JPH062553B2 - エレベ−タ−の群管理制御装置 - Google Patents
エレベ−タ−の群管理制御装置Info
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- JPH062553B2 JPH062553B2 JP58123304A JP12330483A JPH062553B2 JP H062553 B2 JPH062553 B2 JP H062553B2 JP 58123304 A JP58123304 A JP 58123304A JP 12330483 A JP12330483 A JP 12330483A JP H062553 B2 JPH062553 B2 JP H062553B2
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- elevator
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Landscapes
- Elevator Control (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はエレベーターの群管理制御装置に係り、特に適
切な群管理制御を実現するのに好適なエレベーターの群
管理制御装置に関するものである。
切な群管理制御を実現するのに好適なエレベーターの群
管理制御装置に関するものである。
エレベーターの群管理制御において、サービスを終了し
たかごを新しいホール呼びがあるまでサービス終了階に
待機させると、かごがある特定の階床帯域に集中して、
新たなホール呼びに対して直ちにサービスできないこと
がある。このため、従来より下記のようなかごの分散待
機の方式が提案されている。
たかごを新しいホール呼びがあるまでサービス終了階に
待機させると、かごがある特定の階床帯域に集中して、
新たなホール呼びに対して直ちにサービスできないこと
がある。このため、従来より下記のようなかごの分散待
機の方式が提案されている。
(1)建屋あるいはエレベーターのサービス階床を複数の
ブロックに分け、各ブロックに1台あるいは2台のかご
を待機させる(特開昭53−73755号公報、特開昭55−569
58号公報参照)。
ブロックに分け、各ブロックに1台あるいは2台のかご
を待機させる(特開昭53−73755号公報、特開昭55−569
58号公報参照)。
(2)かご相互間の距離のうち最長の中間点にかご1台待
機させるか(特公昭57−17829号公報参照)、あるい
は、最も過疎な階床帯域へかごを移動させる(特開昭53
−45854号公報参照)。
機させるか(特公昭57−17829号公報参照)、あるい
は、最も過疎な階床帯域へかごを移動させる(特開昭53
−45854号公報参照)。
(3)サービス完了の各かご間隔またはかご停止階床間に
所定値を設け、かご間隔または停止階床間が所定値以下
となるようにかごを移動させる(特願昭57−156411号公
報参照)。
所定値を設け、かご間隔または停止階床間が所定値以下
となるようにかごを移動させる(特願昭57−156411号公
報参照)。
(4)ある特定階あるいは平均呼びの最も多い階床へかご
1台待機させ、他のエレベーターはサービス完了階に待
機させる(特開昭57−62176号公報参照)。
1台待機させ、他のエレベーターはサービス完了階に待
機させる(特開昭57−62176号公報参照)。
しかし、(1)〜(3)の方式では、かご相互間の距離を演算
するのに、単に物理的な距離のみを演算し、その後の交
通需要予測データを加味していない。また、(4)の方式
のものは、特定階あるいは予約ホール呼が多い階にかご
を待機させるもので、かご相互間の距離については考慮
していない。
するのに、単に物理的な距離のみを演算し、その後の交
通需要予測データを加味していない。また、(4)の方式
のものは、特定階あるいは予約ホール呼が多い階にかご
を待機させるもので、かご相互間の距離については考慮
していない。
また、エレベーターのサービスは、各階床の乗客に対し
て、できる限り均一に行なわれることが好ましい。しか
しながら、上記従来の分散制御方式では、物理的な距
離、特定階あるいは呼びの多さ等の条件に基づいて、待
機階を決定するものであり、各階床の乗客に対するサー
ビスの均一化までは考慮されていない。
て、できる限り均一に行なわれることが好ましい。しか
しながら、上記従来の分散制御方式では、物理的な距
離、特定階あるいは呼びの多さ等の条件に基づいて、待
機階を決定するものであり、各階床の乗客に対するサー
ビスの均一化までは考慮されていない。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、その目的とする
ところは、サービスの均一化を図るように、エレベータ
ーを分散制御できるエレベーターの群管理制御装置を提
供することにある。
ところは、サービスの均一化を図るように、エレベータ
ーを分散制御できるエレベーターの群管理制御装置を提
供することにある。
本発明の特徴は、多階床間をサービスする複数台のエレ
ベーターを備え、エレベーターを待機させるに際して、
各エレベーターを分散させて待機させる分散待機制御を
行なうものにおいて、前記エレベーター相互間の物理的
間隔、および、当該物理的間隔内の各階床でのエレベー
ターの利用情報を参照して、当該間隔に対するエレベー
ターの運転間隔としての評価値を算出する手段と、この
運転間隔評価値に応じてエレベーターを待機させる分散
待機階床を設定する手段とを備える構成とした点にあ
る。
ベーターを備え、エレベーターを待機させるに際して、
各エレベーターを分散させて待機させる分散待機制御を
行なうものにおいて、前記エレベーター相互間の物理的
間隔、および、当該物理的間隔内の各階床でのエレベー
ターの利用情報を参照して、当該間隔に対するエレベー
ターの運転間隔としての評価値を算出する手段と、この
運転間隔評価値に応じてエレベーターを待機させる分散
待機階床を設定する手段とを備える構成とした点にあ
る。
以下本発明を第1図,第2図,第7図〜第17図に示し
た実施例および第3図〜第6図を用いて詳細に説明す
る。
た実施例および第3図〜第6図を用いて詳細に説明す
る。
なお、実施例の説明は、まず、本発明を実現するハード
ウエア構成について説明し、次に、全体ソフトウエア構
成とその制御概念について説明し、最後にその制御概念
を実現をするフローチャートについて説明する。
ウエア構成について説明し、次に、全体ソフトウエア構
成とその制御概念について説明し、最後にその制御概念
を実現をするフローチャートについて説明する。
第1図は本発明の群管理制御装置のハードウエアの全体
構成図である。エレベーター群管理制御装置MAには、
エレベーターの運転制御をつかさどるマイコンM1とシ
ミュレーションをつかさどるマイコンM2とがあり、マ
イコンM1とM2とは直列通信プロセッサSDAcによ
り通信線CMcを介してデータ通信を行うようにしてあ
る。なお、直列通信プロセッサSDAcに関する詳細な
構成および動作については、特開昭56−37972号公報お
よび特開昭56−37973号公報によって公知であるので、
ここでは説明を省略する。
構成図である。エレベーター群管理制御装置MAには、
エレベーターの運転制御をつかさどるマイコンM1とシ
ミュレーションをつかさどるマイコンM2とがあり、マ
イコンM1とM2とは直列通信プロセッサSDAcによ
り通信線CMcを介してデータ通信を行うようにしてあ
る。なお、直列通信プロセッサSDAcに関する詳細な
構成および動作については、特開昭56−37972号公報お
よび特開昭56−37973号公報によって公知であるので、
ここでは説明を省略する。
マイコンM1には、ホール呼び装置HDからの呼び信号
HCが並列入出力回路PIAを介して接続してあり、ま
た、ドアの開閉や乗りかごの加減速指令等個々のエレベ
ーターを制御する号機制御用マイコンE1〜En(ここで
はエレベーターn号機あるものとする)とは、上記と同
様の直列通信プロセッサSDA1〜SDAnと通信線CM
1〜CMnを介して接続してある。
HCが並列入出力回路PIAを介して接続してあり、ま
た、ドアの開閉や乗りかごの加減速指令等個々のエレベ
ーターを制御する号機制御用マイコンE1〜En(ここで
はエレベーターn号機あるものとする)とは、上記と同
様の直列通信プロセッサSDA1〜SDAnと通信線CM
1〜CMnを介して接続してある。
一方、マイコンM2には、シミュレーションの最適運転
制御パラメータの決定に必要な情報を与える目標設定器
PDからの信号PMが並列入出力回路PIAを介して入
力させてある。
制御パラメータの決定に必要な情報を与える目標設定器
PDからの信号PMが並列入出力回路PIAを介して入
力させてある。
また、号機制御用マイコンE1〜Enには、制御に必要な
かご呼び情報、エレベーターの各種安全リミットスイッ
チやリレー、応答ランプで構成された制御入出力素子E
IO1〜EIOnが通信線SIO1〜SIOnを介して接続
してある。
かご呼び情報、エレベーターの各種安全リミットスイッ
チやリレー、応答ランプで構成された制御入出力素子E
IO1〜EIOnが通信線SIO1〜SIOnを介して接続
してある。
第2図は本発明の群管理制御装置のソフトウエアの一実
施例を示す全体構成図である。ソフトウエアは大別して
運転制御系ソフトウエアSF1とシミュレーション系ソ
フトウエアSF2とよりなる。
施例を示す全体構成図である。ソフトウエアは大別して
運転制御系ソフトウエアSF1とシミュレーション系ソ
フトウエアSF2とよりなる。
運転制御系ソフトウエアSF1には、呼び割当て処理や
本発明の対称となるエレベーターの分散(移動)待機処
理等のエレベーターの群管理制御を直接的に指令し制御
する運転制御プログラムSF14および分散評価値演算
プログラムSF15よりなり、運転制御プログラムSF14
の入力情報源としての号機制御プログラムE1′〜En′
から送信されてきたエレベーターの位置、方向、かご呼
び等のエレベーター制御データテーブルSF11、ホール呼
びテーブルSF12およびエレベーターの管理台数等の
エレベーター仕様テーブルSF13があり、また、分散評価
値演算プログラムSF15はシミュレーション系ソフトウエ
アSF2で演算して出力した最適分散パラメータ等を入
力データとしており、演算により分散階床、分散移動号
機SF16を出力する。
本発明の対称となるエレベーターの分散(移動)待機処
理等のエレベーターの群管理制御を直接的に指令し制御
する運転制御プログラムSF14および分散評価値演算
プログラムSF15よりなり、運転制御プログラムSF14
の入力情報源としての号機制御プログラムE1′〜En′
から送信されてきたエレベーターの位置、方向、かご呼
び等のエレベーター制御データテーブルSF11、ホール呼
びテーブルSF12およびエレベーターの管理台数等の
エレベーター仕様テーブルSF13があり、また、分散評価
値演算プログラムSF15はシミュレーション系ソフトウエ
アSF2で演算して出力した最適分散パラメータ等を入
力データとしており、演算により分散階床、分散移動号
機SF16を出力する。
一方、シミュレーション系ソフトウエアSF2は、下記
の処理プログラムより構成してある。
の処理プログラムより構成してある。
(A)データ収集プログラムSF20 これは、ホール呼びテーブルSF12およびエレベータ
ー制御データテーブルSF11の内容をオンラインで一
定周期毎にサンプリングし、シミュレーション用データ
を収集するプログラムで、特に行先階別交通需要を主に
収集する。
ー制御データテーブルSF11の内容をオンラインで一
定周期毎にサンプリングし、シミュレーション用データ
を収集するプログラムで、特に行先階別交通需要を主に
収集する。
(B)シミュレーション用データ演算プログラムSF22 これは、サンプリングデータテーブルSF21のデータ
収集プログラムSF20で収集されたオンラインのサン
プリングデータの内容と過去の時間帯における内容とを
加味してシミュレーション用データを演算するプログラ
ムで、その結果は、シミュレーションデータテーブルS
F23に出力する。
収集プログラムSF20で収集されたオンラインのサン
プリングデータの内容と過去の時間帯における内容とを
加味してシミュレーション用データを演算するプログラ
ムで、その結果は、シミュレーションデータテーブルS
F23に出力する。
(C)交通需要プログラムSF24 これは、行先別交通需要を作成するプログラムで、その
結果は、交通需要テーブルSF25に出力する。
結果は、交通需要テーブルSF25に出力する。
(D)交通需要区分プログラムSF26 これは、交通需要テーブルSF25の内容と時刻情報と
を入力してビル内交通量を出勤,昼食前,昼食中,昼食
後,平常,平常混雑,退勤,閉散の8つの交通需要に分
割するプログラムで、その結果は、交通需要区分テーブ
ルSF27に出力する。
を入力してビル内交通量を出勤,昼食前,昼食中,昼食
後,平常,平常混雑,退勤,閉散の8つの交通需要に分
割するプログラムで、その結果は、交通需要区分テーブ
ルSF27に出力する。
(E)シミュレーション実行プログラムSF28 これは、シミュレーションデータテーブルSF23と交
通需要区分テーブルSF27とエレベーター仕様テーブ
ルSF29の内容を入力してシミュレーションを実行
し、その結果をシミュレーションによる統計処理データ
テーブルSF30に出力する。このプログラムの詳細に
ついては後述する。
通需要区分テーブルSF27とエレベーター仕様テーブ
ルSF29の内容を入力してシミュレーションを実行
し、その結果をシミュレーションによる統計処理データ
テーブルSF30に出力する。このプログラムの詳細に
ついては後述する。
(F)シミュレーションによる各種性能曲線演算プログラ
ムSF31 これは、シミュレーションによる統計処理データテーブ
ルSF30の内容を入力して所定の複数パラメータ毎に
シミュレーションを実施して各種性能曲線を演算し、そ
の結果を性能曲線データテーブルSF32に出力する。
性能曲線テーブルとしては平均待時間曲線テーブル、消
費電力曲線テーブル等がある。このプログラムの詳細に
ついては後述する。
ムSF31 これは、シミュレーションによる統計処理データテーブ
ルSF30の内容を入力して所定の複数パラメータ毎に
シミュレーションを実施して各種性能曲線を演算し、そ
の結果を性能曲線データテーブルSF32に出力する。
性能曲線テーブルとしては平均待時間曲線テーブル、消
費電力曲線テーブル等がある。このプログラムの詳細に
ついては後述する。
(G)最適分散パラメータ演算プログラムSF33 これは、性能曲線データテーブルSF32と外部に設け
た目標設定器PD(第1図参照)によって設定された目
標値の目標値テーブルSF34の内容を入力して省電力
に応じた最適分散パラメータを演算し、最適分散パラメ
ーアSF35を出力する。
た目標設定器PD(第1図参照)によって設定された目
標値の目標値テーブルSF34の内容を入力して省電力
に応じた最適分散パラメータを演算し、最適分散パラメ
ーアSF35を出力する。
(H)統計処理演算プログラムSF36 これは、シミュレーションによる統計処理データテーブ
ルSF30と現在のかご位置テーブルSF17の内容を
入力して各階床への到着予測待時間の最小値Min T
S,Min TS′等の演算を行い、統計テーブルSF
37に出力する。
ルSF30と現在のかご位置テーブルSF17の内容を
入力して各階床への到着予測待時間の最小値Min T
S,Min TS′等の演算を行い、統計テーブルSF
37に出力する。
以上、本発明におけるソフトウエア全体構成の一実施例
について説明した。
について説明した。
次に、本発明になる分散制御の概念について説明する。
階床iの分散評価値φiは、学習した階床iからのエレ
ベーターへの乗込み人数を考慮して次式で表わされる。
階床iの分散評価値φiは、学習した階床iからのエレ
ベーターへの乗込み人数を考慮して次式で表わされる。
ここに、Ci(m);学習したある交通需要時mにおける階
床iからの エレベー
ターへの乗込み人数 TSki;k号機の階床iへの到着予測時
間 L;群管理エレベーター
台数 上記(1)式に示すように、分散評価値φ1は、ある階
床iにサービスが予定されるエレベーター号機の到着予
測時間と、その階床における乗り込み予測人数との積で
あり、その階床iの予測延べ待ち時間を示す。この分散
評価値φiが大きいほど、その階床iにおける、サービ
スの要求度(または不満度)が大きいと判断できる。従
って、エレベーターが分散配置されている場合に、この
分散評価値φiによって、その分散位置に対する、号機
間の各階床での評価を表わすことができる。
床iからの エレベー
ターへの乗込み人数 TSki;k号機の階床iへの到着予測時
間 L;群管理エレベーター
台数 上記(1)式に示すように、分散評価値φ1は、ある階
床iにサービスが予定されるエレベーター号機の到着予
測時間と、その階床における乗り込み予測人数との積で
あり、その階床iの予測延べ待ち時間を示す。この分散
評価値φiが大きいほど、その階床iにおける、サービ
スの要求度(または不満度)が大きいと判断できる。従
って、エレベーターが分散配置されている場合に、この
分散評価値φiによって、その分散位置に対する、号機
間の各階床での評価を表わすことができる。
次に、分散要求帯域評価値FAについて説明する。
分散要求帯域評価値FAは、分散配置されたエレベータ
ーの号機間(帯域)に存在する各階床についての分散評
価値φiの和である。この分散要求帯域評価値FAが大
きいほど、その帯域でのサービスの要求度が大きいとい
える。従って、各帯域におけるFAの値のばらつきが、
帯域間のサービスのばらつきを示すものと考えることが
できる。すなわち、分散要求帯域評価値FAは、エレベ
ーターの各号機の現在の配置状態における、各帯域での
サービスの均一性を評価する指標となる。
ーの号機間(帯域)に存在する各階床についての分散評
価値φiの和である。この分散要求帯域評価値FAが大
きいほど、その帯域でのサービスの要求度が大きいとい
える。従って、各帯域におけるFAの値のばらつきが、
帯域間のサービスのばらつきを示すものと考えることが
できる。すなわち、分散要求帯域評価値FAは、エレベ
ーターの各号機の現在の配置状態における、各帯域での
サービスの均一性を評価する指標となる。
いま、k号機のいる階床をa、k号機の直前(走行方向
の前方直近)のエレベーターの号機を(k+1)とし
て、この(k+1)号機のいる階床をbとする。この場
合、分散要求帯域評価値FAは、次式で表わされる。な
お、k、(k+1)等は、エレベーターの建物内での設
備上の配列番号ではなく、進行方向での順序を示すもの
とする。
の前方直近)のエレベーターの号機を(k+1)とし
て、この(k+1)号機のいる階床をbとする。この場
合、分散要求帯域評価値FAは、次式で表わされる。な
お、k、(k+1)等は、エレベーターの建物内での設
備上の配列番号ではなく、進行方向での順序を示すもの
とする。
次に、分散可能なエレベーターの評価値FBについて、
説明する。
説明する。
先ず、k号機が分散のために他帯域に移動可能であると
して、当該k号機を、それが存在する帯域から他の帯域
に移動させることを考える。k号機を他の帯域に移動さ
せると、それまで当該k号機を挾む位置関係に存在して
いた(k−1)号機と(k+1)号機との間の領域が新
たな帯域となる。この新たな帯域について、上記FAと
同様に評価値を求める。この評価値は、分散移動可能な
エレベーターを分散させた場合の評価を示す。このFB
は、次式で表わされる。
して、当該k号機を、それが存在する帯域から他の帯域
に移動させることを考える。k号機を他の帯域に移動さ
せると、それまで当該k号機を挾む位置関係に存在して
いた(k−1)号機と(k+1)号機との間の領域が新
たな帯域となる。この新たな帯域について、上記FAと
同様に評価値を求める。この評価値は、分散移動可能な
エレベーターを分散させた場合の評価を示す。このFB
は、次式で表わされる。
ここに、L′;k号機を除く群管理エレベーター 分散パラメータとしては、分散移動台数,分散移動距
離,分散移動通過階床等が考えられるが、本発明では、
最上階,最下階を考慮し、各階床からのエレベーターへ
の乗込み人数を重み係数とした各かご間の距離の平均値
FAVRの重み係数をβとする。そして、FAVRは とし、また、分散制御の有無を判定するための分散所定
値FLは、 FL=β・FAVR…………(5) とする。
離,分散移動通過階床等が考えられるが、本発明では、
最上階,最下階を考慮し、各階床からのエレベーターへ
の乗込み人数を重み係数とした各かご間の距離の平均値
FAVRの重み係数をβとする。そして、FAVRは とし、また、分散制御の有無を判定するための分散所定
値FLは、 FL=β・FAVR…………(5) とする。
第3図は、分散パラメータβ(各かご間の距離の平均値
の重み係数)と平均待時間および消費電力との関係を示
す線図で、破線aは平均待時間、実線bは消費電力を示
す。分散パラメータβが小であれば、分散移動が活発に
なり、消費電力値が大きくなる反面、平均待時間が小さ
くなり、また、分散パラメータβを大きくすると、分散
移動が少なく、消費電力は小さくなり、平均待時間が大
きくなることが第3図よりわかる。
の重み係数)と平均待時間および消費電力との関係を示
す線図で、破線aは平均待時間、実線bは消費電力を示
す。分散パラメータβが小であれば、分散移動が活発に
なり、消費電力値が大きくなる反面、平均待時間が小さ
くなり、また、分散パラメータβを大きくすると、分散
移動が少なく、消費電力は小さくなり、平均待時間が大
きくなることが第3図よりわかる。
次に、本発明に係る分散制御の具体例について説明す
る。ただし、ビルの階床数は13、エレベーター台数は
4台とする。また、説明の都合上、各階床の距離は一定
で、各階床間の走行時間は2秒一定とする。
る。ただし、ビルの階床数は13、エレベーター台数は
4台とする。また、説明の都合上、各階床の距離は一定
で、各階床間の走行時間は2秒一定とする。
第4図は、学習したある交通需要時の各階床からのエレ
ベーターへの乗込み人数を示し、第5図は、このとき1
号機,2号機が1階に、3号機が4階に、4号機が5階
に乗り捨てになっている状態を示す。この場合の分散帯
域評価値FA(k)を求めると、 FA(0)=30(人)×0(秒)=0(人・秒) ここに、FA(0)とは最下階から1号機間の評価値であ
る。
ベーターへの乗込み人数を示し、第5図は、このとき1
号機,2号機が1階に、3号機が4階に、4号機が5階
に乗り捨てになっている状態を示す。この場合の分散帯
域評価値FA(k)を求めると、 FA(0)=30(人)×0(秒)=0(人・秒) ここに、FA(0)とは最下階から1号機間の評価値であ
る。
FA(1)=30×0=0(人・秒) FA(2)=9×2+13×2=44(人・秒) FA(3)=7×0+9×0=0(人・秒) FA(4)=9×0+7×2+10×4+21×6+22
×8+15×10+1 9×12+18×14+20
×16=1306(人・秒) ここに、FA(4)は4号機について最上階(13階)までの
評価値である。
×8+15×10+1 9×12+18×14+20
×16=1306(人・秒) ここに、FA(4)は4号機について最上階(13階)までの
評価値である。
各かご間の平均値FAVRを求めると、 FAVR=1/5(0+0+44+0+1306)=27
0(人・秒) となる。
0(人・秒) となる。
次に、分散可能エレベーターの評価値FB(k)(この場
合kは1〜4)を求める。FB(1)とは最下階より1号
機を除いた2号機までの評価値である。すなわち、FB
(1)は、1号機をそれが存在する帯域から他の帯域に移
動させたとき、最下床から2号機の間に新たにできる帯
域についての、各階床の分散評価値の和を示す。
合kは1〜4)を求める。FB(1)とは最下階より1号
機を除いた2号機までの評価値である。すなわち、FB
(1)は、1号機をそれが存在する帯域から他の帯域に移
動させたとき、最下床から2号機の間に新たにできる帯
域についての、各階床の分散評価値の和を示す。
FB(1)=30×0=0(人・秒) FB(2)=30×0+9×2+13×2+7×0=44
(人・秒) FB(3)=30×0+9×2+13×4+7×2+9×
0=74(人・秒) FB(4)=7×0+9×2+7×4+10×6+21×
8+22×10+15 ×12+19×14+18×
16+20×18=1588(人・ 秒) いま、分散パラメータβを3とすると、(5)式の分散所
定値FLは、 FL=3×270=810(人・秒) となり、このFLより大きいFA(4)(=1306人・
秒)のほぼ中央に1台移動すればよいことがわかる。い
ま、10階にエレベーターを分散移動したと仮定して
(選択するエレベーター号機は後述)再度評価値を演算
すると、 FA(4)=9×0+7×2+10×4+21×4+22
×2+15×0=18 2(人・秒) いま、10階にいるエレベーターをk′とすると、 FA(k′)=15×0+19×2+18×4+20×6
=228(人・秒) となり、いずれも所定値810人・秒以下となる。
(人・秒) FB(3)=30×0+9×2+13×4+7×2+9×
0=74(人・秒) FB(4)=7×0+9×2+7×4+10×6+21×
8+22×10+15 ×12+19×14+18×
16+20×18=1588(人・ 秒) いま、分散パラメータβを3とすると、(5)式の分散所
定値FLは、 FL=3×270=810(人・秒) となり、このFLより大きいFA(4)(=1306人・
秒)のほぼ中央に1台移動すればよいことがわかる。い
ま、10階にエレベーターを分散移動したと仮定して
(選択するエレベーター号機は後述)再度評価値を演算
すると、 FA(4)=9×0+7×2+10×4+21×4+22
×2+15×0=18 2(人・秒) いま、10階にいるエレベーターをk′とすると、 FA(k′)=15×0+19×2+18×4+20×6
=228(人・秒) となり、いずれも所定値810人・秒以下となる。
10階に分散移動するエレベーターは、評価値FB(1)
〜FB(4)までのうち最も評価値が小さいエレベータ
ー、すなわち、1号機を指定すればよい。
〜FB(4)までのうち最も評価値が小さいエレベータ
ー、すなわち、1号機を指定すればよい。
以上、説明の都合上、評価値FB(k)の最小のものを選
択することを説明したが、もちろん、所定値810人・
秒より小さい分散可能エレベーターの評価値をもつ2号
機,3号機も移動対象となり得る。したがって、所定値
FLより小さい評価値FB(k)の中からMin−Max処
理してエレベーターを選択し、分散移動するようにする
制御も可能である。第6図(a),(b)はそれぞれ分散制御
例の状態を示す。
択することを説明したが、もちろん、所定値810人・
秒より小さい分散可能エレベーターの評価値をもつ2号
機,3号機も移動対象となり得る。したがって、所定値
FLより小さい評価値FB(k)の中からMin−Max処
理してエレベーターを選択し、分散移動するようにする
制御も可能である。第6図(a),(b)はそれぞれ分散制御
例の状態を示す。
次に、分散パラメータβが1の場合、(5)式の分散所定
値FLは、 FL=1×270=270(人・秒) となる。この場合、4号機のいる5階と最上階の13階
に2または3台移動要求があるものとする。いま、2台
の場合について、9階と12階とにエレベーターが分散
移動したものとして分散要求帯域評価値FA(k)を演算
すると、 FA(4′)=96(人・秒) FA(k′)=68(人・秒)(k′は9階にいるエレベータ
ー) FA(k″)=40(人・秒)(k″は12階によるエレベー
ター) この場合、分散可能エレベーターの評価値の最も小さい
1号機をまず9階に分散移動させ、次に、他の3台の分
散可能エレベーター評価値を再演算する。その結果、 FB(2)=242(人・秒) FB(3)=84(人・秒) FB(4)=128(人・秒)(9階に1台いるものとする) となり、評価値が最も小さい3号機が12階へ分散移動
する。
値FLは、 FL=1×270=270(人・秒) となる。この場合、4号機のいる5階と最上階の13階
に2または3台移動要求があるものとする。いま、2台
の場合について、9階と12階とにエレベーターが分散
移動したものとして分散要求帯域評価値FA(k)を演算
すると、 FA(4′)=96(人・秒) FA(k′)=68(人・秒)(k′は9階にいるエレベータ
ー) FA(k″)=40(人・秒)(k″は12階によるエレベー
ター) この場合、分散可能エレベーターの評価値の最も小さい
1号機をまず9階に分散移動させ、次に、他の3台の分
散可能エレベーター評価値を再演算する。その結果、 FB(2)=242(人・秒) FB(3)=84(人・秒) FB(4)=128(人・秒)(9階に1台いるものとする) となり、評価値が最も小さい3号機が12階へ分散移動
する。
このように、分散要求帯域評価値FA(k)と分散可能な
エレベーター評価値FB(k)とを求め、分散パラメータ
βにより適宜分散制御するようにすると、最適な分散制
御が可能となる。
エレベーター評価値FB(k)とを求め、分散パラメータ
βにより適宜分散制御するようにすると、最適な分散制
御が可能となる。
第7図は第2図の運転制御系ソフトウエアSF1のテー
ブル構成図で、エレベーター制御データテーブルSF1
1、ホール呼びテーブルSF12、エレベーター仕様テ
ーブルSF13、現在のかご位置テーブルSF17など
のブロックより構成してある。各ブロック内のテーブル
については、あとで述べる運転制御プログラムSF14
を説明するときにその都度述べる。
ブル構成図で、エレベーター制御データテーブルSF1
1、ホール呼びテーブルSF12、エレベーター仕様テ
ーブルSF13、現在のかご位置テーブルSF17など
のブロックより構成してある。各ブロック内のテーブル
については、あとで述べる運転制御プログラムSF14
を説明するときにその都度述べる。
第8図は第2図のシミュレーション系ソフトウエアSF
2のテーブル構成図で、最適分散パラメータSF35、
各種性能曲線データテーブルSF32、目標値テーブル
SF34、サンプリングデータテーブルSF21、シミ
ュレーション用データテーブルSF23、エレベーター
仕様テーブルSF29(第7図のエレベーター仕様テー
ブルSF13と同様なので図示せず)、交通需要区分テ
ーブルSF27、交通重要テーブルSF25、統計テー
ブルSF37、シミュレーションによる統計処理データ
テーブルSF30により構成してある。
2のテーブル構成図で、最適分散パラメータSF35、
各種性能曲線データテーブルSF32、目標値テーブル
SF34、サンプリングデータテーブルSF21、シミ
ュレーション用データテーブルSF23、エレベーター
仕様テーブルSF29(第7図のエレベーター仕様テー
ブルSF13と同様なので図示せず)、交通需要区分テ
ーブルSF27、交通重要テーブルSF25、統計テー
ブルSF37、シミュレーションによる統計処理データ
テーブルSF30により構成してある。
プログラムは、運転系プログラム(特開昭56−158739号
公報参照)とシミュレーション系プログラムとよりな
り、これらのプログラムは、複数のタスクに分割し、効
率よい制御を行うシステムプログラム、すなわち、オペ
レーティングシステムによって管理するようにしてあ
る。したがって、プログラムの起動は、システムタイマ
ーによる起動や他のプログラムによる起動が自由にでき
る。
公報参照)とシミュレーション系プログラムとよりな
り、これらのプログラムは、複数のタスクに分割し、効
率よい制御を行うシステムプログラム、すなわち、オペ
レーティングシステムによって管理するようにしてあ
る。したがって、プログラムの起動は、システムタイマ
ーによる起動や他のプログラムによる起動が自由にでき
る。
次に、シミュレーション系ソフトウエアSF2の各プロ
グラムについて説明する。まず、データ収集プログラム
SF20は、一定周期(例えば、1秒)毎に起動され、
かつ、一定時間(例えば10分間)データを収集する
と、第8図のサンプリングデータテーブルSF21に格
納する。なお、収集したデータは、サンプリングタイム
終了となったとき前述の演算を行い、サンプリングデー
タテーブルSF21のオンライン計測データテーブルお
よび過去の時間帯別データテーブルにそれぞれ格納す
る。そして、第8図に示すように、オンライン計測デー
タテーブルにはQnew、tr new,ts newのように各項
目名にnewの添字を付加し、また、過去の時間帯別デ
ータテーブルには、Qold,tr old,ts oldのように
各項目名にoldの添字を付して表記してある。
グラムについて説明する。まず、データ収集プログラム
SF20は、一定周期(例えば、1秒)毎に起動され、
かつ、一定時間(例えば10分間)データを収集する
と、第8図のサンプリングデータテーブルSF21に格
納する。なお、収集したデータは、サンプリングタイム
終了となったとき前述の演算を行い、サンプリングデー
タテーブルSF21のオンライン計測データテーブルお
よび過去の時間帯別データテーブルにそれぞれ格納す
る。そして、第8図に示すように、オンライン計測デー
タテーブルにはQnew、tr new,ts newのように各項
目名にnewの添字を付加し、また、過去の時間帯別デ
ータテーブルには、Qold,tr old,ts oldのように
各項目名にoldの添字を付して表記してある。
シミュレーション用データ演算プログラムSF22は、
周期起動され、シミュレーション用データは、オンライ
ン計測したデータと過去のデータとを適当な結合変数γ
を加味して予測演算する。例えば、行先交通量は、次式
を用いて演算する。
周期起動され、シミュレーション用データは、オンライ
ン計測したデータと過去のデータとを適当な結合変数γ
を加味して予測演算する。例えば、行先交通量は、次式
を用いて演算する。
Qpre=γQnew+(1−γ)Qold……(7) したがって、結合係数γが大きいほどオンライン計測の
行先交通量のデータの重みが大きくなる。
行先交通量のデータの重みが大きくなる。
なお、予測データにはpreの添字を付加するようにし
てある。
てある。
上記と同様にして、1階床走行時間および1回標準停止
時間の予測データtr pre,ts preも演算し、このt
r pre,ts preのデータは、第8図のシミュレーション
データテーブルSF23の各テーブルに格納するほか、
最適分散パラメータSF35のTr,Tsのテーブルにも
セットする。そして、このプログラムで演算された予測
データをもとにシミュレーション実行プログラムSF2
8を起動させる。
時間の予測データtr pre,ts preも演算し、このt
r pre,ts preのデータは、第8図のシミュレーション
データテーブルSF23の各テーブルに格納するほか、
最適分散パラメータSF35のTr,Tsのテーブルにも
セットする。そして、このプログラムで演算された予測
データをもとにシミュレーション実行プログラムSF2
8を起動させる。
なお、上記予測データをもとに交通需要プログラムSF
24を実行し、また、上記予測データと時刻情報より行
先交通量の予測データを交通需要区分プログラムSF2
6で出勤,昼食前,昼食中,昼食後,平常,平常混雑,
退勤,閉散の8つの交通需要に分割する。
24を実行し、また、上記予測データと時刻情報より行
先交通量の予測データを交通需要区分プログラムSF2
6で出勤,昼食前,昼食中,昼食後,平常,平常混雑,
退勤,閉散の8つの交通需要に分割する。
第9図はシミュレーション実行プログラムSF28の一
実施例を示すフローチャートである。シミュレーション
のパラメータとして分散パラメータがあり、それぞれの
パラメータケースについてシミュレーションを実行す
る。まず、行先交通量等のシミュレーション用データを
セットする(ステップSC10)。次に、ステップSC
20で分散パラメータαをセットし、シミュレーション
を実行する(ステップSC30)。なお、分散パラメー
タαは、例えば0,1,2,3,4,5である。そし
て、各ケース毎にシミュレーションされた結果は、パラ
メータ毎に記憶する(ステップSC50)。シミュレー
ション結果としては、第1に平均待時間、第2に消費電
力値、第3に平均待時間と消費電力値とから得られる値
などがある。上記全ケースについてシミュレーションを
終了すると(ステップSC40)、分散パラメータとサ
ービス性能とを演算する(ステップSC60)。
実施例を示すフローチャートである。シミュレーション
のパラメータとして分散パラメータがあり、それぞれの
パラメータケースについてシミュレーションを実行す
る。まず、行先交通量等のシミュレーション用データを
セットする(ステップSC10)。次に、ステップSC
20で分散パラメータαをセットし、シミュレーション
を実行する(ステップSC30)。なお、分散パラメー
タαは、例えば0,1,2,3,4,5である。そし
て、各ケース毎にシミュレーションされた結果は、パラ
メータ毎に記憶する(ステップSC50)。シミュレー
ション結果としては、第1に平均待時間、第2に消費電
力値、第3に平均待時間と消費電力値とから得られる値
などがある。上記全ケースについてシミュレーションを
終了すると(ステップSC40)、分散パラメータとサ
ービス性能とを演算する(ステップSC60)。
第10図は第9図のステップSC30のシミュレーショ
ン実行の一実施例を示すフローチャートである。まず、
分散パラメータαの入力処理を行う(ステップA1
0)。次に、シミュレーション変数の初期設定を行う
(ステップA20)。例えば、後述する乗客発生処理の
乱数の初期設定やホール呼びテーブルSF12の初期設
定などである。ステップA30では、統計処理変数の初
期設定を行う。ここでは、統計テーブルSF37の初期
設定等を行う。ステップA40では、シミュレーション
開始時間を零に設定し、ステップA90では、時間に所
定値(ここでは1とした。)を加算し、この時間が所定
時間を越えたか否かをステップA100で判定する。そ
して上記時間が所定時間を越えるまで、ステップA50
からステップA90までの処理を行う。ステップA50
では、乗客の発生処理を行い、ステップA60では、ホ
ール呼びの発生があるときにホール呼びの割当てを行う
群管理処理を行う。また、ステップA70では、エレベ
ーターの走行や停止およびドア開閉等の号機処理を行
い、ステップA80では、統計データの収集を行う統計
データ収集処理を行う。
ン実行の一実施例を示すフローチャートである。まず、
分散パラメータαの入力処理を行う(ステップA1
0)。次に、シミュレーション変数の初期設定を行う
(ステップA20)。例えば、後述する乗客発生処理の
乱数の初期設定やホール呼びテーブルSF12の初期設
定などである。ステップA30では、統計処理変数の初
期設定を行う。ここでは、統計テーブルSF37の初期
設定等を行う。ステップA40では、シミュレーション
開始時間を零に設定し、ステップA90では、時間に所
定値(ここでは1とした。)を加算し、この時間が所定
時間を越えたか否かをステップA100で判定する。そ
して上記時間が所定時間を越えるまで、ステップA50
からステップA90までの処理を行う。ステップA50
では、乗客の発生処理を行い、ステップA60では、ホ
ール呼びの発生があるときにホール呼びの割当てを行う
群管理処理を行う。また、ステップA70では、エレベ
ーターの走行や停止およびドア開閉等の号機処理を行
い、ステップA80では、統計データの収集を行う統計
データ収集処理を行う。
ここで、ステップA50からステップA70までの処理
についてさらに詳細に説明する。ステップA50の乗客
発生処理は、シミュレーション用データ演算プログラム
SF22で得られた行先交通量の予測データにもとずい
て、一様乱数により乗客発生階i1および乗客行先階i2
を決定する。さらに、上記一様乱数によりi1階からi2
階への乗客発生人数を決定し、ホール呼びをi1階に発
生させる。次に、ステップA60の群管理処理は、上記
ホール呼びの発生があれば、呼び割当てを行う。ステッ
プA70の号機処理は、エレベーターの走行状態,停止
状態,ドア開閉,かご呼び発生等の処理を行う。
についてさらに詳細に説明する。ステップA50の乗客
発生処理は、シミュレーション用データ演算プログラム
SF22で得られた行先交通量の予測データにもとずい
て、一様乱数により乗客発生階i1および乗客行先階i2
を決定する。さらに、上記一様乱数によりi1階からi2
階への乗客発生人数を決定し、ホール呼びをi1階に発
生させる。次に、ステップA60の群管理処理は、上記
ホール呼びの発生があれば、呼び割当てを行う。ステッ
プA70の号機処理は、エレベーターの走行状態,停止
状態,ドア開閉,かご呼び発生等の処理を行う。
次に、ステップA80の統計データ収集処理についで第
11図に示したフローチャートにより説明する。ステッ
プA80−1からA80−4までは、エレベーターの方
向j、分散パラメータα、交通需要区分M、階床iのル
ープ回数であり、ステップA80−6からA80−9ま
では、上記それぞれのj,α,M,iのループ終了判定
を行う。ステップA80−5では、統計データ(エレベ
ーター停止回数,ホール呼び数,かご呼び数,乗込み人
数,降り人数等)を上記j,α,M,i別に収集する。
11図に示したフローチャートにより説明する。ステッ
プA80−1からA80−4までは、エレベーターの方
向j、分散パラメータα、交通需要区分M、階床iのル
ープ回数であり、ステップA80−6からA80−9ま
では、上記それぞれのj,α,M,iのループ終了判定
を行う。ステップA80−5では、統計データ(エレベ
ーター停止回数,ホール呼び数,かご呼び数,乗込み人
数,降り人数等)を上記j,α,M,i別に収集する。
次に、運転制御系ソフトウエアSF1の各プログラムに
ついて説明する。
ついて説明する。
第12図は分散要求帯域評価値および分散可能エレベー
ターの評価値を演算する分散評価値演算プログラムSF
15の一実施例を示すフローチャートである。ステップ
B10はイニシャル処理であり、最適分散パラメータS
F35からの最適分散パラメータβ、現在のかご位置テ
ーブルSF17からの現在のかご位置等を入力する。ス
テップB20では、各かご間の分散要求帯液評価値FA
(k)を演算子、ステップB30では、分散所定値FLを演
算子、ステップB40では、分散可能エレベーター評価
値FB(k)を演算し、ステップB50では、分散階床お
よび分散移動エレベーターを演算して決定する。
ターの評価値を演算する分散評価値演算プログラムSF
15の一実施例を示すフローチャートである。ステップ
B10はイニシャル処理であり、最適分散パラメータS
F35からの最適分散パラメータβ、現在のかご位置テ
ーブルSF17からの現在のかご位置等を入力する。ス
テップB20では、各かご間の分散要求帯液評価値FA
(k)を演算子、ステップB30では、分散所定値FLを演
算子、ステップB40では、分散可能エレベーター評価
値FB(k)を演算し、ステップB50では、分散階床お
よび分散移動エレベーターを演算して決定する。
第13図は第12図のステップB20における処理の詳
細を示すフローチャートである。ステップB20−1で
学習した各階床iからエレベーターへの乗込み人数C
1(m)を入力し、ステップB20−2で各階床iへの予測
到着時間の最小値MinTS(i)を入力する。ステップ
B20−3では、評価値FA(k)の総和SFAを0とす
る。ステップB20−4からB20−15までは、繰り
返し処理であり、各号機毎〔FA(0)は最下階から1号
機まで、FA(KMAX)はKMAX(第5図では4号
機)より最上階まで〕の評価値を求める処理を行う。ま
ず、k号機がKMAXかを判定する(B20−5)。も
し、KMAXであれば、AにKMAXがいる階床を、B
に最上階床を入力する(B20−7)。もし、kがKM
AXでなければ、kが0(最下階)かを判定する(B2
0−6)。もし、kが0であれば、Aに最下階床、Bに
1号機のいる階床を入力する(B20−8)。kが0で
なければ、Aにk号機のいる階床、Bに(k+1)号機
のいる階床を入力する(B20−9)。
細を示すフローチャートである。ステップB20−1で
学習した各階床iからエレベーターへの乗込み人数C
1(m)を入力し、ステップB20−2で各階床iへの予測
到着時間の最小値MinTS(i)を入力する。ステップ
B20−3では、評価値FA(k)の総和SFAを0とす
る。ステップB20−4からB20−15までは、繰り
返し処理であり、各号機毎〔FA(0)は最下階から1号
機まで、FA(KMAX)はKMAX(第5図では4号
機)より最上階まで〕の評価値を求める処理を行う。ま
ず、k号機がKMAXかを判定する(B20−5)。も
し、KMAXであれば、AにKMAXがいる階床を、B
に最上階床を入力する(B20−7)。もし、kがKM
AXでなければ、kが0(最下階)かを判定する(B2
0−6)。もし、kが0であれば、Aに最下階床、Bに
1号機のいる階床を入力する(B20−8)。kが0で
なければ、Aにk号機のいる階床、Bに(k+1)号機
のいる階床を入力する(B20−9)。
ステップB20−10では、すべての評価値FA(k)を
クリアする。ステップB20−11からB20−13ま
では、号機毎の評価値FA(k)を演算する繰り返し処理
である。ステップB20−14では、評価値FA(k)の
総和を演算し、号機kがKMAXまで演算して第12図
のステップB20の分散要求帯域評価値FA(k)の演算
処理を終了する。
クリアする。ステップB20−11からB20−13ま
では、号機毎の評価値FA(k)を演算する繰り返し処理
である。ステップB20−14では、評価値FA(k)の
総和を演算し、号機kがKMAXまで演算して第12図
のステップB20の分散要求帯域評価値FA(k)の演算
処理を終了する。
第14図は第12図のステップB30における処理の詳
細を示すフローチャートである。ステップB30−1で
最適分散パラメータβを入力し、ステップB30−2で
は、評価値FA(k)の総和SFAを入力する。ステップ
B30−3では、各号機間の分散要求評価値の平均値F
AVRを演算し、次に、ステップB30−4で分散所定値
FLを演算してこの処理を終了する。
細を示すフローチャートである。ステップB30−1で
最適分散パラメータβを入力し、ステップB30−2で
は、評価値FA(k)の総和SFAを入力する。ステップ
B30−3では、各号機間の分散要求評価値の平均値F
AVRを演算し、次に、ステップB30−4で分散所定値
FLを演算してこの処理を終了する。
第15図は第12図のステップB40における処理の詳
細を示すフローチャートである。ステップB40−1で
分散所定値FLや各階床iからエレベーターへの乗込み
人数Ci(m)を入力する。次に、ステップB40−2で各
階床iへのk号機を除いた各号機の予測到着時間の最小
値MinTS′(i)を入力する。ステップB40−3か
らB40−15までは、全号機の分散可能エレベーター
の評価値FB(k)を求める繰り返し演算処理である。ス
テップB40−4で号機kはKMAXかを判定し、も
し、kがKMAXであれば、Bに最上階床、Cに(KM
AX−1)号機のいる階床を入力する(B40−5)。
KMAXでなければステップB40−6で号機kが1号
機かを判定し、もし、1号機であればステップB40−
7でCに最下階床、Bに2号機のいる階床を入力する。
もし、号機kが1号機でも、KMAX号機でもなけれ
ば、ステップB40−8でCに(k−1)号機のいる階
床、Bに(k+1)号機のいる階床を入力する。
細を示すフローチャートである。ステップB40−1で
分散所定値FLや各階床iからエレベーターへの乗込み
人数Ci(m)を入力する。次に、ステップB40−2で各
階床iへのk号機を除いた各号機の予測到着時間の最小
値MinTS′(i)を入力する。ステップB40−3か
らB40−15までは、全号機の分散可能エレベーター
の評価値FB(k)を求める繰り返し演算処理である。ス
テップB40−4で号機kはKMAXかを判定し、も
し、kがKMAXであれば、Bに最上階床、Cに(KM
AX−1)号機のいる階床を入力する(B40−5)。
KMAXでなければステップB40−6で号機kが1号
機かを判定し、もし、1号機であればステップB40−
7でCに最下階床、Bに2号機のいる階床を入力する。
もし、号機kが1号機でも、KMAX号機でもなけれ
ば、ステップB40−8でCに(k−1)号機のいる階
床、Bに(k+1)号機のいる階床を入力する。
ステップB40−9では、すべての評価値FB(k)をク
リアする。ステップB40−10からB40−15まで
は、号機個別の評価値FB(k)を演算する。すなわち、
ステップB40−4からB40−8までの処理で定義し
たC階床からB階床までのエレベーターへの乗込み人数
Ci(m)と各号機の予測到着MinTS′(i)の積とFB
(k)との和を求め、ステップB40−130で評価値F
B(k)と分散所定値FLとを比較し、評価値FB(k)が所
定値FL以下であれば、ステップB40−14でk号機
を分散可能エレベーターに指定し、台数BNLTMを求
める。
リアする。ステップB40−10からB40−15まで
は、号機個別の評価値FB(k)を演算する。すなわち、
ステップB40−4からB40−8までの処理で定義し
たC階床からB階床までのエレベーターへの乗込み人数
Ci(m)と各号機の予測到着MinTS′(i)の積とFB
(k)との和を求め、ステップB40−130で評価値F
B(k)と分散所定値FLとを比較し、評価値FB(k)が所
定値FL以下であれば、ステップB40−14でk号機
を分散可能エレベーターに指定し、台数BNLTMを求
める。
ステップB40−16は、ステップB40−14で求め
た分散可能エレベーターの評価値を最小なものより順に
並べ換える周知の処理であり、この処理をもって第12
図のステップB40の処理を終了する。
た分散可能エレベーターの評価値を最小なものより順に
並べ換える周知の処理であり、この処理をもって第12
図のステップB40の処理を終了する。
第16図は第12図のステップB50における分散移動
エレベーターと階床を演算する処理の詳細を示すフロー
チャートである。ステップB50−1で、分散所定値F
L、分散要求帯域評価値FA(k)、分散可能エレベーター
の評価値FB(k)を入力する。次に、ステップB50−
2で全分散要求台数BNをクリアする。ステップB50
−3からB50−9までは、評価値FA(k)と所定値FL
とを比較し、所定値FLより大きい帯域とその要求台数
BNを求める処理である。ステップB50−4では、1
帯域の中の要求台数Nをクリアする。ステップB50−
5では、評価値FA(k)と所定値FLとを比較し、もし、
所定値FLが評価値FA(k)以下であればステップB50
−3へ戻り、号機kを更新する。また、ステップB50
−5で評価値FA(k)が所定値FLより大きければ、1帯
域(かご間の意味)の中の要求台数Nを更新して、FA
(k)/(N+1)と所定値FLとを比較し、FLの方が大
きくなるまでこの処理を繰り返し、その後、全分散要求
台数BNにNを加算する(ステップB50−5〜B50
−8)。
エレベーターと階床を演算する処理の詳細を示すフロー
チャートである。ステップB50−1で、分散所定値F
L、分散要求帯域評価値FA(k)、分散可能エレベーター
の評価値FB(k)を入力する。次に、ステップB50−
2で全分散要求台数BNをクリアする。ステップB50
−3からB50−9までは、評価値FA(k)と所定値FL
とを比較し、所定値FLより大きい帯域とその要求台数
BNを求める処理である。ステップB50−4では、1
帯域の中の要求台数Nをクリアする。ステップB50−
5では、評価値FA(k)と所定値FLとを比較し、もし、
所定値FLが評価値FA(k)以下であればステップB50
−3へ戻り、号機kを更新する。また、ステップB50
−5で評価値FA(k)が所定値FLより大きければ、1帯
域(かご間の意味)の中の要求台数Nを更新して、FA
(k)/(N+1)と所定値FLとを比較し、FLの方が大
きくなるまでこの処理を繰り返し、その後、全分散要求
台数BNにNを加算する(ステップB50−5〜B50
−8)。
ステップB50−10では、全分散要求台数BNと分散
可能エレベーター台数BNLMTとを比較し、もし、B
Nの方が大きければ、ステップB50−11でFA(k)
/(N+1)の中より大きい順にBNLMTを選択す
る。また、もし、BNの方が小さければ、ステップB5
0−12の処理を行う。ステップB50−12では、所
定値FLより大きいFA(k)を入力する。ステップB50
−13では、Aにk号機のいる階床を、Bに(k+1)
号機のいる階床を入力する。ステップB50−14で
は、1帯域の積和値Sをクリアする。ステップB50−
15からB50−20までは、1帯域の分散要求階床
(複数)を求める処理であり、FA(k)/(N+1)と
Sとを比較し、もし、FA(k)/(N+1)が小であれば、S
にCi(m)・MinTS(i)を加算し、階床iを更新する
(ステップB50−16,B50−17)。そして、も
し、Sの方が大きくなれば、その階床iを分散要求階床
(BFL1,BFL2,……,BFLBNLMT)と指定し、
Sをクリアする(ステップB50−18,B50−1
9)。この処理を所定値FLより大きいFA(k)が終了す
るまで繰り返して、この処理を終了する。
可能エレベーター台数BNLMTとを比較し、もし、B
Nの方が大きければ、ステップB50−11でFA(k)
/(N+1)の中より大きい順にBNLMTを選択す
る。また、もし、BNの方が小さければ、ステップB5
0−12の処理を行う。ステップB50−12では、所
定値FLより大きいFA(k)を入力する。ステップB50
−13では、Aにk号機のいる階床を、Bに(k+1)
号機のいる階床を入力する。ステップB50−14で
は、1帯域の積和値Sをクリアする。ステップB50−
15からB50−20までは、1帯域の分散要求階床
(複数)を求める処理であり、FA(k)/(N+1)と
Sとを比較し、もし、FA(k)/(N+1)が小であれば、S
にCi(m)・MinTS(i)を加算し、階床iを更新する
(ステップB50−16,B50−17)。そして、も
し、Sの方が大きくなれば、その階床iを分散要求階床
(BFL1,BFL2,……,BFLBNLMT)と指定し、
Sをクリアする(ステップB50−18,B50−1
9)。この処理を所定値FLより大きいFA(k)が終了す
るまで繰り返して、この処理を終了する。
以上、第12図〜第16図を用いて分散要求帯域評価値
FA、分散可能エレベーターの評価値FBを求めて分散
指定階床、分散可能エレベーターを求めた。なお、第1
2図〜第16図では、分散可能エレベーターを求める
際、隣接するエレベーターについては、説明が煩雑にな
るため述べていないが、この場合は、評価値FB(k)が
小と指定されたエレベーターがないものとして他のエレ
ベーターの評価値FB(k)を再演算する必要がある。
FA、分散可能エレベーターの評価値FBを求めて分散
指定階床、分散可能エレベーターを求めた。なお、第1
2図〜第16図では、分散可能エレベーターを求める
際、隣接するエレベーターについては、説明が煩雑にな
るため述べていないが、この場合は、評価値FB(k)が
小と指定されたエレベーターがないものとして他のエレ
ベーターの評価値FB(k)を再演算する必要がある。
第17図は第2図の運転制御プログラムSF14の中の
本発明に関係する分散待機制御演算プログラムの一実施
例を示すフローチャートである。ステップC10,C2
0では、それぞれ分散評価値演算プログラムSF15で
求めた分散要求階床、分散可能エレベーターを入力す
る。ステップC30〜C50までは、分散要求階床に仮
想ホール呼びを与え、MIN−MAX制御処理(例え
ば、特開昭51−23932号公報参照)して分散可能エレベ
ーターの中より分散エレベーターを選択する。
本発明に関係する分散待機制御演算プログラムの一実施
例を示すフローチャートである。ステップC10,C2
0では、それぞれ分散評価値演算プログラムSF15で
求めた分散要求階床、分散可能エレベーターを入力す
る。ステップC30〜C50までは、分散要求階床に仮
想ホール呼びを与え、MIN−MAX制御処理(例え
ば、特開昭51−23932号公報参照)して分散可能エレベ
ーターの中より分散エレベーターを選択する。
以上説明したように、本発明によれば、各交通需要毎の
各階床からのエレベーターの乗込み人数と各かごの現在
位置を把握してエレベーター相互間の間隔とその間隔毎
の利用情報とからその間隔毎の分散要求評価値を求め、
この評価値に応じて各エレベーターを分散制御するよう
にしたので、サービスの均一化をはかることができると
いう効果がある。
各階床からのエレベーターの乗込み人数と各かごの現在
位置を把握してエレベーター相互間の間隔とその間隔毎
の利用情報とからその間隔毎の分散要求評価値を求め、
この評価値に応じて各エレベーターを分散制御するよう
にしたので、サービスの均一化をはかることができると
いう効果がある。
第1図は本発明のエレベーターの群管理制御装置の一実
施例を示すハードウエアの全体構成図、第2図は本発明
のエレベーターの群管理制御装置のソフトウエアの一実
施例を示す全体構成図、第3図は分散パラメータと平均
待時間および消費電力との関係線図、第4図は学習した
ある交通需要時の階床別のエレベーターへの乗込み人数
を示す図、第5図は分散制御前の各号機位置を示す図、
第6図は分配制御例を示す図、第7図は第2図の運転制
御系ソフトウエアのテーブル構成図、第8図は第2図の
シミュレーション系ソフトウエアのテーブル構成図、第
9図は第2図のシミュレーション実行プログラムの一実
施例を示すフローチャート、第10図は第9図のステッ
プSC30の一実施例を示すフローチャート、第11図
は第9図のステップA80の一実施例を示すフローチャ
ート、第12図は第2図の分散評価値演算プログラムの
一実施例を示すフローチャート、第13図〜第16図は
それぞれ第12図のステップB20,B30,B50の
一実施例を示すフローチャート、第17図は第2図の分
散待機制御演算プログラムの一実施例を示すフローチャ
ートである。 MA…エレベーター群管理制御装置、HD…ホール呼び
装置、M1…エレベーター群管理運転制御用マイコン、
M2…シミュレーション用マイコン、E1〜En…号機制
御用マイコン、PD…目標設定器。
施例を示すハードウエアの全体構成図、第2図は本発明
のエレベーターの群管理制御装置のソフトウエアの一実
施例を示す全体構成図、第3図は分散パラメータと平均
待時間および消費電力との関係線図、第4図は学習した
ある交通需要時の階床別のエレベーターへの乗込み人数
を示す図、第5図は分散制御前の各号機位置を示す図、
第6図は分配制御例を示す図、第7図は第2図の運転制
御系ソフトウエアのテーブル構成図、第8図は第2図の
シミュレーション系ソフトウエアのテーブル構成図、第
9図は第2図のシミュレーション実行プログラムの一実
施例を示すフローチャート、第10図は第9図のステッ
プSC30の一実施例を示すフローチャート、第11図
は第9図のステップA80の一実施例を示すフローチャ
ート、第12図は第2図の分散評価値演算プログラムの
一実施例を示すフローチャート、第13図〜第16図は
それぞれ第12図のステップB20,B30,B50の
一実施例を示すフローチャート、第17図は第2図の分
散待機制御演算プログラムの一実施例を示すフローチャ
ートである。 MA…エレベーター群管理制御装置、HD…ホール呼び
装置、M1…エレベーター群管理運転制御用マイコン、
M2…シミュレーション用マイコン、E1〜En…号機制
御用マイコン、PD…目標設定器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米田 健治 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日立 製作所水戸工場内 (72)発明者 仲田 尚文 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日立 製作所水戸工場内
Claims (2)
- 【請求項1】多階床間をサービスする複数台のエレベー
ターを備え、エレベーターを待機させるに際して、各エ
レベーターを分散させて待機させる分散待機制御を行な
うものにおいて、 前記エレベーター相互間の物理的間隔、および、当該物
理的間隔内の各階床でのエレベーターの利用情報を参照
して、当該間隔に対するエレベーターの運転間隔として
の評価値を算出する手段と、 この運転間隔評価値に応じてエレベーターを待機させる
分散待機階床を設定する手段とを備えることを特徴とす
るエレベーターの群管理制御装置。 - 【請求項2】前記利用情報は、少なくとも各階床からの
エレベーターへの乗り込み人数である特許請求の範囲第
1項記載の群管理制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58123304A JPH062553B2 (ja) | 1983-07-08 | 1983-07-08 | エレベ−タ−の群管理制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58123304A JPH062553B2 (ja) | 1983-07-08 | 1983-07-08 | エレベ−タ−の群管理制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6015377A JPS6015377A (ja) | 1985-01-26 |
JPH062553B2 true JPH062553B2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=14857222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58123304A Expired - Lifetime JPH062553B2 (ja) | 1983-07-08 | 1983-07-08 | エレベ−タ−の群管理制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH062553B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8960374B2 (en) | 2008-12-25 | 2015-02-24 | Fujitec Co., Ltd. | Elevator group control method and device for performing control based on a waiting time expectation value of all passengers on all floors |
-
1983
- 1983-07-08 JP JP58123304A patent/JPH062553B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8960374B2 (en) | 2008-12-25 | 2015-02-24 | Fujitec Co., Ltd. | Elevator group control method and device for performing control based on a waiting time expectation value of all passengers on all floors |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6015377A (ja) | 1985-01-26 |
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