JPH06299109A - インク、かかるインクを用いた記録方法、及び、機器 - Google Patents
インク、かかるインクを用いた記録方法、及び、機器Info
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- JPH06299109A JPH06299109A JP8613593A JP8613593A JPH06299109A JP H06299109 A JPH06299109 A JP H06299109A JP 8613593 A JP8613593 A JP 8613593A JP 8613593 A JP8613593 A JP 8613593A JP H06299109 A JPH06299109 A JP H06299109A
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- JP
- Japan
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- ink
- recording
- head
- cyclic amine
- pigment
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- Pending
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- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
- Ink Jet (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 水性媒体中に顔料、及び、アルカリ可溶型水
溶性樹脂を含むインクにおいて、前記インクが環状アミ
ンを含有することを特徴とするインク、かかるインクを
用いるインクジェット記録方法、及び、機器。 【効果】 用紙の違いに対しても安定した印字濃度の高
い記録画像を得ることができ、更に、インクの吐出安定
性、ヘッド先端での固化や印字物の品質低下など他の特
性を低下させることなく従来技術の問題点を解消するこ
とができる。
溶性樹脂を含むインクにおいて、前記インクが環状アミ
ンを含有することを特徴とするインク、かかるインクを
用いるインクジェット記録方法、及び、機器。 【効果】 用紙の違いに対しても安定した印字濃度の高
い記録画像を得ることができ、更に、インクの吐出安定
性、ヘッド先端での固化や印字物の品質低下など他の特
性を低下させることなく従来技術の問題点を解消するこ
とができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットプリン
ターに適した記録液に関し、さらに記録ヘッドのオリフ
ィスからエネルギー、好ましくは熱エネルギーの作用に
よって記録液を飛翔させて紙に記録を行う記録方法に関
する。
ターに適した記録液に関し、さらに記録ヘッドのオリフ
ィスからエネルギー、好ましくは熱エネルギーの作用に
よって記録液を飛翔させて紙に記録を行う記録方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、記録時の騒
音の発生が少なく、高集積のヘッドを使用することによ
り、高解像の記録画像が高速で得られるという利点を有
している。このようなインクジェット記録方式では、イ
ンクとして各種の水溶性染料を水または、水と有機溶剤
との混合液に溶解させたものが使用されている。しかし
ながら、水溶性染料を用いた場合には、これらの水溶性
染料は本来耐光性が劣るため、記録画像の耐光性が問題
になる場合が多い。
音の発生が少なく、高集積のヘッドを使用することによ
り、高解像の記録画像が高速で得られるという利点を有
している。このようなインクジェット記録方式では、イ
ンクとして各種の水溶性染料を水または、水と有機溶剤
との混合液に溶解させたものが使用されている。しかし
ながら、水溶性染料を用いた場合には、これらの水溶性
染料は本来耐光性が劣るため、記録画像の耐光性が問題
になる場合が多い。
【0003】また、インクが水溶性であるために、記録
画像の耐水性が問題となる場合が多い。すなわち、記録
画像に雨、汗、あるいは飲食用の水がかかったりした場
合、記録画像がにじんだり、消失したりすることがあ
る。
画像の耐水性が問題となる場合が多い。すなわち、記録
画像に雨、汗、あるいは飲食用の水がかかったりした場
合、記録画像がにじんだり、消失したりすることがあ
る。
【0004】一方、ボールペンなどの染料を用いた文房
具においても同様の問題があり、耐光性、耐水性の問題
を解決するために種々の文房具用水性顔料インクの提案
がなされている。水性顔料インク実用化のため、分散安
定性、ペン先でのインクの固化防止、ボールペンのボー
ルの摩耗防止を検討している例として特開昭58−80
368号公報、特開昭61−200182号公報、特開
昭61−247774号公報、特開昭61−27227
8号公報、特開昭62−568号公報、特開昭62−1
01671,62−101672号公報、特開平1−2
49869,1−301760号公報等があげられる。
最近では、水性顔料インクを用いたボールペンやマーカ
ーが商品として市場にでるようになってきた。また水性
顔料インクを用いたインクジェット用インクとしては、
特開昭56−147859,56−147860号公報
等に、特定の水溶性溶剤と高分子分散剤を用いた顔料イ
ンクが提案されている。また、特開平4−57859,
4−57860公報等には、顔料と染料を併用したイン
クの提案がなされている。
具においても同様の問題があり、耐光性、耐水性の問題
を解決するために種々の文房具用水性顔料インクの提案
がなされている。水性顔料インク実用化のため、分散安
定性、ペン先でのインクの固化防止、ボールペンのボー
ルの摩耗防止を検討している例として特開昭58−80
368号公報、特開昭61−200182号公報、特開
昭61−247774号公報、特開昭61−27227
8号公報、特開昭62−568号公報、特開昭62−1
01671,62−101672号公報、特開平1−2
49869,1−301760号公報等があげられる。
最近では、水性顔料インクを用いたボールペンやマーカ
ーが商品として市場にでるようになってきた。また水性
顔料インクを用いたインクジェット用インクとしては、
特開昭56−147859,56−147860号公報
等に、特定の水溶性溶剤と高分子分散剤を用いた顔料イ
ンクが提案されている。また、特開平4−57859,
4−57860公報等には、顔料と染料を併用したイン
クの提案がなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのインクジ
ェット記録法については様々な方式が提案され、改良が
加えられて商品化されているものもあれば、現在もなお
実用化への努力が続けられているものもある。しかしな
がら、従来の水性顔料インクは、特に、普通紙(コピー
用紙、ボンド紙などの一般にオフィスに普及している
紙)に記録を行った場合、紙の種類によっては、印字品
位、印字濃度が、著しく劣化するという不都合が生じ
た。一般に、普通紙は、インクジェット専用紙と異な
り、紙の表面状態が一定でないために、インクの吸収
性、にじみかた等の違いにより、印字物の品位が変化す
る。特に、印字物の品位を大きく左右する印字濃度を考
えた場合、水溶性染料を用いたインクでは、染料が紙の
繊維に染着し、紙の表面に残りやすいために、紙の表面
状態による印字濃度などへの影響は、比較的少ない。一
方、水性顔料インクでは、紙の表面に顔料を残存させる
ことにより印字濃度を得ているために、紙の表面状態が
印字物の印字濃度に与える影響は大きい。即ち水性顔料
インクは分散剤としてアルカリ可溶型樹脂を用いている
例が多く、これは紙面上で凝集することによって印字濃
度を上昇させていると考えられるが、この場合、紙の種
類によっては著しく印字品位、印字濃度が劣化するもの
がある。この印字濃度、印字品位を上昇させる一つの手
段として、pHを酸性側にさせる等の方法があるが、反
面、分散状態を不安定にさせてしまい、インクジェット
用インクとしての吐出安定性、長期分散安定性、更に微
細ノズル先端における長期の放置による固化防止等多数
の信頼性にかかわる問題が残り、印字濃度、印字品位と
の両立は困難な状態にある。また、よりpH安定性の高
い樹脂を分散剤として用いた場合、信頼性にかかわる問
題や紙種による印字濃度の差というものはかなり改善さ
れるが、印字濃度、印字品位はかなり劣化してしまう。
また、インク中の固形分を上昇させることにより印字品
位、印字濃度をアップさせることも考えられるが、上記
の信頼性問題が大きく低下してしまう。従って、インク
ジェット用インクとしての信頼性、特にこの場合、分散
安定性、吐出安定性を満足しつつ、印字濃度、印字品位
を改善させる手段の確立が望まれている。
ェット記録法については様々な方式が提案され、改良が
加えられて商品化されているものもあれば、現在もなお
実用化への努力が続けられているものもある。しかしな
がら、従来の水性顔料インクは、特に、普通紙(コピー
用紙、ボンド紙などの一般にオフィスに普及している
紙)に記録を行った場合、紙の種類によっては、印字品
位、印字濃度が、著しく劣化するという不都合が生じ
た。一般に、普通紙は、インクジェット専用紙と異な
り、紙の表面状態が一定でないために、インクの吸収
性、にじみかた等の違いにより、印字物の品位が変化す
る。特に、印字物の品位を大きく左右する印字濃度を考
えた場合、水溶性染料を用いたインクでは、染料が紙の
繊維に染着し、紙の表面に残りやすいために、紙の表面
状態による印字濃度などへの影響は、比較的少ない。一
方、水性顔料インクでは、紙の表面に顔料を残存させる
ことにより印字濃度を得ているために、紙の表面状態が
印字物の印字濃度に与える影響は大きい。即ち水性顔料
インクは分散剤としてアルカリ可溶型樹脂を用いている
例が多く、これは紙面上で凝集することによって印字濃
度を上昇させていると考えられるが、この場合、紙の種
類によっては著しく印字品位、印字濃度が劣化するもの
がある。この印字濃度、印字品位を上昇させる一つの手
段として、pHを酸性側にさせる等の方法があるが、反
面、分散状態を不安定にさせてしまい、インクジェット
用インクとしての吐出安定性、長期分散安定性、更に微
細ノズル先端における長期の放置による固化防止等多数
の信頼性にかかわる問題が残り、印字濃度、印字品位と
の両立は困難な状態にある。また、よりpH安定性の高
い樹脂を分散剤として用いた場合、信頼性にかかわる問
題や紙種による印字濃度の差というものはかなり改善さ
れるが、印字濃度、印字品位はかなり劣化してしまう。
また、インク中の固形分を上昇させることにより印字品
位、印字濃度をアップさせることも考えられるが、上記
の信頼性問題が大きく低下してしまう。従って、インク
ジェット用インクとしての信頼性、特にこの場合、分散
安定性、吐出安定性を満足しつつ、印字濃度、印字品位
を改善させる手段の確立が望まれている。
【0006】そこで本発明の目的は、前述した従来技術
の問題点を解消し、どんな種類の普通紙上においても、
良好な印字濃度、印字品位を与え、信頼性の優れたイン
クジェット記録液、及び、記録方法を提供することにあ
る。
の問題点を解消し、どんな種類の普通紙上においても、
良好な印字濃度、印字品位を与え、信頼性の優れたイン
クジェット記録液、及び、記録方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、以下の本
発明によって達成される。
発明によって達成される。
【0008】即ち、本発明は、水性媒体中に顔料、及
び、アルカリ可溶型水溶性樹脂を含むインクにおいて、
前記インクが環状アミンを含有することを特徴とするイ
ンクである。
び、アルカリ可溶型水溶性樹脂を含むインクにおいて、
前記インクが環状アミンを含有することを特徴とするイ
ンクである。
【0009】また、本発明は、インクをインク滴として
吐出させて記録を行うインクジェット記録方法におい
て、前記インクが、水性媒体中に顔料、及び、アルカリ
可溶型水溶性樹脂を含み、且つ、環状アミンを含有する
ことを特徴とするインクジェット記録方法、及び、機器
である。
吐出させて記録を行うインクジェット記録方法におい
て、前記インクが、水性媒体中に顔料、及び、アルカリ
可溶型水溶性樹脂を含み、且つ、環状アミンを含有する
ことを特徴とするインクジェット記録方法、及び、機器
である。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。本発明者
らは顔料を使用した水性顔料インクを用いて普通紙上に
インクジェット記録を行った場合、紙の種類によって、
印字品位、印字濃度が、著しく劣化する原因を鋭意検討
した結果、紙の表面状態が印字品位、特に印字濃度に与
える影響が大きいことを見いだし、本発明に至った。つ
まり、水性顔料インクは、吐出したインクが紙の表面に
到達した直後にインクが凝集し、紙の表面に留まること
によって印字濃度が得られ、紙の表面状態がインクの安
定性を壊すものであれば良好な印字濃度が得られ、逆
に、インクの凝集より浸透が先に起これば、望ましい印
字濃度は得られないということである。一方、普通紙
は、大きく酸性紙と中性紙に分類されるが、その表面状
態は、紙の用途によりいろいろな処理が施されており、
全ての紙において、表面で瞬時に凝集が開始するような
インクを設計することは困難である。また、前述したよ
うに、インクの分散状態を不安定にして、印字濃度を得
るというインク設計は、インクジェット用インクに要求
される吐出安定性、長期の貯蔵安定性、さらに、微細な
ノズル先端における長期の放置による固化防止とは相反
するものである。
らは顔料を使用した水性顔料インクを用いて普通紙上に
インクジェット記録を行った場合、紙の種類によって、
印字品位、印字濃度が、著しく劣化する原因を鋭意検討
した結果、紙の表面状態が印字品位、特に印字濃度に与
える影響が大きいことを見いだし、本発明に至った。つ
まり、水性顔料インクは、吐出したインクが紙の表面に
到達した直後にインクが凝集し、紙の表面に留まること
によって印字濃度が得られ、紙の表面状態がインクの安
定性を壊すものであれば良好な印字濃度が得られ、逆
に、インクの凝集より浸透が先に起これば、望ましい印
字濃度は得られないということである。一方、普通紙
は、大きく酸性紙と中性紙に分類されるが、その表面状
態は、紙の用途によりいろいろな処理が施されており、
全ての紙において、表面で瞬時に凝集が開始するような
インクを設計することは困難である。また、前述したよ
うに、インクの分散状態を不安定にして、印字濃度を得
るというインク設計は、インクジェット用インクに要求
される吐出安定性、長期の貯蔵安定性、さらに、微細な
ノズル先端における長期の放置による固化防止とは相反
するものである。
【0011】特に分散樹脂を変更させることなく、以上
のような相反する問題を同時に解決する方法として、本
発明者等は、分散樹脂を溶解させるために使用する塩基
として環状アミンを使用することによって、紙種による
印字濃度の差が軽減され、更には、印字濃度が上がるこ
とを見いだし本発明に至った。この理由は、定かでない
が、環状でないアミンを添加すると、紙に対する浸透性
をあげ、紙の浸透性の影響が受けやすくなるが、一方、
環状アミンは、構造的に紙の繊維に留まり易く、同時に
分散樹脂と顔料も紙の表面で留まり、良好な印字濃度が
得られるからと考えられる。
のような相反する問題を同時に解決する方法として、本
発明者等は、分散樹脂を溶解させるために使用する塩基
として環状アミンを使用することによって、紙種による
印字濃度の差が軽減され、更には、印字濃度が上がるこ
とを見いだし本発明に至った。この理由は、定かでない
が、環状でないアミンを添加すると、紙に対する浸透性
をあげ、紙の浸透性の影響が受けやすくなるが、一方、
環状アミンは、構造的に紙の繊維に留まり易く、同時に
分散樹脂と顔料も紙の表面で留まり、良好な印字濃度が
得られるからと考えられる。
【0012】本発明で使用される環状アミンは、その種
類は、特に、限られるものではないが、ピロール、3−
ピロリン、ピロリジン、ピラゾール、2−ピラゾリン、
ピラゾリジン、イミダゾール、1,2,3−トリアゾー
ル、1,2,4−トリアゾール、ピペリジン、ピリダジ
ン、ピリミジン、ピラジン、モルホリン、ピリジン等が
挙げられる。また、環状アミンの含有量は、以下に示す
樹脂の酸価から計算によって求めたアミンあるいは塩基
量の0.8倍以上添加することが必要である。
類は、特に、限られるものではないが、ピロール、3−
ピロリン、ピロリジン、ピラゾール、2−ピラゾリン、
ピラゾリジン、イミダゾール、1,2,3−トリアゾー
ル、1,2,4−トリアゾール、ピペリジン、ピリダジ
ン、ピリミジン、ピラジン、モルホリン、ピリジン等が
挙げられる。また、環状アミンの含有量は、以下に示す
樹脂の酸価から計算によって求めたアミンあるいは塩基
量の0.8倍以上添加することが必要である。
【0013】
【数1】 インクの作成に際しては、アルカリ可溶型水溶性樹脂、
環状アミン、及び水を含む水溶液を60℃以上で、30
分間以上攪拌して樹脂をあらかじめ完全に溶解させるこ
とが必要である。
環状アミン、及び水を含む水溶液を60℃以上で、30
分間以上攪拌して樹脂をあらかじめ完全に溶解させるこ
とが必要である。
【0014】本発明のインクに含有される顔料の量はイ
ンク全重量に対して1〜20重量%、好ましくは、2〜
12重量%の範囲で用いることが好ましい。本発明で使
用する顔料は上記性能を満足するものならばどんなもの
でも使用可能だが、黒インクに使用されるカーボンブラ
ックとしては、ファーネス法、チャネル法で製造された
カーボンブラックで、一次粒子径が15〜40mμ、B
ET法による比表面積が、50〜300平方m/g、D
BP吸油量が、40〜150ml/100g、揮発分
が、0.5〜10%、pH値が、2〜9を有し、例えば
No.2300,No.900,MCF88,No.3
3,No.40,No.45,No.52,MA7,M
A8,No.2200B(以上三菱化成製)、RAVE
N1255(コロンビア製)、REGAL400R,R
EGAL330R,REGAL660R,MOGUL
L(キャボット製)、Color Black FW
1、Color Black FW18、Color
Black S170、Color Black S1
50、Printex 35、Printex U(デ
グッサ)等の市販品を使用することができる。また、イ
エローインクに使用される顔料としては、C.I.Pi
gment Yellow 1,C.I.Pigmen
t Yellow 2,C.I.Pigment Ye
llow 3,C.I.Pigment Yellow
13,C.I.Pigment Yellow 1
6,C.I.Pigment Yellow 83、マ
ゼンタインクとして使用される顔料としては、C.I.
Pigment Red 5,C.I.Pigment
Red 7,C.I.Pigment Red 1
2,C.I.Pigment Red 48(Ca),
C.I.Pigment Red48(Mn),C.
I.Pigment Red 57(Ca),C.I.
Pigment Red 112,C.I.Pigme
nt Red 122,シアンインクとして使用される
顔料としては、C.I.Pigment Blue1,
C.I.Pigment Blue 2,C.I.Pi
gment Blue 3,C.I.Pigment
Blue 15:3,C.I.Pigment Blu
e 16,C.I.Pigment Blue 22,
C.I.Vat Blue 4,C.I.Vat Bl
ue 6等が挙げられるが、これらに限られるものでは
ない。また、本発明のために新たに製造されたものでも
使用可能である。本発明のインクに含有される顔料の分
散剤は、アルカリ可溶型水溶性樹脂ならどんなものでも
使用可能だが、重量平均分子量は1000〜30000
の範囲が好ましい。さらに、好ましくは、3000〜1
5000の範囲である。具体的には、スチレン、スチレ
ン誘導体、ビニルナフタレン、ビニルナフタレン誘導
体、α,β−エチレン性不飽和カルボン酸の脂肪族アル
コールエステル等、アクリル酸、アクリル酸誘導体、マ
レイン酸、マレイン酸誘導体、イタコン酸、イタコン酸
誘導体、フマール酸、フマール酸誘導体等から選ばれた
少なくとも2つ以上の単量体(このうちの少なくとも1
つは親水性単量体)からなるブロック共重合体、あるい
は、ランダム、グラフト共重合体等が挙げられる。ま
た、ロジンのような天然樹脂も使用することができる。
尚、前記水溶性樹脂はインク全量に対して0.1〜5重
量%の範囲で含有されることが好ましい。
ンク全重量に対して1〜20重量%、好ましくは、2〜
12重量%の範囲で用いることが好ましい。本発明で使
用する顔料は上記性能を満足するものならばどんなもの
でも使用可能だが、黒インクに使用されるカーボンブラ
ックとしては、ファーネス法、チャネル法で製造された
カーボンブラックで、一次粒子径が15〜40mμ、B
ET法による比表面積が、50〜300平方m/g、D
BP吸油量が、40〜150ml/100g、揮発分
が、0.5〜10%、pH値が、2〜9を有し、例えば
No.2300,No.900,MCF88,No.3
3,No.40,No.45,No.52,MA7,M
A8,No.2200B(以上三菱化成製)、RAVE
N1255(コロンビア製)、REGAL400R,R
EGAL330R,REGAL660R,MOGUL
L(キャボット製)、Color Black FW
1、Color Black FW18、Color
Black S170、Color Black S1
50、Printex 35、Printex U(デ
グッサ)等の市販品を使用することができる。また、イ
エローインクに使用される顔料としては、C.I.Pi
gment Yellow 1,C.I.Pigmen
t Yellow 2,C.I.Pigment Ye
llow 3,C.I.Pigment Yellow
13,C.I.Pigment Yellow 1
6,C.I.Pigment Yellow 83、マ
ゼンタインクとして使用される顔料としては、C.I.
Pigment Red 5,C.I.Pigment
Red 7,C.I.Pigment Red 1
2,C.I.Pigment Red 48(Ca),
C.I.Pigment Red48(Mn),C.
I.Pigment Red 57(Ca),C.I.
Pigment Red 112,C.I.Pigme
nt Red 122,シアンインクとして使用される
顔料としては、C.I.Pigment Blue1,
C.I.Pigment Blue 2,C.I.Pi
gment Blue 3,C.I.Pigment
Blue 15:3,C.I.Pigment Blu
e 16,C.I.Pigment Blue 22,
C.I.Vat Blue 4,C.I.Vat Bl
ue 6等が挙げられるが、これらに限られるものでは
ない。また、本発明のために新たに製造されたものでも
使用可能である。本発明のインクに含有される顔料の分
散剤は、アルカリ可溶型水溶性樹脂ならどんなものでも
使用可能だが、重量平均分子量は1000〜30000
の範囲が好ましい。さらに、好ましくは、3000〜1
5000の範囲である。具体的には、スチレン、スチレ
ン誘導体、ビニルナフタレン、ビニルナフタレン誘導
体、α,β−エチレン性不飽和カルボン酸の脂肪族アル
コールエステル等、アクリル酸、アクリル酸誘導体、マ
レイン酸、マレイン酸誘導体、イタコン酸、イタコン酸
誘導体、フマール酸、フマール酸誘導体等から選ばれた
少なくとも2つ以上の単量体(このうちの少なくとも1
つは親水性単量体)からなるブロック共重合体、あるい
は、ランダム、グラフト共重合体等が挙げられる。ま
た、ロジンのような天然樹脂も使用することができる。
尚、前記水溶性樹脂はインク全量に対して0.1〜5重
量%の範囲で含有されることが好ましい。
【0015】さらに、本発明のインクは、好ましくはイ
ンク全体が中性またはアルカリ性に調整されていること
が、前記水溶性樹脂の溶解性を向上させ、一層の長期保
存性に優れたインクとすることができるので望ましい。
但し、この場合、インクジェット記録装置に使われてい
る種々の部材の腐食の原因となる場合があるので好まし
くは7〜10のpH範囲とされるのが望ましい。以上の
ごとき、顔料及びアルカリ可溶型水溶性樹脂は水性媒体
中に分散または溶解される。
ンク全体が中性またはアルカリ性に調整されていること
が、前記水溶性樹脂の溶解性を向上させ、一層の長期保
存性に優れたインクとすることができるので望ましい。
但し、この場合、インクジェット記録装置に使われてい
る種々の部材の腐食の原因となる場合があるので好まし
くは7〜10のpH範囲とされるのが望ましい。以上の
ごとき、顔料及びアルカリ可溶型水溶性樹脂は水性媒体
中に分散または溶解される。
【0016】本発明のインクにおいて好適な水性媒体
は、水及び水溶性有機溶剤の混合溶媒であり、水として
は種々のイオンを含有する一般の水ではなく、イオン交
換水(脱イオン水)を使用するのが好ましい。
は、水及び水溶性有機溶剤の混合溶媒であり、水として
は種々のイオンを含有する一般の水ではなく、イオン交
換水(脱イオン水)を使用するのが好ましい。
【0017】また、水溶性有機溶剤としては、例えば、
メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルア
ルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコ
ール、sec−ブチルアルコール、tert−ブチルア
ルコール等の炭素数1〜4のアルキルアルコール類;ジ
メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド
類;アセトン、ジアセトンアルコール等のケトンまたは
ケトアルコール類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等
のエーテル類;ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール等のポリアルキレングリコール類;エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、1,2,6−ヘキサン
トリオール、チオジグリコール、ヘキシレングリコー
ル、ジエチレングリコール等のアルキレン基が2〜6個
の炭素原子を含むアルキレングリコール類;グリセリ
ン;エチレングリコールモノメチル(またはエチル)エ
ーテル、ジエチレングリコールメチル(又はエチル)エ
ーテル、トリエチレングリコールモノメチル(又はエチ
ル)エーテル等の多価アルコールの低級アルキルエーテ
ル類;N−メチル−2−ピロリドン、2−ピロリドン、
1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等が挙げられ
る。これらの多くの水溶性有機溶剤の中でもエチレング
リコール等の多価アルコール、トリエチレングリコール
モノメチル(又はエチル)エーテル等の多価アルコール
の低級アルキルエーテルが好ましい。
メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルア
ルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコ
ール、sec−ブチルアルコール、tert−ブチルア
ルコール等の炭素数1〜4のアルキルアルコール類;ジ
メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド
類;アセトン、ジアセトンアルコール等のケトンまたは
ケトアルコール類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等
のエーテル類;ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール等のポリアルキレングリコール類;エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、1,2,6−ヘキサン
トリオール、チオジグリコール、ヘキシレングリコー
ル、ジエチレングリコール等のアルキレン基が2〜6個
の炭素原子を含むアルキレングリコール類;グリセリ
ン;エチレングリコールモノメチル(またはエチル)エ
ーテル、ジエチレングリコールメチル(又はエチル)エ
ーテル、トリエチレングリコールモノメチル(又はエチ
ル)エーテル等の多価アルコールの低級アルキルエーテ
ル類;N−メチル−2−ピロリドン、2−ピロリドン、
1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等が挙げられ
る。これらの多くの水溶性有機溶剤の中でもエチレング
リコール等の多価アルコール、トリエチレングリコール
モノメチル(又はエチル)エーテル等の多価アルコール
の低級アルキルエーテルが好ましい。
【0018】本発明のインクの中の上記水溶性有機溶剤
の含有量は、一般にインク全重量の3〜50重量%の範
囲であり、好ましくは、3〜40重量%の範囲であり、
使用する水はインク全重量の10〜90重量%、好まし
くは30〜80重量%の範囲である。
の含有量は、一般にインク全重量の3〜50重量%の範
囲であり、好ましくは、3〜40重量%の範囲であり、
使用する水はインク全重量の10〜90重量%、好まし
くは30〜80重量%の範囲である。
【0019】又、本発明のインクは、上記成分のほかに
必要に応じて所望の物性値を持つインクとするために、
界面活性剤、消泡剤、防腐剤等を添加することができ、
さらに、市販の水溶性染料などを添加することもでき
る。
必要に応じて所望の物性値を持つインクとするために、
界面活性剤、消泡剤、防腐剤等を添加することができ、
さらに、市販の水溶性染料などを添加することもでき
る。
【0020】本発明のインクの作成方法としては、はじ
めに、環状アミン、カルカリ可溶型水溶性分散樹脂、水
を少なくとも含有する水溶液に顔料を添加し、攪拌した
後、前述の分散手段を用いて分散を行い、必要に応じて
遠心分離処理を行い、所望の分散液を得る。次に、この
分散液に必要に応じて上記であげたような他の成分を加
え、攪拌しインクとする。更に、顔料を含む水溶液を分
散処理する前にプレミキシングを30分間以上行うこと
が効果的である。このプレミキシングの操作は、顔料表
面の濡れ性を改善し、顔料表面への吸着を促進するもの
である。
めに、環状アミン、カルカリ可溶型水溶性分散樹脂、水
を少なくとも含有する水溶液に顔料を添加し、攪拌した
後、前述の分散手段を用いて分散を行い、必要に応じて
遠心分離処理を行い、所望の分散液を得る。次に、この
分散液に必要に応じて上記であげたような他の成分を加
え、攪拌しインクとする。更に、顔料を含む水溶液を分
散処理する前にプレミキシングを30分間以上行うこと
が効果的である。このプレミキシングの操作は、顔料表
面の濡れ性を改善し、顔料表面への吸着を促進するもの
である。
【0021】一方、本発明に使用する分散機は、一般に
使用される分散機なら、如何なるものでも良いが、たと
えば、ボールミル、ロールミル、サンドミルなどが挙げ
られる。
使用される分散機なら、如何なるものでも良いが、たと
えば、ボールミル、ロールミル、サンドミルなどが挙げ
られる。
【0022】その中でも、高速型のサンドミルが好まし
く、たとえば、スーパーミル、サンドグラインダー、ビ
ーズミル、アジテータミル、グレンミル、ダイノーミ
ル、パールミル、コボルミル(いずれも商品名)等が挙
げられる。
く、たとえば、スーパーミル、サンドグラインダー、ビ
ーズミル、アジテータミル、グレンミル、ダイノーミ
ル、パールミル、コボルミル(いずれも商品名)等が挙
げられる。
【0023】本発明において、所望の粒度分布を有する
顔料を得る方法としては、分散機の粉砕メディアのサイ
ズを小さくする、粉砕メディアの充填率を大きくする、
また処理時間を長くする、吐出速度を遅くする、粉砕後
フィルターや遠心分離機等で分級するなどの手法が用い
られる。またはそれらの手法の組合せが挙げられる。
顔料を得る方法としては、分散機の粉砕メディアのサイ
ズを小さくする、粉砕メディアの充填率を大きくする、
また処理時間を長くする、吐出速度を遅くする、粉砕後
フィルターや遠心分離機等で分級するなどの手法が用い
られる。またはそれらの手法の組合せが挙げられる。
【0024】本発明のインクを用いて記録を行うのに好
適な記録装置としては、記録ヘッドの室内のインクに記
録信号に対応した熱エネルギーを与え、該エネルギーに
より液滴を発生させる装置が挙げられる。
適な記録装置としては、記録ヘッドの室内のインクに記
録信号に対応した熱エネルギーを与え、該エネルギーに
より液滴を発生させる装置が挙げられる。
【0025】その主要部であるヘッド構成例を図1
(A),図1(B),図2に示す。ヘッド13は、イン
クを通す溝14を有するガラス、セラミックス、または
プラスチック板などと、感熱記録に用いられる発熱ヘッ
ド15(図では薄膜ヘッドが示されているが、これに限
定されるものではない)とを接着して得られる。発熱ヘ
ッド15は、酸化シリコンなどで形成される保護膜1
6、アルミニウム電極17−1,17−2、ニクロム等
で形成される発熱抵抗体層18、蓄熱層19、アルミナ
等の放熱性の良い基板20より成っている。
(A),図1(B),図2に示す。ヘッド13は、イン
クを通す溝14を有するガラス、セラミックス、または
プラスチック板などと、感熱記録に用いられる発熱ヘッ
ド15(図では薄膜ヘッドが示されているが、これに限
定されるものではない)とを接着して得られる。発熱ヘ
ッド15は、酸化シリコンなどで形成される保護膜1
6、アルミニウム電極17−1,17−2、ニクロム等
で形成される発熱抵抗体層18、蓄熱層19、アルミナ
等の放熱性の良い基板20より成っている。
【0026】インク21は吐出オリフィス(微細孔)2
2まで来ており、圧力Pによるメニスカス23を形成し
ている。
2まで来ており、圧力Pによるメニスカス23を形成し
ている。
【0027】いま、電極17−1,17−2に電気信号
が加わると、発熱ヘッド15のnで示される領域が急激
に発熱し、ここに接しているインク21に気泡が発生
し、その圧力でメニスカス23が突出し、インク21が
吐出し、オリフィス22より記録小滴24となり被記録
材25に向かって飛翔する。図2には図1(A)に示す
ヘッドを多数並べたマルチヘッドの外観図を示す。該マ
ルチヘッドはマルチ溝26を有するガラス板27と、図
1(A)に説明したものと同様な発熱ヘッド28を密着
して作られている。
が加わると、発熱ヘッド15のnで示される領域が急激
に発熱し、ここに接しているインク21に気泡が発生
し、その圧力でメニスカス23が突出し、インク21が
吐出し、オリフィス22より記録小滴24となり被記録
材25に向かって飛翔する。図2には図1(A)に示す
ヘッドを多数並べたマルチヘッドの外観図を示す。該マ
ルチヘッドはマルチ溝26を有するガラス板27と、図
1(A)に説明したものと同様な発熱ヘッド28を密着
して作られている。
【0028】尚、図1(A)はインク流路に沿ったヘッ
ド13の断面図であり、図1(B)は図1(A)のA−
B線での切断面である。
ド13の断面図であり、図1(B)は図1(A)のA−
B線での切断面である。
【0029】図3に、かかるヘッドを組み込んだインク
ジェット記録装置の一例を示す。図3において、61は
ワイピング部材としてのブレードであり、その一端はブ
レード保持部材によって保持されて固定端となりカンチ
レバーの形態をなす。ブレード61は記録ヘッドによる
記録領域に隣接した位置に配置され、又、本例の場合、
記録ヘッドの移動経路中に突出した形態で保持される。
62はキャップであり、ブレード61に隣接するホーム
ポジションに配設され、記録ヘッドの移動方向と垂直な
方向に移動して吐出面と当接しキャッピングを行う構成
を具える。さらに63はブレード61に隣接して設けら
れるインク吸収体であり、ブレード61と同様、記録ヘ
ッドの移動経路中に突出した形態で保持される。上記ブ
レード61、キャップ62、吸収体63によって吐出回
復部64が構成され、ブレード61及び吸収体63によ
ってインク吐出口面の水分、塵やほこり等の除去が行わ
れる。65は吐出エネルギー発生手段を有し、吐出口を
配した吐出口面に対向する被記録材にインクを吐出して
記録を行う記録ヘッド、66は記録ヘッド65を搭載し
て記録ヘッド65の移動を行うためのキャリッジであ
る。キャリッジ66は、ガイド軸67と摺動可能に係合
し、キャリッジ66の一部は、モータ68によって駆動
されるベルト69と接続(図示せず)している。これに
よりキャリッジ66はガイド軸67に沿った移動が可能
となり、記録ヘッド65による記録領域及びその隣接し
た領域の移動が可能となる。
ジェット記録装置の一例を示す。図3において、61は
ワイピング部材としてのブレードであり、その一端はブ
レード保持部材によって保持されて固定端となりカンチ
レバーの形態をなす。ブレード61は記録ヘッドによる
記録領域に隣接した位置に配置され、又、本例の場合、
記録ヘッドの移動経路中に突出した形態で保持される。
62はキャップであり、ブレード61に隣接するホーム
ポジションに配設され、記録ヘッドの移動方向と垂直な
方向に移動して吐出面と当接しキャッピングを行う構成
を具える。さらに63はブレード61に隣接して設けら
れるインク吸収体であり、ブレード61と同様、記録ヘ
ッドの移動経路中に突出した形態で保持される。上記ブ
レード61、キャップ62、吸収体63によって吐出回
復部64が構成され、ブレード61及び吸収体63によ
ってインク吐出口面の水分、塵やほこり等の除去が行わ
れる。65は吐出エネルギー発生手段を有し、吐出口を
配した吐出口面に対向する被記録材にインクを吐出して
記録を行う記録ヘッド、66は記録ヘッド65を搭載し
て記録ヘッド65の移動を行うためのキャリッジであ
る。キャリッジ66は、ガイド軸67と摺動可能に係合
し、キャリッジ66の一部は、モータ68によって駆動
されるベルト69と接続(図示せず)している。これに
よりキャリッジ66はガイド軸67に沿った移動が可能
となり、記録ヘッド65による記録領域及びその隣接し
た領域の移動が可能となる。
【0030】51は、被記録材を挿入するための給紙
部、52は不図示のモータにより駆動される紙送りロー
ラである。これらの構成によって記録ヘッドの吐出口面
と対向する位置へ被記録材が給紙され、記録が進行する
につれて排紙ローラ53を配した排紙部へ排紙される。
部、52は不図示のモータにより駆動される紙送りロー
ラである。これらの構成によって記録ヘッドの吐出口面
と対向する位置へ被記録材が給紙され、記録が進行する
につれて排紙ローラ53を配した排紙部へ排紙される。
【0031】上記構成において、記録ヘッド65が記録
終了等でホームポジションに戻る際、ヘッド回復部64
のキャリッジ62は記録ヘッド65の移動経路から退避
しているが、ブレード61は移動経路中に突出してい
る。この結果、記録ヘッド65の吐出口面がワイピング
される。なお、キャップ62が記録ヘッド65の吐出面
に当接してキャッピングを行う場合、キャップ62は記
録ヘッドの移動経路中へ突出するように移動する。
終了等でホームポジションに戻る際、ヘッド回復部64
のキャリッジ62は記録ヘッド65の移動経路から退避
しているが、ブレード61は移動経路中に突出してい
る。この結果、記録ヘッド65の吐出口面がワイピング
される。なお、キャップ62が記録ヘッド65の吐出面
に当接してキャッピングを行う場合、キャップ62は記
録ヘッドの移動経路中へ突出するように移動する。
【0032】記録ヘッド65がホームポジションから記
録開始位置へ移動する場合、キャップ62及びブレード
61は上述したワイピング時の位置と同一の位置にあ
る。この結果、この移動においても、記録ヘッド65の
吐出口面はワイピングされる。
録開始位置へ移動する場合、キャップ62及びブレード
61は上述したワイピング時の位置と同一の位置にあ
る。この結果、この移動においても、記録ヘッド65の
吐出口面はワイピングされる。
【0033】上述した記録ヘッドのホームポジションへ
の移動は、記録終了時や吐出回復時ばかりではなく、記
録ヘッドが記録のために記録領域を移動する間に所定の
間隔で記録領域に隣接したホームポジションへ移動し、
この移動に伴って上記ワイピングが行なわれる。
の移動は、記録終了時や吐出回復時ばかりではなく、記
録ヘッドが記録のために記録領域を移動する間に所定の
間隔で記録領域に隣接したホームポジションへ移動し、
この移動に伴って上記ワイピングが行なわれる。
【0034】図4は、ヘッドにインク供給チューブを介
して供給されるインクを収容したインクカートリッジ4
5の一例を示す図である。ここで40は供給用インクを
収容したインク袋であり、その先端にはゴム製の栓42
が設けられている。この栓42に針(不図示)を挿入す
ることにより、インク袋40中のインクをヘッドに供給
可能にできる。44は廃インクを受容するインク吸収材
である。
して供給されるインクを収容したインクカートリッジ4
5の一例を示す図である。ここで40は供給用インクを
収容したインク袋であり、その先端にはゴム製の栓42
が設けられている。この栓42に針(不図示)を挿入す
ることにより、インク袋40中のインクをヘッドに供給
可能にできる。44は廃インクを受容するインク吸収材
である。
【0035】本発明で使用されるインクジェット記録装
置としては、上記のごときヘッドとインクカートリッジ
とが別体となったものに限らず、図5に示すごときそれ
らが一体となったものも好適に用いられる。
置としては、上記のごときヘッドとインクカートリッジ
とが別体となったものに限らず、図5に示すごときそれ
らが一体となったものも好適に用いられる。
【0036】図5において、70はインクジェットカー
トリッジであって、この中にインクを含浸させたインク
収容体が収納されており、かかるインク吸収体中のイン
クが複数のオリフィスを有するヘッド部71からインク
滴として吐出される構成になっている。72はカートリ
ッジ内部を大気に連通させるための大気連通口である。
トリッジであって、この中にインクを含浸させたインク
収容体が収納されており、かかるインク吸収体中のイン
クが複数のオリフィスを有するヘッド部71からインク
滴として吐出される構成になっている。72はカートリ
ッジ内部を大気に連通させるための大気連通口である。
【0037】このインクジェットカートリッジ70は、
図3で示す記録ヘッド65に代えて用いられるものであ
って、キャリッジ66に対し脱着自在になっている。
図3で示す記録ヘッド65に代えて用いられるものであ
って、キャリッジ66に対し脱着自在になっている。
【0038】
【実施例】以下に実施例により本発明をさらに説明す
る。
る。
【0039】実施例1 (顔料分散液の作成) スチレン−アクリル酸−アクリル酸ブチル共重合体 2部 (酸価110,重量平均分子量7000) ピペリジン 1部 イオン交換水 76部 ジエチレングリコール 5部 上記成分を混合し、ウォーターバスで70℃に加温し、
樹脂分を完全に溶解させる。この溶液に新たに試作され
たカーボンブラック(S170 デグッサ製)15部、
イソプロピルアルコール1部を加え、30分間プレミキ
シングをおこなった後、下記の条件で分散処理を行っ
た。
樹脂分を完全に溶解させる。この溶液に新たに試作され
たカーボンブラック(S170 デグッサ製)15部、
イソプロピルアルコール1部を加え、30分間プレミキ
シングをおこなった後、下記の条件で分散処理を行っ
た。
【0040】 分散機 サンドグラインダー(五十嵐機械
製) 粉砕メディア ガラスピーズ 0.8mm径 粉砕メディアの充填率 50%(体積) 粉砕時間 3時間 さらに遠心分離処理(12000RPM,20分間)を
行い、粗大粒子を除去して分散液とした。
製) 粉砕メディア ガラスピーズ 0.8mm径 粉砕メディアの充填率 50%(体積) 粉砕時間 3時間 さらに遠心分離処理(12000RPM,20分間)を
行い、粗大粒子を除去して分散液とした。
【0041】 (インクの作成) 上記分散液 30部 グリセリン 10部 エチレングリコール 10部 N−メチルピロリドン 5部 エチルアルコール 2部 イオン交換水 43部 上記成分を混合し、さらに、遠心分離処理(12000
RPM,20分間)を行い、インクを調整した。
RPM,20分間)を行い、インクを調整した。
【0042】実施例2 (顔料分散液の作成) スチレン−マレイン酸−マレイン酸ハーフエステル共重合体 2.5部 (酸価130,重量平均分子量4000) ピロリジン 1 部 イオン交換水 76.5部 エチレングリコール 5 部 上記成分を混合し、ウォーターバスで70℃に加温し、
樹脂分を完全に溶解させる。この溶液に新たに試作され
たカーボンブラック(MOGUL−L キャボット製)
15部を加え、30分間プレミキシングをおこなった
後、下記の条件で分散処理を行った。
樹脂分を完全に溶解させる。この溶液に新たに試作され
たカーボンブラック(MOGUL−L キャボット製)
15部を加え、30分間プレミキシングをおこなった
後、下記の条件で分散処理を行った。
【0043】 分散機 サンドグラインダー(五十嵐機械
製) 粉砕メディア ガラスピーズ 0.5mm径 粉砕メディアの充填率 60%(体積) 粉砕時間 3時間 さらに遠心分離処理(12000RPM,20分間)を
行い、粗大粒子を除去して分散液とした。
製) 粉砕メディア ガラスピーズ 0.5mm径 粉砕メディアの充填率 60%(体積) 粉砕時間 3時間 さらに遠心分離処理(12000RPM,20分間)を
行い、粗大粒子を除去して分散液とした。
【0044】 (インクの作成) 上記分散液 35 部 グリセリン 10 部 エチレングリコール 10 部 アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 0.2部 イオン交換水 44.8部 上記成分を混合し、さらに、遠心分離処理(12000
RPM,20分間)を行い、インクを調整した。
RPM,20分間)を行い、インクを調整した。
【0045】実施例3 (顔料分散液の作成) α−メチル−スチレン−スチレン−メタクリル酸−2−エチルヘキシルメタ クリレート共重合体 1.8部 (酸価80,重量平均分子量8000) ピロール 0.7部 イオン交換水 77.5部 エチレングリコール 5 部 上記成分を混合し、ウォーターバスで70℃に加温し、
樹脂分を完全に溶解させる。この溶液に新たに試作され
たカーボンブラック(MCF88 三菱化成製)15部
を加え、30分間プレミキシングをおこなった後、下記
の条件で分散処理を行った。
樹脂分を完全に溶解させる。この溶液に新たに試作され
たカーボンブラック(MCF88 三菱化成製)15部
を加え、30分間プレミキシングをおこなった後、下記
の条件で分散処理を行った。
【0046】 分散機 サンドグラインダー(五十嵐機械
製) 粉砕メディア ジルコニアビーズ 1mm径 粉砕メディアの充填率 60%(体積) 粉砕時間 2時間 さらに遠心分離処理(12000RPM,20分間)を
行い、粗大粒子を除去して分散液とした。
製) 粉砕メディア ジルコニアビーズ 1mm径 粉砕メディアの充填率 60%(体積) 粉砕時間 2時間 さらに遠心分離処理(12000RPM,20分間)を
行い、粗大粒子を除去して分散液とした。
【0047】 (インクの作成) 上記分散液 40 部 グリセリン 10 部 チオジグリコール 10 部 イソプロピルアルコール 0.5部 イオン交換水 39.5部 上記成分を混合し、さらに、遠心分離処理(12000
RPM,20分間)を行い、インクを調整した。
RPM,20分間)を行い、インクを調整した。
【0048】実施例4 (顔料分散液の作成) α−メチルスチレン−スチレン−メタクリル酸−エチルアクリレート 共重合体 3 部 (酸価120,重量平均分子量10000) ピラゾリジン 0.8部 イオン交換水 76.2部 エチレングリコール 5 部 上記成分を混合し、ウォーターバスで70℃に加温し、
樹脂分を完全に溶解させる。この溶液に新たに試作され
たカーボンブラック(Printex U デグッサ
製)15部を加え、30分間プレミキシングをおこなっ
た後、下記の条件で分散処理を行った。
樹脂分を完全に溶解させる。この溶液に新たに試作され
たカーボンブラック(Printex U デグッサ
製)15部を加え、30分間プレミキシングをおこなっ
た後、下記の条件で分散処理を行った。
【0049】 分散機 サンドグラインダー(五十嵐機械
製) 粉砕メディア ジルコニアビーズ 1mm径 粉砕メディアの充填率 60%(体積) 粉砕時間 2時間 さらに遠心分離処理(12000RPM,20分間)を
行い、粗大粒子を除去して分散液とした。
製) 粉砕メディア ジルコニアビーズ 1mm径 粉砕メディアの充填率 60%(体積) 粉砕時間 2時間 さらに遠心分離処理(12000RPM,20分間)を
行い、粗大粒子を除去して分散液とした。
【0050】 (インクの作成) 上記分散液 40 部 トリエチレングリコール 10 部 ジエチレングリコール 8 部 ラウリルアルコールエチレンオキサイド付加物 0.2部 イオン交換水 41.8部 上記成分を混合し、さらに、遠心分離処理(12000
RPM,20分間)を行い、インクを調整した。
RPM,20分間)を行い、インクを調整した。
【0051】実施例5 (顔料分散液の作成) スチレン−アクリル酸−2−ヒドロキシルエチルメタクリレート 共重合体 4部 (酸価140,重量平均分子量7500) ピリミジン 1部 イオン交換水 75部 グリセリン 5部 上記成分を混合し、ウォーターバスで70℃に加温し、
樹脂分を完全に溶解させる。この溶液にカーボンブラッ
ク(NO.1000,三菱化成製)15部を加え、30
分間プレミキシングをおこなった後、下記の条件で分散
処理を行った。
樹脂分を完全に溶解させる。この溶液にカーボンブラッ
ク(NO.1000,三菱化成製)15部を加え、30
分間プレミキシングをおこなった後、下記の条件で分散
処理を行った。
【0052】 分散機 パールミル(アシザワ製) 粉砕メディア ジルコニアビーズ 1mm径 粉砕メディアの充填率 50%(体積) 吐出速度 100ml/min. さらに遠心分離処理(12000RPM,20分間)を
行い、粗大粒子を除去して分散液とした。
行い、粗大粒子を除去して分散液とした。
【0053】 (インクの作成) 上記分散液 35 部 ポリエチレングリコール 12 部 ジエチレングリコール 5 部 サーフィノール485(日信化学工業製) 0.3部 イオン交換水 47.7部 上記成分を混合し、さらに、遠心分離処理(12000
RPM,20分間)を行い、インクを調整した。
RPM,20分間)を行い、インクを調整した。
【0054】(比較例) 比較例1〜3 実施例1〜3において、分散液作成時に、本発明による
環状アミンを添加せず、そのかわりにジエタノールアミ
ンを加えたものをインクとして用い、他は実施例1〜3
と同様に試験を行った。
環状アミンを添加せず、そのかわりにジエタノールアミ
ンを加えたものをインクとして用い、他は実施例1〜3
と同様に試験を行った。
【0055】(評価)インクを、記録信号に応じた熱エ
ネルギーを付与することによりインクを吐出させるオン
デマンド型マルチ記録ヘッドを有するインクジェット記
録装置であるBJ−10v(キャノン製)を用いて下記
の試験により評価した。
ネルギーを付与することによりインクを吐出させるオン
デマンド型マルチ記録ヘッドを有するインクジェット記
録装置であるBJ−10v(キャノン製)を用いて下記
の試験により評価した。
【0056】[印字物の印字濃度評価]上記のインクジ
ェット記録装置を用いて、キャノン NP−DRYコピ
ー用紙、ゼロックス4024コピー用紙、Plover
Bond紙に印字を行い、印字物の印字濃度をマクベ
ス濃度計(TR918)で測定した。
ェット記録装置を用いて、キャノン NP−DRYコピ
ー用紙、ゼロックス4024コピー用紙、Plover
Bond紙に印字を行い、印字物の印字濃度をマクベ
ス濃度計(TR918)で測定した。
【0057】[印字物の品位評価]上記印字物を目視に
より、印字濃度むら、エッジのシャープさを評価し、下
記3段階で評価を行った。
より、印字濃度むら、エッジのシャープさを評価し、下
記3段階で評価を行った。
【0058】〇:べた印字部における均一性が高く、文
字部のエッジもシャープである。
字部のエッジもシャープである。
【0059】△:文字部のエッジは、シャープである
が、べた印字部にむらがある。
が、べた印字部にむらがある。
【0060】×:文字部のエッジが、ぼやけており、べ
た印字部にむらもひどい。
た印字部にむらもひどい。
【0061】[インクの乾燥性評価]インクを図5のイ
ンクカートリッジに充填し、25℃,60%RHに放置
し、上記のインクジェット記録装置を用いて、印字試験
を行い、不吐出ノズルの発生しない日数を調べた。
ンクカートリッジに充填し、25℃,60%RHに放置
し、上記のインクジェット記録装置を用いて、印字試験
を行い、不吐出ノズルの発生しない日数を調べた。
【0062】以上の試験結果を表1にまとめて示す。
【0063】
【表1】
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明のインクを用
いれば、用紙の違いに対しても安定した印字濃度の高い
記録画像を得ることができ、さらにインクの吐出安定
性、ヘッド先端での固化、印字物の品質低下など他の特
性を低下させることなく、種々の問題点を解消できる。
いれば、用紙の違いに対しても安定した印字濃度の高い
記録画像を得ることができ、さらにインクの吐出安定
性、ヘッド先端での固化、印字物の品質低下など他の特
性を低下させることなく、種々の問題点を解消できる。
【図1】本発明のヘッドの構成例を説明する断面図であ
る。図1(A)はインク流路に沿ったヘッドの構成例を
説明する断面図である。図1(B)は図1(A)のA−
B線での切断面を説明する断面図である。
る。図1(A)はインク流路に沿ったヘッドの構成例を
説明する断面図である。図1(B)は図1(A)のA−
B線での切断面を説明する断面図である。
【図2】図1(A)に示されるヘッドを多数並べたマル
チヘッドを説明する外観図である。
チヘッドを説明する外観図である。
【図3】本発明のヘッドを組み込んだインクジェット記
録装置を説明する斜視図である。
録装置を説明する斜視図である。
【図4】ヘッドにインク供給チューブを介して供給され
るインクを収容したインクカートリッジの一例を説明す
る断面図である。
るインクを収容したインクカートリッジの一例を説明す
る断面図である。
【図5】ヘッドとインクカートリッジが一体になったイ
ンクジェット記録装置の例を説明する斜視図である。
ンクジェット記録装置の例を説明する斜視図である。
13 ヘッド 14 溝 15 発熱ヘッド 16 保護膜 17−1,17−2 アルミニウム電極 18 発熱抵抗体層 19 蓄熱層 20 基板 21 インク 22 吐出オリフィス 23 メニスカス 24 記録小滴 25 被記録体 26 マルチ溝 27 ガラス板 28 発熱ヘッド 40 インク袋 42 栓 44 インク吸収体 45 インクカートリッジ 51 給紙部 52 紙送りローラ 53 排紙ローラ 61 ブレード 62 キャップ 63 インク吸収体 64 吐出回復部 65 記録ヘッド 66 キャリッジ 67 ガイド軸 68 モータ 69 ベルト 70 インクジェットカートリッジ 71 ヘッド部 72 大気連通口
Claims (14)
- 【請求項1】 水性媒体中に顔料、及び、アルカリ可溶
型水溶性樹脂を含むインクにおいて、前記インクが環状
アミンを含有することを特徴とするインク。 - 【請求項2】 前記環状アミンが、ピロール、3−ピロ
リン、ピロリジン、ピラゾール、2−ピラゾリン、ピラ
ゾリジン、イミダゾール、1,2,3−トリアゾール、
1,2,4−トリアゾール、ピペリジン、ピリダジン、
ピリミジン、ピラジン、モルホリン、及び、ピリジンか
ら選ばれる少なくとも1種以上である請求項1記載のイ
ンク。 - 【請求項3】 前記環状アミンの含有量が以下の式を満
足する請求項1記載のインク。 環状アミンの量(g)≧(樹脂の酸価×環状アミンの分
子量×分散樹脂量(g)×0.8)/56000 - 【請求項4】 インクジェット記録用である請求項1〜
3記載のインク。 - 【請求項5】 インクをインク滴として吐出させて記録
を行うインクジェット記録方法において、前記インク
が、水性媒体中に顔料、及び、アルカリ可溶型水溶性樹
脂を含み、且つ、環状アミンを含有することを特徴とす
るインクジェット記録方法。 - 【請求項6】 前記記録方法が、熱エネルギーを作用さ
せて前記インクをインク滴として吐出させる方法である
請求項5記載のインクジェット記録方法。 - 【請求項7】 インクを収容したインク収容部、前記イ
ンクをインク滴として吐出させるためのヘッド部を備え
た記録ユニットにおいて、前記インクが請求項1〜4に
記載のインクであることを特徴とするインクジェット捺
染ユニット。 - 【請求項8】 前記ヘッド部がインクに熱エネルギーを
作用させてインク滴を吐出させるヘッドを含む請求項7
記載の記録ユニット。 - 【請求項9】 インクを収容したインク収容部を備えた
インクカートリッジにおいて、前記インクが請求項1〜
4に記載のインクであることを特徴とするインクカート
リッジ。 - 【請求項10】 インクを収容したインク収容部と、前
記インクをインク滴として吐出させるためのヘッド部を
有する記録ユニットを備えたインクジェット記録装置に
おいて、前記インクが請求項1〜4に記載のインクであ
ることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項11】 前記ヘッド部がインクに熱エネルギー
を作用させてインク滴を吐出させるヘッドを含む請求項
10記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項12】 インクを収容したインク収容部を備え
たインクカートリッジと、前記インクをインク滴として
吐出させるための記録ヘッドを備えたインクジェット記
録装置において、前記インクが請求項1〜4に記載のイ
ンクであることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項13】 前記インクカートリッジに収容したイ
ンクを前記記録ヘッドに対して供給するインク供給部を
有する請求項12記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項14】 前記記録ヘッドがインクに熱エネルギ
ーを作用させてインク滴を吐出させるヘッドを含む請求
項12〜13記載のインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8613593A JPH06299109A (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | インク、かかるインクを用いた記録方法、及び、機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8613593A JPH06299109A (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | インク、かかるインクを用いた記録方法、及び、機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06299109A true JPH06299109A (ja) | 1994-10-25 |
Family
ID=13878278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8613593A Pending JPH06299109A (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | インク、かかるインクを用いた記録方法、及び、機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06299109A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09157564A (ja) * | 1995-12-07 | 1997-06-17 | Fuji Xerox Co Ltd | インクジェット記録用インク及びインクジェット記録 方法 |
JP2003192968A (ja) * | 2001-10-19 | 2003-07-09 | Hewlett Packard Co <Hp> | 減速が改善されたインク組成物 |
JP2007231281A (ja) * | 2007-03-28 | 2007-09-13 | Dainippon Ink & Chem Inc | インクジェット記録用水性インク組成物 |
-
1993
- 1993-04-13 JP JP8613593A patent/JPH06299109A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09157564A (ja) * | 1995-12-07 | 1997-06-17 | Fuji Xerox Co Ltd | インクジェット記録用インク及びインクジェット記録 方法 |
JP2003192968A (ja) * | 2001-10-19 | 2003-07-09 | Hewlett Packard Co <Hp> | 減速が改善されたインク組成物 |
JP2007231281A (ja) * | 2007-03-28 | 2007-09-13 | Dainippon Ink & Chem Inc | インクジェット記録用水性インク組成物 |
JP4692505B2 (ja) * | 2007-03-28 | 2011-06-01 | Dic株式会社 | インクジェット記録用水性インク組成物 |
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