JPH0628823Y2 - 車内通話装置 - Google Patents
車内通話装置Info
- Publication number
- JPH0628823Y2 JPH0628823Y2 JP6150589U JP6150589U JPH0628823Y2 JP H0628823 Y2 JPH0628823 Y2 JP H0628823Y2 JP 6150589 U JP6150589 U JP 6150589U JP 6150589 U JP6150589 U JP 6150589U JP H0628823 Y2 JPH0628823 Y2 JP H0628823Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speaker
- seat
- door
- driver
- microphone
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- Expired - Lifetime
Links
- 230000005236 sound signal Effects 0.000 claims description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 description 4
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 3
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 2
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 2
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 2
- 230000007274 generation of a signal involved in cell-cell signaling Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
- Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、いわゆるワゴン車などで好適に実施され、運
転席と後部座席とのインタホン装置として用いられる車
内通話装置に関する。
転席と後部座席とのインタホン装置として用いられる車
内通話装置に関する。
従来の技術 前記ワゴン車においては、動力を発生する内燃機関が運
転席の下方に配置されており、車室内騒音が比較的大き
い。したがつて、運転席と後部座席との間で明瞭に会話
を行うことは困難である。
転席の下方に配置されており、車室内騒音が比較的大き
い。したがつて、運転席と後部座席との間で明瞭に会話
を行うことは困難である。
このため、運転席と後部座席とにそれぞれマイクロホン
とスピーカとを配置して、車室内騒音が比較的大きい場
合であつても、運転席と後部座席との間で明瞭な会話を
行うことができるようにした構成が提案されている。
とスピーカとを配置して、車室内騒音が比較的大きい場
合であつても、運転席と後部座席との間で明瞭な会話を
行うことができるようにした構成が提案されている。
考案が解決しようとする課題 しかしながら上述のような構成では、車室内にマイクロ
ホンおよびスピーカを設けているため、ドアの開閉に伴
う雑音がスピーカから再生されるという問題がある。す
なわち、ドアの開閉による車体振動がマイクロホンを振
動させ、スピーカから該振動による雑音が再生される場
合や、ドアの開閉に伴う車室内の気圧の変化がマイクロ
ホンを振動させ、スピーカから該振動による雑音が再生
される場合があり、こうして再生させる雑音は乗車者の
耳障りとなつていた。
ホンおよびスピーカを設けているため、ドアの開閉に伴
う雑音がスピーカから再生されるという問題がある。す
なわち、ドアの開閉による車体振動がマイクロホンを振
動させ、スピーカから該振動による雑音が再生される場
合や、ドアの開閉に伴う車室内の気圧の変化がマイクロ
ホンを振動させ、スピーカから該振動による雑音が再生
される場合があり、こうして再生させる雑音は乗車者の
耳障りとなつていた。
一般的に、ドアの開閉による車体振動や、車室内の気圧
の変化は非常に大きなものであり、それだけでも乗車者
は不快感を感じるが、それに伴い大音量の異音はスピー
カから再生された場合、乗車者は非常に不快感を感じ
る。
の変化は非常に大きなものであり、それだけでも乗車者
は不快感を感じるが、それに伴い大音量の異音はスピー
カから再生された場合、乗車者は非常に不快感を感じ
る。
本考案の目的は、運転席と後部座席との間で明瞭な会話
を行うことができるとともに、ドアの開閉に伴う異音の
発生を防止することができる車室内通話装置を提供する
ことである。
を行うことができるとともに、ドアの開閉に伴う異音の
発生を防止することができる車室内通話装置を提供する
ことである。
課題を解決するための手段 本考案は、運転席付近に設けられ、運転者の音声を収音
するマイクロホンと、 後部座席付近に設けられ、該後部座席の乗車者の音声を
収音するマイクロホンと、 前記運転席付近に設けられるスピーカと、 前記後部座席付近に設けられるスピーカと、 前記各マイクロホンとスピーカとの間に介在され、マイ
クロホンからの音声信号をスピーカによつて音響化する
信号処理手段とを含む車内通話装置において、 ドアが少なくとも閉じられたことを検出するドア開閉検
出器を備え、 前記信号処理手段は、ドア開閉検出器の出力に応答し、
少なくともドアが閉じられたときには音声信号のレベル
を低下することを特徴とする車内通話装置である。
するマイクロホンと、 後部座席付近に設けられ、該後部座席の乗車者の音声を
収音するマイクロホンと、 前記運転席付近に設けられるスピーカと、 前記後部座席付近に設けられるスピーカと、 前記各マイクロホンとスピーカとの間に介在され、マイ
クロホンからの音声信号をスピーカによつて音響化する
信号処理手段とを含む車内通話装置において、 ドアが少なくとも閉じられたことを検出するドア開閉検
出器を備え、 前記信号処理手段は、ドア開閉検出器の出力に応答し、
少なくともドアが閉じられたときには音声信号のレベル
を低下することを特徴とする車内通話装置である。
作用 本考案に従えば、運転席付近には、運転者の音声を収音
するマイクロホンと、スピーカとが設けられており、ま
た後部座席付近には、該後部座席の乗車者の音声を収音
するマイクロホンと、スピーカとが設けられる。これら
各マイクロホンとスピーカとの間には信号処理手段が介
在されており、該信号処理手段によつて、運転席付近の
マイクロホンで収音された運転者の音声は、後部座席付
近のスピーカから音響化され、また後部座席付近のマイ
クロホンで収音された後部座席の乗車者の音声は運転席
付近のスピーカから音響化される。
するマイクロホンと、スピーカとが設けられており、ま
た後部座席付近には、該後部座席の乗車者の音声を収音
するマイクロホンと、スピーカとが設けられる。これら
各マイクロホンとスピーカとの間には信号処理手段が介
在されており、該信号処理手段によつて、運転席付近の
マイクロホンで収音された運転者の音声は、後部座席付
近のスピーカから音響化され、また後部座席付近のマイ
クロホンで収音された後部座席の乗車者の音声は運転席
付近のスピーカから音響化される。
前記信号処理手段に関連して、少なくともドアが閉じら
れたことを検出するドア開閉検出器が設けられている。
信号処理手段は、ドア開閉検出器の出力に応答して、少
なくともドアが閉じられたときには、スピーカから音響
化される音声信号のレベルを低下する。
れたことを検出するドア開閉検出器が設けられている。
信号処理手段は、ドア開閉検出器の出力に応答して、少
なくともドアが閉じられたときには、スピーカから音響
化される音声信号のレベルを低下する。
したがつて、車室内騒音が比較的大きい場合であつて
も、運転席と後部座席との間で明瞭な会話を行うことが
できる。また、ドアの開閉時の車体振動や車室内の気圧
の変化によつて発生する雑音が、前記各マイクロホンで
収音された場合であつても、該雑音はスピーカから音響
化されることはなく、不愉快な異音の発生を防止するこ
とができる。
も、運転席と後部座席との間で明瞭な会話を行うことが
できる。また、ドアの開閉時の車体振動や車室内の気圧
の変化によつて発生する雑音が、前記各マイクロホンで
収音された場合であつても、該雑音はスピーカから音響
化されることはなく、不愉快な異音の発生を防止するこ
とができる。
実施例 第1図は本考案の一実施例の車内通話装置1の電気的構
成を示すブロック図であり、第2図はその車内通話装置
1が用いられる自動車の車体2を簡略化して示す平面図
である。この自動車はいわゆる1ボツクス形車であり、
したがつて運転席S1および助手席S2の座席の下方に
は、動力源である内燃機関3が配置されている。
成を示すブロック図であり、第2図はその車内通話装置
1が用いられる自動車の車体2を簡略化して示す平面図
である。この自動車はいわゆる1ボツクス形車であり、
したがつて運転席S1および助手席S2の座席の下方に
は、動力源である内燃機関3が配置されている。
この自動車の車体2には、運転席S1への乗降のための
ドアD1と、助手席S2への乗降のためのドアD2と、
後部座席S3,S4への乗降および荷物の搬出入のため
のドアD3と、車体後部からの荷物の搬出入のためのド
アD4とが設けられている。前記各ドアD1〜D4に関
連して、いわゆる半ドア警告などのために、カーテシス
イツチと称されるスイツチSW1〜SW4がそれぞれ配
置されている。
ドアD1と、助手席S2への乗降のためのドアD2と、
後部座席S3,S4への乗降および荷物の搬出入のため
のドアD3と、車体後部からの荷物の搬出入のためのド
アD4とが設けられている。前記各ドアD1〜D4に関
連して、いわゆる半ドア警告などのために、カーテシス
イツチと称されるスイツチSW1〜SW4がそれぞれ配
置されている。
第3図は、前記スイツチSW1〜SW4を含んで構成さ
れるドア開閉検出器4の電気的構成を示すブロツク図で
ある。各スイツチSW1〜SW4の一方の接点には、共
通にバツテリ5からの電圧+Bが印加されている。又各
スイツチSW1〜SW4の他方の接点はORゲート6の
入力に接続されており、このORゲート6からの出力は
警告灯7の一方の入力に与えられる。警告灯7の他方の
入力は接地されている。各スイツチSW1〜SW4は、
ドアD1〜D4が完全に閉じられた状態で遮断してい
る。したがつて、ドアD1〜D4の少なくともいずれか
1つでも開放状態であるときには、警告灯7が点灯して
運転者に半ドア警告を行う。
れるドア開閉検出器4の電気的構成を示すブロツク図で
ある。各スイツチSW1〜SW4の一方の接点には、共
通にバツテリ5からの電圧+Bが印加されている。又各
スイツチSW1〜SW4の他方の接点はORゲート6の
入力に接続されており、このORゲート6からの出力は
警告灯7の一方の入力に与えられる。警告灯7の他方の
入力は接地されている。各スイツチSW1〜SW4は、
ドアD1〜D4が完全に閉じられた状態で遮断してい
る。したがつて、ドアD1〜D4の少なくともいずれか
1つでも開放状態であるときには、警告灯7が点灯して
運転者に半ドア警告を行う。
前記スイツチSW1〜SW4の他方の端子はまた、波形
整形回路F1〜F4にそれぞれ接続されており、これら
の波形整形回路F1〜F4からは、スイツチSW1〜S
W4の導通時に発生するサージパルスが矩形波に整形さ
れて、ミユート信号発生回路8に共通に導出される。こ
れらスイツチSW1〜SW4と、波形整形回路F1〜F
4と、ミユート信号発生回路8とを含んで、ドア開閉検
出器4が構成される。
整形回路F1〜F4にそれぞれ接続されており、これら
の波形整形回路F1〜F4からは、スイツチSW1〜S
W4の導通時に発生するサージパルスが矩形波に整形さ
れて、ミユート信号発生回路8に共通に導出される。こ
れらスイツチSW1〜SW4と、波形整形回路F1〜F
4と、ミユート信号発生回路8とを含んで、ドア開閉検
出器4が構成される。
一方、前記運転席S1付近において、天井にはマイクロ
ホンM1が埋込まれており、前記ドアD1にはスピーカ
SP1が埋込まれている。また前記後部座席S3,S4
において、天井にはマイクロホンM2が埋込まれてお
り、前記ドアD4付近にはスピーカSP2が取付けられ
ている。
ホンM1が埋込まれており、前記ドアD1にはスピーカ
SP1が埋込まれている。また前記後部座席S3,S4
において、天井にはマイクロホンM2が埋込まれてお
り、前記ドアD4付近にはスピーカSP2が取付けられ
ている。
マイクロホンM1からの音声信号は、マイクロホンアン
プA11からアツテネータ10に与えられており、この
アツテネータ10から電力増幅回路A22を介してスピ
ーカSP2に導出され、こうして運転者の音声が後部座
席S3,S4付近のスピーカSP2から音響化される。
プA11からアツテネータ10に与えられており、この
アツテネータ10から電力増幅回路A22を介してスピ
ーカSP2に導出され、こうして運転者の音声が後部座
席S3,S4付近のスピーカSP2から音響化される。
同様に、マイクロホンM2からの音声信号は、マイクロ
ホンアンプA21を介して前記アツテネータ10に与え
られ、このアツテネータ10から電力増幅回路A12を
介してスピーカSP1に導出され、こうして後部座席S
3,S4の乗車者の音声が運転席S1付近のスピーカS
P1から音響化される。このようにして、運転席S1の
運転者と後部座席S3,S4の乗車者との間で、同時に
双方向から、いわゆるハンズフリーの会話を行うことが
できる。
ホンアンプA21を介して前記アツテネータ10に与え
られ、このアツテネータ10から電力増幅回路A12を
介してスピーカSP1に導出され、こうして後部座席S
3,S4の乗車者の音声が運転席S1付近のスピーカS
P1から音響化される。このようにして、運転席S1の
運転者と後部座席S3,S4の乗車者との間で、同時に
双方向から、いわゆるハンズフリーの会話を行うことが
できる。
前記マイクロホンアンプA11,A21および電力増幅
回路A12,A22ならびにアツテネータ10を含んで
信号処理回路12が構成されており、アツテネータ10
には前記ドア開閉検出器4からのミユート信号が与えら
れており、ドア開閉検出器4がドアD1〜D4のうちい
ずれか1つでも開閉操作されたことを検出すると、該ア
ツテネータ10は前記マイクロホンアンプA11,A2
1からの音声信号レベルを低下する。
回路A12,A22ならびにアツテネータ10を含んで
信号処理回路12が構成されており、アツテネータ10
には前記ドア開閉検出器4からのミユート信号が与えら
れており、ドア開閉検出器4がドアD1〜D4のうちい
ずれか1つでも開閉操作されたことを検出すると、該ア
ツテネータ10は前記マイクロホンアンプA11,A2
1からの音声信号レベルを低下する。
上述のように構成された車内通話装置1は、まずイグニ
シヨンキースイツチのアクセサリー接点が導通され、電
源スイツチ11が導通されることによつて、前記バツテ
リ5からの電力が供給され、能動化される。この状態で
すべてのドアD1〜D4が閉じられると、該車内通話装
置1は動作を開始する。この後、ドア開閉検出器4でド
アD1〜D4の開閉操作が検出されると、ドアD1〜D
4が完全に閉じる直前にスイツチSW1〜SW4が導通
し、ドア開閉検出器4からはミユート信号が導出され
る。
シヨンキースイツチのアクセサリー接点が導通され、電
源スイツチ11が導通されることによつて、前記バツテ
リ5からの電力が供給され、能動化される。この状態で
すべてのドアD1〜D4が閉じられると、該車内通話装
置1は動作を開始する。この後、ドア開閉検出器4でド
アD1〜D4の開閉操作が検出されると、ドアD1〜D
4が完全に閉じる直前にスイツチSW1〜SW4が導通
し、ドア開閉検出器4からはミユート信号が導出され
る。
これによつて、ドアD1〜D4の開閉時の車体振動や車
室内の気圧の変化によつて発生する異音が、スピーカS
P1,SP2から音響化されてしまうようなことはな
く、また車室内騒音に対しても運転席S1と後部座席S
3,S4との間で雑音の少ない明瞭な会話を行うことが
できる。
室内の気圧の変化によつて発生する異音が、スピーカS
P1,SP2から音響化されてしまうようなことはな
く、また車室内騒音に対しても運転席S1と後部座席S
3,S4との間で雑音の少ない明瞭な会話を行うことが
できる。
なお上述の実施例では、ドアD1〜D4が閉じられる瞬
間にのみ、ミユーテイング動作が行われたけれども、本
考案の他の実施例として、ドアD1〜D4が開かれる瞬
間についても同様にミユーテイング動作が行われてもよ
く。さらにはドアD1〜D4が開いている期間中はミユ
ーテイング動作が行われるようにしてもよい。
間にのみ、ミユーテイング動作が行われたけれども、本
考案の他の実施例として、ドアD1〜D4が開かれる瞬
間についても同様にミユーテイング動作が行われてもよ
く。さらにはドアD1〜D4が開いている期間中はミユ
ーテイング動作が行われるようにしてもよい。
なお、ドアD1〜D4が開かれる瞬間についてもミユー
テイング動作を行う場合には、波形整形回路F1〜F4
を微分回路と、単安定マルチバイブレータ等のタイマ回
路とによつて構成すればよく、またドアD1〜D4が開
いている期間中にミユーテイング動作を行う場合には、
ORゲート6の出力に応答してミユート信号を発生すれ
ばよい。
テイング動作を行う場合には、波形整形回路F1〜F4
を微分回路と、単安定マルチバイブレータ等のタイマ回
路とによつて構成すればよく、またドアD1〜D4が開
いている期間中にミユーテイング動作を行う場合には、
ORゲート6の出力に応答してミユート信号を発生すれ
ばよい。
さらにまた、サンルーフなどと称される車体の屋根に設
けられる扉は、特に走行中にも開かれるものであり、走
行中に開かれた場合には、マイクロホンM1に直接風が
当たつたり、振動が伝わつたりする。したがつてこのよ
うな場合には、サンルーフなどを開いている期間中はミ
ユーテイング動作を行うことが望ましい。同様に、マイ
クロホンの取付位置によつては、特定の窓の開閉動作時
にもミユーテイング動作を行うことによつて、不快な異
音の発生をさらに効果的に防止することができる。
けられる扉は、特に走行中にも開かれるものであり、走
行中に開かれた場合には、マイクロホンM1に直接風が
当たつたり、振動が伝わつたりする。したがつてこのよ
うな場合には、サンルーフなどを開いている期間中はミ
ユーテイング動作を行うことが望ましい。同様に、マイ
クロホンの取付位置によつては、特定の窓の開閉動作時
にもミユーテイング動作を行うことによつて、不快な異
音の発生をさらに効果的に防止することができる。
また、前記マイクロホンM1は天井に埋込まれたけれど
も、本考案の他の実施例として、たとえばピラーやステ
アリングコラム、あるいは座席のヘツドレストなどに設
けられてもよく、またスピーカSP1はインストルメン
トパネルに埋込まれるようにしてもよい。
も、本考案の他の実施例として、たとえばピラーやステ
アリングコラム、あるいは座席のヘツドレストなどに設
けられてもよく、またスピーカSP1はインストルメン
トパネルに埋込まれるようにしてもよい。
考案の効果 以上のように本考案によれば、運転席付近に運転者の音
声を収音するマイクロホンとスピーカとを設け、また後
部座席付近に該後部座席の乗車者の音声を収音するマイ
クロホンとスピーカとを設け、これら各マイクロホンと
スピーカとの間には信号処理手段を介在し、該信号処理
手段に関連してドア開閉検出器を設け、このドア開閉検
出器は少なくともドアが閉じられたことを検出し、該ド
ア開閉検出器の出力に応答して、少なくともドアが閉じ
られたときには、前記信号処理手段はスピーカから音響
化される音声信号のレベルを低下するようにしたので、
車室内騒音が比較的大きい場合であつても、運転席と後
部座席との間で明瞭な会話を行うことができるととも
に、ドアの開閉時の車体振動や車室内の気圧の変化によ
つて発生する雑音が、前記各マイクロホンで収音された
場合であつても、該雑音はスピーカから音響化されるこ
とはなく、こうして不愉快な異音の発生を防止すること
ができる。
声を収音するマイクロホンとスピーカとを設け、また後
部座席付近に該後部座席の乗車者の音声を収音するマイ
クロホンとスピーカとを設け、これら各マイクロホンと
スピーカとの間には信号処理手段を介在し、該信号処理
手段に関連してドア開閉検出器を設け、このドア開閉検
出器は少なくともドアが閉じられたことを検出し、該ド
ア開閉検出器の出力に応答して、少なくともドアが閉じ
られたときには、前記信号処理手段はスピーカから音響
化される音声信号のレベルを低下するようにしたので、
車室内騒音が比較的大きい場合であつても、運転席と後
部座席との間で明瞭な会話を行うことができるととも
に、ドアの開閉時の車体振動や車室内の気圧の変化によ
つて発生する雑音が、前記各マイクロホンで収音された
場合であつても、該雑音はスピーカから音響化されるこ
とはなく、こうして不愉快な異音の発生を防止すること
ができる。
第1図は本考案の一実施例の車内通話装置1の電気的構
成を示すブロツク図、第2図は第1図で示される車内通
話装置1を備える自動車の車体2を簡略化して示す平面
図、第3図はドア開閉検出器4の電気的構成を示すブロ
ツク図である。 1…車内通話装置、2…車体、3…内燃機関、4…ドア
開閉検出器、8…ミユート信号発生回路、10…アツテ
ネータ、12…信号処理回路、A11,A21…マイク
ロホンアンプ、A12,A22…電力増幅回路、D1〜
D4…ドア、M1,M2…マイクロホン、S1…運転
席、S3,S4…後部座席、SP1,SP2…スピー
カ、SW1〜SW4…スイツチ
成を示すブロツク図、第2図は第1図で示される車内通
話装置1を備える自動車の車体2を簡略化して示す平面
図、第3図はドア開閉検出器4の電気的構成を示すブロ
ツク図である。 1…車内通話装置、2…車体、3…内燃機関、4…ドア
開閉検出器、8…ミユート信号発生回路、10…アツテ
ネータ、12…信号処理回路、A11,A21…マイク
ロホンアンプ、A12,A22…電力増幅回路、D1〜
D4…ドア、M1,M2…マイクロホン、S1…運転
席、S3,S4…後部座席、SP1,SP2…スピー
カ、SW1〜SW4…スイツチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 梅田 幸彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)考案者 山本 琢生 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)考案者 久門 仁 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)考案者 上田 龍雄 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)考案者 北沢 栄 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】運転席付近に設けられ、運転者の音声を収
音するマイクロホンと、 後部座席付近に設けられ、該後部座席の乗車者の音声を
収音するマイクロホンと、 前記運転席付近に設けられるスピーカと、 前記後部座席付近に設けられるスピーカと、 前記各マイクロホンとスピーカとの間に介在され、マイ
クロホンからの音声信号をスピーカによつて音響化する
信号処理手段とを含む車内通話装置において、 ドアが少なくとも閉じられたことを検出するドア開閉検
出器を備え、 前記信号処理手段は、ドア開閉検出器の出力に応答し、
少なくともドアが閉じられたときには音声信号のレベル
を低下することを特徴とする車内通話装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6150589U JPH0628823Y2 (ja) | 1989-05-27 | 1989-05-27 | 車内通話装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6150589U JPH0628823Y2 (ja) | 1989-05-27 | 1989-05-27 | 車内通話装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH032719U JPH032719U (ja) | 1991-01-11 |
JPH0628823Y2 true JPH0628823Y2 (ja) | 1994-08-03 |
Family
ID=31589811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6150589U Expired - Lifetime JPH0628823Y2 (ja) | 1989-05-27 | 1989-05-27 | 車内通話装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0628823Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-05-27 JP JP6150589U patent/JPH0628823Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH032719U (ja) | 1991-01-11 |
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