[go: up one dir, main page]

JPH06284793A - ステッピングモータ駆動装置 - Google Patents

ステッピングモータ駆動装置

Info

Publication number
JPH06284793A
JPH06284793A JP6646293A JP6646293A JPH06284793A JP H06284793 A JPH06284793 A JP H06284793A JP 6646293 A JP6646293 A JP 6646293A JP 6646293 A JP6646293 A JP 6646293A JP H06284793 A JPH06284793 A JP H06284793A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulse
stepping motor
duty
duty ratio
register
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6646293A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Maeda
暁宏 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP6646293A priority Critical patent/JPH06284793A/ja
Publication of JPH06284793A publication Critical patent/JPH06284793A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Stepping Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 消費電流を低減できるステッピングモータ駆
動装置を提供する。 【構成】 制御部3の駆動パルスのパルス幅が表す励磁
期間Xと、励磁期間X内でステッピングモータ2が実際
に1ステップ回転する回転期間Yとを記憶する記憶部を
備える。レジスタOCR1に設定されたタイミングで、
第1のデューティ比Sをデューティレジスタduty_regに
設定して、パルス発生回路8に第1のデューティ比Sで
出力パルスを発生させるとともに、制御部3に駆動パル
スを発生させ、かつ、この駆動パルス発生と同時にOC
R1,OCR2に対して駆動パルス発生タイミング(FR
Cの値)にそれぞれ励磁期間X,回転期間Yを加算した値
を設定する第1の割り込み手段を備える。レジスタOC
R2に設定されたタイミングで、第1のデューティ比S
よりも小さい第2のデューティ比Tをデューティレジス
タduty_regに設定して、パルス発生回路8に第2のデュ
ーティ比Tで出力パルスを発生させる第2の割り込み手
段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ステッピングモータ
駆動装置に関する。より詳しくは、医療分野で用いられ
る輸液注入ポンプのステッピングモータを駆動するのに
好適なステッピングモータ駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、医療分野では、患者に輸液を行う
ために輸液注入ポンプが用いられている。輸液注入ポン
プは、ステッピングモータで駆動されるポンプヘッド部
によって、薬液バッグにつながる輸液チューブに機械的
に作用して輸液を行うようになっている。
【0003】従来、輸液注入ポンプのステッピングモー
タは、例えば図7に示す駆動装置で駆動されている。こ
の駆動装置は、後述するソフトウエアを実行する制御部
53と、パルス発生回路55と、ゲート回路59を備え
ている。ステッピングモータ52が駆動されることによ
って、さらにポンプヘッド部51が駆動される。
【0004】上記制御部53は、フリー・ランニング・
カウンタFRCと、アウトプット・コンペア・レジスタ
OCR1と、アウトプット・コンペア・レジスタOCR
2と、アウトプット・コンペア・レジスタ・フラグOC
RFLGとを有している。FRC,OCR1,OCR2は
16ビット、OCRFLGは8ビットの構成となってい
る。FRCは、制御部53のソフトウエアの実行とは独
立して自動的に500nsecごとにカウントを増加し、0
から開始して16進数表示でFFFFになると、次の5
00nsec後に再び0に戻る。OCR1,OCR2は、そ
れぞれ上記ソフトウエアによって0からFFFFまでの
任意の値を互いに独立して書き込み,読み出しできるよ
うになっている。制御部53のソフトウエアは、メイン
処理に対する割り込み機能として2つのアウトプット・
コンペア割り込みOCI1,OCI2を発生する。OC
I1はFRCの値がOCR1の値と等しくなったときに
発生する一方、OCI2はFRCの値がOCR2の値と
等しくなったときに発生する。OCRFLGは、ビット
0が1のときOCI1、ビット1が1のときOCI2の
割り込みが発生していることを表す。なお、OCRFL
Gの各ビットをメイン処理によって0にリセットするこ
とはできるが、各ビットを1にすることはOCI1,O
CR2の発生時に制御部53のハードウェアによっての
み可能である。後述するように、制御部53は、ステッ
ピングモータ52を駆動するために、4系統の駆動パル
ス(図8(a),(b),(c),(d)に示す)を出力する。
【0005】また、上記パルス発生回路55は、ハード
ウエア・カウンタcounter_pwmと、デューテ
ィレジスタduty_regを内蔵している。ハードウ
エア・カウンタcounter_pwmは、125nsec
毎にカウントアップされ、出力パルスの1周期毎にクリ
アされる。デューティレジスタduty_regには、
制御部53によって、1パルスの高レベル期間を示す数
値Sが設定される。このパルス発生回路55は、図11
に示すように、125nsec間隔でカウンタcounte
r_pwmがカウントアップされる度毎に(S23)、カ
ウンタcounter_pwmの値とデューティレジス
タduty_regの値とを比較する(S24)。カウン
タcounter_pwmの値がデューティレジスタd
uty_regの値よりも小さい間は、出力パルスとし
て高レベル(論理“1”)を出力する(S26)。一方、カ
ウンタcounter_pwmの値がデューティレジス
タduty_regの値以上であれば、出力パルスとし
て低レベル(論理“0”)を出力する(S25)。したがっ
て、デューティレジスタduty_regに設定された
数値Sに応じたデューティ比で、図8(e)に示すよう
に、上記駆動パルスよりも周波数が高い出力パルス(高
レベル期間のパルス幅がTs)を発生することができる。
なお、数値Sは、図7に示した制御部53からの信号に
よって、ステッピングモータ52を1ステップ回転させ
るのに必要な電流が得られるように設定される。
【0006】ゲート回路59は、4つの論理積回路(A
NDゲート)59a,59b,59c,59dからなっており、
図8(f),(g),(h),(i)に示すように、制御部53からの
駆動パルスとパルス発生回路55からの出力パルスとの
積を表す信号をステッピングモータ52へ出力する。こ
れにより、上記駆動パルスの励磁期間にわたって、ステ
ッピングモータ52を駆動する。
【0007】具体的には、図9に示すように、制御部5
3は、ソフトウエアによるメイン処理の過程で、まず、
ステッピングモータ52をスタートするかどうかをチェ
ックする(S14)。ステッピングモータ52をスタート
するときは、図示しない記憶部から、ステッピングモー
タ52の回転速度を決める駆動パルス幅Xを得る(S1
5)。次に、ステップS16で、数値Sをパルス発生回
路55内のデューティレジスタduty_regに設定
する(duty_reg=S)。これにより、パルス発生
回路55がパルス幅Tsの出力パルスを発生し始める。
次に、ステップS17で、制御部53は、図8(a)〜(d)
に示した駆動パルスをゲート回路59へ出力し始める
(出力開始のタイミングにおいてFRC=f0であった
とする。)。続いて、OCR1=f0+Xと設定して、
最初の駆動パルス出力開始のタイミングから期間X後に
割り込み処理OCI1が発生する状態にする。この後、
駆動パルスの出力は、図10に示す割り込み処理OCI
1で行われる。
【0008】割り込みOCI1が発生すると、ステップ
S21で、制御部53は直ちに図8(a)〜(d)に示した駆
動パルスを出力する(割り込みOCI1の発生タイミン
グにおいてFRC=fnであったとする。)。続いて、
OCR1=fn+Xと設定して(S22)、割り込み処理
を終了する。上記OCR1の設定によって、次に割り込
みOCI1が発生するのは、先の割り込みから期間X後
になる。このようにして、パルス幅Xをもつ駆動パルス
を発生することができる。
【0009】なお、メイン処理では、図9に示すよう
に、ステッピングモータ52をストップするかどうかを
チェックする(S19)。ストップする場合、OCI1の
発生を禁止するとともに、パルス発生回路55のデュー
ティレジスタをゼロ(duty_reg=0)とすること
によってパルスの発生を停止する(S20)。これによ
り、ステッピングモータ52を止める。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ステッピン
グモータ52は、図8中に示すように、駆動パルスが入
力されてから1ステップ回転して保持力をもって停止す
るまでの期間(実質的に1ステップ回転する期間)Iと、
保持力をもって停止してから次の駆動パルスが入力され
までの期間(実質的に停止している期間)IIとの繰り返し
によって回転している。一般的に、ステッピングモータ
52に必要な電流は、期間Iよりも期間IIの方が少な
い。
【0011】しかしながら、上記従来のステッピングモ
ータ駆動装置では、パルス発生回路55の出力パルスの
デューティ比が常に一定、すなわち、デューティレジス
タduty_regに設定された数値Sに応じてパルス
幅Tsが一定になっているため、2つの期間I,IIのうち
期間IIにおいて必要以上に電流を流しているという問題
がある。このため、消費電流が大きくなっている。
【0012】そこで、この発明の目的は、ステッピング
モータに必要以上に電流を流すのを制限して、消費電流
を低減できるステッピングモータ駆動装置を提供するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、割り込み処理を開始するタイミングが
設定される第1,第2のレジスタを有し、上記割り込み
処理によって所定のタイミングで、ステッピングモータ
の回転速度を決めるパルス幅を持つ駆動パルスを発生す
る制御部と、デューティレジスタを有し、このデューテ
ィレジスタに設定された数値に応じたデューティ比で上
記駆動パルスよりも周波数が高い出力パルスを発生する
パルス発生回路と、上記制御部の駆動パルスと上記パル
ス発生回路の出力パルスとの積をとってステッピングモ
ータに印加するゲート回路とを備えたステッピングモー
タ駆動装置において、上記駆動パルスのパルス幅が表す
励磁期間と、上記励磁期間内で上記ステッピングモータ
が実際に1ステップ回転する回転期間とを記憶する記憶
部と、上記第1のレジスタに設定されたタイミングで、
上記回転期間に要求される第1のデューティ比に応じた
数値を上記パルス発生回路の上記デューティレジスタに
設定して、上記パルス発生回路に上記第1のデューティ
比で出力パルスを発生させるとともに、上記制御部に上
記駆動パルスを発生させ、かつ、この駆動パルス発生と
同時に上記第1,第2のレジスタに対して駆動パルス発
生タイミング(FRCの値)にそれぞれ上記励磁期間,回
転期間を加算した値を設定する第1の割り込み手段と、
上記第2のレジスタに設定されたタイミングで、上記第
1のデューティ比よりも小さい第2のデューティ比に応
じた数値を上記パルス発生回路の上記デューティレジス
タに設定して、上記パルス発生回路に上記第2のデュー
ティ比で出力パルスを発生させる第2の割り込み手段を
有することことを特徴としている。
【0014】
【作用】まず、第1のレジスタに設定されたタイミング
となり、第1の割り込み手段が動作するものとする。こ
の時、第1の割り込み手段は、第1のデューティ比(回
転期間に要求されるデューティ比)に応じた数値をパル
ス発生回路のデューティレジスタに設定して、上記パル
ス発生回路に上記第1のデューティ比で出力パルスを発
生させる。また、制御部に駆動パルスを発生させる。駆
動パルスが発生している(励磁期間内にある)ことから、
ゲート回路を介してステッピングモータが駆動される。
このとき、第1のデューティ比に応じて、ステッピング
モータが実際に回転するのに十分な電流が供給される。
また、第1の割り込み手段は、上記駆動パルス発生と同
時に、上記第1,第2のレジスタに対して駆動パルス発
生タイミング(FRCの値)にそれぞれ上記励磁期間,回
転期間を加算した値を設定する。
【0015】上記駆動パルスが発生したタイミングから
上記回転期間が経過すると、上記第2のレジスタに設定
されたタイミングとなる(この時点では、ステッピング
モータは1ステップ回転して保持力をもって既に停止し
ている。)。この時、第2の割り込み手段は、上記第1
のデューティ比よりも小さい第2のデューティ比(実質
的に停止している期間に要求されるデューティ比)に応
じた数値を上記パルス発生回路の上記デューティレジス
タに設定して、上記パルス発生回路に上記第2のデュー
ティ比で出力パルスを発生させる。上記励磁期間内にあ
ることから、ゲート回路を通してステッピングモータに
電流が供給される。このとき、第2のデューティ比に応
じて、例えば位相を保持するのに必要最低減の電流が供
給される。したがって、従来に比して、消費電流が低減
される。
【0016】なお、上記駆動パルスが発生したタイミン
グから上記励磁期間が経過すると、上記第1のレジスタ
に設定されたタイミングとなる。したがって、第1の割
り込み手段が動作する。このようにして、第1,第2の
割り込み手段による処理が繰り返され、ステッピングモ
ータが1ステップずつ駆動される。
【0017】
【実施例】以下、この発明のステッピングモータ駆動装
置を実施例により詳細に説明する。
【0018】図1は一実施例のステッピングモータ駆動
装置のブロック構成を示している。このステッピングモ
ータ駆動装置は、後述するソフトウエアを実行する制御
部3と、パルス発生回路8と、ゲート回路10を備えて
いる。ステッピングモータ2が駆動されることによっ
て、さらにポンプヘッド部1が駆動される。
【0019】上記制御部3は、フリー・ランニング・カ
ウンタFRCと、アウトプット・コンペア・レジスタO
CR1と、アウトプット・コンペア・レジスタOCR2
と、アウトプット・コンペア・レジスタ・フラグOCR
FLGとを有している。FRC,OCR1,OCR2は1
6ビット、OCRFLGは8ビットの構成となってい
る。FRCは、制御部3のソフトウエアの実行とは独立
して自動的に500nsecごとにカウントを増加し、0か
ら開始して16進数表示でFFFFになると、次の50
0nsec後に再び0に戻る。OCR1,OCR2は、それ
ぞれ上記ソフトウエアによって0からFFFFまでの任
意の値を互いに独立して書き込み,読み出しできるよう
になっている。制御部3のソフトウエアは、メイン処理
に対する割り込み機能として2つのアウトプット・コン
ペア割り込みOCI1,OCI2を発生する。OCI1
はFRCの値がOCR1の値と等しくなったときに発生
する一方、OCI2はFRCの値がOCR2の値と等し
くなったときに発生する。OCRFLGは、ビット0が
1のときOCI1、ビット1が1のときOCI2の割り
込みが発生していることを表す。なお、OCRFLGの
各ビットをメイン処理によって0にリセットすることは
できるが、各ビットを1にすることはOCI1,OCR
2の発生時に制御部3のハードウェアによってのみ可能
である。後述するように、制御部3は、ステッピングモ
ータ2を駆動するために、4系統の駆動パルス(図2
(a),(b),(c),(d)に示す)を出力する。
【0020】また、上記パルス発生回路8は、ハードウ
エア・カウンタcounter_pwmと、デューティ
レジスタduty_regを内蔵している。ハードウエ
ア・カウンタcounter_pwmは、125nsec毎
にカウントアップされ、出力パルスの1周期毎にクリア
される。デューティレジスタduty_regには、制
御部3によって、1パルスの高レベル期間を示す数値S
(またはT)が設定される。このパルス発生回路8は、図
11に示したものと同様に、125nsec間隔でカウンタ
counter_pwmがカウントアップされる度毎に
(S23)、カウンタcounter_pwmの値とデュ
ーティレジスタduty_regの値とを比較する(S
24)。カウンタcounter_pwmの値がデュー
ティレジスタduty_regの値よりも小さい間は、
出力パルスとして高レベル(論理“1”)を出力する(S
26)。一方、カウンタcounter_pwmの値が
デューティレジスタduty_regの値以上であれ
ば、出力パルスとして低レベル(論理“0”)を出力する
(S25)。したがって、デューティレジスタduty_
regに設定された数値S(またはT)に応じたデューテ
ィ比で、図2(e)に示すように、上記駆動パルスよりも
周波数が高い出力パルス(高レベル期間のパルス幅がTs
(またはTt))を発生することができる。なお、数値S
は、ステッピングモータ2を実際に1ステップ回転させ
る回転期間Iに要求されるデューティ比に相当する。一
方、数値Tは、ステッピングモータ2が保持力をもって
停止している期間IIに要求されるデューティ比に相当す
る。
【0021】ゲート回路10は、4つの論理積回路(A
NDゲート)10a,10b,10c,10dからなっており、
図2(f),(g),(h),(i)に示すように、制御部3からの駆
動パルスとパルス発生回路8からの出力パルスとの積を
表す信号をステッピングモータ2へ出力する。これによ
り、上記駆動パルスの励磁期間にわたって、ステッピン
グモータ2を駆動し、これにつながるポンプヘッド部1
を駆動する。
【0022】このステッピングモータ駆動装置は、図
3,図4,図5に示すフローに従って次のように動作す
る。なお、予め、ステッピングモータの回転速度を決め
る駆動パルスのパルス幅(励磁期間)Xと、ステッピング
モータ2が実際に1ステップ回転して保持力をもって停
止するのに要する回転期間(少しマージンを上乗せして
おく)Yとを、図示しない記憶部にストアしておく。
【0023】まず、制御部3は、メイン処理の過程
で、ステッピングモータ2をスタートするかどうかをチ
ェックする(S1)。スタートする場合は、上記記憶部か
ら励磁期間Xと回転期間Yとを読み出す(S2)。また、
パルス発生回路8のデューティレジスタduty_re
gに第1のデューティ比(回転期間に要求されるデュー
ティ比)に応じた数値Sを設定する(duty_reg=
S)。これにより、パルス発生回路8にパルス幅Tsの出
力パルスを発生させる(S3)。これとともに、ステップ
S4で、図2(a)〜(d)に示した最初の駆動パルスを発生
する(この駆動パルスの出力開始のタイミングにおいて
FRC=f0であったとする。)。これにより、ゲート
回路10を介してステッピングモータ2の駆動が開始さ
れる。制御部3は、上記駆動パルスを発生するのと同時
に、ステップS5で、第1のレジスタOCR1,第2の
レジスタOCR2に対して駆動パルス発生タイミング
(FRC=f0)にそれぞれ上記励磁期間X,回転期間Y
を加算した値を設定する(OCR1=f0+X,OCR2
=f0+Y)。そして、割り込み処理OCI1,OCI2
を可能な状態とする。この後、駆動パルスの出力は、図
4,図5に示す割り込み処理OCI1,OCI2によって
行われる。
【0024】上記最初の駆動パルスを発生したタイミ
ングf0から回転期間Yが経過すると、OCR2に設定
されたタイミングとなる(この時点では、ステッピング
モータは1ステップ回転して保持力をもって既に停止し
ている。)。この時、図5に示すように、第2の割り込
み手段OCI2は、上記第1のデューティ比よりも小さ
い第2のデューティ比に応じた数値Tをパルス発生回路
8のデューティレジスタduty_regに設定する
(S12)。これにより、パルス発生回路8にパルス幅T
t(<Ts)の出力パルスを発生させる。したがって、回転
期間Yよりも少ない消費電流、例えば位相を保持するの
に最低減の電流でステッピングモータを駆動することが
できる。なお、上記励磁期間X内に再び第2の割り込み
処理が発生しないように、制御部3はOCI2を禁止す
る(S13)。
【0025】続いて、上記最初の駆動パルスを発生し
たタイミングf0から励磁期間Xが経過すると、第1の
レジスタOCR1に設定されたタイミングとなる。した
がって、図4に示す第1の割り込み処理OCI1が開始
される。この時、第1の割り込み手段OCI1は、第1
のデューティ比(回転期間に要求されるデューティ比)に
応じた数値Sをパルス発生回路8のデューティレジスタ
duty_regに設定する(S8)。これにより、パル
ス発生回路8にパルス幅Tsの出力パルスを発生させ
る。これとともに、ステップS9で、制御部3は上記最
初の駆動パルスに続く次の駆動パルスを発生する(この
駆動パルスの出力開始のタイミングにおいてFRC=f
nであったとする。)。励磁期間X内にあることから、
ゲート回路10を介してステッピングモータ2が駆動さ
れる。このとき、上記第1のデューティ比に応じて、ス
テッピングモータ2が実際に回転するのに十分な電流を
供給することができる。また、第1の割り込み手段OC
I1は、上記次の駆動パルスを発生するのと同時に、ス
テップS10,S11で、第1のレジスタOCI1,第2
のレジスタOCI2に対して駆動パルス発生タイミング
(FRC=fn)にそれぞれ励磁期間X,回転期間Yを加
算した値を設定(OCI1=fn+X,OCI2=fn+
Y)。
【0026】さらに、上記次の駆動パルスを発生した
タイミングfnから回転期間Yが経過すると、第2のレ
ジスタOCR2に設定されたタイミングとなる(この時
点では、ステッピングモータは1ステップ回転して保持
力をもって既に停止している。)。したがって、再び、
図5に示した第2の割り込み処理OCI2が開始され
る。すなわち、第2の割り込み手段OCI2は、上記第
1のデューティ比よりも小さい第2のデューティ比に応
じた数値Tをパルス発生回路8のデューティレジスタd
uty_regに設定する(S12)。これにより、パル
ス発生回路8にパルス幅Tt(<Ts)の出力ハ゜ルスを発
生させる。したがって、回転期間Yよりも少ない消費電
流、例えば位相を保持するのに最低減の電流でステッピ
ングモータを駆動することができる。
【0027】この後、上記,で述べた動作を繰り
返して、ステッピングモータ2を1ステップずつ駆動す
る。
【0028】なお、メイン処理では、図3に示すよう
に、ステッピングモータ2をストップするかどうかをチ
ェックする(S6)。ストップする場合、OCI1,OC
I2の発生を禁止するとともに、パルス発生回路8のデ
ューティレジスタduty_regをゼロ(duty_
reg=0)とすることによってパルスの発生を停止す
る(S7)。これにより、ステッピングモータ2を止め
て、ポンプヘッド部1を停止する。
【0029】なお、図1中に示すように、ステッピング
モータ2が回転(移動)しているか停止しているかを検出
して、この検出結果を表す情報を制御部3にフィードバ
ックするステップ動作モニタ部9を設けても良い。この
場合、図3,図4,図5に示したメイン処理,第1の割り
込み処理,第2の割り込み処理の過程で逐次、回転期間
Yを検出することができる。したがって、制御部3は、
より正確に回転期間Yを知ることができ、正確に求めた
回転期間Yを用いることによって、ステッピングモータ
2に必要以上の電流を流す期間を短くすることができ
る。したがって、さらに消費電流を低減することができ
る。
【0030】図6は、上記ステッピングモータ駆動装置
を設けた輸液注入ポンプ装置の例を示している。
【0031】この輸液注入ポンプ装置は、制御部として
のCPU(中央処理部)3と、ポンプヘッド部1と、ステ
ッピングモータ2と、パルス発生回路およびゲート回路
としてのモータ駆動回路8′と、モータ回転検出回路
9′と、記憶部としてのRAM(ランダム・アクセス・
メモリ)119を備えている。
【0032】上記RAM119は、CPU3の演算処理
に使用される各種データを一時的に記憶する。特に、こ
の例では、ステッピングモータの回転速度を決める駆動
パルスのパルス幅(励磁期間)Xと、ステッピングモータ
2が実際に1ステップ回転して保持力をもって停止する
のに要する回転期間Yとを記憶することができる。
【0033】ポンプヘッド部1は、ステッピングモータ
2の動作によって所定の輸液チューブを直線ぜん動式に
押圧する機構を有しており、CPU3からの信号に基づ
いてモータ駆動回路8′を介して駆動される。このと
き、送液量(例えば、単位流量1mlの送液があったこと)
は、ステッピングモータ2の回転角に基づいてモータ回
転検出回路9′によって検出される。CPU3はA/D
変換器116を介して受けるモータ駆動回路8′の出力
と、モータ回転検出回路9′の出力とに基づいて、ポン
プヘッド部1の動作を制御する。
【0034】上記CPU3は、ROM(プログラム部)1
20に記憶されたプログラムに従って、この輸液注入ポ
ンプ装置全体の動作を制御する。ROM120は図3,
図4,図5に示したメイン処理,第1の割り込み処理およ
び第2の割り込み処理を実行するためのアルゴリズムを
記憶しており、この結果、CPU3は上記各処理を実行
できるようになっている。したがって、励磁期間全体に
わたって一定のデューティ比でステッピングモータ2を
駆動する場合に比して、消費電流を低減することができ
る。
【0035】その他、この輸液注入ポンプ装置には、図
中の各要素が設けられている。
【0036】電源回路115は、この輸液注入ポンプ装
置全体に電源を供給する。
【0037】警報/警告表示器102は、後述する検出
器などが検出した信号をCPU3を介して受けて、これ
によりすべての警報および警告メッセージを表示する。
【0038】動作ランプ105は、この輸液注入ポンプ
装置が警報,輸液中,停止中の各状態にあることをランプ
によって表示する。
【0039】プログラミング表示器103は、輸液注入
ポンプ装置に入力された輸液流量,輸液予定量,輸液した
量など、輸液に関するすべての情報を表示する。
【0040】警報/警告音用ブザー駆動回路114は、
この輸液注入ポンプ装置が警報状態に入ったときに、ブ
ザー音を発生して医師または看護婦に知らせる。
【0041】気泡検出回路113は、輸液チューブ内に
規定量を超える気泡が存在するかどうかをセンサーによ
って検出する。
【0042】電池電圧検出回路112は、内蔵電池(蓄
電池)の電圧を検出して、検出した電圧値をCPU3に
出力する。
【0043】ドア開放検出回路106は、輸液注入ポン
プ装置のドアが開放状態になったかどうかを検出する。
輸液中に不用意にドアが開放された場合には、このドア
開放検出回路106からの信号によってCPU3がポン
プヘッド部1を停止させ、警報を発生させる。なお、輸
液注入ポンプ装置のドアは輸液チューブをポンプヘッド
部1にセットするとき開閉される。
【0044】A/D変換回路116は、気泡検出レベ
ル,電池電圧レベルなどのアナログ信号をデジタル信号
に変換してCPU3に出力する。
【0045】上流閉塞検出器107は、薬液バッグとポ
ンプヘッド部1との間の異常(例えば薬液フィルタの詰
まりなど)による圧低下状態を検知する。
【0046】下流閉塞検出器111は、ポンプヘッド部
1と患者との間の異常(例えば輸液チューブの閉塞など)
による圧上昇状態を検知する。
【0047】キーパネル104は、輸液流量と輸液予定
量を入力するための数値キーと、入力を補助するための
制御キーと、上記ポンプ駆動部を始動,停止させるため
のスタートキー,ストップキーと、輸液した量を表示す
るための呼び出しキーを有している。操作者は、数値キ
ーによって輸液流量と輸液予定量とを入力することがで
きる。
【0048】パネルロックスイッチ117は、各種キー
と電源スイッチを入力禁止状態にするスイッチであり、
医師または看護婦以外のものによってみだりにこの輸液
注入ポンプ装置が操作されないように設定することがで
きる。
【0049】
【発明の効果】以上より明らかなように、この発明は、
割り込み処理を開始するタイミングが設定される第1,
第2のレジスタを有し、上記割り込み処理によって所定
のタイミングで、ステッピングモータの回転速度を決め
るパルス幅を持つ駆動パルスを発生する制御部と、デュ
ーティレジスタを有し、このデューティレジスタに設定
された数値に応じたデューティ比で上記駆動パルスより
も周波数が高い出力パルスを発生するパルス発生回路
と、上記制御部の駆動パルスと上記パルス発生回路の出
力パルスとの積をとってステッピングモータに印加する
ゲート回路とを備えたステッピングモータ駆動装置にお
いて、上記駆動パルスのパルス幅が表す励磁期間と、上
記励磁期間内で上記ステッピングモータが実際に1ステ
ップ回転する回転期間とを記憶する記憶部と、上記第1
のレジスタに設定されたタイミングで、上記回転期間に
要求される第1のデューティ比に応じた数値を上記パル
ス発生回路の上記デューティレジスタに設定して、上記
パルス発生回路に上記第1のデューティ比で出力パルス
を発生させるとともに、上記制御部に上記駆動パルスを
発生させ、かつ、この駆動パルス発生と同時に上記第
1,第2のレジスタにそれぞれ上記励磁期間,回転期間を
加算する第1の割り込み手段と、上記第2のレジスタに
設定されたタイミングで、上記第1のデューティ比より
も小さい第2のデューティ比に応じた数値を上記パルス
発生回路の上記デューティレジスタに設定して、上記パ
ルス発生回路に上記第2のデューティ比で出力パルスを
発生させる第2の割り込み手段を有しているので、上記
励磁期間内で回転期間が経過した後、ステッピングモー
タに流す電流を必要最小限のレベルに抑えることができ
る。したがって、従来に比して、消費電流を低減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例ステッピングモータ駆動
装置の概略構成を示す図である。
【図2】 上記ステッピングモータ駆動装置の出力波形
を示す図である。
【図3】 上記ステッピングモータ駆動装置の動作フロ
ーを示す図である。
【図4】 上記ステッピングモータ駆動装置の動作フロ
ーを示す図である。
【図5】 上記ステッピングモータ駆動装置の動作フロ
ーを示す図である。
【図6】 上記ステッピングモータ駆動装置を設けた輸
液注入ポンプ装置の概略構成を示す図である。
【図7】 従来のステッピングモータ駆動装置の概略構
成を示す図である。
【図8】 上記ステッピングモータ駆動装置の動作フロ
ーを示す図である。
【図9】 上記ステッピングモータ駆動装置の動作フロ
ーを示す図である。
【図10】 上記ステッピングモータ駆動装置の動作フ
ローを示す図である。
【図11】 上記ステッピングモータ駆動装置の動作フ
ローを示す図である。
【符号の説明】
1 ポンプヘッド部 2 ステッピングモータ 3 制御部 8 パルス発生回路 9 ステップ動作モニタ部 10 ゲート回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 割り込み処理を開始するタイミングが設
    定される第1,第2のレジスタを有し、上記割り込み処
    理によって所定のタイミングで、ステッピングモータの
    回転速度を決めるパルス幅を持つ駆動パルスを発生する
    制御部と、デューティレジスタを有し、このデューティ
    レジスタに設定された数値に応じたデューティ比で上記
    駆動パルスよりも周波数が高い出力パルスを発生するパ
    ルス発生回路と、上記制御部の駆動パルスと上記パルス
    発生回路の出力パルスとの積をとってステッピングモー
    タに印加するゲート回路とを備えたステッピングモータ
    駆動装置において、 上記駆動パルスのパルス幅が表す励磁期間と、上記励磁
    期間内で上記ステッピングモータが実際に1ステップ回
    転する回転期間とを記憶する記憶部と、 上記第1のレジスタに設定されたタイミングで、上記回
    転期間に要求される第1のデューティ比に応じた数値を
    上記パルス発生回路の上記デューティレジスタに設定し
    て、上記パルス発生回路に上記第1のデューティ比で出
    力パルスを発生させるとともに、上記制御部に上記駆動
    パルスを発生させ、かつ、この駆動パルス発生と同時に
    上記第1,第2のレジスタにそれぞれ上記励磁期間,回転
    期間を加算する第1の割り込み手段と、 上記第2のレジスタに設定されたタイミングで、上記第
    1のデューティ比よりも小さい第2のデューティ比に応
    じた数値を上記パルス発生回路の上記デューティレジス
    タに設定して、上記パルス発生回路に上記第2のデュー
    ティ比で出力パルスを発生させる第2の割り込み手段を
    有することを特徴とするステッピングモータ駆動装置。
JP6646293A 1993-03-25 1993-03-25 ステッピングモータ駆動装置 Pending JPH06284793A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6646293A JPH06284793A (ja) 1993-03-25 1993-03-25 ステッピングモータ駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6646293A JPH06284793A (ja) 1993-03-25 1993-03-25 ステッピングモータ駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06284793A true JPH06284793A (ja) 1994-10-07

Family

ID=13316472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6646293A Pending JPH06284793A (ja) 1993-03-25 1993-03-25 ステッピングモータ駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06284793A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002374697A (ja) * 2001-06-14 2002-12-26 Namiki Precision Jewel Co Ltd モータの制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002374697A (ja) * 2001-06-14 2002-12-26 Namiki Precision Jewel Co Ltd モータの制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3138052B2 (ja) 輸液装置
JP3138065B2 (ja) 輸液装置における気泡検知器のサンプリング方法
JPH0336544B2 (ja)
JPH05277185A (ja) 輸液装置
JP3057340B2 (ja) 電子時計
JP2832323B2 (ja) 輸液ポンプ
JPH06284793A (ja) ステッピングモータ駆動装置
JPH10193423A (ja) アクチュエータの位置と速度の検出装置
JP2004348227A (ja) バルブ制御装置およびその原点検索方法
JP3162652B2 (ja) 電子時計
JPH0472553B2 (ja)
JP2537286B2 (ja) メ―タ駆動装置
JP3005302B2 (ja) 輸液装置
JPH0720963A (ja) クロック発振器の動作制御回路
JPH0663135A (ja) 輸液ポンプ
JP2728811B2 (ja) モータ駆動装置
KR20020057321A (ko) 팬(fan)고장 경보장치
JP2758324B2 (ja) エンコーダ
CN118203718A (zh) 输注设备的控制方法及输注设备
JP2002022519A (ja) 流量計
CN2202334Y (zh) 在运算中可同时显示时间的计算机
JPS5866090A (ja) 電子時計
JP3364954B2 (ja) 駆動制御装置
KR920001658B1 (ko) 분말세제 투입시간 조절방법
JPH03225089A (ja) マイクロポンプの管理制御方法