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JPH06266462A - 電子機器の節電装置 - Google Patents

電子機器の節電装置

Info

Publication number
JPH06266462A
JPH06266462A JP5053721A JP5372193A JPH06266462A JP H06266462 A JPH06266462 A JP H06266462A JP 5053721 A JP5053721 A JP 5053721A JP 5372193 A JP5372193 A JP 5372193A JP H06266462 A JPH06266462 A JP H06266462A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clock
signal
mpu
clock signal
central processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5053721A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Nagashima
賢一 長島
Giichiro Yokokura
義一郎 横倉
Takashi Abe
隆 阿部
Toshiyuki Tsunemoto
俊幸 常本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP5053721A priority Critical patent/JPH06266462A/ja
Publication of JPH06266462A publication Critical patent/JPH06266462A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】コンピュータ等のデータ処理装置において、M
PUに供給されるクロックの周波数を制御することによ
り、MPUによる消費電力を低減させる。 【構成】MPU2のホールドサイクル中にクロック制御
回路14にてMPU2へ供給するMPUクロック信号2
2の周波数を低下させる。またはクロック停止制御回路
15にてMPU2へ供給するMPUクロック信号22を
停止させる。MPU2がアクセスタイムの遅い入出力部
(I/O)9やメモリ10をアクセスするとき、MPU
2でウェイトサイクルを実行せずに、ウェイト期間中M
PUクロック信号22を停止させる信号をバスウェイト
制御回路11で作成し、この信号を使用してクロック停
止制御回路15にて一時的にMPU2へ供給するMPU
クロック信号22を停止させる。 【効果】MPUで消費される電力が低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種電子機器、特にバ
ッテリー駆動可能な比較的小型の、一般的にはパーソナ
ルコンピュータ等と呼ばれる種類のコンピュータ装置に
利用して好適な電子機器の節電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータに代表される電子機
器の小型化、高機能化に伴い、携帯して使用できるラッ
プトップ型、ノート型と呼ばれる種類の製品が登場し
た。これらは携帯使用中の電源として通常、バッテリー
が用いられている。
【0003】これらを長時間、携帯して使用するために
は、その電力源であるバッテリーの容量を大きなものに
するか、または消費される電力を減少させる必要があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種の電子機器は、
携帯して使用するという使用形態のため、バッテリーの
容量を大きくすることは、バッテリー重量の増大という
結果を招き、またその外観寸法も大きくなってしまうた
め、製品重量、及び製品寸法が増大し、携帯使用に支障
をきたす恐れがある。
【0005】そのため、携帯使用時間を少しでも長くす
るためには、その消費電力を減少させる必要がある。
【0006】本発明の目的はラップトップ型、ノート型
コンピュータ等と呼ばれる電子機器の消費電力を減少さ
せ、携帯時の使用時間を長くすることのできる電子機器
の節電装置を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記した種類の電子機器
は、中央処理部を備え、この中央処理部はクロック信号
を入力して動作する。しかしながら、特異な動作モード
を備えている。その一つは、ホールドというサイクルで
ある。これはクロック信号を入力して動作はしているも
のの、何の処理も行っておらず、ただ電力を消費してい
るのみである。
【0008】本発明はこの点に着目してなされたもので
あり、その特徴とするところは、クロック信号に同期し
て動作する中央処理部を備えた電子機器において、前記
中央処理部のホールドサイクル中に、当該中央処理部に
供給するクロック信号のクロック周波数を低下するクロ
ック制御回路を具備したことにある。ここにおいて、ク
ロック制御回路は中央処理部に供給するクロック信号を
停止するものであってもよい。
【0009】また、本発明の特徴とするところは、クロ
ック信号に同期して動作する中央処理部と、この中央処
理部からアクセスされるアクセス時間の異なる入出力部
と、メモリを備えた電子機器において、アクセス時間の
長い前記入出力部及びメモリにアクセスする際のウエイ
ト期間中に、前記中央処理部に供給するクロック信号の
クロック周波数を低下するクロック制御回路を具備した
ことにある。ここにおいて、クロック制御回路は中央処
理部に供給するクロック信号を停止するものであっても
よい。
【0010】また、更に、本発明の特徴とするところ
は、クロック信号に同期して動作する中央処理部と、ダ
イレクト・メモリ・アクセス部とを備えた電子機器にお
いて、前記ダイレクト・メモリ・アクセス部によるデー
タ転送期間中に、前記中央処理部に供給するクロック信
号のクロック周波数を低下するクロック制御回路を具備
したことにある。ここにおいて、クロック制御回路は中
央処理部に供給するクロック信号を停止するものであっ
てもよい。
【0011】
【作用】中央処理部は、クロック信号が入力されている
と電力を消費する。その消費電力の度合いは、クロック
信号の周波数が高ければ高いほど大きくなる。
【0012】上記のように構成すれば、中央処理部がホ
ールドサイクルになると、クロック制御回路が中央処理
部に供給するクロック信号の周波数を低下するため、そ
の分、消費電力を低下することができる。
【0013】また、クロック制御回路は、中央処理部が
アクセス時間の長い入出力部及びメモリにアクセスする
際のウエイト期間になると、中央処理部に供給するクロ
ック信号の周波数を低下するため、その分、消費電力を
低下することができる。
【0014】更には、クロック制御回路は、ダイレクト
・メモリ・アクセス部によるデータ転送期間になると、
中央処理部に供給するクロック信号のクロック周波数を
低下するため、その分、消費電力を低下することができ
る。
【0015】
【実施例】以下、図に示す本発明の実施例について説明
する。
【0016】図7は中央処理部の一般的なホールドサイ
クルを説明するための図であり、図8にそのタイムチャ
ートを示す。この図において、クロック発生器1は中央
処理部(以下、MPUという。)2に直接接続されてお
り、MPU2にホールドリクエスト(HRQ)信号3が
入力され、MPU2がホールド応答(HOLDA)信号
4を出力して、MPU2がホールドサイクル中となって
も、図8に示されるようにMPU2に供給されるクロッ
ク(CLK)信号5の周波数が変化したり、停止するこ
とはなく常に一定である。
【0017】また、図9はアクセス時間の長い入出力部
及びメモリにアクセスする際のウエイト期間を説明する
ための図であり、図10にそのタイムチャートを示す。
この場合、MPU2はクロック発生器1からのクロック
信号5に同期して動作し、アドレスバス6、データバス
7、バスコントロール信号8を介して、入出力部(I/
O)9及びメモリ10との間でデータをリード、ライト
することによりデータを処理する。アクセスタイムが十
分に早い入出力部(I/O)9及びメモリ10に対して
は、図10の「ウェイトの無いサイクル」で示したタイ
ミングでリード、ライトが行われ、T1及びT2の2サ
イクルで動作は終了する。サイクルが終了するかどうか
は、バスウェイト制御回路11からMPU2に出力され
るバスウェイト制御(WAIT)信号12によって制御
され、T2の最後でバスウェイト制御信号12がLOW
レベルであれば、そのアクセスサイクルは終了する。
【0018】アクセスタイムが遅い入出力部(I/O)
9及びメモリ10の場合は、T1とT2の2サイクルで
はアクセス動作は終了できず、遅い入出力部(I/O)
9及びメモリ10の動作が終了するまでT2のサイクル
を繰り返してアクセスタイムを延ばし、MPU2は遅い
入出力部(I/O)9及びメモリ10のリード、ライト
が終了するのを待つ。何クロック延ばすかは入出力部
(I/O)9及びメモリ10の種類ごとにバスウェイト
制御回路11に設定してある。このようにして、アクセ
スタイムの異なる入出力部(I/O)9及びメモリ10
へのアクセスを制御するが、図10に示されているよう
に、ウェイトが入ったサイクルでもクロック信号5は常
にMPU2に供給されている。
【0019】上記したように、従来のものは、クロック
発生器1がMPU2に直結されているため、MPU2が
ホールドサイクル中でもMPU2には通常のクロック信
号5が供給され、MPU2の消費電力は変わらず、電力
が無駄に消費されている。
【0020】また、遅い入出力部(I/O)9及びメモ
リ10へアクセスしている時でも、MPU2には通常の
クロック信号5が供給されているため、MPU2の消費
電力は変わらず、電力が無駄に消費されている。
【0021】実施例によれば、ホールドサイクル中のM
PU2の消費電力を低減することができ、またアクセス
タイムの遅い入出力部(I/O)9及びメモリ10にア
クセスしている間のMPU2の消費電力を低減すること
ができる。
【0022】MPU2はクロック信号が供給されている
と、電力を消費する。その消費電力の度合いはクロック
信号の周波数が高いほど大きい。
【0023】また、前記したように、ホールドサイクル
中、MPU2は何の処理も行っておらず、ただ電力を消
費しているだけである。よって、クロック制御回路をク
ロック発生器とMPU2との間に設け、ホールドサイク
ル中はクロック信号の周波数を低下させるか、またはク
ロック信号を停止する制御回路を、クロック発生器1と
MPU2との間に設け、ホールドサイクル中はクロック
信号の周波数を低下、あるいは停止させる。
【0024】また、MPU2が遅い入出力部(I/O)
及びメモリにアクセスし、ウェイトのサイクルを実行す
る期間は、MPU2がウェイトのサイクルを繰り返すの
ではなく、クロック停止制御回路によりMPUへ供給さ
れているクロック信号を停止させる。
【0025】MPU2がホールドサイクルに入ったこと
を知らせるホールド応答信号により、クロック制御回路
でMPUに供給するクロック信号の周波数を一時的に低
下させる、またはクロック停止制御回路によりMPUに
供給するクロック信号を一時的に停止させる。
【0026】また、MPU2が遅い入出力部(I/O)
及びメモリに対してアクセスし、ウェイトのサイクルを
実行する期間で、バスウェイト制御回路によりクロック
信号の停止を制御するクロック停止(CWAIT)信号
を発生させ、この信号によりMPUへのクロック信号の
供給を一時的に停止する。
【0027】以下、図1および図2により本発明の一実
施例を説明する。図1は本発明の一実施例によるDMA
(Direct Memory Access)転送を示した図である。図2
はそのタイミングを示したタイミングチャートである。
MPUのホールドサイクルの一例として、ここではDM
A転送を取り上げる。この図において、DMAコントロ
ーラ17に対して周辺装置18より、DMA転送を要求
するDMAリクエスト(DRQ)信号19が入力され、
DMAコントローラ17がMPU2へシステムバス20
の占有権を要求するホールドリクエスト信号3を出力す
る。
【0028】MPU2がホールドサイクルに入ったこと
を示すホールド応答信号4を出力すると、DMA転送要
求を出している周辺装置18へDMA受付信号であるD
MA応答(DACK)信号21を送り、DMA転送を開
始する。
【0029】ここで、ホールドリクエスト信号3および
ホールド応答信号4が出力されるとMPU2へ供給する
MPUクロック(MPUCLK)信号22の周波数を低
下させるクロック制御回路14によりMPUクロック信
号22を制御する。
【0030】DMA転送が終了するとMPU2へシステ
ム・バス20の占有権を返すためホールドリクエスト信
号3をLOWにする。このホールドリクエスト信号3が
LOWになることによりクロック制御回路14はMPU
2に供給するMPUクロック信号22の周波数を元に戻
す。この時の信号のタイミングは図2のようになる。
【0031】本発明の他の実施例を図3および図4によ
り説明する。図3は本発明の他の実施例によるDMA転
送を示した図である。図4はその信号タイミングを示し
たタイミングチャートである。MPUのホールドサイク
ルの一例として、ここではDMA転送を取り上げる。こ
の図において、DMAコントローラ17に対して周辺装
置18より、DMA転送を要求するDMAリクエスト信
号19が入力され、DMAコントローラ17がMPU2
へシステムバス20の占有権を要求するホールドリクエ
スト信号3を出力する。
【0032】MPU2がホールドサイクルに入ったこと
を示すホールド応答信号4を出力すると、DMA転送要
求を出している周辺装置18へDMA受付信号であるD
MA応答信号21を送り、DMA転送を開始する。
【0033】ここで、ホールドリクエスト信号3および
ホールド応答信号4が出力されるとMPU2へ供給する
MPUクロック信号22を一時的に停止させるようなク
ロック停止制御回路15によりMPUクロック信号22
を停止させる。
【0034】DMA転送が終了するとMPU2へシステ
ム・バス20の占有権を返すためホールドリクエスト信
号3をLOWにする。このホールドリクエスト信号3が
LOWになることによりクロック停止制御回路15はM
PU2に供給するMPUクロック信号を元に戻す。この
時の信号のタイミングは図4のようになる。
【0035】図5に本発明の更に他の実施例を、図6に
そのタイムチャートを示す。
【0036】MPU2に供給されるMPUクロック信号
22は、クロック停止制御回路15を介してMPU2に
供給される。このMPUクロック信号22は、バスウェ
イト制御回路11で作成されるクロック停止信号16を
クロック停止制御回路15に入力することにより一時的
に停止することができる。アクセスサイクルが終了する
かどうかは、T2の最後でMPU2に入力されるバスウ
ェイト制御信号12がLOWレベルかどうかで判断され
る。
【0037】そこで、MPU2に入力されるバスウェイ
ト制御信号12はLOWレベルに固定し、T2の期間で
MPU2へ供給するMPUクロック信号22を停止させ
ることにより、T2の最終の期間を遅らせる。このT2
の最終の期間を何クロック遅らせるかは、I/O9及び
メモリ10の種類ごとにバスウェイト制御回路11に設
定されている。
【0038】以上のようにすれば、MPUの消費電力は
供給されるクロック信号の周波数にほぼ比例するため、
クロック信号の周波数を低下させたり、クロック信号を
停止させることによりMPUの低消費電力化を図ること
ができる。従って、MPUのホールドサイクル中に、M
PUに供給するクロックの周波数を低下させたり、停止
させたりすることにより、ホールドサイクル中にMPU
で消費される電力は通常時に比べ低減される。
【0039】また、アクセス時間の長いI/O及びメモ
リをアクセスしている間の無駄なサイクル中に、MPU
に供給するクロックを停止することにより、MPUで消
費される電力を低減させることができる。
【0040】以下、本発明の更に他の実施例を説明す
る。通常、コンピュータ装置はDMA(Direct Memory
Access)と呼ばれるデータ転送手段を持つ。これはCP
U(Central Processing Unit、中央処理装置)を介さ
ずに、ハードディスクからメインメモリへ、あるいはメ
インメモリからフロッピーディスクへなど、メモリと周
辺機器の間でデータを転送するものである。
【0041】このDMA処理に関して、実際の処理を行
っているのはDMAコントローラと呼ばれるデバイスで
あり、CPUは何の処理も行っておらず、DMA中はた
だ電力を消費しているだけである。
【0042】また、CPUはクロックが入力されている
と、電力を消費する。その消費電力の度合いはクロック
周波数が高いほど大きい。
【0043】そこで、本実施例では発振器を2つ装備す
る、または分周器を装備するなどにより、高低、異なる
2つの周波数のクロックを作る。そして通常時は高周波
数のクロックをCPUに入力してCPUを動作させ、D
MA転送中は低周波のクロックを入力する。
【0044】このような構成により、DMA転送中にC
PUに入力されるクロックの周波数を低下させ、CPU
により消費される電力を低下させることができる。従っ
て、DMA転送中にCPUで消費される電力は、通常使
用時に比べ、減少する。
【0045】以下、上記を図11、図12、図13およ
び図14により説明する。図11は一般的なDMA転送
を説明するための図、図12、図13は実施例を示した
回路構造図である。図14は本実施例の信号タイミング
を示したタイミングチャートである。
【0046】まず、図11により通常のDMA転送につ
いて説明する。通常のDMA転送では、以下の(1)〜
(8)の手順によりDMA転送が行われる。
【0047】(1)DMAコントローラ17内のチャネ
ルに対して周辺装置18等より、DMA要求(DRQ信
号19)が入力される。
【0048】(2)DMAコントローラ17がCPU2
へシステムバスの占有権を要求(HRQ信号3)する。
【0049】(3)CPU2からの応答信号(HOLD
A信号4)を受けると、DMA転送要求を出しているチ
ャネルへDMA受付信号(DACK信号21)を送り、
DMA転送を開始する。
【0050】(4)DMA転送の対象であるメモリ・ア
ドレスの下位バイトを、A0〜A7端子よりシステム・
アドレス・ライン20の下位部に出力し、上位バイトを
D0〜D7端子よりシステム・データ・バスに出力し、
アドレス・ラッチに一旦データをラッチさせる。
【0051】(5)アドレス・ラッチの出力はシステム
・アドレス・ライン20の上位部に接続されており、こ
の出力と前述のA0〜A7からのアドレスデータとで1
6ビットのDMA転送アドレスがシステム・アドレスに
送り出される。
【0052】(6)DMA動作中、前述のアドレスのメ
モリと、周辺装置18との間でデータ送受信を行うため
に、メモリ及び周辺装置18にリード信号(MEMR、
I/OR)やライト制御信号(MEMW、I/OW)を
出力し、DMA転送を実行する。
【0053】(7)指定されたバイト数のデータを転送
すると、CPU2にDMA転送が終了したことを知らせ
るため、TC信号を出力する。ここで転送が未完の時は
前述(4)から再び繰り返す。
【0054】(8)CPU2へシステム・バスの占有権
を返す(HRQ信号3ネゲート)。
【0055】ここで図12のように、(2)のHRQ信
号が出力され、かつ(3)のHOLDA信号がCPUか
ら出力された時点で、CPU2に入力されるクロックを
分周させ、(8)のHRQ信号がネゲートされた時点で
クロック周波数を元に戻す回路14(分周器)をクロッ
ク発振器1(クロックドライバを含む)とCPU2の間
に入れておく。
【0056】または図13のように、発振器1a、1b
を高周波数のものと低周波数のもの2つ用意し、通常使
用時は高周波数のクロックをCPU2に入力し、(2)
のHRQ信号が出力され、かつ(3)のHOLDAが出
力された時点で、高周波数のクロックと同期をとり、か
つ低周波数のクロックに切り替え、(8)のHRQ信号
がネゲートされた時点で、低周波数のクロックと同期を
とり、かつ高周波数のクロックに切り替える回路14を
発振器1a、1bとCPU2の間に入れておくなどし
て、DMA転送中にCPUに入力されるクロックの周波
数を低下させる。
【0057】ここで注意すべきは、CPU2には、入力
することができるクロックの最高周波数と最低周波数と
が、スペックで決められているので、通常使用時のクロ
ック周波数は最高周波数以下に、またDMA転送中に低
下させるクロック周波数は、最低周波数以上になるよう
クロックの分周比率、または発振器の周波数を決定する
必要がある。
【0058】図12、図13のいずれの方法をとって
も、信号のタイミングは図14のようになる。また、図
12の分周させる回路や、図13の発振器を切り替える
回路は様々な回路が考えられる。
【0059】なお、図11、図12、図13において、
信号DRQ(DMA REQUEST)は、周辺装置が
DMAコントローラに対して、DMA転送を要求する信
号である。DREQはDACKがアクティブになるまで
保持される。信号HRQ(HOLD REQUEST)
は、システム・バスの占有権をCPUに要求する信号で
ある。信号HOLDA(HOLD ACKNOWLED
GE)は、DMAコントローラからのホールド要求(H
RQ信号)をCPUが確認したことを表す信号である。
この信号をDMAコントローラが受け取ると、システム
・バスの制御がDMAコントローラに移る。信号DAC
K(DMA ACKNOWLEDGE)は、DMAコン
トローラ内のチャネルへのDMA受付信号である。この
信号がチャネルに入力されると、DMA転送が開始され
る。信号MEMR(MEMORYREAD)は、DMA
リード・サイクル中にアドレスされたメモリからデータ
を読み出すために使用する。信号I/OR(I/O R
EAD)は、DMA転送中に周辺装置からデータを読み
出す制御信号である。信号MEMW(MEMORY W
RITE)は、DMAライト・サイクル中にアドレスさ
れたメモリにデータを書き込むために使用する。信号I
/OW(I/O WRITE)は、DMA転送中に周辺
装置にデータを書き込む制御信号である。信号TC(T
ERMINAL COUNT)は、周辺装置に対して、
現在実行中のDMA転送が所定の転送バイトの最終バイ
トである事を示す信号である。信号CCLK(CPU
CLOCK)は、CPUに入力されるクロック信号であ
る。信号DCLK(DMACCLOCK)は、DMAコ
ントローラに入力されるクロック信号である。信号AD
STB(ADDRESS STOROBE)は、DMA
転送の対象となるメモリ・アドレスの上位バイトをデー
タ・バス(D0〜D7)からアドレス・ラッチに送り込
むためのストローブ信号である。
【0060】以上のように構成すれば、DMA転送中に
CPUに入力されるクロックの周波数が低下するので、
DMA転送中にCPUで消費される電力は通常時に比べ
低減される。
【0061】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ラップトップ型、ノート型コンピュータ等と
呼ばれるバッテリーを備えた電子機器の消費電力を減少
させ、携帯時の使用時間を長くすることのできる電子機
器の節電装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】図1の各部のタイミングを示したタイムチャー
トである。
【図3】本発明の他の実施例を示す回路図である。
【図4】図3の各部のタイミングを示したタイムチャー
トである。
【図5】本発明の更に他の実施例を示す回路図である。
【図6】図5の各部のタイミングを示したタイムチャー
トである。
【図7】中央処理部のホールドモードを説明するための
回路図である。
【図8】図7の各部のタイミングを示したタイムチャー
トである。
【図9】バスウエイトを説明するための回路図である。
【図10】図10の各部のタイミングを示したタイムチ
ャートである。
【図11】DMA転送を説明するための回路図である。
【図12】本発明の更に他の実施例を示す回路図であ
る。
【図13】本発明の更に他の実施例を示す回路図であ
る。
【図14】図12、図13各部のタイミングを示したタ
イムチャートである。
【符号の説明】
1…クロック発生器、2…MPU、3…ホールドリクエ
スト信号(HRQ)、4…ホールド応答信号(HOLD
A)、5…クロック信号(CLK)、6…アドレスバ
ス、7…データバス、8…バスコントロール信号、9…
I/O、10…メモリ、11…バスウェイト制御回路、
12…バスウェイト制御信号(WAIT)、13…MP
U内部クロック信号、14…クロック制御回路、15…
クロック停止制御回路、16…クロック停止信号(CW
AIT)、17…DMAコントローラ、18…周辺装
置、19…DMAリクエスト信号(DRQ)、20…シ
ステムバス(データ、アドレス)、21…DMA応答信
号、22…MPUクロック信号(MPUCLK)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 常本 俊幸 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム事業部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クロック信号に同期して動作する中央処理
    部を備えた電子機器において、 前記中央処理部のホールドサイクル中に、当該中央処理
    部に供給するクロック信号のクロック周波数を低下する
    クロック制御回路を具備したことを特徴とする電子機器
    の節電装置。
  2. 【請求項2】クロック信号に同期して動作する中央処理
    部を備えた電子機器において、 前記中央処理部のホールドサイクル中に、当該中央処理
    部に供給するクロック信号を停止するクロック制御回路
    を具備したことを特徴とする電子機器の節電装置。
  3. 【請求項3】クロック信号に同期して動作する中央処理
    部と、この中央処理部からアクセスされるアクセス時間
    の異なる入出力部と、メモリを備えた電子機器におい
    て、 アクセス時間の長い前記入出力部及びメモリにアクセス
    する際のウエイト期間中に、前記中央処理部に供給する
    クロック信号を停止するクロック制御回路を具備したこ
    とを特徴とする電子機器の節電装置。
  4. 【請求項4】クロック信号に同期して動作する中央処理
    部と、ダイレクト・メモリ・アクセス部とを備えた電子
    機器において、 前記ダイレクト・メモリ・アクセス部によるデータ転送
    期間中に、前記中央処理部に供給するクロック信号のク
    ロック周波数を低下するクロック制御回路を具備したこ
    とを特徴とする電子機器の節電装置。
  5. 【請求項5】クロック信号に同期して動作する中央処理
    部と、ダイレクト・メモリ・アクセス部とを備えた電子
    機器において、 前記ダイレクト・メモリ・アクセス部によるデータ転送
    期間中に、前記中央処理部に供給するクロック信号を停
    止するクロック制御回路を具備したことを特徴とする電
    子機器の節電装置。
JP5053721A 1993-03-15 1993-03-15 電子機器の節電装置 Pending JPH06266462A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5053721A JPH06266462A (ja) 1993-03-15 1993-03-15 電子機器の節電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5053721A JPH06266462A (ja) 1993-03-15 1993-03-15 電子機器の節電装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06266462A true JPH06266462A (ja) 1994-09-22

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ID=12950699

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JP5053721A Pending JPH06266462A (ja) 1993-03-15 1993-03-15 電子機器の節電装置

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JP (1) JPH06266462A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010123133A (ja) * 2003-10-09 2010-06-03 Nec Corp 情報処理装置

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JP2010123133A (ja) * 2003-10-09 2010-06-03 Nec Corp 情報処理装置

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