JPH0624886Y2 - 比例積分増幅回路 - Google Patents
比例積分増幅回路Info
- Publication number
- JPH0624886Y2 JPH0624886Y2 JP1984042429U JP4242984U JPH0624886Y2 JP H0624886 Y2 JPH0624886 Y2 JP H0624886Y2 JP 1984042429 U JP1984042429 U JP 1984042429U JP 4242984 U JP4242984 U JP 4242984U JP H0624886 Y2 JPH0624886 Y2 JP H0624886Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- operational amplifier
- proportional
- circuit
- time constant
- variable resistor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims 3
- 230000005611 electricity Effects 0.000 claims 2
Landscapes
- Feedback Control In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案はフイードバツク制御系に用いられる比例積分増
幅回路に関する。
幅回路に関する。
(従来技術と問題点) 一般に自動制御用の比例積分増幅回路は、検出量と設定
量を突き合わせ、比例積分動作を行なうことによつて制
御出力を得るものであり、フイードバツク制御系に多用
されている。従来の比例積分増幅回路の一例を第1図に
示す。第1図において、A1はオペアンプであり、この
オペアンプA1の第1入力端には、第1抵抗Ri1を介し
て設定量例えば設定電圧esが、第2抵抗Ri2を介して検
出量例えば検出電圧edが各々入力される。オペアンプA
1の第2入力端は第3抵抗Rgを介して零ボルトラインに
接続されているものとする。オペアンプA1の第1入力
端と出力端の間には、可変抵抗RfおよびコンデンサCfが
直列接続されている。上記のように構成された回路にお
いて、伝達関数G1,ループゲインg1,時定数T1は
各々次式で表わされる。
量を突き合わせ、比例積分動作を行なうことによつて制
御出力を得るものであり、フイードバツク制御系に多用
されている。従来の比例積分増幅回路の一例を第1図に
示す。第1図において、A1はオペアンプであり、この
オペアンプA1の第1入力端には、第1抵抗Ri1を介し
て設定量例えば設定電圧esが、第2抵抗Ri2を介して検
出量例えば検出電圧edが各々入力される。オペアンプA
1の第2入力端は第3抵抗Rgを介して零ボルトラインに
接続されているものとする。オペアンプA1の第1入力
端と出力端の間には、可変抵抗RfおよびコンデンサCfが
直列接続されている。上記のように構成された回路にお
いて、伝達関数G1,ループゲインg1,時定数T1は
各々次式で表わされる。
g1=−Rf/Ri …………(2) T1=Cf・Rf(sec)…………(3) (ただしRi=Ri1=Ri2とし、e0は出力電圧,Sはラプ
ラス演算子である。) 前記第1図の回路を単純化(検出電圧edを省略)して
表現すると第3図のように示される。第3図の設定電圧
esに第4図(a)のようにe1なる大きさのステップ
信号を入力すると、出力電圧e0の波形は第4図(b)
のように示される。
ラス演算子である。) 前記第1図の回路を単純化(検出電圧edを省略)して
表現すると第3図のように示される。第3図の設定電圧
esに第4図(a)のようにe1なる大きさのステップ
信号を入力すると、出力電圧e0の波形は第4図(b)
のように示される。
ここで第1図の比例積分増幅回路の時定数T1を調整す
るには、コンデンサCfの容量を変えるか、又は可変抵抗
Rfの値を変える方法がある。しかしコンデンサCfの容量
を変えて時定数T1を調整する方法は連続的に調整する
ことができず非常に不便である。また、可変抵抗Rfの値
を変えて時定数T1を調整する方法は、前記(2),(3)式
に示すように時定数T1とともにループゲインg1も同
時に変化してしまう欠点があつた。上記のように第1図
に示す比例積分増幅回路は、時定数T1とループゲイン
g1を別々に調整することがむずかしいので、使用する
回路の条件に応じて定数を最適調整することは困難であ
つた。
るには、コンデンサCfの容量を変えるか、又は可変抵抗
Rfの値を変える方法がある。しかしコンデンサCfの容量
を変えて時定数T1を調整する方法は連続的に調整する
ことができず非常に不便である。また、可変抵抗Rfの値
を変えて時定数T1を調整する方法は、前記(2),(3)式
に示すように時定数T1とともにループゲインg1も同
時に変化してしまう欠点があつた。上記のように第1図
に示す比例積分増幅回路は、時定数T1とループゲイン
g1を別々に調整することがむずかしいので、使用する
回路の条件に応じて定数を最適調整することは困難であ
つた。
(考案の目的) 本考案は上記の点に鑑みなされたもので、時定数とルー
プゲインを互いに影響し合うことなく別々に変化させる
ことができ、これによつて使用する回路の条件に応じた
最適調整ができる比例積分増幅回路を提供することを目
的としている。
プゲインを互いに影響し合うことなく別々に変化させる
ことができ、これによつて使用する回路の条件に応じた
最適調整ができる比例積分増幅回路を提供することを目
的としている。
(考案の概要) 本考案は、比例積分アンプのフイードバツクループにゲ
イン調整専用の抵抗と、ボルテージ・フオロワの第2の
オペアンプと、時定数調整専用の抵抗およびコンデンサ
から成る時定数回路とを設けたことを特徴としている。
イン調整専用の抵抗と、ボルテージ・フオロワの第2の
オペアンプと、時定数調整専用の抵抗およびコンデンサ
から成る時定数回路とを設けたことを特徴としている。
(実施例) 以下、図面を参照しながら本考案の一実施例を説明す
る。第2図において第1図と同一部分は同一符号を持つ
て示し、その説明は省略する。オペアンプA1の出力端
子にはコンデンサCfと時定数調整用の可変抵抗Rf2を図
示の如く接続して成る時定数回路1が接続されている。
可変抵抗Rf2の他端は零ボルトラインに接続されている
ものとする。コンデンサCfと可変抵抗Rf2の共通接続点
2はボルテージ・フオロワ(第1入力端と出力端を接続
している)の第2のオペアンプA2の第2入力端に接続
されている。第2のオペアンプA2の出力端子と第1の
オペアンプA1の入力端子の間にはゲイン調整用の可変
抵抗Rf1が接続されている。
る。第2図において第1図と同一部分は同一符号を持つ
て示し、その説明は省略する。オペアンプA1の出力端
子にはコンデンサCfと時定数調整用の可変抵抗Rf2を図
示の如く接続して成る時定数回路1が接続されている。
可変抵抗Rf2の他端は零ボルトラインに接続されている
ものとする。コンデンサCfと可変抵抗Rf2の共通接続点
2はボルテージ・フオロワ(第1入力端と出力端を接続
している)の第2のオペアンプA2の第2入力端に接続
されている。第2のオペアンプA2の出力端子と第1の
オペアンプA1の入力端子の間にはゲイン調整用の可変
抵抗Rf1が接続されている。
上記のように構成された回路において、第2のオペアン
プA2はボルテージ・フオロワであるので、入力インピ
ーダンスが高く、出力インピーダンスが低く、且つ利得
は1である。この為オペアンプA2の第2入力端に入力
される電気量(共通接続点2の電気量)はそのまま大き
さが変ること無く出力端子に現われる。これによつてこ
の回路のループゲインg2はゲイン調整用可変抵抗Rf1
を調整すれば変化する。また、時定数T2はコンデンサ
Cfと時定数調整用可変抵抗Rf2の値で決まるから、該抵
抗Rf2を調整すれば良い。このときボルテージ・フオロ
ワの第2オペアンプA2が接続されていることによつ
て、ループゲインg2および時定数T2は互いに影響を
受けること無く別々に任意に調整できる。すなわち伝達
関数G2,ループゲインg2,時定数T2は各々次式で
表わされる。
プA2はボルテージ・フオロワであるので、入力インピ
ーダンスが高く、出力インピーダンスが低く、且つ利得
は1である。この為オペアンプA2の第2入力端に入力
される電気量(共通接続点2の電気量)はそのまま大き
さが変ること無く出力端子に現われる。これによつてこ
の回路のループゲインg2はゲイン調整用可変抵抗Rf1
を調整すれば変化する。また、時定数T2はコンデンサ
Cfと時定数調整用可変抵抗Rf2の値で決まるから、該抵
抗Rf2を調整すれば良い。このときボルテージ・フオロ
ワの第2オペアンプA2が接続されていることによつ
て、ループゲインg2および時定数T2は互いに影響を
受けること無く別々に任意に調整できる。すなわち伝達
関数G2,ループゲインg2,時定数T2は各々次式で
表わされる。
g2=−Rf1/Ri …………(5) T2=Cf・Rf2(sec)…………(6) (ただしRi=Ri1=Ri2とし、e0は出力電圧である。) 上記(4)式は、第2図の回路が従来の比例積分増幅回路
と同様に動作することを示している。また(5),(6)式に
よると、前記抵抗Rf1およびRf2を各々変化させることに
よつて、ループゲインg2と時定数T2が互いに影響す
ること無く別々に変化することが理解できる。
と同様に動作することを示している。また(5),(6)式に
よると、前記抵抗Rf1およびRf2を各々変化させることに
よつて、ループゲインg2と時定数T2が互いに影響す
ること無く別々に変化することが理解できる。
ここで第2図の回路を単純化(検出電圧edを省略)し
て表現すると第5図のように示される。第5図中、Kは
Rf1/Riで現される比例(P)ゲインを示してお
り、TはCf・Rf2で現される積分(I)定数を示し
ている。第5図の入力esと出力e0の関係は、 e0/es=−K(1+Ts)/Ts……(7)とな
る。
て表現すると第5図のように示される。第5図中、Kは
Rf1/Riで現される比例(P)ゲインを示してお
り、TはCf・Rf2で現される積分(I)定数を示し
ている。第5図の入力esと出力e0の関係は、 e0/es=−K(1+Ts)/Ts……(7)とな
る。
第5図の設定esに第4図(a)のようなステップ信号
を入力し、Rf1を変えて比例(P)ゲイン(K=Rf
1/Ri)を変化させたときの各ゲインにおける出力電
圧波形は、第6図(a)のように示される。
を入力し、Rf1を変えて比例(P)ゲイン(K=Rf
1/Ri)を変化させたときの各ゲインにおける出力電
圧波形は、第6図(a)のように示される。
また第5図の設定電圧esに第4図(a)のようなステ
ップ信号を入力し、Rf2を変えて積分(I)定数(T
=Rf2・Cf)を変化させたときの各積分定数におけ
る出力電圧波形は、第6図(b)のように示される。
ップ信号を入力し、Rf2を変えて積分(I)定数(T
=Rf2・Cf)を変化させたときの各積分定数におけ
る出力電圧波形は、第6図(b)のように示される。
ここで入出力関係が(7)式のように示される本考案の
比例積分増幅回路を、ボードゲイン線上に表すと第7図
のように示される。そしてフィードバックループを第8
図のように仮定し、T1>T2としてT=T1に合わせ
た場合、閉ループ伝達関数のボードゲイン線図は第9図
のように示される(但しK=1とする)。第9図におい
てA点をT=T1に合わし、このTとは独立してK=K
1(任意)に合わすことができれば、フィードバック系
の安定性と応答を容易に最適値に設定できることにな
る。
比例積分増幅回路を、ボードゲイン線上に表すと第7図
のように示される。そしてフィードバックループを第8
図のように仮定し、T1>T2としてT=T1に合わせ
た場合、閉ループ伝達関数のボードゲイン線図は第9図
のように示される(但しK=1とする)。第9図におい
てA点をT=T1に合わし、このTとは独立してK=K
1(任意)に合わすことができれば、フィードバック系
の安定性と応答を容易に最適値に設定できることにな
る。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、比例積分増幅回路におい
て、時定数とループゲインを互いに影響すること無く別
々に変化させることができる。この為使用する回路の条
件に応じた最適調整が行なえる。また、従来の比例積分
増幅回路と同様に制御出力を得ることができるので、制
御目的の異なる様々な回路に組み込んで広範囲に使用す
ることができる。
て、時定数とループゲインを互いに影響すること無く別
々に変化させることができる。この為使用する回路の条
件に応じた最適調整が行なえる。また、従来の比例積分
増幅回路と同様に制御出力を得ることができるので、制
御目的の異なる様々な回路に組み込んで広範囲に使用す
ることができる。
第1図は従来の比例積分増幅回路の一例を示す回路図、
第2図は本考案の一実施例を示す回路図、第3図は第1
図を簡略した回路図、第4図(a)は入力信号の一例を
示す信号波形図、第4図(b)は第3図回路の出力波形
図、第5図は第2図を簡略した回路図、第6図(a)は
比例ゲインKを変更したときの出力波形図、第6図
(b)は積分定数Tを変更したときの出力波形図、第7
図および第9図は本考案の効果を説明するためのボード
ゲイン線図、第8図はフィードバックループのブロック
図である。 1…時定数回路、A1,A2…オペアンプ、Cf…コンデ
ンサ、Ri1,Ri2,Rg…抵抗、Rf1…ゲイン調整用可変抵
抗、Rf2…時定数調整用可変抵抗。
第2図は本考案の一実施例を示す回路図、第3図は第1
図を簡略した回路図、第4図(a)は入力信号の一例を
示す信号波形図、第4図(b)は第3図回路の出力波形
図、第5図は第2図を簡略した回路図、第6図(a)は
比例ゲインKを変更したときの出力波形図、第6図
(b)は積分定数Tを変更したときの出力波形図、第7
図および第9図は本考案の効果を説明するためのボード
ゲイン線図、第8図はフィードバックループのブロック
図である。 1…時定数回路、A1,A2…オペアンプ、Cf…コンデ
ンサ、Ri1,Ri2,Rg…抵抗、Rf1…ゲイン調整用可変抵
抗、Rf2…時定数調整用可変抵抗。
Claims (1)
- 【請求項1】検出電気量および設定電気量が抵抗を介し
て入力される第1オペアンプと、一端が前記第1オペア
ンプの出力端子に接続されたコンデンサと、一端が零ボ
ルトラインに接続されるとともに他端が前記コンデンサ
の他端に接続された第1可変抵抗とを有した時定数回路
と、 入力端子が前記時定数回路のコンデンサおよび第1可変
抵抗の共通接続点に接続されたボルテージフォロワの第
2オペアンプと、 前記第2オペアンプの出力端子と前記第1オペアンプの
入力端子の間に接続されたゲイン調整用の第2可変抵抗
とを備えたことを特徴とする比例積分増幅回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984042429U JPH0624886Y2 (ja) | 1984-03-24 | 1984-03-24 | 比例積分増幅回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984042429U JPH0624886Y2 (ja) | 1984-03-24 | 1984-03-24 | 比例積分増幅回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60158202U JPS60158202U (ja) | 1985-10-21 |
JPH0624886Y2 true JPH0624886Y2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=30553174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984042429U Expired - Lifetime JPH0624886Y2 (ja) | 1984-03-24 | 1984-03-24 | 比例積分増幅回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0624886Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS539347A (en) * | 1976-07-12 | 1978-01-27 | Kuraray Co | Method of producing fibrous highhprotein food |
-
1984
- 1984-03-24 JP JP1984042429U patent/JPH0624886Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60158202U (ja) | 1985-10-21 |
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