JPH06269183A - 超音波モータ - Google Patents
超音波モータInfo
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- JPH06269183A JPH06269183A JP5078723A JP7872393A JPH06269183A JP H06269183 A JPH06269183 A JP H06269183A JP 5078723 A JP5078723 A JP 5078723A JP 7872393 A JP7872393 A JP 7872393A JP H06269183 A JPH06269183 A JP H06269183A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02N—ELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H02N2/00—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
- H02N2/10—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors
- H02N2/16—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors using travelling waves, i.e. Rayleigh surface waves
Landscapes
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 固定子の温度変化に対する性能の変化や接着
部の耐侯性の劣化、高コスト化等を解決し、その固定子
の性能を損なわない支持形態を実現する。 【構成】 所定の処理を施すことにより電気エネルギー
を機械エネルギーに変換が可能になる材料からなり、そ
の所定の処理が施され両面に電極を有する第1部分1a
及びその第1部分1a以外の部分であって少なくとも前
記材料の存在しない部分1cを有する第2部分1bから
構成される固定子1と,固定子の第2部分1bの前記材
料の存在しない部分を用いて、固定子1を支持する支持
部材31と,固定子の第2部分に接触し、前記電極に印
加された周波電圧により、その第2部分に発生する進行
性の振動波によって駆動される移動子4とを有する。
部の耐侯性の劣化、高コスト化等を解決し、その固定子
の性能を損なわない支持形態を実現する。 【構成】 所定の処理を施すことにより電気エネルギー
を機械エネルギーに変換が可能になる材料からなり、そ
の所定の処理が施され両面に電極を有する第1部分1a
及びその第1部分1a以外の部分であって少なくとも前
記材料の存在しない部分1cを有する第2部分1bから
構成される固定子1と,固定子の第2部分1bの前記材
料の存在しない部分を用いて、固定子1を支持する支持
部材31と,固定子の第2部分に接触し、前記電極に印
加された周波電圧により、その第2部分に発生する進行
性の振動波によって駆動される移動子4とを有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波振動を利用した
超音波モータに関するものである。
超音波モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の超音波モータとしては、
例えば特公平1−17353号公報のようなものがあっ
た。そこでは、金属等からなる弾性体と圧電体等からな
る電気機械変換素子部とを接着して、固定子(ステー
タ)を構成していた。
例えば特公平1−17353号公報のようなものがあっ
た。そこでは、金属等からなる弾性体と圧電体等からな
る電気機械変換素子部とを接着して、固定子(ステー
タ)を構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の超音波モータにおいては、異なる種類の材料を接着す
ることにより、温度変化に対する性能が変動したり、接
着部の耐侯性が劣化したり、又は、複数個の材料を用い
ることにより、高コスト化する等の多くの問題を有して
いた。
の超音波モータにおいては、異なる種類の材料を接着す
ることにより、温度変化に対する性能が変動したり、接
着部の耐侯性が劣化したり、又は、複数個の材料を用い
ることにより、高コスト化する等の多くの問題を有して
いた。
【0004】そこで、本発明は、固定子の温度変化に対
する性能の変化や接着部の耐侯性の劣化、又は、高コス
ト化等の問題を解決し、さらに、その固定子の性能を損
なわない支持形態を有する超音波モータを提供すること
を目的としている。
する性能の変化や接着部の耐侯性の劣化、又は、高コス
ト化等の問題を解決し、さらに、その固定子の性能を損
なわない支持形態を有する超音波モータを提供すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、第1実施例に対応する符号を付して説
明するが、これに限定されるものではない。すなわち、
本発明による超音波モータ第1の解決手段は、所定の処
理を施すことにより電気エネルギーを機械エネルギーに
変換が可能になる材料からなり、その所定の処理が施さ
れ両面に電極を有する第1部分(1a)及びその第1部
分以外の部分であって少なくとも前記材料の存在しない
部分(1c)を有する第2部分(1b)から構成される
固定子(1)と,前記固定子(1)の前記第2部分(1
b)の前記材料の存在しない部分(1c)を用いて、前
記固定子(1)を支持する支持部材(31)と,前記固
定子(1)の前記第2部分(1b)に接触し、前記電極
に印加された周波電圧により、その第2部分(1b)に
発生する進行性の振動波によって駆動される移動子
(4)とを有することを特徴とする。
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、第1実施例に対応する符号を付して説
明するが、これに限定されるものではない。すなわち、
本発明による超音波モータ第1の解決手段は、所定の処
理を施すことにより電気エネルギーを機械エネルギーに
変換が可能になる材料からなり、その所定の処理が施さ
れ両面に電極を有する第1部分(1a)及びその第1部
分以外の部分であって少なくとも前記材料の存在しない
部分(1c)を有する第2部分(1b)から構成される
固定子(1)と,前記固定子(1)の前記第2部分(1
b)の前記材料の存在しない部分(1c)を用いて、前
記固定子(1)を支持する支持部材(31)と,前記固
定子(1)の前記第2部分(1b)に接触し、前記電極
に印加された周波電圧により、その第2部分(1b)に
発生する進行性の振動波によって駆動される移動子
(4)とを有することを特徴とする。
【0006】第2の解決手段では、第1の解決手段の超
音波モータにおいて、前記固定子は、前記材料が圧電材
料であり、前記所定の処理が分極処理であることを特徴
とすることができる。
音波モータにおいて、前記固定子は、前記材料が圧電材
料であり、前記所定の処理が分極処理であることを特徴
とすることができる。
【0007】第3の解決手段では、第1の解決手段の超
音波モータにおいて、前記固定子は、前記第2部分の前
記材料の存在しない部分が空孔(1c)であることを特
徴とすることができる。
音波モータにおいて、前記固定子は、前記第2部分の前
記材料の存在しない部分が空孔(1c)であることを特
徴とすることができる。
【0008】
【作用】本発明においては、以上のように固定子の第1
部分(駆動部)と第2部分(作用部)とを同一材料によ
って一体に構成したので、温度変化に対する性能の変化
や接着部の耐侯性の劣化が防止でき、さらに低コスト化
が可能になる。また、第1部分(駆動部)と第2部分
(作用部)との間に設けられた前記材料の存在しない部
分を支持するようにしたので、固定子の性能を損なわな
い状態での支持が可能になる。
部分(駆動部)と第2部分(作用部)とを同一材料によ
って一体に構成したので、温度変化に対する性能の変化
や接着部の耐侯性の劣化が防止でき、さらに低コスト化
が可能になる。また、第1部分(駆動部)と第2部分
(作用部)との間に設けられた前記材料の存在しない部
分を支持するようにしたので、固定子の性能を損なわな
い状態での支持が可能になる。
【0009】
【実施例】以下、図面などを参照しながら、実施例をあ
げて、さらに詳しく説明する。図1〜図5は、本発明に
よる超音波モータの第1実施例を示す図である。固定子
1は、図1又は図2に示すように、全体が同一の材料に
よって一体的に形成されている。固定子1の材料として
は、所定の処理を施すことにより電気エネルギーを機械
エネルギーに変換することが可能になる材料であって、
本実施例では、PZT(ジルコン酸チタン酸鉛)を用い
た場合を開示してある。従って、ここでは所定の処理と
は分極処理をいう。
げて、さらに詳しく説明する。図1〜図5は、本発明に
よる超音波モータの第1実施例を示す図である。固定子
1は、図1又は図2に示すように、全体が同一の材料に
よって一体的に形成されている。固定子1の材料として
は、所定の処理を施すことにより電気エネルギーを機械
エネルギーに変換することが可能になる材料であって、
本実施例では、PZT(ジルコン酸チタン酸鉛)を用い
た場合を開示してある。従って、ここでは所定の処理と
は分極処理をいう。
【0010】固定子1は、分極処理が施され、固定子1
の下方部分には、移動子4と接触する面と直交する両側
面に電極群2と電極3を有している(図5参照)。この
部分を第1部分1aと呼ぶ。固定子1は、この第1部分
1a以外の部分を第2部分1bと呼ぶ。固定子1は、第
2部分1bに少なくともPZTの存在しない空孔1cが
設けられている。空孔1cの形状は、長方形でも楕円で
もあってもよい。
の下方部分には、移動子4と接触する面と直交する両側
面に電極群2と電極3を有している(図5参照)。この
部分を第1部分1aと呼ぶ。固定子1は、この第1部分
1a以外の部分を第2部分1bと呼ぶ。固定子1は、第
2部分1bに少なくともPZTの存在しない空孔1cが
設けられている。空孔1cの形状は、長方形でも楕円で
もあってもよい。
【0011】電極群2と電極3との間には、周波電圧が
印加され、これにより第1部分1aが長手方向、すなわ
ち電極群2の配列方向に伸縮する。この第1部分1aが
伸縮すると、図1に示すように、空孔1cの上側の部分
1dを支点にして、櫛歯部分1eに進行性の振動波が発
生する。なお、図2においては、固定子1の長手方向の
断面形状(櫛歯部分1eを含む断面形状)は略正方形で
あるが、長方形、台形又は円形であってもよい。
印加され、これにより第1部分1aが長手方向、すなわ
ち電極群2の配列方向に伸縮する。この第1部分1aが
伸縮すると、図1に示すように、空孔1cの上側の部分
1dを支点にして、櫛歯部分1eに進行性の振動波が発
生する。なお、図2においては、固定子1の長手方向の
断面形状(櫛歯部分1eを含む断面形状)は略正方形で
あるが、長方形、台形又は円形であってもよい。
【0012】移動子4は、固定子1の第2部分1bに接
触し、発生した進行性の振動波によって駆動される。こ
の進行性の振動波によって、移動子4が駆動されること
は、例えば、特公平1−17353号公報等に開示され
ているので、ここでは詳細な説明は省略する。
触し、発生した進行性の振動波によって駆動される。こ
の進行性の振動波によって、移動子4が駆動されること
は、例えば、特公平1−17353号公報等に開示され
ているので、ここでは詳細な説明は省略する。
【0013】この実施例の固定子1には、図1に示すよ
うに、支持部材31が設けられている。支持部材31の
支持部31aは、固定子1の少なくともPZTの存在し
ない空孔1cに挿入されている。支持部31aは、剛性
が低く設計されているので、固定子1の振動を固定部3
1bとの間で減衰させることができる。また、支持部3
1aは、固定子1の空孔1cの上側部分1dにおいて固
定子1と接触するが、上側部分1dは、支点であって固
定子1における最も振動の小さい部分であるために、支
持に最も適している。
うに、支持部材31が設けられている。支持部材31の
支持部31aは、固定子1の少なくともPZTの存在し
ない空孔1cに挿入されている。支持部31aは、剛性
が低く設計されているので、固定子1の振動を固定部3
1bとの間で減衰させることができる。また、支持部3
1aは、固定子1の空孔1cの上側部分1dにおいて固
定子1と接触するが、上側部分1dは、支点であって固
定子1における最も振動の小さい部分であるために、支
持に最も適している。
【0014】図3は、本発明による超音波モータの第1
実施例の固定子を説明するための図である。図3(a)
は、固定子の正面図であり、図3(b)は、電極配列
と、進行性の振動波の波長との関係を説明する図であ
り、電極4個分が1波長に相当することを示している。
実施例の固定子を説明するための図である。図3(a)
は、固定子の正面図であり、図3(b)は、電極配列
と、進行性の振動波の波長との関係を説明する図であ
り、電極4個分が1波長に相当することを示している。
【0015】図4は、固定子1の分極配列と、周波電圧
の印加方法との関係を説明する図であって、図3のC−
C断面図である。周波電圧の印加は、図4に示すよう
に、A相電圧とB相電圧を、電極群2を介して空間的に
交互に印加する。A相電圧とB相電圧とは、時間的に互
いにπ/2の位相を有している。分極配列は、電極2個
分づつ同方向に分極された組が、交互に逆方向に配列し
てある。電極3は、共通電極である。これにより、進行
性の振動波が発生する原理は、本出願人による特開昭6
0−245482号公報に開示したので、詳細な説明は
省略する。
の印加方法との関係を説明する図であって、図3のC−
C断面図である。周波電圧の印加は、図4に示すよう
に、A相電圧とB相電圧を、電極群2を介して空間的に
交互に印加する。A相電圧とB相電圧とは、時間的に互
いにπ/2の位相を有している。分極配列は、電極2個
分づつ同方向に分極された組が、交互に逆方向に配列し
てある。電極3は、共通電極である。これにより、進行
性の振動波が発生する原理は、本出願人による特開昭6
0−245482号公報に開示したので、詳細な説明は
省略する。
【0016】図5は、本発明による超音波モータの第1
実施例の制御回路を示すブロック図である。発振器5か
ら出力される周波電圧(一般に、20KHz〜200K
Hz程度の超音波帯域)は、増幅器6により増幅され、
端子AからA相電圧として固定子1に入力される。ま
た、発振器5から出力される周波電圧は、分岐して移相
器7にも入力され、ここでπ/2だけ移相され、増幅器
8により増幅されたのち、端子BからB相電圧として固
定子1に入力される。端子Pは、超音波モータ(1、
4)又は固定子1の振動状態を検出した信号であり、周
波数制御回路9は、その信号に応じて発振器5の周波数
を制御する。
実施例の制御回路を示すブロック図である。発振器5か
ら出力される周波電圧(一般に、20KHz〜200K
Hz程度の超音波帯域)は、増幅器6により増幅され、
端子AからA相電圧として固定子1に入力される。ま
た、発振器5から出力される周波電圧は、分岐して移相
器7にも入力され、ここでπ/2だけ移相され、増幅器
8により増幅されたのち、端子BからB相電圧として固
定子1に入力される。端子Pは、超音波モータ(1、
4)又は固定子1の振動状態を検出した信号であり、周
波数制御回路9は、その信号に応じて発振器5の周波数
を制御する。
【0017】図6〜図8は、本発明による超音波モータ
の第2実施例(固定子を円環形状にした場合)を示す図
である。なお、以下の各実施例では、前述した第1実施
例と同じ機能を有するものには同じ番号を付記してあ
る。第2実施例では、固定子1は、図6に示すように、
円環形状の場合を示している。この固定子1は、製作の
都合上、図7に示すように、櫛歯部分1eの方形方向の
幅が、半径方向に伸びるに従って幅広くなってもよい
し、隣合う櫛歯部分1e間の溝の幅が半径方向に伸びる
に従って幅広くなってもよい。また、空孔1cの孔幅
は、半径方向に伸びるに従って幅広くなってもよい。な
お、図7においては、電極2、3の厚み幅を、図2に示
したように誇張して描いてはいない。
の第2実施例(固定子を円環形状にした場合)を示す図
である。なお、以下の各実施例では、前述した第1実施
例と同じ機能を有するものには同じ番号を付記してあ
る。第2実施例では、固定子1は、図6に示すように、
円環形状の場合を示している。この固定子1は、製作の
都合上、図7に示すように、櫛歯部分1eの方形方向の
幅が、半径方向に伸びるに従って幅広くなってもよい
し、隣合う櫛歯部分1e間の溝の幅が半径方向に伸びる
に従って幅広くなってもよい。また、空孔1cの孔幅
は、半径方向に伸びるに従って幅広くなってもよい。な
お、図7においては、電極2、3の厚み幅を、図2に示
したように誇張して描いてはいない。
【0018】第2実施例では、図6に示すように、固定
子1に円環形状の支持部材32が設られている。但し、
図6は、下方(移動子1のない側)から見た図である。
固定子1は、第1実施例と同様に、少なくともPZTの
存在しない空孔1c(図7参照)に、支持部材32の支
持部32aが挿入されている。支持部32aは、剛性が
低く設計されているので、固定子1の振動を固定部(不
図示)との間で減衰させることができる。
子1に円環形状の支持部材32が設られている。但し、
図6は、下方(移動子1のない側)から見た図である。
固定子1は、第1実施例と同様に、少なくともPZTの
存在しない空孔1c(図7参照)に、支持部材32の支
持部32aが挿入されている。支持部32aは、剛性が
低く設計されているので、固定子1の振動を固定部(不
図示)との間で減衰させることができる。
【0019】図8は、図7の第1部分1aの断面図であ
る。この形状により、進行性の振動波が発生する原理
も、本出願人による特開昭60−245482号公報に
開示してあるので、詳細な説明は省略する。
る。この形状により、進行性の振動波が発生する原理
も、本出願人による特開昭60−245482号公報に
開示してあるので、詳細な説明は省略する。
【0020】図9(a)は、本発明による超音波モータ
の第3実施例の固定子を示す正面図である。移動子4と
の関係は、第1実施例と同様であるので、図中には記載
していない。図9(b)は、電極配列と、進行性の振動
波の波長との関係を説明する図であり、電極2個分が1
波長に相当することを示している。第1実施例との相違
点は、第2部分11のPZTの存在しない部分11c
と、電極12との両方が、1波長中に2個づつ存在して
いるところである。
の第3実施例の固定子を示す正面図である。移動子4と
の関係は、第1実施例と同様であるので、図中には記載
していない。図9(b)は、電極配列と、進行性の振動
波の波長との関係を説明する図であり、電極2個分が1
波長に相当することを示している。第1実施例との相違
点は、第2部分11のPZTの存在しない部分11c
と、電極12との両方が、1波長中に2個づつ存在して
いるところである。
【0021】図10(a)は、本発明による超音波モー
タの第4実施例の固定子を示す正面図である。移動子と
の関係は、第1実施例と同様であるので、図中には記載
していない。図10(b)は、電極配列と、進行性の振
動波の波長との関係を説明する図であり、電極2個分が
1波長に相当することを示している。第1実施例との相
違点は、電極22が、1波長中に2個にしてあるところ
にある。
タの第4実施例の固定子を示す正面図である。移動子と
の関係は、第1実施例と同様であるので、図中には記載
していない。図10(b)は、電極配列と、進行性の振
動波の波長との関係を説明する図であり、電極2個分が
1波長に相当することを示している。第1実施例との相
違点は、電極22が、1波長中に2個にしてあるところ
にある。
【0022】なお、第3、第4実施例において、電極配
置と進行性の振動波の波長の関係としては、本出願人に
よる特開昭60−245482号公報の第10図〜第1
3図に開示した型と同様であり、A相とB相の配線をそ
れぞれまとめることができるという利点がある。
置と進行性の振動波の波長の関係としては、本出願人に
よる特開昭60−245482号公報の第10図〜第1
3図に開示した型と同様であり、A相とB相の配線をそ
れぞれまとめることができるという利点がある。
【0023】以上説明した実施例に限定されず、種々の
変形や変更が可能であって、それらも本発明に含まれ
る。固定子1の材料としては、所定の処理を施すことに
より電気エネルギーを機械エネルギーに変換することが
可能になる材料であれば、第1実施例に開示したPZT
(ジルコン酸チタン酸鉛)に限定されない。例えば、他
の圧電材料や、電歪材料、磁歪材料等であってもよい。
また、少なくとも第2部分の固定子1と同一の材料が存
在しない部分1cは、前記各実施例に開示した空孔に限
定されない。例えば、剛性の低い金属や樹脂、無機材料
等によって構成してもよい。
変形や変更が可能であって、それらも本発明に含まれ
る。固定子1の材料としては、所定の処理を施すことに
より電気エネルギーを機械エネルギーに変換することが
可能になる材料であれば、第1実施例に開示したPZT
(ジルコン酸チタン酸鉛)に限定されない。例えば、他
の圧電材料や、電歪材料、磁歪材料等であってもよい。
また、少なくとも第2部分の固定子1と同一の材料が存
在しない部分1cは、前記各実施例に開示した空孔に限
定されない。例えば、剛性の低い金属や樹脂、無機材料
等によって構成してもよい。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、固定子
は、第1部分(駆動部)と第2部分(作用部)とを同一
材料によって一体に構成したので、温度変化に対する性
能の変化や接着部の耐候性の劣化が防止でき、また、低
コスト化が可能になる。また、第1部分(駆動部)と第
2部分(作用部)との間に設けられた前記材料の存在し
ない部分を支持するようにしたので、固定子の性能を損
なわない状態での支持が可能になる。さらに、接着層が
存在しない構造であるので、高温環境下における使用も
可能になる。
は、第1部分(駆動部)と第2部分(作用部)とを同一
材料によって一体に構成したので、温度変化に対する性
能の変化や接着部の耐候性の劣化が防止でき、また、低
コスト化が可能になる。また、第1部分(駆動部)と第
2部分(作用部)との間に設けられた前記材料の存在し
ない部分を支持するようにしたので、固定子の性能を損
なわない状態での支持が可能になる。さらに、接着層が
存在しない構造であるので、高温環境下における使用も
可能になる。
【図1】本発明による超音波モータの第1実施例(リニ
ア型)を示す図である。
ア型)を示す図である。
【図2】第1実施例の超音波モータを展開して示す斜視
図である。
図である。
【図3】第1実施例の固定子を説明するための図であ
る。
る。
【図4】図3のC−C断面図である。
【図5】第1実施例の制御回路を示すブロック図であ
る。
る。
【図6】本発明による超音波モータの第2実施例(円環
型)を示す図である。
型)を示す図である。
【図7】第2実施例の固定子及び移動子を示す斜視図で
ある。
ある。
【図8】第2実施例の固定子を示す図である。
【図9】本発明による超音波モータの第3実施例の固定
子を示す正面図である。
子を示す正面図である。
【図10】本発明による超音波モータの第4実施例の固
定子を示す正面図である。
定子を示す正面図である。
1、11、21 固定子 2、12、22 電極群 3 電極 4 移動子 31、32 支持部材
Claims (3)
- 【請求項1】 所定の処理を施すことにより電気エネル
ギーを機械エネルギーに変換が可能になる材料からな
り、その所定の処理が施され両面に電極を有する第1部
分及びその第1部分以外の部分であって少なくとも前記
材料の存在しない部分を有する第2部分から構成される
固定子と;前記固定子の前記第2部分の前記材料の存在
しない部分を用いて、前記固定子を支持する支持部材
と;前記固定子の前記第2部分に接触し、前記電極に印
加された周波電圧により、その第2部分に発生する進行
性の振動波によって駆動される移動子と;を有すること
を特徴とする超音波モータ。 - 【請求項2】 請求項1に記載の超音波モータにおい
て、 前記固定子は、前記材料が圧電材料であり、前記所定の
処理が分極処理であることを特徴とする超音波モータ。 - 【請求項3】 請求項1に記載の超音波モータにおい
て、 前記固定子は、前記第2部分の前記材料の存在しない部
分が空孔であることを特徴とする超音波モータ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5078723A JPH06269183A (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 超音波モータ |
US08/208,854 US5451827A (en) | 1993-03-12 | 1994-03-11 | Ultrasonic motor having a supporting member |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5078723A JPH06269183A (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 超音波モータ |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH06269183A true JPH06269183A (ja) | 1994-09-22 |
Family
ID=13669808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP5078723A Pending JPH06269183A (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 超音波モータ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
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JP (1) | JPH06269183A (ja) |
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