JPH06306781A - 織物染色方法とそのシステム - Google Patents
織物染色方法とそのシステムInfo
- Publication number
- JPH06306781A JPH06306781A JP5154005A JP15400593A JPH06306781A JP H06306781 A JPH06306781 A JP H06306781A JP 5154005 A JP5154005 A JP 5154005A JP 15400593 A JP15400593 A JP 15400593A JP H06306781 A JPH06306781 A JP H06306781A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dyeing
- fabric
- fabrics
- woven fabric
- textile
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 41
- 238000004043 dyeing Methods 0.000 title claims abstract description 36
- 239000002759 woven fabric Substances 0.000 title claims description 9
- 239000004744 fabric Substances 0.000 claims abstract description 51
- 230000008569 process Effects 0.000 claims abstract description 19
- 238000005470 impregnation Methods 0.000 claims abstract description 8
- 239000012670 alkaline solution Substances 0.000 claims abstract description 5
- 239000004753 textile Substances 0.000 claims description 14
- 238000010025 steaming Methods 0.000 claims description 9
- 238000001035 drying Methods 0.000 claims description 6
- 239000000126 substance Substances 0.000 claims description 4
- 238000007654 immersion Methods 0.000 claims 1
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 claims 1
- 239000000975 dye Substances 0.000 abstract description 8
- 229920000742 Cotton Polymers 0.000 abstract description 4
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 abstract description 2
- 239000000985 reactive dye Substances 0.000 abstract description 2
- 230000008016 vaporization Effects 0.000 abstract 1
- 238000009834 vaporization Methods 0.000 abstract 1
- 229920000297 Rayon Polymers 0.000 description 3
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000003599 detergent Substances 0.000 description 2
- 210000005069 ears Anatomy 0.000 description 2
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 2
- XSQUKJJJFZCRTK-UHFFFAOYSA-N Urea Chemical compound NC(N)=O XSQUKJJJFZCRTK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000000654 additive Substances 0.000 description 1
- 239000004202 carbamide Substances 0.000 description 1
- 238000004040 coloring Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000010981 drying operation Methods 0.000 description 1
- 230000036541 health Effects 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 239000002562 thickening agent Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06B—TREATING TEXTILE MATERIALS USING LIQUIDS, GASES OR VAPOURS
- D06B17/00—Storing of textile materials in association with the treatment of the materials by liquids, gases or vapours
- D06B17/06—Storing of textile materials in association with the treatment of the materials by liquids, gases or vapours in festooned form
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06B—TREATING TEXTILE MATERIALS USING LIQUIDS, GASES OR VAPOURS
- D06B19/00—Treatment of textile materials by liquids, gases or vapours, not provided for in groups D06B1/00 - D06B17/00
- D06B19/0005—Fixing of chemicals, e.g. dyestuffs, on textile materials
- D06B19/0029—Fixing of chemicals, e.g. dyestuffs, on textile materials by steam
- D06B19/0035—Fixing of chemicals, e.g. dyestuffs, on textile materials by steam the textile material passing through a chamber
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06B—TREATING TEXTILE MATERIALS USING LIQUIDS, GASES OR VAPOURS
- D06B19/00—Treatment of textile materials by liquids, gases or vapours, not provided for in groups D06B1/00 - D06B17/00
- D06B19/0005—Fixing of chemicals, e.g. dyestuffs, on textile materials
- D06B19/0064—Fixing of chemicals, e.g. dyestuffs, on textile materials by a fixing bath
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Coloring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 織物2をアルカリ溶液に含浸させる工程と、
含浸された織物2をラップ処理蒸熱器10の中で、複数
のロッド11上にフリー・ラップ配置することにより蒸
熱する工程からなる。 【効果】 蒸熱器に導入する織物の量を著しく増加させ
ると同時に、製品の品質特性を向上させる、二段階織物
染色方法および染色システムを提供できた。
含浸された織物2をラップ処理蒸熱器10の中で、複数
のロッド11上にフリー・ラップ配置することにより蒸
熱する工程からなる。 【効果】 蒸熱器に導入する織物の量を著しく増加させ
ると同時に、製品の品質特性を向上させる、二段階織物
染色方法および染色システムを提供できた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は二段階工程による織物染
色方法、およびこの方法を実施するために特別に設計さ
れた染色システムに関する。
色方法、およびこの方法を実施するために特別に設計さ
れた染色システムに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、木綿またはビスコースを
反応性染料により染色するための、いわゆる二段階工程
には、織物を染料および濃化剤からなる半濃厚な混合物
で印捺し、乾燥させるという第一段階が含まれる。この
ような工程の第二段階は、印捺、乾燥操作後、アルカリ
浴を通過させた織物を、直ちに、わずかに過熱した蒸気
を利用して、12秒から15秒の間、蒸熱することから
なる。アリカリ浴および蒸熱器の間には、通常、例えば
赤外線タイプの予熱器が配置されている。この工程は、
主に木綿またはビスコース織物に広く用いられる。なぜ
ならば、この工程は木綿またはビスコース織物に各種染
料で印捺および蒸熱することを可能にし、かつ最高の染
色を得ることができ、蒸熱操作は本質的にウェット・オ
ン・ウェット・タイプだからである。
反応性染料により染色するための、いわゆる二段階工程
には、織物を染料および濃化剤からなる半濃厚な混合物
で印捺し、乾燥させるという第一段階が含まれる。この
ような工程の第二段階は、印捺、乾燥操作後、アルカリ
浴を通過させた織物を、直ちに、わずかに過熱した蒸気
を利用して、12秒から15秒の間、蒸熱することから
なる。アリカリ浴および蒸熱器の間には、通常、例えば
赤外線タイプの予熱器が配置されている。この工程は、
主に木綿またはビスコース織物に広く用いられる。なぜ
ならば、この工程は木綿またはビスコース織物に各種染
料で印捺および蒸熱することを可能にし、かつ最高の染
色を得ることができ、蒸熱操作は本質的にウェット・オ
ン・ウェット・タイプだからである。
【0003】さらに、尿素、すなわち、促染剤のような
公害をもたらす添加物は一切使用せず、かつ前記方法は
蒸熱にかかる消費電力も、前記染料のコストも少なく、
一段階だけの染色工程に必要なコストよりもはるかに少
なくてすむ。蒸熱を行うために、現在は、塔またはカラ
ムからなる蒸熱器が用いられており、この中に8〜12
mの織物が入る。カラムの中で、織物は、カラムの頂部
に配置された駆動シリンダーによって制御されながら引
き上げられる。その後下降して、処理カラムから出され
る。カラム、すなわち処理チャンバー内の蒸気の温度
は、従来、良好な染色を確実にするために、130℃で
ある。このようなカラムが使用されるのは、処理時にシ
リンダーに擦られると織物が傷むので、織物の印捺面が
シリンダーに擦られないようにする必要があるからであ
る。
公害をもたらす添加物は一切使用せず、かつ前記方法は
蒸熱にかかる消費電力も、前記染料のコストも少なく、
一段階だけの染色工程に必要なコストよりもはるかに少
なくてすむ。蒸熱を行うために、現在は、塔またはカラ
ムからなる蒸熱器が用いられており、この中に8〜12
mの織物が入る。カラムの中で、織物は、カラムの頂部
に配置された駆動シリンダーによって制御されながら引
き上げられる。その後下降して、処理カラムから出され
る。カラム、すなわち処理チャンバー内の蒸気の温度
は、従来、良好な染色を確実にするために、130℃で
ある。このようなカラムが使用されるのは、処理時にシ
リンダーに擦られると織物が傷むので、織物の印捺面が
シリンダーに擦られないようにする必要があるからであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、前記工程の
使用には大きな制限がある。なぜならば、各処理サイク
ル毎に、わずか10m程度の長さの織物しか加工できな
いからであり、かといって非常に高いカラムを作ること
は不可能である。さらに、カラムまたは塔のような装置
を使用すると、前記の二段階システムをニット織物に利
用することができない。なぜならば、蒸熱カラムを上下
動させられる間にニット織物の耳がまくり上がるからで
ある。
使用には大きな制限がある。なぜならば、各処理サイク
ル毎に、わずか10m程度の長さの織物しか加工できな
いからであり、かといって非常に高いカラムを作ること
は不可能である。さらに、カラムまたは塔のような装置
を使用すると、前記の二段階システムをニット織物に利
用することができない。なぜならば、蒸熱カラムを上下
動させられる間にニット織物の耳がまくり上がるからで
ある。
【0005】従って、本発明は、上記従来技術の有する
問題点を克服し、蒸熱器に導入する織物の量を著しく増
加させると同時に、製品の品質特性を向上させる、織物
を二段階工程により染色する方法および染色システムを
提供するものである。上記意図の範囲内で、本発明の目
的は、より低い温度の蒸気を使用し、その結果、蒸気の
中の水蒸気の含有量を増加させることにより、蒸熱器内
の織物の量の増加に対応して処理時間を長くすることが
できる染色方法および染色システムを提供することにあ
る。さらに、本発明の目的は、より長い処理時間のため
に染色が向上し、しかも、ダンパー蒸気を用いることが
できるために、極めて良好な染着色が得られる方法およ
び染色システムを提供することにある。さらに又、本発
明の目的は、従来のカラム形処理装置では現在加工でき
ないメリヤス織物にも前記の二段階工程を適用すること
ができる方法および染色システムを提供することにあ
る。
問題点を克服し、蒸熱器に導入する織物の量を著しく増
加させると同時に、製品の品質特性を向上させる、織物
を二段階工程により染色する方法および染色システムを
提供するものである。上記意図の範囲内で、本発明の目
的は、より低い温度の蒸気を使用し、その結果、蒸気の
中の水蒸気の含有量を増加させることにより、蒸熱器内
の織物の量の増加に対応して処理時間を長くすることが
できる染色方法および染色システムを提供することにあ
る。さらに、本発明の目的は、より長い処理時間のため
に染色が向上し、しかも、ダンパー蒸気を用いることが
できるために、極めて良好な染着色が得られる方法およ
び染色システムを提供することにある。さらに又、本発
明の目的は、従来のカラム形処理装置では現在加工でき
ないメリヤス織物にも前記の二段階工程を適用すること
ができる方法および染色システムを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的と後で明らかに
なる他の目的を達成するため、本発明の、二段階工程に
よる織物染色方法の特徴構成は、織物を印捺、乾燥する
にあたり、前記織物をアルカリ溶液に含浸させる工程か
らなり、前記方法は、さらに前記含浸された織物をラッ
プ処理蒸熱器の中で、複数の支持ロッド上にフリー・ラ
ップ配置することにより蒸熱する工程からなる点にあ
る。
なる他の目的を達成するため、本発明の、二段階工程に
よる織物染色方法の特徴構成は、織物を印捺、乾燥する
にあたり、前記織物をアルカリ溶液に含浸させる工程か
らなり、前記方法は、さらに前記含浸された織物をラッ
プ処理蒸熱器の中で、複数の支持ロッド上にフリー・ラ
ップ配置することにより蒸熱する工程からなる点にあ
る。
【0007】さらに、本発明の、上記織物染色方法を実
施するための染色システムの特徴構成は、織物印捺・乾
燥ユニットの下流側に、印捺・乾燥された織物を化学物
質に浸す含浸ユニットを備え、前記含浸ユニットの下流
側に、前記織物をフリーラップ処理する蒸熱器をさらに
備え、このラップ処理蒸熱器内に前記織物をフリーラッ
プする複数のロッドが設けられている点にある。
施するための染色システムの特徴構成は、織物印捺・乾
燥ユニットの下流側に、印捺・乾燥された織物を化学物
質に浸す含浸ユニットを備え、前記含浸ユニットの下流
側に、前記織物をフリーラップ処理する蒸熱器をさらに
備え、このラップ処理蒸熱器内に前記織物をフリーラッ
プする複数のロッドが設けられている点にある。
【0008】
【作用】織物をフリー・ラップ配置にすることにより、
蒸熱器に導入する織物の量を大幅に増加させることが可
能になり、その結果、蒸熱器内に織物が留まる時間、つ
まり処理時間が長くなり、従来のカラム形蒸熱器で用い
られていた温度よりも低い温度の蒸気を利用することが
でき、その結果、蒸気の水分含有量が増加する。このよ
うに、蒸熱工程での織物の滞留時間を増加させることに
より、ダンパー蒸気が供給されるために、染着力が向上
し、さらに、色の鮮明度が増す。さらに、染着力および
色の鮮明度が増すことにより、染料の織物の繊維への浸
透力も向上する。このように、本方法により、浸透時間
の増加と温度の低下のために、染浴のアルカリ物質の濃
度を大幅に下げることができ、作業者の安全衛生上、ま
た排水などの公害対策上大きな利点がある。このように
処理された織物は容易に洗浄できるので、水および洗剤
の消費量を減らすことができる。
蒸熱器に導入する織物の量を大幅に増加させることが可
能になり、その結果、蒸熱器内に織物が留まる時間、つ
まり処理時間が長くなり、従来のカラム形蒸熱器で用い
られていた温度よりも低い温度の蒸気を利用することが
でき、その結果、蒸気の水分含有量が増加する。このよ
うに、蒸熱工程での織物の滞留時間を増加させることに
より、ダンパー蒸気が供給されるために、染着力が向上
し、さらに、色の鮮明度が増す。さらに、染着力および
色の鮮明度が増すことにより、染料の織物の繊維への浸
透力も向上する。このように、本方法により、浸透時間
の増加と温度の低下のために、染浴のアルカリ物質の濃
度を大幅に下げることができ、作業者の安全衛生上、ま
た排水などの公害対策上大きな利点がある。このように
処理された織物は容易に洗浄できるので、水および洗剤
の消費量を減らすことができる。
【0009】
【発明の効果】以上の構成を有することから、蒸熱器に
導入する織物の量を著しく増加させると同時に、製品の
品質特性を向上させる、織物を二段階工程により染色す
る方法および染色システムを提供することができた。
導入する織物の量を著しく増加させると同時に、製品の
品質特性を向上させる、織物を二段階工程により染色す
る方法および染色システムを提供することができた。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明
する。この実施例による、いわゆる二段階工程による一
般織物の染色システムは、図1及び図2に示すように、
連続式であって、処理されるべき織物を印捺、乾燥する
印捺および乾燥ステーションの下流側に、織物2を含浸
させる含浸ユニット1を備える。この含浸ユニット1
は、公知のロール3(foulard)を備え、強アル
カリ浴からなる。含浸ユニット1のアルカリ溶液で含浸
された織物は、いわゆるラップ・タイプの蒸熱器10に
供給される。このラップ処理蒸熱器10内には、伝動ロ
ーラ13に駆動される複数の中空の可動ロッド11が設
けられていて、入口20と出口21の間の上部領域に直
線の通路を形成している。供給された織物2は、その通
路を通って蒸熱器10内を連続して進むロッド11上に
ラップ配置される。蒸熱工程は一般に過熱蒸気を使用す
る。
する。この実施例による、いわゆる二段階工程による一
般織物の染色システムは、図1及び図2に示すように、
連続式であって、処理されるべき織物を印捺、乾燥する
印捺および乾燥ステーションの下流側に、織物2を含浸
させる含浸ユニット1を備える。この含浸ユニット1
は、公知のロール3(foulard)を備え、強アル
カリ浴からなる。含浸ユニット1のアルカリ溶液で含浸
された織物は、いわゆるラップ・タイプの蒸熱器10に
供給される。このラップ処理蒸熱器10内には、伝動ロ
ーラ13に駆動される複数の中空の可動ロッド11が設
けられていて、入口20と出口21の間の上部領域に直
線の通路を形成している。供給された織物2は、その通
路を通って蒸熱器10内を連続して進むロッド11上に
ラップ配置される。蒸熱工程は一般に過熱蒸気を使用す
る。
【0011】織物2をフリー・ラップ配置にすることに
より、蒸熱器10に導入する織物の量を大幅に増加させ
ることが可能になり、その結果、蒸熱器内に織物が留ま
る時間が90〜120秒と飛躍的に長くなるという大き
な利点がある。処理時間が長くなることにより、従来の
カラム形蒸熱器で用いられていた温度よりも低い温度の
蒸気を利用することができ、その結果、蒸気の水分含有
量が増加する。このように、蒸熱工程での織物の滞留時
間を増加させることにより、ダンパー蒸気が供給される
ために、染着力が向上し、さらに、色の鮮明度が増す。
染着力および色の鮮明度が増すことにより、染料の織物
の繊維への浸透力も向上する。 織物を、ロッドを介し
て蒸熱器内にフリー・ラップ配置する方法は、従来の方
式を適用できる。
より、蒸熱器10に導入する織物の量を大幅に増加させ
ることが可能になり、その結果、蒸熱器内に織物が留ま
る時間が90〜120秒と飛躍的に長くなるという大き
な利点がある。処理時間が長くなることにより、従来の
カラム形蒸熱器で用いられていた温度よりも低い温度の
蒸気を利用することができ、その結果、蒸気の水分含有
量が増加する。このように、蒸熱工程での織物の滞留時
間を増加させることにより、ダンパー蒸気が供給される
ために、染着力が向上し、さらに、色の鮮明度が増す。
染着力および色の鮮明度が増すことにより、染料の織物
の繊維への浸透力も向上する。 織物を、ロッドを介し
て蒸熱器内にフリー・ラップ配置する方法は、従来の方
式を適用できる。
【0012】このように、本方法によると、浸透時間が
増加し温度を低くできるので、染浴のアルカリ物質の濃
度を大幅に下げることができ、作業者の安全衛生上、環
境上、又排水などの公害の面でも大きな利点がある。こ
のように処理された織物は容易に洗浄できるので、水お
よび洗剤の消費量を減らすことができる。
増加し温度を低くできるので、染浴のアルカリ物質の濃
度を大幅に下げることができ、作業者の安全衛生上、環
境上、又排水などの公害の面でも大きな利点がある。こ
のように処理された織物は容易に洗浄できるので、水お
よび洗剤の消費量を減らすことができる。
【0013】本発明の方法のもう一つの重要な点は、織
物をフリー・ラップ配置することにより、この処理方法
をメリヤス織物に適用できることである。なぜならば二
つの隣接するロッドの間に配置される織物の量が少なく
なり、従来のカラム形システムのようにメリヤス織物の
耳がまくり上がることがないからである。さらに、蒸熱
器内で織物の滞留時間が長くなるので、予熱段階は一切
必要としない。特に、「ラップ式」蒸熱器を用いること
により、この実施例にかかる方法は、従来の染色方法を
徹底的に改変する一方、製品の特性を著しく向上させ
る。開示された本発明のいくつかの改変および変更は、
本発明の範囲内で可能である。さらに、システムの構造
上の詳細は、他の技術的均等物に換えることができる。
本発明を実施するにあたり、使用される要素並びに付随
するサイズおよび形は、必要に応じていかなるものにも
変更できる。さらに又、記載された温度および滞留時間
のデータは例示的なものであって、限定的なものではな
い。
物をフリー・ラップ配置することにより、この処理方法
をメリヤス織物に適用できることである。なぜならば二
つの隣接するロッドの間に配置される織物の量が少なく
なり、従来のカラム形システムのようにメリヤス織物の
耳がまくり上がることがないからである。さらに、蒸熱
器内で織物の滞留時間が長くなるので、予熱段階は一切
必要としない。特に、「ラップ式」蒸熱器を用いること
により、この実施例にかかる方法は、従来の染色方法を
徹底的に改変する一方、製品の特性を著しく向上させ
る。開示された本発明のいくつかの改変および変更は、
本発明の範囲内で可能である。さらに、システムの構造
上の詳細は、他の技術的均等物に換えることができる。
本発明を実施するにあたり、使用される要素並びに付随
するサイズおよび形は、必要に応じていかなるものにも
変更できる。さらに又、記載された温度および滞留時間
のデータは例示的なものであって、限定的なものではな
い。
【0014】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図1】処理システムを示す概略全体側面図
【図2】処理システムの端面図
1 含浸ユニット 2 織物 10 織物ラップ処理蒸熱器 11 ロッド
Claims (5)
- 【請求項1】 二段階工程による織物染色方法であっ
て、この方法は織物(2)を印捺、乾燥するにあたり、
前記織物(2)をアルカリ溶液に含浸させる工程と、前
記含浸された織物(2)をラップ処理蒸熱器(10)の
中で、複数のロッド(11)上にフリー・ラップ配置す
ることにより蒸熱する工程からなることを特徴とする織
物染色方法。 - 【請求項2】 前記含浸された織物(2)を、90〜1
20秒間、前記蒸発器(10)内に滞留させる請求項1
に記載の織物染色方法。 - 【請求項3】 前記蒸熱工程が過熱蒸気を使用して行わ
れる請求項1に記載の織物染色方法。 - 【請求項4】 連続式である請求項1に記載の織物染色
方法。 - 【請求項5】 請求項1に記載の織物染色方法を実施す
るための染色システムであって、織物印捺・乾燥ユニッ
トの下流側に、印捺・乾燥された織物(2)を化学物質
に浸す含浸ユニット(1)を備え、前記含浸ユニット
(1)の下流側に、前記織物(2)をフリーラップ処理
する蒸熱器(10)をさらに備え、このラップ処理蒸熱
器(10)内に前記織物(2)をフリーラップする複数
のロッド(11)が設けられていることを特徴とする染
色システム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
IT93A-00674 | 1993-04-05 | ||
ITMI930674A IT1264006B (it) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | Procedimento per la fissazione di coloranti su tessuti in genere con il metodo a due fasi, nonche' impianto per la sua attuazione |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06306781A true JPH06306781A (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=11365656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5154005A Pending JPH06306781A (ja) | 1993-04-05 | 1993-06-25 | 織物染色方法とそのシステム |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5364411A (ja) |
EP (1) | EP0619394A1 (ja) |
JP (1) | JPH06306781A (ja) |
BR (1) | BR9302323A (ja) |
IT (1) | IT1264006B (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8772197B2 (en) * | 2007-08-17 | 2014-07-08 | Massachusetts Institute Of Technology | Compositions for chemical and biological defense |
CN105066615A (zh) * | 2015-08-31 | 2015-11-18 | 苏州康健纺织有限公司 | 新型纺织烘干设备 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3650663A (en) * | 1969-09-15 | 1972-03-21 | Collins & Aikman Corp | Method for treating synthetic linear polyesters fibers and film in the vapor phase to improve the dyeability and to heat set said polyesters |
US3729290A (en) * | 1971-10-04 | 1973-04-24 | P Dillies | Process and apparatus for the treatment of loose materials such as textile fibers |
JPS5834589B2 (ja) * | 1975-06-09 | 1983-07-27 | カブシキガイシヤ サンドウテツコウシヨ | コウオンコウアツスチ−マニヨル プリントヌノノハツシヨクカコウホウホウ オヨビ ソウチ |
DE3446421A1 (de) * | 1984-12-20 | 1986-07-03 | Hoechst Ag, 6230 Frankfurt | Verfahren zur fixierung von drucken und klotzfaerbungen mit reaktivfarbstoffen in haengeschleifendaempfern |
DE3835199A1 (de) * | 1988-10-15 | 1990-04-19 | Basf Ag | Substituierte glucoside |
US5295998A (en) * | 1993-02-02 | 1994-03-22 | Liquid Carbonic Industries Corporation | Adjusting pH in dyeing processes using CO2 |
-
1993
- 1993-04-05 IT ITMI930674A patent/IT1264006B/it active IP Right Grant
- 1993-05-20 EP EP93830215A patent/EP0619394A1/en not_active Withdrawn
- 1993-06-25 JP JP5154005A patent/JPH06306781A/ja active Pending
- 1993-07-02 BR BR9302323A patent/BR9302323A/pt not_active Application Discontinuation
- 1993-10-27 US US08/144,051 patent/US5364411A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0619394A1 (en) | 1994-10-12 |
IT1264006B (it) | 1996-09-06 |
ITMI930674A1 (it) | 1994-10-05 |
ITMI930674A0 (it) | 1993-04-05 |
US5364411A (en) | 1994-11-15 |
BR9302323A (pt) | 1994-11-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2017523314A (ja) | 繊維材料の染色及び仕上げ方法並びに対応する装置 | |
US4756037A (en) | Continuous garment dyeing with indigo and other vat dyes | |
US4452607A (en) | Process for dyeing shrinkable textile fabrics and resulting dyed fabrics | |
JPH06306781A (ja) | 織物染色方法とそのシステム | |
JPS5938349B2 (ja) | 布帛の高圧湿熱処理方法 | |
US3932905A (en) | Method of dyeing a textile web | |
US3960484A (en) | Process and apparatus for improving the fiber structure of textile material containing cellulose fibers | |
US4248592A (en) | Method and apparatus for coloring tow and colored tow produced therefrom | |
US4888840A (en) | Method for mercerizing textile fabric webs and apparatus for carrying out the method | |
US4064583A (en) | Process for the continuous wet treatment of textiles in rope form | |
US4379353A (en) | Continuous method for bleaching with peroxide | |
GB2125449A (en) | Dyeing shrinkable textile fabrics | |
US2867892A (en) | Resin pre-treatment of plisse fabrics | |
IE53620B1 (en) | Continuous yarn dyeing | |
US3695826A (en) | Moisture- and high-temperature treatment of fabrics before finishing operations | |
JPS60167960A (ja) | 布帛の連続ノ−テンシヨン湿熱処理装置 | |
SU996565A1 (ru) | Способ жидкостной отделки текстильного материала | |
GB2063944A (en) | Continuous pretreatment and dyeing of cloth | |
KR100467460B1 (ko) | 마이크로화이바 원단의 저온건조방법 | |
KR200309000Y1 (ko) | 마이크로화이바 원단의 저온건조장치 | |
JPS6221864A (ja) | 布帛の連続液処理加工方法 | |
JPS627316B2 (ja) | ||
JPS58186653A (ja) | 布帛の連続均染染色方法 | |
JPS6290365A (ja) | 編地連続染色法 | |
JPS61215757A (ja) | 布帛の連続シルケツト加工方法 |