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JPH0626621Y2 - ケーシングビットおよびこれを組込んだ掘削カッタ - Google Patents

ケーシングビットおよびこれを組込んだ掘削カッタ

Info

Publication number
JPH0626621Y2
JPH0626621Y2 JP1989043624U JP4362489U JPH0626621Y2 JP H0626621 Y2 JPH0626621 Y2 JP H0626621Y2 JP 1989043624 U JP1989043624 U JP 1989043624U JP 4362489 U JP4362489 U JP 4362489U JP H0626621 Y2 JPH0626621 Y2 JP H0626621Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holder
bit
cutter
hole
mounting groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989043624U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02136190U (ja
Inventor
正幸 佐保
好博 三井
Original Assignee
東芝タンガロイ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東芝タンガロイ株式会社 filed Critical 東芝タンガロイ株式会社
Priority to JP1989043624U priority Critical patent/JPH0626621Y2/ja
Publication of JPH02136190U publication Critical patent/JPH02136190U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0626621Y2 publication Critical patent/JPH0626621Y2/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ケーシングビットおよびこれを組込んだ掘削
カッタに関し、特にケーシングビットの取付け構造を改
善したものである。
(従来の技術) 従来、この種のケーシングビットは、例えば実開昭60−
186344号公報、実開昭62−176286号公報等に開示された
ものがある。前者は、ホルダーの取付け溝内にビットを
差込み、後方の窓孔からドローボルトで引寄せて固定す
るものである。これに対し、後者は、ホルダーの受溝内
にビットを差込み、側面方向からねじ止めするようにし
たものである。
さらに、アダプタに対してカッタービットをくさび要素
で取付けるようにした特開昭63−93987号公開、ホルダ
ーの凹状を呈する受け溝内でビットを係止状態でボルト
締めするようにした実開昭62−176286号公報などが開示
されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、第1の公報にみられるカッタービット
は、ホルダーに窓孔に形成するため、本体強度が弱くな
るとともに、掘削屑によってドローボルトの操作がしず
らくなるといった問題点があった。
また、第2の公報にみられるカッタービットは、カッタ
本体側に切欠部、凸部などの加工を必要とするととも
に、取付けボルトの取付け構成などからカッタ本体の強
度が弱く、掘削能率の向上が望めないといった問題点が
あった。
さらに、くさび要素で取付けるようにしたものでは、取
外しが簡単ではあるが、複雑な構造にしなければならな
い問題点があり、また、凹状の受け溝内にボルト締めす
るものでは、大きい刃幅のものに対する制限を受けると
いう問題点があった。
このようなことから、本考案では、ビット本体がホルダ
ーに取付けられるようにしたケーシングビットおよびこ
のケーシングビットをカッタ本体に組込んだ掘削カッタ
を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上述の点に鑑みなされたもので、略矩形板状
を呈するホルダーには、カッタービットのシャンク部分
が締付けねじによって取付けられるようにしたケーシン
グビットおよびこれを組込んだ掘削カッタを前提に改善
したものである。
すなわち、前記ホルダーは、その両側面には、少なくと
もその一端側でI形形状を呈するように先端から後端に
向って延びる大小幅関係にある第1および第2の取付け
溝部が形成され、しかもこれらの取付け溝部から残存す
る中央芯部には、取付け溝部にそれぞれ開口する貫通穴
が穿設されているものである。そして、このホルダー
は、掘削カッタを構成するときは、カッタ本体の取付け
凹部内で溶接され固定される。
また、カッタービットは、ヘッド部分およびシャンク部
分からなるとともに、シャンク部分には、ホルダーの中
央芯部および取付け溝部に適合する中央溝部および大小
幅関係にある2又部分が形成されるものである。したが
って、このシャンク部分をホルダーに挿込んだときに
は、前記ヘッド部分がホルダーの端面に当接させられる
とともに、2又部分に穿設された座ぐり穴およびねじ穴
が前記ホルダーの貫通穴に適合するようになっているも
のである。さらに、前記締付けねじは、カッタービット
をホルダーに取付けるため、カッタービットの座ぐり穴
側からホルダーの貫通穴、カッタービットのねじ穴に向
って挿通されるものである。
(作用) 本考案のケーシングビットは、カッタービットおよびホ
ルダーからなり、その取付けにあたっては、カッタービ
ットのシャンク部分に形成された2又部分およびホルダ
ーの中央芯部が嵌め合わされるとともに、最終的には、
締付けねじによって固定されるようにしたものである。
したがって、カッタービットおよびホルダーは、強固に
取付けられる。
また、本考案のケーシングビットは、締付けねじがカッ
タービットから凸出するような構成でなく、しかもカッ
タ本体に直接ねじ込まれる構成でもないため、カッタ本
体の強度を損なうようなことがないものである。
(実施例) 以下、本考案ケーシングビットおよびこれを組込んだ掘
削カッタにおける一実施例について、図を参照しながら
説明する。
第1図乃至第3図において、(1)は、本考案のケーシン
グビットであり、このケーシングビット(1)は、ホルダ
ー(2)、カッタービット(3)および締付けねじ(4)からな
っている。
前記ホルダー(2)は、略矩形板状をなすものであり、そ
の両側面には、幅の狭い第1の取付け溝部(5a)および幅
の広い第2の取付け溝(5b)がそれぞれ振り分けられるよ
うに形成されることにより、その中央部分には、中央芯
部(6)を残存させているものである。したがって、第1
および第2の取付け溝部(5a)(5b)が形成された横断部分
では、I形形状の断面を呈するものである。そして、こ
の中央芯部(6)には、カッタービット(3)のシャンク部分
(7)を取付けるための貫通穴(8)が穿設されている。
前記カッタービット(3)は、第6図乃至第8図で示され
るようにヘッド部分(9)およびシャンク部分(7)からな
る。この場合、ヘッド部分(9)は、シャンク部分(7)より
も膨出するものであり、その先端には、超硬合金からな
る掘削チップ(10)がろう付けされている。また、カッタ
ービット(3)のシャンク部分(7)には、中央溝部(11)が形
成されることにより、その両脇には大小幅関係にある2
又部分(12a)(12b)が残存するものである。そして、この
中央溝部(11)および2又部分(12a)(12b)が前述したホル
ダー(2)の中央芯部(6)および取付け溝部(5a)(5b)と嵌め
合わされるものである。
さらに、シャンク部分(7)に形成された2又部分(12a)の
側面には、それぞれ座ぐり穴(13)およびねじ穴(14)が同
一軸線上にあるように離間的関係で形成されている。そ
して、カッタービット(3)のシャンク部分(7)をホルダー
(2)に挿込んだときには、前述した座ぐり穴(13)、貫通
穴(8)およびねじ穴(14)が同一軸線上に位置することに
なる。したがって、両者は、皿ボルト形状の前記締付け
ねじ(4)によって固定可能となる。なお、カッタービッ
ト(3)のヘッド部分(9)は、シャンク部分(7)よりも膨出
しているため、ヘッド部分(9)がホルダー(2)の端面に当
接されることから、掘削チップ(10)にかゝる掘削抵抗に
対しても充分耐え得る構成になっている。
第4図および第5図は、円筒状のカッタ本体(20)にケー
シングビット(1)を組込んだ掘削カッタ(21)が概念的に
示されている図である。
すなわち、カッタ本体(20)には、取付け凹部(22)が形成
され、この取付け凹部(22)内には、ケーシングビット
(1)のホルダー(2)が溶接によって取付けられている。こ
の場合、掘削カッタ(21)は、右勝手および左勝手のケー
シングビット(1)を交互に組込むようになっているもの
である。
また、前記2又部分(12a)側の締付けねじ(4)は、カッタ
本体(20)の外周側に面しているものである。
(考案の効果) 本考案は、以上説明したように、ホルダーおよびカッタ
ービットからなるケーシングビットにおいて、カッター
ビットのシャンク部分およびホルダーが嵌め合わされ、
締付けねじによって固定されるようにしたものであるか
ら、カッタービットの取付けが確実に行われ、その取付
け強度も向上するものである。
また、このケーシングビットを組込んだ掘削カッタにつ
いては、ケーシングビットのホルダーがカッタ本体に溶
接される構成を採ればよいことから、カッタ本体の剛性
も高まり、掘削能率の向上も期待できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案ケーシングビットの一実施例を示す正
面図、第2図は、一部を断面した平面図、第3図は、側
面図、第4図は、本考案のケーシングビットを組込んだ
掘削カッタの一実施例を示す要部の一部平面図、第5図
は、その一部側面図、第6は、カッタービットを示す正
面図、第7図は、第6図中のA−A線に沿って得られる
断面図である。第8図は、カッタービットの斜視図であ
る。 (1)…ケーシングビット、(2)…ホルダー (3)…カッタービット、(4)…締付けねじ (5a)(5b)…取付け溝部、(6)…中央芯部 (7)…シャンク部分、(8)…貫通穴 (9)…ヘッド部分、(11)…掘削チップ (12)…2又部分、(13)…座ぐり穴 (20)…カッタ本体、(21)…掘削カッタ (22)…取付凹部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】略矩形板状を呈するホルダー(2)には、カ
    ッタービット(3)のシャンク部分(7)が締付けねじ(4)に
    よって取付けられるようにしたケーシングビットにおい
    て、 前記ホルダー(2)は、少なくともその一端側で中央芯部
    (6)が残されるように、その両側面には、先端から後端
    に向って延びる幅の狭い第1の取付け溝部(5a)および第
    2の幅の広い取付け溝部(5b)がそれぞれ振り分けられる
    ように形成され、しかも前記中央芯部(6)には、取付け
    溝部(5a)(5b)側にそれぞれ開口する貫通穴(8)が穿設さ
    れており、 前記カッタービット(3)は、掘削チップ(10)を先端に備
    えた膨出的なヘッド部分(9)およびその後端に延びるシ
    ャンク部分(7)からなるとともに、このシャンク部分(7)
    には、ホルダー(2)の中央芯部(6)および前記取付け溝部
    (5a)(5b)に適合する中央溝部(11)および大小幅関係にあ
    る2又部分(12a)(12b)が形成され、しかもこのシャンク
    部分(7)をホルダー(2)に挿込んだときには、前記ヘッド
    部分(9)がホルダー(2)の端面に当接させられるととも
    に、2又部分(12a)に穿設された座ぐり穴(13)およびね
    じ穴(14)が前記ホルダー(2)の貫通穴(8)に適合するよう
    になっており、 前記締付けねじ(4)は、カッタービット(3)の座ぐり穴(1
    3)側からホルダー(2)の貫通穴(8)、カッタービット(3)
    のねじ穴(14)に向って挿通され、しかもそのねじ部分が
    前記ねじ穴(14)にねじ込まれることにより、カッタービ
    ット(3)をホルダー(2)に固定できるようにしたことを特
    徴とするケーシングビット。
  2. 【請求項2】回転可能なカッタ本体(20)の取付け凹部(2
    2)内で請求項1記載のケーシングビット(1)のホルダー
    (2)が溶接されるとともに、前記2又部分(12a)側の締付
    けねじ(4)は、カッタ本体(20)の外周側に面しているこ
    とを特徴とする掘削カッタ。
JP1989043624U 1989-04-13 1989-04-13 ケーシングビットおよびこれを組込んだ掘削カッタ Expired - Lifetime JPH0626621Y2 (ja)

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02136190U JPH02136190U (ja) 1990-11-13
JPH0626621Y2 true JPH0626621Y2 (ja) 1994-07-20

Family

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JP1989043624U Expired - Lifetime JPH0626621Y2 (ja) 1989-04-13 1989-04-13 ケーシングビットおよびこれを組込んだ掘削カッタ

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0316956Y2 (ja) * 1986-04-25 1991-04-10
JPS6393987A (ja) * 1986-10-08 1988-04-25 三菱製鋼株式会社 ア−スオ−ガケ−シング用掘削歯

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Publication number Publication date
JPH02136190U (ja) 1990-11-13

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