JPH06307919A - 回転部振れ測定装置 - Google Patents
回転部振れ測定装置Info
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- JPH06307919A JPH06307919A JP9431193A JP9431193A JPH06307919A JP H06307919 A JPH06307919 A JP H06307919A JP 9431193 A JP9431193 A JP 9431193A JP 9431193 A JP9431193 A JP 9431193A JP H06307919 A JPH06307919 A JP H06307919A
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- coils
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- shaft
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明の目的は、回転軸の振動や軸振れを直
接、計測できるようにした計測装置を提供することにあ
る。 【構成】 励磁コイル9bと、検出コイル9aとを用
い、検出コイルは離間して配置されるコイル1対を互い
に逆向きに電流が流れるように結線して構成し、この検
出コイルは上記1対のコイルを互いに測定対象の回転軸
9e,4の軸線を介して対向する位置となるよう配置す
ると共に、この検出コイルを上記回転軸を囲んで対向離
間するように静止部分の定位置に複数固定し、上記励磁
コイルは上記回転軸の周囲に上記検出コイルと対向させ
て複数設けて構成する。
接、計測できるようにした計測装置を提供することにあ
る。 【構成】 励磁コイル9bと、検出コイル9aとを用
い、検出コイルは離間して配置されるコイル1対を互い
に逆向きに電流が流れるように結線して構成し、この検
出コイルは上記1対のコイルを互いに測定対象の回転軸
9e,4の軸線を介して対向する位置となるよう配置す
ると共に、この検出コイルを上記回転軸を囲んで対向離
間するように静止部分の定位置に複数固定し、上記励磁
コイルは上記回転軸の周囲に上記検出コイルと対向させ
て複数設けて構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、発電機等の回
転機器における回転軸の振動や軸振れ等の異常を監視す
るために用いる測定装置であって、回転軸の振動や軸振
れを直接、測定できるようにした回転部振れ測定装置に
関するものである。
転機器における回転軸の振動や軸振れ等の異常を監視す
るために用いる測定装置であって、回転軸の振動や軸振
れを直接、測定できるようにした回転部振れ測定装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】発電機や電動機等の回転機においては、
その回転部は静止部の軸受部分で支持され、回転駆動さ
れるが、その使用条件並びに環境条件により振動・軸振
れを増大させ、回転部と静止部の接触による破損、軸受
部の焼損など、回転機として重大な事故に至らしめるケ
ースがある。
その回転部は静止部の軸受部分で支持され、回転駆動さ
れるが、その使用条件並びに環境条件により振動・軸振
れを増大させ、回転部と静止部の接触による破損、軸受
部の焼損など、回転機として重大な事故に至らしめるケ
ースがある。
【0003】そこで、回転部と静止部で組立て上、精度
を要求される回転機に関しては、従来、その接触防止の
ため、警報装置を設けて、振動・軸振れ等の接触の危険
を事前に検出し、停止させる手法をとっている。
を要求される回転機に関しては、従来、その接触防止の
ため、警報装置を設けて、振動・軸振れ等の接触の危険
を事前に検出し、停止させる手法をとっている。
【0004】しかしながら、この警報装置としては、通
例は軸受温度の上昇等のような二次的な方法で振動・軸
振れ等の接触の危険を検知する方式が主であり、この場
合、危険を早期に検知して回転機を運転停止させると云
ったことはできない。そこで、近年では、振動自体を検
知する方式も徐々にではあるが採用されつつあるが、こ
れであっても、回転軸の振動を直接、測定しているもの
ではなく、軸受台の振動を測定する間接的な方式であ
る。
例は軸受温度の上昇等のような二次的な方法で振動・軸
振れ等の接触の危険を検知する方式が主であり、この場
合、危険を早期に検知して回転機を運転停止させると云
ったことはできない。そこで、近年では、振動自体を検
知する方式も徐々にではあるが採用されつつあるが、こ
れであっても、回転軸の振動を直接、測定しているもの
ではなく、軸受台の振動を測定する間接的な方式であ
る。
【0005】軸受台の振動を測定することにより、回転
軸の振動を監視する方式は、伝わる振動の大きさが回転
軸の振動と密接に係わりを持つことから、信頼性は高い
方ではあるが、回転軸の振動が小さいうちは検知できな
い。
軸の振動を監視する方式は、伝わる振動の大きさが回転
軸の振動と密接に係わりを持つことから、信頼性は高い
方ではあるが、回転軸の振動が小さいうちは検知できな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】発電機や電動機等の回
転機においては、その回転部は静止部の軸受部分で支持
され、回転駆動されるが、その使用条件並びに環境条件
により振動・軸振れを増大させ、回転部と静止部の接触
による破損、軸受部の焼損など、回転機として重大な事
故に至らしめるケースがあることから、このような回転
機に関しては、従来、その接触防止のため、警報装置を
設けて、振動・軸振れ等の接触の危険を事前に検出し、
停止させるようにしている。
転機においては、その回転部は静止部の軸受部分で支持
され、回転駆動されるが、その使用条件並びに環境条件
により振動・軸振れを増大させ、回転部と静止部の接触
による破損、軸受部の焼損など、回転機として重大な事
故に至らしめるケースがあることから、このような回転
機に関しては、従来、その接触防止のため、警報装置を
設けて、振動・軸振れ等の接触の危険を事前に検出し、
停止させるようにしている。
【0007】しかしながら、この警報装置は軸受温度や
軸受台の振動を測定する間接的な検出方式により回転軸
の振動を検知して警報を出すものであり、直接的に回転
軸の振動を検知して警報を出すものではない。そのた
め、警報を出す基準も曖昧なものとなり易く、精度良く
警報を出すのが難しい。
軸受台の振動を測定する間接的な検出方式により回転軸
の振動を検知して警報を出すものであり、直接的に回転
軸の振動を検知して警報を出すものではない。そのた
め、警報を出す基準も曖昧なものとなり易く、精度良く
警報を出すのが難しい。
【0008】すなわち、警報装置による危険の検知は、
軸振動が大きくなる等、軸損傷の危険と云った状況に陥
った場合に、それを防止すべく運転停止をする等の処置
をとるために行っており、回転軸が僅かに振動している
ような状態で警報を出すと、安定した運転が実施できな
くなり、また、逆にある程度大きな振動となってから警
報を出すようにすると、時すでに遅く、危険を回避でき
ないと云った問題が生じる。
軸振動が大きくなる等、軸損傷の危険と云った状況に陥
った場合に、それを防止すべく運転停止をする等の処置
をとるために行っており、回転軸が僅かに振動している
ような状態で警報を出すと、安定した運転が実施できな
くなり、また、逆にある程度大きな振動となってから警
報を出すようにすると、時すでに遅く、危険を回避でき
ないと云った問題が生じる。
【0009】従って、適切な段階で警報を出すようにす
るには、回転軸の振れの大きさを直接的に測定できるよ
うな装置の開発が必要である。そこで、本発明の目的と
するところは、回転軸の振動や軸振れを直接的に計測で
きるようにした回転部振れ測定装置を提供することにあ
る。
るには、回転軸の振れの大きさを直接的に測定できるよ
うな装置の開発が必要である。そこで、本発明の目的と
するところは、回転軸の振動や軸振れを直接的に計測で
きるようにした回転部振れ測定装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のように構成する。すなわち、励磁コイ
ル(超導電コイル)と、検出コイル(案内コイル)とを
用い、検出コイルは離間して配置されるコイル1対を互
いに逆向きに電流が流れるように結線して構成し、この
検出コイルは上記1対のコイルを互いに測定対象となる
回転軸の軸線を介して対向する位置となるよう配置する
と共に、この検出コイルを上記回転軸を囲んで対向離間
するように静止部分の定位置に複数固定し、上記励磁コ
イルは回転軸の周囲に上記検出コイルと対向させて複数
設けて構成する。
め、本発明は次のように構成する。すなわち、励磁コイ
ル(超導電コイル)と、検出コイル(案内コイル)とを
用い、検出コイルは離間して配置されるコイル1対を互
いに逆向きに電流が流れるように結線して構成し、この
検出コイルは上記1対のコイルを互いに測定対象となる
回転軸の軸線を介して対向する位置となるよう配置する
と共に、この検出コイルを上記回転軸を囲んで対向離間
するように静止部分の定位置に複数固定し、上記励磁コ
イルは回転軸の周囲に上記検出コイルと対向させて複数
設けて構成する。
【0011】
【作用】本発明はヌルフラックスの原理を応用するもの
で、その原理は、超導電コイルと、案内コイルとを用
い、案内コイルは離間して配置されるコイル1対を互い
に逆向きに電流が流れるように結線して構成し、超導電
コイルが案内コイルを形成するコイル1対の間を通過す
るとき、定位置であれば対を成すコイルには互いに同一
の大きさで逆向きの電流が誘導されるので、互いに打ち
消し合い、電磁的な作用はないが、超導電コイルが案内
コイルを形成するコイル1対の間をいずれかに偏って通
過するときは、距離的に近い方のコイルに大きな誘導電
流が生じ、電磁的な反発力を発生し、遠い方ではこの誘
導電流が逆向きに流れるので吸引力を発生して案内コイ
ルと超導電コイルの位置関係を正常な位置に戻そうとす
る作用が働くと云ったものである。
で、その原理は、超導電コイルと、案内コイルとを用
い、案内コイルは離間して配置されるコイル1対を互い
に逆向きに電流が流れるように結線して構成し、超導電
コイルが案内コイルを形成するコイル1対の間を通過す
るとき、定位置であれば対を成すコイルには互いに同一
の大きさで逆向きの電流が誘導されるので、互いに打ち
消し合い、電磁的な作用はないが、超導電コイルが案内
コイルを形成するコイル1対の間をいずれかに偏って通
過するときは、距離的に近い方のコイルに大きな誘導電
流が生じ、電磁的な反発力を発生し、遠い方ではこの誘
導電流が逆向きに流れるので吸引力を発生して案内コイ
ルと超導電コイルの位置関係を正常な位置に戻そうとす
る作用が働くと云ったものである。
【0012】本発明は上記の構成としてヌルフラックス
の原理を活用するものであり、検出コイル(案内コイ
ル)は離間して配置されるコイル1対を互いに逆向きに
電流が流れるように結線して構成し、この検出コイルは
上記1対のコイルを互いに回転軸の軸線を介して対向す
る位置となるよう配置すると共に、この検出コイルを回
転軸を囲んで対向離間するように静止部分の定位置に複
数固定し、励磁コイル(超電導コイル)は回転軸の周囲
に上記検出コイルと対向させて複数設けて構成したこと
から、励磁コイルに検出コイルが近付くと、検出コイル
に誘導電流が生じ、この誘導電流は励磁コイルとの距離
に対応するものとなる。
の原理を活用するものであり、検出コイル(案内コイ
ル)は離間して配置されるコイル1対を互いに逆向きに
電流が流れるように結線して構成し、この検出コイルは
上記1対のコイルを互いに回転軸の軸線を介して対向す
る位置となるよう配置すると共に、この検出コイルを回
転軸を囲んで対向離間するように静止部分の定位置に複
数固定し、励磁コイル(超電導コイル)は回転軸の周囲
に上記検出コイルと対向させて複数設けて構成したこと
から、励磁コイルに検出コイルが近付くと、検出コイル
に誘導電流が生じ、この誘導電流は励磁コイルとの距離
に対応するものとなる。
【0013】従って、回転軸が定位置より偏心している
場合、当該検出コイルを構成する対を成すコイルのう
ち、励磁コイルに近接した方の側の誘導電流が大とな
り、他方の側は励磁コイルから離れて誘導電流が小とな
り、その差の電流が検出コイルに流れることになるの
で、回転軸の振動や振れに対応した検出信号が得られる
ようになり、回転軸の振動や振れを直接的に測定できる
ようになる。
場合、当該検出コイルを構成する対を成すコイルのう
ち、励磁コイルに近接した方の側の誘導電流が大とな
り、他方の側は励磁コイルから離れて誘導電流が小とな
り、その差の電流が検出コイルに流れることになるの
で、回転軸の振動や振れに対応した検出信号が得られる
ようになり、回転軸の振動や振れを直接的に測定できる
ようになる。
【0014】そして、上述の作用はヌルフラックの原理
を利用しており、回転軸の振れ量に対応した検出信号を
得る構成であるから、回転軸の振動や振れを直接的に高
精度で検出できることから、回転部の異常監視を高精度
に行うことができるようになる。
を利用しており、回転軸の振れ量に対応した検出信号を
得る構成であるから、回転軸の振動や振れを直接的に高
精度で検出できることから、回転部の異常監視を高精度
に行うことができるようになる。
【0015】また、本発明は、ヌルフラックスの原理に
より回転軸の振れ量に対応した復元力が作用されること
から、回転軸が定位置より外れないように、規制される
ようにもなり、回転機等において、振動や振れにより回
転軸が定位置から外れるのを抑制できるようになって、
安定した運転が可能になる。
より回転軸の振れ量に対応した復元力が作用されること
から、回転軸が定位置より外れないように、規制される
ようにもなり、回転機等において、振動や振れにより回
転軸が定位置から外れるのを抑制できるようになって、
安定した運転が可能になる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照して説明する。図1は本発明を発電機に適用した場合
の実施例を示す全体的な構成図である。図1において、
1は発電機であり、2は固定子、3は回転子、4は発電
機1の回転軸である。回転軸4は発電機1内に設けられ
た軸受5a,5bにより軸の両側近傍を回転自在に支持
されている。6は水車であり、7は水車6の回転軸であ
る。
照して説明する。図1は本発明を発電機に適用した場合
の実施例を示す全体的な構成図である。図1において、
1は発電機であり、2は固定子、3は回転子、4は発電
機1の回転軸である。回転軸4は発電機1内に設けられ
た軸受5a,5bにより軸の両側近傍を回転自在に支持
されている。6は水車であり、7は水車6の回転軸であ
る。
【0017】水車6の回転軸7は発電機1の回転軸4に
連結されており、水車6の回転軸7の回転により、発電
機1の回転軸4が回転駆動されて発電機1の運転がなさ
れる。8は水車6の回転軸7を支持する軸受である。
連結されており、水車6の回転軸7の回転により、発電
機1の回転軸4が回転駆動されて発電機1の運転がなさ
れる。8は水車6の回転軸7を支持する軸受である。
【0018】本発明による回転機では、発電機1にその
回転軸の振動や軸振れを測定するための、回転軸振れ測
定装置9が設けてある。この回転軸振れ測定装置9は図
2および図3に示す如きであり、発電機1の回転軸(主
軸)4の上部側に配されている。
回転軸の振動や軸振れを測定するための、回転軸振れ測
定装置9が設けてある。この回転軸振れ測定装置9は図
2および図3に示す如きであり、発電機1の回転軸(主
軸)4の上部側に配されている。
【0019】回転軸振れ測定装置9は、検出コイル9a
と励磁コイル9b、および回転軸9e、コレクタリング
9cとからなり、回転軸9e側には上端に励磁コイル9
bを固定して配置し、回転軸9eの下端は発電機1の回
転軸(主軸)4上部に軸線を一致してしっかりと取り付
けられていて、回転軸(主軸)4と一体に回転される構
成となっている。筐体9dは発電機1のハウジング上に
取り付けられており、回転軸9eの上部を覆っている。
と励磁コイル9b、および回転軸9e、コレクタリング
9cとからなり、回転軸9e側には上端に励磁コイル9
bを固定して配置し、回転軸9eの下端は発電機1の回
転軸(主軸)4上部に軸線を一致してしっかりと取り付
けられていて、回転軸(主軸)4と一体に回転される構
成となっている。筐体9dは発電機1のハウジング上に
取り付けられており、回転軸9eの上部を覆っている。
【0020】筐体9d内には、励磁コイル9bを囲むよ
うに、励磁コイル9bの対向位置に検出コイル9aを配
置して保持させてある。すなわち、回転部振れ測定装置
9は図3に示す如き構成であって、図3の(a)は正面
図であり、図3の(b)のB‐B断面図である。また、
図3の(b)は(a)のA‐A断面図である。図に示す
ように、回転部振れ測定装置9は回転軸9eの上端外周
に複数の励磁コイル9bを所定ピッチで固定して配置
し、これらの励磁コイル9bとは離間して、かつ、これ
らの励磁コイル9bを囲むように、複数の検出コイル9
aを所定ピッチで配置して筐体9d側に固定して取り付
けてある。そして、励磁コイル9bと検出コイル9aと
は互いに対向する位置にある。
うに、励磁コイル9bの対向位置に検出コイル9aを配
置して保持させてある。すなわち、回転部振れ測定装置
9は図3に示す如き構成であって、図3の(a)は正面
図であり、図3の(b)のB‐B断面図である。また、
図3の(b)は(a)のA‐A断面図である。図に示す
ように、回転部振れ測定装置9は回転軸9eの上端外周
に複数の励磁コイル9bを所定ピッチで固定して配置
し、これらの励磁コイル9bとは離間して、かつ、これ
らの励磁コイル9bを囲むように、複数の検出コイル9
aを所定ピッチで配置して筐体9d側に固定して取り付
けてある。そして、励磁コイル9bと検出コイル9aと
は互いに対向する位置にある。
【0021】本発明の回転軸振れ測定装置9はヌルフラ
ックスの原理を応用するが、その原理内容はつぎの通り
である。ヌルフラックスは、磁気浮上して非接触で走行
するリニアモータカーにおいて利用される車両の走行経
路偏心矯正のための技術であり、図4に示すように、車
上の誘導コイルC1と、所定ピッチで配置される地上の
軌道側案内コイルC2とからなる。
ックスの原理を応用するが、その原理内容はつぎの通り
である。ヌルフラックスは、磁気浮上して非接触で走行
するリニアモータカーにおいて利用される車両の走行経
路偏心矯正のための技術であり、図4に示すように、車
上の誘導コイルC1と、所定ピッチで配置される地上の
軌道側案内コイルC2とからなる。
【0022】車上の誘導コイルC1は、ループ状の閉じ
られたコイル(超電導コイル)を、その軸心方向を車両
の進行方向に対して横断する方向にして、車上に立てて
配置する構成である。そして、地上の軌道側案内コイル
C2は軌道に沿って所定間隔で多数配置されるが、車両
の進行方向に対して左右に対を成すようにループ状のコ
イルC2a,C2bを配置し、これらの対を成す左右の
両ループコイルC2a,C2bは互いに端部を接続して
互いのループに逆向きの電流が流れる構成としておく。
られたコイル(超電導コイル)を、その軸心方向を車両
の進行方向に対して横断する方向にして、車上に立てて
配置する構成である。そして、地上の軌道側案内コイル
C2は軌道に沿って所定間隔で多数配置されるが、車両
の進行方向に対して左右に対を成すようにループ状のコ
イルC2a,C2bを配置し、これらの対を成す左右の
両ループコイルC2a,C2bは互いに端部を接続して
互いのループに逆向きの電流が流れる構成としておく。
【0023】地上の軌道側案内コイルC2はそのループ
が車上の誘導コイルC1と対向するように立てて配置し
てあり、左右一対の軌道側案内コイルC2の中央を車上
の誘導コイルC1が通過する構成としてある。左右一対
のループコイルC2a,C2bによる軌道側案内コイル
C2のうち、今、向かって右側のループコイルC2aを
山側、左側のループコイルC2bを海側とすると、進行
する車両が軌道側案内コイルC2の中央を走っている場
合は軌道側案内コイルC2に電流が誘導されず、力も損
失も発生しない。
が車上の誘導コイルC1と対向するように立てて配置し
てあり、左右一対の軌道側案内コイルC2の中央を車上
の誘導コイルC1が通過する構成としてある。左右一対
のループコイルC2a,C2bによる軌道側案内コイル
C2のうち、今、向かって右側のループコイルC2aを
山側、左側のループコイルC2bを海側とすると、進行
する車両が軌道側案内コイルC2の中央を走っている場
合は軌道側案内コイルC2に電流が誘導されず、力も損
失も発生しない。
【0024】しかし、車両が中央らずれると、そのずれ
量に比例して電流が誘導され、ずれ量に比例した復元力
が発生する。すなわち、進行する車両が中心より海側に
偏ると海側のループコイルC2bに反発力を生ずるよう
な電流が流れ、この電流は山側では逆向きに流れるた
め、山側では吸引力を生ずる。従って、進行中の車両
が、本来の走行経路をその中心より山側、海側のいずれ
かの方向に偏って走行すると、そのずれ量に比例して復
元力が発生するので、車両は本来の走行位置に来るよう
に、電磁力により矯正されると云うものである。
量に比例して電流が誘導され、ずれ量に比例した復元力
が発生する。すなわち、進行する車両が中心より海側に
偏ると海側のループコイルC2bに反発力を生ずるよう
な電流が流れ、この電流は山側では逆向きに流れるた
め、山側では吸引力を生ずる。従って、進行中の車両
が、本来の走行経路をその中心より山側、海側のいずれ
かの方向に偏って走行すると、そのずれ量に比例して復
元力が発生するので、車両は本来の走行位置に来るよう
に、電磁力により矯正されると云うものである。
【0025】本発明による回転軸振れ測定装置9の原理
的構成を図5に示す。回転軸振れ測定装置9は、ヌルフ
ラックス方式を用いており、回転軸9e側に取り付ける
のが、励磁コイル9bであり、筐体9d側に設けられる
のが検出コイル(静止側コイル)9aである。励磁コイ
ル9bはループ状であり直流電源より直流が印加されて
励磁される。励磁コイル9bのコイルの軸線は回転軸9
eに直交するように配される。
的構成を図5に示す。回転軸振れ測定装置9は、ヌルフ
ラックス方式を用いており、回転軸9e側に取り付ける
のが、励磁コイル9bであり、筐体9d側に設けられる
のが検出コイル(静止側コイル)9aである。励磁コイ
ル9bはループ状であり直流電源より直流が印加されて
励磁される。励磁コイル9bのコイルの軸線は回転軸9
eに直交するように配される。
【0026】また、検出コイル(静止側コイル)9aは
ループ状のコイルa-1,9a-2よりなり、これらを回転
軸9eの周面に沿って対向するようにして所定間隔で多
数配置されて構成されるが、回転軸9eの軸線を介して
対向するようにループ状のコイル9a-1,9a-2を配置
し、この対を成す両ループコイル9a-1,9a-2は互い
に端部を接続して互いのループに逆向きの電流が流れる
構成としておく。
ループ状のコイルa-1,9a-2よりなり、これらを回転
軸9eの周面に沿って対向するようにして所定間隔で多
数配置されて構成されるが、回転軸9eの軸線を介して
対向するようにループ状のコイル9a-1,9a-2を配置
し、この対を成す両ループコイル9a-1,9a-2は互い
に端部を接続して互いのループに逆向きの電流が流れる
構成としておく。
【0027】このような対を成すものが複数組、所定ピ
ッチで設けられる。各検出コイル(静止側コイル)9a
は、それぞれループ状のコイル9a-1,9a-2によって
誘起された電流を軸振れ測定信号として取り出す。そし
て、その各検出コイル9aの出力は図2および図6にも
示すように、増幅器AMPを介してそれぞれ別々に増幅
された後、各検出コイル位置毎の偏移信号として利用さ
れる。また、励磁コイル9bは直流電源DCPWSより
直流が印加されて励磁されるが、当該励磁コイル9bが
回転軸9e側に設けられていることから、回転軸9eに
はコレクタリング9cを設けて、このコレクタリング9
cにより、外部の直流電源DCPWSから各励磁コイル
9bに励磁電流を供給し、超電導コイルとして機能させ
るようにしている。
ッチで設けられる。各検出コイル(静止側コイル)9a
は、それぞれループ状のコイル9a-1,9a-2によって
誘起された電流を軸振れ測定信号として取り出す。そし
て、その各検出コイル9aの出力は図2および図6にも
示すように、増幅器AMPを介してそれぞれ別々に増幅
された後、各検出コイル位置毎の偏移信号として利用さ
れる。また、励磁コイル9bは直流電源DCPWSより
直流が印加されて励磁されるが、当該励磁コイル9bが
回転軸9e側に設けられていることから、回転軸9eに
はコレクタリング9cを設けて、このコレクタリング9
cにより、外部の直流電源DCPWSから各励磁コイル
9bに励磁電流を供給し、超電導コイルとして機能させ
るようにしている。
【0028】このような構成の本装置の作用を説明す
る。本装置は回転機の回転に際して、軸振れ等が発生し
て回転軸4が振れを生じると、回転軸振れ測定装置9に
よりその振れ量に対応した信号が得られることから、軸
振れをその大小に係わりなく、直接的に測定できること
になる。
る。本装置は回転機の回転に際して、軸振れ等が発生し
て回転軸4が振れを生じると、回転軸振れ測定装置9に
よりその振れ量に対応した信号が得られることから、軸
振れをその大小に係わりなく、直接的に測定できること
になる。
【0029】すなわち、発電機1の回転軸(主軸)4は
軸線を一致させて回転軸9eが固定して取り付けられて
おり、この回転軸9eには励磁コイル9bが、また、こ
の励磁コイル9bを囲むようにして検出コイル(静止側
コイル)9aが配置されており、励磁コイル9bと検出
コイル(静止側コイル)9aとは同一の角度ピッチで配
置してあるので、各検出コイル(静止側コイル)9aの
ループコイル9a-1,9a-2は、回転軸の回転に伴っ
て、必ず、いずれかの検出コイル(静止側コイル)9a
に対して同一の対向角度を持ちながら移動してゆくこと
になり、電磁誘導を生じることになる。
軸線を一致させて回転軸9eが固定して取り付けられて
おり、この回転軸9eには励磁コイル9bが、また、こ
の励磁コイル9bを囲むようにして検出コイル(静止側
コイル)9aが配置されており、励磁コイル9bと検出
コイル(静止側コイル)9aとは同一の角度ピッチで配
置してあるので、各検出コイル(静止側コイル)9aの
ループコイル9a-1,9a-2は、回転軸の回転に伴っ
て、必ず、いずれかの検出コイル(静止側コイル)9a
に対して同一の対向角度を持ちながら移動してゆくこと
になり、電磁誘導を生じることになる。
【0030】そして、励磁コイル9bには同一方向に電
流を流しているものとすれば、回転軸(主軸)4が軸受
5a,5bに対してある一定の位置で回転している時
は、軸振れがないから各検出コイル(静止側コイル)9
aのループコイル9a-1,9a-2にはそれぞれ等しい逆
向きの電流が誘導されることになり、ループコイル9a
-1,9a-2はこの状態で互いに相手の電流を打ち消すよ
うになり、電流は流れない。
流を流しているものとすれば、回転軸(主軸)4が軸受
5a,5bに対してある一定の位置で回転している時
は、軸振れがないから各検出コイル(静止側コイル)9
aのループコイル9a-1,9a-2にはそれぞれ等しい逆
向きの電流が誘導されることになり、ループコイル9a
-1,9a-2はこの状態で互いに相手の電流を打ち消すよ
うになり、電流は流れない。
【0031】一方、回転軸(主軸)4が軸受5a,5b
に対して所定の位置より振れると、回転軸9eも一体的
に振れることから、各検出コイル(静止側コイル)9a
のループコイル9a-1,9a-2は対向する励磁コイル9
bとの距離がそれぞれ異なり、従って、各検出コイル9
aのループコイル9a-1,9a-2に誘起される電流は励
磁コイル9bとの距離に応じたものとなって、軸の振れ
量に比例した差電流が各検出コイル(静止側コイル)9
aにそれぞれ誘起されることになる。従って、これらの
各検出コイル9aの出力により、軸振れの方向や大きさ
等を測定することができるようになる。
に対して所定の位置より振れると、回転軸9eも一体的
に振れることから、各検出コイル(静止側コイル)9a
のループコイル9a-1,9a-2は対向する励磁コイル9
bとの距離がそれぞれ異なり、従って、各検出コイル9
aのループコイル9a-1,9a-2に誘起される電流は励
磁コイル9bとの距離に応じたものとなって、軸の振れ
量に比例した差電流が各検出コイル(静止側コイル)9
aにそれぞれ誘起されることになる。従って、これらの
各検出コイル9aの出力により、軸振れの方向や大きさ
等を測定することができるようになる。
【0032】また、軸振れにより各検出コイル9aのル
ープコイル9a-1,9a-2に生じる誘導電流の差分はル
ープコイル9a-1および9a-2にそれぞれ流れることに
なるが、ループコイル9a-1と9a-2とで向きは逆にな
ることから、励磁コイル9bに近付いた側では反発力と
して作用するものの、励磁コイル9bから離れる側では
吸引力として作用するために、回転軸9eにはヌルフラ
ックスの原理により定位置に復元させようとする力と作
用し、回転軸(主軸)4の振れを抑制しようとする作用
となる。そのため、振動や振れを低減する機能をも持ち
合わせることになる。
ープコイル9a-1,9a-2に生じる誘導電流の差分はル
ープコイル9a-1および9a-2にそれぞれ流れることに
なるが、ループコイル9a-1と9a-2とで向きは逆にな
ることから、励磁コイル9bに近付いた側では反発力と
して作用するものの、励磁コイル9bから離れる側では
吸引力として作用するために、回転軸9eにはヌルフラ
ックスの原理により定位置に復元させようとする力と作
用し、回転軸(主軸)4の振れを抑制しようとする作用
となる。そのため、振動や振れを低減する機能をも持ち
合わせることになる。
【0033】上記内容からつぎのような効果が得られ
る。 (1)回転軸の振れ量を方向および大きさを以て、直接
的に測定できるようになる。
る。 (1)回転軸の振れ量を方向および大きさを以て、直接
的に測定できるようになる。
【0034】(2)ヌルフラックスの原理により、回転
軸の振れ量に応じた復元力が働き、これによって、回転
軸は軸受に対して一定の位置関係で回転動作を行うよう
に規制されるため、回転軸の異常振動や軸振れを抑え、
安定した運転が可能となる。
軸の振れ量に応じた復元力が働き、これによって、回転
軸は軸受に対して一定の位置関係で回転動作を行うよう
に規制されるため、回転軸の異常振動や軸振れを抑え、
安定した運転が可能となる。
【0035】(3)振れ量が大きくなればそれを抑制し
ようとする力はそれに比例して大きくなることから、回
転軸と静止部の接触事故が皆無となる。また、軸受に対
して、正常な位置に軸が来るように矯正されるので、軸
受負荷の軽減を図ことができ、機械的損失が少なくなる
ので機械効率の向上が図れるようになる。
ようとする力はそれに比例して大きくなることから、回
転軸と静止部の接触事故が皆無となる。また、軸受に対
して、正常な位置に軸が来るように矯正されるので、軸
受負荷の軽減を図ことができ、機械的損失が少なくなる
ので機械効率の向上が図れるようになる。
【0036】(4)軸受の負荷が軽減されることから、
軸受部のメンテナンス周期を長くすることができ、保守
管理の費用を軽減できるようになる。なお、上述の実施
例では回転部振れ測定装置9は、発電機1の軸受位置近
傍に設けるようにすることもできる。
軸受部のメンテナンス周期を長くすることができ、保守
管理の費用を軽減できるようになる。なお、上述の実施
例では回転部振れ測定装置9は、発電機1の軸受位置近
傍に設けるようにすることもできる。
【0037】以上のように、本装置は励磁コイルと、検
出コイルとを用い、検出コイルは離間して配置されるコ
イル1対を互いに逆向きに電流が流れるように結線して
構成し、この検出コイルは上記1対のコイルを互いに測
定対象の回転軸の軸線を介して対向する位置となるよう
配置すると共に、この検出コイルを上記回転軸を囲んで
対向離間するように静止部分の定位置に複数固定し、上
記励磁コイルは上記回転軸の周囲に上記検出コイルと対
向させて複数設けて構成したものであり、励磁コイルに
検出コイルが近付くと、検出コイルに誘導電流が生じ
て、励磁コイルに対する検出コイルの接近距離が異なる
場合、検出コイルを構成する上記対を成すコイルに発生
する誘導電流の大きさが異なることから、距離の差に応
じた差電流となることを利用して振動や振れに対応した
検出信号を得るようにしたものである。
出コイルとを用い、検出コイルは離間して配置されるコ
イル1対を互いに逆向きに電流が流れるように結線して
構成し、この検出コイルは上記1対のコイルを互いに測
定対象の回転軸の軸線を介して対向する位置となるよう
配置すると共に、この検出コイルを上記回転軸を囲んで
対向離間するように静止部分の定位置に複数固定し、上
記励磁コイルは上記回転軸の周囲に上記検出コイルと対
向させて複数設けて構成したものであり、励磁コイルに
検出コイルが近付くと、検出コイルに誘導電流が生じ
て、励磁コイルに対する検出コイルの接近距離が異なる
場合、検出コイルを構成する上記対を成すコイルに発生
する誘導電流の大きさが異なることから、距離の差に応
じた差電流となることを利用して振動や振れに対応した
検出信号を得るようにしたものである。
【0038】従って、回転機等において、軸の振動や振
れを直接的に測定することが可能である。また、これは
ヌルフラックスの原理を利用するものであるから、回転
軸の振れ量に対応した復元力が作用されることになり、
これによって、回転軸が定位置より外れないように、規
制される働きもあることから、軸の振動や振れにより回
転軸が定位置から外れるのを防止できるようにもなっ
て、安定した運転が可能になる他、軸振れ等により回転
部と静止部の接触事故が抑制されて軸受の損傷を防止で
きる等の利点が得られる。なお、本発明は上記し、か
つ、図面に示す実施例に限定することなく、その要旨を
変更しない範囲内で適宜変形して実施し得るものであ
る。
れを直接的に測定することが可能である。また、これは
ヌルフラックスの原理を利用するものであるから、回転
軸の振れ量に対応した復元力が作用されることになり、
これによって、回転軸が定位置より外れないように、規
制される働きもあることから、軸の振動や振れにより回
転軸が定位置から外れるのを防止できるようにもなっ
て、安定した運転が可能になる他、軸振れ等により回転
部と静止部の接触事故が抑制されて軸受の損傷を防止で
きる等の利点が得られる。なお、本発明は上記し、か
つ、図面に示す実施例に限定することなく、その要旨を
変更しない範囲内で適宜変形して実施し得るものであ
る。
【0039】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によれ
ば、ヌルフラックスの原理により回転軸の振動や軸振れ
を直接的に測定することができるようになると共に、ヌ
ルフラックスの原理により、回転軸の振動や軸振れを抑
制することができるようになり、機械の損傷防止並びに
長時間の安定した運転を実施可能とする回転部振れ測定
装置を提供できる。
ば、ヌルフラックスの原理により回転軸の振動や軸振れ
を直接的に測定することができるようになると共に、ヌ
ルフラックスの原理により、回転軸の振動や軸振れを抑
制することができるようになり、機械の損傷防止並びに
長時間の安定した運転を実施可能とする回転部振れ測定
装置を提供できる。
【図1】本発明を説明するための図であって、本発明の
回転部振れ測定装置を水車発電機に適用した実施例を示
す全体構成図。
回転部振れ測定装置を水車発電機に適用した実施例を示
す全体構成図。
【図2】本発明による回転部振れ測定装置の構成を示す
正面図であって、図1のA部拡大図。
正面図であって、図1のA部拡大図。
【図3】本発明による回転部振れ測定装置の構成例を示
す図であって、(a)は一部破断正面図、(b)はその
A‐A断面図。
す図であって、(a)は一部破断正面図、(b)はその
A‐A断面図。
【図4】本発明において使用するヌルフラックス方式の
原理を説明するための図。
原理を説明するための図。
【図5】本発明の回転部振れ測定装置9の原理的な構成
を説明するための図。
を説明するための図。
【図6】本発明の回転部振れ測定装置9の構成を示す回
路図。
路図。
1…発電機 4…回転軸(主軸) 6…水車 7…水車の回転軸 5a,5b,8…軸受 9…回転部振れ測定装置 9a…検出コイル(静止側) 9a-1,9a-2…検出コイル9aを構成するループコイ
ル 9b…励磁コイル(回転側) 9c…コレクタリング 9d…筐体 9e…回転軸 AMP…増幅器 DCPWS…直流電源 C1…車上の誘導コイル C2…地上の軌道側案内コイル C2a,C2b…地上の軌道側案内コイルC2を構成す
るループコイル
ル 9b…励磁コイル(回転側) 9c…コレクタリング 9d…筐体 9e…回転軸 AMP…増幅器 DCPWS…直流電源 C1…車上の誘導コイル C2…地上の軌道側案内コイル C2a,C2b…地上の軌道側案内コイルC2を構成す
るループコイル
Claims (1)
- 【請求項1】 励磁コイルと、検出コイルとを用い、検
出コイルは離間して配置されるコイル1対を互いに逆向
きに電流が流れるように結線して構成し、この検出コイ
ルは上記1対のコイルを互いに測定対象の回転軸の軸線
を介して対向する位置となるよう配置すると共に、この
検出コイルを上記回転軸を囲んで対向離間するように静
止部分の定位置に複数固定し、上記励磁コイルは上記回
転軸の周囲に上記検出コイルと対向させて複数設けて構
成することを特徴とする回転部振れ測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9431193A JPH06307919A (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | 回転部振れ測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9431193A JPH06307919A (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | 回転部振れ測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06307919A true JPH06307919A (ja) | 1994-11-04 |
Family
ID=14106738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9431193A Pending JPH06307919A (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | 回転部振れ測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06307919A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100482103B1 (ko) * | 2002-08-13 | 2005-04-13 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 축 굽힘진동 측정장치 |
KR100684691B1 (ko) * | 2005-11-19 | 2007-02-22 | 재단법인서울대학교산학협력재단 | 자기 변형을 이용한 비틀림 진동 발생 및 측정 장치와 이를이용한 비틀림 진동 발생 및 측정 방법 |
WO2025022872A1 (ja) * | 2023-07-25 | 2025-01-30 | 日機装株式会社 | 振動センサユニット、回転電機、およびポンプ装置 |
-
1993
- 1993-04-21 JP JP9431193A patent/JPH06307919A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100482103B1 (ko) * | 2002-08-13 | 2005-04-13 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 축 굽힘진동 측정장치 |
KR100684691B1 (ko) * | 2005-11-19 | 2007-02-22 | 재단법인서울대학교산학협력재단 | 자기 변형을 이용한 비틀림 진동 발생 및 측정 장치와 이를이용한 비틀림 진동 발생 및 측정 방법 |
WO2025022872A1 (ja) * | 2023-07-25 | 2025-01-30 | 日機装株式会社 | 振動センサユニット、回転電機、およびポンプ装置 |
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