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JPH06267369A - 押釦スイッチのキートップ板 - Google Patents

押釦スイッチのキートップ板

Info

Publication number
JPH06267369A
JPH06267369A JP5081366A JP8136693A JPH06267369A JP H06267369 A JPH06267369 A JP H06267369A JP 5081366 A JP5081366 A JP 5081366A JP 8136693 A JP8136693 A JP 8136693A JP H06267369 A JPH06267369 A JP H06267369A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key top
plate
film
film plate
push button
Prior art date
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Granted
Application number
JP5081366A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2665712B2 (ja
Inventor
Jiro Inagaki
二郎 稲垣
Atsushi Hari
篤志 播
Nobuyuki Kikuchi
信幸 菊地
Takashi Shinoki
高司 篠木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd filed Critical Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd
Priority to JP5081366A priority Critical patent/JP2665712B2/ja
Priority to US08/138,065 priority patent/US5475192A/en
Priority to EP96201470A priority patent/EP0737992A1/en
Priority to EP93202998A priority patent/EP0616345B1/en
Priority to DE69313820T priority patent/DE69313820T2/de
Priority to KR1019930022762A priority patent/KR0162507B1/ko
Publication of JPH06267369A publication Critical patent/JPH06267369A/ja
Priority to US08/621,339 priority patent/US5613599A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2665712B2 publication Critical patent/JP2665712B2/ja
Priority to KR1019980018927A priority patent/KR0178876B1/ko
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2223/00Casings
    • H01H2223/002Casings sealed
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2229/00Manufacturing
    • H01H2229/044Injection moulding
    • H01H2229/047Preformed layer in mould

Landscapes

  • Manufacture Of Switches (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単で、小型化しても各キートップの
押圧操作がスムーズに行え、防水機能を備えた押釦スイ
ッチのキートップ板を提供すること。 【構成】 樹脂フイルムからなるフイルム板20の所定
位置に上方向に突出する凸部21を形成するとともに該
凸部21内に合成樹脂を充填硬化して該充填樹脂23と
凸部21とを一体化せしめてキートップ50を形成す
る。前記フイルム板20の前記キートップ50を形成し
た部分の外周に該キートップ50を囲むように、フイル
ム板20の面よりも下方向に突出する湾曲凸部25を設
ける。キートップ50を押圧したとき、フイルム板20
の湾曲凸部25が変形するのみでその外側の部分は何ら
引っ張られたりせず、その押圧操作が容易に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、押釦スイッチのキート
ップ板に関し、特に小型化,薄型化に適し、且つ防水に
好適な押釦スイッチのキートップ板に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】従来、電子機器の小型化・薄型化に伴い、
その操作部に用いる押釦スイッチのキートップ板に対し
てもその小型化・薄型化が要望されている。
【0003】一方これらの電子機器の中には湿気や水分
が侵入する恐れのある環境下で使用されるものがあり、
このためその操作部に用いる押釦スイッチのキートップ
板に対しても、防水・防滴構造のものが必要とされてい
る。
【0004】これらの要望に応えるものとして、本願出
願人が先に提案した特開平4−308622号公報に記
載のものや、特願平4−148484号で提案したもの
がある。図8(a),(b)は特開平4−308622
号公報に記載のキートップ板を示す図であり、同図
(a)は平面図、同図(b)は同図(a)のa−a断面
図である。
【0005】同図(a),(b)に示すようにこのキー
トップ板は、1枚の樹脂製フイルムからなるフイルム板
110を用意し、該フイルム板110の中央に6つのキ
ートップ120を成型すると同時にその外周近傍に枠体
130を成型して構成されている。
【0006】そしてこのキートップ120の下面に設け
た押圧部121の下にスイッチ接点(図示せず)を配設
しておき、この状態でキートップ120を押圧すれば、
該キートップ120の周囲のフイルム板110が多少引
っ張られてキートップ120が下降し、前記スイッチ接
点がオンするのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例において、小型化のためにキートップ120と枠体1
30間の間隔や各キートップ120間の間隔をもっと狭
くした場合、以下のような問題点が顕著となった。
【0008】即ち、フイルム板110を固定した枠体
130とキートップ120の間隔が狭くなると、引っ張
られるフイルム板110の長さが短くなり、このためフ
イルム板110が無理に引っ張られようとする。このた
め、キートップ120をスムーズに押圧しにくくなり、
その操作感覚が悪くなるばかりか、フイルム板110を
変形させてしまう恐れもある。
【0009】図9はフイルム板210を固定した枠体2
30とキートップ220の間隔Lに対する、キートップ
220を0.3mm下降させたときのフイルム板210が
伸びなければならない量ΔLと、フイルム板210の傾
斜角度Aの関係を示す図である。
【0010】同図に示すように、間隔Lが狭くなればな
るほど急激に量ΔLと傾斜角度Aが大きくなることが分
かる。つまり間隔Lが狭くなればなるほど急激にキート
ップ220は押圧しにくくなるのである。
【0011】一方図8において、いずれか1つのキー
トップ120を押圧したときは、隣接するキートップ1
20が該押圧したキートップ120の方に向かって若干
引っ張られてしまうが、隣接するキートップ120間の
間隔を狭くすると、該引っ張られる量が急激に大きくな
ってしまう。このため、1つのキートップ120を押圧
したとき、これに隣接するキートップ120が押圧した
キートップ120方向に目視できるほどに動いてしまう
恐れもあった。
【0012】上記問題点,を解決するために、図
8(c)に示すように、フイルム板110のキートップ
120の周囲の部分を円弧状に切り欠いて切欠き部12
1を設ければ、キートップ120の押圧操作は容易に行
えるようになる。しかしながらこのようにフイルム板1
10に切欠き部121を設けると、このフイルム板11
0自体に防水機能がなくなってしまう。このためこのキ
ートップ板を用いた押釦スイッチを防水構造とするため
には、該キートップ板の下側に別に防水構造を設けなけ
ればならなくなってしまう。
【0013】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
ありその目的は、構造が簡単で、小型化しても各キート
ップの押圧操作がスムーズに行える押釦スイッチのキー
トップ板を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、樹脂フイルムからなるフイルム板の所定位
置に合成樹脂製のキートップを形成した押釦スイッチの
キートップ板において、前記フイルム板の前記キートッ
プを形成した部分の外周に該キートップを囲むように、
該フイルム板の面よりも下又は上方向に突出する湾曲凸
部を設けた。
【0015】
【作用】キートップを押圧して該キートップを下降させ
ようとしたとき、フイルム板の湾曲凸部が変形するので
その外側の部分は何ら引っ張られたりすることはない。
従って該押圧操作が容易に行える。
【0016】
【実施例】図1は本発明の1実施例にかかるキートップ
板10を用いて構成した押釦スイッチ1を示す側断面図
である。同図に示すようにこの押釦スイッチ1は、上シ
ート61とスペーサ63と下シート65を重ね合わせて
形成されたスイッチ基板60と、キートップ50を設け
たフイルム板20の下面外周に枠体40を固定したキー
トップ板10とを具備し、スイッチ基板60のスイッチ
接点68部分の上にクリック板69を取り付けるととも
に、該スイッチ基板60の上に両面接着剤付きシート7
1を介して前記キートップ板10の枠体40を貼り付け
て構成されている。以下各構成部品について説明する。
【0017】ここで図2はキートップ板10を示す図で
あり、同図(a)は平面図、同図(b)は側面図であ
る。なお図1のキートップ板10は図2(a)に示すA
−A断面を示している。
【0018】キートップ板10は、図1,図2に示すよ
うに、フイルム板20の中央部にキートップ50を設
け、また該フイルム板20の下面外周に枠体40を取り
付けて構成されている。またこのフイルム板20のキー
トップ50を設けた部分の周囲には、該キートップ50
を囲むように、該フイルム板20の面よりも下方向に突
出する湾曲凸部25を設けている。
【0019】ここでこのキートップ板10を製造するに
は、まずフイルム板20を用意する。このフイルム板2
0は、図3に示すように、熱可塑性の合成樹脂フイルム
(例えばポリエチレンテレフタレート,ポリエチレンナ
フタレート等)を矩形状にカットするとともに、その上
面又は下面に所望の図柄(図示せず)などを印刷して製
造される。
【0020】次に図4に示すように、このフイルム板2
0を上金型Dと下金型Eの間に挾み込む。ここで上金型
Dにはキートップ50を形成するための凹部D1が設け
られており、また下金型Eには枠体40を形成するため
の凹部E1とキートップ50の押圧部51を形成するた
めの凹部E2が設けられている。また下金型Eの凹部E
1,E2には、それぞれピンゲートE10,E20が設
けられている。
【0021】また上金型Dの凹部D1の外周部分には、
リング状の凸部D2が設けられている。この凸部D2は
その側断面が半円状に形成されている。
【0022】一方下金型Eの前記凸部D2に対向する位
置には、リング状の凹部E3が設けられている。この凹
部E3はその側断面が半円状であり、前記上金型Dと下
金型Eを重ね合わせたときに、前記凸部D2との間に前
記フイルム板20の厚み分だけ隙間ができる寸法に形成
されている。
【0023】そしてピンゲートE10,E20から高温
・高圧の溶融樹脂を圧入すれば、フイルム板20の下面
外周に枠体40が形成されるとともに、フイルム板20
の凹部D1に位置する部分が押し上げられて変形し、点
線で示すように凹部D1の内面に密着し、同時に該凹部
D1と凹部E2内に溶融樹脂が充填される。つまりフイ
ルム板20には凹部D1の内面形状を有する凸部21
(図1参照)が形成され、該凸部21内に充填樹脂23
(図1参照)が充填硬化されて一体化されることによっ
てキートップ50が形成されるのである。
【0024】なおこのとき、充填される溶融樹脂は高温
・高圧であり、またフイルム板20は熱可塑性の樹脂で
構成されているので、圧入した樹脂とフイルム板20間
は強固に融着し一体化し剥がれることはない。
【0025】また図4に示すフイルム板20の凸部D2
と凹部E3の間に挾まれた部分は、充填した溶融樹脂の
熱によって該挾まれた形状に熱可塑変形する。
【0026】そして上下金型D,Eを取り外せば、図
1,図2に示すキートップ板10が完成する。
【0027】一方スイッチ基板60は通常のメンブレン
スイッチであり、図1に示すように、上下シート61,
65の間にスペーサ63を介在させて重ね合わせて構成
されている。スペーサ63内には穴67を設け、該穴6
7内において上下シート61,65にそれぞれ設けた電
極パターンを対向せしめてスイッチ接点68を形成する
ように構成されている。なお下シート65には空気逃げ
穴66を設けている。
【0028】スイッチ接点68の上には金属製又は樹脂
製のクリック板69が取り付けられている。
【0029】また図1に示すように、スイッチ基板60
の上下面には両面接着剤付きシート71,73が貼り付
けられている。ここで上側の両面接着剤付きシート71
は、スイッチ基板60の上面の外周全体を囲むように貼
り付けられ、また下側の両面接着剤付きシート73は、
スイッチ基板60の下面全体を覆いその所定位置に空気
逃げ穴75を設けて貼り付けられている。なお下側の両
面接着剤付きシート73の下面には、セパレータ77が
貼り付けられている。
【0030】そして図1に示すように、上側の両面接着
剤付きシート71をキートップ板10の枠体40の下面
に接着すれば、この押釦スイッチ1が完成する。
【0031】そしてこの押釦スイッチ1を他の部材に固
定するときは、前記セパレータ77を剥がし、両面接着
剤付きシート73の下面を他の部材に接着すればよい。
【0032】そしてこのキートップ板10のキートップ
50を押圧すれば、その押圧部51がクリック板69を
押圧してクリック感覚を生じさせるとともに反転し、ス
イッチ接点68を押圧してオンする。
【0033】ところでフイルム板20には湾曲凸部25
が設けられているので、キートップ50を押圧して該キ
ートップ50を下降させようとしたとき、該湾曲凸部2
5が変形することで、該押圧操作が容易に行える。何故
ならキートップ50を押圧したとき、該キートップ50
のストローク分に相当するフイルムの伸びが、湾曲凸部
25における伸び変形によって補償(吸収)されるから
である。
【0034】またこのキートップ板10のフイルム板2
0には何ら穴等を設けていないので、この押釦スイッチ
1の上に水がかかっても、該水が内部に侵入することは
ない。
【0035】なお上記実施例において、キートップ50
の充填樹脂23を透明な材料で構成し、且つ該キートッ
プ50の下側所定位置に発光素子を配設すれば、キート
ップ50を下側から明るく照らし出すことができる。
【0036】また上記実施例においてはスイッチ基板6
0としてメンブレンスイッチを用いたが、その代わりに
硬質基板等、他の種類の基板を用いても良い。
【0037】次に図5は本発明の他の実施例にかかるキ
ートップ板10′を用いて構成した押釦スイッチ1′を
示す概略側断面図である。この実施例において上記実施
例と相違する点は、フイルム板20の上に銘板30を貼
り付けた点である。なお銘板30にはキートップ50を
貫通するための円形の穴31が設けられている。つまり
この銘板30はその穴31にキートップ50を貫通した
状態でフイルム板20上に貼り付けられる。
【0038】このように構成すれば、フイルム板20に
設けた湾曲凸部25は上からは見えなくなり、その目隠
しができる。またこの銘板30の上面又は下面に各種の
印刷を施すこともできる。
【0039】次に図6は本発明のさらに他の実施例にか
かるキートップ板10″を用いて構成した押釦スイッチ
1″を示す側断面図である。この実施例において前記各
実施例と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明
は省略する。
【0040】この実施例において前記図5に示す実施例
と相違する点は、銘板30″の外形寸法をフイルム板2
0の外形寸法よりも所定寸法大きく形成し、銘板30″
のフイルム板20からはみ出した部分を折り曲げて枠体
40の側面に固着せしめた点である。
【0041】このように構成したのは以下の理由によ
る。即ち図5に示す実施例にかかる押釦スイッチ1′
(図1に示す押釦スイッチ1でも同じ)の場合、図7
(a)に示すように、そのキートップ板10′の外周側
面fが板状に張り出しているので、これをデザイン上及
びフイルム板20と銘板30の間が剥がれないようにす
るためにケース80によって隠そうとすると、この押釦
スイッチ1′をケース80に収納する際、ケース80の
側壁81の上面gよりも押釦スイッチ1′の上面hの面
を低くする必要がある。このため、両上面g,h間に生
じる段差部83にゴミが溜り易くなる。
【0042】また押釦スイッチ1′の組み立て誤差によ
り、該押釦スイッチ1′の厚み方向には若干の寸法誤差
が生じるが、この厚み方向の誤差によって面hの方が面
gよりも高くなってしまう恐れがあり、このため該押釦
スイッチ1′の厚み方向の組み立て誤差を小さくするよ
うにしなければならず、従って厚み方向の組み立て誤差
等を厳しくしなければならない。
【0043】これに対してこの実施例にかかるキートッ
プ板10″を用いた押釦スイッチ1″の場合は、図7
(b)に示すように、その外周上端部iが銘板30″に
よって覆われているので、同図に示すように該外周上端
部iをケース80の側壁81の上面gから多少突出させ
てもデザイン上問題なく、またフイルム板20と銘板3
0の間が剥がれる恐れもない。従って多少押釦スイッチ
1″の厚みに寸法誤差が生じても何ら問題とならない。
従って押釦スイッチ1″の厚み方向の組み立て誤差を特
別に厳しくする必要はなく、作業性が向上し、その製作
が容易となる。
【0044】次に図10は本発明のさらに他の実施例に
かかるキートップ板10Aを示す図であり、同図(a)
は側断面図、同図(b)は要部平面図である。
【0045】同図に示すキートップ板10Aの場合は、
フイルム板20Aに凸部を設けず、孔90Aを設けて該
孔90Aを介してフイルム板20Aの上下に溶融樹脂を
充填してキートップ50Aを成形することとした。この
実施例の場合、上述の各実施例と同様に、キートップ5
0Aの押圧部51Aはキートップ50Aの下面中央に位
置する。そしてこのキートップ50Aの周囲には湾曲凹
部25Aが設けられている。
【0046】次に図11は本発明のさらに他の実施例に
かかるキートップ板10B(特にキートップ50Bの部
分を示している)を示す図であり、同図(a)は平面
図、同図(b)は側断面図、同図(c)は裏面図、同図
(d)はフイルム板20Bの平面図である。
【0047】同図に示すキートップ板10Bの場合は、
フイルム板20Bにリング状に6個の孔90Bを設け、
これら孔90Bを介してフイルム板20Bの上下に溶融
樹脂を充填してキートップ50Bを成形することとし
た。この実施例の場合、上述の各実施例と相違し、キー
トップ50Bの押圧部51Bはキートップ50Bの下面
の側部(孔90Bの位置)に位置する。そしてこのキー
トップ50Bの周囲には湾曲凹部25Bが設けられてい
る。
【0048】次に図12は本発明のさらに他の実施例に
かかるキートップ板10C(特にキートップ50Cの部
分を示している)を示す図であり、同図(a)は平面
図、同図(b)は側断面図、同図(c)は裏面図であ
る。
【0049】同図に示すキートップ板10Cの場合は、
フイルム板20Cに図11(d)に示すと同様なリング
状の孔90Cを設けると共に、該リングの中央にも大き
な孔91Cを設け、これら孔90C,91Cを介してフ
イルム板20Cの上下に溶融樹脂を充填してキートップ
50Cを成型している。そしてこのキートップ50Cの
周囲には湾曲凹部25Cが設けられている。
【0050】なお上記図10,図11,図12に示す実
施例の場合は、フイルム板に孔を設けているが、該孔は
キートップを形成する充填樹脂によって覆われているの
で、この孔を介して水がフイルム板の上から下には侵入
しにくい。つまりこれらのキートップ板も防滴効果(完
全防水ではないが所定の防水効果を有すること)を有し
ている。
【0051】ところで上記各実施例においては、フイル
ム板20の下面周囲に枠体40を設けたが、本発明にか
かるキートップ板においてはこの枠体40は必ずしも必
要ではない。即ちこの枠体を設けないキートップ板を直
接スイッチ基板上に配置しても良いし、枠体を設けない
キートップ板を他の部材によって保持しておいてこれを
スイッチ基板上に配置しても良い。
【0052】また上記各実施例においては、湾曲凹部を
フイルム板の面よりも下方向に突出するように構成した
が、図13(a)に示すように、フイルム板20Dの面
よりも上方向に突出するように湾曲凹部25Dを構成し
ても良く、また同図(b)に示すようにフイルム板20
Eの面に対して上下に波状に突出するように湾曲凹部2
5Eを構成してもよい。上下に突出せしめた場合は、該
湾曲凹部25Eの長さが他の実施例のものに比べて長い
分、キートップの押圧がさらに容易となる。
【0053】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる押釦スイッチのキートップ板によれば、フイルム板
のキートップを形成した部分の外周に湾曲凸部を設けた
ので、キートップの押圧操作が容易に行えるようになる
という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例にかかるキートップ板10を
用いて構成した押釦スイッチ1を示す側断面図である。
【図2】キートップ板10を示す図である。
【図3】フイルム板20を示す図である。
【図4】キートップ板10を樹脂モールド成型によって
形成するための方法を示す図である。
【図5】本発明の他の実施例にかかるキートップ板1
0′を用いて構成した押釦スイッチ1′を示す概略側断
面図である。
【図6】本発明のさらに他の実施例にかかるキートップ
板10″を用いて構成した押釦スイッチ1″を示す概略
側断面図である。
【図7】押釦スイッチ1′,1″をケース80内に収納
した状態を示す要部概略図である。
【図8】従来の押釦スイッチのキートップ板を示す図で
ある。
【図9】枠体230とキートップ220の間隔Lに対す
る、フイルム板210が伸びなければならない量ΔL
と、フイルム板210の傾斜角度Aの関係を示す図であ
る。
【図10】本発明のさらに他の実施例にかかるキートッ
プ板10Aを示す図である。
【図11】本発明のさらに他の実施例にかかるキートッ
プ板10B(特にキートップ50Bの部分を示してい
る)を示す図である。
【図12】本発明のさらに他の実施例にかかるキートッ
プ板10C(特にキートップ50Cの部分を示してい
る)を示す図である。
【図13】本発明のさらに他の実施例を示す図(特に湾
曲凹部25D,Eの部分を示している)である。
【符号の説明】
1,1′,1″ 押釦スイッチ 10,10′,10″ キートップ板 20 フイルム板 25 湾曲凸部 50 キートップ
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、樹脂フイルムからなるフイルム板の所定位
置に合成樹脂製のキートップを形成した押釦スイッチの
キートップ板において、前記フイルム板の前記キートッ
プを形成した部分の外周に該キートップを囲むように、
該フイルム板の面よりも下又は上方向に突出する湾曲凸
部を設けた。また本発明は、樹脂フイルムからなるフイ
ルム板の所定位置に合成樹脂製のキートップを成型した
押釦スイッチのキートップ板において、前記フイルム板
は熱可塑性材料からなる孔のない樹脂フイルムで構成す
るとともに、前記キートップは該フイルム板の所定位置
を上方向に向かって湾曲するように変形し且つ該湾曲部
内にモールド樹脂を充填して両者の接触面を直接熱融着
せしめて一体化して構成した。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【作用】フイルム板のキートップを形成した部分の外周
に湾曲凸部を設けたので、キートップを押圧して該キー
トップを下降させようとしたとき、前記湾曲凸部が変形
するのでその外側の部分は何ら引っ張られたりすること
はない。従って該押圧操作が容易に行える。またキート
ップを、孔のないフイルム板の所定位置を上方向に向か
って湾曲するように変形し且つ該湾曲部内にモールド樹
脂を充填して両者の接触面を直接熱融着せしめて一体化
することによって構成した場合は、何ら接着材等を用い
る必要もなく、キートップの構造が簡単となるばかり
か、部品点数も少なく、製造工程も少なくて済む。また
このキートップにおいてはフイルム板に孔を設けないの
で、何ら他の部材を用いずこのキートップ板のみによっ
て防水構造を構成することができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】また上記実施例においてはスイッチ基板6
0としてメンブレンスイッチを用いたが、その代わりに
硬質基板等、他の種類の基板を用いても良い。また上記
実施例のキートップ50は、フイルム板20の所定位置
を上方向に向かって湾曲するように変形し且つ該湾曲部
内にモールド樹脂を充填して両者の接触面を直接熱融着
せしめて一体化することのみによって構成されており、
何ら接着材等を用いていない。このため、キートップの
構造が簡単なばかりか、部品点数も少なく、製造工程も
少なくて済む。またこのキートップ50は、モールド樹
脂の上面をフイルム板20が覆っているので、その表面
が滑らかで美観・触りごこちがよい。さらにフイルム板
20に施した図柄などの印刷がキートップ50の表面に
表われるので、キートップ50表面を鮮明に装飾でき
る。何故ならフイルム板20に印刷を施すことは、紙な
どへの印刷と同様に容易であり、容易に多色刷り等の各
種印刷手段も駆使できるからである。もしモールド樹脂
自体の表面に直接印刷を施すとすれば、あまり容易には
印刷できない。特に該表面が曲面の場合はなおさらであ
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる押釦スイッチのキートップ板によれば、フイルム板
のキートップを形成した部分の外周に湾曲凸部を設けた
ので、キートップの押圧操作が容易に行えるようになる
という優れた効果を有する。またキートップを、フイル
ム板の所定位置を上方向に向かって湾曲するように変形
し且つ該湾曲部内にモールド樹脂を充填して両者の接触
面を直接熱融着せしめて一体化することによって構成し
た場合は、何ら接着材等を用いる必要もなく、キートッ
プの構造が簡単となるばかりか、部品点数も少なく、製
造工程も少なくて済む。またこのキートップは、モール
ド樹脂の上面をフイルム板が覆っているので、その表面
が滑らかで美観・触りごこちがよく、またフイルム板に
施した図柄などの印刷がキートップの表面に表われるの
でキートップ表面を鮮明に装飾できる。またこのキート
ップにおいてはフイルム板に孔を設けなくても良いの
で、何ら他の部材を用いずこのキートップ板のみによっ
て防水構造を構成することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠木 高司 神奈川県川崎市中原区苅宿335番地 帝国 通信工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂フイルムからなるフイルム板の所定
    位置に合成樹脂製のキートップを形成した押釦スイッチ
    のキートップ板において、 前記フイルム板の前記キートップを形成した部分の外周
    に該キートップを囲むように、該フイルム板の面よりも
    下又は上方向に突出する湾曲凸部を設けたことを特徴と
    する押釦スイッチのキートップ板。
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