JPH06311192A - ディジタル復調器 - Google Patents
ディジタル復調器Info
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- JPH06311192A JPH06311192A JP5117611A JP11761193A JPH06311192A JP H06311192 A JPH06311192 A JP H06311192A JP 5117611 A JP5117611 A JP 5117611A JP 11761193 A JP11761193 A JP 11761193A JP H06311192 A JPH06311192 A JP H06311192A
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 5
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 10
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- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 2
- 239000002131 composite material Substances 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 17
- 238000005562 fading Methods 0.000 description 5
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 3
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- 101100173585 Schizosaccharomyces pombe (strain 972 / ATCC 24843) fft1 gene Proteins 0.000 description 1
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Landscapes
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】送信データが複数の搬送波で多重化された多位
相変調波を受信して検波する復調器の回路規模を縮小し
て小形化する。 【構成】受信入力iをFFT11で各搬送波のI,Q信
号に分離し、逆FFT12で合成I,Q信号を生成し、
1つの等化器13によって復調データから逆FFT16
で再合成したI,Q信号を参照信号として受信入力の等
化を行うように構成した。 【効果】搬送波の数に関係なく1つの等化器で等化でき
るため回路規模が縮小される。
相変調波を受信して検波する復調器の回路規模を縮小し
て小形化する。 【構成】受信入力iをFFT11で各搬送波のI,Q信
号に分離し、逆FFT12で合成I,Q信号を生成し、
1つの等化器13によって復調データから逆FFT16
で再合成したI,Q信号を参照信号として受信入力の等
化を行うように構成した。 【効果】搬送波の数に関係なく1つの等化器で等化でき
るため回路規模が縮小される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル無線通信の
変復調方式の一つであるマルチキャリア型変復調方式の
送受信機に用いられる準同期検波方式の復調器に関し、
特に、等化器付ディジタル復調器に関するものである。
変復調方式の一つであるマルチキャリア型変復調方式の
送受信機に用いられる準同期検波方式の復調器に関し、
特に、等化器付ディジタル復調器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】まず、送信側の変調器について説明す
る。図3(A)はマルチキャリア型変調器の構成例を示
すブロック図である。送信するディジタルデータaは、
バッファ1により、多重シンボル数n個(通常nは10
〜100程度)毎にn個の変調器2〜4に対してシンボ
ルデータbを分割出力する。#1〜#nの各変調器2〜
4は、入力されたシンボルデータbによって、それぞれ
互いに異なる周波数の搬送波(キャリア)を直交変調す
る。加算器5は、その各キャリアの変調信号gを加算し
て最終的な変調信号hを出力する。図3(B)は(A)
の変調器2〜4のそれぞれのブロック図である。図4は
I,Q信号配置例図であり、QPSK(quadrature pha
se sift keying、4相位相変調)方式の場合の信号配置
(位相ダイヤグラム;phase trajectory) 例を示す。キ
ャリア毎のシンボルデータbは、I,Q変換器2−1に
より、図4の2ビットデータに従って同相成分I(I)
データcと直交成分Q(I)データd(Iは1〜n)に
変換される。各成分データc,dに対して、互いにπ/
2位相のずれたキャリア周波数信号e,fを乗算器2−
4,2−5でそれぞれ乗算した後、加算器2−6で加算
することにより、キャリア毎の変調信号gが得られる。
このn個の変調信号gを図3(A)の加算器5で加算す
ることによりマルチキャリア変調信号(QPSK変調
波)hが得られる。
る。図3(A)はマルチキャリア型変調器の構成例を示
すブロック図である。送信するディジタルデータaは、
バッファ1により、多重シンボル数n個(通常nは10
〜100程度)毎にn個の変調器2〜4に対してシンボ
ルデータbを分割出力する。#1〜#nの各変調器2〜
4は、入力されたシンボルデータbによって、それぞれ
互いに異なる周波数の搬送波(キャリア)を直交変調す
る。加算器5は、その各キャリアの変調信号gを加算し
て最終的な変調信号hを出力する。図3(B)は(A)
の変調器2〜4のそれぞれのブロック図である。図4は
I,Q信号配置例図であり、QPSK(quadrature pha
se sift keying、4相位相変調)方式の場合の信号配置
(位相ダイヤグラム;phase trajectory) 例を示す。キ
ャリア毎のシンボルデータbは、I,Q変換器2−1に
より、図4の2ビットデータに従って同相成分I(I)
データcと直交成分Q(I)データd(Iは1〜n)に
変換される。各成分データc,dに対して、互いにπ/
2位相のずれたキャリア周波数信号e,fを乗算器2−
4,2−5でそれぞれ乗算した後、加算器2−6で加算
することにより、キャリア毎の変調信号gが得られる。
このn個の変調信号gを図3(A)の加算器5で加算す
ることによりマルチキャリア変調信号(QPSK変調
波)hが得られる。
【0003】本発明は、このようにして送出されたマル
チキャリア変調信号(QPSK変調波)を受信する受信
機の復調器を対象とするものである。図5(A)は従来
の復調器のブロック図、(B)はその各キャリア毎に設
けられている検波器のブロック図である。図5(A)に
おいて、受信信号iは、#1〜#n検波器6〜8で各キ
ャリア毎に検波されてI’,Q’信号jが出力される。
バッファ10は各キャリアのI’(I),Q’(I)信
号jを図4の信号配置に従って1シンボル2ビットのデ
ィジタルデータに並/直変換して復調ディジタルデータ
kを出力する。図5(B)の検波器は、受信信号iの各
キャリアに対して、互いにπ/2位相シフトしたキャリ
ア周波数信号を乗算器6−2,6−4で乗算し、LPF
(低域通過フィルタ)6−5,6−6で帯域制限するこ
とによりキャリア毎のI’(I),Q’(I)信号を得
る。I,Q判定器6−7では、図4のI,Q信号配置に
従って判定し、1シンボル2ビットのデータjを出力す
る。図5の検波器6〜8は、直交検波の原理から1つの
FFT(ファーストフーリエ変換)に置き換えることが
できることが知られているので、図5(A)を図6のよ
うな構成で表すことができる。以下の説明ではマルチキ
ャリア用検波器6〜8を図6のようにFFT61として
表す。
チキャリア変調信号(QPSK変調波)を受信する受信
機の復調器を対象とするものである。図5(A)は従来
の復調器のブロック図、(B)はその各キャリア毎に設
けられている検波器のブロック図である。図5(A)に
おいて、受信信号iは、#1〜#n検波器6〜8で各キ
ャリア毎に検波されてI’,Q’信号jが出力される。
バッファ10は各キャリアのI’(I),Q’(I)信
号jを図4の信号配置に従って1シンボル2ビットのデ
ィジタルデータに並/直変換して復調ディジタルデータ
kを出力する。図5(B)の検波器は、受信信号iの各
キャリアに対して、互いにπ/2位相シフトしたキャリ
ア周波数信号を乗算器6−2,6−4で乗算し、LPF
(低域通過フィルタ)6−5,6−6で帯域制限するこ
とによりキャリア毎のI’(I),Q’(I)信号を得
る。I,Q判定器6−7では、図4のI,Q信号配置に
従って判定し、1シンボル2ビットのデータjを出力す
る。図5の検波器6〜8は、直交検波の原理から1つの
FFT(ファーストフーリエ変換)に置き換えることが
できることが知られているので、図5(A)を図6のよ
うな構成で表すことができる。以下の説明ではマルチキ
ャリア用検波器6〜8を図6のようにFFT61として
表す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】マルチキャリア変調方
式は、1キャリア当りの伝送帯域がキャリア数に逆比例
して小さくなるため、陸上移動通信で避けて通ることの
できない周波数選択性フェージングに強いという利点が
ある。しかし、通常のアナログ無線機に使用しているベ
ースバンドモデム(周波数帯域300〜2700Hz)
を、HF帯(3MHz〜30MHz)で使用する場合、
電離層反射による最大3mSに及ぶマルチパス遅延波の
発生する環境下のため受信データの誤り率が低下し、十
分な誤り率特性が得られない。図7はマルチパスフェー
ジング(2波レベル比=1対1)によるマルチキャリア
モデムのスペクトラム例図である。図から明らかなよう
に、マルチパスフェージングにより周波数選択性フェー
ジングが発生し、一部のキャリアのレベルが大きく減衰
を受ける。この問題を解決する方法として等化器が有効
であることが知られている。図8は等化器を用いた従来
の復調器の構成例図である。図のように、従来の回路
は、各キャリア毎に等化器と判定器を設け、各キャリア
毎に等化する方式であり、マルチキャリア方式の場合、
キャリア数に対応する多数(100>n>10)の等化
器が必要となるためハードウェアの規模が大幅に増加す
る欠点がある。
式は、1キャリア当りの伝送帯域がキャリア数に逆比例
して小さくなるため、陸上移動通信で避けて通ることの
できない周波数選択性フェージングに強いという利点が
ある。しかし、通常のアナログ無線機に使用しているベ
ースバンドモデム(周波数帯域300〜2700Hz)
を、HF帯(3MHz〜30MHz)で使用する場合、
電離層反射による最大3mSに及ぶマルチパス遅延波の
発生する環境下のため受信データの誤り率が低下し、十
分な誤り率特性が得られない。図7はマルチパスフェー
ジング(2波レベル比=1対1)によるマルチキャリア
モデムのスペクトラム例図である。図から明らかなよう
に、マルチパスフェージングにより周波数選択性フェー
ジングが発生し、一部のキャリアのレベルが大きく減衰
を受ける。この問題を解決する方法として等化器が有効
であることが知られている。図8は等化器を用いた従来
の復調器の構成例図である。図のように、従来の回路
は、各キャリア毎に等化器と判定器を設け、各キャリア
毎に等化する方式であり、マルチキャリア方式の場合、
キャリア数に対応する多数(100>n>10)の等化
器が必要となるためハードウェアの規模が大幅に増加す
る欠点がある。
【0005】本発明の目的は、前述の欠点を解決し、キ
ャリア数増加によるハードウェエア規模の増大を軽減す
ることのできるディジタル復調器を提供することにあ
る。
ャリア数増加によるハードウェエア規模の増大を軽減す
ることのできるディジタル復調器を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のディジタル復調
器は、本発明のディジタル復調器は、互いに周波数の異
なる複数の搬送波が送信データで変調されたマルチキャ
リア変調信号を受信して検波した後のベースバンド受信
信号を入力とし各搬送波の直交検波I,Q信号に変換分
離する第1の高速フーリエ変換器と、該直交検波I,Q
信号をそれぞれ全搬送波について合成して合成I,Q信
号を出力する第1の逆高速フーリエ変換器と、該逆高速
フーリエ変換器からの合成I,Q信号を、前回の量子化
信号を合成した等化目標信号によって更新されたタップ
係数を用いて等化したIE,QE 信号を出力する等化器
と、該等化器の出力を各搬送波毎に分離してIE (I)
, QE (I)信号を出力する第2の高速フーリエ変換器
と、該第2の高速フーリエ変換器の出力をシンボル同期
信号のシンボルの中央点でデータ判定を行い量子化信号
を出力する判定器と、該判定器からの出力を全搬送波に
ついて合成して前記等化器に前記等化目標信号として与
える第2の逆高速フーリエ変換器と、前記判定器からの
出力を並/直変換して所望の復調ディジタル信号を出力
するバッファとを備えたことを特徴とするものである。
器は、本発明のディジタル復調器は、互いに周波数の異
なる複数の搬送波が送信データで変調されたマルチキャ
リア変調信号を受信して検波した後のベースバンド受信
信号を入力とし各搬送波の直交検波I,Q信号に変換分
離する第1の高速フーリエ変換器と、該直交検波I,Q
信号をそれぞれ全搬送波について合成して合成I,Q信
号を出力する第1の逆高速フーリエ変換器と、該逆高速
フーリエ変換器からの合成I,Q信号を、前回の量子化
信号を合成した等化目標信号によって更新されたタップ
係数を用いて等化したIE,QE 信号を出力する等化器
と、該等化器の出力を各搬送波毎に分離してIE (I)
, QE (I)信号を出力する第2の高速フーリエ変換器
と、該第2の高速フーリエ変換器の出力をシンボル同期
信号のシンボルの中央点でデータ判定を行い量子化信号
を出力する判定器と、該判定器からの出力を全搬送波に
ついて合成して前記等化器に前記等化目標信号として与
える第2の逆高速フーリエ変換器と、前記判定器からの
出力を並/直変換して所望の復調ディジタル信号を出力
するバッファとを備えたことを特徴とするものである。
【0007】さらに、前記第1の高速フーリエ変換器と
第1の逆高速フーリエ変換器の代わりに、前記マルチキ
ャリア変調信号を受信して中間周波数に変換した信号を
入力とし、直交検波して前記合成I,Q信号を出力する
直交検波器を備えたことを特徴とするものである。
第1の逆高速フーリエ変換器の代わりに、前記マルチキ
ャリア変調信号を受信して中間周波数に変換した信号を
入力とし、直交検波して前記合成I,Q信号を出力する
直交検波器を備えたことを特徴とするものである。
【0008】すなわち、1つの等化器によって全キャリ
アを一括して等化するように構成したことが要旨であ
る。
アを一括して等化するように構成したことが要旨であ
る。
【0009】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例を示すブロック
図である。図において、11は高速フーリエ変換器(F
FT)、12は逆FFT、13は等化器、14はFF
T、15は判定器、16は逆FFT、17は並列データ
を直列データに変換するバッファ、18はシンボル同期
回路である。
図である。図において、11は高速フーリエ変換器(F
FT)、12は逆FFT、13は等化器、14はFF
T、15は判定器、16は逆FFT、17は並列データ
を直列データに変換するバッファ、18はシンボル同期
回路である。
【0010】受信信号(検波後のベースバンド信号)i
は、FFT11により各キャリア毎に直交検波信号I’
(I),Q’(I)(Iは1〜n)に変換される。この
直交検波信号I’(I),Q’(I)信号は逆FFT1
2で変調され、同相成分I,直交成分Q毎にnキャリア
分合成される。その結果、全キャリアを合成したI,Q
の2つの信号が出力される。等化器13は、前回のシン
ボルで所望の信号IR ,QR (逆FFT16の出力)を
用いて更新されたタップ係数を用いて等化し、IE ,Q
E 信号を出力する。等化器13から出力されたIE ,Q
E 信号は、FFT14により各キャリアに分離されてI
E (I),QE (I)信号となり、判定器15に入力さ
れる。判定器15は、シンボル同期回路18から与えら
れる時刻(シンボルの中央点)における信号点I
E (I),QE (I)を、図4の信号配置に従ってデー
タ判定する。バッファ17は全キャリア分の復調データ
を保持し、並/直列変換して復調ディジタルデータを出
力する。判定器15で図4の信号配置のどれかに判定,
量子化されたキャリア数分の量子化信号IR (I),Q
R (I)(Iは1〜n)は、逆FFT16により全キャ
リアを合成したIR ,QR 信号に変換され、等化器13
のタップ係数更新時の所望の信号(等化のターゲット)
となる。
は、FFT11により各キャリア毎に直交検波信号I’
(I),Q’(I)(Iは1〜n)に変換される。この
直交検波信号I’(I),Q’(I)信号は逆FFT1
2で変調され、同相成分I,直交成分Q毎にnキャリア
分合成される。その結果、全キャリアを合成したI,Q
の2つの信号が出力される。等化器13は、前回のシン
ボルで所望の信号IR ,QR (逆FFT16の出力)を
用いて更新されたタップ係数を用いて等化し、IE ,Q
E 信号を出力する。等化器13から出力されたIE ,Q
E 信号は、FFT14により各キャリアに分離されてI
E (I),QE (I)信号となり、判定器15に入力さ
れる。判定器15は、シンボル同期回路18から与えら
れる時刻(シンボルの中央点)における信号点I
E (I),QE (I)を、図4の信号配置に従ってデー
タ判定する。バッファ17は全キャリア分の復調データ
を保持し、並/直列変換して復調ディジタルデータを出
力する。判定器15で図4の信号配置のどれかに判定,
量子化されたキャリア数分の量子化信号IR (I),Q
R (I)(Iは1〜n)は、逆FFT16により全キャ
リアを合成したIR ,QR 信号に変換され、等化器13
のタップ係数更新時の所望の信号(等化のターゲット)
となる。
【0011】図2は本発明の第2の実施例を示すブロッ
ク図である。この第2の実施例は、復調器の入力受信信
号を中間周波数(IF)段から取り出す場合の構成例で
あり、図1の第1の実施例におけけるFFT11,逆F
FT12を直交検波器19に置き換えたものである。従
って、他の構成要素は図1の第1の実施例の該当要素と
同じである。等化器13のタップ係数の更新は、シンボ
ル同期回路18から与えられたシンボルの中央点で、判
定データ更新後の信号を用いて一般的なRLS(Recurs
iveLeast Square)またはLMS(Least Mean Square
)アルゴリズムにより行われる。
ク図である。この第2の実施例は、復調器の入力受信信
号を中間周波数(IF)段から取り出す場合の構成例で
あり、図1の第1の実施例におけけるFFT11,逆F
FT12を直交検波器19に置き換えたものである。従
って、他の構成要素は図1の第1の実施例の該当要素と
同じである。等化器13のタップ係数の更新は、シンボ
ル同期回路18から与えられたシンボルの中央点で、判
定データ更新後の信号を用いて一般的なRLS(Recurs
iveLeast Square)またはLMS(Least Mean Square
)アルゴリズムにより行われる。
【0012】このような構成にすることにより、図8に
示した従来の構成と比較すると、図1の第1の実施例で
は新たに1つのFFT回路及び2つの逆FFT回路を追
加する必要があり、図2の第2の実施例では直交検波器
と1つのFFT回路及び1つの逆FFTが追加される
が、等化器,判定器は全キャリアについて1つのみにな
り、復調器全体の回路規模としては大幅に縮小すること
ができる。
示した従来の構成と比較すると、図1の第1の実施例で
は新たに1つのFFT回路及び2つの逆FFT回路を追
加する必要があり、図2の第2の実施例では直交検波器
と1つのFFT回路及び1つの逆FFTが追加される
が、等化器,判定器は全キャリアについて1つのみにな
り、復調器全体の回路規模としては大幅に縮小すること
ができる。
【0013】以上の実施例では、QPSK(4相PS
K)の方式の場合について示したが、例えば、π/4シ
フトQPSK,多相PSK,多値QAM(16QAM,
64QAMなど)の方式にも適用できる。
K)の方式の場合について示したが、例えば、π/4シ
フトQPSK,多相PSK,多値QAM(16QAM,
64QAMなど)の方式にも適用できる。
【0014】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明を実
施することにより、キャリア数の多少によらずに、1つ
の等化器で復調器を実現することができるため、復調器
の回路規模が大幅に縮小され、実用上の効果は極めて大
きい。
施することにより、キャリア数の多少によらずに、1つ
の等化器で復調器を実現することができるため、復調器
の回路規模が大幅に縮小され、実用上の効果は極めて大
きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図3】QPSK変調器の構成例図である。
【図4】QPSK変調器のI,Q信号配置図である。
【図5】従来の復調器の構成例図である。
【図6】従来の復調器の構成例図である。
【図7】マルチキャリア変調信号の選択性フェージング
下のスペクトラム例図である。
下のスペクトラム例図である。
【図8】従来の等化器を用いた復調器の構成例図であ
る。
る。
1 バッファ 2,3,4 変調器 2−1 I,Q変換器 2−2 搬送波発生器 2−3 π/2移相器 2−4,2−5 乗算器 2−6 加算器 5 加算器 6,7,8 検波器 6−1 搬送波発生器 6−2,6−4 乗算器 6−3 π/2移相器 6−5,6−6 LPF 6,7 I,Q判定器 9 シンボル同期回路 10 バッファ 11,14 FFT 12,16 逆FFT 13 等化器 15 判定器 17 バッファ 18 シンボル同期回路 19 直交検波器 61 FFT
Claims (2)
- 【請求項1】 互いに周波数の異なる複数の搬送波が送
信データで変調されたマルチキャリア変調信号を受信し
て検波した後のベースバンド受信信号を入力とし各搬送
波の直交検波I,Q信号に変換分離する第1の高速フー
リエ変換器と、 該直交検波I,Q信号をそれぞれ全搬送波について合成
して合成I,Q信号を出力する第1の逆高速フーリエ変
換器と、 該逆高速フーリエ変換器からの合成I,Q信号を、前回
の量子化信号を合成した等化目標信号によって更新され
たタップ係数を用いて等化したIE,QE 信号を出力する
等化器と、 該等化器の出力を各搬送波毎に分離してIE (I), Q
E (I)信号を出力する第2の高速フーリエ変換器と、 該第2の高速フーリエ変換器の出力をシンボル同期信号
のシンボルの中央点でデータ判定を行い量子化信号を出
力する判定器と、 該判定器からの出力を全搬送波について合成して前記等
化器に前記等化目標信号として与える第2の逆高速フー
リエ変換器と、 前記判定器からの出力を並/直変換して所望の復調ディ
ジタル信号を出力するバッファとを備えたディジタル復
調器。 - 【請求項2】 請求項1記載の第1の高速フーリエ変換
器と第1の逆高速フーリエ変換器の代わりに、前記マル
チキャリア変調信号を受信して中間周波数に変換した信
号を入力とし、直交検波して前記合成I,Q信号を出力
する直交検波器を備えたことを特徴とする請求項1記載
のディジタル復調器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5117611A JPH06311192A (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | ディジタル復調器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5117611A JPH06311192A (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | ディジタル復調器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06311192A true JPH06311192A (ja) | 1994-11-04 |
Family
ID=14716050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5117611A Pending JPH06311192A (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | ディジタル復調器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06311192A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001017149A1 (fr) * | 1999-08-31 | 2001-03-08 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Appareil de communication ofdm et procede d'estimation du chemin de propagation |
WO2006129061A2 (en) * | 2005-06-01 | 2006-12-07 | Tecteon Plc | Phase difference calculator |
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1993
- 1993-04-22 JP JP5117611A patent/JPH06311192A/ja active Pending
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