JPH0627329Y2 - ワイヤソー - Google Patents
ワイヤソーInfo
- Publication number
- JPH0627329Y2 JPH0627329Y2 JP1987137749U JP13774987U JPH0627329Y2 JP H0627329 Y2 JPH0627329 Y2 JP H0627329Y2 JP 1987137749 U JP1987137749 U JP 1987137749U JP 13774987 U JP13774987 U JP 13774987U JP H0627329 Y2 JPH0627329 Y2 JP H0627329Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sleeve
- wire
- resin layer
- wire saw
- locking portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、岩石や大理石などの切断に用いられるワイ
ヤソーに関するものである。
ヤソーに関するものである。
上記ワイヤソーの従来技術として、第4図に示すよう
に、ワイヤ1に樹脂層2を被覆し、その樹脂層2を介し
て所定間隔で多数の円環状スリーブ3を固定し、このス
リーブ3の外周面に、ダイヤモンドや立方晶窒化ホウ素
(CBN)などの硬質砥粒層4を固着して切断刃を形成
したものがある。
に、ワイヤ1に樹脂層2を被覆し、その樹脂層2を介し
て所定間隔で多数の円環状スリーブ3を固定し、このス
リーブ3の外周面に、ダイヤモンドや立方晶窒化ホウ素
(CBN)などの硬質砥粒層4を固着して切断刃を形成
したものがある。
上記の樹脂層2は、スリーブ3とワイヤ1とを固着し
て、スリーブ3の回転やピッチずれを防止すると共に、
ワイヤ1を切屑等から保護する役割をもち、通常ワイヤ
1の周面全体に被覆される。
て、スリーブ3の回転やピッチずれを防止すると共に、
ワイヤ1を切屑等から保護する役割をもち、通常ワイヤ
1の周面全体に被覆される。
ところが、上記のごとき構造のワイヤソーにおいては、
スリーブ3と樹脂層2の固着が樹脂の接着力だけによっ
ているために、両者間の連結が十分に得られず、切断中
スリーブ3と樹脂層2との固着が外れて、スリーブ3が
空回りし、ワイヤ1とこすり合ってワイヤ1を破断させ
る事故を引き起こすことがある。
スリーブ3と樹脂層2の固着が樹脂の接着力だけによっ
ているために、両者間の連結が十分に得られず、切断中
スリーブ3と樹脂層2との固着が外れて、スリーブ3が
空回りし、ワイヤ1とこすり合ってワイヤ1を破断させ
る事故を引き起こすことがある。
この考案は、上記の問題を解決し、スリーブと樹脂層間
の確実な固着が得られるワイヤソーを提供することを目
的としている。
の確実な固着が得られるワイヤソーを提供することを目
的としている。
上記の問題を解決するため、この考案は、円環状スリー
ブに、そのスリーブから樹脂層に向かってワイヤの長さ
方向に突出する係止部を設けたものである。
ブに、そのスリーブから樹脂層に向かってワイヤの長さ
方向に突出する係止部を設けたものである。
上記のように構成される手段においては、円環状スリー
ブから突出した係止部が樹脂層に入り込むことにより、
スリーブの回転が止められる。
ブから突出した係止部が樹脂層に入り込むことにより、
スリーブの回転が止められる。
これに対して、強度の弱い樹脂層からスリーブに向かっ
て係止部を突出させるようにすると、係止部の強度が小
さくなり、大きな回り止め力が得られない。また、係止
部をスリーブからワイヤの径方向に突出させるようにし
た場合は、スリーブの内周面とワイヤの間の間隔が小さ
いために、係止部の突出量を大きくできず、このため回
り止め効果が期待できず、成形も難しい。
て係止部を突出させるようにすると、係止部の強度が小
さくなり、大きな回り止め力が得られない。また、係止
部をスリーブからワイヤの径方向に突出させるようにし
た場合は、スリーブの内周面とワイヤの間の間隔が小さ
いために、係止部の突出量を大きくできず、このため回
り止め効果が期待できず、成形も難しい。
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図及び第2図に示す実施例は、円環状スリーブ3の
側面に、それぞれワイヤ1の長さ方向に突出する係止部
6、7を設けたもので、上記係止部6、7が樹脂層2内
部に入り込んで固着されることにより、スリーブ3の回
転方向の動きが抑えられ、空回りが防止される。
側面に、それぞれワイヤ1の長さ方向に突出する係止部
6、7を設けたもので、上記係止部6、7が樹脂層2内
部に入り込んで固着されることにより、スリーブ3の回
転方向の動きが抑えられ、空回りが防止される。
また、第3図は他の実施例を示し、この例のように、硬
質砥粒層4に突出部4aを設けてスリーブ3に対して回
り止めするようにすれば、ワイヤ1に対するスリーブ3
の回り止めとあいまって、砥粒層4のワイヤ1に対する
位置ずれが極小に抑えられ、安定した刃具寿命が得られ
る。
質砥粒層4に突出部4aを設けてスリーブ3に対して回
り止めするようにすれば、ワイヤ1に対するスリーブ3
の回り止めとあいまって、砥粒層4のワイヤ1に対する
位置ずれが極小に抑えられ、安定した刃具寿命が得られ
る。
以上説明したように、この考案は、円環状スリーブから
樹脂層に向かって係止部を突出させ、この係止部により
スリーブの回転を止めるようにしたので、スリーブと樹
脂層間の固着力が大きくなり、スリーブを確実に樹脂層
に固定することができる。したがって、切断中における
ワイヤの不都合が破断が防止されて、バラツキの少ない
安定した刃具寿命を実現することができる。
樹脂層に向かって係止部を突出させ、この係止部により
スリーブの回転を止めるようにしたので、スリーブと樹
脂層間の固着力が大きくなり、スリーブを確実に樹脂層
に固定することができる。したがって、切断中における
ワイヤの不都合が破断が防止されて、バラツキの少ない
安定した刃具寿命を実現することができる。
第1図乃至第3図はそれぞれこの考案に係る実施例を示
す一部縦断側面図、第4図はワイヤソーの従来構造を示
す一部縦断側面図である。 1……ワイヤ、2……樹脂層、 3……円環状スリーブ、4……硬質砥粒層、 6、7、9……係止部。
す一部縦断側面図、第4図はワイヤソーの従来構造を示
す一部縦断側面図である。 1……ワイヤ、2……樹脂層、 3……円環状スリーブ、4……硬質砥粒層、 6、7、9……係止部。
Claims (1)
- 【請求項1】ワイヤに樹脂層を被覆し、その樹脂層を介
して所定間隔で複数の円環状スリーブを固定し、この円
環状スリーブの外周面に硬質砥粒層を固着して切断刃を
形成したワイヤソーにおいて、上記円環状スリーブに、
そのスリーブから樹脂層に向かってワイヤの長さ方向に
突出する係止部を設けたことを特徴とするワイヤソー。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987137749U JPH0627329Y2 (ja) | 1987-09-09 | 1987-09-09 | ワイヤソー |
DE8888114693T DE3861655D1 (de) | 1987-09-09 | 1988-09-08 | Drahtseil-saege (bandsaege). |
US07/241,673 US4856490A (en) | 1987-09-09 | 1988-09-08 | Wire saw |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987137749U JPH0627329Y2 (ja) | 1987-09-09 | 1987-09-09 | ワイヤソー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6442823U JPS6442823U (ja) | 1989-03-14 |
JPH0627329Y2 true JPH0627329Y2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=31399451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987137749U Expired - Lifetime JPH0627329Y2 (ja) | 1987-09-09 | 1987-09-09 | ワイヤソー |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0627329Y2 (ja) |
DE (1) | DE3861655D1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0716868B2 (ja) * | 1988-08-23 | 1995-03-01 | ノリタケダイヤ株式会社 | ダイヤモンドワイヤーソー |
US6358128B1 (en) | 1999-03-05 | 2002-03-19 | Ebara Corporation | Polishing apparatus |
CN109848768B (zh) * | 2019-01-30 | 2023-08-15 | 桂林特邦新材料有限公司 | 金刚石串珠自动开刃机 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0513460Y2 (ja) * | 1987-01-26 | 1993-04-09 |
-
1987
- 1987-09-09 JP JP1987137749U patent/JPH0627329Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1988
- 1988-09-08 DE DE8888114693T patent/DE3861655D1/de not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6442823U (ja) | 1989-03-14 |
DE3861655D1 (de) | 1991-02-28 |
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