JPH06276101A - 量子化回路 - Google Patents
量子化回路Info
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- JPH06276101A JPH06276101A JP6355493A JP6355493A JPH06276101A JP H06276101 A JPH06276101 A JP H06276101A JP 6355493 A JP6355493 A JP 6355493A JP 6355493 A JP6355493 A JP 6355493A JP H06276101 A JPH06276101 A JP H06276101A
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- Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 実行スピードが高速で、回路規模が縮小化さ
れた量子化回路を提供する。 【構成】 DCT係数Rが正数の場合のまるめ定数Xを
正数入力用まるめ定数レジスタ601に、DCT係数R
が負数の場合のまるめ定数Xを負数入力用まるめ定数レ
ジスタ602にそれぞれ格納する。選択回路603は、
DCT係数Rの符号ビットにより正数用または負数用ま
るめ定数を選択し、加算器605に入力する。一方、乗
算器604によってDCT係数Rと量子化閾値の逆数A
の積が求められる。加算器605で(AR+X)を求
め、シフタ606でSビット右シフトされ、値域制限回
路607で量子化係数の値域を定められた値に制限す
る。これにより、DCT係数Rを量子化閾値Qで量子化
し、整数にまるめられた結果Lが得られる。
れた量子化回路を提供する。 【構成】 DCT係数Rが正数の場合のまるめ定数Xを
正数入力用まるめ定数レジスタ601に、DCT係数R
が負数の場合のまるめ定数Xを負数入力用まるめ定数レ
ジスタ602にそれぞれ格納する。選択回路603は、
DCT係数Rの符号ビットにより正数用または負数用ま
るめ定数を選択し、加算器605に入力する。一方、乗
算器604によってDCT係数Rと量子化閾値の逆数A
の積が求められる。加算器605で(AR+X)を求
め、シフタ606でSビット右シフトされ、値域制限回
路607で量子化係数の値域を定められた値に制限す
る。これにより、DCT係数Rを量子化閾値Qで量子化
し、整数にまるめられた結果Lが得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データの圧縮装置
等に用いられる量子化回路に関する。
等に用いられる量子化回路に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー及びモノクロの静止画像や動画像
を圧縮する方式は、ISOやCCITTの国際機関によ
って検討され、JPEG[Joint Photogr
aphic Experts Group]やMPEG
[Moving Picture Experts G
roup]およびH.261などが標準化されている。
を圧縮する方式は、ISOやCCITTの国際機関によ
って検討され、JPEG[Joint Photogr
aphic Experts Group]やMPEG
[Moving Picture Experts G
roup]およびH.261などが標準化されている。
【0003】JPEGは、カラー静止画像を1/8〜1
/100程度に圧縮する方式である。1991年11月
に国際標準案となっている。符号化方式を表すブロック
図を図7に示す。入力画像71が符号器72に入力され
る。符号器72においては、入力された入力画像71が
DCT部721に入力されDCT(離散コサイン変換)
が行われる。次に、量子化部722においてテーブル7
23を参照してDCT部の出力は量子化され、さらにエ
ントロピー符号化部724においてテーブル725を参
照して量子化部722の出力はエントロピー符号化され
る。その結果、テーブルとヘッダ情報を有する圧縮デー
タ73が伝送路74に転送される。
/100程度に圧縮する方式である。1991年11月
に国際標準案となっている。符号化方式を表すブロック
図を図7に示す。入力画像71が符号器72に入力され
る。符号器72においては、入力された入力画像71が
DCT部721に入力されDCT(離散コサイン変換)
が行われる。次に、量子化部722においてテーブル7
23を参照してDCT部の出力は量子化され、さらにエ
ントロピー符号化部724においてテーブル725を参
照して量子化部722の出力はエントロピー符号化され
る。その結果、テーブルとヘッダ情報を有する圧縮デー
タ73が伝送路74に転送される。
【0004】MPEGは、カラー動画像を圧縮する方式
である。CD−ROM等のディジタル記録媒体(DS
M:Digital Storage Media)を
対象とする。1991年11月に勧告草案(CD:Co
mittee Draft)としてまとまった。符号化
方式を表すブロック図を図8に示す。この方式による符
号化回路は、入力画像データと差分値の小さい予測画像
データを生成する予測器88と、入力画像データより予
測器88からの予測画像データ出力を減算する減算器8
9と、減算器89の差分出力に対しDCT演算を行うD
CT部81と、DCT部81のDCT係数出力(C)に
対し量子化をおこなう量子化部82と、量子化部82の
量子化係数出力(QC)に対し可変長符号化を行うVL
C部83と、バッファ部84と、量子化部82の量子化
係数出力に対し逆量子化を行う逆量子化部85と、逆量
子化部85の出力に対し逆DCTを行う逆DCT部86
と、逆DCT部86の出力と予測器88からの予測画像
データ出力を加算し、新たな予測画像データを生成する
加算器87とから構成される。
である。CD−ROM等のディジタル記録媒体(DS
M:Digital Storage Media)を
対象とする。1991年11月に勧告草案(CD:Co
mittee Draft)としてまとまった。符号化
方式を表すブロック図を図8に示す。この方式による符
号化回路は、入力画像データと差分値の小さい予測画像
データを生成する予測器88と、入力画像データより予
測器88からの予測画像データ出力を減算する減算器8
9と、減算器89の差分出力に対しDCT演算を行うD
CT部81と、DCT部81のDCT係数出力(C)に
対し量子化をおこなう量子化部82と、量子化部82の
量子化係数出力(QC)に対し可変長符号化を行うVL
C部83と、バッファ部84と、量子化部82の量子化
係数出力に対し逆量子化を行う逆量子化部85と、逆量
子化部85の出力に対し逆DCTを行う逆DCT部86
と、逆DCT部86の出力と予測器88からの予測画像
データ出力を加算し、新たな予測画像データを生成する
加算器87とから構成される。
【0005】H.261は、テレビ会議/電話用符号化
方式であり、CCITT勧告H.261のことである。
1991年に国際標準(IS)となった。ISDNをネ
ットワークとして想定しており、64k〜1.5Mビッ
ト/秒で動画像を伝送する。符号化方式を表すブロック
図を図9に示す。
方式であり、CCITT勧告H.261のことである。
1991年に国際標準(IS)となった。ISDNをネ
ットワークとして想定しており、64k〜1.5Mビッ
ト/秒で動画像を伝送する。符号化方式を表すブロック
図を図9に示す。
【0006】この方式による符号化回路は、DCT変換
器92と、DCT変換器の出力を量子化し、変換係数の
量子化インデクス(q)を出力する量子化器93と、量
子化器93の出力を逆量子化する逆量子化器94と、逆
量子化器94の出力を逆DCT変換する逆DCT器95
と、スイッチ99および逆DCT器95の出力の加算を
行う加算器96と、加算器96の出力を受け、動きベク
トルを出力する動き補償用可変遅延機能を持つ画像メモ
リ97と、画像メモリ97の出力を受け、動き補償フレ
ーム間予測精度を上げ、ループ内フィルタのオン/オフ
信号を出力するループ内フィルタ98と、ビデオ入力に
ループ内フィルタ98の出力を負帰還する100と、ス
イッチ101および量子化器93を制御し、フレーム間
/フレーム内の識別フラグ(p)および伝送/非伝送識
別フラグ(t)および量子化器種別(qz)を出力する
符号化制御部91とから構成される。
器92と、DCT変換器の出力を量子化し、変換係数の
量子化インデクス(q)を出力する量子化器93と、量
子化器93の出力を逆量子化する逆量子化器94と、逆
量子化器94の出力を逆DCT変換する逆DCT器95
と、スイッチ99および逆DCT器95の出力の加算を
行う加算器96と、加算器96の出力を受け、動きベク
トルを出力する動き補償用可変遅延機能を持つ画像メモ
リ97と、画像メモリ97の出力を受け、動き補償フレ
ーム間予測精度を上げ、ループ内フィルタのオン/オフ
信号を出力するループ内フィルタ98と、ビデオ入力に
ループ内フィルタ98の出力を負帰還する100と、ス
イッチ101および量子化器93を制御し、フレーム間
/フレーム内の識別フラグ(p)および伝送/非伝送識
別フラグ(t)および量子化器種別(qz)を出力する
符号化制御部91とから構成される。
【0007】以上3つの画像圧縮方式では、共通して図
6に示すような手法が採用されている。すなわち、画像
データ621に対してDCT[Discrete Co
sine Transform]611を行いDCT係
数622に変換し、その後DCT係数622に対して量
子化612を行い、量子化係数623を得る。
6に示すような手法が採用されている。すなわち、画像
データ621に対してDCT[Discrete Co
sine Transform]611を行いDCT係
数622に変換し、その後DCT係数622に対して量
子化612を行い、量子化係数623を得る。
【0008】量子化の処理は、画像圧縮の方式ごとに個
別に定義されているが、いずれも次の3つのステップか
ら構成される。
別に定義されているが、いずれも次の3つのステップか
ら構成される。
【0009】(1)DCT係数を量子化閾値で除算す
る。(除算処理) (2)除算結果を小数部を除いた整数にまるめる。(ま
るめ処理) (3)まるめられた結果を定められた範囲を超えない値
に制限する。(値域制限処理) ただし、(2)のまるめ処理は画像圧縮の方式ごとに
「切り捨て」の場合と「四捨五入」の場合がある。
る。(除算処理) (2)除算結果を小数部を除いた整数にまるめる。(ま
るめ処理) (3)まるめられた結果を定められた範囲を超えない値
に制限する。(値域制限処理) ただし、(2)のまるめ処理は画像圧縮の方式ごとに
「切り捨て」の場合と「四捨五入」の場合がある。
【0010】例えば、JPEGおよびH.261におけ
る量子化は次のとおりである。ただし、RはDCT係
数、Lは量子化係数、Qは量子化閾値である。
る量子化は次のとおりである。ただし、RはDCT係
数、Lは量子化係数、Qは量子化閾値である。
【0011】1)JPEG(8ビットモード) (−1
024≦L≦1023) L=R/Q まるめ方式は図2に示すように四捨五入である。図2は
たとえば0.5以上1.5未満の数は1として、まるめ
られることを示す。
024≦L≦1023) L=R/Q まるめ方式は図2に示すように四捨五入である。図2は
たとえば0.5以上1.5未満の数は1として、まるめ
られることを示す。
【0012】2)H.261(−127≦L≦127) L=R/2Q (Q:奇数) =(R+1)/2Q (Q:偶数、R≧0) =(R−1)/2Q (Q:偶数、R<0) まるめ方式は図3に示すように切り捨てである。図3は
たとえば1以上2未満の数は1として、まるめられるこ
とを示す。
たとえば1以上2未満の数は1として、まるめられるこ
とを示す。
【0013】量子化を実現する方法は、ソフトウエアで
行う方法とハードウエアで行う方法の大きく2つに分類
される。
行う方法とハードウエアで行う方法の大きく2つに分類
される。
【0014】ソフトウエアで実現する方法は、図4に示
すように、ステップS41においてDCT係数を量子化
閾値で割り、ステップS42、S43、S44において
符号の正負それぞれの場合に対応して、出力された結果
を画像圧縮規格に規定された方法で整数値にまるめた
後、ステップS45において値域制限処理を行う。
すように、ステップS41においてDCT係数を量子化
閾値で割り、ステップS42、S43、S44において
符号の正負それぞれの場合に対応して、出力された結果
を画像圧縮規格に規定された方法で整数値にまるめた
後、ステップS45において値域制限処理を行う。
【0015】ハードウエアで行う方法は、量子化処理の
(1)の除算処理で、(a)除算器を用いる方法と、
(b)量子化閾値の逆数をあらかじめ計算しておき、乗
算器を用いてDCT係数とその逆数を乗算する方法が知
られている。
(1)の除算処理で、(a)除算器を用いる方法と、
(b)量子化閾値の逆数をあらかじめ計算しておき、乗
算器を用いてDCT係数とその逆数を乗算する方法が知
られている。
【0016】また、量子化処理の(2)のまるめ方式に
ついては画像圧縮の方式に対応して「切り捨て」、「四
捨五入」の専用回路、さらに値域制限回路を付加してい
た。量子化処理のハードウエアによるブロック図を図5
に示す。量子化回路は、被量子化係数Rと量子化閾値Q
を入力とする除算回路501と、除算回路501の出力
を入力とする符号判定回路502と、符号判定回路50
2の出力を入力とする正数用小数部分切り捨て回路50
3、負数用小数部分切り捨て回路504と、正数用小数
部分切り捨て回路503、負数用小数部分切り捨て回路
504の出力を入力とする値域制限回路505から構成
される。
ついては画像圧縮の方式に対応して「切り捨て」、「四
捨五入」の専用回路、さらに値域制限回路を付加してい
た。量子化処理のハードウエアによるブロック図を図5
に示す。量子化回路は、被量子化係数Rと量子化閾値Q
を入力とする除算回路501と、除算回路501の出力
を入力とする符号判定回路502と、符号判定回路50
2の出力を入力とする正数用小数部分切り捨て回路50
3、負数用小数部分切り捨て回路504と、正数用小数
部分切り捨て回路503、負数用小数部分切り捨て回路
504の出力を入力とする値域制限回路505から構成
される。
【0017】除算回路501は被量子化係数Rを量子化
閾値Qで除算する。符号判定回路502は除算結果の符
号を判定する。符号が正の場合には、正数用小数部分切
り捨て回路503が、切り捨て処理を行う。符号が負の
場合には、負数用小数部分切り捨て回路504が、切り
捨て処理を行う。値域制限回路505は、量子化係数の
値域を定められた値に制限する。
閾値Qで除算する。符号判定回路502は除算結果の符
号を判定する。符号が正の場合には、正数用小数部分切
り捨て回路503が、切り捨て処理を行う。符号が負の
場合には、負数用小数部分切り捨て回路504が、切り
捨て処理を行う。値域制限回路505は、量子化係数の
値域を定められた値に制限する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】従来のソフトウエアに
よる実現方法ではDCT係数の正負の判断が必要であ
り、複数ステップの命令が必要となるため、スピードが
遅くなるという問題がある。
よる実現方法ではDCT係数の正負の判断が必要であ
り、複数ステップの命令が必要となるため、スピードが
遅くなるという問題がある。
【0019】また、従来のハードウエアによる実現方法
では、前記した量子化のための3つのステップの内、特
に(2)のまるめ処理のために、回路規模が大きくな
り、また、実行スピードが遅いという問題があった。
では、前記した量子化のための3つのステップの内、特
に(2)のまるめ処理のために、回路規模が大きくな
り、また、実行スピードが遅いという問題があった。
【0020】本発明は、実行スピードが高速で、回路規
模が縮小化された量子化回路を提供することを目的とす
る。
模が縮小化された量子化回路を提供することを目的とす
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の量子化回路は、
正数入力用まるめ定数を保持する保持手段と、負数入力
用まるめ定数を保持する保持手段と、入力の正負判定に
従って正数入力用まるめ定数、負数入力用まるめ定数の
一方を選択するまるめ定数選択手段と、DCT係数およ
び量子化閾値の逆数を入力としこれらを乗算する乗算手
段と、前記まるめ定数選択手段の出力および前記乗算手
段の出力を入力としこれらを加算する加算手段と、前記
加算手段の出力を入力とし入力された値にシフト処理を
施すシフト手段と、前記シフト手段の出力を入力とし値
域を制限する値域制限手段とを具備することを特徴とす
る。
正数入力用まるめ定数を保持する保持手段と、負数入力
用まるめ定数を保持する保持手段と、入力の正負判定に
従って正数入力用まるめ定数、負数入力用まるめ定数の
一方を選択するまるめ定数選択手段と、DCT係数およ
び量子化閾値の逆数を入力としこれらを乗算する乗算手
段と、前記まるめ定数選択手段の出力および前記乗算手
段の出力を入力としこれらを加算する加算手段と、前記
加算手段の出力を入力とし入力された値にシフト処理を
施すシフト手段と、前記シフト手段の出力を入力とし値
域を制限する値域制限手段とを具備することを特徴とす
る。
【0022】
【作用】DCT係数が正数の場合のまるめ定数を正数入
力用まるめ定数保持手段に、DCT係数が負数の場合の
まるめ定数を負数入力用まるめ定数保持手段にそれぞれ
格納する。まるめ定数選択手段は、DCT係数の符号ビ
ットにより正数用または負数用まるめ定数を選択し、加
算手段の入力端子の一方に入力する。一方、乗算手段に
よってDCT係数と量子化閾値の逆数の積が求められ、
求められた結果は加算手段の入力端子の他方に入力され
る。加算手段の出力はシフタ手段でシフトされ、値域制
限手段で量子化係数の値域内に制限される。
力用まるめ定数保持手段に、DCT係数が負数の場合の
まるめ定数を負数入力用まるめ定数保持手段にそれぞれ
格納する。まるめ定数選択手段は、DCT係数の符号ビ
ットにより正数用または負数用まるめ定数を選択し、加
算手段の入力端子の一方に入力する。一方、乗算手段に
よってDCT係数と量子化閾値の逆数の積が求められ、
求められた結果は加算手段の入力端子の他方に入力され
る。加算手段の出力はシフタ手段でシフトされ、値域制
限手段で量子化係数の値域内に制限される。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
する。
【0024】DCT係数をR、量子化閾値をQ、まるめ
関数をF(x)とすると、値域制限を行う前の量子化係
数Lは次のように表される。
関数をF(x)とすると、値域制限を行う前の量子化係
数Lは次のように表される。
【0025】L=F(R/Q)………(式1) ここで、 (1/Q)=(A/2S)………(式2) となるようなAとSを選択すると L=F(AR/2S)………(式3) =F(AR>>S)………(式4) (ただし、>>Sは2の補数表現においてSビット右シ
フトすることを表す。)ここで、乗算後のLの値を整数
にまるめるために、まるめ定数としてXを用いると、ま
るめ定数Xの値を変えることにより、次のようにDCT
係数Rを量子化閾値Qで割った結果の小数部分のまるめ
方式を自由に選択することができる。
フトすることを表す。)ここで、乗算後のLの値を整数
にまるめるために、まるめ定数としてXを用いると、ま
るめ定数Xの値を変えることにより、次のようにDCT
係数Rを量子化閾値Qで割った結果の小数部分のまるめ
方式を自由に選択することができる。
【0026】 L=(AR+X)>>S・・・・・(式5) R≧0のとき X=0 :切り捨て =A/2:四捨五入 R<0のとき X=2S−1 :切り捨て =A/2−1:四捨五入 と表すことができる。
【0027】図1は、本発明の量子化回路の1つの構成
例を示すブロック図である。
例を示すブロック図である。
【0028】図1の量子化回路は、正数入力用まるめ定
数レジスタ101、負数入力用まるめ定数レジスタ10
2、まるめ定数レジスタ101,102に接続された選
択回路103、DCT係数Rと量子化閾値の逆数Aを入
力とする乗算器104、選択回路103と乗算器104
に接続された加算器105、加算器105に接続された
シフタ106、シフタ106に接続された値域制限回路
107によって構成される。
数レジスタ101、負数入力用まるめ定数レジスタ10
2、まるめ定数レジスタ101,102に接続された選
択回路103、DCT係数Rと量子化閾値の逆数Aを入
力とする乗算器104、選択回路103と乗算器104
に接続された加算器105、加算器105に接続された
シフタ106、シフタ106に接続された値域制限回路
107によって構成される。
【0029】(式5)におけるDCT係数Rが正数の場
合のまるめ定数Xを正数入力用まるめ定数レジスタ10
1に、DCT係数Rが負数の場合のまるめ定数Xを負数
入力用まるめ定数レジスタ102にそれぞれ格納する。
合のまるめ定数Xを正数入力用まるめ定数レジスタ10
1に、DCT係数Rが負数の場合のまるめ定数Xを負数
入力用まるめ定数レジスタ102にそれぞれ格納する。
【0030】選択回路103は、DCT係数Rの符号ビ
ットにより正数用または負数用まるめ定数を選択し、加
算器105に入力する。
ットにより正数用または負数用まるめ定数を選択し、加
算器105に入力する。
【0031】一方、乗算器104によってDCT係数R
と量子化閾値の逆数Aの積が求められる。加算器105
で(AR+X)を求め、シフタ106でSビット右シフ
トされ、値域制限回路107で量子化係数の値域を定め
られた値に制限する。
と量子化閾値の逆数Aの積が求められる。加算器105
で(AR+X)を求め、シフタ106でSビット右シフ
トされ、値域制限回路107で量子化係数の値域を定め
られた値に制限する。
【0032】これにより、(式5)の計算が実現されD
CT係数Rを量子化閾値Qで量子化し、整数にまるめら
れた結果Lが得られる。
CT係数Rを量子化閾値Qで量子化し、整数にまるめら
れた結果Lが得られる。
【0033】本実施例の量子化回路は、二つのまるめ定
数レジスタを備えることにより、従来の課題であった、
ソフトウエアでの実現方法における実行スピードの高速
化、ハードウエアでの実現方法における小数部分の種々
のまるめ方式に対し1つのハードウエアで実現でき、従
来の方式に比較して回路規模の削減が可能となる。
数レジスタを備えることにより、従来の課題であった、
ソフトウエアでの実現方法における実行スピードの高速
化、ハードウエアでの実現方法における小数部分の種々
のまるめ方式に対し1つのハードウエアで実現でき、従
来の方式に比較して回路規模の削減が可能となる。
【0034】
【発明の効果】本発明の量子化回路は、正数入力用まる
め定数保持手段と、負数入力用まるめ定数保持手段と、
入力の正負判定に従って正数入力用まるめ定数、負数入
力用まるめ定数の一方を選択するまるめ定数選択手段
と、乗算手段と、加算手段と、シフト手段および値域制
限手段とを具備しているので、実行スピードが高速で、
回路規模が縮小化された量子化回路を提供できる。
め定数保持手段と、負数入力用まるめ定数保持手段と、
入力の正負判定に従って正数入力用まるめ定数、負数入
力用まるめ定数の一方を選択するまるめ定数選択手段
と、乗算手段と、加算手段と、シフト手段および値域制
限手段とを具備しているので、実行スピードが高速で、
回路規模が縮小化された量子化回路を提供できる。
【図1】本発明の実施例による量子化回路の構成図であ
る。
る。
【図2】四捨五入によるまるめ方式の説明図である。
【図3】切り捨てによるまるめ方式の説明図である。
【図4】ソフトウエアによる従来の技術である。
【図5】ハードウエアよる従来の技術である(まるめ方
式が切り捨ての場合)。
式が切り捨ての場合)。
【図6】画像圧縮方式の構成図である。
【図7】JPEG方式符号化回路のブロック図である。
【図8】MPEG方式符号化回路のブロック図である。
【図9】H.261方式符号化回路のブロック図であ
る。
る。
101 正数入力用まるめ定数レジスタ 102 負数入力用まるめ定数レジスタ 103 選択回路 104 乗算器 105 加算器 106 シフタ 107 値域制限回路 611 DCT実行手段 612 量子化実行手段 621 画像データ 622 DCT係数 623 量子化係数
Claims (1)
- 【請求項1】 正数入力用まるめ定数を保持する保持手
段と、負数入力用まるめ定数を保持する保持手段と、入
力の正負判定に従って正数入力用まるめ定数、負数入力
用まるめ定数の一方を選択するまるめ定数選択手段と、
DCT係数および量子化閾値の逆数を入力としこれらを
乗算する乗算手段と、前記まるめ定数選択手段の出力お
よび前記乗算手段の出力を入力としこれらを加算する加
算手段と、前記加算手段の出力を入力とし入力された値
にシフト処理を施すシフト手段と、前記シフト手段の出
力を入力とし値域を制限する値域制限手段とを具備する
ことを特徴とする量子化回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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- 1993-03-23 JP JP6355493A patent/JP3107676B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6331827B1 (en) | 1999-06-29 | 2001-12-18 | Nec Corporation | Huffman decoder using two priority encoder to reduce circuit scale |
KR100348210B1 (ko) * | 2000-07-21 | 2002-08-09 | (주)씨앤에스 테크놀로지 | 영상신호의 압축/복원용 양자화기 |
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