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JPH06282901A - キャプスタン装置 - Google Patents

キャプスタン装置

Info

Publication number
JPH06282901A
JPH06282901A JP6948693A JP6948693A JPH06282901A JP H06282901 A JPH06282901 A JP H06282901A JP 6948693 A JP6948693 A JP 6948693A JP 6948693 A JP6948693 A JP 6948693A JP H06282901 A JPH06282901 A JP H06282901A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
capstan
reel
capstan shaft
magnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6948693A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiko Naruoka
良彦 成岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6948693A priority Critical patent/JPH06282901A/ja
Publication of JPH06282901A publication Critical patent/JPH06282901A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】キャプスタン側にクラッチを内蔵することによ
り、リール台側のクラッチが不要になり、部品点数削減
による組立工数削減と、リール台構成部品の減少による
リール台の公差緩和に伴うコストダウンを行うことので
きるキャプスタンを目的とする。 【構成】クラッチディスクAおよびBはキャプスタン軸
1に固定している。クラッチディスクAおよびBの外周
にはそれぞれ吸引用マグネットAmおよびBmが配設し
ている。クラッチディスクAのロータヨーク3と対向す
る面にクラッチフェルトAfが配設している。またクラ
ッチディスクBのクラッチディスクAと対向する面にク
ラッチフェルトBfが配設している。クラッチフェルト
AfおよびBfの摩擦によりクラッチ効果を出すことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばVTRなどの
磁気記録再生装置に係るキャプスタンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ピンチローラとともに磁気テープ
を送り出すキャプスタン装置は、図6に示すような構造
となっていた。キャプスタン軸61の一端部61aには
ブッシュ62により、ロータヨーク63に固定し、ロー
タヨーク63上には複数のスタータコイル64の磁気に
より動作する複数のロータマグネット65が配設してあ
る。スタータコイル64は、ロータマグネット65と対
向してVTRの本体に固定された取り付け板66に固定
している。複数のスタータコイル64に順次電流を流
し、磁気を発生させロータマグネット65と反発し合う
ことにより、キャプスタン軸61に回転力を発生する。
【0003】キャプスタン軸61のブッシュ62側をベ
アリング軸受67で、もう一方の端部61bを軸受68
で回転自在に支持している。軸受68は取り付け板に固
定されたハウジング69に配設している。
【0004】キャプスタン軸61の端部61a側に挿着
されたプーリー610は、ゴムベルト611などでリー
ル台へ動力を伝達する。ゴムベルト611などを介して
キャプスタン軸61から伝達された動力は、図7に示す
首振り機構をもつ駆動切替え部によって供給側と巻取側
の各リール台に供給する(図7は一方のリール台を示し
ている)。キャプスタン軸61からの動力はリールギヤ
71に伝達する。次にリールギヤ71に圧着されたクラ
ッチフェルト72により、リールボス73に動力が伝達
する。
【0005】リールボス73に伝達された動力は、リー
ルボス73の中心軸に通されるように配設されたクラッ
チバネ74により、リール台75に伝達する。このクラ
ッチバネ73により、回転トルクを一定に保っている。
また、リール台75に伝達された動力は、リールトップ
バネ76によりリールトップ77に伝達し、カセットの
リールを駆動する。
【0006】しかしながら、上記した従来のキャプスタ
ン装置では、再生・早送り・巻戻しの各動作を安定して
行うためには供給側、巻取り側のリール台に別々にクラ
ッチを内蔵しなければならず、構成部品が増加するとい
う問題があった。また、組立精度の難易度が上がること
により、コストアップにつながっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
キャプスタン装置によれば、供給側、巻取り側のリール
台に別々にクラッチを内蔵しなければならず、構成部品
が増加するという問題があった。
【0008】そこで、この発明は上記欠点を除去し、キ
ャプスタン側にクラッチを内蔵することにより、リール
台側のクラッチが不要になり、部品点数削減による組立
工数削減と、リール台構成部品の減少によるリール台の
公差緩和に伴うコストダウンを行うことのできるキャプ
スタン装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明では、ダイレクト駆動モータの回転シャフ
トとして配設したキャプスタン軸と、前記キャプスタン
軸に同軸的に固定したロータヨークと、前記ロータヨー
クに固定したロータマグネットと、前記ロータマグネッ
トに面対向し、かつ前記キャプスタン軸と同軸の回動中
心を有する吸引用マグネットと、前記キャプスタン軸と
同軸の回動中心を有し、前記ロータヨークと前記吸引用
マグネットとの間に配設され、クラッチ効果を有するク
ラッチ部材とを具備している。
【0010】
【作用】このように構成されたものにおいては、リール
台の駆動源であるキャプスタンモータに多重クラッチ内
蔵キャプスタンを用いることにより、リール台の部品点
数削減による組立工数削減と、リール台構成部品の減少
によるリール台の公差緩和に伴うコストダウンが可能で
ある。
【0011】
【実施例】この発明の実施例を図面を参照し、詳細に説
明する。図1はこの発明の一実施例のキャプスタン装置
を示す構成図である。キャプスタン軸1は一端部1a側
にブッシュ2を介して、ロータヨーク3に固定し、この
ロータヨーク3の上には、ロータマグネット5を配設す
る。ロータマグネット5に対向するスタータコイル4
は、VTR本体に固定された取り付け板6に固定する。
スタータコイル4に電流を流し、磁気を発生させロータ
マグネット5と反発し合うことにより、キャプスタン軸
1に回転力を発生する。
【0012】キャプスタン軸1のブッシュ2の近傍側を
ベアリング軸受7で、キャプスタン軸1の端部1bを軸
受8で回転自在に支持する。軸受8およびベアリング軸
受は、取り付け板6に固定されたハウジング9に配設す
る。また、ブッシュ2側の最端部は、抜け防止用ブッシ
ュ10を取り付けてある。
【0013】さらに最端部側にブッシュ2に取り付けら
れたロータヨーク3より、クラッチディスクAおよびB
をキャプスタン軸1に固定する。クラッチディスクAお
よびBの外周には、それぞれ吸引用マグネットAmおよ
びBmが配設している。
【0014】クラッチディスクAのロータヨーク3と対
向する面にクラッチフェルトAfが配設している。また
クラッチディスクBのクラッチディスクAと対向する面
にクラッチフェルトBfが配設している。
【0015】ロータマグネット5、吸引用マグネットA
およびBの外周部はギヤになっており、リール側に動力
を供給する。ロータヨーク3より大径のロータマグネッ
ト5とクラッチディスクAに取り付けられた吸引用マグ
ネットAmにより、クラッチディスクAがロータヨーク
3に引き付く。クラッチディスクAにはクラッチフェル
トAfが配設しているため、ロータヨーク3の回転に伴
い摩擦伝達されてクラッチディスクAが一定トルクで回
転する。
【0016】また、クラッチディスクBは吸引用マグネ
ットBmによりクラッチディスクAに引き付けられてい
るため、クラッチディスクBに取り付けられたクラッチ
フェルトBfの摩擦伝達によりクラッチディスクBは一
定トルクで回転する。
【0017】ロータヨーク3とクラッチディスクAとク
ラッチディスクBの伝達トルクの関係は、ロータヨーク
3>クラッチディスクA>クラッチディスクBとなる。
図2はこの実施例を用いた場合の供給および巻取りリー
ルを示す構成図である。プーリーなどを介してキャプス
タン軸1から伝達された動力は、首振り機構をもつ駆動
切り替え部によって供給側と巻取り側の各リール台に供
給する。キャプスタン軸1からの動力はリール台11の
外周に設けられたギアに伝達する。リール台11に伝達
された動力は、リール台11を所定方向に回転する。リ
ール台11の動力はリールの中心軸を通されるように配
設したリールトップバネ12によりリールトップ13に
伝えられ、カセットのリールを駆動する。
【0018】図3、図4および図5はこの実施例におけ
るキャプスタン装置の動作原理を示す説明図である。図
3は再生モード、図4は逆再生モード、図5は早送りお
よび巻戻しモードをそれぞれ示している。
【0019】各モード時に必要とされるトルクの関係
は、早送りおよび巻戻し>逆再生>再生となる。再生モ
ードでは図3に示すように、クラッチディスクBmから
アイドラギヤ14を介してプーリーギヤ15に動力を伝
達する。プーリーギヤ15に伝達された動力は、プーリ
ーギヤ15の同軸に固定されたプーリー16から首振り
機構をもつ駆動切り替え部によって巻取り側のリール台
に供給する。
【0020】逆再生モードでは図4に示すように、クラ
ッチディスクAmからアイドラギヤ14を介してプーリ
ーギヤ15に動力を伝達する。プーリーギヤ15に伝達
された動力は、プーリーギヤ15の同軸に固定されたプ
ーリー16から首振り機構をもつ起動切り替え部によっ
て供給側のリール台に供給する。
【0021】早送りおよび巻戻しモードでは、最もトル
クが必要とされるので図5に示すように、クラッチ機構
を介さずにロータマグネット5からアイドラギヤ14を
介してプーリーギヤ15に動力を伝達する。プーリーギ
ヤ15に伝達された動力は、プーリーギヤ15の同軸に
固定されたプーリー16から首振り機構をもつ駆動切り
替え部によって供給側と巻取り側のどちらかのリール台
に供給する。
【0022】この実施例においては、キャプスタン側に
クラッチ機構を内蔵したことにより、各モードに適した
トルクを供給することが可能になり、リール台付近の部
品点数の削減や製作工程の簡略化を実現することができ
る。
【0023】また、この実施例ではクラッチ効果を実現
する手段としてフェルトを用いた摩擦クラッチとしてい
るが、たとえばマグネットの吸引力によるマグネットク
ラッチなどの手段を用いてもなんら問題はない。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
簡単な構成でキャプスタンに複数のクラッチ機構を持た
せることにより、それそれの動作に適したトルクを発生
することができる。また、供給側および巻取り側の各リ
ール台でのクラッチ構造が不要となり、各リール台の組
立工数の削減と部品精度誤差管理が容易となる。
【0025】さらに、クラッチディスクは積層化するこ
とにより、必要な伝達トルクに応じて動力伝達すること
もできるうえ、クラッチを内蔵しているため、異常時の
機構保護にも併用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のキャプスタン装置を示す
構造図である。
【図2】図1の実施例における供給側および巻取り側の
リールを示す構造図である。
【図3】図1の実施例における再生モードの説明図であ
る。
【図4】図1の実施例における逆再生モードの説明図で
ある。
【図5】図1の実施例における早送りおよび巻戻しモー
ドの説明図である。
【図6】従来のキャプスタンを示す構造図である。
【図7】従来の供給側および巻戻し側のリールを示す構
造図である。
【符号の説明】
1…キャプスタン軸、1a…キャプスタン軸端、1b…
キャプスタン軸端部、2…ブッシュ、3…ロータヨー
ク、4…スタータコイル、5…ロータマグネット、6…
取り付け板、7…ベアリング軸受、8…軸受、9…ハウ
ジング、A…クラッチディスク、B…クラッチディス
ク、Am…吸引用マグネット、Bm…吸引用マグネッ
ト、Af…クラッチフェルト、Bf…クラッチフェル
ト。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイレクト駆動モータの回転シャフトと
    して配設したキャプスタン軸と、 前記キャプスタン軸に同軸的に固定したロータヨーク
    と、 前記ロータヨークに固定したロータマグネットと、 前記ロータマグネットに面対向し、かつ前記キャプスタ
    ン軸と同軸の回動中心を有する吸引用マグネットと、 前記キャプスタン軸と同軸の回動中心を有し、前記ロー
    タヨークと前記吸引用マグネットとの間に配設され、ク
    ラッチ効果を有するクラッチ部材とを具備したことを特
    徴とするキャプスタン装置。
  2. 【請求項2】 ダイレクト駆動モータの回転シャフトと
    して配設したキャプスタン軸と、 前記キャプスタン軸に同軸的に固定したロータヨーク
    と、 前記ロータヨークに固定したロータマグネットと、 前記ロータマグネットに面対向し、かつ前記キャプスタ
    ン軸と同軸の回動中心を有する円盤と、 前記キャプスタン軸と同軸の回動中心を有し、前記ロー
    タヨークの前記円盤側の面に配設したクラッチ用の第1
    のマグネットと、 前記キャプスタン軸と同軸の回動中心を有し、前記第1
    のマグネットと面対向するクラッチ用の第2のマグネッ
    トとを具備したことを特徴とするキャプスタン装置。
JP6948693A 1993-03-29 1993-03-29 キャプスタン装置 Pending JPH06282901A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6948693A JPH06282901A (ja) 1993-03-29 1993-03-29 キャプスタン装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6948693A JPH06282901A (ja) 1993-03-29 1993-03-29 キャプスタン装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06282901A true JPH06282901A (ja) 1994-10-07

Family

ID=13404087

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6948693A Pending JPH06282901A (ja) 1993-03-29 1993-03-29 キャプスタン装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH06282901A (ja)

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