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JPH0629028Y2 - 片軸受リールのクラッチ機構 - Google Patents

片軸受リールのクラッチ機構

Info

Publication number
JPH0629028Y2
JPH0629028Y2 JP1987197843U JP19784387U JPH0629028Y2 JP H0629028 Y2 JPH0629028 Y2 JP H0629028Y2 JP 1987197843 U JP1987197843 U JP 1987197843U JP 19784387 U JP19784387 U JP 19784387U JP H0629028 Y2 JPH0629028 Y2 JP H0629028Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spool
clutch
lock pin
brake
clutch lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987197843U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01101364U (ja
Inventor
敏彦 穂垣
厚人 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ryobi Ltd
Original Assignee
Ryobi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ryobi Ltd filed Critical Ryobi Ltd
Priority to JP1987197843U priority Critical patent/JPH0629028Y2/ja
Publication of JPH01101364U publication Critical patent/JPH01101364U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0629028Y2 publication Critical patent/JPH0629028Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ブレーキ機構を備えた魚釣用片軸受リールの
クラッチ機構に関する。
〔従来の技術〕
従来、片軸受リールにおいて、ブレーキ機構とクラッチ
機構を備えてなるものとしては、例えば実公昭61-5099
号公報に開示されているもの等が知られており、さらに
ブレーキ機構を備えたものとしては、例えば実公昭40-3
1097号公報や実公昭40-31098号公報に開示されている構
成が知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述実公昭61-5099号公報のリールは、
クラッチ機構をOFFにしたとき、ブレーキ機構がON
し、又クラッチ機構をONにしたとき、ブレーキ機構が
OFFする構成であり、さらに実公昭40-31097号公報並び
に実公昭40-31098号公報のリールは、スプールの一方向
の回転時においてのみ、ブレーキ機構の制動力が作動
し、その逆の方向には働かない構成である為、スプール
を正逆回転のどちらにも完全にフリー状態とすることが
できず、釣操作上不都合をきたす問題点がある。
本考案は上述従来の問題点を解消しようとするもので、
ブレーキ機構を備えた片軸受リールにおいて、いかなる
ブレーキ状態においても、簡単なレバー操作によりスプ
ールを正逆回転のどちらにも完全フリー状態とすること
ができるようにしたクラッチ機構を提供しようとするも
のが、その目的である。
〔問題点を解決する為の手段〕
即ち本考案は、リール本体にブレーキ機構を設け、該ブ
レーキ機構でスプールを正逆回転のどちらにおいても制
動可能に構成した片軸受リールにおいて、上記リール本
体に固定されてスプールを回転自在に嵌挿したスプール
軸にブレーキプレートを回転自在に嵌挿し、該ブレーキ
プレートに穿設したロック用孔…に対して係脱自在に、
かつ上記スプールに摺動自在に、更にクラッチバネによ
りロック用孔と係嵌する方向へ付勢せしめるロックピン
を取付けると共に、該ロックピンに取付けたクラッチレ
バーと対向し、かつ該クラッチレバーの回転時、ロック
ピンをバネ力に抗して後退可能にスプール側にクラッチ
カムを設けて構成し、上述問題点を解決したのである。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述すれば、第1
図ないし第5図に示したように、リール本体1は、円板
形状の側壁1aと、円筒形状の周壁1bとで縦断面略コ
字形状に形成され、該周壁1bから竿受け用の脚部1c
を一体に起立形成してある。
上記リール本体1における側壁1aの中心にはスプール
軸2を水平に、かつリール本体1内へ突出するよう貫通
固定させてある。
上記スプール軸2の基端部には円盤形状のブレーキプレ
ート3を回転自在に嵌挿させてあると共に、同軸2の先
端部にはスプール4を回転自在に嵌挿させてあり、該ス
プール4は止め輪5で離脱が阻止されている。
上記ブレーキプレート3は円形のブレーキ板部3aを一
体に備え、該ブレーキ板部3aの外周面3bに、上記リ
ール本体1の側壁1aに設けたブレーキ機構6のブレー
キバネ6aが弾撥的に接触されることによって、ブレー
キプレート3に正逆回転のどちらにおいてもブレーキが
かけられるよう設けられている。
図示例のブレーキ機構6は、上記側板1aにカムレバー
6bにより回転可能に偏心したブレーキカム6cが軸支
され、上記ブレーキバネ6aを支持したスライダー6d
が、上記ブレーキカム6cによって上下方向へ摺動され
ることで上記ブレーキバネ6aの上記ブレーキ板部3a
に対する圧接力を調整し、ブレーキ力を任意に調整可能
に形成させてある。
又、上記ブレーキプレート3の周辺部には複数箇のロッ
ク用孔7…を、上記スプール軸2を中心とする仮想円周
線上に等間隔に貫通させてある。
一方、上記スプール4は、円盤形状の側壁4aと、輪状
の糸巻部4bとで縦断面略コ字形状に一体に形成され、
該側壁4aの中心部から内方へ突設したボス部4cをも
って上述のようにスプール軸2に嵌挿させてある。
又、上記スプール4における側壁4aの内面から筒部4
dを一体に、かつスプール軸2と並行に突設してあり、
該筒部4dに嵌挿してロックピン8を軸方向へ摺動可能
に、かつその先端部を、上記複数箇のロック用孔7…に
選択的に係脱可能にスプール4に支持させてある。
上記ロックピン8は、同ピン8に周設したフランジ8a
と、上記筒部4dの内面に周設された区画壁4eに両端
を夫々支持させて外装したクラッチバネ9により、上記
ロック用孔7と係嵌する方向へ弾撥力を付勢させてあ
る。
又、上記筒部4dの外側部は凹孔10に拡大形成させてあ
って、該凹孔10内に上記ロックピン8の基端部を延出さ
せてあり、この延出端にクラッチレバー11を、スプール
4の外側から回転操作可能に取付けてあり、上記凹孔10
内にあって、クラッチレバー11の背面と、凹孔10の底
壁、つまり、上記区画壁4eとの間に、上記クラッチレ
バー11側の軸方向へ突部12aを突設してなるクラッチカ
ム12を嵌合固定させてあり、上記クラッチレバー11を回
転操作することでクラッチレバー11がバネ力に抗して外
側、つまり第1図において右方向へロックピン8を伴な
って移動し、ロックピン8が上記ロック用孔7から外さ
れるよう構成されている。
即ち、上記クラッチレバー11には、第3図ないし第5図
に示した如く背面から2箇の突起11a、11aを並行に突
設させてあり、一方、上記クラッチカム12の外側面12b
には、上記突部12aを突設してあり、該突部12aと外側
面12b間を傾斜面12cに形成してあり、第1図に示した
如くロック用孔7にロックピン8が係嵌されているクラ
ッチONの状態では、上記クラッチレバー11の突起11
a、11aは、上記クラッチカム12の外側面12bに突き合
わせられており、この状態からクラッチレバー11を時計
回り方向へ回転すると、上記突起11a、11aが傾斜面12
cを滑動して突部12aに乗り上がり、該突部12aの高さ
分だけクラッチレバー11とロックピン8が後退(第1図
において右方向へ移動)し、クラッチOFF状態となるよ
う形成されている。
又、上記突部12aにはクラッチOFF状態を維持できるよ
う、上記突起11aを係合する凹部12dが設けてある。
又、図示例では上記ロックピン8にクラッチレバー11を
ビス13で固定して一体に回転可能としてあるが、ロック
ピン8に対してクラッチレバー11を定位置で回転可能に
取付けるようにしても良い。
又、上記クラッチカム12はスプール4と別部材に形成し
て、凹孔10に嵌着してあるが、これに限ることはなく、
スプール4の側壁4aに一体に設けることも可能であ
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係る片軸受リールのクラッ
チ機構は構成したから、リール本体1に設けたブレーキ
機構6で正逆回転のどちらにおいても制動されるブレー
キプレート3のロック用孔7…にロックピン8を係脱操
作可能なるようスプール4側にクラッチ機構を設けたこ
とにより、いかなるブレーキ状態においてもスプール4
を正逆回転のどちらにも完全フリー状態とすることがで
きるので釣操作を多様に、かつ都合良く行なうことがで
きると共に、クラッチレバー11を回転するだけの極めて
容易な操作によってスプール4を正逆回転のどちらにも
完全フリー状態となし得て操作性にも優れる等の効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る片軸受リールのクラッチ機構の実
施例を示すクラッチON状態の縦断側面図、第2図は同
実施例において、スプールを取外した状態を示す本体側
の背面図、第3図は同実施例におけるクラッチ機構の分
解斜視図、第4図は第3図におけるIV−IV線矢視展開断
面図、第5図はクラッチレバーの背面図である。 1…リール本体、2…スプール軸 3…ブレーキプレート、4…スプール 6…ブレーキ機構、7…ロック用孔 8…ロックピン、9…クラッチバネ 11…クラッチレバー、12…クラッチカム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リール本体1にブレーキ機構6を設け、該
    ブレーキ機構でスプール4を正逆回転のどちらにおいて
    も制動可能に構成した片軸受リールにおいて、上記リー
    ル本体に固定されて上記スプールを回転自在に嵌挿した
    スプール軸2にブレーキプレート3を回転自在に嵌挿
    し、該ブレーキプレートに穿設したロック用孔7…に対
    し係脱自在に、かつ上記スプールに摺動自在に、更にク
    ラッチバネ9によりロック用孔と係嵌する方向へ付勢せ
    しめるロックピン8を取付けると共に、該ロックピンに
    取付けたクラッチレバー11と対向し、かつ該クラッチ
    レバーの回転時、ロックピンをバネ力に抗して後退可能
    にスプール側にクラッチカム12を設けてなることを特
    徴とする片軸受リールのクラッチ機構。
JP1987197843U 1987-12-25 1987-12-25 片軸受リールのクラッチ機構 Expired - Lifetime JPH0629028Y2 (ja)

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01101364U JPH01101364U (ja) 1989-07-07
JPH0629028Y2 true JPH0629028Y2 (ja) 1994-08-10

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US4554419A (en) * 1983-12-02 1985-11-19 The Coca-Cola Company Touch selection panel for a vending machine

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