JPH06255081A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH06255081A JPH06255081A JP5042946A JP4294693A JPH06255081A JP H06255081 A JPH06255081 A JP H06255081A JP 5042946 A JP5042946 A JP 5042946A JP 4294693 A JP4294693 A JP 4294693A JP H06255081 A JPH06255081 A JP H06255081A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- sheet
- drum
- image forming
- color
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F3/00—Colour separation; Correction of tonal value
- G03F3/10—Checking the colour or tonal value of separation negatives or positives
- G03F3/108—Checking the colour or tonal value of separation negatives or positives using a non-impact printing method, e.g. ink jet, using duplicating or marking methods covered by B41M5/00, e.g. by ablation or by thermographic means
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Photographic Developing Apparatuses (AREA)
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 画像形成された単一の原版から複数枚のカラ
ープルーフを作成すると共に複数枚のカラープルーフ作
成のための時間を短縮する画像形成装置を得る。 【構成】 原位置設定後、吸盤40で感光性シート12
を吸着してドラム18へ運搬し、円孔12Aを第2のピ
ン28Aへ挿入することにより、感光性シート12のド
ラム18への装着が完了する。加熱・加圧ローラ44の
回転を開始し、剥離爪64をドラム18と対応する位置
へ移動させ、ドラム18を回転させる。これにより、イ
ンキシート50から感光シート12へ選択的にインキを
付着させる。受像シートを載置した移動台78を移動さ
せ、感光性シート12の先端と受像シート72の先端と
が一致するように重ね合わせる。感光性シート12と受
像シート72とは所定の圧力が加えられながら、搬送さ
れ、感光性シート12に付着しているインキが受像シー
ト72へ転写される。
ープルーフを作成すると共に複数枚のカラープルーフ作
成のための時間を短縮する画像形成装置を得る。 【構成】 原位置設定後、吸盤40で感光性シート12
を吸着してドラム18へ運搬し、円孔12Aを第2のピ
ン28Aへ挿入することにより、感光性シート12のド
ラム18への装着が完了する。加熱・加圧ローラ44の
回転を開始し、剥離爪64をドラム18と対応する位置
へ移動させ、ドラム18を回転させる。これにより、イ
ンキシート50から感光シート12へ選択的にインキを
付着させる。受像シートを載置した移動台78を移動さ
せ、感光性シート12の先端と受像シート72の先端と
が一致するように重ね合わせる。感光性シート12と受
像シート72とは所定の圧力が加えられながら、搬送さ
れ、感光性シート12に付着しているインキが受像シー
ト72へ転写される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成材料へ各色に
対応するインキを転写した後、各色のインキを順次受像
材料へ転写することによって受像材料上へ印刷原画像に
対応するカラー画像を形成する画像形成装置に関する。
対応するインキを転写した後、各色のインキを順次受像
材料へ転写することによって受像材料上へ印刷原画像に
対応するカラー画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷機で多量のカラー印刷、例えばカレ
ンダー、絵画集、写真集、新聞等に添付されるカラー広
告(所謂折り込み広告)等特に色についてチェックが必
要な印刷物を印刷する場合には、印刷機で実際の印刷を
行う前にカラープルーフを用いて事前にチェックするよ
うにしている(校正刷り)。
ンダー、絵画集、写真集、新聞等に添付されるカラー広
告(所謂折り込み広告)等特に色についてチェックが必
要な印刷物を印刷する場合には、印刷機で実際の印刷を
行う前にカラープルーフを用いて事前にチェックするよ
うにしている(校正刷り)。
【0003】この校正刷りにおいては、数枚の印刷がで
きればよいため、実際の印刷に使用される感光性平版印
刷版(PS版)に比べて耐刷性の低い安価な感光材料を
用いる。
きればよいため、実際の印刷に使用される感光性平版印
刷版(PS版)に比べて耐刷性の低い安価な感光材料を
用いる。
【0004】校正刷りによって仕上がった印刷物は、各
チェック部署に配付され、様々なチェック後に原稿に修
正が施される。
チェック部署に配付され、様々なチェック後に原稿に修
正が施される。
【0005】ところが、従来の校正刷り装置では、数枚
印刷される印刷物間で品質のばらつきがあり、各チェッ
ク部署へ配付する前に品質の合ったものを選別しなけれ
ばならない。また、実際の印刷時に適用されるインキを
用いて印刷するため、作業者の手が汚れたり、装置のメ
ンテナンスが煩雑であり、作業性がよくない。
印刷される印刷物間で品質のばらつきがあり、各チェッ
ク部署へ配付する前に品質の合ったものを選別しなけれ
ばならない。また、実際の印刷時に適用されるインキを
用いて印刷するため、作業者の手が汚れたり、装置のメ
ンテナンスが煩雑であり、作業性がよくない。
【0006】そこで、近年、予め顔料を含有する感光材
料とこの顔料に対応する色分解印刷原稿とを重ね合わせ
た状態で露光、現像することにより各色毎の色分解画像
が記録された感光材料を得て、これらを1枚の受像フィ
ルムへ順次転写し、次いで実際の印刷紙(本紙)へ転写
する画像形成装置(カラーアート「富士写真フイルム株
式会社製・商品名」)によってカラープルーフを作成す
ることがなされている。
料とこの顔料に対応する色分解印刷原稿とを重ね合わせ
た状態で露光、現像することにより各色毎の色分解画像
が記録された感光材料を得て、これらを1枚の受像フィ
ルムへ順次転写し、次いで実際の印刷紙(本紙)へ転写
する画像形成装置(カラーアート「富士写真フイルム株
式会社製・商品名」)によってカラープルーフを作成す
ることがなされている。
【0007】この画像形成装置によれば、インキを使用
しないため、手が汚れる等の作業上の不具合はなく、メ
ンテナンス性も向上する。さらに、品質が安定するた
め、仕上がった本紙上の画像にばらつきがない。
しないため、手が汚れる等の作業上の不具合はなく、メ
ンテナンス性も向上する。さらに、品質が安定するた
め、仕上がった本紙上の画像にばらつきがない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような画像形成装置によるカラープルーフの作成は、従
来の欠点(品質の不安定やメンテナンス性等)は解消さ
れるものの、1枚のカラープルーフを作成する毎に各色
の色分解原稿を用いての露光を行わなければならず、時
間、手間がかかるという問題点あった。
ような画像形成装置によるカラープルーフの作成は、従
来の欠点(品質の不安定やメンテナンス性等)は解消さ
れるものの、1枚のカラープルーフを作成する毎に各色
の色分解原稿を用いての露光を行わなければならず、時
間、手間がかかるという問題点あった。
【0009】本発明は上記事実を考慮し、各色毎に1回
の露光を行うだけで、画像形成材料(感光材料)を繰り
返し使用できるため、単一の原版から複数枚のカラープ
ルーフを作成することができ、複数枚のカラープルーフ
作成のための時間を短縮し、手間を省くことができる画
像形成装置を得ることが目的である。
の露光を行うだけで、画像形成材料(感光材料)を繰り
返し使用できるため、単一の原版から複数枚のカラープ
ルーフを作成することができ、複数枚のカラープルーフ
作成のための時間を短縮し、手間を省くことができる画
像形成装置を得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、色分解原稿を活性光線によって露光、又は該露光後
の現像処理によって前記色分解原稿に応じたインキ受容
性部とインキ非受容性部とが形成された画像形成材料が
周面に巻き付けられる回転ドラムと、支持体にインキ層
が設けられたインキシートを前記ドラムの回転に同期さ
せて搬送するインキシート搬送機構と、前記回転ドラム
に巻付けられた画像形成材料と前記インキシート搬送機
構により搬送されるインキシートとを密着させ、かつ密
着状態で加熱及び/又は加圧を施すことによって、前記
画像形成材料のインキ受容性部へインキシートからイン
キを転写するインキ転写手段と、前記回転ドラムの回転
に同期して前記回転ドラム周面に対し受像材料を移動
し、前記インキ転写手段によりインキを転写された画像
形成材料と密接して所定の圧力及び/又は温度を付与し
てインキを画像形成材料から受像材料へ転写する受像材
料載置面をもつ密着搬送手段と、を有している。
は、色分解原稿を活性光線によって露光、又は該露光後
の現像処理によって前記色分解原稿に応じたインキ受容
性部とインキ非受容性部とが形成された画像形成材料が
周面に巻き付けられる回転ドラムと、支持体にインキ層
が設けられたインキシートを前記ドラムの回転に同期さ
せて搬送するインキシート搬送機構と、前記回転ドラム
に巻付けられた画像形成材料と前記インキシート搬送機
構により搬送されるインキシートとを密着させ、かつ密
着状態で加熱及び/又は加圧を施すことによって、前記
画像形成材料のインキ受容性部へインキシートからイン
キを転写するインキ転写手段と、前記回転ドラムの回転
に同期して前記回転ドラム周面に対し受像材料を移動
し、前記インキ転写手段によりインキを転写された画像
形成材料と密接して所定の圧力及び/又は温度を付与し
てインキを画像形成材料から受像材料へ転写する受像材
料載置面をもつ密着搬送手段と、を有している。
【0011】請求項2に記載の発明は、各色毎の色分解
原稿を活性光線によって露光、又は該露光後の現像処理
によって前記色分解原稿に応じてインキ受容性部とイン
キ非受容性部とが形成された画像形成材料へ各色に対応
するインキを転写した後、各色のインキを順次受像材料
へ転写することによって受像材料上へ前記色分解原稿に
対応するカラー画像を形成する装置であって、複数の画
像形成材料を積み重ね状態で載置すると共に画像形成材
料に設けられた位置決め用の貫通孔へ挿入可能な第1の
ピンが立設された載置台と、周面の一部から画像形成材
料の貫通孔へ挿入可能な第2のピンが立設されると共に
画像形成材料が周面に巻き付けられる回転ドラムと、前
記第1のピンによって載置台上で位置決めされている画
像形成材料を取出し、前記回転ドラムへ移送して前記第
2のピンを用いて前記回転ドラムの周面に位置決めする
画像形成材料装着手段と、前記画像形成材料装着手段で
装着された前記回転ドラムの周面上の感光材料を保持す
る保持手段と、ベルト状の支持体にインキが塗布された
構造をもつインキシートをロールに巻き取って支持する
インキシート供給ローラと、前記画像形成材料とインキ
シートとを密着させ、かつ密着状態で少なくとも加熱又
加圧の一方を施すことによって、前記感光材料のインキ
受容性部へインキを転写させるインキ転写手段と、前記
インキシートを前記感光材料から剥離する剥離手段と、
前記剥離手段によって剥離されたインキシートをロール
状に巻き取って収容する巻取ローラと、前記供給ローラ
と巻取ローラとの間のインキシートを所定のテンション
に保持するテンション保持手段と、受像材料を載置する
載置面を備え前記ドラムの回転に同期してドラム周面に
対して接線方向に移動させることによって前記ドラム周
面上の画像形成材料と載置面上の受像材料とを所定の圧
力で密着搬送する搬送手段と、を有している。
原稿を活性光線によって露光、又は該露光後の現像処理
によって前記色分解原稿に応じてインキ受容性部とイン
キ非受容性部とが形成された画像形成材料へ各色に対応
するインキを転写した後、各色のインキを順次受像材料
へ転写することによって受像材料上へ前記色分解原稿に
対応するカラー画像を形成する装置であって、複数の画
像形成材料を積み重ね状態で載置すると共に画像形成材
料に設けられた位置決め用の貫通孔へ挿入可能な第1の
ピンが立設された載置台と、周面の一部から画像形成材
料の貫通孔へ挿入可能な第2のピンが立設されると共に
画像形成材料が周面に巻き付けられる回転ドラムと、前
記第1のピンによって載置台上で位置決めされている画
像形成材料を取出し、前記回転ドラムへ移送して前記第
2のピンを用いて前記回転ドラムの周面に位置決めする
画像形成材料装着手段と、前記画像形成材料装着手段で
装着された前記回転ドラムの周面上の感光材料を保持す
る保持手段と、ベルト状の支持体にインキが塗布された
構造をもつインキシートをロールに巻き取って支持する
インキシート供給ローラと、前記画像形成材料とインキ
シートとを密着させ、かつ密着状態で少なくとも加熱又
加圧の一方を施すことによって、前記感光材料のインキ
受容性部へインキを転写させるインキ転写手段と、前記
インキシートを前記感光材料から剥離する剥離手段と、
前記剥離手段によって剥離されたインキシートをロール
状に巻き取って収容する巻取ローラと、前記供給ローラ
と巻取ローラとの間のインキシートを所定のテンション
に保持するテンション保持手段と、受像材料を載置する
載置面を備え前記ドラムの回転に同期してドラム周面に
対して接線方向に移動させることによって前記ドラム周
面上の画像形成材料と載置面上の受像材料とを所定の圧
力で密着搬送する搬送手段と、を有している。
【0012】
【作用】請求項1に記載の発明において、画像形成材料
には、原稿を介して露光されることにより、又は露光後
に現像処理されることによって原稿に応じたインキ受容
性部とインキ非受容性部とが形成される。
には、原稿を介して露光されることにより、又は露光後
に現像処理されることによって原稿に応じたインキ受容
性部とインキ非受容性部とが形成される。
【0013】この画像形成材料を回転ドラムの周面に巻
き付けた状態でインキシートを密着させる。このインキ
シートは、支持体上にインキ層を持つ構成を有してお
り、画像形成材料と回転ドラム周面上で密着される。そ
の後、インキ転写手段では、画像形成材料とインキシー
トとを加熱及び加圧するか或いは加熱又は加圧の一方を
施すことにより、画像形成材料のインキ受容性部のみに
インキが転写される。
き付けた状態でインキシートを密着させる。このインキ
シートは、支持体上にインキ層を持つ構成を有してお
り、画像形成材料と回転ドラム周面上で密着される。そ
の後、インキ転写手段では、画像形成材料とインキシー
トとを加熱及び加圧するか或いは加熱又は加圧の一方を
施すことにより、画像形成材料のインキ受容性部のみに
インキが転写される。
【0014】インキが転写された画像形成材料は、回転
ドラムの回転に同期して搬送される画像形成材料と所定
の圧力で密着せしめられる。これにより、画像形成材料
に付着しているインキが受像材料に転写される。
ドラムの回転に同期して搬送される画像形成材料と所定
の圧力で密着せしめられる。これにより、画像形成材料
に付着しているインキが受像材料に転写される。
【0015】一般にカラー印刷画像は、C(シアン)、
M(マゼンタ)、Y(イエロー)及びK(ブラック)の
4色のインキで形成するため、例えば、各色分解原稿を
介して画像露光され対応する色のインキを転写された画
像形成材料を順次取り替えて、1枚の受像材料に4回の
転写を繰り返すことにより、受像材料にカラー画像を形
成することができる。その後、受像材料上に実際の印刷
用紙を重ね合わせて加圧(及び/又は加熱)することに
より、カラープルーフが仕上がる。
M(マゼンタ)、Y(イエロー)及びK(ブラック)の
4色のインキで形成するため、例えば、各色分解原稿を
介して画像露光され対応する色のインキを転写された画
像形成材料を順次取り替えて、1枚の受像材料に4回の
転写を繰り返すことにより、受像材料にカラー画像を形
成することができる。その後、受像材料上に実際の印刷
用紙を重ね合わせて加圧(及び/又は加熱)することに
より、カラープルーフが仕上がる。
【0016】異なる色のインキを1枚の受像材料へ転写
して1つのカラープルーフの作成を完了した後に、一度
用いた画像形成材料を再度回転ドラムへ巻き付け、適切
な色のインキを転写すれば、新たな受像材料へ同一の画
像を転写することができるため、複数枚のカラープルー
フを作成するにあたり1枚毎に画像露光を行う必要がな
く、比較的短時間で複数枚のカラープルーフを作成する
ことができる。
して1つのカラープルーフの作成を完了した後に、一度
用いた画像形成材料を再度回転ドラムへ巻き付け、適切
な色のインキを転写すれば、新たな受像材料へ同一の画
像を転写することができるため、複数枚のカラープルー
フを作成するにあたり1枚毎に画像露光を行う必要がな
く、比較的短時間で複数枚のカラープルーフを作成する
ことができる。
【0017】上記の場合は、受像材料に1枚毎にカラー
画像を仕上げる場合であるが、同一の画像形成材料を用
いて同一色の画像を複数枚の受像材料へ繰り返して予め
転写しておき、次にこの受像材料へ次の色の画像を転写
するといった工程であってもよい。このように、一度露
光処理(現像処理)し画像形成材料を何度も利用するこ
とができるため、前の画像形成材料についての、インキ
の付与及び受像材料への転写の間に、次の画像形成材料
について別の場所で露光処理(現像処理)しておく等、
作業工程の分散が可能となり、作業効率を大幅に向上す
ることができる。
画像を仕上げる場合であるが、同一の画像形成材料を用
いて同一色の画像を複数枚の受像材料へ繰り返して予め
転写しておき、次にこの受像材料へ次の色の画像を転写
するといった工程であってもよい。このように、一度露
光処理(現像処理)し画像形成材料を何度も利用するこ
とができるため、前の画像形成材料についての、インキ
の付与及び受像材料への転写の間に、次の画像形成材料
について別の場所で露光処理(現像処理)しておく等、
作業工程の分散が可能となり、作業効率を大幅に向上す
ることができる。
【0018】請求項2に記載の発明によれば、画像形成
材料装着手段によって載置台上に載置されている画像形
成材料を取り出して、回転ドラム上へ搬送し、回転ドラ
ム上へ位置決めして、回転ドラム周面に巻き付け固定さ
れる。例えば、回転ドラムの周面に画像形成材料の周り
に沿う吸引溝を設け、この吸引溝を負圧とすることによ
り、画像形成材料をドラム周面へ吸着することが考えら
れる。また、ドラムの軸方向両端部にガイド部材を設
け、画像形成材料の幅方向両端部をこのガイド部材によ
って位置決めする等の構造も考えられる。
材料装着手段によって載置台上に載置されている画像形
成材料を取り出して、回転ドラム上へ搬送し、回転ドラ
ム上へ位置決めして、回転ドラム周面に巻き付け固定さ
れる。例えば、回転ドラムの周面に画像形成材料の周り
に沿う吸引溝を設け、この吸引溝を負圧とすることによ
り、画像形成材料をドラム周面へ吸着することが考えら
れる。また、ドラムの軸方向両端部にガイド部材を設
け、画像形成材料の幅方向両端部をこのガイド部材によ
って位置決めする等の構造も考えられる。
【0019】この状態で、供給ローラからベルト状のイ
ンキシートを送り出し、ドラム周面の一部で画像形成材
料を密着させる。その後、この画像形成材料とインキシ
ートとに加熱又は加圧の何れか一方又は両方を施すこと
によって、画像形成材料のインキ受容性部にインキを転
写させる。
ンキシートを送り出し、ドラム周面の一部で画像形成材
料を密着させる。その後、この画像形成材料とインキシ
ートとに加熱又は加圧の何れか一方又は両方を施すこと
によって、画像形成材料のインキ受容性部にインキを転
写させる。
【0020】インキ付着後は、ベルト状のインキシート
は剥離手段によって画像形成材料から剥離されるが、こ
のとき、インキを確実にインキ受容性部に付着させるた
め、インキの性質等により画像形成材料からの所定曲率
半径以下の剥離角度によって剥離させる。剥離されたイ
ンキシートは、巻取ローラによって巻き取られる。この
インキシートは、テンション保持手段によって、常に一
定のテンションが加えられているため、弛み等がなく、
また、蛇行を防止することができる。さらに、蛇行防止
のために、巻取ローラをクラウン状のローラを用いるこ
とも考えられる。
は剥離手段によって画像形成材料から剥離されるが、こ
のとき、インキを確実にインキ受容性部に付着させるた
め、インキの性質等により画像形成材料からの所定曲率
半径以下の剥離角度によって剥離させる。剥離されたイ
ンキシートは、巻取ローラによって巻き取られる。この
インキシートは、テンション保持手段によって、常に一
定のテンションが加えられているため、弛み等がなく、
また、蛇行を防止することができる。さらに、蛇行防止
のために、巻取ローラをクラウン状のローラを用いるこ
とも考えられる。
【0021】しかる後に、インキ受容性部にインキを付
着させた画像形成材料を、搬送手段によって搬送される
受像材料と密着させ、所定の圧力及び/又は熱を加える
ことにより、受像材料上にインキによるカラー画像が形
成される。
着させた画像形成材料を、搬送手段によって搬送される
受像材料と密着させ、所定の圧力及び/又は熱を加える
ことにより、受像材料上にインキによるカラー画像が形
成される。
【0022】このように、載置台から画像形成材料を取
り出してドラムへ巻き付ける工程、ベルト状のインキシ
ートを供給ローラから巻取ローラまで所定のテンション
で搬送する工程、インキシートを画像形成材料から剥離
する工程、画像形成材料と受像材料とを密着させる工程
等を自動で行うようにしたので、オペレータは、画像形
成材料を載置台にセットし、受像材料を載置面にセット
するのみでよく、操作性がよい。
り出してドラムへ巻き付ける工程、ベルト状のインキシ
ートを供給ローラから巻取ローラまで所定のテンション
で搬送する工程、インキシートを画像形成材料から剥離
する工程、画像形成材料と受像材料とを密着させる工程
等を自動で行うようにしたので、オペレータは、画像形
成材料を載置台にセットし、受像材料を載置面にセット
するのみでよく、操作性がよい。
【0023】
〔第1実施例〕図1には、本発明の第1実施例である画
像形成装置10が示されている。
像形成装置10が示されている。
【0024】図1の右側には、画像形成材料としての感
光性シート12を載置する載置台14が配設されてい
る。載置台14は、感光性シート12を積み重ねて載置
するようになっている。感光性シート12は、既に露光
処理及び現像処理を終了したもので、その表面には、カ
ラー画像を構成する各色(C、M、Y、K)の画像に対
応するインキ受容性部とインキ非受容性部とが形成され
ている。
光性シート12を載置する載置台14が配設されてい
る。載置台14は、感光性シート12を積み重ねて載置
するようになっている。感光性シート12は、既に露光
処理及び現像処理を終了したもので、その表面には、カ
ラー画像を構成する各色(C、M、Y、K)の画像に対
応するインキ受容性部とインキ非受容性部とが形成され
ている。
【0025】感光性シート12の一方(図1の左端)に
は、位置決め(レジスト用)孔12Aが2個設けられて
いる。
は、位置決め(レジスト用)孔12Aが2個設けられて
いる。
【0026】載置台14には、前記位置決め孔12Aに
対応する第1のピン14Aが設けられている。感光性シ
ート12は、前記位置決め孔12Aに第1のピン14A
が挿入された状態で載置され、複数の感光性シート12
が整えられた状態で積み重ねられている。
対応する第1のピン14Aが設けられている。感光性シ
ート12は、前記位置決め孔12Aに第1のピン14A
が挿入された状態で載置され、複数の感光性シート12
が整えられた状態で積み重ねられている。
【0027】載置台14の上方には、感光性シート搬送
ユニット16が配設されている。この感光性シート搬送
ユニット16は、載置台14に積層された最上層の感光
性シート12を吸着して、ドラム18の周面上に移送す
る役目を有している。
ユニット16が配設されている。この感光性シート搬送
ユニット16は、載置台14に積層された最上層の感光
性シート12を吸着して、ドラム18の周面上に移送す
る役目を有している。
【0028】ドラム18は、金属製で内方が空洞であ
り、モータ20(図2参照)の駆動力で図1の反時計周
り方向へ回転されるようになっている。ドラム18の軸
芯部には、ハロゲンランプ等のヒータ22が配設されて
おり、点灯されることによって、ドラム18が加熱さ
れ、所謂ヒートローラとしての役目を有している。な
お、このヒータ22によってドラム18の周面の温度
は、最高約100 ℃程度に加熱される。なお、ハロゲンヒ
ータ22に代えて、加熱したオイルを循環させて温度を
保つ構成を採用してもよい。
り、モータ20(図2参照)の駆動力で図1の反時計周
り方向へ回転されるようになっている。ドラム18の軸
芯部には、ハロゲンランプ等のヒータ22が配設されて
おり、点灯されることによって、ドラム18が加熱さ
れ、所謂ヒートローラとしての役目を有している。な
お、このヒータ22によってドラム18の周面の温度
は、最高約100 ℃程度に加熱される。なお、ハロゲンヒ
ータ22に代えて、加熱したオイルを循環させて温度を
保つ構成を採用してもよい。
【0029】また、ドラム18の周面には、図示しない
吸着溝が枠状に設けられており、巻き付けられる感光性
シート18の周辺部(非画像部)を負圧によって吸着保
持するようになっている。
吸着溝が枠状に設けられており、巻き付けられる感光性
シート18の周辺部(非画像部)を負圧によって吸着保
持するようになっている。
【0030】ドラム18の周面に感光性シート12を精
度よく装着するために、感光性シート12の一部に位置
決め用のマーク(通商トンボ)を記録しておき、ドラム
18の周面に対応させて上記マークを光電的に検出機構
を配し、ドラム18に対し上記マークの位置が一定以上
ずれている場合には感光性シート12をドラム18の周
面へ装填し直すよう警告するようにするのが好ましい。
この目的のためにドラム18をインキ転写前に回転させ
ることも考えられる。これにより、色ずれを防止でき
る。
度よく装着するために、感光性シート12の一部に位置
決め用のマーク(通商トンボ)を記録しておき、ドラム
18の周面に対応させて上記マークを光電的に検出機構
を配し、ドラム18に対し上記マークの位置が一定以上
ずれている場合には感光性シート12をドラム18の周
面へ装填し直すよう警告するようにするのが好ましい。
この目的のためにドラム18をインキ転写前に回転させ
ることも考えられる。これにより、色ずれを防止でき
る。
【0031】ドラム18の周面に対応してロータリエン
コーダ24が配設されている。このロータリエンコーダ
24は、ドラム18の軸線方向一端部に白黒のバーが交
互に配色された回転板(図示省略)と、この回転板に対
応するセンサ部24Aとで構成され、センサ部24Aで
はドラム18の回転をパルス波形によって読取るように
なっている。センサ部24Aは、後述する制御装置26
に接続され、制御装置26ではドラム18の回転位置
(角度)を認識する。
コーダ24が配設されている。このロータリエンコーダ
24は、ドラム18の軸線方向一端部に白黒のバーが交
互に配色された回転板(図示省略)と、この回転板に対
応するセンサ部24Aとで構成され、センサ部24Aで
はドラム18の回転をパルス波形によって読取るように
なっている。センサ部24Aは、後述する制御装置26
に接続され、制御装置26ではドラム18の回転位置
(角度)を認識する。
【0032】ドラム18の周面の一部には、切欠部28
が形成され、この切欠部28の底部からは、第2のピン
28Aが突出している。前記感光性シート搬送ユニット
16では、感光性シート12の位置決め孔12Aへ第2
のピン28Aが挿入されるまでの感光性シート12の移
動を行うようになっている。
が形成され、この切欠部28の底部からは、第2のピン
28Aが突出している。前記感光性シート搬送ユニット
16では、感光性シート12の位置決め孔12Aへ第2
のピン28Aが挿入されるまでの感光性シート12の移
動を行うようになっている。
【0033】感光性シート搬送ユニット16は、互いに
平行な一対のガイド板30(図1では、一方のみを図
示)を備え、それぞれ長孔30Aが設けられている。こ
の長孔30Aは、吸盤ユニット32のブロック34から
突出しているピン36をそれぞれ案内し、これにより、
吸盤ユニット32は、長孔30Aに沿って移動可能とな
っている。ブロック34には、エアシリンダ38が取付
けられ、このエアシリンダ38の伸縮ロッド38Aの先
端に吸盤40が取付けられている。この吸盤40は、図
示しない負圧発生手段によって吸着及び吸着解除可能と
されている。
平行な一対のガイド板30(図1では、一方のみを図
示)を備え、それぞれ長孔30Aが設けられている。こ
の長孔30Aは、吸盤ユニット32のブロック34から
突出しているピン36をそれぞれ案内し、これにより、
吸盤ユニット32は、長孔30Aに沿って移動可能とな
っている。ブロック34には、エアシリンダ38が取付
けられ、このエアシリンダ38の伸縮ロッド38Aの先
端に吸盤40が取付けられている。この吸盤40は、図
示しない負圧発生手段によって吸着及び吸着解除可能と
されている。
【0034】従って、吸盤ユニット32が長孔30Aの
図1の右端にあるときに伸縮ロッド38Aが伸長される
と、吸盤40は、最上層の感光性シート12と密着す
る。この状態で、負圧発生手段を駆動させることによ
り、吸盤40は感光性シート12を吸着することができ
る。
図1の右端にあるときに伸縮ロッド38Aが伸長される
と、吸盤40は、最上層の感光性シート12と密着す
る。この状態で、負圧発生手段を駆動させることによ
り、吸盤40は感光性シート12を吸着することができ
る。
【0035】感光性シート12を吸着した状態で伸縮ロ
ッド38Aが引込むと、感光性シート12が持ち上げら
れて位置決め孔12Aを第1のピン14Aから離脱させ
る。
ッド38Aが引込むと、感光性シート12が持ち上げら
れて位置決め孔12Aを第1のピン14Aから離脱させ
る。
【0036】ここで、吸盤ユニット32を長孔30Aに
沿って図1の左端へ搬送し、伸縮ロッド38Aを再度伸
長させることにより、感光性シート12をドラム18の
周面へ向けて運び、位置決め孔12Aへ第2のピン28
Aを挿入した後、吸盤40の吸着を解除することによ
り、ドラム18に装着する構成となっている。感光性シ
ート搬送ユニット16は、ドラム18の回転位置と連動
して駆動される。
沿って図1の左端へ搬送し、伸縮ロッド38Aを再度伸
長させることにより、感光性シート12をドラム18の
周面へ向けて運び、位置決め孔12Aへ第2のピン28
Aを挿入した後、吸盤40の吸着を解除することによ
り、ドラム18に装着する構成となっている。感光性シ
ート搬送ユニット16は、ドラム18の回転位置と連動
して駆動される。
【0037】ドラム18は、図1の反時計周り方向へ回
転するように駆動される。このため、第2のピン28A
によってドラム18に係止された感光性シート12は、
ドラム18の回転に伴って、徐々にドラム周面に巻き付
けられることになる。感光性シート搬送ユニット16よ
りドラム回転方向の下流側には、スクイズローラ42が
配設されており、感光シート12は、このスクイズロー
ラ42によってドラム18に密着させながら巻き付けら
れる。スクリズローラ42の代わりにドラム18の周面
に摺接するブラシを用いることもできる。
転するように駆動される。このため、第2のピン28A
によってドラム18に係止された感光性シート12は、
ドラム18の回転に伴って、徐々にドラム周面に巻き付
けられることになる。感光性シート搬送ユニット16よ
りドラム回転方向の下流側には、スクイズローラ42が
配設されており、感光シート12は、このスクイズロー
ラ42によってドラム18に密着させながら巻き付けら
れる。スクリズローラ42の代わりにドラム18の周面
に摺接するブラシを用いることもできる。
【0038】このスクイズローラ42のさらに下流側に
は、インキ転写手段としての加熱・加圧ローラ44が配
設されている。この加熱・加圧ローラ44は、長孔46
に沿って図1の上下方向に移動可能とされ、ドラム18
と接触及び離反可能な構造となっている。
は、インキ転写手段としての加熱・加圧ローラ44が配
設されている。この加熱・加圧ローラ44は、長孔46
に沿って図1の上下方向に移動可能とされ、ドラム18
と接触及び離反可能な構造となっている。
【0039】また、加熱・加圧ローラ44の内方は空洞
であり、その中には、ハロゲンランプ等のヒータ48が
収容されている。このヒータ48によって、周面の温度
が最高約150 ℃程度に加熱されるようになっている。
であり、その中には、ハロゲンランプ等のヒータ48が
収容されている。このヒータ48によって、周面の温度
が最高約150 ℃程度に加熱されるようになっている。
【0040】また、加熱・加圧ローラ44の外周は、ゴ
ムシートの層44Aで被覆され、若干の弾力性を有して
いる。
ムシートの層44Aで被覆され、若干の弾力性を有して
いる。
【0041】この加熱・加圧ローラ44には、ドラム1
8に最も接近した状態でインキシート50をドラム18
の周面へ向けて押しつける働きを持つ。また、加熱・加
圧ローラ44は、ドラム18から離反したとき、インキ
シート50とも接触しない状態になる。
8に最も接近した状態でインキシート50をドラム18
の周面へ向けて押しつける働きを持つ。また、加熱・加
圧ローラ44は、ドラム18から離反したとき、インキ
シート50とも接触しない状態になる。
【0042】インキシート50は、長尺状の支持体の一
方の面にインキ層が設けられた構造となっており、一端
が供給ローラ52に固定され、他端が巻取ローラ54に
固定されている。
方の面にインキ層が設けられた構造となっており、一端
が供給ローラ52に固定され、他端が巻取ローラ54に
固定されている。
【0043】未使用のインキシート50は、供給ローラ
52側に全て巻き取られており、使用済のインキシート
50が、巻取ローラ54側に巻き取られる構成となって
いる。なお、このインキシート50は、4種の色素のイ
ンキシートが用意されており、ドラム18に巻き付けら
れている感光性シート18に記録された色分解画像に対
応して、交換されるようになっている。
52側に全て巻き取られており、使用済のインキシート
50が、巻取ローラ54側に巻き取られる構成となって
いる。なお、このインキシート50は、4種の色素のイ
ンキシートが用意されており、ドラム18に巻き付けら
れている感光性シート18に記録された色分解画像に対
応して、交換されるようになっている。
【0044】供給ローラ52に巻き取られているインキ
シート50のインキ層側には保護フィルム56が貼付け
られており、供給ローラ52から引き出される毎に剥離
され、ローラ58を介して保護フィルム巻取ローラ60
へ巻き取られるようになっている。この剥離操作は、最
初にオペレータの手作業で先端部を保護フィルム巻取ロ
ーラ60にセットしておけば、後は自動的に剥離させる
ことができる。
シート50のインキ層側には保護フィルム56が貼付け
られており、供給ローラ52から引き出される毎に剥離
され、ローラ58を介して保護フィルム巻取ローラ60
へ巻き取られるようになっている。この剥離操作は、最
初にオペレータの手作業で先端部を保護フィルム巻取ロ
ーラ60にセットしておけば、後は自動的に剥離させる
ことができる。
【0045】供給ローラ52から引き出され、保護フィ
ルム56が剥離されたインキシート50は、テンション
ローラ62を介して、ドラム18の周面近傍へ供給され
るようになっている。
ルム56が剥離されたインキシート50は、テンション
ローラ62を介して、ドラム18の周面近傍へ供給され
るようになっている。
【0046】テンションローラ62は、図示しない付勢
手段の付勢力によって図1の鎖線位置方向へ付勢されて
おり、インキシート50に常に一定のテンションがかか
るようになっている。これにより、加熱・加圧ローラ4
4の位置に関わりなく、インキシート50の弛みが防止
される。また、巻取ローラ52はクラウン形状に加工さ
れており、インキシート50の蛇行を防止している。
手段の付勢力によって図1の鎖線位置方向へ付勢されて
おり、インキシート50に常に一定のテンションがかか
るようになっている。これにより、加熱・加圧ローラ4
4の位置に関わりなく、インキシート50の弛みが防止
される。また、巻取ローラ52はクラウン形状に加工さ
れており、インキシート50の蛇行を防止している。
【0047】一方、加熱・加圧ローラ44の下流へと至
るインキシート50は、剥離爪64によって巻取ローラ
54方向へ搬送方向が変換されるようになっている。
るインキシート50は、剥離爪64によって巻取ローラ
54方向へ搬送方向が変換されるようになっている。
【0048】剥離爪64は、インキシート50を所定の
曲率半径より小さい曲率半径でドラム18(実際には、
ドラム18に巻き付けられた感光性シート12)から剥
離されるようになっている。剥離爪64の内部を空洞に
して中へ冷却液体を流すことにより剥離をスムーズにす
ることもできる。剥離爪64の代わりに小径のローラを
用いることもできる。
曲率半径より小さい曲率半径でドラム18(実際には、
ドラム18に巻き付けられた感光性シート12)から剥
離されるようになっている。剥離爪64の内部を空洞に
して中へ冷却液体を流すことにより剥離をスムーズにす
ることもできる。剥離爪64の代わりに小径のローラを
用いることもできる。
【0049】この剥離爪64と巻取ローラ54との間に
は、中間ローラ66が配設されている。中間ローラ66
は、互いに平行な一対のガイド板68(図1では、一方
のみを図示)に設けられた長孔68Aに沿って軸66A
が案内されるようになっており、図1の左右方向へ移動
可能となっている。
は、中間ローラ66が配設されている。中間ローラ66
は、互いに平行な一対のガイド板68(図1では、一方
のみを図示)に設けられた長孔68Aに沿って軸66A
が案内されるようになっており、図1の左右方向へ移動
可能となっている。
【0050】ここで、中間ローラ66が図1の左端にあ
るときは、インキシート50の剥離角度は略90°であ
り、図1の右端にあるときは、インキシート50の剥離
角度は略45°である。すなわち、中間ローラ66の位
置に応じて、インキシート50のドラム18からの剥離
角度を45°〜90°に変更可能となっている。
るときは、インキシート50の剥離角度は略90°であ
り、図1の右端にあるときは、インキシート50の剥離
角度は略45°である。すなわち、中間ローラ66の位
置に応じて、インキシート50のドラム18からの剥離
角度を45°〜90°に変更可能となっている。
【0051】加熱・加圧ローラ44は、感光性シート1
2がドラム18の周面に巻き付けられドラム18が反時
計方向に回転するのに同期して、ドラム18と密着する
方向へ移動させられる。このとき、インキシート50も
ドラム18方向へ移動するため、感光性シート12面上
にインキシート50が密着することになる。ここで、ド
ラム18及び加熱・加圧ローラ44はそれぞれ所定の温
度に加熱されているため、感光性シート12及びインキ
シート50は所定の圧力及び所定の温度で加圧及び加熱
され、感光性シート12のインキ受容性部にインキが転
写される。
2がドラム18の周面に巻き付けられドラム18が反時
計方向に回転するのに同期して、ドラム18と密着する
方向へ移動させられる。このとき、インキシート50も
ドラム18方向へ移動するため、感光性シート12面上
にインキシート50が密着することになる。ここで、ド
ラム18及び加熱・加圧ローラ44はそれぞれ所定の温
度に加熱されているため、感光性シート12及びインキ
シート50は所定の圧力及び所定の温度で加圧及び加熱
され、感光性シート12のインキ受容性部にインキが転
写される。
【0052】インキ受容性部にインキが転写した感光性
シート12は、ドラム18の回転に伴って、さらに図1
の反時計周り方向へ回転せしめられ、図1の下部へと至
るようになっている。
シート12は、ドラム18の回転に伴って、さらに図1
の反時計周り方向へ回転せしめられ、図1の下部へと至
るようになっている。
【0053】ドラム18の下方には、受像シート搬送ユ
ニット70が配設されている。受像シート搬送ユニット
70は、受像シート72を載置する載置台74を備えて
いる。載置台74の上面には、ゴムシート76が敷設さ
れている。この載置台74の上で受像シート72は前述
の感光性シート載置台14への感光性シート12の位置
決めと同様に位置決めされ、例えば、受像シート72を
ローラやブラシでスクイズした後に受像シート72の周
縁部を吸引して固定することにより、受像シート72を
載置台74へ密着させることができる。この受像シート
72が載置される載置台74は図示しない加熱手段によ
り最高約100 ℃に加熱されている。
ニット70が配設されている。受像シート搬送ユニット
70は、受像シート72を載置する載置台74を備えて
いる。載置台74の上面には、ゴムシート76が敷設さ
れている。この載置台74の上で受像シート72は前述
の感光性シート載置台14への感光性シート12の位置
決めと同様に位置決めされ、例えば、受像シート72を
ローラやブラシでスクイズした後に受像シート72の周
縁部を吸引して固定することにより、受像シート72を
載置台74へ密着させることができる。この受像シート
72が載置される載置台74は図示しない加熱手段によ
り最高約100 ℃に加熱されている。
【0054】載置台74は、移動台78にエアシリンダ
80を介して支持されている。すなわち、通常はエアシ
リンダ80の伸縮ロッド80Aに取付けられた圧縮コイ
ルばね82の付勢力で伸縮ロッド80Aが伸長した状態
で載置台74を支持している。
80を介して支持されている。すなわち、通常はエアシ
リンダ80の伸縮ロッド80Aに取付けられた圧縮コイ
ルばね82の付勢力で伸縮ロッド80Aが伸長した状態
で載置台74を支持している。
【0055】ここで、エアシリンダ80を作動させる
と、伸縮ロッド80Aが圧縮コイルばね82の付勢力に
抗して引込み、載置台74の高さ位置を下げることがで
きる。
と、伸縮ロッド80Aが圧縮コイルばね82の付勢力に
抗して引込み、載置台74の高さ位置を下げることがで
きる。
【0056】移動台78は、一対のガイドレール84
(図1では一方のみを図示)に案内され、ドラム18の
接線方向に図1の左右方向へ移動可能となっている。
(図1では一方のみを図示)に案内され、ドラム18の
接線方向に図1の左右方向へ移動可能となっている。
【0057】移動台78の中央部には、駆動モータ86
が取付けられ、その駆動軸は移動台78を貫通して、下
面へ突出している。突出先端には、ピニオンギヤ88が
取付けられ、前記ガイドレール84と平行に配設された
ラック90に噛み合っている。これにより、移動台80
は、駆動モータ86の駆動力によって、ガイドレール8
4に沿って移動する。
が取付けられ、その駆動軸は移動台78を貫通して、下
面へ突出している。突出先端には、ピニオンギヤ88が
取付けられ、前記ガイドレール84と平行に配設された
ラック90に噛み合っている。これにより、移動台80
は、駆動モータ86の駆動力によって、ガイドレール8
4に沿って移動する。
【0058】載置台74の搬送方向先端部(図1の右側
端部)は、肉厚寸法が小さい段差部74Aが設けられ、
この段差部にピン92が形成されている。このピン92
には、受像シート72に設けられた位置決め用の孔に挿
入されるようになっており、このピン92によって位置
決めされた状態で、受像シート72がドラム18へ接近
する。
端部)は、肉厚寸法が小さい段差部74Aが設けられ、
この段差部にピン92が形成されている。このピン92
には、受像シート72に設けられた位置決め用の孔に挿
入されるようになっており、このピン92によって位置
決めされた状態で、受像シート72がドラム18へ接近
する。
【0059】ここで、ドラム18の回転と移動台78の
移動とは同期が取られており、ドラム18に巻き付けら
れた感光性シート12の先端と受像シート72の先端と
を一致させて重ね合わされる構成となっている。このと
き、エアシリンダ80の伸縮ロッド80Aに取付けられ
た圧縮コイルばね82の付勢力によって重ね合わされた
感光性シート12と受像シート72とには所定の圧力が
加えられるようになっており、感光性シート12に付着
しているインキが受像シート72へ転写される構成とな
っている。
移動とは同期が取られており、ドラム18に巻き付けら
れた感光性シート12の先端と受像シート72の先端と
を一致させて重ね合わされる構成となっている。このと
き、エアシリンダ80の伸縮ロッド80Aに取付けられ
た圧縮コイルばね82の付勢力によって重ね合わされた
感光性シート12と受像シート72とには所定の圧力が
加えられるようになっており、感光性シート12に付着
しているインキが受像シート72へ転写される構成とな
っている。
【0060】受像シート72への転写が終わった感光性
シート12へ再度インキシート50を密着させて加熱、
加圧すると、インキは再度感光性シート12のインキ受
容性部へインキを転写することができる。すなわち、1
枚の感光性シート12を繰り返し使用できる。
シート12へ再度インキシート50を密着させて加熱、
加圧すると、インキは再度感光性シート12のインキ受
容性部へインキを転写することができる。すなわち、1
枚の感光性シート12を繰り返し使用できる。
【0061】この装置において、各色毎に色分解原稿を
露光した感光性シート12を交換して順次ドラム18へ
巻き付け、それぞれ対向する色のインキシート50を用
いてインキを転写した後、1枚の受像シート72へ密着
させることによって、カラー画像に必要な4色(C、
M、Y、K)の画像を重ねて転写するようになってお
り、このため、移動台78は、4往復して1枚のカラー
画像が得られることになる。この往復動作の復路時に
は、エアシリンダ80が作動して載置台74を下げるた
め、載置台74とドラム18との接触はない。
露光した感光性シート12を交換して順次ドラム18へ
巻き付け、それぞれ対向する色のインキシート50を用
いてインキを転写した後、1枚の受像シート72へ密着
させることによって、カラー画像に必要な4色(C、
M、Y、K)の画像を重ねて転写するようになってお
り、このため、移動台78は、4往復して1枚のカラー
画像が得られることになる。この往復動作の復路時に
は、エアシリンダ80が作動して載置台74を下げるた
め、載置台74とドラム18との接触はない。
【0062】このような装置の使い方をする場合、1回
の転写が終わる毎にドラム18から感光性シート12を
外す必要があるため、受像シート72へのインキの転写
が終了した感光性シート12は、ドラム18の図1右側
に配設された感光性シート剥離ユニット94によって剥
離されるようになっている。
の転写が終わる毎にドラム18から感光性シート12を
外す必要があるため、受像シート72へのインキの転写
が終了した感光性シート12は、ドラム18の図1右側
に配設された感光性シート剥離ユニット94によって剥
離されるようになっている。
【0063】感光性シート剥離ユニット94は、軸96
Aを中心に回動可能なブラケット96に吸盤ユニット9
8が取付けられて構成されている。吸盤ユニット98に
は、エアシリンダ100が取付けられ、このエアシリン
ダ100の伸縮ロッド100Aの先端に吸盤102が取
付けられている。吸盤102は、図示しない負圧発生手
段の作動によって吸着可能となっている。
Aを中心に回動可能なブラケット96に吸盤ユニット9
8が取付けられて構成されている。吸盤ユニット98に
は、エアシリンダ100が取付けられ、このエアシリン
ダ100の伸縮ロッド100Aの先端に吸盤102が取
付けられている。吸盤102は、図示しない負圧発生手
段の作動によって吸着可能となっている。
【0064】ここで、感光性シート12の先端、すなわ
ち第2のピン28Aが吸盤102の近傍に位置したとき
にエアシリンダ100が作動して伸縮ロッド100Aが
伸長され、吸盤102が感光性シート12面に密着す
る。この状態で、負圧発生手段を作動させることによ
り、感光性シート12を吸着保持することができる。
ち第2のピン28Aが吸盤102の近傍に位置したとき
にエアシリンダ100が作動して伸縮ロッド100Aが
伸長され、吸盤102が感光性シート12面に密着す
る。この状態で、負圧発生手段を作動させることによ
り、感光性シート12を吸着保持することができる。
【0065】ブラケット96は、吸盤102によって感
光性シート12を吸着保持し、伸縮ロッド100Aを引
き込んだ状態で図1の想像線位置へ回動するようになっ
ている。
光性シート12を吸着保持し、伸縮ロッド100Aを引
き込んだ状態で図1の想像線位置へ回動するようになっ
ている。
【0066】この想像線位置の下部には、ガイド板10
4及び送り出しローラ106が配設され、さらに下流側
には駆動力で回転可能な一対の挟持ローラ108が配設
されている。
4及び送り出しローラ106が配設され、さらに下流側
には駆動力で回転可能な一対の挟持ローラ108が配設
されている。
【0067】このため、ブラケット96の図1の想像線
位置に至った後、吸盤102による感光性シート12の
吸着を解除すると、感光性シート12は、ドラム18の
回転に伴ってガイド板104及び送り出しローラ106
に支持されて、挟持ローラ108へと至り、この挟持ロ
ーラ108に挟持されて、取出トレイ110へと送り出
される。
位置に至った後、吸盤102による感光性シート12の
吸着を解除すると、感光性シート12は、ドラム18の
回転に伴ってガイド板104及び送り出しローラ106
に支持されて、挟持ローラ108へと至り、この挟持ロ
ーラ108に挟持されて、取出トレイ110へと送り出
される。
【0068】なお、上記構成のドラム18の周囲におけ
る感光性シート搬送ユニット16、受像シート搬送ユニ
ット70、感光性シート剥離ユニット94及びパルスエ
ンコーダ24の存在しない、開放領域には、周面に沿っ
た遮熱板111が配設されている。
る感光性シート搬送ユニット16、受像シート搬送ユニ
ット70、感光性シート剥離ユニット94及びパルスエ
ンコーダ24の存在しない、開放領域には、周面に沿っ
た遮熱板111が配設されている。
【0069】図2には、上記画像形成装置10の駆動系
の制御ブロック図が示されている。制御装置26は、マ
イクロコンピュータ112を含んで構成されており、マ
イクロコンピュータ112は、CPU114、RAM1
16、ROM118、入出力ポート120及びこれらを
接続するデータバスやコントロールバス等のバス122
で構成されている。
の制御ブロック図が示されている。制御装置26は、マ
イクロコンピュータ112を含んで構成されており、マ
イクロコンピュータ112は、CPU114、RAM1
16、ROM118、入出力ポート120及びこれらを
接続するデータバスやコントロールバス等のバス122
で構成されている。
【0070】入出力ポート120には、供給ローラ52
を回転させるモータ124、巻取ローラ54を回転させ
るモータ126、保護フィルム巻取ローラ60を回転さ
せるモータ128、加熱・加圧ローラ44を回転させる
モータ130、ドラム18を回転させるモータ20、駆
動モータ86及び挟持ローラ108を駆動させるための
モータ134がそれぞれドライバ136、138、14
0、142、144、146、148を介して接続され
ている。
を回転させるモータ124、巻取ローラ54を回転させ
るモータ126、保護フィルム巻取ローラ60を回転さ
せるモータ128、加熱・加圧ローラ44を回転させる
モータ130、ドラム18を回転させるモータ20、駆
動モータ86及び挟持ローラ108を駆動させるための
モータ134がそれぞれドライバ136、138、14
0、142、144、146、148を介して接続され
ている。
【0071】また、入出力ポート120には、感光性シ
ート搬送ユニット16の吸盤ユニット32を長孔30A
に沿って移動させるための駆動部150、感光性シート
剥離ユニット94のブラケット96を回動させるための
駆動部152、中間ローラ66を長孔68Aに沿って移
動させるための駆動部154がドライバ156、15
8、160を介して接続されている。
ート搬送ユニット16の吸盤ユニット32を長孔30A
に沿って移動させるための駆動部150、感光性シート
剥離ユニット94のブラケット96を回動させるための
駆動部152、中間ローラ66を長孔68Aに沿って移
動させるための駆動部154がドライバ156、15
8、160を介して接続されている。
【0072】さらに、入出力ポート120には、エアシ
リンダ38、80、100を作動させるための電磁弁1
62、164、166がドライバ168、170、17
2を介して接続されている。
リンダ38、80、100を作動させるための電磁弁1
62、164、166がドライバ168、170、17
2を介して接続されている。
【0073】上記出力系の他、入力系として、入出力ポ
ート120には、巻出ローラ52から巻き出されるイン
キシート50の後端を検出するセンサ174、感光性シ
ート搬送ユニット16の吸盤ユニット32の左右端の位
置を検出するセンサ176、178、感光性シート剥離
ユニット94のブラケット96の回動両端の位置を検出
するセンサ180、182、ドラム18の回転位置を検
出するロータリエンコーダ24のセンサ部24A、受像
シート搬送ユニット70の載置台78の左右端位置を検
出するセンサ184、186及び感光性シート剥離ユニ
ット94の挟持ローラ108の上流側で感光性シート1
2の先端部を検出するセンサ188がそれぞれ接続され
ている。
ート120には、巻出ローラ52から巻き出されるイン
キシート50の後端を検出するセンサ174、感光性シ
ート搬送ユニット16の吸盤ユニット32の左右端の位
置を検出するセンサ176、178、感光性シート剥離
ユニット94のブラケット96の回動両端の位置を検出
するセンサ180、182、ドラム18の回転位置を検
出するロータリエンコーダ24のセンサ部24A、受像
シート搬送ユニット70の載置台78の左右端位置を検
出するセンサ184、186及び感光性シート剥離ユニ
ット94の挟持ローラ108の上流側で感光性シート1
2の先端部を検出するセンサ188がそれぞれ接続され
ている。
【0074】以下に第1実施例の作用を図3のフローチ
ャートに従い説明する。まず、ステップ200では、各
駆動系を原位置に設定し、ステップ202へ移行してハ
ロゲンランプ22、48を点灯して、ドラム18と加熱
・加圧ローラ44との加熱を開始する。
ャートに従い説明する。まず、ステップ200では、各
駆動系を原位置に設定し、ステップ202へ移行してハ
ロゲンランプ22、48を点灯して、ドラム18と加熱
・加圧ローラ44との加熱を開始する。
【0075】次のステップ204では、感光性シート搬
送ユニット16を作動させる。すなわち、原位置設定に
より、吸盤ユニット32が長孔30Aの図1の右端にあ
り、この状態で伸縮ロッド38Aを伸長させ、吸盤40
を最上層の感光性シート12と密着させる。この状態
で、負圧発生手段を駆動させることにより、吸盤40は
感光性シート12を吸着することができる。
送ユニット16を作動させる。すなわち、原位置設定に
より、吸盤ユニット32が長孔30Aの図1の右端にあ
り、この状態で伸縮ロッド38Aを伸長させ、吸盤40
を最上層の感光性シート12と密着させる。この状態
で、負圧発生手段を駆動させることにより、吸盤40は
感光性シート12を吸着することができる。
【0076】その後、伸縮ロッド38Aを引込み、感光
性シート12を第1のピン14Aから離脱させ、吸盤ユ
ニット32を長孔30Aに沿って図1の左端へ搬送し、
伸縮ロッド38Aを再度伸長させる。これにより、円孔
12Aへ第2のピン28Aを挿入することができ、感光
性シート12の先端部のドラム18への装着が完了する
(図4参照)。
性シート12を第1のピン14Aから離脱させ、吸盤ユ
ニット32を長孔30Aに沿って図1の左端へ搬送し、
伸縮ロッド38Aを再度伸長させる。これにより、円孔
12Aへ第2のピン28Aを挿入することができ、感光
性シート12の先端部のドラム18への装着が完了する
(図4参照)。
【0077】次のステップ206では、巻掛ローラ66
の位置を設定する。これは、感光性シート12及びイン
キシート50の材質等により予め定められているため、
これに応じて設定する。この設定によって、インキシー
ト50の感光性シート12からの剥離角度が決定され
る。
の位置を設定する。これは、感光性シート12及びイン
キシート50の材質等により予め定められているため、
これに応じて設定する。この設定によって、インキシー
ト50の感光性シート12からの剥離角度が決定され
る。
【0078】ステップ208では、加熱・加圧ローラ4
4の回転を開始し、次いでステップ210へ移行して加
熱・加圧ローラ44をドラム18と接触する位置へ移動
させ、ステップ212へ移行する。インキシート50か
らインキを感光性シート12へ転写するときに、両者の
間に相対速度があってはならないため、ドラム18とロ
ー44が接触する際に両者の周速度を略一致させる構成
が必要である。
4の回転を開始し、次いでステップ210へ移行して加
熱・加圧ローラ44をドラム18と接触する位置へ移動
させ、ステップ212へ移行する。インキシート50か
らインキを感光性シート12へ転写するときに、両者の
間に相対速度があってはならないため、ドラム18とロ
ー44が接触する際に両者の周速度を略一致させる構成
が必要である。
【0079】ステップ212では、供給ローラ52、巻
取ローラ54及び保護フィルム巻取ローラ60の回転を
それぞれ開始し、次いでステップ214へ移行して剥離
爪64をドラム18と対応する位置へ移動させる。
取ローラ54及び保護フィルム巻取ローラ60の回転を
それぞれ開始し、次いでステップ214へ移行して剥離
爪64をドラム18と対応する位置へ移動させる。
【0080】以上で、インキを感光性シート12へ付着
させる準備が完了し、ステップ216へ移行して、ドラ
ム18を回転させる。このドラム18の回転に伴って、
感光シート12は、徐々にドラム18の周面に巻き付け
られていく。このとき、スクイズローラ42によってド
ラム18に押圧されながら巻き付けられるため、ドラム
18と感光性シート12との間に気泡等が生じることが
なく、確実に密着される。また、ドラム18の周面に
は、吸着溝が設けられているため、巻き付けられた感光
シート12は、この吸着溝による吸着によって巻き付け
状態が保持される。
させる準備が完了し、ステップ216へ移行して、ドラ
ム18を回転させる。このドラム18の回転に伴って、
感光シート12は、徐々にドラム18の周面に巻き付け
られていく。このとき、スクイズローラ42によってド
ラム18に押圧されながら巻き付けられるため、ドラム
18と感光性シート12との間に気泡等が生じることが
なく、確実に密着される。また、ドラム18の周面に
は、吸着溝が設けられているため、巻き付けられた感光
シート12は、この吸着溝による吸着によって巻き付け
状態が保持される。
【0081】ステップ218では、ドラム18が所定回
転角度となったか否かが判断され、肯定判定されると、
ステップ220へ移行して受像シート搬送ユニット70
の作動を開始する。
転角度となったか否かが判断され、肯定判定されると、
ステップ220へ移行して受像シート搬送ユニット70
の作動を開始する。
【0082】すなわち、ドラム18の回転と、移動台7
8の移動とは同期がとられており、ドラム18に巻き付
けられた感光性シート12の先端と受像シート72の先
端とが一致するように重ね合わされる(図5参照)。こ
のとき、エアシリンダ80の伸縮ロッド80Aに取付け
られた圧縮コイルばね82の付勢力によって重ね合わさ
れた感光性シート12と受像シート72とには所定の圧
力が加えられながら、搬送され、感光性シート12に付
着しているインキが受像シート72へ転写される。
8の移動とは同期がとられており、ドラム18に巻き付
けられた感光性シート12の先端と受像シート72の先
端とが一致するように重ね合わされる(図5参照)。こ
のとき、エアシリンダ80の伸縮ロッド80Aに取付け
られた圧縮コイルばね82の付勢力によって重ね合わさ
れた感光性シート12と受像シート72とには所定の圧
力が加えられながら、搬送され、感光性シート12に付
着しているインキが受像シート72へ転写される。
【0083】ガイドレール84の図1の右端へ至った載
置台74は、復路時にエアシリンダ80が作動して下降
する(図6参照)。このため、移動台78が原位置に戻
るときに載置台74とドラム18とが接触することな
く、ガイドレール84の図1の左端へと戻ることができ
る。
置台74は、復路時にエアシリンダ80が作動して下降
する(図6参照)。このため、移動台78が原位置に戻
るときに載置台74とドラム18とが接触することな
く、ガイドレール84の図1の左端へと戻ることができ
る。
【0084】受像シート72には、上記工程によって第
1色(例えば、Y色素)の画像た転写されたことにな
り、以下残りの3色(M、C、K)を同一の工程で順次
転写する。このため、ドラム18に巻き付けられた感光
性シート12を次の色の感光性シート12に交換する必
要がある。
1色(例えば、Y色素)の画像た転写されたことにな
り、以下残りの3色(M、C、K)を同一の工程で順次
転写する。このため、ドラム18に巻き付けられた感光
性シート12を次の色の感光性シート12に交換する必
要がある。
【0085】ステップ222では、ドラム18の回転角
度が、感光性シート剥離位置となったか否かが判断さ
れ、肯定判定されると、ステップ224へ移行して感光
性シート剥離ユニット94の作動を開始する。
度が、感光性シート剥離位置となったか否かが判断さ
れ、肯定判定されると、ステップ224へ移行して感光
性シート剥離ユニット94の作動を開始する。
【0086】すなわち、感光性シート12の先端の第2
のピン28Aが吸盤102の近傍に位置したときにエア
シリンダ100が作動して伸縮ロッド100Aが伸長さ
れ、吸盤102が感光性シート12面に密着する。この
状態で、負圧発生手段を作動させることにより、感光性
シート12を吸着保持し、ブラケット96を図1の想像
線位置まで回動させる(図7の状態)。その後、吸盤1
02による感光性シート12の吸着を解除すると、感光
性シート12は、ドラム18の回転に伴ってガイド板1
04及び送り出しローラ106に支持されて、挟持ロー
ラ108へと至り、この挟持ローラ108に挟持され
て、取出トレイ110へと送り出される。
のピン28Aが吸盤102の近傍に位置したときにエア
シリンダ100が作動して伸縮ロッド100Aが伸長さ
れ、吸盤102が感光性シート12面に密着する。この
状態で、負圧発生手段を作動させることにより、感光性
シート12を吸着保持し、ブラケット96を図1の想像
線位置まで回動させる(図7の状態)。その後、吸盤1
02による感光性シート12の吸着を解除すると、感光
性シート12は、ドラム18の回転に伴ってガイド板1
04及び送り出しローラ106に支持されて、挟持ロー
ラ108へと至り、この挟持ローラ108に挟持され
て、取出トレイ110へと送り出される。
【0087】次のステップ226では、4色の転写が終
了したか否かが判断され、否定判定の場合は、ステップ
204へ移行して次の感光性シート12の装着から受像
シート72への転写までの工程を繰り返す。また、ステ
ップ226で肯定判定された場合は、受像シート72へ
4色の転写が終了したと判断され、ステップ228へ移
行する。ステップ228では、設定枚数の処理が終了し
たか否かが判断され、否定判定の場合は、受像シート7
2を交換した後、ステップ204へ移行し、肯定判定さ
れた場合は、処理は終了する。
了したか否かが判断され、否定判定の場合は、ステップ
204へ移行して次の感光性シート12の装着から受像
シート72への転写までの工程を繰り返す。また、ステ
ップ226で肯定判定された場合は、受像シート72へ
4色の転写が終了したと判断され、ステップ228へ移
行する。ステップ228では、設定枚数の処理が終了し
たか否かが判断され、否定判定の場合は、受像シート7
2を交換した後、ステップ204へ移行し、肯定判定さ
れた場合は、処理は終了する。
【0088】ここで、例えば、ステップ226の後に、
載置台74に載置された受像シート72上に本紙(実際
に印刷に使用される用紙)を重ね合わせ、移動台78を
再度往復移動させることにより、受像シート72上の画
像が本紙へ転写され、カラープルーフを形成することが
できる。なお、本紙への転写は、本装置を適用せず、受
像シート72を別の場所へ運搬して、別の装置で行って
もよい。
載置台74に載置された受像シート72上に本紙(実際
に印刷に使用される用紙)を重ね合わせ、移動台78を
再度往復移動させることにより、受像シート72上の画
像が本紙へ転写され、カラープルーフを形成することが
できる。なお、本紙への転写は、本装置を適用せず、受
像シート72を別の場所へ運搬して、別の装置で行って
もよい。
【0089】なお、本実施例では、巻出ローラ52及び
巻取ローラ54に巻き取られているインキシート50を
感光性シート12に対応させて、交換するようにした
が、インキシート50の長手方向に沿って、YMCKが
順番に塗布されているインキシートを用いれば、交換の
必要はない。
巻取ローラ54に巻き取られているインキシート50を
感光性シート12に対応させて、交換するようにした
が、インキシート50の長手方向に沿って、YMCKが
順番に塗布されているインキシートを用いれば、交換の
必要はない。
【0090】なお、第1実施例では、ドラム18に金属
表面をもつもの、加熱・加圧ローラ44に金属の外表面
にゴムを被覆したもの、受像シート搬送ユニット70の
載置台74に金属表面にゴムを被覆したものを採用して
いるが、加熱・加圧ローラ44と載置台74として金属
表面を持ち、ドラム18にゴムを被覆した表面を持つも
のを用いてもよい。
表面をもつもの、加熱・加圧ローラ44に金属の外表面
にゴムを被覆したもの、受像シート搬送ユニット70の
載置台74に金属表面にゴムを被覆したものを採用して
いるが、加熱・加圧ローラ44と載置台74として金属
表面を持ち、ドラム18にゴムを被覆した表面を持つも
のを用いてもよい。
【0091】〔第2実施例〕次の本発明の第2実施例に
ついて説明する。この第2実施例については、装置構成
は、上記第1実施例と同一であるため、構成の説明は省
略する。
ついて説明する。この第2実施例については、装置構成
は、上記第1実施例と同一であるため、構成の説明は省
略する。
【0092】第2実施例の特徴は、受像シート72へ各
色を転写する際に、感光性シート12をドラム18から
取り外さずに同一の感光性シート12及び対応する色の
インキシート50を用いて、同色のインキ画像を必要枚
数の受像シート72へ転写し、その後、次の色の感光性
シート12及びインキシート50に取り替えて前の受像
シート72へ転写していくことにある。以下にその手順
を図8のフローチャートに従い説明する。なお、図3の
フローチャートと同一の処理の場合は、ステップ番号の
末尾に符号”A”を付して、詳細な説明は省略する。
色を転写する際に、感光性シート12をドラム18から
取り外さずに同一の感光性シート12及び対応する色の
インキシート50を用いて、同色のインキ画像を必要枚
数の受像シート72へ転写し、その後、次の色の感光性
シート12及びインキシート50に取り替えて前の受像
シート72へ転写していくことにある。以下にその手順
を図8のフローチャートに従い説明する。なお、図3の
フローチャートと同一の処理の場合は、ステップ番号の
末尾に符号”A”を付して、詳細な説明は省略する。
【0093】ステップ200Aからステップ218Aま
では、図3の制御と同一であり、ステップ218Aでド
ラム18の回転角度が所定の角度となると、ステップ2
50では、受像シート搬送ユニット70が1往復のみ移
動され、ステップ252へ移行して予め定められた設定
枚数となったか否かが判断される。ここで、否定判定さ
れた場合は、載置台74上の受像シート72を新たな受
像シート72に取替えて、ステップ218Aへ移行す
る。すなわち、同一の感光性シート12によって、複数
枚の受像シート72へ転写する。ステップ252で肯定
判定されると、ステップ222Aへ移行して、次の感光
性シート12への取替えがなされる(ステップ222A
〜ステップ224A)。ステップ226Aで4色が終了
したか否かが判断され、否定判定の場合は、1〜3色の
転写が終了している受像シート72を再度載置台へ載置
して、ステップ204Aへ移行する。このように、第2
実施例では、受像シート72を1枚1枚仕上げていくの
ではなく、必要枚数に応じて各色を連続して転写してお
き、最終的に所定の枚数の受像シートを仕上げる手順と
なっており、受像シート72の載置台74への載置(手
作業)が増すものの、ドラム18への感光性シート12
の取付け、取外しの回数が少なくて済むため、所要時間
は少なくて済み、自動でかつ正確にドラムへ巻き付ける
作業を軽減することができる。
では、図3の制御と同一であり、ステップ218Aでド
ラム18の回転角度が所定の角度となると、ステップ2
50では、受像シート搬送ユニット70が1往復のみ移
動され、ステップ252へ移行して予め定められた設定
枚数となったか否かが判断される。ここで、否定判定さ
れた場合は、載置台74上の受像シート72を新たな受
像シート72に取替えて、ステップ218Aへ移行す
る。すなわち、同一の感光性シート12によって、複数
枚の受像シート72へ転写する。ステップ252で肯定
判定されると、ステップ222Aへ移行して、次の感光
性シート12への取替えがなされる(ステップ222A
〜ステップ224A)。ステップ226Aで4色が終了
したか否かが判断され、否定判定の場合は、1〜3色の
転写が終了している受像シート72を再度載置台へ載置
して、ステップ204Aへ移行する。このように、第2
実施例では、受像シート72を1枚1枚仕上げていくの
ではなく、必要枚数に応じて各色を連続して転写してお
き、最終的に所定の枚数の受像シートを仕上げる手順と
なっており、受像シート72の載置台74への載置(手
作業)が増すものの、ドラム18への感光性シート12
の取付け、取外しの回数が少なくて済むため、所要時間
は少なくて済み、自動でかつ正確にドラムへ巻き付ける
作業を軽減することができる。
【0094】〔第3実施例〕以下に本発明の第3実施例
について説明する。本第3実施例において、第1実施例
と同一構成部分については、同一の符号を付してその構
成の説明を省略する。
について説明する。本第3実施例において、第1実施例
と同一構成部分については、同一の符号を付してその構
成の説明を省略する。
【0095】図9に示される如く、第3実施例に係る装
置は、第1実施例で示した受像シート搬送ユニット70
以外の画像形成装置10が4台並んだ構造となっている
(以下、図9の左側から画像形成装置10C、10M、
10Y、10Kという)。
置は、第1実施例で示した受像シート搬送ユニット70
以外の画像形成装置10が4台並んだ構造となっている
(以下、図9の左側から画像形成装置10C、10M、
10Y、10Kという)。
【0096】これに対して、受像シート搬送ユニット7
0は、4台の画像形成装置10Y、10M、10C、1
0Kのそれぞれのドラム18Y、18M、18C、18
Kの接線方向へ直線的に移動するようにガイドレール8
4及びラック90が延長されている。
0は、4台の画像形成装置10Y、10M、10C、1
0Kのそれぞれのドラム18Y、18M、18C、18
Kの接線方向へ直線的に移動するようにガイドレール8
4及びラック90が延長されている。
【0097】このため、画像形成装置10Yでは、イン
キ受容性部とインキ非受容性部からなるY色素の画像が
形成された感光性シート12Yのみがドラム18Yに巻
き付けられる構成となっており、Y色素のインキを受像
シート72へ転写する。その後、移動台78は、画像形
成装置10M、10C、10Kと対応し、それぞれの色
素のインキが順番に転写され、1往復の移動によって1
枚の受像シート72に4色のインキを転写させることが
できる。
キ受容性部とインキ非受容性部からなるY色素の画像が
形成された感光性シート12Yのみがドラム18Yに巻
き付けられる構成となっており、Y色素のインキを受像
シート72へ転写する。その後、移動台78は、画像形
成装置10M、10C、10Kと対応し、それぞれの色
素のインキが順番に転写され、1往復の移動によって1
枚の受像シート72に4色のインキを転写させることが
できる。
【0098】このように、第3実施例では、各色毎に専
用のドラム18Y、18M、18C、18Kを配設した
ので、受像シート72の搬送を4往復させることなく、
1往復の動作で全色の転写を行えるため、作業効率が向
上する。
用のドラム18Y、18M、18C、18Kを配設した
ので、受像シート72の搬送を4往復させることなく、
1往復の動作で全色の転写を行えるため、作業効率が向
上する。
【0099】なお、上記実施例では、各駆動系をセンサ
からの信号に応じて作動させるシーケンスコントロール
を採用し各駆動の同期をとるようにしたが、駆動源を単
一として各駆動を機械的に連動させて同期をとるように
してもよい。
からの信号に応じて作動させるシーケンスコントロール
を採用し各駆動の同期をとるようにしたが、駆動源を単
一として各駆動を機械的に連動させて同期をとるように
してもよい。
【0100】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る画像形成
装置は、画像形成された単一の原版から複数枚のカラー
プルーフを作成すると共に複数枚のカラープルーフ作成
のための時間を短縮することができるという優れた効果
を有する。
装置は、画像形成された単一の原版から複数枚のカラー
プルーフを作成すると共に複数枚のカラープルーフ作成
のための時間を短縮することができるという優れた効果
を有する。
【図1】第1実施例に係る画像形成装置の概略構成図で
ある。
ある。
【図2】第1実施例に係る駆動系の制御ブロック図であ
る。
る。
【図3】第1実施例に係る制御フローチャートである。
【図4】第1実施例に係る感光性シートをドラムに対応
させた状態を示す概略図である。
させた状態を示す概略図である。
【図5】第1実施例に係る感光性シートと受像シートと
の密着開始状態を示す概略図である。
の密着開始状態を示す概略図である。
【図6】第1実施例に係る受像シート搬送ユニットの載
置台が下降したときの状態を示す概略図である。
置台が下降したときの状態を示す概略図である。
【図7】第1実施例に係る感光性シートをドラムから剥
離する状態を示す概略図である。
離する状態を示す概略図である。
【図8】第2実施例に係る制御フローチャートである。
【図9】第3実施例に係る画像形成装置の概略構成図で
ある。
ある。
10 画像形成装置 12 感光性シート(画像形成材料) 14 載置台 16 感光性シート搬送ユニット 18 ドラム 26 制御装置 44 加熱・加圧ローラ 50 インキシート 52 供給ローラ 54 巻取ローラ 70 受像シート搬送ユニット 72 受像シート 94 感光性シート剥離ユニット
Claims (2)
- 【請求項1】 色分解原稿を活性光線によって露光、又
は該露光後の現像処理によって前記色分解原稿に応じた
インキ受容性部とインキ非受容性部とが形成された画像
形成材料が周面に巻き付けられる回転ドラムと、 支持体にインキ層が設けられたインキシートを前記ドラ
ムの回転に同期させて搬送するインキシート搬送機構
と、 前記回転ドラムに巻付けられた画像形成材料と前記イン
キシート搬送機構により搬送されるインキシートとを密
着させ、かつ密着状態で加熱及び/又は加圧を施すこと
によって、前記画像形成材料のインキ受容性部へインキ
シートからインキを転写するインキ転写手段と、 前記回転ドラムの回転に同期して前記回転ドラム周面に
対し受像材料を移動し、前記インキ転写手段によりイン
キを転写された画像形成材料と密接して所定の圧力及び
/又は温度を付与してインキを画像形成材料から受像材
料へ転写する受像材料載置面をもつ密着搬送手段と、 を有する画像形成装置。 - 【請求項2】 各色毎の色分解原稿を活性光線によって
露光、又は該露光後の現像処理によって前記色分解原稿
に応じてインキ受容性部とインキ非受容性部とが形成さ
れた画像形成材料へ各色に対応するインキを転写した
後、各色のインキを順次受像材料へ転写することによっ
て受像材料上へ前記色分解原稿に対応するカラー画像を
形成する装置であって、 複数の画像形成材料を積み重ね状態で載置すると共に画
像形成材料に設けられた位置決め用の貫通孔へ挿入可能
な第1のピンが立設された載置台と、 周面の一部から画像形成材料の貫通孔へ挿入可能な第2
のピンが立設されると共に画像形成材料が周面に巻き付
けられる回転ドラムと、 前記第1のピンによって載置台上で位置決めされている
画像形成材料を取出し、前記回転ドラムへ移送して前記
第2のピンを用いて前記回転ドラムの周面に位置決めす
る画像形成材料装着手段と、 前記画像形成材料装着手段で装着された前記回転ドラム
の周面上の感光材料を保持する保持手段と、 ベルト状の支持体にインキが塗布された構造をもつイン
キシートをロールに巻き取って支持するインキシート供
給ローラと、 前記画像形成材料とインキシートとを密着させ、かつ密
着状態で少なくとも加熱又加圧の一方を施すことによっ
て、前記感光材料のインキ受容性部へインキを転写させ
るインキ転写手段と、 前記インキシートを前記感光材料から剥離する剥離手段
と、 前記剥離手段によって剥離されたインキシートをロール
状に巻き取って収容する巻取ローラと、 前記供給ローラと巻取ローラとの間のインキシートを所
定のテンションに保持するテンション保持手段と、 受像材料を載置する載置面を備え前記ドラムの回転に同
期してドラム周面に対して接線方向に移動させることに
よって前記ドラム周面上の画像形成材料と載置面上の受
像材料とを所定の圧力で密着搬送する搬送手段と、 を有する画像形成装置。
Priority Applications (4)
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JP5042946A JPH06255081A (ja) | 1993-03-03 | 1993-03-03 | 画像形成装置 |
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