JPH06246343A - 伝熱管およびその製造方法 - Google Patents
伝熱管およびその製造方法Info
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- JPH06246343A JPH06246343A JP4087493A JP4087493A JPH06246343A JP H06246343 A JPH06246343 A JP H06246343A JP 4087493 A JP4087493 A JP 4087493A JP 4087493 A JP4087493 A JP 4087493A JP H06246343 A JPH06246343 A JP H06246343A
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- Japan
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- heat transfer
- transfer tube
- groove
- metal plate
- metallic sheet
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- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 29
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- 238000009751 slip forming Methods 0.000 claims description 3
- 238000003754 machining Methods 0.000 abstract 1
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Landscapes
- Extrusion Of Metal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】これまでの加工限界を越えた溝形状を有する伝
熱管が得られ、高性能化を図ることを目的としている。 【構成】一枚の細長い金属板1を丸めて端部を溶接して
伝熱管を製造する際、金属板1の溝を押し出し成形にて
製造する。
熱管が得られ、高性能化を図ることを目的としている。 【構成】一枚の細長い金属板1を丸めて端部を溶接して
伝熱管を製造する際、金属板1の溝を押し出し成形にて
製造する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱交換器に用いる伝熱
管と、その製造方法に関する。
管と、その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に従来の伝熱管の製造工程を示す。
この製造工程は転造加工であり、図中の7は溝付き金属
板、8は溝加工をほどこすロール、9は受け側のロー
ル、10は溝加工前の金属板である。
この製造工程は転造加工であり、図中の7は溝付き金属
板、8は溝加工をほどこすロール、9は受け側のロー
ル、10は溝加工前の金属板である。
【0003】金属板10はB側から入り、ロール9を通
過する際、溝加工用ロール8と受け側のロール9とで挟
まれ、溝加工がほどこされてA側に送り出される。図6
にロール8を金属板10に押し付けているときの状態を
示す。金属板10は、ロール8の押し付けにより、ロー
ル8の溝に沿うように盛り上がり、溝が形成される。
過する際、溝加工用ロール8と受け側のロール9とで挟
まれ、溝加工がほどこされてA側に送り出される。図6
にロール8を金属板10に押し付けているときの状態を
示す。金属板10は、ロール8の押し付けにより、ロー
ル8の溝に沿うように盛り上がり、溝が形成される。
【0004】また、図7に溝加工後の金属板7を示す。
θ′は溝の傾斜角である。図8に前記金属板7を使用し
た伝熱管を示す。金属板7は管状に曲げられ、接合縁を
溶接して伝熱管11を形成する。図中の11は直線状の
溶接跡である。伝熱管11は図7の溝の傾斜角θ′によ
り、伝熱管11内の溝を螺旋状にでき、乱流促進にて伝
熱性能の向上を図っている。
θ′は溝の傾斜角である。図8に前記金属板7を使用し
た伝熱管を示す。金属板7は管状に曲げられ、接合縁を
溶接して伝熱管11を形成する。図中の11は直線状の
溶接跡である。伝熱管11は図7の溝の傾斜角θ′によ
り、伝熱管11内の溝を螺旋状にでき、乱流促進にて伝
熱性能の向上を図っている。
【0005】また、図9に従来の伝熱管の溝形状を示
す。Hは山高さ、Lは溝の底辺部の長さ、θは山の底
角、Rは山先端の角部の極率半径である。ここで伝熱管
は溝の底辺部Lを形成することにより、伝熱面積が増
し、伝熱促進を図っている。
す。Hは山高さ、Lは溝の底辺部の長さ、θは山の底
角、Rは山先端の角部の極率半径である。ここで伝熱管
は溝の底辺部Lを形成することにより、伝熱面積が増
し、伝熱促進を図っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の伝熱管の製造方法では、図9に示す各部分が次のよう
な限界を有する。
の伝熱管の製造方法では、図9に示す各部分が次のよう
な限界を有する。
【0007】(1)山高さHは比較的低いところで限界
がある。 (2)山の底角θは90°以下である。 (3)山先端の角部のRが比較的大きい。
がある。 (2)山の底角θは90°以下である。 (3)山先端の角部のRが比較的大きい。
【0008】また、従来の溶接によると図8に示すよう
に、溶接跡は中心軸に対し直接的であり、伝熱管11に
螺旋の溝を加工するには、図7に示すように、あらかじ
め金属板7の溝に、傾斜角θをもたせ、これを溶接する
こととなる。そのため、溝の傾斜角θを変える場合、ロ
ール8ごと変更しなければならない。
に、溶接跡は中心軸に対し直接的であり、伝熱管11に
螺旋の溝を加工するには、図7に示すように、あらかじ
め金属板7の溝に、傾斜角θをもたせ、これを溶接する
こととなる。そのため、溝の傾斜角θを変える場合、ロ
ール8ごと変更しなければならない。
【0009】また、従来の製造方法では、伝熱面積を大
きくし伝熱性能の向上を図ろうとすると、図7のH、
θ、Rに限界があり、この製造方法では性能向上はむず
かしい。
きくし伝熱性能の向上を図ろうとすると、図7のH、
θ、Rに限界があり、この製造方法では性能向上はむず
かしい。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、一枚の細長い金属板を丸めて管状とする前記
金属板の片面に、溝形状をほどこす際、押し出し成形に
て前記溝形状を加工する。また、溝形状をほどこされた
一枚の細長い金属板を丸めて端部を溶接する際、溶接跡
が螺旋状になるように溶接する。また、これらの製造方
法を用いて、伝熱管の管内面に、軸直角方向の断面形状
がT字状の突起を、軸方向に連続させた形状をほどこ
す。また、さらに伝熱性能向上のため、伝熱管の管内面
に、軸直角方向の断面形状がT字状の突起を、軸方向に
連続させて形成し、前記T字状突起にて形成された溝内
に、T字状突起を形成する。
本発明は、一枚の細長い金属板を丸めて管状とする前記
金属板の片面に、溝形状をほどこす際、押し出し成形に
て前記溝形状を加工する。また、溝形状をほどこされた
一枚の細長い金属板を丸めて端部を溶接する際、溶接跡
が螺旋状になるように溶接する。また、これらの製造方
法を用いて、伝熱管の管内面に、軸直角方向の断面形状
がT字状の突起を、軸方向に連続させた形状をほどこ
す。また、さらに伝熱性能向上のため、伝熱管の管内面
に、軸直角方向の断面形状がT字状の突起を、軸方向に
連続させて形成し、前記T字状突起にて形成された溝内
に、T字状突起を形成する。
【0011】
【作用】上記手段による作用は次の通りである。本発明
の押し出し成形により、これまでの加工限界を越えて、
溝加工が可能になる。また、溶接跡が螺旋状になるよう
に溶接することで、金属板に直線の溝加工がなされてい
ても、溶接時の調整により同じ溝形状の金属板から角度
の異なる螺旋状の溝を有する多種類の伝熱管が加工でき
る。また、伝熱面積を拡大し、伝熱性能の向上が図れ
る。
の押し出し成形により、これまでの加工限界を越えて、
溝加工が可能になる。また、溶接跡が螺旋状になるよう
に溶接することで、金属板に直線の溝加工がなされてい
ても、溶接時の調整により同じ溝形状の金属板から角度
の異なる螺旋状の溝を有する多種類の伝熱管が加工でき
る。また、伝熱面積を拡大し、伝熱性能の向上が図れ
る。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しながら説
明する。図1は本発明の第1の実施例を示す図である。
図1において、1は溝付き金属板、2は溝加工をほどこ
す金型である。流動状の金属がB側から押され、金型2
を通過する際、溝加工がほどこされる。これにより、図
5に示す従来の転造加工よりは精度の高い溝形状が得ら
れ、伝熱性能の向上が図れる。
明する。図1は本発明の第1の実施例を示す図である。
図1において、1は溝付き金属板、2は溝加工をほどこ
す金型である。流動状の金属がB側から押され、金型2
を通過する際、溝加工がほどこされる。これにより、図
5に示す従来の転造加工よりは精度の高い溝形状が得ら
れ、伝熱性能の向上が図れる。
【0013】次に第2の実施例を図2をもとに説明す
る。3は螺旋状の溶接跡、4は溶接にて成形された伝熱
管である。溝のほどこされた金属板を螺旋状に、細長い
円柱になるように丸め、端面を溶接する。これにより直
線の溝がほどこされた金属板を使用し、螺旋溝を有する
伝熱管が加工できる。また、端面の重ね合わせの位置を
変えることで容易に傾斜角の異なる螺旋溝を有する伝熱
管が加工できる。
る。3は螺旋状の溶接跡、4は溶接にて成形された伝熱
管である。溝のほどこされた金属板を螺旋状に、細長い
円柱になるように丸め、端面を溶接する。これにより直
線の溝がほどこされた金属板を使用し、螺旋溝を有する
伝熱管が加工できる。また、端面の重ね合わせの位置を
変えることで容易に傾斜角の異なる螺旋溝を有する伝熱
管が加工できる。
【0014】次に第3の実施例を図3をもとに説明す
る。5は伝熱管の溝を形成するT字状突起を示す。この
形状により、拡管時のC方向からの荷重に強く、形状変
形がしにくい。また前記突起5にて形成される溝部の表
面積が、図9に示す従来形状の表面積に比較して著しく
大きいため、伝熱性能の向上が図れる。
る。5は伝熱管の溝を形成するT字状突起を示す。この
形状により、拡管時のC方向からの荷重に強く、形状変
形がしにくい。また前記突起5にて形成される溝部の表
面積が、図9に示す従来形状の表面積に比較して著しく
大きいため、伝熱性能の向上が図れる。
【0015】次に第4の実施例を図4をもとに説明す
る。5は伝熱管の溝を形成するT字状突起、6は前記突
起5にて形成される溝部内に前記突起5の側部より突出
するT字状小突起である。前記小突起6により、さらに
伝熱面積が増し、高性能化が図れる。
る。5は伝熱管の溝を形成するT字状突起、6は前記突
起5にて形成される溝部内に前記突起5の側部より突出
するT字状小突起である。前記小突起6により、さらに
伝熱面積が増し、高性能化が図れる。
【0016】
【発明の効果】以上の実施例の説明より明らかなよう
に、本発明の製造方法により一枚の細長い金属板を丸め
て管状とする前記金属板の片面に、溝形状をほどこす
際、押し出し成形にて前記形状を加工することにより、
これまでの加工限界を越えた溝形状が形成できる。ま
た、溝形状をほどこされた一枚の細長い金属板を丸めて
端部を溶接する際、溶接跡が螺旋状になるように溶接す
ることにより、螺旋溝の角度を容易に変えることができ
る。また、これらの製造方法を用いて、伝熱管の管内面
に、軸直角方向の断面形状がT字状の突起を、軸方向に
連続させた形状をほどこすことで、伝熱面積の拡大が図
られ、性能向上を可能にする。また、伝熱管の管内面
に、軸直角方向の断面形状がT字状の突起を軸方向に連
続させて形成し、前記T字状突起にて形成された溝内
に、T字状小突起を形成することで、さらに伝熱性能の
向上が図れる。
に、本発明の製造方法により一枚の細長い金属板を丸め
て管状とする前記金属板の片面に、溝形状をほどこす
際、押し出し成形にて前記形状を加工することにより、
これまでの加工限界を越えた溝形状が形成できる。ま
た、溝形状をほどこされた一枚の細長い金属板を丸めて
端部を溶接する際、溶接跡が螺旋状になるように溶接す
ることにより、螺旋溝の角度を容易に変えることができ
る。また、これらの製造方法を用いて、伝熱管の管内面
に、軸直角方向の断面形状がT字状の突起を、軸方向に
連続させた形状をほどこすことで、伝熱面積の拡大が図
られ、性能向上を可能にする。また、伝熱管の管内面
に、軸直角方向の断面形状がT字状の突起を軸方向に連
続させて形成し、前記T字状突起にて形成された溝内
に、T字状小突起を形成することで、さらに伝熱性能の
向上が図れる。
【図1】本発明の第1の実施例の製造方法の工程を示す
斜視図
斜視図
【図2】本発明の第2の実施例の製造方法の工程を示す
斜視図
斜視図
【図3】本発明の第3の実施例の伝熱管の断面図
【図4】本発明の第4の実施例の伝熱管の断面図
【図5】従来例の製造方法の工程を示す斜視図
【図6】従来例の製造方法での加工部材の断面図
【図7】従来例の製造方法における加工部材の斜視図
【図8】従来例の製造方法の金属板の斜視図
【図9】従来例の製造方法にて加工された金属板の断面
図
図
1 溝付き金属板 2 溝加工用の金型 3 螺旋状の溶接跡 5 T字状突起 6 T字状小突起
Claims (4)
- 【請求項1】 一枚の細長い金属板を丸めて端部を溶接
し管状とする前記金属板の片面に溝形状をほどこす際、
押し出し成形にて前記溝形状を加工する伝熱管の製造方
法。 - 【請求項2】 片面に溝形状をほどこされた一枚の細長
い金属板を丸めてなる管体端部溶接跡が螺旋状形成され
た伝熱管。 - 【請求項3】 伝熱管の管内面に、軸直角方向の断面形
状がT字状の突起を軸方向に連続させて形成した伝熱
管。 - 【請求項4】 伝熱管の管内面に、軸直角方向の断面形
状がT字状の突起を軸方向に連続して形成され、前記T
字状突起にて形成された溝内に、前記T字状突起の側部
より突出するT字状小突起を形成した伝熱管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4087493A JPH06246343A (ja) | 1993-03-02 | 1993-03-02 | 伝熱管およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4087493A JPH06246343A (ja) | 1993-03-02 | 1993-03-02 | 伝熱管およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06246343A true JPH06246343A (ja) | 1994-09-06 |
Family
ID=12592665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4087493A Pending JPH06246343A (ja) | 1993-03-02 | 1993-03-02 | 伝熱管およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06246343A (ja) |
-
1993
- 1993-03-02 JP JP4087493A patent/JPH06246343A/ja active Pending
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