標準
方式とフィルム標準方式との間の変換において有効に用
いられる。
準方式変換、フィルム標準方式変換、あるいは映像標準
方式とフィルム標準方式との間の変換において有効に用
いられる。
【0021】本発明は、第2の態様では、請求項16に
記載したような動き補償映像信号処理方法を提供する。
記載したような動き補償映像信号処理方法を提供する。
【0022】本発明の前記及び他の目的、特徴及び利点
は、添付図面に関連して述べる実施例の以下の詳細な説
明から明らかとなるであろう。
は、添付図面に関連して述べる実施例の以下の詳細な説
明から明らかとなるであろう。
【0023】
【実施例】図1は、動き補償テレビジョン標準方式変換
装置の概略ブロック図である。該装置は、入力インター
レースデジタル映像信号50(例えば、1125/6
0、2:1の高精細度映像信号(HDVS)を受信し、
出力インターレースデジタル映像信号60(例えば、1
250/50 2:1の信号)を発生する。
装置の概略ブロック図である。該装置は、入力インター
レースデジタル映像信号50(例えば、1125/6
0、2:1の高精細度映像信号(HDVS)を受信し、
出力インターレースデジタル映像信号60(例えば、1
250/50 2:1の信号)を発生する。
【0024】入力映像信号50は、まず、入力バッファ
/パッカー(buffer/packer )110に供給される。従
来の精細度入力信号の場合には、入力バッファ/パッカ
ー110は、必要な場合に黒色画素を付け加えて、画像
データを高精細度(16:9のアスペクト比)フォーマ
ットとする。HDVS入力に対しては、入力バッファ/
パッカー110は前記データを単にバッファするだけで
ある。
/パッカー(buffer/packer )110に供給される。従
来の精細度入力信号の場合には、入力バッファ/パッカ
ー110は、必要な場合に黒色画素を付け加えて、画像
データを高精細度(16:9のアスペクト比)フォーマ
ットとする。HDVS入力に対しては、入力バッファ/
パッカー110は前記データを単にバッファするだけで
ある。
【0025】前記データは、入力バッファ/パッカー1
10からマトリクス回路120に与えられる。該マトリ
クス回路120において、(必要なら)前記入力映像信
号の測色(colorimetry )が、標準「CCIR勧告60
1」の(Y,Cr,Cb)測色などの、前記所望の出力
信号の測色に変換される。
10からマトリクス回路120に与えられる。該マトリ
クス回路120において、(必要なら)前記入力映像信
号の測色(colorimetry )が、標準「CCIR勧告60
1」の(Y,Cr,Cb)測色などの、前記所望の出力
信号の測色に変換される。
【0026】マトリクス回路120から、前記入力映像
信号が、時間軸変更器及び遅延器(time base changer
and delay )130に与えられるとともに、サブサンプ
リング器170を介してサブサンプル時間軸変更器及び
遅延器180に与えられる。時間軸変更器及び遅延器1
30は、前記出力映像信号の各フィールドの時間位置を
決定するとともに、当該出力フィールドを補間する際に
用いるための、当該出力フィールドに時間的に最も近
い、前記入力映像信号の2つのフィールドを選択する。
前記出力映像信号の各フィールドに対して、前記時間軸
変更器により選択された前記2つの入力フィールドは、
当該出力フィールドを補間する補間器140に供給され
る前に、適切に遅延される。前記2つの選択された入力
フィールドについて各出力フィールドの時間位置を示す
制御信号tが、時間軸変更器及び遅延器130から補間
器140に供給される。
信号が、時間軸変更器及び遅延器(time base changer
and delay )130に与えられるとともに、サブサンプ
リング器170を介してサブサンプル時間軸変更器及び
遅延器180に与えられる。時間軸変更器及び遅延器1
30は、前記出力映像信号の各フィールドの時間位置を
決定するとともに、当該出力フィールドを補間する際に
用いるための、当該出力フィールドに時間的に最も近
い、前記入力映像信号の2つのフィールドを選択する。
前記出力映像信号の各フィールドに対して、前記時間軸
変更器により選択された前記2つの入力フィールドは、
当該出力フィールドを補間する補間器140に供給され
る前に、適切に遅延される。前記2つの選択された入力
フィールドについて各出力フィールドの時間位置を示す
制御信号tが、時間軸変更器及び遅延器130から補間
器140に供給される。
【0027】サブサンプル時間軸変更器及び遅延器18
0は、同様に動作するが、サブサンプリング器170に
より供給される空間的にサブサンプリングされたビデオ
映像を用いる。時間軸変更器130により選択された前
記対に対応するフィールドの対が、前記サブサンプリン
グされた映像からサブサンプル時間軸変更器及び遅延器
180により選択される。このフィールドの対は、動き
ベクトルの発生において用いられるものである。
0は、同様に動作するが、サブサンプリング器170に
より供給される空間的にサブサンプリングされたビデオ
映像を用いる。時間軸変更器130により選択された前
記対に対応するフィールドの対が、前記サブサンプリン
グされた映像からサブサンプル時間軸変更器及び遅延器
180により選択される。このフィールドの対は、動き
ベクトルの発生において用いられるものである。
【0028】時間軸変更器130及び180は、前記入
力映像信号、前記出力映像信号又はその両方と関連した
同期信号に従って動作し得る。1つのみの同期信号が供
給される場合、前記2つの映像信号のうちの他のものの
フィールドのタイミングは、時間軸変更器130,18
0内で決定して発生される。
力映像信号、前記出力映像信号又はその両方と関連した
同期信号に従って動作し得る。1つのみの同期信号が供
給される場合、前記2つの映像信号のうちの他のものの
フィールドのタイミングは、時間軸変更器130,18
0内で決定して発生される。
【0029】サブサンプル時間軸変更器及び遅延器18
0により選択された前記サブサンプル入力映像信号のフ
ィールドの前記対は、動き処理装置185に供給され
る。該動き処理装置185は、ブロック突合せ器(bloc
k matcher )190と、相関面処理装置200と、動き
ベクトル推定器210と、動きベクトル低減器220
と、動きベクトル選択器230と、動きベクトル後処理
装置240とを含む。入力フィールドの前記対は、ま
ず、ブロック突合せ器190に供給される。ブロック突
合せ器190は、前記2つの選択された入力フィールド
のうちの時間的に早いものの内の探索ブロック(search
block)と前記2つの入力フィールドのうちの時間的に
遅いものの内の(より大きい)探索領域との間の空間的
相関を示す相関面を計算する。
0により選択された前記サブサンプル入力映像信号のフ
ィールドの前記対は、動き処理装置185に供給され
る。該動き処理装置185は、ブロック突合せ器(bloc
k matcher )190と、相関面処理装置200と、動き
ベクトル推定器210と、動きベクトル低減器220
と、動きベクトル選択器230と、動きベクトル後処理
装置240とを含む。入力フィールドの前記対は、ま
ず、ブロック突合せ器190に供給される。ブロック突
合せ器190は、前記2つの選択された入力フィールド
のうちの時間的に早いものの内の探索ブロック(search
block)と前記2つの入力フィールドのうちの時間的に
遅いものの内の(より大きい)探索領域との間の空間的
相関を示す相関面を計算する。
【0030】ブロック突合せ器190により出力された
前記相関面から、相関面処理装置200は、より多くの
補間された相関面を発生する。これらの補間相関面は、
動きベクトル推定器210に与えられる。動きベクトル
推定器210は、前記補間相関面内の最も大きい相関の
点を検出する。(前記オリジナル相関面は前記2つの入
力フィールドのブロック間の差を実際に示し、これは、
前記最大相関の点が前記相関面上で実際は最小点である
ことを意味しており、以下「最小点」と呼ぶ。)最小点
を検出するために、前記相関面上の追加の点が補間さ
れ、前記面を発生するためにサブサンプル映像を用いる
ことによって生じた解像度のロスに対してある程度の補
償を与える。各相関面上の前記検出された最小点から、
動きベクトル推定器210は、動きベクトル低減器22
0に供給される動きベクトルを発生する。
前記相関面から、相関面処理装置200は、より多くの
補間された相関面を発生する。これらの補間相関面は、
動きベクトル推定器210に与えられる。動きベクトル
推定器210は、前記補間相関面内の最も大きい相関の
点を検出する。(前記オリジナル相関面は前記2つの入
力フィールドのブロック間の差を実際に示し、これは、
前記最大相関の点が前記相関面上で実際は最小点である
ことを意味しており、以下「最小点」と呼ぶ。)最小点
を検出するために、前記相関面上の追加の点が補間さ
れ、前記面を発生するためにサブサンプル映像を用いる
ことによって生じた解像度のロスに対してある程度の補
償を与える。各相関面上の前記検出された最小点から、
動きベクトル推定器210は、動きベクトル低減器22
0に供給される動きベクトルを発生する。
【0031】動きベクトル推定器210は、また、各発
生された動きベクトルに関して信頼テスト(confidence
test )を行って当該動きベクトルが平均データレベル
に関して有意である(significant )か否かを確証する
とともに、前記信頼テストの結果を示す信頼フラグを各
動きベクトルに関連させる。前記信頼テストは、「閾
値」テストとして知られており、英国特許出願公開公報
第GB−A−2231749号に(図1の装置の他のあ
る特徴と一緒に)記載されている。前記信頼テストは、
またあとで一層詳細に述べる。
生された動きベクトルに関して信頼テスト(confidence
test )を行って当該動きベクトルが平均データレベル
に関して有意である(significant )か否かを確証する
とともに、前記信頼テストの結果を示す信頼フラグを各
動きベクトルに関連させる。前記信頼テストは、「閾
値」テストとして知られており、英国特許出願公開公報
第GB−A−2231749号に(図1の装置の他のあ
る特徴と一緒に)記載されている。前記信頼テストは、
またあとで一層詳細に述べる。
【0032】各ベクトルが偽物である(aliased )か否
かを検出するためのテストも、動きベクトル推定器21
0によって行われる。このテストにおいて、(前記検出
された最小点の周囲の除外区域から離れた)前記相関面
が調べられて次に最も低い最小点を検出する。この2番
目の最小点が前記除外区域の縁に位置していないなら
ば、前記オリジナルの最小点から得られた前記動きベク
トルは、潜在的にエイリアシングされている(偽物であ
るかもしれない)として、フラグが立てられる。
かを検出するためのテストも、動きベクトル推定器21
0によって行われる。このテストにおいて、(前記検出
された最小点の周囲の除外区域から離れた)前記相関面
が調べられて次に最も低い最小点を検出する。この2番
目の最小点が前記除外区域の縁に位置していないなら
ば、前記オリジナルの最小点から得られた前記動きベク
トルは、潜在的にエイリアシングされている(偽物であ
るかもしれない)として、フラグが立てられる。
【0033】動きベクトル低減器220は、前記動きベ
クトルが動きベクトル選択器230に供給される前に、
前記出力フィールドの各画素に対して可能な動きベクト
ルの選択を低減させるように動作する。前記出力フィー
ルドは概念上画素のブロックに分割される。各ブロック
は、前記選択された入力フィールドのうちの早いものの
内の探索ブロックの位置に対応する位置を、前記出力フ
ィールド内に有している。前記動きベクトル低減器は、
前記出力フィールドの各ブロックに関連させられるべき
4つの動きベクトルからなるグループをまとめる。この
とき、当該ブロック内の各画素は、結局は4つの動きベ
クトルからなる当該グループのうちの選択された1つを
用いて補間される。
クトルが動きベクトル選択器230に供給される前に、
前記出力フィールドの各画素に対して可能な動きベクト
ルの選択を低減させるように動作する。前記出力フィー
ルドは概念上画素のブロックに分割される。各ブロック
は、前記選択された入力フィールドのうちの早いものの
内の探索ブロックの位置に対応する位置を、前記出力フ
ィールド内に有している。前記動きベクトル低減器は、
前記出力フィールドの各ブロックに関連させられるべき
4つの動きベクトルからなるグループをまとめる。この
とき、当該ブロック内の各画素は、結局は4つの動きベ
クトルからなる当該グループのうちの選択された1つを
用いて補間される。
【0034】偽物であるとして既にフラグが立てられた
ベクトルは、それらが近くのブロック内のフラグが立て
られていないベクトルと同一ならば、ベクトル低減中に
再び資格が与えられる(re-qualified)。
ベクトルは、それらが近くのブロック内のフラグが立て
られていないベクトルと同一ならば、ベクトル低減中に
再び資格が与えられる(re-qualified)。
【0035】動きベクトル低減器220は、その機能の
一部として、「良い(good)」動きベクトル(すなわ
ち、前記信頼テスト及び前記偽物テストを通過するか、
あるいは偽物でないとして再び資格が与えられた、動き
ベクトル)を得るために用いられた前記入力フィールド
の前記ブロックの位置を考慮しないで、それらの「良
い」動きベクトルの発生の頻度をカウントする。前記良
い動きベクトルは、頻度が減る順に分類される。互いに
有意な異なる前記良い動きベクトルの最も一般的なもの
は、「グローバル(広域)」動きベクトルとして分類さ
れる。前記信頼テストを通過する3つの動きベクトル
が、出力画素の各ブロックに対して選択され、前記ゼロ
動きベクトルとともに、更なる処理のために動きベクト
ル選択器230に供給される。これらの3つの選択され
た動きベクトルは、所定の優先順序で、次の(i)〜
(iii)から選択される。 (i)対応する探索ブロックから発生された動きベクト
ル(「ローカル」動きベクトル) (ii)囲んでいる探索ブロックから発生された動きベ
クトル(「隣接した」動きベクトル) (iii)前記グローバル動きベクトル
一部として、「良い(good)」動きベクトル(すなわ
ち、前記信頼テスト及び前記偽物テストを通過するか、
あるいは偽物でないとして再び資格が与えられた、動き
ベクトル)を得るために用いられた前記入力フィールド
の前記ブロックの位置を考慮しないで、それらの「良
い」動きベクトルの発生の頻度をカウントする。前記良
い動きベクトルは、頻度が減る順に分類される。互いに
有意な異なる前記良い動きベクトルの最も一般的なもの
は、「グローバル(広域)」動きベクトルとして分類さ
れる。前記信頼テストを通過する3つの動きベクトル
が、出力画素の各ブロックに対して選択され、前記ゼロ
動きベクトルとともに、更なる処理のために動きベクト
ル選択器230に供給される。これらの3つの選択され
た動きベクトルは、所定の優先順序で、次の(i)〜
(iii)から選択される。 (i)対応する探索ブロックから発生された動きベクト
ル(「ローカル」動きベクトル) (ii)囲んでいる探索ブロックから発生された動きベ
クトル(「隣接した」動きベクトル) (iii)前記グローバル動きベクトル
【0036】動きベクトル選択器230は、また、サブ
サンプル時間軸変換器及び遅延器180により選択され
るとともに前記動きベクトルを計算するのに用いられた
前記2つの入力フィールドを、入力として受ける。これ
らのフィールドは、これらのフィールドがこれらのフィ
ールドから得られるベクトルと同時に動き選択器230
に供給されるように、適切に遅延される。この動きベク
トルは、動きベクトル低減器220によって供給された
当該ブロックに対する前記4つの動きベクトルから選択
される。
サンプル時間軸変換器及び遅延器180により選択され
るとともに前記動きベクトルを計算するのに用いられた
前記2つの入力フィールドを、入力として受ける。これ
らのフィールドは、これらのフィールドがこれらのフィ
ールドから得られるベクトルと同時に動き選択器230
に供給されるように、適切に遅延される。この動きベク
トルは、動きベクトル低減器220によって供給された
当該ブロックに対する前記4つの動きベクトルから選択
される。
【0037】前記ベクトル選択処理は、テスト中の動き
ベクトルにより指示された前記2つの入力フィールドの
テストブロック間の相関の度合を検出することを含む。
前記テストブロック間の相関の最も大きい度合を有する
前記動きベクトルが、前記出力画素の補間において使用
するために選択される。前記ベクトル選択器によって、
「動きフラグ」も発生される。このフラグは、前記ゼロ
動きベクトルにより指示されたブロック間の相関の度合
が予め設定された閾値より大きいならば、「静的(stat
ic)」(動きがない)に設定される。
ベクトルにより指示された前記2つの入力フィールドの
テストブロック間の相関の度合を検出することを含む。
前記テストブロック間の相関の最も大きい度合を有する
前記動きベクトルが、前記出力画素の補間において使用
するために選択される。前記ベクトル選択器によって、
「動きフラグ」も発生される。このフラグは、前記ゼロ
動きベクトルにより指示されたブロック間の相関の度合
が予め設定された閾値より大きいならば、「静的(stat
ic)」(動きがない)に設定される。
【0038】前記ベクトル後処理装置は、動きベクトル
選択器230により選択された前記動きベクトルを、画
像のどんな垂直又は水平スケーリング(scaling )も反
映するように再フォーマットし、この再フォーマットさ
れたベクトルを補間器140に供給する。前記動きベク
トルを用いて、補間器140は、補間器140に現在供
給されている前記動きベクトルによって示されるどんな
画像の動きも考慮して、時間軸変更器及び遅延器130
により選択された対応する2つの(サブサンプリングさ
れていない)インターレース入力フィールドから1つの
出力フィールドを補間する。
選択器230により選択された前記動きベクトルを、画
像のどんな垂直又は水平スケーリング(scaling )も反
映するように再フォーマットし、この再フォーマットさ
れたベクトルを補間器140に供給する。前記動きベク
トルを用いて、補間器140は、補間器140に現在供
給されている前記動きベクトルによって示されるどんな
画像の動きも考慮して、時間軸変更器及び遅延器130
により選択された対応する2つの(サブサンプリングさ
れていない)インターレース入力フィールドから1つの
出力フィールドを補間する。
【0039】現在の出力画素が画像の動いている又は時
間的に変化している部分内にあることを前記動きフラグ
が示すならば、前記補間器に供給された前記2つの選択
されたフィールドからの画素は、(前記制御信号tによ
り示されたように)前記2つの入力フィールドについて
前記出力フィールドの時間位置に応じた相対比で結合さ
れ、その結果、より近い入力フィールドのより大きい比
が用いられる。前記動きフラグが「静的」にセットされ
ていれば、前記時間的重み付けは各入力フィールドの5
0%で固定される。補間器140の出力は、高精細度出
力信号として出力するため出力バッファ150に与えら
れるとともに、前記動きフラグを用いて、従来の精細度
の出力信号165を発生するダウンコンバータ160に
与えられる。
間的に変化している部分内にあることを前記動きフラグ
が示すならば、前記補間器に供給された前記2つの選択
されたフィールドからの画素は、(前記制御信号tによ
り示されたように)前記2つの入力フィールドについて
前記出力フィールドの時間位置に応じた相対比で結合さ
れ、その結果、より近い入力フィールドのより大きい比
が用いられる。前記動きフラグが「静的」にセットされ
ていれば、前記時間的重み付けは各入力フィールドの5
0%で固定される。補間器140の出力は、高精細度出
力信号として出力するため出力バッファ150に与えら
れるとともに、前記動きフラグを用いて、従来の精細度
の出力信号165を発生するダウンコンバータ160に
与えられる。
【0040】ダウンコンバータ160は、従来の精細度
の装置を用いて、前記装置の出力(例えば、高精細度映
像信号)の表示をモニタし送信し及び/又は記録するこ
とができるようにする。これは、従来の精細度の記録装
置が高精細度の装置に比べて著しく安価であるとともに
非常に普及しているので、有益である。例えば、従来の
精細度の映像及び高精細度の映像を同時に出力すること
が、地上チャンネル及び衛星チャンネルによるそれぞれ
の送信に要求されるであろう。
の装置を用いて、前記装置の出力(例えば、高精細度映
像信号)の表示をモニタし送信し及び/又は記録するこ
とができるようにする。これは、従来の精細度の記録装
置が高精細度の装置に比べて著しく安価であるとともに
非常に普及しているので、有益である。例えば、従来の
精細度の映像及び高精細度の映像を同時に出力すること
が、地上チャンネル及び衛星チャンネルによるそれぞれ
の送信に要求されるであろう。
【0041】サブサンプリング器170は、マトリクス
回路120から受けた前記入力映像フィールドの水平及
び垂直空間サブサンプリングを行ってから、それらの入
力フィールドを時間軸変更器180に供給する。(2:
1の水平デシメーション(間引き)の本例では)前記入
力フィールドが最初に半帯域幅ローパスフィルタにより
プリフィルタリングされ、次に各映像ラインに沿った1
つおきの映像サンプルが放棄され、それによって各映像
ラインに沿ったサンプル数が1/2に減らされる、とい
う点において、水平サブサンプリングは簡単な動作であ
る。
回路120から受けた前記入力映像フィールドの水平及
び垂直空間サブサンプリングを行ってから、それらの入
力フィールドを時間軸変更器180に供給する。(2:
1の水平デシメーション(間引き)の本例では)前記入
力フィールドが最初に半帯域幅ローパスフィルタにより
プリフィルタリングされ、次に各映像ラインに沿った1
つおきの映像サンプルが放棄され、それによって各映像
ラインに沿ったサンプル数が1/2に減らされる、とい
う点において、水平サブサンプリングは簡単な動作であ
る。
【0042】入力フィールドの垂直サブサンプリング
は、本実施例では、入力映像信号50がインターレース
されているという事実によって複雑となっている。これ
は、各インターレースフィールド内の映像サンプルの連
続するラインが事実上離れた2つの映像ラインであると
いうこと、及び、各フィールド内の前記ラインが完全な
フレームの1つの映像ラインだけ前又は後のフィールド
内のラインから垂直に変位されているということを意味
する。
は、本実施例では、入力映像信号50がインターレース
されているという事実によって複雑となっている。これ
は、各インターレースフィールド内の映像サンプルの連
続するラインが事実上離れた2つの映像ラインであると
いうこと、及び、各フィールド内の前記ラインが完全な
フレームの1つの映像ラインだけ前又は後のフィールド
内のラインから垂直に変位されているということを意味
する。
【0043】垂直サブサンプリングへの1つのアプロー
チは、(各々が1125ラインを有する連続する順次走
査された映像フレームを発生するための)順次(プログ
レッシブ)走査変換を行い、その後、前記順次走査され
たフレームを2の率によってサブサンプリングして前記
垂直サブサンプリングを行うことであるかもしれない。
しかし、効率の良い順次走査変換はある程度の動き補償
処理を要求するかもしれず、その処理は動き処理装置1
85の動作に逆に影響するかもしれない。さらに、高精
細度映像信号のリアルタイムの順次走査変換は、特に強
力で複雑な処理装置を要求するかもしれない。
チは、(各々が1125ラインを有する連続する順次走
査された映像フレームを発生するための)順次(プログ
レッシブ)走査変換を行い、その後、前記順次走査され
たフレームを2の率によってサブサンプリングして前記
垂直サブサンプリングを行うことであるかもしれない。
しかし、効率の良い順次走査変換はある程度の動き補償
処理を要求するかもしれず、その処理は動き処理装置1
85の動作に逆に影響するかもしれない。さらに、高精
細度映像信号のリアルタイムの順次走査変換は、特に強
力で複雑な処理装置を要求するかもしれない。
【0044】垂直サブサンプリングへのより簡単なアプ
ローチが、図2に示されている。図2においては、前記
入力フィールドは、まず、(潜在的なエイリアシングを
軽減するために)前記垂直方向にローパスフィルタリン
グされ、次に、(偶数フィールドに対して)下方に又は
(奇数フィールドに対して)上方に映像ラインの半分だ
け垂直に各画素を実効的に変位させるフィルタリング動
作が行われる。その結果として生ずる変位されたフィー
ルドは、2の率により垂直にサブサンプリングされた順
次走査されたフレームと概して同等である。
ローチが、図2に示されている。図2においては、前記
入力フィールドは、まず、(潜在的なエイリアシングを
軽減するために)前記垂直方向にローパスフィルタリン
グされ、次に、(偶数フィールドに対して)下方に又は
(奇数フィールドに対して)上方に映像ラインの半分だ
け垂直に各画素を実効的に変位させるフィルタリング動
作が行われる。その結果として生ずる変位されたフィー
ルドは、2の率により垂直にサブサンプリングされた順
次走査されたフレームと概して同等である。
【0045】要約すると、したがって、前述したサブサ
ンプリング動作の結果は、動き処理装置185が水平及
び垂直方向に2の率により空間的にサブサンプリングさ
れた入力フィールドの対に関して動作するということで
ある。これは、動きベクトル推定に要求される処理を4
の率により軽減する。
ンプリング動作の結果は、動き処理装置185が水平及
び垂直方向に2の率により空間的にサブサンプリングさ
れた入力フィールドの対に関して動作するということで
ある。これは、動きベクトル推定に要求される処理を4
の率により軽減する。
【0046】図3は相関面300の概略図である。該相
関面は、それからこの面が発生される前記2つの入力フ
ィールドのうちの早いものの探索ブロックと前記2つの
入力フィールドのうちの遅いもの内の(より大きい)探
索領域との間の差を示す。したがって、相関におけるピ
ークは、相関面300上の最小点310によって表され
る。相関面300上の最小点310の位置は、当該相関
面から得られる動きベクトルの大きさと方向を決定す
る。
関面は、それからこの面が発生される前記2つの入力フ
ィールドのうちの早いものの探索ブロックと前記2つの
入力フィールドのうちの遅いもの内の(より大きい)探
索領域との間の差を示す。したがって、相関におけるピ
ークは、相関面300上の最小点310によって表され
る。相関面300上の最小点310の位置は、当該相関
面から得られる動きベクトルの大きさと方向を決定す
る。
【0047】図1の装置においては、各動きベクトル
は、それぞれの相関面上の最小点を検出することによっ
て発生される。総計で、動き処理装置185に供給され
た入力フィールドの各対に対して、8000個の相関面
が8000個の動きベクトルの発生に使用するためにベ
クトル推定器210に供給される。
は、それぞれの相関面上の最小点を検出することによっ
て発生される。総計で、動き処理装置185に供給され
た入力フィールドの各対に対して、8000個の相関面
が8000個の動きベクトルの発生に使用するためにベ
クトル推定器210に供給される。
【0048】図1の装置の処理要件を軽減するために、
総数の1/4の相関面のみが、ブロック突合せ器190
に供給された前記2つのサブサンプル入力フィールドの
ブロックの比較によって、発生される。動きベクトルの
発生に用いられるべき相関面は、次に、ブロック突合せ
により発生された相関面から補間される。これは、20
00個の「オリジナル」相関面がブロック突合せ器19
0により発生されて相関面処理装置200に供給される
ことを意味しており、該相関面処理装置200は、次
に、前記2000個のオリジナル相関面から8000個
の「補間」相関面を発生する。該8000個の補間相関
面は動きベクトル推定に用いられる。
総数の1/4の相関面のみが、ブロック突合せ器190
に供給された前記2つのサブサンプル入力フィールドの
ブロックの比較によって、発生される。動きベクトルの
発生に用いられるべき相関面は、次に、ブロック突合せ
により発生された相関面から補間される。これは、20
00個の「オリジナル」相関面がブロック突合せ器19
0により発生されて相関面処理装置200に供給される
ことを意味しており、該相関面処理装置200は、次
に、前記2000個のオリジナル相関面から8000個
の「補間」相関面を発生する。該8000個の補間相関
面は動きベクトル推定に用いられる。
【0049】図4、図5及び図6は、相関面処理装置2
00により行われる相関面の補間を概略的に示す。
00により行われる相関面の補間を概略的に示す。
【0050】図4を参照すると、各オリジナル相関面4
00が、サブサンプル入力フィールドの対のうちの早い
ものの内の特定の位置の探索ブロックをサブサンプル入
力フィールドの対のうちの他のものの内の(より大き
い)探索領域と比較することによって、(ブロック突合
せ器190により)発生される。図5に示されるよう
に、前記探索ブロックは、それぞれの入力フィールド上
に置かれた格子パターン420内のそれぞれの位置(例
えば、位置410)の中央に置かれる。前記探索ブロッ
クから発生された前記オリジナル相関面は、前記格子4
20上の対応するそれぞれの位置410を有している。
00が、サブサンプル入力フィールドの対のうちの早い
ものの内の特定の位置の探索ブロックをサブサンプル入
力フィールドの対のうちの他のものの内の(より大き
い)探索領域と比較することによって、(ブロック突合
せ器190により)発生される。図5に示されるよう
に、前記探索ブロックは、それぞれの入力フィールド上
に置かれた格子パターン420内のそれぞれの位置(例
えば、位置410)の中央に置かれる。前記探索ブロッ
クから発生された前記オリジナル相関面は、前記格子4
20上の対応するそれぞれの位置410を有している。
【0051】前述したように、相関面の数をブロック突
合せにより発生された2000個から動きベクトル推定
器210により要求される8000個に増やすために、
補間処理が相関面処理装置200で行われ、それにより
各オリジナル相関面400から4つの補間相関面43
0,440,450,460が発生される。(実際に
は、囲んでいるオリジナル相関面の数に各補間相関面が
依存するように、フィルタリング処理が用いられる。
合せにより発生された2000個から動きベクトル推定
器210により要求される8000個に増やすために、
補間処理が相関面処理装置200で行われ、それにより
各オリジナル相関面400から4つの補間相関面43
0,440,450,460が発生される。(実際に
は、囲んでいるオリジナル相関面の数に各補間相関面が
依存するように、フィルタリング処理が用いられる。
【0052】前記補間相関面430,440,450,
460は、オリジナル相関面400の実効位置を中央と
しているがオリジナル相関面400の位置から水平及び
垂直にわずかに変位された実効位置(effective positi
ons )を有している。その変位は、オリジナル相関面の
格子(即ち、探索ブロックの格子420)の水平及び垂
直の間隔の分数として、図4に示されている。特に、オ
リジナル相関面400から発生された4つの補間相関面
(以下、相関面をCSと呼ぶことがある。)430,4
40,450,460の変位は、次の通りである。 補間相関面430:(−1/4水平に、−1/4垂直
に) 補間相関面440:(−1/4水平に、+1/4垂直
に) 補間相関面450:(+1/4水平に、+1/4垂直
に) 補間相関面440:(+1/4水平に、−1/4垂直
に)
460は、オリジナル相関面400の実効位置を中央と
しているがオリジナル相関面400の位置から水平及び
垂直にわずかに変位された実効位置(effective positi
ons )を有している。その変位は、オリジナル相関面の
格子(即ち、探索ブロックの格子420)の水平及び垂
直の間隔の分数として、図4に示されている。特に、オ
リジナル相関面400から発生された4つの補間相関面
(以下、相関面をCSと呼ぶことがある。)430,4
40,450,460の変位は、次の通りである。 補間相関面430:(−1/4水平に、−1/4垂直
に) 補間相関面440:(−1/4水平に、+1/4垂直
に) 補間相関面450:(+1/4水平に、+1/4垂直
に) 補間相関面440:(+1/4水平に、−1/4垂直
に)
【0053】前述の変位を用いて相関面を補間すること
の効果が、図6に示されている。図6は、前記補間相関
面の実効位置480の格子470を示している。比較の
ため、オリジナル相関面の位置を示す格子420も、図
6中に(破線で)示されている。
の効果が、図6に示されている。図6は、前記補間相関
面の実効位置480の格子470を示している。比較の
ため、オリジナル相関面の位置を示す格子420も、図
6中に(破線で)示されている。
【0054】動きベクトルを発生するための補間相関面
の使用を図7並びに図8の(a)及び(b)を参照して
説明する。特に、図7はその中で垂直のバー510が時
計方向に回転する画像の一部500の概略図であり、図
8の(a)及び(b)はそれぞれ、バー510の動きを
表すために前記画像から発生されたオリジナル相関面及
び補間相関面を示す。
の使用を図7並びに図8の(a)及び(b)を参照して
説明する。特に、図7はその中で垂直のバー510が時
計方向に回転する画像の一部500の概略図であり、図
8の(a)及び(b)はそれぞれ、バー510の動きを
表すために前記画像から発生されたオリジナル相関面及
び補間相関面を示す。
【0055】図7において、バー510の頂部の動きの
水平成分は+vaであり、バー510の底部の動きの水
平成分は−vaである。バー510の回転中心520に
おけるゼロを通って、前記バーの長さに沿って水平成分
が連続的に変化している。
水平成分は+vaであり、バー510の底部の動きの水
平成分は−vaである。バー510の回転中心520に
おけるゼロを通って、前記バーの長さに沿って水平成分
が連続的に変化している。
【0056】図8(a)に示すように、3つのオリジナ
ル相関面530,540,550が前記画像の部分50
0から発生され、これらのオリジナル相関面の各々を通
るそれぞれの断面が示されている。相関面530におい
て、最小点535は、バー510の頂部の動きを表し、
+vaの動きの水平成分に対応する。相関面540にお
いて、最小点545は、ゼロの動きを示す点にあり、し
たがって、バー510の中心520の動きを表す。最後
に、相関面550において、最小点555は、−vaの
水平成分を示す点にあり、したがって、前記バーの底部
の動きを表す。
ル相関面530,540,550が前記画像の部分50
0から発生され、これらのオリジナル相関面の各々を通
るそれぞれの断面が示されている。相関面530におい
て、最小点535は、バー510の頂部の動きを表し、
+vaの動きの水平成分に対応する。相関面540にお
いて、最小点545は、ゼロの動きを示す点にあり、し
たがって、バー510の中心520の動きを表す。最後
に、相関面550において、最小点555は、−vaの
水平成分を示す点にあり、したがって、前記バーの底部
の動きを表す。
【0057】前述したように、オリジナル相関面53
0,540,550は、動きベクトルの発生においてベ
クトル推定器210により使用されない。代わりに、前
記オリジナル相関面の水平及び垂直間隔の1/2の、補
間相関面が、動きベクトルの補間における使用のために
発生される。5つのそのような補間相関面560,57
0,580,590,600を通る断面が図8(b)に
示されている。該5つの補間相関面560,570,5
80,590,600は、下記のそれぞれの水平動き成
分を示す、それぞれの最小点565,575,585,
595,605を有している。 最小点565:+va (バー510の頂部の水
平の動き) 最小点575:+va/2 (バー510の頂部と中
心520との間の点の水平の動き) 最小点585:0 (バー510の中心52
0の水平の動き) 最小点595:−va/2 (バー510の中心52
0と底部との間の点の水平の動き) 最小点605:−va (バー510の底部の水
平の動き)
0,540,550は、動きベクトルの発生においてベ
クトル推定器210により使用されない。代わりに、前
記オリジナル相関面の水平及び垂直間隔の1/2の、補
間相関面が、動きベクトルの補間における使用のために
発生される。5つのそのような補間相関面560,57
0,580,590,600を通る断面が図8(b)に
示されている。該5つの補間相関面560,570,5
80,590,600は、下記のそれぞれの水平動き成
分を示す、それぞれの最小点565,575,585,
595,605を有している。 最小点565:+va (バー510の頂部の水
平の動き) 最小点575:+va/2 (バー510の頂部と中
心520との間の点の水平の動き) 最小点585:0 (バー510の中心52
0の水平の動き) 最小点595:−va/2 (バー510の中心52
0と底部との間の点の水平の動き) 最小点605:−va (バー510の底部の水
平の動き)
【0058】5つの補間相関面560,570,58
0,590,600は、したがって、オリジナル相関面
530,540,550の垂直空間解像度の2倍で回転
するバー510の動きを表す。
0,590,600は、したがって、オリジナル相関面
530,540,550の垂直空間解像度の2倍で回転
するバー510の動きを表す。
【0059】図9及びこれに連続する図10は、前記相
関面が補間される相関面処理装置200の各半部を示す
概略ブロック図である。
関面が補間される相関面処理装置200の各半部を示す
概略ブロック図である。
【0060】図9及び図10の装置では、前記オリジナ
ル相関面を示す入力データ610が、ブロック突合せ器
190から多数の相関面遅延器620へシリアル(直
列)形式で供給される。各相関面遅延器620は、1つ
の相関面を示すデータの送信時間と同等の期間だけ入力
データ610を遅延させる。これは、相関面遅延器62
0の各々の入力及び出力でのデータが2つの隣接する相
関面内の同一の点を表すことを意味する。
ル相関面を示す入力データ610が、ブロック突合せ器
190から多数の相関面遅延器620へシリアル(直
列)形式で供給される。各相関面遅延器620は、1つ
の相関面を示すデータの送信時間と同等の期間だけ入力
データ610を遅延させる。これは、相関面遅延器62
0の各々の入力及び出力でのデータが2つの隣接する相
関面内の同一の点を表すことを意味する。
【0061】入力データ610は、相関面の完全な1行
(row )(すなわち、探索ブロックの完全な1行から発
生された相関面)の送信時間と同等の期間だけそのデー
タを遅延させる2つの行遅延器630,640にも供給
される。これは、行遅延器(630又は640)の入力
及び出力でのデータが2つの隣接する行内の対応する位
置での2つの相関面内の同一の点を表すことを意味す
る。行遅延器630,640の各々の出力は、直列の4
つの相関面遅延器620に供給される。
(row )(すなわち、探索ブロックの完全な1行から発
生された相関面)の送信時間と同等の期間だけそのデー
タを遅延させる2つの行遅延器630,640にも供給
される。これは、行遅延器(630又は640)の入力
及び出力でのデータが2つの隣接する行内の対応する位
置での2つの相関面内の同一の点を表すことを意味す
る。行遅延器630,640の各々の出力は、直列の4
つの相関面遅延器620に供給される。
【0062】入力データ610、相関面遅延器620の
各々の出力でのデータ、及び行遅延器630,640の
各々の出力でのデータは、加算器650により加算され
る前に、それぞれのフィルタ係数C00,C01,・・
・,C42が乗算される。加算器650の加算出力66
0は、1つの補間相関面内の連続する点を表す。図9及
び図10に示されたフィルタリングの構成を用いること
によって、各補間相関面は、15個の囲んでいるオリジ
ナル相関面内の対応する位置を示すデータの、フィルタ
リングされた組合せによって得られる。
各々の出力でのデータ、及び行遅延器630,640の
各々の出力でのデータは、加算器650により加算され
る前に、それぞれのフィルタ係数C00,C01,・・
・,C42が乗算される。加算器650の加算出力66
0は、1つの補間相関面内の連続する点を表す。図9及
び図10に示されたフィルタリングの構成を用いること
によって、各補間相関面は、15個の囲んでいるオリジ
ナル相関面内の対応する位置を示すデータの、フィルタ
リングされた組合せによって得られる。
【0063】図9及び図10に示された装置を用いて前
記要求された8000個の相関面を発生することによっ
て、8000個の相関面がブロック突合せにより直接発
生される場合に要求されるより著しく少ないデータ処理
ハードウエアが要求される。
記要求された8000個の相関面を発生することによっ
て、8000個の相関面がブロック突合せにより直接発
生される場合に要求されるより著しく少ないデータ処理
ハードウエアが要求される。
【0064】図9及び図10の装置により補間された相
関面が動きベクトル推定器210に与えられると、それ
らは調べられて各面内の最小の差の点(最大相関の点)
を検出する。該最小の差の点からそれぞれの動きベクト
ルが発生される。実際の最小の点の周りの除外領域から
離れた、2番目に最も低い最小点も前記相関面から検出
される。次に、信頼テストが行われて前記相関面の残り
について前記オリジナル最小点の有意性(significanc
e)が検出される。前記信頼テストを通過するこれらの
動きベクトルのみが、補間器140による引き続く使用
のために利用可能にされる。
関面が動きベクトル推定器210に与えられると、それ
らは調べられて各面内の最小の差の点(最大相関の点)
を検出する。該最小の差の点からそれぞれの動きベクト
ルが発生される。実際の最小の点の周りの除外領域から
離れた、2番目に最も低い最小点も前記相関面から検出
される。次に、信頼テストが行われて前記相関面の残り
について前記オリジナル最小点の有意性(significanc
e)が検出される。前記信頼テストを通過するこれらの
動きベクトルのみが、補間器140による引き続く使用
のために利用可能にされる。
【0065】前記ブロック突合せ器に供給された入力フ
ィールドが空間的にサブサンプリングされるということ
は、前記オリジナル相関面の計算が、そうでない場合に
要求されるであろう強力な処理より少ない処理で済むと
いうことを意味する。しかしながら、前記サブサンプリ
ングは、前記オリジナル相関面及び前記補間相関面の空
間的解像度が対応する量だけ低減されるという結果もも
たらす。
ィールドが空間的にサブサンプリングされるということ
は、前記オリジナル相関面の計算が、そうでない場合に
要求されるであろう強力な処理より少ない処理で済むと
いうことを意味する。しかしながら、前記サブサンプリ
ングは、前記オリジナル相関面及び前記補間相関面の空
間的解像度が対応する量だけ低減されるという結果もも
たらす。
【0066】図11は、動きベクトル推定器210の概
略ブロック図であり、前記入力フィールドの前記空間的
サブサンプリングにより引き起こされる前記相関面の空
間解像度の低減がいかにして克服され得るかを示してい
る。動きベクトル推定器210は、ブロック突合せ器1
90からデジタル形式で相関面を受ける。動きベクトル
推定器210は、相関最大検出器212、相関面補間器
214及び改訂最大検出器216を含む。改訂最大検出
器216は、前記相関面からの動きベクトルを動きベク
トル低減器220に供給する。
略ブロック図であり、前記入力フィールドの前記空間的
サブサンプリングにより引き起こされる前記相関面の空
間解像度の低減がいかにして克服され得るかを示してい
る。動きベクトル推定器210は、ブロック突合せ器1
90からデジタル形式で相関面を受ける。動きベクトル
推定器210は、相関最大検出器212、相関面補間器
214及び改訂最大検出器216を含む。改訂最大検出
器216は、前記相関面からの動きベクトルを動きベク
トル低減器220に供給する。
【0067】動きベクトル推定器210の動作を図12
を参照して説明する。図12は、前記相関面を通る(A
−A線に沿った)断面と一緒に、相関面上の点のアレイ
を示す。相関最大検出器212は、ブロック突合せ器1
90から前記相関面を受け、「オリジナル」最大と呼ば
れる点218のような最大相関の点を検出する。相関最
大検出器212は、点218の値及び前記相関面上のそ
れの位置を出力する。
を参照して説明する。図12は、前記相関面を通る(A
−A線に沿った)断面と一緒に、相関面上の点のアレイ
を示す。相関最大検出器212は、ブロック突合せ器1
90から前記相関面を受け、「オリジナル」最大と呼ば
れる点218のような最大相関の点を検出する。相関最
大検出器212は、点218の値及び前記相関面上のそ
れの位置を出力する。
【0068】前記相関面補間器214は、前記オリジナ
ル最大点218の位置を前記オリジナル相関面を表すデ
ータと一緒に受け、2次元補間器を用いて点218を囲
む8個の追加の点を補間する。前記補間点での補間相関
値は、前記補間相関値のいずれかが前記オリジナル最大
より大きい最大を示すかを検出する改訂最大検出器21
6に、前記オリジナル最大値と一緒に、供給される。図
12に示される例では、補間点219が点218より大
きい最大を示しているので、点219によって決まる動
きベクトルが発生されて動きベクトル低減器220に与
えられる。
ル最大点218の位置を前記オリジナル相関面を表すデ
ータと一緒に受け、2次元補間器を用いて点218を囲
む8個の追加の点を補間する。前記補間点での補間相関
値は、前記補間相関値のいずれかが前記オリジナル最大
より大きい最大を示すかを検出する改訂最大検出器21
6に、前記オリジナル最大値と一緒に、供給される。図
12に示される例では、補間点219が点218より大
きい最大を示しているので、点219によって決まる動
きベクトルが発生されて動きベクトル低減器220に与
えられる。
【0069】前述したように、動きベクトル低減器22
0は、前記動きベクトルが動きベクトル選択器230に
供給される前に、前記出力フィールドの各画素に対する
可能な動きベクトルの選択を低減させるように、動作す
る。前記出力フィールドは概念上画素のブロックに分割
され、各ブロックは、前記選択された入力フィールドの
うちの早いもの内の探索ブロックの位置に対応する位置
を前記出力フィールド内に有する。前記動きベクトル低
減器は、前記出力フィールドの各ブロックに関連される
べき4つの動きベクトルからなるグループをまとめ、当
該ブロック内の各画素が結局は当該グループの4つの動
きベクトルのうちの選択された1つを用いて補間され
る。各ブロックに対する前記4つの動きベクトル(前記
ゼロ動きベクトル及び他の3つのベクトル)は、ベクト
ル選択器230に与えられる。
0は、前記動きベクトルが動きベクトル選択器230に
供給される前に、前記出力フィールドの各画素に対する
可能な動きベクトルの選択を低減させるように、動作す
る。前記出力フィールドは概念上画素のブロックに分割
され、各ブロックは、前記選択された入力フィールドの
うちの早いもの内の探索ブロックの位置に対応する位置
を前記出力フィールド内に有する。前記動きベクトル低
減器は、前記出力フィールドの各ブロックに関連される
べき4つの動きベクトルからなるグループをまとめ、当
該ブロック内の各画素が結局は当該グループの4つの動
きベクトルのうちの選択された1つを用いて補間され
る。各ブロックに対する前記4つの動きベクトル(前記
ゼロ動きベクトル及び他の3つのベクトル)は、ベクト
ル選択器230に与えられる。
【0070】動きベクトル選択器230は、各出力画素
の補間に使用するために、各ブロックに対応する前記4
つの動きベクトルのそれぞれの1つを選択する。この選
択は、前記4つの動きベクトルの各々により指示され
た、画素のテストブロックを比較して前記テストブロッ
ク間の最も高い度合の相関を有する動きベクトルを選択
することによって、行われる。空間的にサブサンプリン
グされた入力フィールドの使用がこの処理に与える影響
をより少なくするために、前記テストブロック内の画素
値は、以下に述べるように、囲んでいる画素から補間さ
れる。
の補間に使用するために、各ブロックに対応する前記4
つの動きベクトルのそれぞれの1つを選択する。この選
択は、前記4つの動きベクトルの各々により指示され
た、画素のテストブロックを比較して前記テストブロッ
ク間の最も高い度合の相関を有する動きベクトルを選択
することによって、行われる。空間的にサブサンプリン
グされた入力フィールドの使用がこの処理に与える影響
をより少なくするために、前記テストブロック内の画素
値は、以下に述べるように、囲んでいる画素から補間さ
れる。
【0071】図13及び図14は、動きベクトル選択器
230により行われる画素の補間を示す。
230により行われる画素の補間を示す。
【0072】前述したように、動きベクトル選択器23
0は、動きベクトル低減器220からのローカル動きベ
クトル及びグローバル動きベクトルと、前記2つのサブ
サンプリングされた入力フィールドであってこれらから
前記動きベクトルが発生された入力フィールドと、時間
軸変更器180からの前記制御信号tと、を受ける。現
在の出力フィールド705内の各画素700に対して、
前記動きベクトル選択器は、当該画素に対する前記4つ
の可能な動きベクトルの各々を、前の入力フィールド7
10及び後の入力フィールド720の各々内の当該動き
ベクトルにより指定された画素のブロックを比較するこ
とによって、テストする。この比較は、前記2つのブロ
ック内の対応する画素間の絶対輝度差の総和を計算する
ことによって、行われる。その総和が低いほど前記ブロ
ック間の相関は高い。しかしながら、入力フィールド7
10,720が水平方向には2の率で垂直方向には2の
率でサブサンプリングされるので、1つおきの画素が前
記ブロックから欠けており、したがって、動きベクトル
選択中に行われる前記テストのため前記欠けている画素
を再構成するために、補間が用いられている。図14に
おいて、補間されるべき欠けている画素は、P1 〜P5
によって表されており、存在している画素A,B,C,
Dから次のようにして発生される。 P1=(A+B)/2 P2=(A+C)/2 P3=(A+B+C+D)/4など。1つのインターレ
ース映像フォーマットをもう1つのインターレース映像
フォーマットに変換する例を述べてきたが、本装置は、
下記を含む多数のインターレース及びノンインターレー
スフィルム及び映像信号フォーマット間の変換に適して
いる。1125/60、2:1のインターレース映像信
号、1125/30、1:1のノンインターレース映像
信号、1250/50、2:1のインターレース映像信
号、1250/25、1:1のノンインターレース映像
信号、525/60、2:1のインターレース映像信
号、525/30、1:1のノンインターレース映像信
号、625/50、2:1のインターレース映像信号、
625/25、1:1のノンインターレース映像信号、
及び1125/24、3232のプルダウン(pull-dow
n )映像信号。
0は、動きベクトル低減器220からのローカル動きベ
クトル及びグローバル動きベクトルと、前記2つのサブ
サンプリングされた入力フィールドであってこれらから
前記動きベクトルが発生された入力フィールドと、時間
軸変更器180からの前記制御信号tと、を受ける。現
在の出力フィールド705内の各画素700に対して、
前記動きベクトル選択器は、当該画素に対する前記4つ
の可能な動きベクトルの各々を、前の入力フィールド7
10及び後の入力フィールド720の各々内の当該動き
ベクトルにより指定された画素のブロックを比較するこ
とによって、テストする。この比較は、前記2つのブロ
ック内の対応する画素間の絶対輝度差の総和を計算する
ことによって、行われる。その総和が低いほど前記ブロ
ック間の相関は高い。しかしながら、入力フィールド7
10,720が水平方向には2の率で垂直方向には2の
率でサブサンプリングされるので、1つおきの画素が前
記ブロックから欠けており、したがって、動きベクトル
選択中に行われる前記テストのため前記欠けている画素
を再構成するために、補間が用いられている。図14に
おいて、補間されるべき欠けている画素は、P1 〜P5
によって表されており、存在している画素A,B,C,
Dから次のようにして発生される。 P1=(A+B)/2 P2=(A+C)/2 P3=(A+B+C+D)/4など。1つのインターレ
ース映像フォーマットをもう1つのインターレース映像
フォーマットに変換する例を述べてきたが、本装置は、
下記を含む多数のインターレース及びノンインターレー
スフィルム及び映像信号フォーマット間の変換に適して
いる。1125/60、2:1のインターレース映像信
号、1125/30、1:1のノンインターレース映像
信号、1250/50、2:1のインターレース映像信
号、1250/25、1:1のノンインターレース映像
信号、525/60、2:1のインターレース映像信
号、525/30、1:1のノンインターレース映像信
号、625/50、2:1のインターレース映像信号、
625/25、1:1のノンインターレース映像信号、
及び1125/24、3232のプルダウン(pull-dow
n )映像信号。
【0073】ここでは添付図面を参照して本発明の図示
した実施例を詳細に説明してきたが、本発明は、それら
の厳密な実施例に限定されるものではなく、請求項によ
り定義される本発明の範囲及び精神を逸脱することな
く、それらの種々の変更及び修正を行い得るものであ
る。
した実施例を詳細に説明してきたが、本発明は、それら
の厳密な実施例に限定されるものではなく、請求項によ
り定義される本発明の範囲及び精神を逸脱することな
く、それらの種々の変更及び修正を行い得るものであ
る。
【0074】
【発明の効果】したがって、要約すると、本発明の多数
の特徴は、変換処理の質及び解像度を著しく低下させる
ことなく、高精細度映像信号への標準方式変換、高精細
度映像信号からの標準方式変換、及び、高精細度映像信
号から高精細度映像信号への標準方式変換の処理必要要
件を軽減するのに役立つ。これらの特徴は、以下の通り
である。 1.インターレース入力フィールドからの出力フィール
ドの補間。これによって、入力フィールドの順次走査の
必要性が取り除かれる。 2.前記入力フィールドの空間的にサブサンプリングさ
れたものからの動きベクトルの発生。これによって、本
実施例では4の率で、ブロック突合せの処理費が軽減さ
れる。 3.2000個のオリジナル相関面から8000個の相
関面を補間すること。8000個の動きベクトルが発生
され引き続く補間において使用可能にされ得るが、ブロ
ック突合せ処理は2000回行われるのみである。 4.サブピクセル精度まで各補間相関面内で最小検出を
行うこと。これは、サブサンプリング処理により生ずる
相関面の解像度のロスを軽減するのに役立つ。 5.動きベクトル選択中にテストブロックにおいて使用
するために画素値が補間される。これも、サブサンプリ
ング処理により生ずる相関面の解像度のロスを軽減する
のに役立つ。
の特徴は、変換処理の質及び解像度を著しく低下させる
ことなく、高精細度映像信号への標準方式変換、高精細
度映像信号からの標準方式変換、及び、高精細度映像信
号から高精細度映像信号への標準方式変換の処理必要要
件を軽減するのに役立つ。これらの特徴は、以下の通り
である。 1.インターレース入力フィールドからの出力フィール
ドの補間。これによって、入力フィールドの順次走査の
必要性が取り除かれる。 2.前記入力フィールドの空間的にサブサンプリングさ
れたものからの動きベクトルの発生。これによって、本
実施例では4の率で、ブロック突合せの処理費が軽減さ
れる。 3.2000個のオリジナル相関面から8000個の相
関面を補間すること。8000個の動きベクトルが発生
され引き続く補間において使用可能にされ得るが、ブロ
ック突合せ処理は2000回行われるのみである。 4.サブピクセル精度まで各補間相関面内で最小検出を
行うこと。これは、サブサンプリング処理により生ずる
相関面の解像度のロスを軽減するのに役立つ。 5.動きベクトル選択中にテストブロックにおいて使用
するために画素値が補間される。これも、サブサンプリ
ング処理により生ずる相関面の解像度のロスを軽減する
のに役立つ。
【0075】前述の方策を適用する結果として、前述の
処理必要要件を軽減するという効果との組合せて、(本
実施例では)高精細度映像信号フォーマット間でリアル
タイムに変換するように装置を構成できるという効果が
得られる。
処理必要要件を軽減するという効果との組合せて、(本
実施例では)高精細度映像信号フォーマット間でリアル
タイムに変換するように装置を構成できるという効果が
得られる。
【図1】本発明を用いた動き補償テレビジョン標準方式
変換装置の概略ブロック図である。
変換装置の概略ブロック図である。
【図2】インターレース映像フィールドの垂直サブサン
プリングを説明する概略図である。
プリングを説明する概略図である。
【図3】相関面の例を示す概略図である。
【図4】相関面の補間を概略的に説明する図(その1)
である。
である。
【図5】相関面の補間を概略的に説明する図(その2)
である。
である。
【図6】相関面の補間を概略的に説明する図(その3)
である。
である。
【図7】回転バーを含む画像の一部の概略図である。
【図8】図7の画像から得られたオリジナル相関面及び
補間相関面の概略図である。
補間相関面の概略図である。
【図9】相関面処理装置の半部の概略ブロック図であ
る。
る。
【図10】図9と連続する図であって、前記相関面処理
装置の他の半部の概略図である。
装置の他の半部の概略図である。
【図11】動きベクトル推定器の概略ブロック図であ
る。
る。
【図12】相関面上の点のアレイを説明する図である。
【図13】動きベクトル選択中に行われる画素補間を概
略的に説明する図(その1)である。
略的に説明する図(その1)である。
【図14】動きベクトル選択中に行われる画素補間を概
略的に説明する図(その2)である。
略的に説明する図(その2)である。
140 補間器(動き補償補間器) 160 ダウンコンバータ 170 サブサンプリング器 180 時間軸変更器及び遅延器 185 動き処理装置 190 ブロック突合せ器(ブロック比較器) 200 相関面処理装置 210 動きベクトル推定器 220 動きベクトル低減器 230 動きベクトル選択器 240 動きベクトル後処理装置
フロントページの続き (31)優先権主張番号 9307410:2 (32)優先日 1993年4月8日 (33)優先権主張国 イギリス(GB) (31)優先権主張番号 9307411:0 (32)優先日 1993年4月8日 (33)優先権主張国 イギリス(GB) (31)優先権主張番号 9307442:5 (32)優先日 1993年4月8日 (33)優先権主張国 イギリス(GB) (31)優先権主張番号 9307448:2 (32)優先日 1993年4月8日 (33)優先権主張国 イギリス(GB) (31)優先権主張番号 9307473:0 (32)優先日 1993年4月8日 (33)優先権主張国 イギリス(GB) (72)発明者 マーチン レックス ドリコット イギリス国 ハンプシャー,ベーシングス トーク,ベーシング,リングフィールド クロース 6 (72)発明者 カール ウィリアム ウォルターズ イギリス国 バークシャー,レディング, グレートノリス ストリート 139
Claims (16)
- 【請求項1】 入力デジタル映像信号の入力画像をサブ
サンプリングして対応するサブサンプル画像を発生する
サブサンプリング器と、 前記サブサンプル画像の対からの画素のブロックを比較
して第1の複数個のオリジナル相関面を発生するブロッ
ク比較器であって、前記オリジナル相関面の各々は前記
それぞれの画素のブロック間の相関を示す相関値のアレ
イを含むものであるブロック比較器と、 前記オリジナル相関面から補間によって第2の複数個の
補間相関面を発生する手段であって、前記第2の複数個
の数が前記第1の複数個の数より大きい相関面発生手段
と、 各補間相関面内の相関値間を補間して前記補間相関面内
の最大相関の点を検出する手段と、 前記補間相関面内の前記検出された最大相関の点に応じ
て、各補間相関面からそれぞれの動きベクトルを発生す
る手段と、 サブサンプル画像の前記対内の、テスト中の動きベクト
ルにより指示されたテストブロックを比較することによ
って、出力デジタル映像信号の出力画像のそれぞれの画
素の補間に使用するための動きベクトルを選択する手段
であって、各テストブロックが前記それぞれのサブサン
プル画像の画素及び該画素から補間されたテスト値を含
む動きベクトル選択手段と、 前記それぞれの選択された動きベクトルに応じて、サブ
サンプル画像の前記対に対応する前記入力デジタル映像
信号の入力画像の対から前記出力画像を補間する動き補
償補間器とを含むことを特徴とする動き補償映像信号処
理装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の動き補償映像信号処理装
置であって、 前記入力デジタル映像信号が所定の解像度を有し、 デジタル映像信号を受信する手段と、前記受信されたデ
ジタル映像信号が前記所定の解像度より低い解像度を有
している場合に、前記受信されたデジタル映像信号にダ
ミー画素値を加えて前記入力デジタル映像信号を発生す
る手段とを含むことを特徴とする動き補償映像信号処理
装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の動き補償映像信号処理装
置であって、前記ダミー画素値が黒色画素を示す画素値
であることを特徴とする動き補償映像信号処理装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の動き補償映像信号処理装
置であって、前記最初に述べた出力デジタル映像信号か
ら第2の出力デジタル映像信号を発生するダウンコンバ
ータを含み、該第2の出力デジタル映像信号が前記最初
に述べた出力デジタル映像信号より低い解像度を有する
ことを特徴とする動き補償映像信号処理装置。 - 【請求項5】 請求項1記載の動き補償映像信号処理装
置であって、 それぞれの出力画像の補間に使用するために入力画像の
対を選択する第1の時間軸変更器と、 サブサンプル画像の対であって前記第1の時間軸変更器
により選択された入力画像の前記対に対応するものを、
サブサンプル画像の当該対の間の画像の動きを示す動き
ベクトルのそれぞれのセットの発生に使用するために、
選択する第2の時間軸変更器とを含むことを特徴とする
動き補償映像信号処理装置。 - 【請求項6】 請求項5記載の動き補償映像信号処理装
置であって、 前記第1の時間軸変更器は、当該画像の補間に使用する
ために選択された入力画像の前記対について各出力画像
の時間位置を示す制御信号を発生する手段を含み、 前記第2の時間軸変更器は、動きベクトルの前記発生に
使用するために選択されたサブサンプル画像の前記対に
ついて各出力画像の時間位置を示す制御信号を発生する
手段を含むことを特徴とする動き補償映像信号処理装
置。 - 【請求項7】 請求項1記載の動き補償映像信号処理装
置であって、前記入力デジタル映像信号が高解像度映像
信号であることを特徴とする動き補償映像信号処理装
置。 - 【請求項8】 請求項1記載の動き補償映像信号処理装
置であって、前記入力デジタル映像信号がインターレー
ス映像信号であることを特徴とする動き補償映像信号処
理装置。 - 【請求項9】 請求項1記載の動き補償映像信号処理装
置であって、 前記入力デジタル映像信号が、 1125/60、2:1のインターレース映像信号、 1125/30、1:1のノンインターレース映像信
号、 1250/50、2:1のインターレース映像信号、 1250/25、1:1のノンインターレース映像信
号、 525/60、2:1のインターレース映像信号、 525/30、1:1のノンインターレース映像信号、 625/50、2:1のインターレース映像信号、 625/25、1:1のノンインターレース映像信号、
及び1125/24、3232のプルダウン映像信号 からなるグループから選択されることを特徴とする動き
補償映像信号処理装置。 - 【請求項10】 請求項1記載の動き補償映像信号処理
装置であって、前記出力デジタル映像信号が高解像度映
像信号であることを特徴とする動き補償映像信号処理装
置。 - 【請求項11】 請求項1記載の動き補償映像信号処理
装置であって、前記出力デジタル映像信号がインターレ
ース映像信号であることを特徴とする動き補償映像信号
処理装置。 - 【請求項12】 請求項1記載の動き補償映像信号処理
装置であって、 前記出力デジタル映像信号が、 1125/60、2:1のインターレース映像信号、 1125/30、1:1のノンインターレース映像信
号、 1250/50、2:1のインターレース映像信号、 1250/25、1:1のノンインターレース映像信
号、 525/60、2:1のインターレース映像信号、 525/30、1:1のノンインターレース映像信号、 625/50、2:1のインターレース映像信号、 625/25、1:1のノンインターレース映像信号、
及び1125/24、3232のプルダウン映像信号 からなるグループから選択されることを特徴とする動き
補償映像信号処理装置。 - 【請求項13】 請求項1記載の動き補償映像信号処理
装置を含むことを特徴とするテレビジョン標準方式変換
装置。 - 【請求項14】 請求項1記載の動き補償映像信号処理
装置を含むことを特徴とするフィルム標準方式変換装
置。 - 【請求項15】 フィルム標準方式とテレビジョン標準
方式との間の変換を行う装置であって、請求項1記載の
動き補償映像信号処理装置を含むことを特徴とする標準
方式変換装置。 - 【請求項16】 入力デジタル映像信号の入力画像をサ
ブサンプリングして対応するサブサンプル画像を発生す
る段階と、 前記サブサンプル画像の対からの画素のブロックを比較
して第1の複数個のオリジナル相関面を発生する段階で
あって、前記オリジナル相関面の各々は前記それぞれの
画素のブロック間の相関を示す相関値のアレイを含むも
のである段階と、 前記オリジナル相関面から補間によって第2の複数個の
補間相関面を発生する段階であって、前記第2の複数個
の数が前記第1の複数個の数より大きい段階と、 各補間相関面内の相関値間で補間して前記補間相関面内
の最大相関の点を検出する段階と、 前記補間相関面内の前記検出された最大相関の点に応じ
て、各補間相関面からそれぞれの動きベクトルを発生す
る段階と、 サブサンプル画像の前記対内のテストブロックであって
テスト中の動きベクトルにより指示されたテストブロッ
クを比較することによって、出力デジタル映像信号の出
力画像のそれぞれの画素の補間に使用するために動きベ
クトルを選択する段階であって、各テストブロックが前
記それぞれのサブサンプル画像の画素及び該画素から補
間されたテスト値を含むものである段階と、 前記それぞれの選択された動きベクトルに応じて、サブ
サンプル画像の前記対に対応する前記入力デジタル映像
信号の入力画像の対から前記出力画像を補間する段階と
を含むことを特徴とする動き補償映像信号処理方法。
Applications Claiming Priority (16)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB9307473:0 | 1993-04-08 | ||
GB9307411A GB2277001B (en) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | Motion compensated video standards conversion |
GB9307407:8 | 1993-04-08 | ||
GB9307411:0 | 1993-04-08 | ||
GB9307442:5 | 1993-04-08 | ||
GB9307409:4 | 1993-04-08 | ||
GB9307409A GB2277012B (en) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | Image data storage |
GB9307473A GB2277004B (en) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | Motion compensated video signal processing |
GB9307448A GB2277003B (en) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | Motion compensated image processing |
GB9307410A GB2277000B (en) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | Motion compensated video signal processing |
GB9312129:1 | 1993-04-08 | ||
GB9307448:2 | 1993-04-08 | ||
GB9307410:2 | 1993-04-08 | ||
GB9307407A GB2276999B (en) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | Motion compensated video signal processing |
GB9307442A GB2277002B (en) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | Motion compensated video signal processing |
GB9312129A GB2277006B (en) | 1993-04-08 | 1993-06-11 | Motion compensated video signal processing |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06326980A true JPH06326980A (ja) | 1994-11-25 |
Family
ID=27571309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6871494A Pending JPH06326980A (ja) | 1993-04-08 | 1994-04-06 | 動き補償映像信号処理方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06326980A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006035584A1 (ja) * | 2004-09-28 | 2006-04-06 | Sony Corporation | 符号化装置、符号化方法、符号化方法のプログラム及び符号化方法のプログラムを記録した記録媒体 |
GB2431805A (en) * | 2005-10-31 | 2007-05-02 | Sony Uk Ltd | Video motion detection |
US7813558B2 (en) | 2005-01-11 | 2010-10-12 | Nec Corporation | Template matching method, template matching apparatus, and recording medium that records program for it |
JP2011070568A (ja) * | 2009-09-28 | 2011-04-07 | Fujitsu Ltd | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム |
JP2011525761A (ja) * | 2008-06-26 | 2011-09-22 | テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) | デジタルビデオにおける繰り返しの検出 |
US9565792B2 (en) | 2012-11-19 | 2017-02-07 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Connection structure and inverter |
CN111669562A (zh) * | 2019-03-05 | 2020-09-15 | 美商光程研创股份有限公司 | 高分辨率三维图像处理装置及图像处理方法 |
-
1994
- 1994-04-06 JP JP6871494A patent/JPH06326980A/ja active Pending
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CN111669562B (zh) * | 2019-03-05 | 2024-06-04 | 美商光程研创股份有限公司 | 高分辨率三维图像处理装置及图像处理方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040601 |