JPH0626287B2 - 増幅装置 - Google Patents
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- JPH0626287B2 JPH0626287B2 JP60035413A JP3541385A JPH0626287B2 JP H0626287 B2 JPH0626287 B2 JP H0626287B2 JP 60035413 A JP60035413 A JP 60035413A JP 3541385 A JP3541385 A JP 3541385A JP H0626287 B2 JPH0626287 B2 JP H0626287B2
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- H03F3/00—Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
- H03F3/45—Differential amplifiers
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- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03F—AMPLIFIERS
- H03F3/00—Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
- H03F3/45—Differential amplifiers
- H03F3/45071—Differential amplifiers with semiconductor devices only
- H03F3/45076—Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier
- H03F3/45179—Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier using MOSFET transistors as the active amplifying circuit
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- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
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- H03F3/00—Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
- H03F3/30—Single-ended push-pull [SEPP] amplifiers; Phase-splitters therefor
- H03F3/3066—Single-ended push-pull [SEPP] amplifiers; Phase-splitters therefor the collectors of complementary power transistors being connected to the output
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- H03F3/34—DC amplifiers in which all stages are DC-coupled
- H03F3/343—DC amplifiers in which all stages are DC-coupled with semiconductor devices only
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- H03F3/4508—Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier using bipolar transistors as the active amplifying circuit
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Amplifiers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、反転および非反転出力を有し、第1および第
2電力供給端子の間に −差動対として配設された第1および第2トランジスタ
を有し、これ等トランジスタのエミッタは第1電流ソー
スによって第1電力供給端子に接続され、第1トランジ
スタのベースは増幅装置の反転入力にまた第2トランジ
スタのベースはその非反転入力に接続され、第1および
第2出力を有する前置増幅器と −反対導電型の第3および第4トランジスタを有し、こ
れ等第3および第4トランジスタのコレクタ−エミッタ
間通路は前記の2つの電力供給端子間に直列に配設さ
れ、これ等第3および第4トランジスタのコレクタは増
幅装置の出力に接続され、第3トランジスタのベースは
前記の前置増幅器の第1出力にまた第4トランジスタの
ベースはその第2出力に接続された出力増幅器と を有する増幅装置に関するものある。
2電力供給端子の間に −差動対として配設された第1および第2トランジスタ
を有し、これ等トランジスタのエミッタは第1電流ソー
スによって第1電力供給端子に接続され、第1トランジ
スタのベースは増幅装置の反転入力にまた第2トランジ
スタのベースはその非反転入力に接続され、第1および
第2出力を有する前置増幅器と −反対導電型の第3および第4トランジスタを有し、こ
れ等第3および第4トランジスタのコレクタ−エミッタ
間通路は前記の2つの電力供給端子間に直列に配設さ
れ、これ等第3および第4トランジスタのコレクタは増
幅装置の出力に接続され、第3トランジスタのベースは
前記の前置増幅器の第1出力にまた第4トランジスタの
ベースはその第2出力に接続された出力増幅器と を有する増幅装置に関するものある。
このような増幅装置は種々の目的特にオーデイオ回路に
用いることができる。
用いることができる。
現在の増幅回路では普通であるこのような回路設計の増
幅装置は、ドイツ特許明細書3136284 号に開示されてい
る。この増幅装置の非反転入力は、電力供給端子間に配
設された分圧器によって供給電圧の半分にバイアスされ
ている。増幅装置の出力も供給電圧の半分であることを
確実にするために、増幅装置の出力と反転入力との間に
負帰還回路網が設けられる。この負帰還回路網(集積回
路外部であることが多いが)は、集積不可能な電觧キャ
パシタを用いた分圧器を有する。このキャパシタは、出
力および反転入力も供給電圧の半分であるように全直流
負帰還を与える。増幅すべき信号の周波数スペクトルに
対して前記キャパシタは実際上短絡回路を形成し、この
ため負帰還回路網は信号負帰還を与える。
幅装置は、ドイツ特許明細書3136284 号に開示されてい
る。この増幅装置の非反転入力は、電力供給端子間に配
設された分圧器によって供給電圧の半分にバイアスされ
ている。増幅装置の出力も供給電圧の半分であることを
確実にするために、増幅装置の出力と反転入力との間に
負帰還回路網が設けられる。この負帰還回路網(集積回
路外部であることが多いが)は、集積不可能な電觧キャ
パシタを用いた分圧器を有する。このキャパシタは、出
力および反転入力も供給電圧の半分であるように全直流
負帰還を与える。増幅すべき信号の周波数スペクトルに
対して前記キャパシタは実際上短絡回路を形成し、この
ため負帰還回路網は信号負帰還を与える。
負帰還回路網のキャパシタが集積できないということは
別にしても、この負帰還は、増幅器の反転入力がこの場
合低インピーダンス入力になるという欠点を有する。こ
の結果として、入力信号が、反転と非反転増幅装置の間
に負荷が接続される所謂ブリッジ増幅器内の非反転と反
転増幅器の両方に加えられないことがある。したがっ
て、非反転増幅器の出力信号は一般的に分圧器を経て反
転増幅器に加えられる。けれどもこのことは次のような
欠点を有する。即ち反転と非反転増幅器の出力信号は時
間遅れを受け、このため全増幅器の出力信号の歪をまね
く。
別にしても、この負帰還は、増幅器の反転入力がこの場
合低インピーダンス入力になるという欠点を有する。こ
の結果として、入力信号が、反転と非反転増幅装置の間
に負荷が接続される所謂ブリッジ増幅器内の非反転と反
転増幅器の両方に加えられないことがある。したがっ
て、非反転増幅器の出力信号は一般的に分圧器を経て反
転増幅器に加えられる。けれどもこのことは次のような
欠点を有する。即ち反転と非反転増幅器の出力信号は時
間遅れを受け、このため全増幅器の出力信号の歪をまね
く。
本発明の目的は、前記のような欠点のない増幅装置を得
ることにある。本発明は、冒頭に記載したタイプの増幅
装置において次の点を特徴とするものである、即ち −第1トランジスタのコレクタは第2電力供給端子に接
続され −第2トランジスタのコレクタは、第2電流ソースによ
って第2電力供給端子に接続され、また第1抵抗によっ
て増幅装置の出力に接続され −ベース−エミッタ間通路が互いに並行に接続された第
5および第6トランジスタのエミッタは、第2トランジ
スタのコレクタと接続された第2電流ソースの端子に接
続され、前記の第5および第6トランジスタのベースは
基準電圧にあり、これ等第5および第6トランジスタの
コレクタは夫々第3および第4電流ソースによって第1
電力供給端子に接続されると共に夫々前記の前置増幅器
の第1および第2出力にも接続され、前記の第2電流ソ
ースで運ばれる電流は、第2トランジスタを流れる零入
力電流と第3および第4電流ソースで運ばれる電流と第
1抵抗を通って流れる電流の和に等しく、この第1抵抗
の抵抗値は、増幅装置の出力の電圧が前記の電力供給端
子間に加えられた供給電圧の半分に等しくなるような大
きさである。
ることにある。本発明は、冒頭に記載したタイプの増幅
装置において次の点を特徴とするものである、即ち −第1トランジスタのコレクタは第2電力供給端子に接
続され −第2トランジスタのコレクタは、第2電流ソースによ
って第2電力供給端子に接続され、また第1抵抗によっ
て増幅装置の出力に接続され −ベース−エミッタ間通路が互いに並行に接続された第
5および第6トランジスタのエミッタは、第2トランジ
スタのコレクタと接続された第2電流ソースの端子に接
続され、前記の第5および第6トランジスタのベースは
基準電圧にあり、これ等第5および第6トランジスタの
コレクタは夫々第3および第4電流ソースによって第1
電力供給端子に接続されると共に夫々前記の前置増幅器
の第1および第2出力にも接続され、前記の第2電流ソ
ースで運ばれる電流は、第2トランジスタを流れる零入
力電流と第3および第4電流ソースで運ばれる電流と第
1抵抗を通って流れる電流の和に等しく、この第1抵抗
の抵抗値は、増幅装置の出力の電圧が前記の電力供給端
子間に加えられた供給電圧の半分に等しくなるような大
きさである。
本発明の増幅装置では増幅器の出力と反転入力の間に負
帰還はない。この結果、増幅器の反転および非反転入力
は共に浮動であり、したがって、例えばブリッジ増幅器
においては、入力信号は一方の増幅器の非反転入力と他
方の増幅器の反転入力とに直接加えられることができ
る。負帰還回路網を用いないので、この回路網に使用さ
れる外部キャパシタも無くてすみ、このため増幅器に用
いられる外部素子の数が少なくなる。
帰還はない。この結果、増幅器の反転および非反転入力
は共に浮動であり、したがって、例えばブリッジ増幅器
においては、入力信号は一方の増幅器の非反転入力と他
方の増幅器の反転入力とに直接加えられることができ
る。負帰還回路網を用いないので、この回路網に使用さ
れる外部キャパシタも無くてすみ、このため増幅器に用
いられる外部素子の数が少なくなる。
増幅器の出力は、第1抵抗によって供給電圧の半分にバ
イアスされる。この抵抗の抵抗値は次のように選ばれ
る、即ち、第3および第4トランジスタのベースの基準
電圧によって或る一定値に設定された、第2電流ソース
両端の電圧に加えられた該抵抗両端の電圧が供給電圧の
半分に等しいように選ばれる。前記の抵抗は電流ソース
で運ばれる電流に対して特定の値をもたねばならないの
で、この抵抗は集積するのが好ましい。
イアスされる。この抵抗の抵抗値は次のように選ばれ
る、即ち、第3および第4トランジスタのベースの基準
電圧によって或る一定値に設定された、第2電流ソース
両端の電圧に加えられた該抵抗両端の電圧が供給電圧の
半分に等しいように選ばれる。前記の抵抗は電流ソース
で運ばれる電流に対して特定の値をもたねばならないの
で、この抵抗は集積するのが好ましい。
本発明の一実施態様では、第1および第2トランジスタ
のエミッタは夫々電流ソースによって第1電力供給端子
に接続され、第2抵抗が前記の第1および第2トランジ
スタのエミッタ間に配設される。
のエミッタは夫々電流ソースによって第1電力供給端子
に接続され、第2抵抗が前記の第1および第2トランジ
スタのエミッタ間に配設される。
前記の第2の抵抗は前置増幅器に対して負帰還を与え、
この前置増幅器の出力電流に入力電圧の直線変換を生じ
る。この場合増幅器の全利得は第1抵抗と第2抵抗の抵
抗値の比によって決まるが、この利得は、第2抵抗の抵
抗値の選択によって可変である。利得が固定値の場合に
は前記の第2抵抗は集積する方が好ましい。
この前置増幅器の出力電流に入力電圧の直線変換を生じ
る。この場合増幅器の全利得は第1抵抗と第2抵抗の抵
抗値の比によって決まるが、この利得は、第2抵抗の抵
抗値の選択によって可変である。利得が固定値の場合に
は前記の第2抵抗は集積する方が好ましい。
本発明の別の実施態様では、第1および第2トランジス
タは、夫々エミッタが夫々の電流増幅器の入力に接続さ
れて複合トランジスタの夫々の入力トランジスタとして
構成され、前記の電流増幅器の出力は、前記の入力トラ
ンジスタの反対導電型の出力トランジスタのベースを駆
動し、これ等の出力トランジスタのエミッタは入力トラ
ンジスタのコレクタと夫々接続される。この実施態様の
電流増幅器は、ダイオードとして接続された第7トラン
ジスタと、ベース−エミッタ間通路が前記の第7トラン
ジスタのベース−エミッタ間通路と並列に接続された第
8トランジスタとより成る電流ミラー回路を有する。
タは、夫々エミッタが夫々の電流増幅器の入力に接続さ
れて複合トランジスタの夫々の入力トランジスタとして
構成され、前記の電流増幅器の出力は、前記の入力トラ
ンジスタの反対導電型の出力トランジスタのベースを駆
動し、これ等の出力トランジスタのエミッタは入力トラ
ンジスタのコレクタと夫々接続される。この実施態様の
電流増幅器は、ダイオードとして接続された第7トラン
ジスタと、ベース−エミッタ間通路が前記の第7トラン
ジスタのベース−エミッタ間通路と並列に接続された第
8トランジスタとより成る電流ミラー回路を有する。
電流増幅を用いることによって、前置増幅器の入力トラ
ンジスタは、大きな入力ベース電流を生じることなしに
大きな電流を取り扱うことができる。この実施態様とし
ては、第7および第8トランジスタを通る電流を規定す
る電流決定抵抗が出力トランジスタのベースとエミッタ
の間に設けられる。
ンジスタは、大きな入力ベース電流を生じることなしに
大きな電流を取り扱うことができる。この実施態様とし
ては、第7および第8トランジスタを通る電流を規定す
る電流決定抵抗が出力トランジスタのベースとエミッタ
の間に設けられる。
以上の本発明の実施態様において、第1,第2,第3お
よび第4電流ソースで運ばれる電流は供給電圧に比例し
て増加し、第2電流ソース両端の電圧は供給電圧に比例
して増加するよにすることができる。この実施態様で
は、第2電流ソース両端の電圧は、供給電圧に比例して
増加し且つダイオード接続トランジスタと第3トランジ
スタの直列配置を流れる電流により第5および第6トラ
ンジスタのベースに基準電圧をつくることによって供給
電圧に比例するようにすることができ、前記のダイオー
ド接続トランジスタのベースは第5および第6トランジ
スタのベースに接続される。
よび第4電流ソースで運ばれる電流は供給電圧に比例し
て増加し、第2電流ソース両端の電圧は供給電圧に比例
して増加するよにすることができる。この実施態様で
は、第2電流ソース両端の電圧は、供給電圧に比例して
増加し且つダイオード接続トランジスタと第3トランジ
スタの直列配置を流れる電流により第5および第6トラ
ンジスタのベースに基準電圧をつくることによって供給
電圧に比例するようにすることができ、前記のダイオー
ド接続トランジスタのベースは第5および第6トランジ
スタのベースに接続される。
以下本発明を添付の図面によって実施例で説明する。
第1図は本発明の増幅装置の一実施例の回路図を示す。
この装置は、トランジスタT1とT2より成る差動増幅
器を有する前置増幅器10を有し、トランジスタT1のベ
ースはこの増幅装置の反転入力を構成し、トランジスタ
T2のベースはその非反転入力を構成する。負帰還抵抗
R1がトランジスタT1とT2のエミッタ間に接続され
ている。このトランジスタT1とT2のエミッタは夫々
電流ソースI1=IとI2=Iによって正の電力供給端
子2と接続されている。休止時には抵抗R1には電流は
流れないので、トランジスタT1とT2のベースは、電
流ソースI1とI2の飽和電圧を無視すれば、正の供給
電圧からベース−エミッタ間電圧を引いた値迄駆動する
ことができる。トランジスタT1のコレクタは負の電力
供給端子3(この場合には大地)と接続される。トラン
ジスタT2のコレクタは電流ソースI3=3.5Iによっ
て大地と接続されている。並列接続されたベース−エミ
ッタ間接合を有する2つのトランジスタT3とT4のエ
ミッタは電流ソースI3の出力に接続される。前記のト
ランジスタT3とT4の共通ベースは基準電圧VRにあ
るが、この基準電圧は、前記の電流ソースI3がターン
オフされないような小さな電圧をこの電流ソースの両端
に生じるように選ばれるのが好ましい。これによってト
ランジスタT2に対する最適な電圧振動が生じる。トラ
ンジスタT3のコレクタは電流ソースI4=Iを経て正
の電力供給端子2と接続され、前置増幅器の出力5とも
接続されている。
この装置は、トランジスタT1とT2より成る差動増幅
器を有する前置増幅器10を有し、トランジスタT1のベ
ースはこの増幅装置の反転入力を構成し、トランジスタ
T2のベースはその非反転入力を構成する。負帰還抵抗
R1がトランジスタT1とT2のエミッタ間に接続され
ている。このトランジスタT1とT2のエミッタは夫々
電流ソースI1=IとI2=Iによって正の電力供給端
子2と接続されている。休止時には抵抗R1には電流は
流れないので、トランジスタT1とT2のベースは、電
流ソースI1とI2の飽和電圧を無視すれば、正の供給
電圧からベース−エミッタ間電圧を引いた値迄駆動する
ことができる。トランジスタT1のコレクタは負の電力
供給端子3(この場合には大地)と接続される。トラン
ジスタT2のコレクタは電流ソースI3=3.5Iによっ
て大地と接続されている。並列接続されたベース−エミ
ッタ間接合を有する2つのトランジスタT3とT4のエ
ミッタは電流ソースI3の出力に接続される。前記のト
ランジスタT3とT4の共通ベースは基準電圧VRにあ
るが、この基準電圧は、前記の電流ソースI3がターン
オフされないような小さな電圧をこの電流ソースの両端
に生じるように選ばれるのが好ましい。これによってト
ランジスタT2に対する最適な電圧振動が生じる。トラ
ンジスタT3のコレクタは電流ソースI4=Iを経て正
の電力供給端子2と接続され、前置増幅器の出力5とも
接続されている。
同様に、トランジスタT4のコレクタは電流ソースI5
=Iを経て前記の正の電力供給端子2と接続され、前置
増幅器の出力6とも接続されている。トランジスタT2
のコレクタは、抵抗R2によって増幅装置の出力7と接
続されている。出力増幅器20は反対導電型の2つのトラ
ンジスタT5とT6を有し、そのコレクタ−エミッタ間
通路は正と負の電力供給端子2と3の間に直列に接続さ
れている。トランジスタT5とT6のコレクタは出力7
に接続され、この出力7には負荷を接続できる。
=Iを経て前記の正の電力供給端子2と接続され、前置
増幅器の出力6とも接続されている。トランジスタT2
のコレクタは、抵抗R2によって増幅装置の出力7と接
続されている。出力増幅器20は反対導電型の2つのトラ
ンジスタT5とT6を有し、そのコレクタ−エミッタ間
通路は正と負の電力供給端子2と3の間に直列に接続さ
れている。トランジスタT5とT6のコレクタは出力7
に接続され、この出力7には負荷を接続できる。
装置の動作を説明する上で、供給電圧は3V、電流I=10
0μA、電流ソースI3の両端の電圧は200mVであるとす
る。トランジスタT1とT2が駆動されなければ、トラ
ンジスタT2のコレクタ電流はI2=100μAとなる。
この電流とI4=100μAとI5=100μAとは電流ソー
スI3=350μAによって完全にドレインされ、この電
流ソースI3の残りの50μAは抵抗R2を経て供給され
る。増幅装置の出力7が確実に供給電圧の半分即ち1.5V
であるようにするために、抵抗R2の値はR2=(1.5-
0.2)/50.10-6=26kΩでなければならない。このように
増幅装置の出力7は、増幅器の出力と反転入力との間に
集積不可能なコンデンサを有する従来の負帰還回路を配
することなしに供給電圧の半分に保たれる。
0μA、電流ソースI3の両端の電圧は200mVであるとす
る。トランジスタT1とT2が駆動されなければ、トラ
ンジスタT2のコレクタ電流はI2=100μAとなる。
この電流とI4=100μAとI5=100μAとは電流ソー
スI3=350μAによって完全にドレインされ、この電
流ソースI3の残りの50μAは抵抗R2を経て供給され
る。増幅装置の出力7が確実に供給電圧の半分即ち1.5V
であるようにするために、抵抗R2の値はR2=(1.5-
0.2)/50.10-6=26kΩでなければならない。このように
増幅装置の出力7は、増幅器の出力と反転入力との間に
集積不可能なコンデンサを有する従来の負帰還回路を配
することなしに供給電圧の半分に保たれる。
この結果、非反転および反転入力の何れも浮動であり、
ソースによって直接に駆動することができる。この点に
関し、反転入力は負の電力供給端子3の電圧よりも低い
電圧迄駆動されることができることに注意すべきであ
る。これはトランジスタT1のトランジスタ作用が落込
む(bottomed)ことができるためで、この場合トランジス
タのエミッタ電圧は供給電圧からトランジスタT1の飽
和電圧を差引いたものである。この場合トランジスタT
1の電圧はベース−エミッタ間電圧よりも低い。非反転
入力は、電流ソースI3(200mV)の出力電圧とトランジ
スタT2の飽和電圧の和からそのベース−エミッタ間電
圧を差引いたものに等しい電圧迄駆動できる。装置の駆
動時の動作を説明するために、この実施例において非反
転入力は負の電力供給端子3に接続され、反転入力はソ
ースで駆動されるものとする。若しソース出力の直流レ
ベルがアース電位でなければ、抵抗を反転入力とアース
の間に配設し、カップリングコンデンサを使用せねばな
らない。若し駆動によって反転入力の電圧が例えば上昇
すると、トランジスタT1はより導電性となり、トラン
ジスタT2の導電性は減少する。出力7の電圧は最初は
変わらないので、電流ソースI3の必要とする付加電流
は初めは抵抗R2を経て供給されることができない。し
たがって最初はトランジスタT3とT4を流れる電流は
増加し、この結果トランジスタT5のベース電流は増加
し、トランジスタT6のベース電流は減少する。この場
合トランジスタT5はより導電性となり、出力7の電圧
が増加する。電流ソースI3に必要な付加電流はかくて
抵抗R1を経て流れることができる。逆に、若し反転入
力の電圧が増加すると、トランジスタT6はより導電性
となりまたトランジスタT5は導電性が減少し、このめ
た出力7の電圧は減少する。この場合はトランジスタT
2で供給される付加電流は抵抗R2を経て出力に流れ
る。したがって、トランジスタT5とT6は、一方のト
ランジスタの電流の増加が他方のトランジスタの電流の
減少を伴うように駆動される。増幅装置の利得は抵抗R
2とR1の比によって決まり、抵抗R1の値は可変であ
る。利得が固定されている場合には両方の抵抗を集積す
ることができ、したがって負荷を接続するのに必要なこ
とがあるコンデンサを除いては増幅装置は何等の外部素
子を有しない。
ソースによって直接に駆動することができる。この点に
関し、反転入力は負の電力供給端子3の電圧よりも低い
電圧迄駆動されることができることに注意すべきであ
る。これはトランジスタT1のトランジスタ作用が落込
む(bottomed)ことができるためで、この場合トランジス
タのエミッタ電圧は供給電圧からトランジスタT1の飽
和電圧を差引いたものである。この場合トランジスタT
1の電圧はベース−エミッタ間電圧よりも低い。非反転
入力は、電流ソースI3(200mV)の出力電圧とトランジ
スタT2の飽和電圧の和からそのベース−エミッタ間電
圧を差引いたものに等しい電圧迄駆動できる。装置の駆
動時の動作を説明するために、この実施例において非反
転入力は負の電力供給端子3に接続され、反転入力はソ
ースで駆動されるものとする。若しソース出力の直流レ
ベルがアース電位でなければ、抵抗を反転入力とアース
の間に配設し、カップリングコンデンサを使用せねばな
らない。若し駆動によって反転入力の電圧が例えば上昇
すると、トランジスタT1はより導電性となり、トラン
ジスタT2の導電性は減少する。出力7の電圧は最初は
変わらないので、電流ソースI3の必要とする付加電流
は初めは抵抗R2を経て供給されることができない。し
たがって最初はトランジスタT3とT4を流れる電流は
増加し、この結果トランジスタT5のベース電流は増加
し、トランジスタT6のベース電流は減少する。この場
合トランジスタT5はより導電性となり、出力7の電圧
が増加する。電流ソースI3に必要な付加電流はかくて
抵抗R1を経て流れることができる。逆に、若し反転入
力の電圧が増加すると、トランジスタT6はより導電性
となりまたトランジスタT5は導電性が減少し、このめ
た出力7の電圧は減少する。この場合はトランジスタT
2で供給される付加電流は抵抗R2を経て出力に流れ
る。したがって、トランジスタT5とT6は、一方のト
ランジスタの電流の増加が他方のトランジスタの電流の
減少を伴うように駆動される。増幅装置の利得は抵抗R
2とR1の比によって決まり、抵抗R1の値は可変であ
る。利得が固定されている場合には両方の抵抗を集積す
ることができ、したがって負荷を接続するのに必要なこ
とがあるコンデンサを除いては増幅装置は何等の外部素
子を有しない。
回路装置は1.6Vからの極めて低い供給電圧で作動するこ
とができる。抵抗R2の値は、出力電流が供給電圧に比
例する電流ソースを用いることによって供給電圧と無関
係にすることができる。この場合トランジスタT3とT
4のベースの基準電圧は、電流ソースI3の両端の電圧
もまた供給電圧に比例して増加するようなものでなけれ
ばならない。
とができる。抵抗R2の値は、出力電流が供給電圧に比
例する電流ソースを用いることによって供給電圧と無関
係にすることができる。この場合トランジスタT3とT
4のベースの基準電圧は、電流ソースI3の両端の電圧
もまた供給電圧に比例して増加するようなものでなけれ
ばならない。
第2図は第1図の装置の詳細図で、同一部分には同一符
号を付してある。前置増幅器10の差動増幅器のトランジ
スタは複合トランジスタである。トランジスタT1は入
力トランジスタでそのエミッタは電流増幅器の入力に接
続され、この電流増幅器は、ダイオード接続トランジス
タT10とベース−エミッタ間接合がトランジスタT10の
それと並列に配設されたトランジスタT11とより成る電
流ミラーを有する。トランジスタT11のエミッタ面積は
トランジスタT10のそれよりも大きく、したがってトラ
ンジスタT11のコレクタ電流はトランジスタT10のエミ
ッタ電流よりも大きい。トランジスタT11のコレクタは
トランジスタT12のベースを駆動し、複合トランジスタ
の出力トランジスタであるトランジスタT12のエミッタ
はトランジスタT1のコレクタに接続されている。抵抗
R4がトランジスタT12のベースとエミッタの間に接続
され、トランジスタT1,T10およびT11の電流を規定
する。トランジスタT12のコレクタはこの複合トランジ
スタのエミッタを形成し、トランジスタT12のエミッタ
はそのコレクタを形成する。電流ミラーT10,T11およ
びトランジスタT12を経ての電流増幅によって、電流ソ
ースI1からの電流はトランジスタT1,T11およびT
12の間に次のように分けられる、即ち、小さな電流がト
ランジスタT1に、少し許り大きな大きな電流がトラン
ジスタT11に、著しく大きな電流がトランジスタT12に
流れる。電流I1=100μAでトランジスタT1とT11
のエミッタ面積の比が1:5の場合には例えば夫々2μ
A,10μAおよび88μAである。トランジスタT1の小
さなエミッタ電流のために、このトランジスタのベース
電流もまた非常に小さい。この小さなベース電流の結果
トランジスタT1は増幅器の駆動時殆ど電流ソースに負
荷をかけない。トランジスタT1と同様に、トランジス
タT2はトランジスタT13,T14,T15および抵抗R5
より成る複合トランジスタで、トランジスタT2はその
入力トランジスタ、トランジスタT15はその出力トラン
ジスタを構成する。基準電圧VRは抵抗R6を有する電
流ソースによって発生され、この抵抗は、正および負の
電力供給端子2と3との間にトランジスタT16のコレク
タ−エミッタ間通路と直列に配設されている。前記のト
ランジスタT16は、トランジスタT16,T17およびT18
より成る電流ミラー回路の一部を形成する。けれども、
通常のように正の電力供給端子2に接続する代わりに、
トランジスタT18のコレクタはトランジスタT17のコレ
クタに接続される。更に、抵抗R7がトランジスタT16
のベースエミッタ間通路と並列に接続され、この抵抗
は、抵抗R6の抵抗値の半分に等しい抵抗値をもつ。こ
のようにしたために、トランジスタT17とT18の共通コ
レクタ電流は供給電圧と抵抗R6の抵抗値の商に等し
い。この電流はトランジスタT19とT20を有する電流ミ
ラーによって再生され、ダイオード接続トランジスタT
21と抵抗R8の直列回路を通過する。トランジスタT21
のベースはトランジスタT3とT4のベースに接続され
る。電流ソースI1,I2,I4およびI5はトランジ
スタをトランジスタT20と並列に接続することによって
形成することができ、電流ソースI3は同様に電流ソー
スR6,R7,T16−T18によって制御することができ
ることに留意されない。若しトランジスタT21とトラン
ジスタT3を流れる電流が等しければこれ等のトランジ
スタのベース−エミッタ間電圧も等しくこのため電流ソ
ースI3の両端の電圧は抵抗R8の両端の電圧と等しく
なる。抵抗R8を流れる電流は、供給電圧に比例して増
加するので電流ソースI3両端の電圧もまた供給電圧に
比例して増加する。このことは、抵抗R2の同じ抵抗値
に対して、出力7の電圧は供給電圧が増加すると該供給
電圧の半分に等しいままでいることを確実にする。トラ
ンジスタT5は、電流ソースおよびエミッタホロワトラ
ンジスタT24によってエミッタホロワトランジスタT23
を経て駆動される。トランジスタT24のコレクタは電流
ミラー回路の入力に接続され、この電流ミラー回路は、
エミッタが抵抗R9を経て負の電力供給端子3に接続さ
れたダイオード接続トランジスタT25と、ベースがこの
トランジスタT25のベースに接続されまたエミッタが抵
抗R10を経て負の電力供給端子3に接続されたトランジ
スタT26とより成る。このトランジスタT26のエミッタ
面積はトランジスタT25のそれよりも大きく、抵抗R10
の抵抗値は抵抗R9の抵抗値よりも小さい。この結果、
小さな電流に対する電流ミラー回路の電流利得は比較的
低く、トランジスタT26とT25のエミッタ面積の比で決
まり、大きな電流に対する電流利得は比較的高く、抵抗
R9とR10の値の比で決まるが、この比はエミッタの面
積の比よりも大きい。したがって、より大きな電流の場
合には特別なベース電流がトランジスタT5に供給さ
れ、これによって大きな電流に対するトランジスタT5
の減少する電流利得係数を補償する。トランジスタT6
はトランジスタT27で駆動されるが、このトランジスタ
T27は電流ソースI7によってエミッタホロワとして配
され、そのコレクタ電流は電流ミラーによってトランジ
スタT6のコレクタ電流と同様にして増幅される。この
電流ミラーはトランジスタT28,T29および抵抗R11,
R12より成り、前記のコレクタ電流はトランジスタT27
のエミッタ電流と一緒にトランジスタT6のベースに加
えられる。
号を付してある。前置増幅器10の差動増幅器のトランジ
スタは複合トランジスタである。トランジスタT1は入
力トランジスタでそのエミッタは電流増幅器の入力に接
続され、この電流増幅器は、ダイオード接続トランジス
タT10とベース−エミッタ間接合がトランジスタT10の
それと並列に配設されたトランジスタT11とより成る電
流ミラーを有する。トランジスタT11のエミッタ面積は
トランジスタT10のそれよりも大きく、したがってトラ
ンジスタT11のコレクタ電流はトランジスタT10のエミ
ッタ電流よりも大きい。トランジスタT11のコレクタは
トランジスタT12のベースを駆動し、複合トランジスタ
の出力トランジスタであるトランジスタT12のエミッタ
はトランジスタT1のコレクタに接続されている。抵抗
R4がトランジスタT12のベースとエミッタの間に接続
され、トランジスタT1,T10およびT11の電流を規定
する。トランジスタT12のコレクタはこの複合トランジ
スタのエミッタを形成し、トランジスタT12のエミッタ
はそのコレクタを形成する。電流ミラーT10,T11およ
びトランジスタT12を経ての電流増幅によって、電流ソ
ースI1からの電流はトランジスタT1,T11およびT
12の間に次のように分けられる、即ち、小さな電流がト
ランジスタT1に、少し許り大きな大きな電流がトラン
ジスタT11に、著しく大きな電流がトランジスタT12に
流れる。電流I1=100μAでトランジスタT1とT11
のエミッタ面積の比が1:5の場合には例えば夫々2μ
A,10μAおよび88μAである。トランジスタT1の小
さなエミッタ電流のために、このトランジスタのベース
電流もまた非常に小さい。この小さなベース電流の結果
トランジスタT1は増幅器の駆動時殆ど電流ソースに負
荷をかけない。トランジスタT1と同様に、トランジス
タT2はトランジスタT13,T14,T15および抵抗R5
より成る複合トランジスタで、トランジスタT2はその
入力トランジスタ、トランジスタT15はその出力トラン
ジスタを構成する。基準電圧VRは抵抗R6を有する電
流ソースによって発生され、この抵抗は、正および負の
電力供給端子2と3との間にトランジスタT16のコレク
タ−エミッタ間通路と直列に配設されている。前記のト
ランジスタT16は、トランジスタT16,T17およびT18
より成る電流ミラー回路の一部を形成する。けれども、
通常のように正の電力供給端子2に接続する代わりに、
トランジスタT18のコレクタはトランジスタT17のコレ
クタに接続される。更に、抵抗R7がトランジスタT16
のベースエミッタ間通路と並列に接続され、この抵抗
は、抵抗R6の抵抗値の半分に等しい抵抗値をもつ。こ
のようにしたために、トランジスタT17とT18の共通コ
レクタ電流は供給電圧と抵抗R6の抵抗値の商に等し
い。この電流はトランジスタT19とT20を有する電流ミ
ラーによって再生され、ダイオード接続トランジスタT
21と抵抗R8の直列回路を通過する。トランジスタT21
のベースはトランジスタT3とT4のベースに接続され
る。電流ソースI1,I2,I4およびI5はトランジ
スタをトランジスタT20と並列に接続することによって
形成することができ、電流ソースI3は同様に電流ソー
スR6,R7,T16−T18によって制御することができ
ることに留意されない。若しトランジスタT21とトラン
ジスタT3を流れる電流が等しければこれ等のトランジ
スタのベース−エミッタ間電圧も等しくこのため電流ソ
ースI3の両端の電圧は抵抗R8の両端の電圧と等しく
なる。抵抗R8を流れる電流は、供給電圧に比例して増
加するので電流ソースI3両端の電圧もまた供給電圧に
比例して増加する。このことは、抵抗R2の同じ抵抗値
に対して、出力7の電圧は供給電圧が増加すると該供給
電圧の半分に等しいままでいることを確実にする。トラ
ンジスタT5は、電流ソースおよびエミッタホロワトラ
ンジスタT24によってエミッタホロワトランジスタT23
を経て駆動される。トランジスタT24のコレクタは電流
ミラー回路の入力に接続され、この電流ミラー回路は、
エミッタが抵抗R9を経て負の電力供給端子3に接続さ
れたダイオード接続トランジスタT25と、ベースがこの
トランジスタT25のベースに接続されまたエミッタが抵
抗R10を経て負の電力供給端子3に接続されたトランジ
スタT26とより成る。このトランジスタT26のエミッタ
面積はトランジスタT25のそれよりも大きく、抵抗R10
の抵抗値は抵抗R9の抵抗値よりも小さい。この結果、
小さな電流に対する電流ミラー回路の電流利得は比較的
低く、トランジスタT26とT25のエミッタ面積の比で決
まり、大きな電流に対する電流利得は比較的高く、抵抗
R9とR10の値の比で決まるが、この比はエミッタの面
積の比よりも大きい。したがって、より大きな電流の場
合には特別なベース電流がトランジスタT5に供給さ
れ、これによって大きな電流に対するトランジスタT5
の減少する電流利得係数を補償する。トランジスタT6
はトランジスタT27で駆動されるが、このトランジスタ
T27は電流ソースI7によってエミッタホロワとして配
され、そのコレクタ電流は電流ミラーによってトランジ
スタT6のコレクタ電流と同様にして増幅される。この
電流ミラーはトランジスタT28,T29および抵抗R11,
R12より成り、前記のコレクタ電流はトランジスタT27
のエミッタ電流と一緒にトランジスタT6のベースに加
えられる。
前に述べたように、本発明の増幅装置の大きな利点は、
反転入力の負帰還がないために前置増幅器段の両入力が
浮動であることである。このため反転および非反転入力
の両方を信号ソースで直接駆動することができるが、こ
れは特に所謂ブリッジ増幅器において重要である。第3
図はこのようなブリッジ増幅器の回路図を示す。増幅器
20と30は第1図と第2図に示したタイプのものである。
増幅器20の反転入力は接地され、その非反転入力は入力
電圧Viのソースに接続され、一方増幅器30の非反転入力
は接地され、その反転入力は入力電圧Viのソースに接続
される。負荷RLは(この場合にはスピーカであるが)
増幅器20と30の出力に接続される。このブリッジ回路は
何等の外部素子を要しない。
反転入力の負帰還がないために前置増幅器段の両入力が
浮動であることである。このため反転および非反転入力
の両方を信号ソースで直接駆動することができるが、こ
れは特に所謂ブリッジ増幅器において重要である。第3
図はこのようなブリッジ増幅器の回路図を示す。増幅器
20と30は第1図と第2図に示したタイプのものである。
増幅器20の反転入力は接地され、その非反転入力は入力
電圧Viのソースに接続され、一方増幅器30の非反転入力
は接地され、その反転入力は入力電圧Viのソースに接続
される。負荷RLは(この場合にはスピーカであるが)
増幅器20と30の出力に接続される。このブリッジ回路は
何等の外部素子を要しない。
本発明は図示の実施例に限定されるものではない。エミ
ッタ接地配置の代わりに、出力トランジスタはコレクタ
接地配置で作動されてもよい。更に、装置の他のトラン
ジスタを公知の方法で反対導電型のトランジスタに代え
てもよい。
ッタ接地配置の代わりに、出力トランジスタはコレクタ
接地配置で作動されてもよい。更に、装置の他のトラン
ジスタを公知の方法で反対導電型のトランジスタに代え
てもよい。
第1図は本発明の増幅装置の一実施例の回路図、 第2図は別の実施例の回路図 第3図は本発明の増幅装置を有するブリッジ増幅器の回
路図を示す。 2……第1電力供給端子、3……第2電力供給装置 5……第1出力、6……第2出力 7……増幅装置の出力、I3……第2電流ソース I4……第3電流ソース、I5……第4電流ソース R1……第2抵抗、R2……第1抵抗 R8……第3抵抗 T1……第1トランジスタ T2……第2トランジスタ T3……第5トランジスタ T4……第6トランジスタ T5……第3トランジスタ T6……第4トランジスタ T10,T13……第7トランジスタ T11,T14……第8トランジスタ T12,T15……出力トランジスタ T21……ダイオード接続トランジスタ
路図を示す。 2……第1電力供給端子、3……第2電力供給装置 5……第1出力、6……第2出力 7……増幅装置の出力、I3……第2電流ソース I4……第3電流ソース、I5……第4電流ソース R1……第2抵抗、R2……第1抵抗 R8……第3抵抗 T1……第1トランジスタ T2……第2トランジスタ T3……第5トランジスタ T4……第6トランジスタ T5……第3トランジスタ T6……第4トランジスタ T10,T13……第7トランジスタ T11,T14……第8トランジスタ T12,T15……出力トランジスタ T21……ダイオード接続トランジスタ
Claims (8)
- 【請求項1】反転および非反転入力と出力とを有し、第
1および第2電力供給端子の間には 差動対として配設された第1および第2トランジスタを
有し、これ等トランジスタのエミッタは第1電流ソース
によって第1電力供給端子に接続され、第1トランジス
タのベースは増幅装置の反転入力に接続されまた第2ト
ランジスタのベースはその非反転入力に接続され、第1
および第2出力を有する前置増幅器と 反対導電型の第3および第4トランジスタを有し、これ
等第3および第4トランジスタのコレクタ−エミッタ間
通路は前記の2つの電力供給端子間に直列に配設され、
これ等第3および第4トランジスタのコレクタは増幅装
置の出力に接続され、第3トランジスタのベースは前記
の前置増幅器の第1出力にまた第4トランジスタのベー
スはその第2出力に接続された出力増幅装置において、 第1トランジスタのコレクタは第2電力供給端子に接続
され 第2トランジスタのコレクタは、第2電流ソースによっ
て第2電力供給端子に接続されまた第1抵抗によって増
幅装置の出力に接続され ベース−エミッタ間通路が互いに並列に接続された第5
および第6トランジスタのエミッタは、第2トランジス
タのコレクタと接続された第2電流ソースの端子に接続
され、前記の第5および第6トランジスタのベースは基
準電圧にあり、これ等第5および第6トランジスタのコ
レクタは夫々第3および第4電流ソースによって第1電
力供給端子に接続されると共に夫々前置増幅器の第1お
よび第2出力にも接続され、前記の第2電流ソースで運
ばれる電流は第2トランジスタを流れる零入力電流と第
3および第4電流ソースで運ばれる電流と第1抵抗を流
れる電流の和に等しく、この第1抵抗の抵抗値は、増幅
装置の出力の電圧が前記の電力供給端子間に加えられた
供給電圧の半分に等しくなるような大きさであることを
特徴とする増幅装置。 - 【請求項2】第1および第2トランジスタのエミッタは
夫々電流ソースによって第1電力供給端子に接続され、
第2抵抗が前記の第1および第2トランジスタのエミッ
タ間に配設された特許請求の範囲第1項記載の増幅装
置。 - 【請求項3】第1および第2トランジスタは、夫々エミ
ッタが夫々の電流増幅器の入力に接続されて複合トラン
ジスタの夫々の入力トランジスタとして構成され、前記
の電流増幅器の出力は、前記の入力トランジスタと反対
導電型の出力トランジスタのベースを駆動し、これ等の
出力トランジスタのエミッタは入力トランジスタのコレ
クタと夫々接続された特許請求の範囲第1項記載の増幅
装置。 - 【請求項4】電流増幅器は、ダイオードとして接続され
た第7トランジスタと、ベース−エミッタ間通路が前記
の第7トランジスタのベース−エミッタ間通路と並列に
接続された第8トランジスタより成る電流ミラー回路を
有する特許請求の範囲第3項記載の増幅装置。 - 【請求項5】第7および第8トランジスタを通る電流を
規定する電流決定抵抗が出力トランジスタのベースとエ
ミッタの間に設けられた特許請求の範囲第4項記載の増
幅装置。 - 【請求項6】第1,第2,第3および第4電流ソースで
運ばれる電流は供給電圧に比例して増加し、第2電流ソ
ース両端の電圧は供給電圧に比例して増加する特許請求
の範囲第1項から第5項の何れか1項記載の増幅装置。 - 【請求項7】第5および第6トランジスタのベースの基
準電圧は、供給電圧に比例して増加し且つダイオード接
続トランジスタと第3抵抗の直列配置を流れる電流によ
ってつくられ前記のダイオード接続トランジスタのベー
スは第5および第6トランジスタのベースに接続された
特許請求の範囲第6項記載の増幅装置。 - 【請求項8】第3および第4トランジスタはダーリント
ントランジスタである特許請求の範囲第1項から第7項
の何れか1項記載の増幅装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
NL8400633 | 1984-02-29 | ||
NL8400633A NL8400633A (nl) | 1984-02-29 | 1984-02-29 | Versterkerschakeling. |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPS60204107A JPS60204107A (ja) | 1985-10-15 |
JPH0626287B2 true JPH0626287B2 (ja) | 1994-04-06 |
Family
ID=19843562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP60035413A Expired - Lifetime JPH0626287B2 (ja) | 1984-02-29 | 1985-02-26 | 増幅装置 |
Country Status (9)
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EP (1) | EP0156410B1 (ja) |
JP (1) | JPH0626287B2 (ja) |
KR (1) | KR930007295B1 (ja) |
CA (1) | CA1224544A (ja) |
DE (1) | DE3574652D1 (ja) |
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NL (1) | NL8400633A (ja) |
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US5229721A (en) * | 1992-04-06 | 1993-07-20 | Plantronics, Inc. | Micropower amplifier/transducer driver with signal expansion |
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GB9318836D0 (en) * | 1993-09-10 | 1993-10-27 | Plessey Semiconductors Ltd | Amplifier arrangements |
GB9318883D0 (en) * | 1993-09-10 | 1993-10-27 | Taylor David | Godiver |
US5440273A (en) * | 1994-06-02 | 1995-08-08 | Analog Devices Inc. | Rail-to-rail gain stage of an amplifier |
FR2840466B1 (fr) * | 2002-05-31 | 2004-07-16 | Atmel Grenoble Sa | Amplificateur haute frequence en circuit integre |
RU2313899C1 (ru) * | 2006-03-23 | 2007-12-27 | ГОУ ВПО "Южно-Российский государственный университет экономики и сервиса" (ЮРГУЭС) | Выходной каскад усилителя мощности |
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IT1100052B (it) * | 1978-11-03 | 1985-09-28 | Sgs Ares Componenti Elettronic | Amplificatore lineare differenziale con entrate collegabili ad uno dei poli di alimentazione ed uscita single-ended |
JPS5742208A (en) * | 1980-08-28 | 1982-03-09 | Sutatsukusu Kogyo Kk | Amplifying circuit for direct coupling circuit |
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1985
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- 1985-02-25 DE DE8585200243T patent/DE3574652D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1985-02-25 EP EP85200243A patent/EP0156410B1/en not_active Expired
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-
1991
- 1991-08-01 SG SG629/91A patent/SG62991G/en unknown
- 1991-10-31 HK HK863/91A patent/HK86391A/en not_active IP Right Cessation
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