[go: up one dir, main page]

JPH0632081Y2 - 内視鏡のバルーン取付具 - Google Patents

内視鏡のバルーン取付具

Info

Publication number
JPH0632081Y2
JPH0632081Y2 JP5242389U JP5242389U JPH0632081Y2 JP H0632081 Y2 JPH0632081 Y2 JP H0632081Y2 JP 5242389 U JP5242389 U JP 5242389U JP 5242389 U JP5242389 U JP 5242389U JP H0632081 Y2 JPH0632081 Y2 JP H0632081Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
balloon
insertion portion
negative pressure
retracting
pressure generating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5242389U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02143901U (ja
Inventor
俊積 田中
Original Assignee
富士写真光機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 富士写真光機株式会社 filed Critical 富士写真光機株式会社
Priority to JP5242389U priority Critical patent/JPH0632081Y2/ja
Publication of JPH02143901U publication Critical patent/JPH02143901U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0632081Y2 publication Critical patent/JPH0632081Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、内視鏡における挿入部の先端にバルーンを被
着させるためのバルーン取付具に関するものである。
[従来の技術] 内視鏡は、患者の体内等に挿入される挿入部と、この挿
入部を遠隔操作するための本体操作部とを備え、挿入部
を体内に挿入して、検査,診断を行ったり、また簡単な
治療その他の処置を施すために用いられるものである。
このために、挿入部の先端には、体内の観察対象部に向
けて照明光を照射するための照明窓と、観察を行うため
の観察窓が設けられると共に、治療その他の処置を施す
ための処置具を導出させる処置具導出部が形成され。さ
らに観察窓及び体腔壁等の洗浄を行うための洗浄流体供
給部が設けられるようになっている。そして、この洗浄
用流体供給部からは、洗浄水及びエアを噴出させること
ができるようになっている。
而して、体管の狭窄な部位を検査する場合において、十
分に広い観察視界を得るためには、当該狭窄な部位を押
し広げる必要がある。このために、第5図に示したよう
に、挿入部1の先端には透明なラテックス等の可撓性に
富んだバルーン2を装着し、このバルーン2内に洗浄用
流体供給部3からエアを供給して該バルーン2を膨出さ
せて、狭窄体管部Cを押し広げることにより観察視界を
広くするようにしている。
また、第6図に示したように、処置具としてレーザプロ
ーブ4を用いて、患部のコアギュレーションを行うため
には、該レーザプローブ4を挿入部1に設けた処置具挿
通チャンネル5から挿入して患部に向けてレーザ光を照
射するが、このときにそのレーザ出射端4aに凝固物等が
付着しないように保護したり、光を拡散させたりするた
めに、該レーザ出射端4aを胃壁等の体壁Pから離間させ
るようにしなければならない。このためにも挿入部1の
先端にバルーン2が取り付けられて、洗浄用流体供給部
3(または処置具挿通チャンネル5)から水を供給して
該バルーン2を膨出させることにより、レーザプローブ
4のレーザ出射端4aを確実に体壁Pから離間させるよう
にしている。
前述したように、検査,診断すべき部位や処置の種類に
応じて、挿入部1の先端にバルーン2が適宜装着される
ことになるが、従来は、このバルーン2の取り付けは、
第7図に示したように、該バルーン2の端部を手で押し
広げて、挿入部1の先端に被着させ、この状態で該バル
ーン2を引っ張ったり、しごいたりすることにより所定
の長さ分だけ押し込むようにして行われるようになって
いる。
さらに、前述したようにバルーン2の装着が完了する
と、該バルーン2が挿入部1から逸脱しないように保持
するために、ゴムリング等からなる締付リング6が装着
されるが、この締付リング6の装着は、第8図に示した
ように、筒状のリング装着用治具7を用いて行われるこ
とになる。
[考案が解決しようとする課題] ところで、バルーン2は自由状態においては、挿入部1
より細径となっており、また挿入部1の外面はシリコン
ゴム等からなる外皮層により覆われているので、バルー
ン2がこの外皮層と密着することになるために、該バル
ーン2の挿入部1への押し込みに対する抵抗が著しく大
きくなり、それを所定の長さまで挿入部1に押し込む操
作は極めて困難であるという欠点がある。そして、この
バルーン2の押し込み長さが十分でない場合には、たと
え締付リング6を装着したとしても、内部にエアや水を
封入したときに、その圧力によって挿入部1から抜け出
してしまうことになる。
本考案は叙上の点に鑑みてなされたものであって、その
目的とするところは、バルーンを極めて容易に、しかも
必要な長さ分だけ確実に挿入部内に押し込んだ状態に被
着させることができるようにした内視鏡のバルーン取付
具を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前述した目的を達成するために、本考案は、先端が開口
すると共に、内視鏡の挿入部が挿入可能な内径を有し、
バルーンの先端部が嵌合されるバルーン引込筒体と、該
バルーン引込筒体に嵌着したバルーンを該バルーン引込
筒体の内面に沿うように拡径させるために、その内部を
負圧にする負圧発生手段とを備える構成としたことをそ
の特徴とするものである。
[作用] 前述したように構成することにより、バルーンの端部を
バルーン引込筒体に可能させた状態で、負圧発生手段に
よりこの筒体の内部を負圧にすると、バルーンは該筒体
の内部に引き込まれると共に、その内面に密着するよう
に拡径することになる。そこで、挿入部の先端をこの筒
体内に挿入して、バルーンの該筒体の外面に嵌着してい
る部分を取り外すと、該バルーンは縮径し、挿入部の外
面に被着させることができるようになる。
而して、バルーン端部のバルーン引込筒体に対する嵌合
部の長さは、該筒体内を負圧にさせて、その内部に引き
込まれたときに外れることがない程度であればよく、従
って、このバルーンの筒体への着脱操作は極めて簡単で
ある。また、筒体の長さ及び負圧発生手段によりバルー
ン引込筒体内に発生する負圧の程度によりバルーンの挿
入部への嵌着部分の長さをコントロールすることができ
るので、確実に必要な長さだけ被着させることができる
ことになり、このようにしてバルーンを被着させた後
に、締付リングを装着すれば、該バルーン内にエアや水
等を封入したときに、このバルーンが挿入部から逸脱す
るおそれはない。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。而して、本実施例において、前述した従来技術と同
一または均等な構成部材については、従来技術の説明に
おいて用いたと同一の符号を付して、その説明を省略す
るものとする。
まず、第1図において、10はバルーン取付具を示し、該
バルーン取付具10は、バルーン2を拡径させるためのバ
ルーン引込筒体11と、該バルーン引込筒部11に連なる負
圧発生筒部12とを有し、このバルーン引込筒体11と負圧
発生筒部12との間には、隔壁13が設けられると共に、該
隔壁13には連通孔14が穿設されている。
バルーン引込筒部11は、先端が開口した円筒状の部材か
らなり、その内径は挿入部1の外径より大きくなってい
る。ここで、バルーン引込筒体11の内径と挿入部1の外
径との径差はバルーン2を該バルーン引込筒体11の内面
に密着させた状態で、該挿入部1をバルーン引込筒体11
内に容易に挿入することができるようにする程度となっ
ていなければならないが、両者の径差を可及的に少なく
することが望ましい。また、バルーン引込筒部11の長
さ、即ちその開口端部から隔壁13の形成部までの長さ
は、少なくともバルーン2の挿入部1への挿入長さ分を
必要とするが、このバルーン2の挿入部1への挿入長さ
を確実に一定に保持させるには、両長さが同一となるよ
うに設定しておけばよい。
次に、負圧発生筒部12には、負圧発生手段としてのピス
トン15が挿嵌されており、該ピストン15にはロッド16が
連設されて、該ロッド16は負圧発生筒部12外にまで延在
されている。そして、このロッド16の先端には操作子17
が取り付けられている。従って、ピストン15を隔壁13に
近接した位置に置いた状態にして、操作子17を引き出す
ように操作すれば、負圧発生筒部12の内部を負圧にする
ことができるようになっている。
本実施例は前述のように構成されるもので、次に、この
バルーン取付具10を用いて挿入部1の先端にバルーン2
を被着させる方法について説明する。
まず、第1図に示したように、負圧発生筒部12内のピス
トン15を隔壁13に当接させるか、またはその近傍位置に
配置する。この状態で、バルーン引込筒体11の開口端側
にバルーン2を押し広げるようにして嵌合させる。ここ
で、このバルーン2の嵌合部の長さは、後述する如く、
該バルーン2をバルーン引込筒部11内に引き込んだとき
に、外れることがない程度で良く、従って、該バルーン
引込筒部11に押し込む必要がなくなるので、バルーン2
の装着は極めて容易である。
次に、第2図に示したように、操作子17を矢印方向に引
き出す。これにより負圧発生筒部12内が負圧となり、該
負圧発生筒部12と連通孔14を介して連通するバルーン引
込筒体11内の圧力が低下して、バルーン2は該バルーン
引込筒部11内に引き込まれる。しかしながら、該バルー
ン2の端部はバルーン引込筒部11に嵌合した状態となっ
ているから、当該嵌合部から折り返されて、該バルーン
引込筒部11の内面に密着するように拡径されることにな
る。
然る後に、第3図に示したように、内視鏡の挿入部1の
先端をバルーン引込筒部11内に挿入して、第4図に示し
たように、該バルーン2のバルーン引込筒部11への端部
嵌合部分を取り外す。この結果、バルーン2は縮径され
て、挿入部1の外面に被着される。而して、このバルー
ン2の端部嵌合部分のバルーン引込筒体11からの取り外
しは、該バルーン2の端部を手で押し広げるようにして
もよく、また操作子17を操作してピストン15を負圧発生
筒部12内に押し込むように操作することによっても行う
ことができる。
このように、バルーン取付具10を用いれば、バルーン2
の挿入部1への被着操作が著しく簡単になると共に、該
バルーン2を確実に所定の長さまで押し込むことができ
るようになる。このようにして挿入部1にバルーン2を
被着した状態で、リング装着用治具7を用いて締付リン
グ6を装着することにより、バルーン2は極めて安定し
た状態で挿入部1に装着されることになり、該バルーン
2内にエアや水等の流体を封入したときに、このバルー
ン2が挿入部1から逸脱する不都合を生じるのを確実に
防止することができる。
なお、前述した実施例においては、バルーン引込筒部11
と負圧発生筒部12との間に隔壁13を設けると共に、両者
を連通させるための連通孔14を設ける構成としたものを
示したが、このように構成することにより、ピストン15
を負圧発生筒部12内に摺動させたときに、該ピストン15
と負圧発生筒部12との間に噛み込まれるのを防止するこ
とができると共に、バルーン引込筒部11内の圧力が急激
に低下するのを防止することができるので好ましいが、
このようなおそれがなければ、必ずしも隔壁13を設ける
必要はない。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案は、先端が開放したバルー
ン拡径用のバルーン引込筒体と、該バルーン引込筒体の
開放端に嵌着させたバルーンを該筒体の内面に沿うよう
に拡径させるために、その内部を負圧にする負圧発生手
段とからバルーンを内視鏡の挿入部に被着させるための
バルーン取付具を構成したので、極めて簡単な構成で、
バルーンを挿入部に容易に、しかも該バルーンを確実に
必要な嵌合長さを確保することができる等の優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の一実施例を示すものであっ
て、第1図はバルーン取付具の断面図、第2図,第3図
及び第4図はその作動説明図、第5図及び第6図はそれ
ぞれ異なる操作によるバルーンの作動状態を示す作動説
明図、第7図は従来技術によるバルーンの挿入部への被
着方法を示す説明図、第8図はリング装着用治具の作動
説明図である。 1:挿入部、2:バルーン、10:バルーン取付具、11:
バルーン引込筒部、12:負圧発生筒部、13:隔壁、14:
連通孔、15:ピストン、16:ロッド、17:操作子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡の挿入部の先端に、流体を封入する
    ことにより膨出するバルーンを被着させるためのものに
    おいて、先端が開口すると共に、前記挿入部が挿入可能
    な内径を有し、前記バルーンの先端部が嵌合されるバル
    ーン引込筒体と、該バルーン引込筒体に嵌着したバルー
    ンを該バルーン引込筒体の内面に沿うように拡径させる
    ために、その内部を負圧にする負圧発生手段とを備える
    構成としたことを特徴とする内視鏡のバルーン取付具。
JP5242389U 1989-05-08 1989-05-08 内視鏡のバルーン取付具 Expired - Lifetime JPH0632081Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5242389U JPH0632081Y2 (ja) 1989-05-08 1989-05-08 内視鏡のバルーン取付具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5242389U JPH0632081Y2 (ja) 1989-05-08 1989-05-08 内視鏡のバルーン取付具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02143901U JPH02143901U (ja) 1990-12-06
JPH0632081Y2 true JPH0632081Y2 (ja) 1994-08-24

Family

ID=31572714

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5242389U Expired - Lifetime JPH0632081Y2 (ja) 1989-05-08 1989-05-08 内視鏡のバルーン取付具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0632081Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02143901U (ja) 1990-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4594612B2 (ja) 挿入補助具
JP4772446B2 (ja) 内視鏡挿入補助具及び内視鏡装置
US20090227835A1 (en) Balloon Guided Endoscopy
HUT51906A (en) Instrument for diagnosing and curing the illnesses of nose
JPS6051913B2 (ja) バル−ンカテ−テル
JPH07289514A (ja) 内視鏡の先端レンズ洗浄管
JPH0152011B2 (ja)
DE69227097D1 (de) Chirurgische vorrichtung
JPS6125377B2 (ja)
JP2001503294A (ja) 内視鏡用の器具
JP2001503659A (ja) プローブ素子
JPH0632081Y2 (ja) 内視鏡のバルーン取付具
EP0993316B1 (en) Device to facilitate the removal of bile duct stones
JP2988865B2 (ja) 医療用吸引装置
JP3422213B2 (ja) 内視鏡ガイド装置
JPH0128581B2 (ja)
JPH11123197A (ja) 吸引生検具
JP2563833Y2 (ja) バルーンカテーテル
JP2937101B2 (ja) 内視鏡装置
JPS6010562Y2 (ja) 内視鏡
JP3146908B2 (ja) 体腔内検査装置
JP2005137814A (ja) 内視鏡用鉗子栓
JPH0346725Y2 (ja)
JPH0515487A (ja) 内視鏡におけるバルーン装着方法
JP6720016B2 (ja) 内視鏡システム用のシース装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term