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JPH06286238A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

Info

Publication number
JPH06286238A
JPH06286238A JP8554393A JP8554393A JPH06286238A JP H06286238 A JPH06286238 A JP H06286238A JP 8554393 A JP8554393 A JP 8554393A JP 8554393 A JP8554393 A JP 8554393A JP H06286238 A JPH06286238 A JP H06286238A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
page
printing
length
continuous
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8554393A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Sugimura
英夫 杉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Business Machines Inc
Original Assignee
Canon Business Machines Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Business Machines Inc filed Critical Canon Business Machines Inc
Priority to JP8554393A priority Critical patent/JPH06286238A/ja
Publication of JPH06286238A publication Critical patent/JPH06286238A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、装置の大型化をせずに、改
頁の位置ズレや用紙幅ズレを防いだ記録装置を提供する
ことにある。 【構成】 連続した記録紙(8)を給紙し、複数頁に亙
る記録をする記録装置において、記録紙の頁長を設定す
る設定手段(100c)と、該設定手段により設定され
た頁長に基づいて、紙送りを制御する制御手段(100
a,102a)とを備えることを特徴とする。所定の印
刷毎に印刷を一時停止する停止手段(100a,100
b)と、停止時に設定された頁長を調整する調整手段
(100c)とを更に備え、前記調整手段は停止時に用
紙幅ズレを更に調整する。頁の頭出しが所定以上ズレた
場合、あるいは用紙が所定の送給幅より一定量以上ズレ
た場合に印刷を一時停止する停止手段(100a,10
0b)と、停止時に設定された頁長及び用紙幅ズレを調
整する調整手段(100c)とを更に備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録装置、特に連続ペー
ジに印刷を行う記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの出力装置においては、記
録紙として1ページ毎にミシン目の入った連続紙がしば
しば用いられる。この連続紙には通常左右の側部に紙フ
ィード用の穴が等ピッチで連続的に開けられている。連
続紙は低コストであり、又、大量の情報を連続して出力
出来るというメリットがある。
【0003】電子タイプライタやワードプロセッサにお
いても、機器の性能向上に伴ない、それに見合った形で
低コストで大量の記録を連続して行う必要性が出てき
た。このため、連続紙専用の紙送り装置、いわゆるトラ
クタフィーダを本体に取り付けることにより、これを実
現させたものが提案されてきている。
【0004】一例として、図8〜図10に電子タイプラ
イタにおいて、一般的に行われている種々の紙送りの概
略構成を示す。
【0005】図8は、通常のタイプライタの使用状態、
即ちカット紙の送給状態を表わしている。用紙1は、ペ
ーパーサポータ3に沿って給紙口4より本体プリンタ部
に挿入され、キーボード2により入力された情報に従っ
て、図示しない内部のプリンタによって記録が行われた
後、排出口6より排紙される。
【0006】図9は、連続紙8を送給するためのトラク
タフィーダ7を装着した状態を示し、図10は図9の紙
送り系の断面略図である。連続紙8は給紙ガイド10に
沿って給紙される。突起12は、連続紙8のガイド穴1
3と同一ピッチでトラクタローラ11の周上に設けら
れ、ガイド穴13に噛んでいる。トラクタローラ11が
プラテンローラ5と同期して図示しない駆動モータによ
って回転することにより、連続紙の送給が行われる。
【0007】ところが、前記トラクタフィーダを用いる
例では、製品本体とは別にトラクタフィーダを設置する
ため、システムが大型化して、広いスペースが必要とな
り、又重量が増大して携帯が不便になるという欠点があ
るとともに、ユーザにとっても費用負担が大きくなると
いう欠点がある。
【0008】さらに、用紙長やトラクタローラの直径バ
ラツキ等で、連続紙のガイド穴ピッチとトラクタローラ
のガイド突起のピッチとにずれが生じても、強制的に紙
を送ろうとするため、紙ジャムや用紙端切れ等の送給ト
ラブルが発生する恐れがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、トラクタフィ
ーダを設置せずに連続紙を印刷しようとする場合、次の
ような問題が発生し易くなるので、これらの問題を解決
することが望まれる。
【0010】まず第1に、給紙と排紙との接触による排
紙の再挿入等の給紙トラブルが発生し易い。
【0011】次に、用紙長のバラツキや紙送りローラ系
のバラツキ、あるいは環境変化によるローラの滑り率の
変化等により、改頁時の頭出し位置がずれて、極端な場
合印刷が頁の上端または下端からはみ出してしまうこと
がある。
【0012】本発明は、前記従来の欠点を除去し、装置
の大型化をせずに、改頁の位置ズレや用紙幅ズレを防い
だ記録装置を提供する。
【0013】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の記録装置は、連続した記録紙を給紙し、複
数頁に亙る記録をする記録装置において、記録紙の頁長
を設定する設定手段と、該設定手段により設定された頁
長に基づいて、紙送りを制御する制御手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0014】所定の印刷毎に印刷を一時停止する印刷停
止手段と、停止時に設定された頁長を調整する調整手段
とを更に備える。前記調整手段は停止時に用紙幅ズレを
更に調整する。
【0015】また、頁の頭出しが所定以上ズレた場合に
印刷を一時停止する停止手段と、停止時に設定された頁
長を調整する調整手段とを更に備える。前記停止手段は
更に用紙が所定の送給幅より一定量以上ズレた場合に印
刷を停止し、前記調整手段は停止時に用紙幅ズレを更に
調整する。
【0016】
【実施例】図1に本実施例の記録装置の構成を斜視図で
示す。本実施例はサーマルプリンタを搭載した欧文ワー
ドプロセッサである。 <本実施例の欧文ワードプロセッサの機構>文章処理機
能を内蔵した本体13には、入力装置であるキーボード
2,表示器14及び出力プリンタ43が搭載されてい
る。表示器14は本体13に矢印D方向に角度可変に取
り付けられている。ペーパーサポータ3は、排紙をガイ
ドするとともに、非使用時には図2に示すように矢印E
方向に回転してプリンタカバーの役目をする。キーボー
ドカバー15は、連続紙8に印刷を行うときは、紙ガイ
ド18及び本体突起17にて本体背部に固定され、排出
紙を本体後方の給紙と接触しない位置へ案内する役目を
果たす。本体非使用時は、図2に示す如くキーボード2
及び表示器14のカバーとして用いられ、本体の蓋体と
なる。紙ガイド18は、本体背部の左右2ケ所の段部2
2に取り付けられて、給紙束44の幅方向の移動を規制
し、本体背面から本体のプリンタ部へ挿入される連続紙
8の幅方向の移動を規制する。
【0017】<連続紙送り機構の第1実施例>図3〜図
6を用いて連続紙送り機構の詳細な構成を述べる。図3
はキーボードカバー13と紙ガイド18との単体を示す
図である。図4は紙送り部の略断面図、図5は本体背面
図、図6は本体裏面図である。
【0018】紙ガイド18は金属の丸棒材を曲げ加工し
て作られている。その先端28が本体溝26に圧入加減
で挿入されている。本例では溝にリブ45,46を設け
ることにより、印刷に使用する連続紙の幅aに近い距離
を2個の紙ガイド18の間に確保している。溝26,2
7を必要応じて利用すれば、任意のガイド幅を設定出来
る。キーボードカバー15は、本体突起部17と紙ガイ
ド18とによって支持されている。このとき、キーボー
ドカバー15の突部16が紙ガイド上部29に引っ掛か
るので、キーボードカバー15は後方にはずれずに安定
している。
【0019】連続給紙束44は、2つの紙ガイド18の
間に設置され、連続紙8は紙ガイドに案内されて本体背
面の挿入口23を通り、内部背面パス32を通って紙送
りローラ5に至る。通常のカット紙は挿入口4から給紙
される。紙送りローラ5によって送られた紙は、印字部
付近でキャリア33に設置された透明なカードホルダ2
0を通過して、プリンタ部43から排出される。
【0020】その後、ペーパーサポータ3に支えられ、
さらにキーボードカバー15に支持されることにより、
本体のはるか後方へ連続紙8を送出する。このように連
続紙においては、挿入パスと排出パスとを遠ざけて排出
紙を後方遠くへ導くことにより、挿入紙と排出紙との干
渉が防止され、排出紙の再挿入等の給紙トラブルが防止
される。又、紙ガイドにより挿入紙の幅方向ズレを規制
するので、紙の斜行も防止される。
【0021】<連続紙送り機構の第2実施例>第1実施
例を更に改善した第2実施例を図11に示す。キーボー
ドカバー固定手段として、ペーパーサポータ3を利用す
るものである。
【0022】この場合の設計条件は、まずキーボードカ
バー15の自重による回転モーメントは、M3に比して
M4が十分大きくなるように支点16を設置する。さら
に、本図に示すペーパーサポータ3を起こした状態の安
定位置において、ペーパーサポータ3の自重によるモー
メントM1が、キーボードカバー15の回転モーメント
(M4−M3)より十分に大きくなるように支点45を
設置するものである。このようにすれば、キーボードカ
バー15,ペーパーサポータ3共に外力に対して比較的
安定で、且つ本体背部にキーボードカバー15を設置す
るための突起が無くなり、装置の携帯性、設置性を向上
させることが出来る。
【0023】又、装置蓋体は、キーボードカバーに限っ
たものではなく、全体を覆う半ケース状の形態のもの
等、排出紙を本体から十分に遠ざれるとともに、連続紙
の給排紙経路を略分断するに足りる蓋体であれば何でも
良い。
【0024】図7にプリンタ部43の構成概略を示す。
【0025】紙送りローラ5は、モータ39によりギア
40を介して所望の回転をして、連続紙8を矢印Bの方
向に駆動する。サーマルヘッド34を搭載したキャリア
33は、モータ38とベルト37とによって矢印Aの方
向に駆動される。キャリア33にはリボンカセット21
が装着され、サーマルヘッド34に印字情報に従って加
えられる熱エネルギーにより、インクリボン34のイン
クが用紙に転写する。31は印字位置を示す指標であ
る。30は印字のベースラインを示す指標であり、透明
なカードホルダ20を通して印字文字の下端が認識出来
る。
【0026】<本実施例の欧文ワードプロセッサの制御
>次に、用紙送量、詳しくは改頁量の微調整について説
明する。
【0027】ワードプロセッサにおいては、文章作成し
ファイルを作成する際には書式として用紙のサイズも設
定される。従って、例えば1頁がA4サイズの縦寸法の
連続紙であれば、ワープロにてA4サイズで作成した文
章が連続して印刷され改頁出来る。しかし、紙の寸法や
紙送りローラの直径寸法にはバラツキがあり、又これら
は温湿度環境によっても大きく変化する。従って、例え
ばA4サイズの文章を1頁がA4長さの連続紙に何頁も
印刷してゆくと、理論的には連続紙の毎頁で同じ位置に
頭出しするはずのものが、実際には少しずつずれてゆ
き、連続紙に印刷される文章が頁の上方又は下方にはみ
出してしまう恐れがある。そこで、理論的な紙送り量に
微調整を加えて現実の紙長に一致させる操作が必要とな
る。
【0028】図13に本実施例の欧文ワードプロセッサ
の構成の概略をブロック図で示す。プリンタの駆動,文
章作成,表示器駆動は、キーボード500からの入力情
報により、インターフェース部200を介して行われ
る。文章作成部400のRAMには用紙サイズも記憶さ
れており、印刷命令が実行されるとプリンタ制御部10
0を介して印刷が行われる。このとき、まず用紙の頭出
しを行い、次にファイル内容に従って印刷を行い、その
後、予め記憶されている用紙サイズに見合った改頁を行
い、2頁目の印刷に移ってゆく。連続紙印刷モードを設
定すると、プリンタ制御部100のCPU100aで
は、設定された長さの紙が連続していると判断し、1頁
印刷が終了する毎に排出と頭出しとを繰り返して、連続
ページの印刷を行う。紙送りモータ103aは本例では
ステッピングモータを使用している。
【0029】図14に示すように、予め用紙サイズに応
じて1頁を送るのに必要なステップ量がROM100b
等に記憶されている。従って、例えばA4サイズで作成
した文章を1頁がA4長の連続紙に何頁も印刷をしてゆ
くと、プリンタは連続紙8のバラツキや紙送りローラ5
の径のばらつきや、紙と送りローラの滑り率の変化など
には無関係に、ひたすら決められたステップ数で各送り
モータドライバ102aで紙送りモータ103aを駆動
して改頁してゆく。従って、徐々に改頁時の頭出し位置
がずれてゆき、最悪の場合には頁の上端又は下端から文
章がはみ出して印刷されてしまう恐れがある。
【0030】本例では、この決められた紙送りステップ
数に補正を加えることにより、適正な紙送り量を確保す
るものである。尚、図16の如くROM100bには用
紙長に比例した頁送り量が記憶されており、任意の頁長
の設定が可能なものである。最終的に決定された頁長は
図15の如くRAM100cに記憶される。
【0031】<印刷前の用紙長補正の第1の実施例>図
23に印刷前の用紙長補正の第1の実施例のフローチャ
ートを示す。
【0032】まず、用紙長の設定を行う(S30)。次
に連続紙をプリンタ部43に挿入し、自動給紙キーを押
下して用紙の自動頭出しを行う(S31)。自動給紙キ
ーを押して給紙が開始された時点で、予め設定された用
紙長、即ちステップ数から実行された紙送りステップ数
がCPU100aで減算処理され、用紙下端までの残存
ステップ数がRAM100cに書き代えて記憶される。
【0033】次に、用紙長の微調整を行う。設定モード
に入ると(S32)、図20のように表示器に−3〜3
の7段階の選択値が示される。この選択値に対応して、
図17のテーブルから補正値が選択される。ここで、
“0”は補正なしであり、1段階で1mmの補正を行い、
結局、本例では±3mmの用紙長補正が出来る(S33,
S34)。最初の印刷は理論的な呼称量を送り、即ちデ
フォルト値“0”にて印刷するが、もしズレた場合はこ
の補正を実行する。
【0034】次に、印刷命令が実行されると、1ページ
目の文章ファイルの印刷を開始し(S35)、1ページ
目の印刷が終了すると(S36)、1頁目の残りを排出
する(S37)。このときに補正量が反映される。2ペ
ージ目の文章を印刷するため連続紙の2頁の頭出しを行
い(S39)、印刷が終了するまで印字・排出を繰り返
す(S35〜S39)。
【0035】このように、実際の用紙長に合うように紙
送り量を補正することにより、連続紙に何枚印刷しても
印刷位置がずれるようなことは起こらなくなる。
【0036】<印刷前の用紙長補正の第2の実施例>図
12,24,21及び22を用いて、印刷前の用紙長補
正の第2の実施例を説明する。
【0037】図12は、プリンタに連続紙が挿入され、
透明なカードホルダ20の印刷されている印字文字のベ
ースラインを示す指標30の位置に、連続紙の頁の境界
にあるミシン目41の位置が合わさった状態を表わして
いる。尚、この作業は、文章ファイルで設定されている
用紙サイズの理論量による改頁で連続ページ印刷して、
用紙の頭出しがずれてゆく場合に行うものである。
【0038】図24は、用紙長、即ちミシン目41の間
隔を設定するフローチャートを表わし、図21は設定画
面の一部を示している。
【0039】まず、連続紙を自動給紙(S40)後、図
21の上図のようなメッセージが出る。ここで、微小送
りキーを押下してミシン目41を指標30に合わせ(S
41,S43)、リターンキーを入力すると上端が決定
する(S42,S44)。紙送りモータ103aはステ
ッピングモータを用いているので、このときのステッピ
ングモータの位相をRAM100cに記憶する。
【0040】次に、図21の下図のようなメッセージが
出て、紙を次のミシン目まで送り、同様に微小送りキー
により用紙長下端を決定する(S45〜S48)。ステ
ッピングモータが前記上端の位置から駆動されたステッ
プ数を記憶し、用紙長の設定が終了する(S49)。下
端設定が済むと、自動的に頭出し位置、即ち予め設定さ
れているトップマージンbの位置まで紙は戻される(S
50)。その後、印刷命令を実行し、第1実施例と同様
に連続ページ印刷を繰り返して(S35〜S39)、印
刷は終了する。
【0041】尚、上記実施例は、ミシン目の入っている
連続紙にのみに適用されるものではない。例えば、第2
実施例を応用すれば、どんなサイズの連続的な記録媒体
にも等量の改頁が出来る。例えば、ラベル紙において、
複数のラベルが規則正しく配列されていれば、その送り
方向ピッチをRAM100cに記憶させ、文章ファイル
サイズをその長さに規定すれば、連続的にラベル作成が
出来る。
【0042】また、何らのピッチも存在しない記録紙、
例えばロール紙などでは逆に文章ファイルのサイズに合
わせて頁の長さの設定を行うことにより、不定型サイズ
の連続紙への連続印刷が出来る。その際には、後から紙
をカットする目印として、横線等を印刷してゆけば便利
であろう。尚、文章ファイルサイズはA4,A5等、予
め記憶されている定型サイズ以外に任意に設定出来るも
のである。図16に示す用紙長−紙送りステップ数の相
関関数がROM100bに記憶されており、任意に用紙
サイズを設定すれば紙送りステップ数が決定され、その
値、即ち頁長がRAM100cに格納される。
【0043】また、第1実施例等では欧文ワードプロセ
ッサにて本発明を実施しているが、文章作成等の印刷ソ
ースの作成装置と一体である必要はない。本発明に係る
連続紙送給系とプリンタ制御手段とを含む記録装置であ
ればよい。そして、ワードプロセッサやコンピュータ等
の出力装置として、本実施例のプリンタを用いても発生
する効果は同じである。
【0044】また、用紙長の設定は、ステッピングモー
タのステップ量の管理に基づいた制御である必要はな
い。DCサーボモータ等を用いて、当然回転量の管理、
即ち頁長の認識管理が容易に行える。又、単なる直流モ
ータにスリット式ロータリエンコーダを設置し、フォト
センサによりモータ駆動量の管理、即ち頁長の管理を行
ってもよい。
【0045】また、第1,第2実施例の併用形により、
簡便で比較的正確な用紙長設定が出来る。例えば、A4
サイズのファイルを連続印刷するため、用紙の頁長を第
2実施例の如く設定する。このとき、予め記憶されてい
る理論値に対する実際に決定した用紙の頁長の増減を、
第1実施例の如く−3〜+3の7段階にまるめ込んで、
補正レベル値[level]として記憶させる。例え
ば、論理長に対して1mm長く設定されれば1[leve
l]と扱われる。次回の装置駆動時には、1[leve
l]をデフォルト値として表示すれば、再度用紙合わせ
を行う必要がなくなる。
【0046】<印刷中の用紙長補正の第1の実施例>図
25に印刷中の用紙補正の第1の実施例のフローチャー
トを示す。
【0047】まず、印刷前の用紙長の補正を行う。この
手順は図23のS30〜S39に等しいので、ここでは
説明を省く。
【0048】本実施例では、CPU100aがRAM1
00cを使って印刷頁数をカウントしており(S5
1)、5頁毎に排出後印刷を一時停止させ、表示器14
に図19のように紙ズレをチェックするようメッセージ
を表示する(S52)。紙ズレを修正した(S53,S
55)後、キー入力を行うと(S54)、再び印刷が続
行される。
【0049】<印刷中の用紙長補正の第2の実施例>図
26に印刷中の用紙補正の第2実施例のフローチャート
を示す。
【0050】第1実施例と同様に、連続紙をセットし、
用紙サイズを設定して印刷・改行を繰り返す(S30〜
S39)。
【0051】5頁印刷終了後に印刷を一時停止し(S6
1)、図20に示す頁長の補正メッセージを表示器14
に表示する。もし改頁量の補正を行いたければ(S6
3)、表示されている選択値の中から所望の数値を選ん
で(S65)、その数値の下にカーソルを移動し、キー
入力をする(S64)。表示値と補正量とは図17の対
応をしており、図16の相関によって補正量が紙送りモ
ータのステップ数に換算されて記憶されている。再補正
を行った後、再び印刷が実行されてゆく。
【0052】<印刷中の用紙長補正の第3の実施例>図
27に印刷中の用紙補正の第3実施例のフローチャート
を示す。
【0053】連続紙をセットし、頁長を設定して印刷・
改頁を繰り返してゆく(S30〜S39)。5頁印刷毎
に印刷を一時停止し(S71)、表示器14に紙ジャム
の修正メッセージ(S73)及び改頁量の補正メッセー
ジ(S76)を表示し、送給状態を変更出来る(S74
〜S75,S77〜S78)。さらに、印刷中にキー入
力を行えば(S72)、任意頁の印刷終了時に紙ズレの
修正及び改頁量の変更が出来るようメッセージを表示す
るものである。印刷中にキー入力があったことをインタ
ーフェース部200が記憶しており、印刷終了毎にキー
入力有り無しを確認しているものである。これにより、
印刷中、任意に紙送給の状態の修正が行える。尚、紙ズ
レ修正時には、使用者がリリースレバー46をF方向に
解除することにより、フィードローラ24が下方に解除
されるものである。
【0054】<印刷前及び印刷中の用紙長補正の実施例
>図28に印刷前の用紙長補正と印刷中の用紙補正とを
含む実施例のフローチャートを示す。
【0055】まず、連続紙を自動給紙(S80)後、頁
長の補正を実行するか否かを判定し(S81)、実行す
る場合には、S82〜S90で図24のS41〜S49
と同様に用紙長を設定する。その後、印刷命令が実行さ
れると、5ページ印刷毎(S96)及びキー入力時(S
97)に、紙ズレの修正(S98〜S100)及び頁長
の再補正(S101〜S102)のため印刷を一時停止
しながら、連続紙にページ印刷を繰り返してゆく。本例
では、印刷開始前に用紙サイズの設定をしない場合は、
自動的に文章ファイル作成時の用紙設定サイズ(デフォ
ルト値)による改頁を行う(S89)。
【0056】<用紙幅ズレの補正の第1の実施例>図2
9,図30に紙幅検知センサを搭載したキャリアの構成
を示す。図31に用紙幅ズレの補正の第1の実施例のフ
ローチャートを示す。
【0057】48は反射型フォトセンサであり、キャリ
ア3に搭載されている。用紙のあるところではフォトセ
ンサ48は反射光を検出するので、用紙端が検出でき
る。用紙端検出信号は、ケーブル47を通って図示しな
い回路基板に接続される。本例では、標準紙幅、即ち図
6の寸法aの用紙幅端の位置が予めROM100bに記
憶されている。キャリア駆動モータとしては、ステッピ
ングモータを用いており、プリンタのキャリアレフトマ
ージンから標準紙幅左端までのステップ数γが、予めR
OM100bに記憶されている。
【0058】まず、サイズが設定され(S110)た
後、上記自動給紙と紙長補正とが行なわれる(S11
1,S112)。印刷を開始すると(S113)1行印
字毎に紙左端検出位置、即ちステップ位置βを検知し、
1頁印刷中のγとβとの差の最大値α[step]をR
AM100cに記憶してゆく(S114〜S117)。
1頁印刷終了(S118,S119)後、予めROM1
00bに記憶されている紙ズレ許容限界λ[step]
をズレ量α[step]が越えていれば(S120)、
用紙ズレ発生と判断し、紙ズレ修正のメッセージを表示
し(S121)、修正(S122)後のキー入力(S1
23)により印刷を再開する。
【0059】<用紙幅ズレの補正の第2の実施例>紙端
ズレの検出はどのような方法でも良い。例えば任意幅の
連続紙のズレ検出の一例を図32のフローチャートに示
す。
【0060】まず、S210〜S212で図31のS1
10〜S112と同様の処理を行う。印刷開始(S21
3)後、最初の1行を印字する(S214)ときに、用
紙幅左端をセンサが検出したときのキャリアモータのス
テップ位置をRAM100cに記憶する(S217,S
218)。その後、2行目印字以降、用紙左端位置を記
憶してゆき(S215,S216)、毎頁の印刷ごとに
(S221,S222)許容ズレ量λ[step]と比
較し(S223)、前記例と同様に紙ズレ判定の場合は
紙ズレ修正のメッセージを表示し(S224)、修正
(S225,S226)後、さらに記録紙長の補正のメ
ッセージを表示して(S227)用紙長再補正(S22
8,S229)を行えるようにしたものである。
【0061】尚、紙送りモータ及びキャリアモータは、
ステッピングモータでなくてもDCサーボモータ等で送
り量の管理を行ってもよい。また、プリンタはサーマル
プリンタに限らず、インパクトタイプやインクジェット
タイプでもよい。記憶装置等の構成にも何らの限定はな
く、又、プリンタ,キーボード,表示器が一体でなくて
もよい。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、用紙長補正手段を
設けることによって、安価で小型・軽量で簡便な構成に
て連続紙に連続ページ印刷を頭出し位置一定に印刷する
ことが出来る。更に、印刷途中においても改頁量の補正
や紙ズレの修正が行えるよう、印刷一時停止機能とメッ
セージ機能を設けることにより、簡便なシステムにて頭
出し位置を一定にして連続紙に連続ページ印刷をするこ
とが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の欧文ワードプロセッサの使用状態の
斜視図である。
【図2】図1の欧文ワードプロセッサの非使用状態の斜
視図である。
【図3】本実施例のキーボードのカバー及び紙幅ガイド
部材の斜視図である。
【図4】本実施例の紙送り部の概略断面図である。
【図5】本実施例の欧文ワードプロセッサの背面図であ
る。
【図6】本実施例の欧文ワードプロセッサの裏面図であ
る。
【図7】本実施例のプリンタ部の概略構成図である。
【図8】従来の電子タイプライタのカット紙使用状態の
斜視図である。
【図9】従来の電子タイプライタの連続紙使用状態の斜
視図である。
【図10】従来の紙送り部の概略説明図である。
【図11】本実施例の紙送り部の概略断面図である。
【図12】本実施例のプリンタの頁合せの概略説明図で
ある。
【図13】本実施例の欧文ワードプロセッサの全体構成
の説明図である。
【図14】図13のROM100bの説明図である。
【図15】図13のRAM100cの説明図である。
【図16】本実施例の用紙長さと紙送りモータステップ
数との相関説明図である。
【図17】本実施例の補正レベルと改頁量補正長の対応
説明図である。
【図18】本実施例のキーボードのキーレイアウト図で
ある。
【図19】本実施例の表示器の表示例を示す説明図であ
る。
【図20】本実施例の表示器の補正量設定画面例を示す
説明図である。
【図21】本実施例の用紙の上端及び下端の設定画面例
を示す説明図である。
【図22】本実施例の用紙の上端から下端間のステップ
数の説明図である。
【図23】印刷前の用紙長補正の第1実施例の手順を示
すフローチャートである。
【図24】印刷前の用紙長補正の第2実施例の手順を示
すフローチャートである。
【図25】印刷中の用紙長補正の第1実施例の手順を示
すフローチャートである。
【図26】印刷中の用紙長補正の第2実施例の手順を示
すフローチャートである。
【図27】印刷中の用紙長補正の第3実施例の手順を示
すフローチャートである。
【図28】印刷前及び印刷中の用紙長補正の実施例の手
順を示すフローチャートである。
【図29】連続紙の幅ズレ検出の実施例のプリンタ部の
正面図である。
【図30】連続紙の幅ズレ検出の実施例のプリンタ部の
側面図である。
【図31】幅ズレ補正の第1実施例の手順を示すフロー
チャートである。
【図32】幅ズレ補正の第2実施例の手順を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
2…キーボード、8…連続紙、13…本体、14…表示
器、15…キーボードカバー、18…紙ガイド、30…
ベースライン指標、43…プリンタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続した記録紙を給紙し、複数頁に亙る
    記録をする記録装置において、 記録紙の頁長を設定する設定手段と、 該設定手段により設定された頁長に基づいて、紙送りを
    制御する制御手段とを備えることを特徴とする記録装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記録装置において、 所定の印刷毎に印刷を一時停止する印刷停止手段と、 停止時に設定された頁長を調整する調整手段とを更に備
    えることを特徴とする記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の記録装置において、 前記調整手段は停止時に用紙幅ズレを更に調整すること
    を特徴とする記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の記録装置において、 頁の頭出しが所定以上ズレた場合に印刷を一時停止する
    停止手段と、 停止時に設定された頁長を調整する調整手段とを更に備
    えることを特徴とする記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の記録装置において、 前記停止手段は更に用紙が所定の送給幅より一定量以上
    ズレた場合に印刷を停止し、 前記調整手段は停止時に用紙幅ズレを更に調整すること
    を特徴とする記録装置。
JP8554393A 1993-03-19 1993-03-19 記録装置 Pending JPH06286238A (ja)

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JP8554393A JPH06286238A (ja) 1993-03-19 1993-03-19 記録装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007310520A (ja) * 2006-05-17 2007-11-29 Fuji Xerox Co Ltd 印刷システム、印刷制御装置と印刷制御方法およびプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20030627