JPH0624972Y2 - 変成器回路 - Google Patents
変成器回路Info
- Publication number
- JPH0624972Y2 JPH0624972Y2 JP1985062910U JP6291085U JPH0624972Y2 JP H0624972 Y2 JPH0624972 Y2 JP H0624972Y2 JP 1985062910 U JP1985062910 U JP 1985062910U JP 6291085 U JP6291085 U JP 6291085U JP H0624972 Y2 JPH0624972 Y2 JP H0624972Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transformer circuit
- tap
- attenuation amount
- impedance
- resistor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、特性インピーダンスが異なる機器または線路
間の反射損失を少なくするために使用される変成器回路
に関する。
間の反射損失を少なくするために使用される変成器回路
に関する。
この変成器回路は、具体的には音声多重化装置に使用さ
れる音声通話路盤に利用される。この音声通話路盤は接
続されるケーブルの特性インピーダンスと整合する終端
インピーダンスを用意するのが一般的であり、この場合
ケーブルの種類等によりインピーダンスが変化する。こ
のケーブルの特性インピーダンスごとに音声通話路盤を
用意するのは保守上、また費用上経済的ではない。この
ため、音声通話路盤側でインピーダンス切替えを行うこ
とで経済性を図っている。
れる音声通話路盤に利用される。この音声通話路盤は接
続されるケーブルの特性インピーダンスと整合する終端
インピーダンスを用意するのが一般的であり、この場合
ケーブルの種類等によりインピーダンスが変化する。こ
のケーブルの特性インピーダンスごとに音声通話路盤を
用意するのは保守上、また費用上経済的ではない。この
ため、音声通話路盤側でインピーダンス切替えを行うこ
とで経済性を図っている。
このような変成器回路として、従来、2種以上のインピ
ーダンスを整合する場合に、1次または2次巻線に中間
タップを設けて、タップ切替によってインピーダンス変
換比を変えることができるようにしている。
ーダンスを整合する場合に、1次または2次巻線に中間
タップを設けて、タップ切替によってインピーダンス変
換比を変えることができるようにしている。
上述の従来の変成器回路は、タップ切替えによって動作
減衰量が変化するため、高精度のレベル設定を必要とす
る回路(例えばレベルメータの入力回路等)には使用す
ることができないという欠点がある。
減衰量が変化するため、高精度のレベル設定を必要とす
る回路(例えばレベルメータの入力回路等)には使用す
ることができないという欠点がある。
なおここで、動作減衰量について説明すると、動作減衰
量とは、2次巻線に中間タップを備え、タップ切替えに
よってインピーダンス変換比を変化する変成器と、中間
タップに直列に抵抗器を接続した変成器回路を一般的な
四端子回路ととらえたとき、入射電力と付加電力との比
である減衰量のことをいい、次の式で表される。
量とは、2次巻線に中間タップを備え、タップ切替えに
よってインピーダンス変換比を変化する変成器と、中間
タップに直列に抵抗器を接続した変成器回路を一般的な
四端子回路ととらえたとき、入射電力と付加電力との比
である減衰量のことをいい、次の式で表される。
本考案の目的は、上述の従来の欠点を解決し、タップ切
替えによって減衰量が変動しない変成器回路を提供し、
もって高精度のレベル設定を可能とすることにある。
替えによって減衰量が変動しない変成器回路を提供し、
もって高精度のレベル設定を可能とすることにある。
本考案の変成器回路は、2次巻線に中間タップを有し、
タップ切替えによってインピーダンス変換比を変化する
変成器回路において、前記中間タップに直列に動作減衰
量調整用の抵抗器を接続して、どのタップを使用しても
動作減衰量が変化しないようにする。
タップ切替えによってインピーダンス変換比を変化する
変成器回路において、前記中間タップに直列に動作減衰
量調整用の抵抗器を接続して、どのタップを使用しても
動作減衰量が変化しないようにする。
次に、本考案について、図面を参照して詳細に説明す
る。
る。
図は、本考案の一実施例を示す回路図である。すなわ
ち、1次巻線を入力端子1,2に接続し、2次巻線の両
端を出力端子3,5に接続し、2次巻線の中間タップは
抵抗器Rを通して出力端子4に接続する。入力端子1,
2と出力端子3,5間のインピーダンス比と、入力端子
1,2と出力端子4,5間のインピーダンス比とは、そ
れぞれの端子間の巻線数の自乗に比例するから、タップ
切替えによってインピーダンス比を変えることができる
ことは従来と同様である。ただし、抵抗器Rが直列に接
続されているので、出力端子4,5間のインピーダンス
は設計値よりも若干高くなる。しかし、抵抗器Rを挿入
することにより、入力端子1,2と出力端子3,5間の
動作減衰量と、入力端子1、2と出力端子4,5間の動
作減衰量とが正確に一致するようになっている。したが
って、タップ切替えによって動作減衰量が変動すること
を防止し、高精度なレベル設定を行うことができるとい
う効果がある。
ち、1次巻線を入力端子1,2に接続し、2次巻線の両
端を出力端子3,5に接続し、2次巻線の中間タップは
抵抗器Rを通して出力端子4に接続する。入力端子1,
2と出力端子3,5間のインピーダンス比と、入力端子
1,2と出力端子4,5間のインピーダンス比とは、そ
れぞれの端子間の巻線数の自乗に比例するから、タップ
切替えによってインピーダンス比を変えることができる
ことは従来と同様である。ただし、抵抗器Rが直列に接
続されているので、出力端子4,5間のインピーダンス
は設計値よりも若干高くなる。しかし、抵抗器Rを挿入
することにより、入力端子1,2と出力端子3,5間の
動作減衰量と、入力端子1、2と出力端子4,5間の動
作減衰量とが正確に一致するようになっている。したが
って、タップ切替えによって動作減衰量が変動すること
を防止し、高精度なレベル設定を行うことができるとい
う効果がある。
以上のように、本考案においては、変成器回路の中間タ
ップに直列に動作減衰量調整用の抵抗器を接続した構成
としたから、タップ切替えによる減衰量の変動を防止
し、高精度でレベル設定を行うことができるという効果
がある。例えば各種インピーダンス回路のレベル測定器
等に使用すればその効果は大きい。
ップに直列に動作減衰量調整用の抵抗器を接続した構成
としたから、タップ切替えによる減衰量の変動を防止
し、高精度でレベル設定を行うことができるという効果
がある。例えば各種インピーダンス回路のレベル測定器
等に使用すればその効果は大きい。
図は本考案の一実施例を示す回路図。 1,2…入力端子、3〜5…出力端子、R…抵抗器、T
…トランス。
…トランス。
Claims (1)
- 【請求項1】2次巻線に中間タップを有し、タップ切替
えによってインピーダンス変換比を変化する変成器回路
において、 タップ切替えを行ったときの入力端子間の動作減衰量と
出力端子間の動作減衰量とを正確に一致させる動作減衰
量調整用の抵抗器が前記中間タップに直列に接続された ことを特徴とする変成器回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985062910U JPH0624972Y2 (ja) | 1985-04-26 | 1985-04-26 | 変成器回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985062910U JPH0624972Y2 (ja) | 1985-04-26 | 1985-04-26 | 変成器回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61179706U JPS61179706U (ja) | 1986-11-10 |
JPH0624972Y2 true JPH0624972Y2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=30592565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985062910U Expired - Lifetime JPH0624972Y2 (ja) | 1985-04-26 | 1985-04-26 | 変成器回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0624972Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50161135A (ja) * | 1974-06-17 | 1975-12-26 | ||
JPS55170889U (ja) * | 1979-05-23 | 1980-12-08 |
-
1985
- 1985-04-26 JP JP1985062910U patent/JPH0624972Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61179706U (ja) | 1986-11-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0624972Y2 (ja) | 変成器回路 | |
JPS60137139A (ja) | ハイブリツド回路 | |
US3430142A (en) | Direct current measurement apparatus | |
GB2146873A (en) | Telephone subscriber line circuit | |
GB556607A (en) | Improvements in or relating to electrical measuring apparatus | |
SU1582137A1 (ru) | Масштабный преобразователь | |
SU1739393A1 (ru) | Четырехзажимна трансформаторна мера комплексного сопротивлени | |
JPH0532886B2 (ja) | ||
SU1656601A1 (ru) | Четырехзажимный трансформаторный преобразователь комплексного сопротивлени | |
SU1661652A1 (ru) | Измерительный преобразователь тока в напр жение | |
SU1259344A1 (ru) | Индуктивный делитель напр жени | |
SU1051509A1 (ru) | Устройство дл регулировани переменного тока | |
SU1640656A1 (ru) | Трансформаторна мера полного сопротивлени | |
SU907533A1 (ru) | Магнитоэлектронный преобразователь напр жени | |
JPH0754987Y2 (ja) | 計器用変圧器 | |
SU1656666A1 (ru) | Устройство усилени | |
SU1559311A1 (ru) | Устройство дл измерени активного сопротивлени обмотки многообмоточного трансформатора под нагрузкой | |
SU1272277A1 (ru) | Способ определени инвариантного коэффициента устойчивости линейного четырехполюсника | |
SU1511696A1 (ru) | Датчик посто нного и переменного тока | |
SU949516A1 (ru) | Трансформаторный мост дл измерени комплексных сопротивлений | |
SU1038286A1 (ru) | Дельтообразный эквивалент сети | |
DE1766349C3 (de) | Dämpfungsunsymmetrische Gabelschaltung für Trägerfrequenz- und Richtfunkgeräte | |
SU1285560A1 (ru) | Усилитель с гальванической разв зкой | |
JPS5918728Y2 (ja) | 信号分岐回路 | |
SU1352382A1 (ru) | Преобразователь напр жение-ток |