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JPH06250061A - 光学部材保持装置 - Google Patents

光学部材保持装置

Info

Publication number
JPH06250061A
JPH06250061A JP5062561A JP6256193A JPH06250061A JP H06250061 A JPH06250061 A JP H06250061A JP 5062561 A JP5062561 A JP 5062561A JP 6256193 A JP6256193 A JP 6256193A JP H06250061 A JPH06250061 A JP H06250061A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leaf spring
optical member
holding device
mirror
frame body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5062561A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Ikeda
正俊 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP5062561A priority Critical patent/JPH06250061A/ja
Publication of JPH06250061A publication Critical patent/JPH06250061A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ミラーの光軸安定性の向上及び構造が簡素化
を図るとともに、保持力の調整を不要にする。 【構成】 横型ミラー1を吊り下げた状態で保持するよ
うにしたので、板バネ6の長手方向と重力方向とは一致
し、板バネ6の座屈やねじれが生じ難く、横型ミラー1
の光軸方向の安定性が高くなる。また、調整機構により
保持力を調整する構造ではないので、構造は簡素で保持
力の調整も不要である。更に、板バネ6に仮留め用孔9
を設けるようにしたので、仮留め用孔9に接着剤8を注
入して板バネ6を枠体3に仮留めし、接着剤8が硬化し
た後にボルト10で板バネ6を枠体3に固定することが
でき、その結果ボルト10の締付け時に生じる板バネ6
の微動を防ぐことができ、横型ミラー1の光軸方向の安
定性を一層向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は光学部材保持装置に関
し、特に半導体製造用の露光装置等の投影光学系の光学
部材の保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の光学部材保持装置の破断面
図である。この光学部材保持装置は、垂直光軸の円板状
の横型ミラー101を保持するものであり、図6に示す
ように、円筒状の枠体102の内周面につば部105を
設け、そのつば部105の内周面に段差部106を設け
てなる。つば部105の段差部106は横型ミラー10
1の周縁部を受けて横型ミラー101を支持する。すな
わち、横型ミラー101の下面101aは段差部106
の水平面106aで支持される。
【0003】また、大型のミラーや高い精度を求められ
るミラーの保持装置としては、横型ミラーの下面や側面
を複数点で保持し、理想的な重量配分になるように3軸
方向に調整可能な調整機構を備えたものがある。
【0004】更に、板バネを用いた保持装置としては、
枠体から横型ミラーへ板バネを横型ミラーの接線方向に
沿って架け渡すようにしたものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、横型ミラー
の周縁部を全周に亘って保持する従来の光学部材保持装
置には、互いに接触する横型ミラー101の下面101
aと段差部106の水平面106aとのそれぞれの平面
度を厳しく管理しなければならず、所定の平面度が得ら
れないと、接触する互いの面のうねりの影響を受けてミ
ラー面に歪が生じ易いという問題があった。
【0006】また、横型ミラーの下面や側面を複数点で
保持する従来の光学部材保持装置には、調整機構が複雑
であり、各保持点における保持力の調整も難しいという
問題があった。
【0007】更に、板バネを用いた保持装置には、板バ
ネを横型ミラーの側面にボルトで固定するとき、ボルト
を締め込んだ際に板バネが微動したり、また座屈やねじ
れを起こして横型ミラーの光軸が安定しないという問題
があった。
【0008】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は光学部材に与える歪が小さく、構
造が簡素で保持力の調整が不要な光学部材保持装置を提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め請求項1記載の発明の光学部材保持装置は、垂直光軸
の円板状の光学部材を収容する筒状の枠体と、この枠体
内に円周方向に沿って等間隔おきに配置され、前記光学
部材を支持する少なくとも3個の支持部材とを備え、前
記支持部材を、前記枠体内に垂直光軸に沿うように懸装
された板バネと、前記板バネの下部に連結され、前記光
学部材を支持するブロックとで構成した。
【0010】また、請求項2記載の発明の光学部材保持
装置は、前記板バネに、前記板バネを前記枠体に接着剤
で仮留めするための仮留め用孔を設けた。
【0011】
【作用】光学部材は吊り下げられた状態で保持され、板
バネの長手方向と重力方向とが一致するので、板バネの
座屈やねじれが生じ難く、光学部材の光軸方向の安定性
が増す。
【0012】また、板バネに仮留め用孔を設けるように
すれば、仮留め用孔に接着剤を注入して板バネを枠体に
仮留めし、接着剤が硬化した後にボルトで板バネを枠体
に固定することができ、ボルト締付け時に生じる板バネ
の微動を防ぐことができる。
【0013】
【実施例】以下この発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0014】図1はこの発明の一実施例に係る光学部材
保持装置の破断面図、図2は図1の光学部材保持装置の
平面図である。
【0015】垂直光軸の円板状の横型ミラー1は6個の
支持部材2a〜2fによって支持され、支持部材2a〜
2fは円筒状の枠体3内に円周方向に沿って等間隔おき
に配置されている。
【0016】前記横型ミラー1の側面には円周方向に沿
って凸部4が設けられている。凸部4の上面及び下面は
テーパ状に形成されている。
【0017】前記枠体3の内周面には円周方向に沿って
つば部5が設けられている。つば部5の内周面には一定
間隔おきにめねじ(図示せず)が2つずつ設けられてい
る。
【0018】前記支持部材2a〜2fは、枠体3内に垂
直光軸に沿うようにたれ下げて取り付け(懸装)られた
板バネ6と、板バネ6の下部に連結され、横型ミラー1
の凸部4と嵌合するブロック7とで構成されている。
【0019】板バネ6の一端部には、仮留め用の接着剤
8を注入するための仮留め用孔9(図3参照)と、ボル
ト10を通すための2つの通孔(図示せず)とが設けら
れている。板バネ6の他端部には、ボルト11を通すた
めの2つの通孔(図示せず)が設けられている。
【0020】ブロック7の下部には横型ミラー1の凸部
4の下面を受ける凸部7aが設けられ、この凸部7aの
上面はテーパ状に形成されている。ブロック7の上部に
は板バネ12がボルト13で取り付けられている。板バ
ネ12の端部は屈曲し、横型ミラー1の凸部4の上面に
当接し、板バネ12とブロック7の凸部7aとで横型ミ
ラー1の凸部4を上下から挟み、保持する。
【0021】次に、この光学部材保持装置を用いた横型
ミラー1の保持方法について説明する。
【0022】まず、板バネ6をブロック7に連結する。
板バネ6をブロック7に連結するには、ブロック7のめ
ねじにボルト11を板バネ6の通孔からねじ込む。
【0023】次に、横型ミラー1の凸部4を板バネ12
とブロック7の凸部7aとで上下から挟みつけ、ボルト
13を締め込む。横型ミラー1の凸部4の上面及び下面
をテーパにしたので、挟みつける力が小さくてすみ、横
型ミラー1に与える歪も少なくなる。
【0024】その後、枠体3内に配置した横型ミラー1
を図示しない工具ホルダに載せて、歪がない状態(理想
的には空間に浮いた状態)に保ち、この状態で、板バネ
6の一端部を、枠体3のつば部5の内周面に仮留めす
る。仮留めするには、図3に示すように、板バネ6の仮
留め用孔9に例えばエポキシ等の接着剤8を注入した。
仮留め用孔9に接着剤8を注入して仮留めするようにし
たので、接着剤8の硬化収縮による光軸方向の歪は殆ど
生じない。また、偏心方向の安定性は板バネ6の幅
(W)方向の剛性によって保たれる。逆に、板バネ6の
厚さ(T)方向の剛性は弱いので温度変化時の横型ミラ
ー1と枠体3との線膨脹係数差による寸法変化を吸収す
ることができる。また、組立時、横型ミラー1と枠体3
との半径方向の誤差も吸収することができる。
【0025】最後に、接着剤8が硬化した後、ボルト1
0を板バネ6の通孔から枠体3のつば部5のめねじにね
じ込む。
【0026】この実施例の光学部材保持装置によれば、
横型ミラー1が吊り下げられた状態で保持され、板バネ
6の長手方向と重力方向とは一致するので、板バネ6の
座屈やねじれが生じ難く、横型ミラー1の光軸方向の安
定性が高くなる。また、横型ミラー1の下面や側面を複
数点で保持する構造ではないので、構造は簡素で保持力
の調整も不要である。
【0027】また、板バネ6に仮留め用孔9を設けるよ
うにしたので、仮留め用孔9に接着剤8を注入して板バ
ネ6を枠体3に仮留めし、接着剤8が硬化した後にボル
ト10で板バネ6を枠体3に固定することができ、その
結果ボルト10の締付け時に生じる板バネ6の微動を防
ぐことができ、横型ミラー1の光軸方向の安定性を一層
向上させることができる。
【0028】図4はこの発明の他の実施例に係る光学部
材保持装置の破断面図、図5は図4の光学部材保持装置
の平面図である。前述の実施例と共通する部分には同一
符号を付して説明を省略する。
【0029】前述の実施例では、板バネ6の一端部に仮
留め用孔9を設け、仮留め用孔9に接着剤8を注入して
板バネ6を枠体3に仮留めし、接着剤8が硬化した後に
ボルト10で板バネ6を枠体3に固定するようにした
が、これに代え、図4及び図5に示すように、枠体23
のつば部15の上面に接着剤18が注入される接着溝2
0と板バネ16の一端部を接着溝20へ逃がす貫通孔2
1とを光軸方向に沿って上下に設け、板バネ16の一端
部を貫通孔21から接着溝20へ差し込み、接着溝20
内に接着剤18を注入して板バネ16を枠体23に固定
するようにしてもよい。前述の実施例では、板バネ16
を固定するためのボルト10を用いないが、多量の接着
剤18が収まる接着溝20を設けたので、接着部に十分
な強度をもたせることができる。この実施例の光学部材
保持装置によれば、より簡易な構造によって横型ミラー
1を吊り下げられた状態で保持することができる。
【0030】なお、前述の実施例では、6個の支持部材
2a〜2fを用いて横型ミラー1を保持するようにした
が、少なくとも3個の支持部材を用いればよく、支持部
材の数が増えるほど横型ミラー1に与える影響を小さく
することができる。
【0031】また、前述の実施例では、横型ミラー1の
側面に凸部4を設け、凸部4を挟みつけるようにした
が、これに代え、横型ミラー1の側面に円周方向に沿っ
て凸部4を設けず、横型ミラー1の周縁部を挟みつける
ようにしてもよい。
【0032】更に、横型ミラー1の凸部4の上面及び下
面をテーパ状にしたが、両面を平行平面にしてもよい。
【0033】また、前述の各実施例では、光学部材の横
型ミラー1に適用した場合について述べたが、ミラーに
代えてレンズに適用することもできる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の光学部材
保持装置によれば、光学部材が吊り下げられた状態で保
持され、板バネの長手方向と重力方向とは一致するの
で、板バネの座屈やねじれが生じ難く、光学部材の光軸
方向の安定性が高い。また、構造は簡素で調整機構によ
る光学部材の保持力の調整も不要である。
【0035】また、板バネに仮留め用孔を設けるように
すれば、仮留め用孔に接着剤を注入して板バネを枠体に
仮留めし、接着剤が硬化した後にボルトで板バネを枠体
に固定することができ、その結果ボルト締付け時に生じ
る板バネの微動を防ぐことができ、光学部材の光軸方向
の安定性を一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の一実施例に係る光学部材保持
装置の破断面図である。
【図2】図2は図1の光学部材保持装置の平面図であ
る。
【図3】図3は図1の光学部材保持装置の一部の拡大断
面図である。
【図4】図4はこの発明の他の実施例に係る光学部材保
持装置の破断面図である。
【図5】図5は図4の光学部材保持装置の平面図であ
る。
【図6】図6は従来の光学部材保持装置の破断面図であ
る。
【符号の説明】
1 横型ミラー 2a〜2f 支持部材 3 枠体 6 板バネ 7 ブロック 8 接着剤 9 仮留め用孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/027

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直光軸の円板状の光学部材を収容する
    筒状の枠体と、 この枠体内に円周方向に沿って等間隔おきに配置され、
    前記光学部材を支持する少なくとも3個の支持部材とを
    備え、 前記支持部材を、前記枠体内に垂直光軸に沿うように懸
    装された板バネと、前記板バネの下部に連結され、前記
    光学部材を支持するブロックとで構成したことを特徴と
    する光学部材保持装置。
  2. 【請求項2】 前記板バネに、前記板バネを前記枠体に
    接着剤で仮留めするための仮留め用孔を設けたことを特
    徴とする請求項1記載の光学部材保持装置。
JP5062561A 1993-02-26 1993-02-26 光学部材保持装置 Withdrawn JPH06250061A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5062561A JPH06250061A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 光学部材保持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5062561A JPH06250061A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 光学部材保持装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06250061A true JPH06250061A (ja) 1994-09-09

Family

ID=13203824

Family Applications (1)

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JP5062561A Withdrawn JPH06250061A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 光学部材保持装置

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JP (1) JPH06250061A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006140366A (ja) * 2004-11-15 2006-06-01 Nikon Corp 投影光学系及び露光装置
JP2009204658A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Nidec Sankyo Corp レンズ駆動装置
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JP2019505828A (ja) * 2015-12-03 2019-02-28 カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー 能動的に調整可能なメトロロジー支持ユニットを備える光学結像装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 20000509