JPH06249254A - ２本のボルトで締結可能な軸と回転体の締結装置 - Google Patents
２本のボルトで締結可能な軸と回転体の締結装置Info
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- JPH06249254A JPH06249254A JP5059319A JP5931993A JPH06249254A JP H06249254 A JPH06249254 A JP H06249254A JP 5059319 A JP5059319 A JP 5059319A JP 5931993 A JP5931993 A JP 5931993A JP H06249254 A JPH06249254 A JP H06249254A
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- F16D1/06—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 軸と回転体の間に挿入されて、これらをテー
パ面の楔作用により締結する締結装置において、２本の
ボルトで締結可能な装置を提供する。 【構成】 締結装置１０は、半径方向外側に延びるフラ
ンジ部２４を具えたインナーレース２０と、半径方向内
側に延びるフランジ部３４を具えたアウターレース３０
と、フランジ部２４，３４の間に介装された締結輪４０
とを有する。アウターレース３０のフランジ部３４の軸
方向外側端面は、中心に向う程厚みを有する円錐状テー
パ面３６となっている。インナーレース２０の一端には
スリーブ５０が螺合し、このスリーブ５０にも円錐状テ
ーパ面５６が形成されている。円錐状テーパ面３５，５
６の間には、一対のＣ字型の締付け部材６０，６０が設
けられている。ボルト７０，７０は締付け部材６０，６
０の両端を接近させる。そして、円錐状テーパ面３５，
５６の楔作用によって相対移動するインナーレース２０
とアウターレース３０は、それぞれ縮径、拡径し、発生
する面圧により軸と回転体を締結する。
パ面の楔作用により締結する締結装置において、２本の
ボルトで締結可能な装置を提供する。 【構成】 締結装置１０は、半径方向外側に延びるフラ
ンジ部２４を具えたインナーレース２０と、半径方向内
側に延びるフランジ部３４を具えたアウターレース３０
と、フランジ部２４，３４の間に介装された締結輪４０
とを有する。アウターレース３０のフランジ部３４の軸
方向外側端面は、中心に向う程厚みを有する円錐状テー
パ面３６となっている。インナーレース２０の一端には
スリーブ５０が螺合し、このスリーブ５０にも円錐状テ
ーパ面５６が形成されている。円錐状テーパ面３５，５
６の間には、一対のＣ字型の締付け部材６０，６０が設
けられている。ボルト７０，７０は締付け部材６０，６
０の両端を接近させる。そして、円錐状テーパ面３５，
５６の楔作用によって相対移動するインナーレース２０
とアウターレース３０は、それぞれ縮径、拡径し、発生
する面圧により軸と回転体を締結する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、キーを使用しない軸と
回転体の締結装置に関する。この種の締結装置は、例え
ば、軸に対して、歯車、スプロケット、車輪等の回転体
を締結するために使用される。
回転体の締結装置に関する。この種の締結装置は、例え
ば、軸に対して、歯車、スプロケット、車輪等の回転体
を締結するために使用される。
【０００２】
【従来の技術】図１０及び図１１は従来のこの種締結装
置の断面図である。この締結装置４１０は、外周側テー
パ面４１２が形成されたインナーレース４１４と、内周
側テーパ面４１６が形成されたアウターレース４１８と
を有する。インナーレース４１４にはフランジ部４２０
に多数の軸方向貫通孔４２２が形成され、アウターレー
ス４１８には多数の軸方向ねじ孔４２４が形成されてい
る。ボルト４２６は貫通孔４２２を通じてねじ孔４２４
と螺合する。ボルト４２６を締め込むと、テーパ面４１
２，４１６同士が楔係合する。その結果、インナーレー
ス４１４は縮径し、アウターレース４１８は拡径し、発
生する面圧により、軸と回転体は締結される。そして、
トルク伝達は、摩擦力によって行なわれる。
置の断面図である。この締結装置４１０は、外周側テー
パ面４１２が形成されたインナーレース４１４と、内周
側テーパ面４１６が形成されたアウターレース４１８と
を有する。インナーレース４１４にはフランジ部４２０
に多数の軸方向貫通孔４２２が形成され、アウターレー
ス４１８には多数の軸方向ねじ孔４２４が形成されてい
る。ボルト４２６は貫通孔４２２を通じてねじ孔４２４
と螺合する。ボルト４２６を締め込むと、テーパ面４１
２，４１６同士が楔係合する。その結果、インナーレー
ス４１４は縮径し、アウターレース４１８は拡径し、発
生する面圧により、軸と回転体は締結される。そして、
トルク伝達は、摩擦力によって行なわれる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な締結装置４１０では、ボルト４２６を軸方向から締め
込まなければならず、狭い場所で締結装置４１０を取付
けることは困難である。また、ボルト４２６を締め込む
ときに、軸又は回転体が共回りしようとするから、他の
手段でそれを防止しなければならず不便である。
な締結装置４１０では、ボルト４２６を軸方向から締め
込まなければならず、狭い場所で締結装置４１０を取付
けることは困難である。また、ボルト４２６を締め込む
ときに、軸又は回転体が共回りしようとするから、他の
手段でそれを防止しなければならず不便である。
【０００４】さらに、この種の締結装置４１０では、周
方向各部分において均一な力でインナーレース４１４及
びアウターレース４１８を締付けなければならないこと
から、ボルト４２６の本数は多くならざるを得ない。
方向各部分において均一な力でインナーレース４１４及
びアウターレース４１８を締付けなければならないこと
から、ボルト４２６の本数は多くならざるを得ない。
【０００５】本発明の目的は、半径方向にボルトを締め
込むことで締結が可能であり、しかも２本のボルトで締
結を行い得る締結装置を提供することである。
込むことで締結が可能であり、しかも２本のボルトで締
結を行い得る締結装置を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、第１に、テー
パ面同士を楔係合させることによって、インナーレース
を縮径させ且つアウターレースを拡径させて、軸と回転
体を締結する締結装置において、前記アウターレースの
軸方向端部に形成された円錐状テーパ面と、前記インナ
ーレースの軸方向端部に設けられたスリーブと、前記ア
ウターレースの前記軸方向端部と前記スリーブとの間に
介装され、前記円錐状テーパ面と相補い合う円錐状テー
パ面が形成された一対のＣ字型締付け部材と、前記締付
け部材同士を周方向に締付ける一対のボルトとを有する
軸と回転体の締結装置により前記課題を解決した。
パ面同士を楔係合させることによって、インナーレース
を縮径させ且つアウターレースを拡径させて、軸と回転
体を締結する締結装置において、前記アウターレースの
軸方向端部に形成された円錐状テーパ面と、前記インナ
ーレースの軸方向端部に設けられたスリーブと、前記ア
ウターレースの前記軸方向端部と前記スリーブとの間に
介装され、前記円錐状テーパ面と相補い合う円錐状テー
パ面が形成された一対のＣ字型締付け部材と、前記締付
け部材同士を周方向に締付ける一対のボルトとを有する
軸と回転体の締結装置により前記課題を解決した。
【０００７】本発明は、第２に、テーパ面同士を楔係合
させることによって、インナーレースを縮径させ且つア
ウターレースを拡径させて、軸と回転体を締結する締結
装置において、前記アウターレースの軸方向端部に形成
され、軸の中心線を含む平面に対して対称であり且つ軸
に直角な平面に対して傾斜する一対のテーパ面と、前記
インナーレースの軸方向端部に設けられたスリーブと、
前記アウターレースの前記軸方向端部と前記スリーブと
の間に介装され、前記アウターレースのそれぞれのテー
パ面と相補い合うテーパ面が形成された一対のＣ字型締
付け部材と、前記締付け部材同士を周方向に締付ける一
対のボルトとを有する軸と回転体の締結装置により前記
課題を解決した。
させることによって、インナーレースを縮径させ且つア
ウターレースを拡径させて、軸と回転体を締結する締結
装置において、前記アウターレースの軸方向端部に形成
され、軸の中心線を含む平面に対して対称であり且つ軸
に直角な平面に対して傾斜する一対のテーパ面と、前記
インナーレースの軸方向端部に設けられたスリーブと、
前記アウターレースの前記軸方向端部と前記スリーブと
の間に介装され、前記アウターレースのそれぞれのテー
パ面と相補い合うテーパ面が形成された一対のＣ字型締
付け部材と、前記締付け部材同士を周方向に締付ける一
対のボルトとを有する軸と回転体の締結装置により前記
課題を解決した。
【０００８】
【作用】締付け部材は、アウターレースの軸方向端部と
スリーブとの間に介装されている。ボルトを締め込む
と、締付け部材は周方向に収縮する。スリーブはインナ
ーレースに対して締付け部材が軸方向に移動すること阻
止する。従って、締付け部材は収縮によってアウターレ
ースを軸方向に押圧する。
スリーブとの間に介装されている。ボルトを締め込む
と、締付け部材は周方向に収縮する。スリーブはインナ
ーレースに対して締付け部材が軸方向に移動すること阻
止する。従って、締付け部材は収縮によってアウターレ
ースを軸方向に押圧する。
【０００９】その結果、インナーレースは縮径し、アウ
ターレースは拡径し、発生する面圧により、軸と回転体
は締結される。
ターレースは拡径し、発生する面圧により、軸と回転体
は締結される。
【００１０】
【実施例】以下、図面を参照して本発明による締結装置
の実施例を説明する。図１乃至図３は締結装置の第１実
施例を示している。締結装置１０は、インナーレース２
０、アウターレース３０、締結輪４０、スリーブ５０、
一対の締付け部材６０，６０、及び一対のボルト７０，
７０を有してなる。
の実施例を説明する。図１乃至図３は締結装置の第１実
施例を示している。締結装置１０は、インナーレース２
０、アウターレース３０、締結輪４０、スリーブ５０、
一対の締付け部材６０，６０、及び一対のボルト７０，
７０を有してなる。
【００１１】インナーレース２０は、薄肉状の円筒部２
２と、その一端において半径方向外側に延びるフランジ
部２４と、他端に形成されたねじ部２６とを有する。イ
ンナーレース２０の内径は軸１２の外径より僅かに大き
い。２８は軸方向に貫通するスリットである。
２と、その一端において半径方向外側に延びるフランジ
部２４と、他端に形成されたねじ部２６とを有する。イ
ンナーレース２０の内径は軸１２の外径より僅かに大き
い。２８は軸方向に貫通するスリットである。
【００１２】アウターレース３０は、薄肉状の円筒部３
２と、その一端において半径方向内側に延びるフランジ
部３４とを有する。フランジ部３４の軸方向端面は、フ
ランジ部３４の軸方向厚みが中心に向う程厚くなるよう
な円錐状テーパ面３６となっている。アウターレース３
０の外径は回転体１４の内径より僅かに小さい。３８は
軸方向に貫通するスリットである。
２と、その一端において半径方向内側に延びるフランジ
部３４とを有する。フランジ部３４の軸方向端面は、フ
ランジ部３４の軸方向厚みが中心に向う程厚くなるよう
な円錐状テーパ面３６となっている。アウターレース３
０の外径は回転体１４の内径より僅かに小さい。３８は
軸方向に貫通するスリットである。
【００１３】締結輪４０は、外周にテーパ面が形成され
た内輪４２と、内周にテーパ面が形成された外輪４４か
らなる。本実施例の場合、内輪４２及び外輪４４は三対
設けられている。締結輪４０はインナーレース２０のフ
ランジ部２４とアウターレース３０のフランジ部３４と
の間に介装されている。インナーレース２０とアウター
レース３０とが軸方向に相対移動すると、テーパ面の楔
作用によってインナーレース２０は縮径し、アウターレ
ース３０は拡径する。
た内輪４２と、内周にテーパ面が形成された外輪４４か
らなる。本実施例の場合、内輪４２及び外輪４４は三対
設けられている。締結輪４０はインナーレース２０のフ
ランジ部２４とアウターレース３０のフランジ部３４と
の間に介装されている。インナーレース２０とアウター
レース３０とが軸方向に相対移動すると、テーパ面の楔
作用によってインナーレース２０は縮径し、アウターレ
ース３０は拡径する。
【００１４】スリーブ５０は、インナーレース２０のね
じ部２６に螺合する。スリーブ５０には、アウターレー
ス３０側において、軸に直角な平面に対して、アウター
レース３０の円錐状テーパ面３６に対称な円錐状テーパ
面５６が形成されている。
じ部２６に螺合する。スリーブ５０には、アウターレー
ス３０側において、軸に直角な平面に対して、アウター
レース３０の円錐状テーパ面３６に対称な円錐状テーパ
面５６が形成されている。
【００１５】締付け部材６０は、Ｃ字型の分割片が対向
する構造をしている。一方の分割片は、その一端におい
て切欠６１及び貫通孔６２を有し、その他端においてね
じ孔６３を有する。他方の分割片も同様である。また、
中央には締結解除用ねじ孔６４が形成されている。締付
け部材６０には、アウターレース３０側において、アウ
ターレース３０の円錐状テーパ面３６と相補い合う円錐
状テーパ面６６が形成されている。また、スリーブ５０
側において、スリーブ５０の円錐状テーパ面５６と相補
い合う円錐状テーパ面６７が形成されている。
する構造をしている。一方の分割片は、その一端におい
て切欠６１及び貫通孔６２を有し、その他端においてね
じ孔６３を有する。他方の分割片も同様である。また、
中央には締結解除用ねじ孔６４が形成されている。締付
け部材６０には、アウターレース３０側において、アウ
ターレース３０の円錐状テーパ面３６と相補い合う円錐
状テーパ面６６が形成されている。また、スリーブ５０
側において、スリーブ５０の円錐状テーパ面５６と相補
い合う円錐状テーパ面６７が形成されている。
【００１６】本発明ではボルト７０，７０は２本であ
る。ボルト７０は、一方の締付け部材６０の貫通孔６２
を通じて、他方の締付け部材６０のねじ孔６３に螺合す
る。
る。ボルト７０は、一方の締付け部材６０の貫通孔６２
を通じて、他方の締付け部材６０のねじ孔６３に螺合す
る。
【００１７】次に動作を説明する。締結装置１０はま
ず、軸１２と回転１４の間に挿入される。インナーレー
ス２０に対してスリーブ５０を螺進させると、テーパ面
３６とテーパ面６６が当接するとともに、テーパ面５６
とテーパ面６７が当接する。次に、ボルト７０，７０が
締め込まれる。締付け部材６０は周方向に収縮し、テー
パ面３６，６６の楔作用によって、アウターレース３０
はインナーレース２０に対して軸方向に相対移動する。
ず、軸１２と回転１４の間に挿入される。インナーレー
ス２０に対してスリーブ５０を螺進させると、テーパ面
３６とテーパ面６６が当接するとともに、テーパ面５６
とテーパ面６７が当接する。次に、ボルト７０，７０が
締め込まれる。締付け部材６０は周方向に収縮し、テー
パ面３６，６６の楔作用によって、アウターレース３０
はインナーレース２０に対して軸方向に相対移動する。
【００１８】フランジ部２４，３４間の間隔が狭まる
と、内輪４２及び外輪４４の楔作用によって、インナー
レース２０は縮径し、アウターレース３０は拡径し、発
生する面圧により軸１２と回転体１４は締結される。
と、内輪４２及び外輪４４の楔作用によって、インナー
レース２０は縮径し、アウターレース３０は拡径し、発
生する面圧により軸１２と回転体１４は締結される。
【００１９】ボルト７０，７０を緩めるか、スリーブ５
０を緩めるかすると締結は解除される。或いは、締結解
除用ねじ孔６４に他のボルトを螺合させて補助的に締付
け部材６０を移動させてもよい。
０を緩めるかすると締結は解除される。或いは、締結解
除用ねじ孔６４に他のボルトを螺合させて補助的に締付
け部材６０を移動させてもよい。
【００２０】図４は本発明による締結装置の第２実施例
を示している。本実施例の締結装置１１０では、ボルト
が差し込まれる方向が同一である。すなわち、一方の締
付け部材１６０は、両端において貫通孔１６２，１６２
を有し、他方の締付け部材１６１は両端においてねじ孔
１６３，１６３を有する。他の構成は、第１実施例と実
質的に同じである。
を示している。本実施例の締結装置１１０では、ボルト
が差し込まれる方向が同一である。すなわち、一方の締
付け部材１６０は、両端において貫通孔１６２，１６２
を有し、他方の締付け部材１６１は両端においてねじ孔
１６３，１６３を有する。他の構成は、第１実施例と実
質的に同じである。
【００２１】図５乃至図９は本発明による締結装置の第
３実施例を示している。締結装置２１０は、インナーレ
ース２２０、アウターレース２３０、締結輪２４０、ス
リーブ２５０、一対の締付け部材２６０，２６０、及び
一対のボルト２７０，２７０を有してなる。
３実施例を示している。締結装置２１０は、インナーレ
ース２２０、アウターレース２３０、締結輪２４０、ス
リーブ２５０、一対の締付け部材２６０，２６０、及び
一対のボルト２７０，２７０を有してなる。
【００２２】インナーレース２２０、締結輪２４０、及
び一対のボルト２７０は、第１実施例のインナーレース
２０と実質的に同じものであるので、説明を省略する。
び一対のボルト２７０は、第１実施例のインナーレース
２０と実質的に同じものであるので、説明を省略する。
【００２３】アウターレース２３０は、薄肉状の円筒部
２３２と、その一端において半径方向内側に延びるフラ
ンジ部２３４とを有する。フランジ部２３４には、その
軸方向端面において、軸の中心線を含む平面に対して対
称であり且つ軸に直角な平面に対して傾斜する一対のテ
ーパ面２３６，２３６が形成されている。アウターレー
ス２３０の外径は回転体１４の内径より僅かに小さい。
２３２と、その一端において半径方向内側に延びるフラ
ンジ部２３４とを有する。フランジ部２３４には、その
軸方向端面において、軸の中心線を含む平面に対して対
称であり且つ軸に直角な平面に対して傾斜する一対のテ
ーパ面２３６，２３６が形成されている。アウターレー
ス２３０の外径は回転体１４の内径より僅かに小さい。
【００２４】スリーブ２５０は、インナーレース２２０
のねじ部２２６に螺合する。スリーブ２５０には、アウ
ターレース２３０側において、軸の中心線を含む平面に
対して対称であり且つ軸に直角な平面に対して傾斜する
一対のテーパ面２５６，２５６が形成されている。アウ
ターレース２３０の一対のテーパ面２３６，２３６とス
リーブ２５０のテーパ面２５６，２５６は、軸に直角な
平面に対して対称である。
のねじ部２２６に螺合する。スリーブ２５０には、アウ
ターレース２３０側において、軸の中心線を含む平面に
対して対称であり且つ軸に直角な平面に対して傾斜する
一対のテーパ面２５６，２５６が形成されている。アウ
ターレース２３０の一対のテーパ面２３６，２３６とス
リーブ２５０のテーパ面２５６，２５６は、軸に直角な
平面に対して対称である。
【００２５】締付け部材２６０は、Ｃ字型の分割片が対
向する構造をしている。一方の分割片は、その一端にお
いて切欠２６１及び貫通孔２６２を有し、その他端にお
いてねじ孔２６３を有する。他方の分割片も同様であ
る。また、中央には締結解除用ねじ孔２６４が形成され
ている。締付け部材２６０には、アウターレース３０側
において、アウターレース２３０のテーパ面２３６と相
補い合うテーパ面２６６が形成されている。また、スリ
ーブ２５０側において、スリーブ２５０のテーパ面２５
６と相補い合う円錐状テーパ面２６７が形成されてい
る。
向する構造をしている。一方の分割片は、その一端にお
いて切欠２６１及び貫通孔２６２を有し、その他端にお
いてねじ孔２６３を有する。他方の分割片も同様であ
る。また、中央には締結解除用ねじ孔２６４が形成され
ている。締付け部材２６０には、アウターレース３０側
において、アウターレース２３０のテーパ面２３６と相
補い合うテーパ面２６６が形成されている。また、スリ
ーブ２５０側において、スリーブ２５０のテーパ面２５
６と相補い合う円錐状テーパ面２６７が形成されてい
る。
【００２６】本実施例の締結装置２１０では、ボルト２
７０，２７０を締め込むことにより締付け部材同士２６
０，２６０が近接し、アウターレース２３０が軸方向に
移動する。
７０，２７０を締め込むことにより締付け部材同士２６
０，２６０が近接し、アウターレース２３０が軸方向に
移動する。
【００２７】
【発明の効果】請求項１及び請求項３の発明は、次の特
有の効果を奏する。 (1) ボルトの締付け方向を、軸と直角な平面方向にした
ことから、狭い場所での締結装置の装着が容易である。
また、ボルトを締付ける際に、軸や回転体の共回りを防
止するための固定手段が不要となる。 (2) 分割型の締付け部材とアウターレースとの間でテー
パ面の楔作用を利用したことにより２本のボルトで締結
を行うことができ、しかも、そのテーパ面の作用により
きわめて大きな軸方向力を得ることができる。また、イ
ンナーレース及びアウターレースは均一な力で軸方向に
押圧される。
有の効果を奏する。 (1) ボルトの締付け方向を、軸と直角な平面方向にした
ことから、狭い場所での締結装置の装着が容易である。
また、ボルトを締付ける際に、軸や回転体の共回りを防
止するための固定手段が不要となる。 (2) 分割型の締付け部材とアウターレースとの間でテー
パ面の楔作用を利用したことにより２本のボルトで締結
を行うことができ、しかも、そのテーパ面の作用により
きわめて大きな軸方向力を得ることができる。また、イ
ンナーレース及びアウターレースは均一な力で軸方向に
押圧される。
【００２８】請求項２及び４の発明は、テーパ面同士が
接するように、スリーブを予め螺進させておくことがで
き、締結作業の迅速化を図ることができる。
接するように、スリーブを予め螺進させておくことがで
き、締結作業の迅速化を図ることができる。
【図１】本発明による締結装置の第１実施例の軸方向断
面図である。
面図である。
【図２】回転体を除去して示した、図１の締結装置の正
面図である。
面図である。
【図３】図１の締結装置の分解斜視図である。
【図４】本発明による締結装置の第２実施例の軸方向断
面図である。
面図である。
【図５】本発明による締結装置の第３実施例の軸方向断
面図である。
面図である。
【図６】図５の締結装置の正面図である。
【図７】図５の締結装置の側面図である。
【図８】図５の締結装置に利用される締付け部材を示
し、（ａ）は正面図、（ｂ）はｂ−ｂ線断面図である。
し、（ａ）は正面図、（ｂ）はｂ−ｂ線断面図である。
【図９】図５の締結装置に利用されるスリーブを示し、
（ａ）は正面図、（ｂ）はｂ−ｂ線断面図である。
（ａ）は正面図、（ｂ）はｂ−ｂ線断面図である。
【図１０】従来の締結装置の軸方向断面図である。
【図１１】図１０の締結装置の正面図である。
１０，１１０，２１０ 締結装置 １２ 軸 １４ 回転体 ２０， ２２０ インナーレース ２４ フランジ部 ３０， ２３０ アウターレース ３４， ２３４ フランジ部 ３６， ２３６ テーパ面 ４０ ２４０ 締結輪 ５０ ２５０ スリーブ ５６ ２５６ テーパ面 ６０，１６０，１６１，２６０ 締付け部材 ６６， ６７，２５６，２５７ テーパ面 ７０， ２７０ ボルト
Claims (4)
- 【請求項１】 テーパ面同士を楔係合させることによっ
て、インナーレースを縮小させ且つアウターレースを拡
径させて、軸と回転体を締結する締結装置において、 前記アウターレースの軸方向端部に形成された円錐状テ
ーパ面と、 前記インナーレースの軸方向端部に設けられたスリーブ
と、 前記アウターレースの前記軸方向端部と前記スリーブと
の間に介装され、前記円錐状テーパ面と相補い合う円錐
状テーパ面が形成された一対のＣ字型締付け部材と、 前記締付け部材同士を周方向に締付ける一対のボルトと
を有する、 軸と回転体の締結装置。 - 【請求項２】 前記スリーブが前記インナーレースと螺
合している、請求項１記載の軸と回転体の締結装置。 - 【請求項３】 テーパ面同士を楔係合させることによっ
て、インナーレースを縮小させ且つアウターレースを拡
径させて、軸と回転体を締結する締結装置において、 前記アウターレースの軸方向端部に形成され、軸の中心
線を含む平面に対して対称であり且つ軸に直角な平面に
対して傾斜する一対のテーパ面と、 前記インナーレースの軸方向端部に設けられたスリーブ
と、 前記アウターレースの前記軸方向端部と前記スリーブと
の間に介装され、前記アウターレースのそれぞれのテー
パ面と相補い合うテーパ面が形成された一対のＣ字型締
付け部材と、 前記締付け部材同士を周方向に締付ける一対のボルトと
を有する、 軸と回転体の締結装置。 - 【請求項４】 前記スリーブが前記インナーレースと螺
合している、請求項１記載の軸と回転体の締結装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05931993A JP3181751B2 (ja) | 1993-02-25 | 1993-02-25 | ２本のボルトで締結可能な軸と回転体の締結装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05931993A JP3181751B2 (ja) | 1993-02-25 | 1993-02-25 | ２本のボルトで締結可能な軸と回転体の締結装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06249254A true JPH06249254A (ja) | 1994-09-06 |
| JP3181751B2 JP3181751B2 (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=13109927
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05931993A Expired - Lifetime JP3181751B2 (ja) | 1993-02-25 | 1993-02-25 | ２本のボルトで締結可能な軸と回転体の締結装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3181751B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1666748A1 (de) * | 2004-11-19 | 2006-06-07 | Schäfer GmbH | Reibschlüssige Drehverbindung |
| CN100464085C (zh) * | 2005-12-19 | 2009-02-25 | 均豪精密工业股份有限公司 | 衬套 |
| CN107387732A (zh) * | 2017-08-04 | 2017-11-24 | 江西省威尔国际矿业装备有限公司 | 一种改进型竖向安装皮带轮 |
-
1993
- 1993-02-25 JP JP05931993A patent/JP3181751B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1666748A1 (de) * | 2004-11-19 | 2006-06-07 | Schäfer GmbH | Reibschlüssige Drehverbindung |
| CN100400915C (zh) * | 2004-11-19 | 2008-07-09 | Tas谢弗有限责任公司 | 摩擦旋转连接 |
| CN100464085C (zh) * | 2005-12-19 | 2009-02-25 | 均豪精密工业股份有限公司 | 衬套 |
| CN107387732A (zh) * | 2017-08-04 | 2017-11-24 | 江西省威尔国际矿业装备有限公司 | 一种改进型竖向安装皮带轮 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3181751B2 (ja) | 2001-07-03 |
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