JPH0627086U - ロボットの吸着パッド - Google Patents
ロボットの吸着パッドInfo
- Publication number
- JPH0627086U JPH0627086U JP070091U JP7009192U JPH0627086U JP H0627086 U JPH0627086 U JP H0627086U JP 070091 U JP070091 U JP 070091U JP 7009192 U JP7009192 U JP 7009192U JP H0627086 U JPH0627086 U JP H0627086U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pad
- suction
- robot
- flexible member
- suction pad
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、吸着表面に段違い部、細かい凹凸
などの平らでない部分を有する搬送物を搬送することが
できるロボットの吸着パッドを提供するものである。 【構成】 吸着パッド4はパッド本体5の上部にホース
6を介してバキュームポンプが接続され、又、パッド本
体5の下部にパッド部材7が装着されている。さらに、
このパッド部材7の開口部に復元力のある柔軟部材11
が接着されている。このように構成されたロボットの吸
着パッドでは、搬送物の表面に段違い部があったとして
も、柔軟部材11が隙間を塞ぐように変形するので、こ
の隙間から空気が漏れることがなく、吸着表面が平らで
なくても吸着して搬送することができる。
などの平らでない部分を有する搬送物を搬送することが
できるロボットの吸着パッドを提供するものである。 【構成】 吸着パッド4はパッド本体5の上部にホース
6を介してバキュームポンプが接続され、又、パッド本
体5の下部にパッド部材7が装着されている。さらに、
このパッド部材7の開口部に復元力のある柔軟部材11
が接着されている。このように構成されたロボットの吸
着パッドでは、搬送物の表面に段違い部があったとして
も、柔軟部材11が隙間を塞ぐように変形するので、こ
の隙間から空気が漏れることがなく、吸着表面が平らで
なくても吸着して搬送することができる。
Description
【0001】
本考案は、表面に凹凸があったり、段違いの搬送物にもかかわらず吸着するこ とができるロボットの吸着パッドに関するものである。
【0002】
一般に、ロボットは、図3に示すように、作動腕1に連結部2を介して台座3 が設けられ、台座3に設けたアーム3aに多数の吸着パッド4が装着され、又図 4に示すように、これらの吸着パッド4はパッド本体5にホース6を介してバキ ュームポンプ(図示せず)が接続され、パッド本体5の下部に弾力性のあるパッ ド部材7が装着されている。
【0003】
このように構成されたロボットでは、搬送物の表面が平らで、段違いや凹凸が ない搬送物は吸着して搬送することができるが、図5に示すように、搬送物8の 表面に段違い部9があると、段違い部9の部分に合わせてパッド部材7が変形さ れず、段違い部9とパッド部材7の間に隙間10が形成され、この隙間10から 空気が漏れ、搬送物が吸着パッドで吸着できないため、搬送できないという問題 があった。
【0004】 又、搬送物の表面に細かい凹凸があっても、同様にその凹凸によって隙間が生 じ、その隙間から空気が漏れ、搬送物が搬送できないという問題があった。
【0005】
本考案は、ロボット本体の作動腕に連結されるアームに装着される1つ又は複 数の吸着パッドにおいて、パッド部材の周囲に復元力のある柔軟部材を接着した ものである。
【0006】
本考案では、搬送物の表面に段違い部がある場合、バキュームポンプが作動し て、吸着パッドが搬送物の表面に接触すると、柔軟部材は空気が吸引されること によって体積が縮小されるとともに、段違い部で隙間を埋めるように変形するこ とにより、段違い部と柔軟部材の間の隙間が埋まり、空気の漏れを防ぐことがで き、搬送物を搬送することができる。
【0007】 又、搬送物の表面に細かい凹凸がある場合でも、吸着パッドの柔軟部材は搬送 物の表面の細かい凹凸に合わせて変形され、従って隙間が塞がれるので、搬送物 を搬送することができる。
【0008】
図1は、本考案の1実施例の吸着パッドの断面図で、4は吸着パッド、5はパ ッド本体、6はホース、7はパッド部材であり、これらの構成は上記従来例と同 じであるので、説明は省略するが、本実施例では、パッド部材7の下部に復元力 のある柔軟部材11を接着する。
【0009】 このように構成した本実施例の吸着パッドでは、搬送物8に段違い部9が設け られていても、搬送物8の平らな部分8aでは、柔軟部材11の体積が縮小され るが、段違い部9で柔軟部材11が隙間を塞ぐように変形するため、空気の漏れ がなくなり、搬送物8を搬送することができる。
【0010】 又、搬送物8の表面に細かい凹凸があっても、同様に柔軟部材11は凹凸の間 を塞ぐように変形するので、搬送物8の表面の形状がどのようなものであっても 空気の漏れがなく搬送することができる。
【0011】 なお、この柔軟部材11としては、発泡ゴム、発泡ウレタン又は発泡塩化ビニ ルが適しているが、収縮性が大きく、空気を通さず、復元力が大きく、さらに耐 摩耗性のある部材であれば、これらの部材にかかわらず、どのような部材でも使 用することができる。
【0012】
以上説明したように本考案のロボットの吸着パッドでは、パッド本体に装着し たパッド部材の開口部に復元力のある柔軟部材を接着したので、搬送物の表面が 平らでなく、段違い部や凹凸が形成されているような搬送物であっても、空気の 漏れがなく、搬送物を搬送することができるという利点がある。
【図1】本考案の1実施例のロボットの吸着パッドの断
面図である。
面図である。
【図2】図1の吸着パッドで段違い部のある搬送物を吸
着する状態を示した図である。
着する状態を示した図である。
【図3】従来のロボットの正面図である。
【図4】図3の吸着パッドの側面図である。
【図5】図3の吸着パッドの使用状態を示す側面図であ
る。
る。
1 作動腕 2 連結部 3 台座 3a 腕 4 吸着パッド 5 パッド本体 6 ホース 7 パッド部材 11 柔軟部材
Claims (2)
- 【請求項1】 ロボット本体の作動腕に連結されるアー
ムに装着される1つ又は複数の吸着パッドにおいて、パ
ッド部材の周囲に復元力のある柔軟部材を接着したこと
を特徴とするロボットの吸着パッド。 - 【請求項2】 前記柔軟部材は発泡ゴム、発泡ウレタン
又は発泡塩化ビニルからなることを特徴とする請求項1
記載のロボットの吸着パッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP070091U JPH0627086U (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | ロボットの吸着パッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP070091U JPH0627086U (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | ロボットの吸着パッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0627086U true JPH0627086U (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=13421529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP070091U Withdrawn JPH0627086U (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | ロボットの吸着パッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0627086U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113874966A (zh) * | 2019-05-31 | 2021-12-31 | 株式会社自动网络技术研究所 | 配线构件 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6120290B2 (ja) * | 1977-11-17 | 1986-05-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | |
JPH0369432A (ja) * | 1989-08-08 | 1991-03-25 | Shibuya Kogyo Co Ltd | ロボットを備えた箱処理装置 |
-
1992
- 1992-09-11 JP JP070091U patent/JPH0627086U/ja not_active Withdrawn
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6120290B2 (ja) * | 1977-11-17 | 1986-05-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | |
JPH0369432A (ja) * | 1989-08-08 | 1991-03-25 | Shibuya Kogyo Co Ltd | ロボットを備えた箱処理装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113874966A (zh) * | 2019-05-31 | 2021-12-31 | 株式会社自动网络技术研究所 | 配线构件 |
US12040106B2 (en) | 2019-05-31 | 2024-07-16 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Wiring member |
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