JPH06255645A - 再生ポリエチレンテレフタレート樹脂製ボトル - Google Patents
再生ポリエチレンテレフタレート樹脂製ボトルInfo
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- JPH06255645A JPH06255645A JP4084993A JP4084993A JPH06255645A JP H06255645 A JPH06255645 A JP H06255645A JP 4084993 A JP4084993 A JP 4084993A JP 4084993 A JP4084993 A JP 4084993A JP H06255645 A JPH06255645 A JP H06255645A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D1/00—Rigid or semi-rigid containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material or by deep-drawing operations performed on sheet material
- B65D1/02—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
- B65D1/0207—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by material, e.g. composition, physical features
- B65D1/0215—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by material, e.g. composition, physical features multilayered
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】再生ポリエチレンテレフタレート(PET)樹
脂を用い、優れた透明性、機械的強度を有するボトルを
提供する。 【構成】再生PET樹脂製ボトル4はフレーク材を固相
重合させ、ペレット化した再生PET樹脂1を二軸延伸
してなる。ボトル4は再生PET樹脂1を内層に配置
し、新しいPET樹脂2を外層に配置して積層し、二軸
延伸してもよい。ボトル4は再生PET樹脂と新しいP
ET樹脂とを混合して二軸延伸してもよい。
脂を用い、優れた透明性、機械的強度を有するボトルを
提供する。 【構成】再生PET樹脂製ボトル4はフレーク材を固相
重合させ、ペレット化した再生PET樹脂1を二軸延伸
してなる。ボトル4は再生PET樹脂1を内層に配置
し、新しいPET樹脂2を外層に配置して積層し、二軸
延伸してもよい。ボトル4は再生PET樹脂と新しいP
ET樹脂とを混合して二軸延伸してもよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は飲食物容器に使用される
ポリエチレンテレフタレート樹脂製ボトル等の成形品か
ら再生されたポリエチレンテレフタレート樹脂を二軸延
伸してなるボトルに関するものである。
ポリエチレンテレフタレート樹脂製ボトル等の成形品か
ら再生されたポリエチレンテレフタレート樹脂を二軸延
伸してなるボトルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレート樹脂(以
下、PET樹脂と略記することがある)を二軸延伸して
なるボトルは、他のプラスチック容器に比較して機械的
強度、透明性、ガスバリヤ性等に優れ、また、ガラス容
器に比較して機械的強度に優れるだけでなく軽量である
ので飲食物容器等に賞用されている。
下、PET樹脂と略記することがある)を二軸延伸して
なるボトルは、他のプラスチック容器に比較して機械的
強度、透明性、ガスバリヤ性等に優れ、また、ガラス容
器に比較して機械的強度に優れるだけでなく軽量である
ので飲食物容器等に賞用されている。
【0003】ところが、PET樹脂製ボトルは嵩ばる
上、容易に風化しないので飲食物容器等として使用され
たのち不当に投棄されると公害を引き起こす虞れがあ
る。回収した上で焼却することも考えられるが、PET
樹脂を焼却し熱エネルギーを回収するいわゆるサーマル
サイクルに関しては、現在適正な処理方法としてのコン
センサスが必ずしも得られていない。そこで、PET樹
脂製ボトルを回収してPET樹脂を再生し、成形品の原
料にすることが検討されている。
上、容易に風化しないので飲食物容器等として使用され
たのち不当に投棄されると公害を引き起こす虞れがあ
る。回収した上で焼却することも考えられるが、PET
樹脂を焼却し熱エネルギーを回収するいわゆるサーマル
サイクルに関しては、現在適正な処理方法としてのコン
センサスが必ずしも得られていない。そこで、PET樹
脂製ボトルを回収してPET樹脂を再生し、成形品の原
料にすることが検討されている。
【0004】従来、前記PET樹脂製ボトルから再生さ
れるPET樹脂として、例えば、回収されたPET樹脂
製ボトルをフレーク状に形成してなるフレーク材、前記
フレーク材を押出機によりペレット化してなるペレット
材、或は前記フレーク材をグラッシュミキサーで粉砕し
加水して摩擦熱で造粒したグラッシュ材などが知られて
いる。前記再生PET樹脂は、例えば、新しいPET樹
脂とともに射出成形用樹脂として使用され、図1に示す
ような内層を前記再生PET樹脂1とし、内層を挟む外
層に新しいPET樹脂2を積層した多層プリフォーム3
が製造される。この多層プリフォーム3は通常の二軸延
伸ブロー成形法により、図1に仮想線示するボトルなど
の再生成形品4に成形される。
れるPET樹脂として、例えば、回収されたPET樹脂
製ボトルをフレーク状に形成してなるフレーク材、前記
フレーク材を押出機によりペレット化してなるペレット
材、或は前記フレーク材をグラッシュミキサーで粉砕し
加水して摩擦熱で造粒したグラッシュ材などが知られて
いる。前記再生PET樹脂は、例えば、新しいPET樹
脂とともに射出成形用樹脂として使用され、図1に示す
ような内層を前記再生PET樹脂1とし、内層を挟む外
層に新しいPET樹脂2を積層した多層プリフォーム3
が製造される。この多層プリフォーム3は通常の二軸延
伸ブロー成形法により、図1に仮想線示するボトルなど
の再生成形品4に成形される。
【0005】しかしながら、図1示の多層プリフォーム
3で、回収されたPET樹脂製ボトルから単にフレーク
状に成形されただけで固相重合されていない再生PET
樹脂1を用いるときには、その使用量を増加させるに従
って、下記表1に示すように得られたボトルの極限粘度
(IV値)が低下する傾向がある。
3で、回収されたPET樹脂製ボトルから単にフレーク
状に成形されただけで固相重合されていない再生PET
樹脂1を用いるときには、その使用量を増加させるに従
って、下記表1に示すように得られたボトルの極限粘度
(IV値)が低下する傾向がある。
【0006】IV値が低下すると、表1に示すように曇
り(ヘイズ)が多くなり、破損率が上昇する。
り(ヘイズ)が多くなり、破損率が上昇する。
【0007】
【表1】
【0008】表1に示すボトルの曇りの増大は透明性の
低減を示し、前記破損率の上昇は落下強度の低減を示す
ものである。尚、前記破損率は、1.2mの高さからの
落下を3回行ったあと、1.8mの高さからの落下を1
回行ったときのボトルの破損率を示す。また、表1に示
す再生PET樹脂1の使用量とボトルの各特性との関係
をグラフ化して、図3乃至図5に示す。
低減を示し、前記破損率の上昇は落下強度の低減を示す
ものである。尚、前記破損率は、1.2mの高さからの
落下を3回行ったあと、1.8mの高さからの落下を1
回行ったときのボトルの破損率を示す。また、表1に示
す再生PET樹脂1の使用量とボトルの各特性との関係
をグラフ化して、図3乃至図5に示す。
【0009】表1から明らかなように、従来の再生PE
T樹脂を二軸延伸して得られるボトルでは、透明性、機
械的強度等のPET樹脂の特性が十分に得られないとの
不都合がある。
T樹脂を二軸延伸して得られるボトルでは、透明性、機
械的強度等のPET樹脂の特性が十分に得られないとの
不都合がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる不都
合を解消して、再生ポリエチレンテレフタレート樹脂を
用い、優れた透明性、機械的強度を有するボトルを提供
することを目的とする。
合を解消して、再生ポリエチレンテレフタレート樹脂を
用い、優れた透明性、機械的強度を有するボトルを提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の再生ポリエチレンテレフタレート樹脂製
ボトルは、フレーク材を固相重合させた再生ポリエチレ
ンテレフタレート樹脂を二軸延伸してなることを特徴と
する。
めに、本発明の再生ポリエチレンテレフタレート樹脂製
ボトルは、フレーク材を固相重合させた再生ポリエチレ
ンテレフタレート樹脂を二軸延伸してなることを特徴と
する。
【0012】前記フレーク材は、例えば飲食物容器に用
いられるPET樹脂製ボトルを使用後に回収し、フレー
ク状に形成してなるフレーク材を使用することができ
る。
いられるPET樹脂製ボトルを使用後に回収し、フレー
ク状に形成してなるフレーク材を使用することができ
る。
【0013】前記フレーク材の固相重合は、従来公知の
ポリエステル樹脂のアセトアルデヒド含有量を低減する
ため等に使用される固相重合法をそのまま用いることが
でき、例えば、前記フレーク材を130〜150℃の不
活性気体で1〜2時間加熱して結晶化したのち、結晶化
されたPET樹脂を150〜160℃の不活性気体で5
〜7時間加熱して乾燥し、さらに210〜230℃の不
活性気体で12〜17時間加熱して固相重合させて高分
子化し、次いで冷却することにより行われ、IV値の高
い再生PET樹脂が短時間且つ低コストで得られる。前
記加熱は窒素などの不活性気体を使用することにより、
高温に加熱されたPET樹脂の酸化が防止される。ま
た、前記乾燥により、結晶化したPET樹脂から水分が
除去され、固相重合のために高温に加熱された際に前記
PET樹脂の加水分解が防止される。
ポリエステル樹脂のアセトアルデヒド含有量を低減する
ため等に使用される固相重合法をそのまま用いることが
でき、例えば、前記フレーク材を130〜150℃の不
活性気体で1〜2時間加熱して結晶化したのち、結晶化
されたPET樹脂を150〜160℃の不活性気体で5
〜7時間加熱して乾燥し、さらに210〜230℃の不
活性気体で12〜17時間加熱して固相重合させて高分
子化し、次いで冷却することにより行われ、IV値の高
い再生PET樹脂が短時間且つ低コストで得られる。前
記加熱は窒素などの不活性気体を使用することにより、
高温に加熱されたPET樹脂の酸化が防止される。ま
た、前記乾燥により、結晶化したPET樹脂から水分が
除去され、固相重合のために高温に加熱された際に前記
PET樹脂の加水分解が防止される。
【0014】また、本発明の再生ポリエチレンテレフタ
レート樹脂製ボトルの構成は、前記再生ポリエチレンテ
レフタレート樹脂を内層に配置し、新しいポリエチレン
テレフタレート樹脂をこれの両外層に配置して積層し、
二軸延伸してなる。
レート樹脂製ボトルの構成は、前記再生ポリエチレンテ
レフタレート樹脂を内層に配置し、新しいポリエチレン
テレフタレート樹脂をこれの両外層に配置して積層し、
二軸延伸してなる。
【0015】また、本発明の再生ポリエチレンテレフタ
レート樹脂製ボトルは、前記フレーク材を固相重合させ
た再生ポリエチレンテレフタレート樹脂と新しいポリエ
チレンテレフタレート樹脂とを混合して二軸延伸してな
る。
レート樹脂製ボトルは、前記フレーク材を固相重合させ
た再生ポリエチレンテレフタレート樹脂と新しいポリエ
チレンテレフタレート樹脂とを混合して二軸延伸してな
る。
【0016】さらに、本発明の再生ポリエチレンテレフ
タレート樹脂製ボトルは、前記再生ポリエチレンテレフ
タレート樹脂をペレット材に成形し、該ペレット材を二
軸延伸してなる。
タレート樹脂製ボトルは、前記再生ポリエチレンテレフ
タレート樹脂をペレット材に成形し、該ペレット材を二
軸延伸してなる。
【0017】
【作用】本発明によれば、フレーク材を固相重合させて
得られるIV値の高い再生PET樹脂を二軸延伸するこ
とにより、透明性及び機械的強度に優れたボトルが得ら
れる。
得られるIV値の高い再生PET樹脂を二軸延伸するこ
とにより、透明性及び機械的強度に優れたボトルが得ら
れる。
【0018】本発明によれば、前記フレーク材を固相重
合させた再生PET樹脂を内層に配置し、新しいポリエ
チレンテレフタレート樹脂を外層に配置して積層し二軸
延伸することにより、前記再生PET樹脂が直接内容物
に接触しないので、飲食物容器に好適なボトルが得られ
る。
合させた再生PET樹脂を内層に配置し、新しいポリエ
チレンテレフタレート樹脂を外層に配置して積層し二軸
延伸することにより、前記再生PET樹脂が直接内容物
に接触しないので、飲食物容器に好適なボトルが得られ
る。
【0019】本発明によれば、フレーク材を固相重合さ
せて得られるIV値の高い再生PET樹脂を用いるの
で、前記再生PET樹脂と新しいPETとを混合して二
軸延伸することによっても、透明性及び機械的強度に優
れたボトルが得られる。
せて得られるIV値の高い再生PET樹脂を用いるの
で、前記再生PET樹脂と新しいPETとを混合して二
軸延伸することによっても、透明性及び機械的強度に優
れたボトルが得られる。
【0020】また、本発明によれば、前記フレーク材を
固相重合させた再生PET樹脂をペレット材に成形する
ことにより、流動性がよくなる。
固相重合させた再生PET樹脂をペレット材に成形する
ことにより、流動性がよくなる。
【0021】
【実施例】次に、添付の図面を参照しながら本発明の再
生PET樹脂製ボトルについてさらに詳しく説明する。
図1は本実施例の再生PET樹脂製ボトルの構成を示す
説明的断面図、図2は再生PET樹脂の製造工程を示す
概略説明図である。
生PET樹脂製ボトルについてさらに詳しく説明する。
図1は本実施例の再生PET樹脂製ボトルの構成を示す
説明的断面図、図2は再生PET樹脂の製造工程を示す
概略説明図である。
【0022】図1に示すように、本実施例の再生PET
樹脂製ボトル4は、フレーク材を固相重合し、さらにペ
レット材に成形して得られた再生PET樹脂1を内層に
配置し、新しいPET樹脂2を再生PET樹脂1を挟む
ように外層に配置して積層した多層プリフォーム3を、
二軸延伸ブローして成形される。本実施例の再生PET
樹脂製ボトル4は、新しいPET樹脂2が外層に配置さ
れており、再生PET樹脂1は内容物に接触しない構成
となっているので、フレーバー性に鋭敏な飲食物等の容
器としても使用することができる。
樹脂製ボトル4は、フレーク材を固相重合し、さらにペ
レット材に成形して得られた再生PET樹脂1を内層に
配置し、新しいPET樹脂2を再生PET樹脂1を挟む
ように外層に配置して積層した多層プリフォーム3を、
二軸延伸ブローして成形される。本実施例の再生PET
樹脂製ボトル4は、新しいPET樹脂2が外層に配置さ
れており、再生PET樹脂1は内容物に接触しない構成
となっているので、フレーバー性に鋭敏な飲食物等の容
器としても使用することができる。
【0023】本実施例の再生PET樹脂製ボトル4に使
用される、再生PET樹脂1は、次のようにして得られ
たものである。
用される、再生PET樹脂1は、次のようにして得られ
たものである。
【0024】まず、回収された醤油用PETボトルをフ
レーク状に形成し、最大長約10mmの薄片状フレーク
材を製造した。前記フレーク材の形成は、前記フレーク
材が目開き8mmのスクリーンを全通するようになるま
で行い、過度に大きいフレーク材が混入しないようにし
た。
レーク状に形成し、最大長約10mmの薄片状フレーク
材を製造した。前記フレーク材の形成は、前記フレーク
材が目開き8mmのスクリーンを全通するようになるま
で行い、過度に大きいフレーク材が混入しないようにし
た。
【0025】醤油のように一般の飲料に比較して臭いの
強い内容物を長時間充填しておくと、臭いの成分がPE
Tボトルに移行することが分っており、このようなボト
ルを前記のようにフレーク化すると、PETボトルに吸
着された臭いがフレーク材中に残ってしまい、その用途
に制約を受けることが予想される。そこで、前記フレー
ク材を熱アルカリ溶液で洗浄することにより回収された
醤油用PETボトルに付着している醤油臭を脱臭した。
前記の様にして得られたフレーク材は、0.648(d
l/g)のIV値を有していた。
強い内容物を長時間充填しておくと、臭いの成分がPE
Tボトルに移行することが分っており、このようなボト
ルを前記のようにフレーク化すると、PETボトルに吸
着された臭いがフレーク材中に残ってしまい、その用途
に制約を受けることが予想される。そこで、前記フレー
ク材を熱アルカリ溶液で洗浄することにより回収された
醤油用PETボトルに付着している醤油臭を脱臭した。
前記の様にして得られたフレーク材は、0.648(d
l/g)のIV値を有していた。
【0026】次に、前記フレーク材を図2示の再生PE
T樹脂の製造装置21に投入して固相重合を行った。
T樹脂の製造装置21に投入して固相重合を行った。
【0027】該再生PET樹脂の製造装置21では、前
記フレーク材はホッパー22から原料貯蔵槽23aに投
入され、原料貯蔵槽23bを経て予備加熱槽24から加
熱槽25、冷却槽26に連続的に供給され、製造された
再生PET樹脂は排出用ロータリーバルブ31から連続
的に排出される。
記フレーク材はホッパー22から原料貯蔵槽23aに投
入され、原料貯蔵槽23bを経て予備加熱槽24から加
熱槽25、冷却槽26に連続的に供給され、製造された
再生PET樹脂は排出用ロータリーバルブ31から連続
的に排出される。
【0028】まず、ホッパー22から原料貯蔵槽23a
に投入された前記フレーク材は、バルブ27により連続
的に原料貯蔵槽23bに供給される。このとき、原料貯
蔵槽23a,23b自体は供給されたフレーク材を加熱
する構成を備えていないが、下方に設けられた予備加熱
槽4から輻射熱を受けるので、最大長約10mmの薄片
状の前記フレーク材が加熱されて互いに融着し易くなる
傾向がある。そこで、原料貯蔵槽23a,23bには、
攪拌装置32により緩やかに回転する攪拌翼32aが設
けられており、前記フレーク材を攪拌して相互に融着し
ないようにしている。
に投入された前記フレーク材は、バルブ27により連続
的に原料貯蔵槽23bに供給される。このとき、原料貯
蔵槽23a,23b自体は供給されたフレーク材を加熱
する構成を備えていないが、下方に設けられた予備加熱
槽4から輻射熱を受けるので、最大長約10mmの薄片
状の前記フレーク材が加熱されて互いに融着し易くなる
傾向がある。そこで、原料貯蔵槽23a,23bには、
攪拌装置32により緩やかに回転する攪拌翼32aが設
けられており、前記フレーク材を攪拌して相互に融着し
ないようにしている。
【0029】次に、前記フレーク材は、原料貯蔵槽23
bと予備加熱槽24との間で相互に融着しないように、
原料貯蔵槽23bからロータリーバルブ28により強制
的に予備加熱槽24に送り込まれる。
bと予備加熱槽24との間で相互に融着しないように、
原料貯蔵槽23bからロータリーバルブ28により強制
的に予備加熱槽24に送り込まれる。
【0030】予備加熱槽24には、加熱槽25の窒素ガ
ス排出口25bから取り出され、加熱手段36bで15
0℃に再加熱された窒素ガスがコンプレッサー35bに
より流通されており、投入された前記フレーク材を加熱
するようになっている。予備加熱槽24に投入された前
記フレーク材は、予備加熱槽24を通過する間に前記窒
素ガスにより加熱され、初めの2時間で結晶化され、次
の5時間で含有する水分が30ppm以下になるように
乾燥されて、ロータリーバルブ29に送られる。
ス排出口25bから取り出され、加熱手段36bで15
0℃に再加熱された窒素ガスがコンプレッサー35bに
より流通されており、投入された前記フレーク材を加熱
するようになっている。予備加熱槽24に投入された前
記フレーク材は、予備加熱槽24を通過する間に前記窒
素ガスにより加熱され、初めの2時間で結晶化され、次
の5時間で含有する水分が30ppm以下になるように
乾燥されて、ロータリーバルブ29に送られる。
【0031】予備加熱槽24内では、前記フレーク材は
前述のように相互に融着しないように、また、吹き込ま
れる窒素ガスが前記フレーク材の間を流通できるよう
に、攪拌翼32aを備える攪拌装置32により攪拌され
ている。攪拌装置32は、予備加熱槽24からロータリ
ーバルブ29に向かう前記フレーク材の流れを妨げない
ように、極く低速で回転されている。また、前記窒素ガ
スは予備加熱槽24の底部に設けられた窒素ガス吹込み
口24aから吹き込まれることにより、予備加熱槽24
内で結晶化されたフレーク材が相互に融着してロータリ
ーバルブ29の入口を閉塞しないようにしている。尚、
前記窒素ガスは予備加熱槽24内で前記フレーク材を加
熱したのち、窒素ガス排出口24bから排出される。
前述のように相互に融着しないように、また、吹き込ま
れる窒素ガスが前記フレーク材の間を流通できるよう
に、攪拌翼32aを備える攪拌装置32により攪拌され
ている。攪拌装置32は、予備加熱槽24からロータリ
ーバルブ29に向かう前記フレーク材の流れを妨げない
ように、極く低速で回転されている。また、前記窒素ガ
スは予備加熱槽24の底部に設けられた窒素ガス吹込み
口24aから吹き込まれることにより、予備加熱槽24
内で結晶化されたフレーク材が相互に融着してロータリ
ーバルブ29の入口を閉塞しないようにしている。尚、
前記窒素ガスは予備加熱槽24内で前記フレーク材を加
熱したのち、窒素ガス排出口24bから排出される。
【0032】次に、前記結晶化されたフレーク材は、予
備加熱槽24と加熱槽25との間で相互に融着しないよ
うに、予備加熱槽24からロータリーバルブ29により
強制的に加熱槽25に送り込まれる。
備加熱槽24と加熱槽25との間で相互に融着しないよ
うに、予備加熱槽24からロータリーバルブ29により
強制的に加熱槽25に送り込まれる。
【0033】加熱槽25には、窒素ガス供給源34から
供給され加熱手段36aで220℃に加熱された窒素ガ
スがコンプレッサー35aにより流通されており、投入
された前記結晶化されたフレーク材を加熱するようにな
っている。加熱槽25に投入された前記結晶化されたフ
レーク材は、加熱槽25を10時間掛けて通過する間に
前記窒素ガスにより加熱され、固相重合し高分子化され
て、ロータリーバルブ30に送られる。
供給され加熱手段36aで220℃に加熱された窒素ガ
スがコンプレッサー35aにより流通されており、投入
された前記結晶化されたフレーク材を加熱するようにな
っている。加熱槽25に投入された前記結晶化されたフ
レーク材は、加熱槽25を10時間掛けて通過する間に
前記窒素ガスにより加熱され、固相重合し高分子化され
て、ロータリーバルブ30に送られる。
【0034】加熱槽25内では、前記結晶化されたフレ
ーク材は、予備加熱槽24内と同様に攪拌翼32aを備
える攪拌装置32により攪拌されている。攪拌装置32
は、加熱槽25からロータリーバルブ30に向かう前記
結晶化されたフレーク材の流れを妨げないように、極く
低速で回転されている。また、前記窒素ガスは加熱槽2
5の底部に設けられた窒素ガス吹込み口25aから吹き
込まれることにより、加熱槽25内で固相重合されたフ
レーク材が相互に融着してロータリーバルブ30の入口
を閉塞しないようにしている。尚、前記窒素ガスは加熱
槽25内で前記結晶化されたフレーク材を加熱したの
ち、窒素ガス排出口25bから排出され、前記のように
加熱手段36bで再加熱されたのち、予備加熱槽24の
加熱に利用される。
ーク材は、予備加熱槽24内と同様に攪拌翼32aを備
える攪拌装置32により攪拌されている。攪拌装置32
は、加熱槽25からロータリーバルブ30に向かう前記
結晶化されたフレーク材の流れを妨げないように、極く
低速で回転されている。また、前記窒素ガスは加熱槽2
5の底部に設けられた窒素ガス吹込み口25aから吹き
込まれることにより、加熱槽25内で固相重合されたフ
レーク材が相互に融着してロータリーバルブ30の入口
を閉塞しないようにしている。尚、前記窒素ガスは加熱
槽25内で前記結晶化されたフレーク材を加熱したの
ち、窒素ガス排出口25bから排出され、前記のように
加熱手段36bで再加熱されたのち、予備加熱槽24の
加熱に利用される。
【0035】次に、前記固相重合されたフレーク材は、
加熱槽25と冷却槽26との間で相互に融着しないよう
に、加熱槽25からロータリーバルブ30により強制的
に冷却槽26に送り込まれる。
加熱槽25と冷却槽26との間で相互に融着しないよう
に、加熱槽25からロータリーバルブ30により強制的
に冷却槽26に送り込まれる。
【0036】冷却槽26には、冷却手段39で40℃に
冷却されたガスがコンプレッサー38により流通されて
おり、投入された前記固相重合されたフレーク材が約6
0℃に冷却されて再生PET樹脂とされ、ロータリーバ
ルブ31に送られるようになっている。
冷却されたガスがコンプレッサー38により流通されて
おり、投入された前記固相重合されたフレーク材が約6
0℃に冷却されて再生PET樹脂とされ、ロータリーバ
ルブ31に送られるようになっている。
【0037】冷却槽26内では、前記固相重合されたフ
レーク材は、予備加熱槽24内と同様に攪拌翼32aを
備える攪拌装置32により攪拌されている。攪拌装置3
2は、冷却槽26からロータリーバルブ31に向かう前
記固相重合されたフレーク材の流れを妨げないように、
極く低速で回転されている。また、前記冷却ガスは冷却
槽26の底部に設けられた冷却ガス吹込み口26aから
吹き込まれることにより、冷却槽26内で前記温度に冷
却された再生PET樹脂が相互に融着してロータリーバ
ルブ31の入口を閉塞しないようにしている。尚、前記
冷却ガスは冷却槽26内で前記固相重合されたフレーク
材を冷却したのち、冷却ガス排出口26bから排出さ
れ、コンプレッサー38により冷却手段39に循環され
る。
レーク材は、予備加熱槽24内と同様に攪拌翼32aを
備える攪拌装置32により攪拌されている。攪拌装置3
2は、冷却槽26からロータリーバルブ31に向かう前
記固相重合されたフレーク材の流れを妨げないように、
極く低速で回転されている。また、前記冷却ガスは冷却
槽26の底部に設けられた冷却ガス吹込み口26aから
吹き込まれることにより、冷却槽26内で前記温度に冷
却された再生PET樹脂が相互に融着してロータリーバ
ルブ31の入口を閉塞しないようにしている。尚、前記
冷却ガスは冷却槽26内で前記固相重合されたフレーク
材を冷却したのち、冷却ガス排出口26bから排出さ
れ、コンプレッサー38により冷却手段39に循環され
る。
【0038】次に、前記再生PET樹脂が、相互に融着
しないように冷却槽26から排出用ロータリーバルブ3
1により強制的に排出される。
しないように冷却槽26から排出用ロータリーバルブ3
1により強制的に排出される。
【0039】前記のように固相重合して得られたフレー
ク材は、次いで、押出機によりペレット化され、ペレッ
ト材が得られる。前記フレーク材はペレット化すること
により流動性が良くなるので、多層プリフォーム3を成
形するための押出し成形機等に送給する際に、ホッパ
ー、バルブ、スクリュー等で詰まることがなくなり、成
形が容易になる。
ク材は、次いで、押出機によりペレット化され、ペレッ
ト材が得られる。前記フレーク材はペレット化すること
により流動性が良くなるので、多層プリフォーム3を成
形するための押出し成形機等に送給する際に、ホッパ
ー、バルブ、スクリュー等で詰まることがなくなり、成
形が容易になる。
【0040】本実施例では、図1示の多層プリフォーム
3において、上述のようにフレーク材を固相重合させ、
次いでペレット化して得られた再生PET樹脂1を内層
に配置し、その使用量を多層プリフォーム3全体の10
〜40%で変量して、4種の再生PET樹脂製ボトル4
を製造した。得られた再生PET樹脂製ボトル4のIV
値、曇り(ヘイズ)、破損率を表2に示す。また、比較
のために新しいPET樹脂のみからなるプリフォーム3
を同様に二軸延伸して得られたPET樹脂製ボトルのI
V値、曇り(ヘイズ)、破損率を、共に表2に示す。
3において、上述のようにフレーク材を固相重合させ、
次いでペレット化して得られた再生PET樹脂1を内層
に配置し、その使用量を多層プリフォーム3全体の10
〜40%で変量して、4種の再生PET樹脂製ボトル4
を製造した。得られた再生PET樹脂製ボトル4のIV
値、曇り(ヘイズ)、破損率を表2に示す。また、比較
のために新しいPET樹脂のみからなるプリフォーム3
を同様に二軸延伸して得られたPET樹脂製ボトルのI
V値、曇り(ヘイズ)、破損率を、共に表2に示す。
【0041】
【表2】
【0042】表2から、本実施例の再生PET樹脂製ボ
トル4は、新しいPET樹脂のみから得られたPET樹
脂製ボトルと同等の透明性及び機械的強度を有すること
が明らかである。尚、表2において、前記破損率は、
1.2mの高さからの落下を3回行ったあと、1.8m
の高さからの落下を1回行ったときのボトルの破損率を
示す。
トル4は、新しいPET樹脂のみから得られたPET樹
脂製ボトルと同等の透明性及び機械的強度を有すること
が明らかである。尚、表2において、前記破損率は、
1.2mの高さからの落下を3回行ったあと、1.8m
の高さからの落下を1回行ったときのボトルの破損率を
示す。
【0043】また、本実施例の再生PET樹脂製ボトル
4のIV値は、新しいPET樹脂のみから得られたPE
T樹脂製ボトルよりも高く、しかも再生PET樹脂1の
使用量の増加とともに高くなる傾向を示している。従っ
て、前記フレーク材を固相重合により得られた再生PE
T樹脂によれば、新しいPET樹脂と任意の割合で混合
しても、また前記再生PET樹脂を単独で使用しても、
新しいPET樹脂のみから得られたPET樹脂製ボトル
より高いIV値を有する再生PET樹脂製ボトルが得ら
れることが明らかである。
4のIV値は、新しいPET樹脂のみから得られたPE
T樹脂製ボトルよりも高く、しかも再生PET樹脂1の
使用量の増加とともに高くなる傾向を示している。従っ
て、前記フレーク材を固相重合により得られた再生PE
T樹脂によれば、新しいPET樹脂と任意の割合で混合
しても、また前記再生PET樹脂を単独で使用しても、
新しいPET樹脂のみから得られたPET樹脂製ボトル
より高いIV値を有する再生PET樹脂製ボトルが得ら
れることが明らかである。
【0044】尚、本実施例では再生PET樹脂製ボトル
4の成形性を向上するために、固相重合されたフレーク
材をさらにペレット材に成形して使用しているが、前記
フレーク材をそのまま使用してもよい。
4の成形性を向上するために、固相重合されたフレーク
材をさらにペレット材に成形して使用しているが、前記
フレーク材をそのまま使用してもよい。
【0045】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、本発明
によれば、フレーク材を固相重合させて再生PET樹脂
を二軸延伸することにより、透明性及び機械的強度に優
れた再生PET樹脂製ボトルを得ることができる。
によれば、フレーク材を固相重合させて再生PET樹脂
を二軸延伸することにより、透明性及び機械的強度に優
れた再生PET樹脂製ボトルを得ることができる。
【0046】また、本発明によれば、前記フレーク材を
固相重合させた再生PET樹脂を内層に配置し、新しい
ポリエチレンテレフタレート樹脂を外層に配置して積層
し二軸延伸することにより、前記再生PET樹脂が直接
内容物に接触しないので、フレーバー性に鋭敏な飲食物
容器に好適なボトルを得ることができる。
固相重合させた再生PET樹脂を内層に配置し、新しい
ポリエチレンテレフタレート樹脂を外層に配置して積層
し二軸延伸することにより、前記再生PET樹脂が直接
内容物に接触しないので、フレーバー性に鋭敏な飲食物
容器に好適なボトルを得ることができる。
【0047】また、本発明によれば、フレーク材を固相
重合させた再生PET樹脂を用いるので、前記再生PE
T樹脂と新しいPETとを混合して二軸延伸することに
よっても、透明性及び機械的強度に優れたボトルを得る
ことができる。
重合させた再生PET樹脂を用いるので、前記再生PE
T樹脂と新しいPETとを混合して二軸延伸することに
よっても、透明性及び機械的強度に優れたボトルを得る
ことができる。
【0048】さらに、本発明によれば、前記フレーク材
を固相重合させた再生PET樹脂をペレット材に成形す
ることにより流動性が良くなるので、ホッパー、バルブ
等の詰まりを防止することができ、プリフォームなどの
成形を容易に行うことができる。
を固相重合させた再生PET樹脂をペレット材に成形す
ることにより流動性が良くなるので、ホッパー、バルブ
等の詰まりを防止することができ、プリフォームなどの
成形を容易に行うことができる。
【図1】本発明に係わる再生ポリエチレンテレフタレー
ト樹脂ボトルの説明的断面図。
ト樹脂ボトルの説明的断面図。
【図2】再生ポリエチレンテレフタレート樹脂の固相重
合装置の一構成例を示す概略図。
合装置の一構成例を示す概略図。
【図3】従来の再生ポリエチレンテレフタレート樹脂製
ボトルにおける再生ポリエチレンテレフタレート樹脂の
使用量とボトルの極限粘度との関係を示すグラフ。
ボトルにおける再生ポリエチレンテレフタレート樹脂の
使用量とボトルの極限粘度との関係を示すグラフ。
【図4】従来の再生ポリエチレンテレフタレート樹脂製
ボトルにおける再生ポリエチレンテレフタレート樹脂の
使用量とボトルの曇りの発生量との関係を示すグラフ。
ボトルにおける再生ポリエチレンテレフタレート樹脂の
使用量とボトルの曇りの発生量との関係を示すグラフ。
【図5】従来の再生ポリエチレンテレフタレート樹脂製
ボトルにおける再生ポリエチレンテレフタレート樹脂の
使用量とボトルの破損率との関係を示すグラフ。
ボトルにおける再生ポリエチレンテレフタレート樹脂の
使用量とボトルの破損率との関係を示すグラフ。
1…再生ポリエチレンテレフタレート樹脂、 4…再生ポリエチレンテレフタレート樹脂製ボトル。
Claims (4)
- 【請求項1】フレーク材を固相重合させた再生ポリエチ
レンテレフタレート樹脂を二軸延伸してなることを特徴
とする再生ポリエチレンテレフタレート樹脂製ボトル。 - 【請求項2】前記再生ポリエチレンテレフタレート樹脂
を内層に配置し、新しいポリエチレンテレフタレート樹
脂をこれの両外層に配置して積層し、二軸延伸してなる
ことを特徴とする請求項1記載の再生ポリエチレンテレ
フタレート樹脂製ボトル。 - 【請求項3】前記再生ポリエチレンテレフタレート樹脂
と新しいポリエチレンテレフタレート樹脂とを混合して
二軸延伸してなることを特徴とする請求項1記載の再生
ポリエチレンテレフタレート樹脂製ボトル。 - 【請求項4】前記再生ポリエチレンテレフタレート樹脂
をペレット材に成形し、該ペレット材を二軸延伸してな
ることを特徴とする請求項1記載の再生ポリエチレンテ
レフタレート樹脂製ボトル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4084993A JPH06255645A (ja) | 1993-03-02 | 1993-03-02 | 再生ポリエチレンテレフタレート樹脂製ボトル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4084993A JPH06255645A (ja) | 1993-03-02 | 1993-03-02 | 再生ポリエチレンテレフタレート樹脂製ボトル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06255645A true JPH06255645A (ja) | 1994-09-13 |
Family
ID=12592030
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4084993A Pending JPH06255645A (ja) | 1993-03-02 | 1993-03-02 | 再生ポリエチレンテレフタレート樹脂製ボトル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06255645A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000119381A (ja) * | 1998-10-13 | 2000-04-25 | Illinois Tool Works Inc <Itw> | 回収されたポリエチレンテレフタレ―トから非結晶性材料を除去することによるプラスチックストラップを製造するためのポリエチレンテレフタレ―トフレ―クの改良されたインライン固相重合 |
JP2000143870A (ja) * | 1998-11-13 | 2000-05-26 | Illinois Tool Works Inc <Itw> | プラスチックストラップ製造用petフレ―クのインライン固相重合 |
JP2001328119A (ja) * | 2000-03-13 | 2001-11-27 | Coca Cola Co:The | ペットのリサイクリング方法およびリサイクリングして得られたペットを用いて成形したペット容器 |
JP2002292723A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-09 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 多層プリフォーム及びその製法 |
JP2002337217A (ja) * | 2001-05-21 | 2002-11-27 | Toppan Printing Co Ltd | Pet二層延伸ブロー成形容器 |
JP2008006626A (ja) * | 2006-06-28 | 2008-01-17 | Mitsui Chemicals Inc | 飽和ポリエステル樹脂製多層プリフォームおよびそれからなる多層ボトル |
CN101186446B (zh) | 2007-11-27 | 2010-08-11 | 西安交通大学 | 光敏特性的二氧化锗基有机-无机复合材料的制备方法 |
WO2024030058A1 (en) * | 2022-08-01 | 2024-02-08 | Perstorp Ab | Pa recyclable thermoplastic material blend comprising poly(ethylene terephthalate) |
-
1993
- 1993-03-02 JP JP4084993A patent/JPH06255645A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000119381A (ja) * | 1998-10-13 | 2000-04-25 | Illinois Tool Works Inc <Itw> | 回収されたポリエチレンテレフタレ―トから非結晶性材料を除去することによるプラスチックストラップを製造するためのポリエチレンテレフタレ―トフレ―クの改良されたインライン固相重合 |
JP2000143870A (ja) * | 1998-11-13 | 2000-05-26 | Illinois Tool Works Inc <Itw> | プラスチックストラップ製造用petフレ―クのインライン固相重合 |
JP2001328119A (ja) * | 2000-03-13 | 2001-11-27 | Coca Cola Co:The | ペットのリサイクリング方法およびリサイクリングして得られたペットを用いて成形したペット容器 |
JP2002292723A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-09 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 多層プリフォーム及びその製法 |
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JP2008006626A (ja) * | 2006-06-28 | 2008-01-17 | Mitsui Chemicals Inc | 飽和ポリエステル樹脂製多層プリフォームおよびそれからなる多層ボトル |
CN101186446B (zh) | 2007-11-27 | 2010-08-11 | 西安交通大学 | 光敏特性的二氧化锗基有机-无机复合材料的制备方法 |
WO2024030058A1 (en) * | 2022-08-01 | 2024-02-08 | Perstorp Ab | Pa recyclable thermoplastic material blend comprising poly(ethylene terephthalate) |
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