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JPH062828B2 - ポリイミドフイルムの製造法 - Google Patents

ポリイミドフイルムの製造法

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Publication number
JPH062828B2
JPH062828B2 JP61112277A JP11227786A JPH062828B2 JP H062828 B2 JPH062828 B2 JP H062828B2 JP 61112277 A JP61112277 A JP 61112277A JP 11227786 A JP11227786 A JP 11227786A JP H062828 B2 JPH062828 B2 JP H062828B2
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JP
Japan
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surface treatment
polyimide film
weight
aromatic
heat
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP61112277A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62267330A (ja
Inventor
昭弘 国本
誠一郎 高林
勇二 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP61112277A priority Critical patent/JPH062828B2/ja
Priority to US07/050,492 priority patent/US4797307A/en
Publication of JPS62267330A publication Critical patent/JPS62267330A/ja
Publication of JPH062828B2 publication Critical patent/JPH062828B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J7/00Chemical treatment or coating of shaped articles made of macromolecular substances
    • C08J7/12Chemical modification
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D179/00Coating compositions based on macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing nitrogen, with or without oxygen, or carbon only, not provided for in groups C09D161/00 - C09D177/00
    • C09D179/04Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain; Polyhydrazides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
    • C09D179/08Polyimides; Polyester-imides; Polyamide-imides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/38Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal
    • H05K3/389Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal by the use of a coupling agent, e.g. silane
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2379/00Characterised by the use of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing nitrogen with or without oxygen, or carbon only, not provided for in groups C08J2361/00 - C08J2377/00
    • C08J2379/04Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain; Polyhydrazides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
    • C08J2379/08Polyimides; Polyester-imides; Polyamide-imides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、高い接着性が付与されたポリイミドフィル
ムの製造法に関する。さらに詳しくは本発明は、ビフェ
ニルテトラカルボン酸またはその酸二無水物を主成分と
する芳香族テトラカルボン酸成分と、フェニレンジアミ
ン類を主成分とする芳香族ジアミン成分とから得られた
芳香族ポリアミック酸(芳香族ポリイミド前駆体)が有
機極性溶媒に溶解している芳香族ポリマー組成物から、
溶液流延法などの製膜法で耐熱性の優れたポリイミドフ
ィルムを製造する際に、製膜の途中で形成される『溶媒
を含有している芳香族ポリアミック酸の固化フィルム』
の表面を、特定の表面処理液で処理することによって、
『エポキシ系の耐熱性接着剤を介してポリイミドフィル
ムと銅箔などの金属箔とを接着する場合の接着性能が改
良されたポリイミドフィルム』を製造する方法に係る。
この発明の製造法で得られた接着性の改良された耐熱性
のポリイミドフィルムは、例えば、エポキシ系の耐熱性
接着剤などを介して、銅箔などの金属箔と接合して、ポ
リイミドフィルムを金属箔の接着の充分なプリント配線
基板を好適に製造することができる。
[従来技術の説明] 従来、ビフェニルテトラカルボン酸またはその酸二無水
物を主成分とする芳香族テトラカルボン酸成分と、フェ
ニレンジアミン類を主成分とする芳香族ジアミン成分と
から得られた芳香族ポリアミック酸が有機極性溶媒に溶
解している芳香族ポリマー組成物から溶液流延法などで
耐熱性の優れたポリイミドフィルムを製造する方法は、
例えば特公昭60−42817号公報などにおいて知ら
れている。
前記の方法で製造されたビフェニルテトラカルボン酸系
のポリイミドフィルムは極めて優れた耐熱性、機械的強
度、寸法安定性などを有しているところから、フレキシ
ブルプリント配線銅張基板(FPC基板)などの製造に
用いる支持体として適しているのであるが、このポリイ
ミドフィルムは、エポキシ樹脂系の耐熱性接着剤を介し
て銅箔などの金属箔と接合する際に両者の接着を充分に
高くすることができず、この問題点の解決が期待されて
いた。
ピロメリット酸系のポリイミド前駆体と有機溶媒とから
なる固化フィルムの表面に、γ−アミノプロピル−トリ
エトキシランの0.1%水溶液からなる処理液を塗布す
る実験について、IBM社レポート(Polymer Science
Technology(USA)29,517-523,1984)に報告されてい
る。
ところが、本発明者の検討によると、ピロメリット酸系
のポリイミド前駆体系の固化フィルムに代えてビフェニ
ルテトラカルボン酸系ポリイミド前駆体と有機溶媒とか
らなる固化フィルムを、上記の方法で表面処理すると、
処理液が固化フィルムに均一に塗布できなかったり、ま
たは処理後の加熱処理時などに処理液中の水分によって
ポリマーの加水分解が起こり、得られるポリイミドフィ
ルムが劣化するため、その機械的物性および耐熱性が著
しく低下することが判明した。
[本発明の解決しようとする課題] この発明者らは、前述のビフェニルテトラカルボン酸系
のポリイミドフィルムの接着性を改良する方法について
鋭意研究した結果、ビフェニルテトラカルボン酸系の芳
香族ポリアミック酸(芳香族ポリイミド前駆体)が有機
極性溶媒に溶解している芳香族ポリマー組成物(溶液組
成物)から、溶液流延法などの製膜法で耐熱性などの優
れたポリイミドフィルムを製造する際に、特定の表面処
理液を使用して、溶媒を含有している固化フィルム(溶
媒含有芳香族ポリイミド前駆体フィルム)の表面を処理
することによって、『エポキシ系の耐熱性接着剤を介し
てポリイミドフィルムと銅箔などの金属箔とを接着する
場合の接着性能が改良されたポリイミドフィルム』を、
工業的に再現性よく製造できることを見い出し、この発
明を完成した。
[発明の構成] この発明は、ビフェニルテトラカルボン酸またはその酸
二無水物を60モル%以上含有する芳香族テトラカルボ
ン酸成分と、フェニレンジアミン類を50モル%以上含
有する芳香族ジアミン成分とを略等モル重合して得られ
た芳香族ポリアミック酸100重量部と、有機極性溶媒
5〜150重量部とを含有する芳香族ポリマー組成物か
らなる固化フィルムの表面に、 アミノシラン系、エポキシシラン系またはチタネート系
の耐熱性表面処理剤の少なくとも一種を0.5重量%以
上で100重量%まで(好ましくは1.0重量%以上、
また塗布特性および処理液の安定性を考慮すると60重
量%までが好ましい)含有し、かつ水分含有率が20重
量%以下(好ましくは5.0重量%以下)である表面処
理液を均一に塗布し、 その後、前記表面処理液の塗布された固化フィルムを1
00〜600℃の温度に加熱して、固化フィルムを形成
しているポリアミック酸をイミド化すると共にフィルム
を乾燥し熱処理することを特徴とするポリイミドフィル
ムの製造法を提供する。
前記の芳香族テトラカルボン酸成分は、例えば、2,
3,3’,4’−ビフェニルテトラカルボン酸またはそ
の酸二無水物、あるいはその酸の炭素数1〜5の低級ア
ルコールエステル化物、3,3’,4,4’−ビフェニ
ルテトラカルボン酸またはその酸二無水物、あるいはそ
の酸の炭素数1〜5の低級アルコールエステル化物など
のビフェニルテトラカルボン酸類を、全テトラカルボン
酸成分に対して、60モル%以上、特に70モル%以上
含有する芳香族テトラカルボン酸成分である。この発明
では、テトラカルボン酸成分として、特に、3,3’,
4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸またはその酸二
無水物を60モル%以上、更に好ましくは70%以上含
有する芳香族テトラカルボン酸成分が、最終的に得られ
たポリイミドフィルムの耐熱性、機械的物性などの点に
おいて優れているので最適である。
なお、前記の芳香族テトラカルボン酸成分では、前記の
ビフェニルテトラカルボン酸類の他に併用することがで
きるテトラカルボン酸類として、ピロメリット酸または
その酸二無水物、ベンゾフェノンテトラカルボン酸また
はその酸二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニ
ル)メタンまたはその酸二無水物、2,2−ビス(3,
4−ジカルボキシフェニル)プロパンまたはその酸二無
水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)スルホン
またはその酸二無水物など、あるいはそれらの混合物を
挙げることができる。
前記の芳香族ジアミン成分は、m−またはp−フェニレ
ンジアミン、3,5−ジアミノトルエン、2,5−ジア
ミノトルエンなどフェニレンジアミン類を、全芳香族ジ
アミン成分に対して、50モル%以上、特に60モル%
以上、さらに好ましくは70モル%以上含有する芳香族
ジアミン成分である。この発明では芳香族ジアミン成分
として、特に、p−フェニレンジアミンを60モル%以
上、特に70モル%の含有率で含有する芳香族ジアミン
成分が最適である。
なお、前記の芳香族ジアミン成分においてフェニレンジ
アミン類の他に併用することができる芳香族ジアミン類
としては、例えば、4,4’−ジアミノジフェニルエー
テル、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,
3’−ジアミノジフェニルエーテルなどのジアミノジフ
ェニルエーテル類、4,4’−ジアミノジフェニルメタ
ン、4,4’−ジアミノジフェニルプロパン、4,4’
−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノジ
フェニルスルフィドなど、あるいはそれらの混合物を挙
げることができる。この発明では、特に、4,4’−ジ
アミノジフェニルエーテルなどのジアミノジフェニルエ
ーテル類が好適である。
この発明では、前記の芳香族ポリアミック酸を製造する
ための芳香族ジアミン成分について、フェニレンジアミ
ン類の含有率が低くなり過ぎると、そのような芳香族ジ
アミン成分と芳香族テトラカルボン酸成分とから得られ
た芳香族ポリアミック酸組成物を使用しても、耐熱性、
前述の各機械的物性のいずれかが低下したポリイミドフ
ィルムしか得られないので、適当ではない。
前記の芳香族ポリアミック酸は、前述のように芳香族テ
トラカルボン酸成分と芳香族ジアミン成分とから低温で
の重合で得られたビフェニルテトラカルボン酸系のポリ
イミド前駆体であると共に、対数粘度(測定温度:30
℃、濃度:0.5g/100m溶媒、溶媒:N−メチ
ル−2−ピロリドン)が0.1〜7、特に好ましくは
0.2〜5程度であり、しかもイミド化率[赤外線分析
法(IR法)によって決定されるイミド化率]が85%
より小さい、特に70%以下であるポリマーであって、
さらに有機極性溶媒に約2〜50重量%の濃度、特に5
〜40重量%、にまで均一に溶解できるポリマーである
ことが好ましい。
前記の対数粘度は、次式によって算出された値である。
前記のイミド化率を決定する赤外線分析法では、試料の
赤外線吸収スペクトルのイミド結合に基く吸収ピークの
吸光度と、アミド酸結合に基づく吸収ピークの吸光度と
の比からイミド化率を求めることができる。
前記の有機極性溶媒は、前記の芳香族ポリアミック酸を
約2〜50重量%、特に5〜40重量程度の濃度で均一
に溶解することができる有機極性溶媒であればよく、例
えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチ
ルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N,
N−ジエチルアセトアミド、N,N−ジメチルメトキシ
アセトアミドなどのN,N−ジ低級アルキルカルボキシ
ルアミド類、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチスル
ホキシド、ジエチルスルホキシド、ジメチルスルホン、
ジエチルスルホン、ヘキサメチルスルホルアミドなどの
有機極性溶媒を挙げることができる。
この発明の製造法における固化フィルムは、前記芳香族
ポリアミック酸100重量部と、有機極性溶媒5〜15
0重量部(好ましくは10〜120重量部、特に好まし
くは20〜100重量部)とを、主として(好ましくは
両者の合計含有率が90重量%以上で)含有している芳
香族ポリアミック酸組成物からなる柔軟で自己支持性の
固化フィルムであり、特に長尺の固化フィルムであるこ
とが好ましい。
その固化フィルムは、例えば、前述の芳香族テトラカル
ボン酸成分と芳香族ジアミン成分との略等モルを、有機
極性溶媒中、約100℃以下の低い温度で、特に好まし
くは0〜80℃の温度で約0.1〜10時間、重合して
得られた高分子量の芳香族ポリアミック酸(芳香族ポリ
イミド前駆体)が、有機極性溶媒に約2〜50重量%の
濃度で均一に溶解している芳香族ポリアミック酸溶液
を、製膜用ドープ液として使用して約150℃以下の流
延温度、特に20〜130℃程度の流延温度で支持体面
上に液状の薄膜を形成し、その薄膜を支持体上で約12
0℃以下の乾燥温度、特に20〜100℃程度の乾燥温
度で約0.1〜1時間乾燥する溶液流延法などの製膜法
で形成される自己支持性の固化フィルムであればよい。
なお、前記の固化フィルムは、必要であれば、内部また
は表面層に微細な粒子の無機充填剤が少量配合されてい
てもよい。
この発明の製造法では、例えば、前記固化フィルムの少
なくとも片方の表面(必要であれば両側の表面)に、
『特定の耐熱性表面処理剤を0.5重量%以上の濃度で
含有し、しかも水分の含有率が20重量%以下である表
面処理液』を、グラビアコート法、シルクスクリーン
法、浸漬法などの塗布方法で均一に塗布し、そして、そ
の表面処理液が塗布された固化フィルムを100〜60
0℃の温度に加熱して(好ましくは120〜550℃の
温度で約0.1〜10時間加熱して、特に好ましくは1
50〜500℃の温度で0.2〜5時間加熱して)、該
フィルムを形成しているポリアミック酸をイミド化率9
0%以上に、特に実質的にアミド−酸結合の存在しない
ように、イミド化すると共に、該フィルムから前記溶媒
などの揮発成分を蒸発し除去する乾燥を行うことによっ
て、優れた接着性などの性能の芳香族ポリイミドフィル
ムを製造することができる。
この発明では、耐熱性表面処理剤として、アミノシラン
系、エポキシシラン系またはチタネート系の耐熱性表面
処理剤を用いる。すなわち分解温度が275℃以上の耐
熱性表面処理剤が好ましく、特に280〜600℃、更
に290〜550℃の範囲に分解温度を有する耐熱性表
面処理剤であることが好ましい。すなわち、例えば、β
−(3,4−エポキシシクロヘキシル)−エチル−トリ
メトキシシラン、γ−グリシリドキシプロピル−トリメ
トキシシランなどのエポキシシラン系の耐熱性表面処理
剤(カップリング剤)、γ−アミノプロピル−トリエト
キシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプ
ロピル−トリエトキシシラン、N−(アミノカルボニ
ル)−γ−アミノプロピル−トリエトキシシラン、N−
[β−(フェニルアミノ)−エチル]−γ−アミノプロ
ピル−トリエトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノ
プロピル−トリエトキシシランなどのアミノシラン系の
耐熱性表面処理剤(カップリング剤)、イソプロピル−
トリクミルフェニル−チタネート、ジクミルフェニル−
オキシアセテート−チタネートなどのチタネート系の耐
熱性表面処理剤(カップリング剤)などを用いることが
好ましい。これらのなかでも特にN−フェニル−γ−ア
ミノプロピル−トリエトキシシランが好ましい。
前記の表面処理液は、前述の耐熱性表面処理剤を0.5
重量%以上(好ましくは1〜100重量%、特に好まし
くは3〜60重量%、更に好ましくは5〜55重量%)
の濃度で含有しており、しかも水分の含有率が20重量
%以下(好ましくは10重量%以下、特に好ましくは5
重量%以下)であって、さらに、回転粘度(25℃の測
定温度で回転粘度計によって測定した溶液粘度)が10
〜50000センチポイズである液状の表面処理剤であ
ればよい。
この発明では、特に前述の耐熱性表面処理剤が0.5重
量%以上、特に好ましくは1〜60重量%、さらに好ま
しくは3〜55重量%の濃度で、低級アルコール、アミ
ド系溶媒などの有機極性溶媒に均一に溶解している低い
粘度(特に、回転粘度10〜5000センチポイズ)の
表面処理液が好ましい。前記の表面処理液に使用される
有機極性溶媒としては、前述の芳香族ポリアミック酸の
製造に使用される重合溶媒およびこの発明で使用される
固化フィルムに含有されている溶媒と全く同じ種類の有
機極性溶媒を挙げることができる。また、エチルアルコ
ール、メチルアルコール、プロピルアルコール、ブチル
アルコールなどの炭素数1〜5の低級アルコール溶媒、
さらにそれらの溶媒の2種以上が混合されている混合溶
媒を使用することができる。
前記の加熱処理は、最初に約100〜400℃の温度に
おいてポリマーのイミド化および溶媒の蒸発・除去を約
0.1〜5時間、特に0.2〜3時間で徐々に行うこと
が適当であり、特に、前記の約100〜400℃の加熱
処理は約100〜170℃の比較的低い温度で約1〜3
0分間第一次加熱処理し、次いで170〜220℃の温
度で約1〜30分間第二次加熱処理して、そして220
〜400℃の高温で約1〜30分間第三次加熱処理する
ように段階的に行うことが好ましい。
この発明では、必要であれば400〜600℃の高い温
度で第四次高温加熱処理してもよく、また250℃以上
の連続加熱処理においては、ピンテンター、クリップ、
枠などで、少なくとも長尺の固化フィルムの長手方向に
直角の方向の両端縁を固定して行うことが好ましい。
次に本発明の参考例、実施例、および比較例を示す。
[参考例1] 3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無
水物とp−フエニレンジアミンとから得られた芳香族ポ
リアミック酸(イミド化率:約60%、対数粘度:3.
2)100重量部、およびN−ジメチルアセトアミド4
5重量部からなる厚さ40μmの柔軟な長尺の固化フィ
ルム(幅:500mm、芳香族ポリアミック酸溶液を金
属製仮支持体表面に流延塗布し、溶媒の一部を蒸発除去
したのち、該支持体より剥がして得たもの)を最初に1
50℃で5分間加熱し、次いで200℃に昇温してその
温度で7分間加熱し、さらに250℃に昇温し、その温
度で9分間加熱し、最後に450℃にまで昇温し、その
温度で7分間熱処理して、ポリマーのイミド化およびフ
ィルムの乾燥を行って、厚さ40μmの芳香族ポリイミ
ドフィルムを製造した。
エポキシ系接着剤(ハイソールジャパン社製、ハイソー
ル:Lot.No.OX-035)を厚さ35μmの電解銅箔上に塗
布し、120℃で30分間加熱乾燥して接着剤層(厚さ
200μm)を形成した。次に、この電解銅箔上の接着
剤層に上記芳香族ポリイミドフィルムを重ね合わせた
後、170℃、40kg/cm2で5分間プレスして積
層体を形成した。そして、この積層体を180℃で60
分間乾燥した後13時間放置して、銅箔層とポリイミド
フィルム層との間のT剥離試験(ASTM−D−187
6)と18ア0゜剥離試験(ASTM−D−903)と
を行なった。
各試験の結果を第1表に示す。
[実施例1〜5] 第1表に示す溶媒を用いてN−フェニル−γ−アミノプ
ロピル−トリエトキシシラン表面処理液(シラン化合物
濃度:5重量%)を調製し、これをサンプル管に入れ、
25℃で1週間放置して、その溶液の溶質が析出するか
どうかを観察して処理液の安定性を試験したところ、そ
の時点においても均一な溶解状態に維持されていること
が確認された。
参考例1で使用したものと同一の柔軟な長尺の固化フィ
ルム(幅:500mm)の表面に、第1表に示す溶媒に
溶解されているN−フェニル−γ−アミノプロピル−ト
リエトキシシラン表面処理液(シラン化合物濃度:5重
量%)を塗布し、その表面処理液の塗布された固化フィ
ルムについて参考例1と同様な熱処理を行なって芳香族
ポリイミドフィルムを製造した。
参考例1に従って、電解銅箔上にエポキシ系接着剤層を
形成し、この電解銅箔に上記芳香族ポリイミドフィルム
を、その表面処理液塗布面が接着剤層に接するように重
ね合わせた後、同様に処理して積層体を形成し、この積
層体について同様にして、銅箔層とポリイミドフィルム
層との間のT剥離試験と180゜剥離試験とを行なっ
た。
各試験の結果を第1表に示す。
[比較例1] 溶媒として水を用いてN−フェニル−γ−アミノプロピ
ル−トリエトキシシラン表面処理液(シラン化合物濃
度:0.1重量%)を調製し、これをサンプル管に入
れ、25℃で1週間放置して、その溶液の溶質が析出す
るかどうかを観察したところ、明らかな変化は見られな
かった。
表面処理液を上記の水性溶液に変えた以外は実施例1と
同様にして表面処理された芳香族ポリイミドフィルムを
製造したところ、加熱処理工程においてシラン化合物の
分解が発生した。また、得られた芳香族ポリイミドフィ
ルムは水との接触下の加熱処理により明らかな劣化が見
られた。
この芳香族ポリイミドフィルムと接着剤層付き銅箔とか
ら得られた積層体について同様なT剥離試験と180゜
剥離試験とを行なった。
[比較例2] 溶媒として水を用いてN−フェニル−γ−アミノプロピ
ル−トリエトキシシラン表面処理液(シラン化合物濃
度:1重量%)を調製し、これをサンプル管に入れ、2
5℃で1週間放置して、その溶液の溶質が析出するかど
うかを観察したところ、その時点において、濁りや沈殿
物の発生、析出が見られた。
表面処理液を上記の水性溶液に変えた以外は実施例1と
同様にして表面処理された芳香族ポリイミドフィルムを
製造したところ、加熱処理工程においてシラン化合物の
分解が発生した。また、得られた芳香族ポリイミドフィ
ルムは水との接触下の加熱処理により明らかな劣化が見
られた。
この芳香族ポリイミドフィルムと接着剤層付き銅箔とか
ら得られた積層体について同様なT剥離試験と180゜
剥離試験とを行なった。
各試験の結果を第1表に示す。
[比較例3] 溶媒として水性エタノール(水:エタノール=50:5
0、重量比)を用いてN−フェニル−γ−アミノプロピ
ル−トリエトキシシラン表面処理(シラン化合物濃度:
5重量%)を調製し、これをサンプル管に入れ、25℃
で1週間放置して、その溶液の溶質が析出するかどうか
を観察したところ、その時点において、多量の濁りや沈
殿物の発生、析出が見られた。
表面処理液を上記の水性溶液に変えた以外は実施例1と
同様にして表面処理された芳香族ポリイミドフィルムを
製造したところ、加熱処理工程においてシラン化合物の
分解が発生した。また、得られた芳香族ポリイミドフィ
ルムは水との接触下の加熱処理により部分的な劣化が見
られた。
この芳香族ポリイミドフィルムと接着剤層付き銅箔とか
ら得られた積層体について同様なT剥離試験と180゜
剥離試験とを行なったが、接着性能は測定箇所により大
きく変動し、安定な接着性能が得られないことがわかっ
た。
100%DMAc:100%N−ジメチルアセトアミド 100%MeOH:100%メタノール 90%EtOH:90%エタノール(残部は水) 溶媒不使用:市販のN−フェニル−γ−アミノプロピル −トリエトキシシラン表面処理液を希釈するこ となく使用 B面:流延による固化フィルムの製造時に支持体表面に 接していた側の表面 F面:流延による固化フィルムの製造時に支持体表面に 接していなかった側の表面 測定不能:ポリイミドフィルムが劣化して、もろくなっ たため接着強度の測定不能 [実施例6] N−(アミノカルボニル)−γ−アミノプロピル−トリ
エトキシシラン表面処理液(溶媒:100%N−ジメチ
ルアセトアミド、シラン化合物濃度:5重量%)を調製
し、実施例1と同様な安定性試験を行なったところ、そ
の時点においても均一な溶解状態に維持されていること
が確認された。
ポリイミドフィルムの表面処理液として上記の表面処理
液を用いた以外は実施例1と同様にして表面処理された
芳香族ポリイミドフィルムを製造し、この芳香族ポリイ
ミドフィルムと接着剤層付き銅箔とから得られた積層体
について同様なT剥離試験と180゜剥離試験とを行な
った。
各試験の結果を第2表に示す。
[実施例7] N−[β−(フェニルアミノ)−エチル]−γ−アミノ
プロピル−トリエトキシシラン表面処理液(溶媒:10
0%N−ジメチルアセトアミド、シラン化合物濃度:5
重量%)を調製し、実施例1と同様な安定性試験を行な
ったところ、その時点においても均一な溶解状態に維持
されていることが確認された。
ポリイミドフィルムの表面処理液として上記の表面処理
液を用いた以外は実施例1と同様にして表面処理された
芳香族ポリイミドフィルムを製造し、この芳香族ポリイ
ミドフィルムと接着剤層付き銅箔とから得られた積層体
について同様なT剥離試験と180゜剥離試験とを行な
った。
各試験の結果を第2表に示す。
[実施例8] β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)−エチル−ト
リメトキシシラン表面処理液(溶媒:100%N−ジメ
チルアセトアミド、シラン化合物濃度:5重量%)を調
製し、実施例1と同様な安定性試験を行なったところ、
その時点においても均一な溶解状態に維持されているこ
とが確認された。
ポリイミドフィルムの表面処理液として上記の表面処理
液を用いた以外は実施例1と同様にして表面処理された
芳香族ポリイミドフィルムを製造し、この芳香族ポリイ
ミドフィルムと接着剤層付き銅箔とから得られた積層体
について同様なT剥離試験と180゜剥離試験とを行な
った。
各試験の結果を第2表に示す。
[実施例9] イソプロピル−トリクミルフェニル−チタネート表面処
理液(溶媒:100%N−ジメチルアセトアミド、チタ
ネート化合物濃度:5重量%)を調製し、実施例1と同
様な安定性試験を行なったところ、その時点においても
均一な溶解状態に維持されていることが確認された。
ポリイミドフィルムの表面処理液として上記の表面処理
液を用いた以外は実施例1と同様にして表面処理された
芳香族ポリイミドフィルムを製造し、この芳香族ポリイ
ミドフィルムと接着剤層付き銅箔とから得られた積層体
について同様なT剥離試験と180゜剥離試験とを行な
った。
各試験の結果を第2表に示す。
[実施例10] ジクミルフェニル−オキシアセテート−チタネート表面
処理液(溶媒:100%N−ジメチルアセトアミド、チ
タネート化合物濃度:5重量%)を調製し、実施例1と
同様な安定性試験を行なったところ、その時点において
も均一な溶解状態に維持されていることが確認された。
ポリイミドフィルムの表面処理液として上記の表面処理
液を用いた以外は実施例1と同様にして表面処理された
芳香族ポリイミドフィルムを製造し、この芳香族ポリイ
ミドフィルムと接着剤層付き銅箔とから得られた積層体
について同様なT剥離試験と180゜剥離試験とを行な
った。
各試験の結果を第2表に示す。
[実施例11] N−フェニル−γ−アミノプロピル−トリエトキシシラ
ン表面処理液(溶媒:100%エタノール)のシラン化
合物濃度を30重量%に変えて調製し、実施例1と同様
な安定性試験を行なったところ、その時点においても均
一な溶解状態に維持されていることが確認された。
ポリイミドフィルムの表面処理液として上記の表面処理
液を用いた以外は実施例1と同様にして表面処理された
芳香族ポリイミドフィルムを製造し、この芳香族ポリイ
ミドフィルムと接着剤層付き銅箔とから得られた積層体
について同様なT剥離試験と180゜剥離試験とを行な
った。
各試験の結果を第2表に示す。
[シラン化合物処理フィルムの物性評価] 参考例で得られた無処理ポリイミドフィルム、実施例1
のシラン化合物100%エタノール溶液の処理により得
られたポリイミドフィルム、および比較例3のシラン化
合物50%水性エタノール溶液の処理により得られたポ
リイミドフィルムについてASTM−D−882に従う
引張試験を行ない、それぞれの強度、伸度および弾性率
を測定した。測定結果を第3表に示す。
上記の結果から、水を多量に含む処理液による処理を行
なって得たポリイミドフィルム(比較例3)が激しく劣
化し、物性の明らかな低下が発生していることがわか
る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビフェニルテトラカルボン酸またはその酸
    二無水物を60モル%以上含有する芳香族テトラカルボ
    ン酸成分と、フェニレンジアミン類を50モル%以上含
    有する芳香族ジアミン成分とを略等モル重合して得られ
    た芳香族ポリアミック酸100重量部と、有機極性溶媒
    5〜150重量部とを含有する芳香族ポリマー組成物か
    らなる固化フィルムの表面に、 アミノシラン系、エポキシシラン系またはチタネート系
    の耐熱性表面処理剤の少なくとも一種を0.5重量%以
    上含有し、かつ水分含有率が20重量%以下である表面
    処理液を均一に塗布し、 その後、前記表面処理液の塗布された固化フィルムを1
    00〜600℃の温度に加熱して、固化フィルムを形成
    しているポリアミック酸をイミド化すると共にフィルム
    を乾燥し熱処理することを特徴とするポリイミドフィル
    ムの製造法。
  2. 【請求項2】耐熱性表面処理剤の分解温度が275℃以
    上であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    ポリイミドフィルムの製造法。
  3. 【請求項3】表面処理液の水分含有率が5重量%以下で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のポリ
    イミドフィルムの製造法。
  4. 【請求項4】表面処理液が耐熱性表面処理剤の少なくと
    も一種類を1.0重量%以上含有していることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のポリイミドフィルムの
    製造法。
  5. 【請求項5】耐熱性表面処理剤がN−フェニル−γ−ア
    ミノプロピル−トリエトキシシランであることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項乃至第4項のいずれかの項記
    載のポリイミドフィルムの製造法。
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