JPH0629112B2 - アングルバー装置 - Google Patents
アングルバー装置Info
- Publication number
- JPH0629112B2 JPH0629112B2 JP2268541A JP26854190A JPH0629112B2 JP H0629112 B2 JPH0629112 B2 JP H0629112B2 JP 2268541 A JP2268541 A JP 2268541A JP 26854190 A JP26854190 A JP 26854190A JP H0629112 B2 JPH0629112 B2 JP H0629112B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- angle bar
- web material
- angle
- running
- bar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F13/00—Common details of rotary presses or machines
- B41F13/02—Conveying or guiding webs through presses or machines
- B41F13/06—Turning-bar arrangements
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
- Rotary Presses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ウエブ料紙を連続走行させて使用する輪転
機において、走行するウェブ料紙の走行方向を転換する
ために用いるアングルバー装置に関するものである。
機において、走行するウェブ料紙の走行方向を転換する
ために用いるアングルバー装置に関するものである。
ウェブ料紙を使用する輪転機のアングルバー装置では、
各アングルバーにおいて、輪転機の稼動中に、走行する
ウェブ料紙が周回接触する料紙案内領域の直前部位と直
後部位に、第4図に示すように、走行するウェブ料紙W
からインキや紙粉等が付着乃至堆積して体積体a,bが
形成される。これが、ウェブ料紙のアングルバーとの接
触面を汚損したり、走行中のウェブ料紙にイレギュラー
な張力を作用させたり等、走行するウェブ料紙に対し、
少なからぬ悪影響を及ぼす。
各アングルバーにおいて、輪転機の稼動中に、走行する
ウェブ料紙が周回接触する料紙案内領域の直前部位と直
後部位に、第4図に示すように、走行するウェブ料紙W
からインキや紙粉等が付着乃至堆積して体積体a,bが
形成される。これが、ウェブ料紙のアングルバーとの接
触面を汚損したり、走行中のウェブ料紙にイレギュラー
な張力を作用させたり等、走行するウェブ料紙に対し、
少なからぬ悪影響を及ぼす。
そこで、アングルバーにインキや紙粉が付着乃至堆積す
るのを防止するものとして、次のようなものが開示され
ている。例えば「増補版印刷辞典」(昭和62年6月3
0日初版第1刷、(財)印刷局朝陽会発行)の第237
頁右欄23乃至33行目の「ターニング=バー」の項に
は、バーにインキや紙粉等が付着乃至堆積しないよう
に、ターニングバー即ちアングルバーを少しずつ回す方
法及びアングルバーとウェブ料紙との間にすき間をもた
せるために空気を吹き出す方法がある旨記載されてお
り、また実開平2-46627 号公報には、ターンバー即ちア
ングルバー周面に設けた開口部よりエアーを噴出させ、
ウェブ料紙をアングルバー周面から離隔させアングルバ
ーとウェブ料紙との間にすき間をもたせる装置が記載さ
れている。
るのを防止するものとして、次のようなものが開示され
ている。例えば「増補版印刷辞典」(昭和62年6月3
0日初版第1刷、(財)印刷局朝陽会発行)の第237
頁右欄23乃至33行目の「ターニング=バー」の項に
は、バーにインキや紙粉等が付着乃至堆積しないよう
に、ターニングバー即ちアングルバーを少しずつ回す方
法及びアングルバーとウェブ料紙との間にすき間をもた
せるために空気を吹き出す方法がある旨記載されてお
り、また実開平2-46627 号公報には、ターンバー即ちア
ングルバー周面に設けた開口部よりエアーを噴出させ、
ウェブ料紙をアングルバー周面から離隔させアングルバ
ーとウェブ料紙との間にすき間をもたせる装置が記載さ
れている。
前記アングルバーを少しずつ回す方法では、アングルバ
ーを回して料紙案内領域及びその直前部位と直後部位を
絶えず更新して、インキや紙粉等が付着乃至堆積するの
を防止しようとするものであるが、昨今の新聞用輪転機
のように毎秒10メートル前後でウェブ料紙が走行する
輪転機では、インキや紙粉等の付着乃至堆積が極めてす
みやかに発生するので、これを防止するためには、アン
グルバーを比較的速く回す必要があり、それだけ速くア
ングルバーを回した場合には、ウェブ料紙の張力が均衡
を失い、紙やしわや紙切れを発生する。また上流側のア
ングルバーと下流側のアングルバーとを通過するウェブ
料紙を考えると、上流側のアングルバーに向かうウェブ
料紙はより上流側のドラッグローラーによって牽引した
ウェブ料紙が送り込まれて上流側のアングルバーと下流
側のアングルバーとの間に達するのに対し、下流側のア
ングルバーを後にするウェブ料紙はより下流側のドラッ
グローラーによって下流側のアングルバーによる摩擦に
抗して牽引され引き出される。従って、下流側のアング
ルバーを周回して走行するウェブ料紙は、比較的大きな
張力が作用しており下流側のアングルバーによく摺接す
るが、上流側のアングルバーを周回して走行するウェブ
料紙は、張力が小さく上流側のアングルバーへの摺接が
不完全である。そのため上流側のアングルバーと下流側
のアングルバーを略同様均等に少しずつ回し、アングル
バーに一旦付着乃至堆積したインキや紙粉等を走行する
ウェブ料紙で払拭しようとしても、上流側のターニング
バーでは完全に払拭することができなかった。
ーを回して料紙案内領域及びその直前部位と直後部位を
絶えず更新して、インキや紙粉等が付着乃至堆積するの
を防止しようとするものであるが、昨今の新聞用輪転機
のように毎秒10メートル前後でウェブ料紙が走行する
輪転機では、インキや紙粉等の付着乃至堆積が極めてす
みやかに発生するので、これを防止するためには、アン
グルバーを比較的速く回す必要があり、それだけ速くア
ングルバーを回した場合には、ウェブ料紙の張力が均衡
を失い、紙やしわや紙切れを発生する。また上流側のア
ングルバーと下流側のアングルバーとを通過するウェブ
料紙を考えると、上流側のアングルバーに向かうウェブ
料紙はより上流側のドラッグローラーによって牽引した
ウェブ料紙が送り込まれて上流側のアングルバーと下流
側のアングルバーとの間に達するのに対し、下流側のア
ングルバーを後にするウェブ料紙はより下流側のドラッ
グローラーによって下流側のアングルバーによる摩擦に
抗して牽引され引き出される。従って、下流側のアング
ルバーを周回して走行するウェブ料紙は、比較的大きな
張力が作用しており下流側のアングルバーによく摺接す
るが、上流側のアングルバーを周回して走行するウェブ
料紙は、張力が小さく上流側のアングルバーへの摺接が
不完全である。そのため上流側のアングルバーと下流側
のアングルバーを略同様均等に少しずつ回し、アングル
バーに一旦付着乃至堆積したインキや紙粉等を走行する
ウェブ料紙で払拭しようとしても、上流側のターニング
バーでは完全に払拭することができなかった。
他方、前記空気を吹き出してウェブ料紙とアングルバー
とを僅かに離隔する方法及び装置では、アングルバーと
空気源とを連結する冗長な管路あるいはアングルバーに
直結して気流発生源(例えば電動ファン)を配設しなけ
ればならず、かつかなり多量の吹き出し空気を必要とす
る割に、ウェブ料紙の走行張力の若干の変化に追随して
ウェブ料紙をアングルバー周面から離隔し続けることが
できず、従って装置が大掛かりでありながら目的とする
ウェブ料紙のアングルバーからの隔離を完全にはなし得
ず、長期間使用したときには、アングルバーにおける前
記料紙案内領域の直前部位と直後部位は勿論のこと、空
気吹出口にもその開口部を挟めるようにインキや紙粉が
付着乃至堆積してしまい、必ずしも好ましい結果が得ら
れなかった。また空気の吹き出しにともなう音も少なか
らず耳ざわりなものであった。
とを僅かに離隔する方法及び装置では、アングルバーと
空気源とを連結する冗長な管路あるいはアングルバーに
直結して気流発生源(例えば電動ファン)を配設しなけ
ればならず、かつかなり多量の吹き出し空気を必要とす
る割に、ウェブ料紙の走行張力の若干の変化に追随して
ウェブ料紙をアングルバー周面から離隔し続けることが
できず、従って装置が大掛かりでありながら目的とする
ウェブ料紙のアングルバーからの隔離を完全にはなし得
ず、長期間使用したときには、アングルバーにおける前
記料紙案内領域の直前部位と直後部位は勿論のこと、空
気吹出口にもその開口部を挟めるようにインキや紙粉が
付着乃至堆積してしまい、必ずしも好ましい結果が得ら
れなかった。また空気の吹き出しにともなう音も少なか
らず耳ざわりなものであった。
そのため近年の高速稼動輪転機では、前記によらず、専
ら、印刷終了後に、アングルバーに付着乃至堆積したイ
ンキや粉紙を作業者が手作業で拭き取っていた。
ら、印刷終了後に、アングルバーに付着乃至堆積したイ
ンキや粉紙を作業者が手作業で拭き取っていた。
しかしこうした拭き取り作業は、時間がかかる効率の悪
い作業であるうえに、輪転機の構成上アングルバーは高
所かつ他の部材(例えばガイドローラー)が複雑に入り
くんだ位置に設置されることが多いことから、作業姿勢
において窮屈な姿勢や不安定な姿勢を強いられる等、作
業者が受忍しなければならない肉体的、精神的な負担は
多大であった。
い作業であるうえに、輪転機の構成上アングルバーは高
所かつ他の部材(例えばガイドローラー)が複雑に入り
くんだ位置に設置されることが多いことから、作業姿勢
において窮屈な姿勢や不安定な姿勢を強いられる等、作
業者が受忍しなければならない肉体的、精神的な負担は
多大であった。
そのため、高速稼動する輪転機でも断紙等の不都合をと
もなうことなしにその周面を清浄に保つことができるア
ングルバー装置が、作業安全性や省略化、省人化の面か
ら強く望まれていた。
もなうことなしにその周面を清浄に保つことができるア
ングルバー装置が、作業安全性や省略化、省人化の面か
ら強く望まれていた。
本発明は上記のことにかんがみなされたもので、ウェブ
料紙走行中に、アングルバー間を走行するウェブ料紙の
張力が増加するようにアングルバーを連続回転すること
で、無駄なくアングルバー周面全域に渡って、インキや
紙粉による汚れが除去され、清浄することとなり、印刷
作業終了後においても、アングルバー周面には汚損個所
が残らないようにしたアングルバー装置を提供すること
を目的とするものである。
料紙走行中に、アングルバー間を走行するウェブ料紙の
張力が増加するようにアングルバーを連続回転すること
で、無駄なくアングルバー周面全域に渡って、インキや
紙粉による汚れが除去され、清浄することとなり、印刷
作業終了後においても、アングルバー周面には汚損個所
が残らないようにしたアングルバー装置を提供すること
を目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明に係るアングルバー
装置は、ウェブ料紙を走行させて使用する輪転機におい
て、ウェブ料紙の走行経路中に設けた少なくとも2個の
アングルバーと、各アングルバーを回転駆動する駆動手
段と、各アングルバーの駆動手段を起動制御する起動制
御手段とを有し、上流側のアングルバーと下流側のアン
グルバーとの間を走行するウェブ料紙に作用する張力が
増加するように各アングルバーを回転する構成とした。
装置は、ウェブ料紙を走行させて使用する輪転機におい
て、ウェブ料紙の走行経路中に設けた少なくとも2個の
アングルバーと、各アングルバーを回転駆動する駆動手
段と、各アングルバーの駆動手段を起動制御する起動制
御手段とを有し、上流側のアングルバーと下流側のアン
グルバーとの間を走行するウェブ料紙に作用する張力が
増加するように各アングルバーを回転する構成とした。
輪転機の作動にあわせて駆動手段を作動し、上流側のア
ングルバーと下流側のアングルバーを少しずつ回転し、
各アングルバー周面の料紙案内領域を絶えず更新する。
ングルバーと下流側のアングルバーを少しずつ回転し、
各アングルバー周面の料紙案内領域を絶えず更新する。
上流側のアングルバーと下流側のアングルバーとの回転
は、それぞれの回転方向及び/又は回転速度を相違せし
めて両アングルバー間を走行するウェブ料紙に作用する
張力が増加するように行う。
は、それぞれの回転方向及び/又は回転速度を相違せし
めて両アングルバー間を走行するウェブ料紙に作用する
張力が増加するように行う。
両アングルバー間を走行するウェブ料紙に作用する張力
が増加することで、走行するウェブ料紙が、絶えず上流
側のアングルバー周面にも下流側のアングルバー周面に
も良好で摺接するので、各アングルバー周面は払拭され
清浄に保たれる。
が増加することで、走行するウェブ料紙が、絶えず上流
側のアングルバー周面にも下流側のアングルバー周面に
も良好で摺接するので、各アングルバー周面は払拭され
清浄に保たれる。
〔実施例〕 この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、この発明の実施例の概略構成図で、第2図及
び第3図は第1図のアングルバーを軸線方向視した断面
側面図で、ウェブ料紙Wの走行方向とアングルバー1a
と1bの回転方向を示すもので、第4図はウェブ料紙を
案内するアングルバーの断面図を示す。
び第3図は第1図のアングルバーを軸線方向視した断面
側面図で、ウェブ料紙Wの走行方向とアングルバー1a
と1bの回転方向を示すもので、第4図はウェブ料紙を
案内するアングルバーの断面図を示す。
ウェブ料紙Wは、輪転機の給紙部(図示せず)から折部
(図示せず)へ紙通しされ、その径路途中においてアン
グルバー1a,1bの周面に周回し案内されている。
(図示せず)へ紙通しされ、その径路途中においてアン
グルバー1a,1bの周面に周回し案内されている。
アングルバー1a,1bは、ウェブ料紙Wの進行方向に
対して所定の角度をなして、輪転機の機枠(図示せず)
に回転自在に支承されている。
対して所定の角度をなして、輪転機の機枠(図示せず)
に回転自在に支承されている。
アングルバー1a,1bの一方の軸端部には、アングル
バー1a,1bを連続回転させる駆動手段2a,2bが
設けられている。
バー1a,1bを連続回転させる駆動手段2a,2bが
設けられている。
駆動手段2a,2bには、それぞれに例えばモーターな
どの駆動源(図示せず)を設け、それに例えばフォーム
減速機(図示せず)などの機械的な減速手段を加え、更
に必要に応じて適宜な他の減速手段(図示せず)例えば
電気的制御による減速手段などを併設して設けてよい。
電気的制御による減速手段は、後記する起動制御手段3
にその機能を併設してよい。又、駆動手段2a,2bを
1つの駆動源によって駆動してもよい。前記起動制御手
段3は、駆動手段2a,2bに連係しており、アングル
バー1a,1bを予め設定された回転方向と回転速度に
よって駆動するための信号を出力する。そして、起動制
御手段3には、輪転機の稼働制御手段4が連係して、輪
転機が稼動状態か停止状態かを信号により伝達してい
る。
どの駆動源(図示せず)を設け、それに例えばフォーム
減速機(図示せず)などの機械的な減速手段を加え、更
に必要に応じて適宜な他の減速手段(図示せず)例えば
電気的制御による減速手段などを併設して設けてよい。
電気的制御による減速手段は、後記する起動制御手段3
にその機能を併設してよい。又、駆動手段2a,2bを
1つの駆動源によって駆動してもよい。前記起動制御手
段3は、駆動手段2a,2bに連係しており、アングル
バー1a,1bを予め設定された回転方向と回転速度に
よって駆動するための信号を出力する。そして、起動制
御手段3には、輪転機の稼働制御手段4が連係して、輪
転機が稼動状態か停止状態かを信号により伝達してい
る。
次に、動作の説明を行う。
第1図で、ウェブ料紙Wが紙通しを完了し、稼動制御手
段4により、稼動開始の指令が出されると、輪転機が稼
動する。それに伴い、ウェブ料紙Wも走行を開始し、同
時に起動制御手段3による起動信号の出力によって駆動
手段2a,2bが起動し、アングルバー1a,1bが、
予め起動制御手段3により設定された向きと速度で連続
回転をする。アングルバー1a,1bの回転の詳細は次
の通りである。
段4により、稼動開始の指令が出されると、輪転機が稼
動する。それに伴い、ウェブ料紙Wも走行を開始し、同
時に起動制御手段3による起動信号の出力によって駆動
手段2a,2bが起動し、アングルバー1a,1bが、
予め起動制御手段3により設定された向きと速度で連続
回転をする。アングルバー1a,1bの回転の詳細は次
の通りである。
即ち、第2図および第3図で示すアングルバー1a,1
bの回転速度は、ウェブ料紙Wの走行速度に比べると、
著しく遅い速度で、例えば定常印刷状態ではウェブ料紙
Wの走行速度に対して1万分の1以下であり、従来の回
転駆動されないアングルバー(図示せず)と同様に、ア
ングルバー1a,1bに周回接触して走行するウェブ料
紙Wの張力の均衡や進行方向には、ほとんど影響を与え
るものではない。また、ウェブ料紙中間部Pの張力を増
加させ、ウェブ料紙接触部W1,W2にたるみや摩擦抵
抗のバラツキを生じさせないようにするため、アングル
バー1a,1bの回転方向及び回転速度は、第2図に矢
印で示すように共にウェブ料紙Wの走行に従う順回転方
向とし、回転速度が若干上流側のアングルバー1aを遅
くするか、又は第3図に矢印で示すように上流側のアン
グルバー1aの回転方向は、ウェブ料紙Wの走行に逆う
逆回転方向とし、下流側のアングルバー1bの回転方向
は順回転方向とし、回転速度は若干上流側のアングルバ
ー1aを速くする。
bの回転速度は、ウェブ料紙Wの走行速度に比べると、
著しく遅い速度で、例えば定常印刷状態ではウェブ料紙
Wの走行速度に対して1万分の1以下であり、従来の回
転駆動されないアングルバー(図示せず)と同様に、ア
ングルバー1a,1bに周回接触して走行するウェブ料
紙Wの張力の均衡や進行方向には、ほとんど影響を与え
るものではない。また、ウェブ料紙中間部Pの張力を増
加させ、ウェブ料紙接触部W1,W2にたるみや摩擦抵
抗のバラツキを生じさせないようにするため、アングル
バー1a,1bの回転方向及び回転速度は、第2図に矢
印で示すように共にウェブ料紙Wの走行に従う順回転方
向とし、回転速度が若干上流側のアングルバー1aを遅
くするか、又は第3図に矢印で示すように上流側のアン
グルバー1aの回転方向は、ウェブ料紙Wの走行に逆う
逆回転方向とし、下流側のアングルバー1bの回転方向
は順回転方向とし、回転速度は若干上流側のアングルバ
ー1aを速くする。
印刷作業が終了すると、稼動制御手段4により稼動停止
の指令が出され輪転機は停止し、同時に起動制御手段3
による停止信号の出力によって駆動手段2a,2bが停
止し、両アングルバー1a,1bも回転を停止する。
の指令が出され輪転機は停止し、同時に起動制御手段3
による停止信号の出力によって駆動手段2a,2bが停
止し、両アングルバー1a,1bも回転を停止する。
尚、例えば使用するウェブ料紙の紙質等に応じて前記図
示しない減速機及び/又は、電気的制御による減速手段
をマニュアル調整し、予め設定した減速比率を変更して
さしつかえない。また、減速比率を一定値に固定して使
用するときは、減速手段は、アングルバー1a,1bの
それぞれの一方の軸端部と駆動源との間に介在する一定
減速比の伝動機構であって良い。
示しない減速機及び/又は、電気的制御による減速手段
をマニュアル調整し、予め設定した減速比率を変更して
さしつかえない。また、減速比率を一定値に固定して使
用するときは、減速手段は、アングルバー1a,1bの
それぞれの一方の軸端部と駆動源との間に介在する一定
減速比の伝動機構であって良い。
この発明は、以上記載の実施例に限定されるものではな
く、例えば起動制御手段3と稼動制御手段4との連係を
せず、又は連係をしたまま、起動制御手段3を独立に操
作可能とし、アングルバー1a,1bの回転を輪転機の
稼動とは別に起動及び/又は停止できるようにする等、
特許請求の範囲を逸脱しない設計上の改変を含むもので
ある。
く、例えば起動制御手段3と稼動制御手段4との連係を
せず、又は連係をしたまま、起動制御手段3を独立に操
作可能とし、アングルバー1a,1bの回転を輪転機の
稼動とは別に起動及び/又は停止できるようにする等、
特許請求の範囲を逸脱しない設計上の改変を含むもので
ある。
ウェブ料紙走行中に、アングルバー間を走行するウェブ
料紙の張力が増加するようにアングルバーを連続回転す
ることで、無駄なくアングルバー周面全域に渡って、イ
ンキや紙粉による汚れが除去され、清浄されることとな
り、印刷作業終了後においても、アングルバー周面には
汚損個所が残らない。
料紙の張力が増加するようにアングルバーを連続回転す
ることで、無駄なくアングルバー周面全域に渡って、イ
ンキや紙粉による汚れが除去され、清浄されることとな
り、印刷作業終了後においても、アングルバー周面には
汚損個所が残らない。
従って、作業者の負担を大幅に軽減しかつ作業能率の向
上にも大きな効果を有し、省力化・省人化を進めること
となった。また、アングルバーの回転を輪転機の稼動状
況に関連づけて自動的に行うようにすることによって、
上記効果はより増加する。
上にも大きな効果を有し、省力化・省人化を進めること
となった。また、アングルバーの回転を輪転機の稼動状
況に関連づけて自動的に行うようにすることによって、
上記効果はより増加する。
第1図は、この発明の概略構成図、第2図及び第3図
は、第1図のアングルバーを軸線方向視した断面側面
図、第4図は、ウェブ料紙とアングルバーの断面図であ
る。 1a,1bはアングルバー、W1,W2はウェブ料紙接
触部、2a,2bは駆動手段、3は起動制御手段、4は
稼動制御手段、Wはウェブ両紙、Pはウェブ両紙中間
部、a,bは堆積体。
は、第1図のアングルバーを軸線方向視した断面側面
図、第4図は、ウェブ料紙とアングルバーの断面図であ
る。 1a,1bはアングルバー、W1,W2はウェブ料紙接
触部、2a,2bは駆動手段、3は起動制御手段、4は
稼動制御手段、Wはウェブ両紙、Pはウェブ両紙中間
部、a,bは堆積体。
Claims (1)
- 【請求項1】ウェブ料紙を走行させて使用する輪転機に
おいて、 ウェブ料紙の走行経路中に設けた少なくとも2個のアン
グルバーと、 各アングルバーを回転駆動する駆動手段と、 各アングルバーの駆動手段を起動制御する起動制御手段
と、 を有し、 上流側のアングルバーと下流側のアングルバーとの間を
走行するウェブ料紙に作用する張力が増加するように各
アングルバーを回転することを特徴とするアングルバー
装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2268541A JPH0629112B2 (ja) | 1990-10-08 | 1990-10-08 | アングルバー装置 |
US07/772,293 US5199351A (en) | 1990-10-08 | 1991-10-07 | Angle-bar device for use in rotary printing press |
DE4133334A DE4133334C2 (de) | 1990-10-08 | 1991-10-08 | Wendestangen-Vorrichtung für Rotations-Druckmaschinen |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2268541A JPH0629112B2 (ja) | 1990-10-08 | 1990-10-08 | アングルバー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04144873A JPH04144873A (ja) | 1992-05-19 |
JPH0629112B2 true JPH0629112B2 (ja) | 1994-04-20 |
Family
ID=17459962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2268541A Expired - Fee Related JPH0629112B2 (ja) | 1990-10-08 | 1990-10-08 | アングルバー装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5199351A (ja) |
JP (1) | JPH0629112B2 (ja) |
DE (1) | DE4133334C2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4120839C1 (ja) * | 1991-06-25 | 1993-01-21 | Du Pont De Nemours (Deutschland) Gmbh, 6380 Bad Homburg, De | |
JPH08451B2 (ja) * | 1992-07-22 | 1996-01-10 | 株式会社東京機械製作所 | 輪転機及び輪転機の給紙ユニット |
DE69312899T2 (de) * | 1992-12-25 | 1997-12-11 | Ishida Scale Mfg Co Ltd | Vorrichtung zur Korrektur einer Zick-Zack-Bewegung einer langgestreckten laufenden Bahn |
US5456176A (en) * | 1994-01-11 | 1995-10-10 | Ferd. Ruesch Ag | Rotary printing press |
AU699803B2 (en) * | 1996-09-13 | 1998-12-17 | Kikuchi Web Tech Co., Ltd. | Belt-type woven material processing apparatus |
DE19751417C1 (de) * | 1997-11-14 | 1999-06-24 | Ifs Systembau Ingenieurgesells | Bahnlauf-Steueranlage |
US6705220B2 (en) * | 2001-06-22 | 2004-03-16 | Heidelberger Druckmaschinen Ag | Device for guiding a travelling web |
ITMI20020120A1 (it) * | 2002-01-24 | 2003-07-24 | Leone Felisi S P A | Metodo e relativa apparecchiatura per il detensionamento di fili durante un processo di produzione di corde |
US6708919B2 (en) | 2002-03-19 | 2004-03-23 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Turning bar assembly for use with a moving web |
DE102006050912A1 (de) * | 2006-10-28 | 2008-05-21 | Man Roland Druckmaschinen Ag | Überbau für einen Falzapparat einer Rollenrotationsdruckmaschine |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2495909A (en) * | 1944-06-13 | 1950-01-31 | Goss Printing Press Co Ltd | Cross association of webs |
CH242629A (de) * | 1944-08-14 | 1946-05-31 | Ringier & Co Aktiengesellschaf | Wendestangeneinrichtung. |
US2884856A (en) * | 1955-03-28 | 1959-05-05 | Levey Fred K H Co Inc | Angle bar web tension control means |
US4155496A (en) * | 1978-02-27 | 1979-05-22 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Web control device |
DE8423013U1 (de) * | 1984-08-02 | 1986-03-13 | Süka Süddeutsche Spezialdruckerei Hermann Jung GmbH, 7512 Rheinstetten | Zuführvorrichtung für Endlos-Papierbahnen zu einem Schnelldrucker |
JPH01209139A (ja) * | 1988-02-18 | 1989-08-22 | Tokyo Kikai Seisakusho Ltd | 輪転機におけるガイドローラー装置 |
JPH0230532A (ja) * | 1988-07-20 | 1990-01-31 | Toshiba Mach Co Ltd | 輪転印刷機におけるシート出し方法 |
JPH0246627A (ja) * | 1988-08-05 | 1990-02-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | マイクロ波イオン源 |
JPH0246627U (ja) * | 1988-09-28 | 1990-03-30 | ||
JPH06186354A (ja) * | 1992-12-16 | 1994-07-08 | Kawaguchiko Seimitsu Kk | リング付き時計用文字板の製造方法 |
-
1990
- 1990-10-08 JP JP2268541A patent/JPH0629112B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1991
- 1991-10-07 US US07/772,293 patent/US5199351A/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-10-08 DE DE4133334A patent/DE4133334C2/de not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE4133334C2 (de) | 1995-11-30 |
JPH04144873A (ja) | 1992-05-19 |
DE4133334A1 (de) | 1992-04-16 |
US5199351A (en) | 1993-04-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4930415A (en) | Automatic web guide roller cleaning device | |
JPH0629112B2 (ja) | アングルバー装置 | |
EP0343601B1 (en) | Apparatus for producing tube | |
US4666139A (en) | Vacuum system for combination fold-off control | |
JPH0688696B2 (ja) | ウェブ料紙加工機械の紙通し装置 | |
JPH0656318A (ja) | 2つのウェブを接合する装置 | |
CN113479686A (zh) | 一种干式复合中可调的复合薄膜展平装置 | |
US6895845B2 (en) | Rotary sheeter having an improved vacuum means for cross trim removal | |
US5443556A (en) | Method and apparatus for mounting a master plate on a printing drum having an integral cutter | |
JP2005131782A (ja) | 打抜きシステムまたは印刷システム | |
JP2873763B2 (ja) | 継目位置制御装置 | |
JPH01204740A (ja) | ウエブガイドローラの自動洗浄装置 | |
JP2968905B2 (ja) | ウェブ料紙の調幅装置 | |
JPH03147899A (ja) | 用紙駆動型自動製図機におけるロール紙送り機構 | |
JP2001072295A (ja) | 用紙のカール防止装置 | |
JPH08230144A (ja) | 輪転機の自動紙送り装置 | |
JPH01313247A (ja) | 紙送りローラー装置 | |
CN219688909U (zh) | 一种分切机 | |
JP2589832Y2 (ja) | ウェブ通し装置 | |
JP2987189B2 (ja) | 輪転印刷機の折機におけるデリバリガイド装置 | |
JP3579554B2 (ja) | 巻取紙等の連続体のエッジクリーナー | |
JPH075091Y2 (ja) | 印刷機のプラウ折り装置 | |
JP4115267B2 (ja) | 走行シート横切断装置 | |
JP2002120968A (ja) | 折目位置調整装置を有する折装置 | |
JP3241845B2 (ja) | ラップシートの継ぎ方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |