JPH06245609A - 移植機 - Google Patents
移植機Info
- Publication number
- JPH06245609A JPH06245609A JP3370193A JP3370193A JPH06245609A JP H06245609 A JPH06245609 A JP H06245609A JP 3370193 A JP3370193 A JP 3370193A JP 3370193 A JP3370193 A JP 3370193A JP H06245609 A JPH06245609 A JP H06245609A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- height
- ridge
- machine
- machine frame
- seedling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Transplanting Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 前輪2及び後輪を有する機枠と、畝15に苗
を植付ける植付装置と、畝の高さを検出する畝高さ検出
機構116と、畝高さ検出機構116からの信号により
畝からの機枠の高さを調整する機体高さ調整機構110
とを設ける。前記畝高さ検出機構116は畝上面と接触
する検出体118と、この検出体118の上下動を検出
して機体高さ調整機構110を介して機枠を上下動させ
るスイッチ121、122と、検出体118が大きく下
動したときに機体高さ調整機構110による機枠の下動
を停止するスイッチ123とを設ける。 【効果】 機枠の前部を持ち上げたり、畝高さが極端に
低くなったときに、検出体が大きく下動しても機枠は下
動しなく、従って、次の略正常高さの畝に移植作業をす
るときに畝高さ検出機構を破損したりすることがなく、
機体高さを大きく戻す必要がないので作業効率が高く、
しかも正常な植付ができる。
を植付ける植付装置と、畝の高さを検出する畝高さ検出
機構116と、畝高さ検出機構116からの信号により
畝からの機枠の高さを調整する機体高さ調整機構110
とを設ける。前記畝高さ検出機構116は畝上面と接触
する検出体118と、この検出体118の上下動を検出
して機体高さ調整機構110を介して機枠を上下動させ
るスイッチ121、122と、検出体118が大きく下
動したときに機体高さ調整機構110による機枠の下動
を停止するスイッチ123とを設ける。 【効果】 機枠の前部を持ち上げたり、畝高さが極端に
低くなったときに、検出体が大きく下動しても機枠は下
動しなく、従って、次の略正常高さの畝に移植作業をす
るときに畝高さ検出機構を破損したりすることがなく、
機体高さを大きく戻す必要がないので作業効率が高く、
しかも正常な植付ができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、苗の移植作業に使用す
る移植機に関するものである。
る移植機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、甘藷苗等のつる苗を移植する移
植機としては、特開平4−320606号公報に開示さ
れたものがあり、この移植機は、畝に被覆したマルチフ
ィルムに植付孔を開けながら、それと同期して植付装置
で苗を植付け、移植後に覆土輪で覆土している。
植機としては、特開平4−320606号公報に開示さ
れたものがあり、この移植機は、畝に被覆したマルチフ
ィルムに植付孔を開けながら、それと同期して植付装置
で苗を植付け、移植後に覆土輪で覆土している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、移植機に機体の高さを自動調整する機構は設けられ
ていなく、一定高さの畝にしか適用できなかった。機体
高さの自動調整は、畝の高さを検出する畝高さ検出機構
と、この畝高さ検出機構からの信号により畝からの機枠
の高さを調整する機体高さ調整機構とを設けることによ
り可能になる。
は、移植機に機体の高さを自動調整する機構は設けられ
ていなく、一定高さの畝にしか適用できなかった。機体
高さの自動調整は、畝の高さを検出する畝高さ検出機構
と、この畝高さ検出機構からの信号により畝からの機枠
の高さを調整する機体高さ調整機構とを設けることによ
り可能になる。
【0004】ところで、このような機体高さを自動調整
可能にした場合、移植機を方向転換するために機体の前
部を持ち上げたり、畝高さが極端に低くなったりしたと
きにも畝高さ検出機構が働いて、機体高さ調整機構を介
して機枠を大きく下降することになり、次に略正常高さ
の畝に移植作業をするときに畝高さ検出機構を破損した
り、機体を大きく上昇させる必要があるためそれに時間
がかかり、作業効率が低下したり、正常な植付ができな
かったりする可能性がある。
可能にした場合、移植機を方向転換するために機体の前
部を持ち上げたり、畝高さが極端に低くなったりしたと
きにも畝高さ検出機構が働いて、機体高さ調整機構を介
して機枠を大きく下降することになり、次に略正常高さ
の畝に移植作業をするときに畝高さ検出機構を破損した
り、機体を大きく上昇させる必要があるためそれに時間
がかかり、作業効率が低下したり、正常な植付ができな
かったりする可能性がある。
【0005】本発明は、畝高さ検出機構と機体高さ調整
機構とを設けて機体高さの自動調整を可能にした上で、
畝高さ検出機構の検出体が大きく下動したときに、機体
高さ調整機構による機枠の下動を停止するスイッチを設
けることにより、前記問題点を解決できるようにした移
植機を提供することを目的とする。
機構とを設けて機体高さの自動調整を可能にした上で、
畝高さ検出機構の検出体が大きく下動したときに、機体
高さ調整機構による機枠の下動を停止するスイッチを設
けることにより、前記問題点を解決できるようにした移
植機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための具体的手段は、前輪2及び後輪3を有する機枠
1と、この機枠1に設けられていて畝15に苗14を植
付ける植付装置9と、畝15の高さを検出する畝高さ検
出機構116と、この畝高さ検出機構116からの信号
により畝15からの機枠1の高さを調整する機体高さ調
整機構110とを備えており、前記畝高さ検出機構11
6は畝15上面と接触する検出体118と、この検出体
118の上下動を検出して機体高さ調整機構110を介
して機枠1を上下動させるスイッチ121、122と、
検出体118が大きく下動したときに機体高さ調整機構
110による機枠1の下動を停止するスイッチ123と
を有することである。
のための具体的手段は、前輪2及び後輪3を有する機枠
1と、この機枠1に設けられていて畝15に苗14を植
付ける植付装置9と、畝15の高さを検出する畝高さ検
出機構116と、この畝高さ検出機構116からの信号
により畝15からの機枠1の高さを調整する機体高さ調
整機構110とを備えており、前記畝高さ検出機構11
6は畝15上面と接触する検出体118と、この検出体
118の上下動を検出して機体高さ調整機構110を介
して機枠1を上下動させるスイッチ121、122と、
検出体118が大きく下動したときに機体高さ調整機構
110による機枠1の下動を停止するスイッチ123と
を有することである。
【0007】
【作用】センサアーム118はその先端のセンサローラ
120が畝15に接触していて、畝15に高低差がある
と上下動し、上動すると上げスイッチ121がそれを検
出して、機体高さ調整機構110を介して機枠1の前部
を上昇させ、下動すると下げスイッチ122がそれを検
出して、機体高さ調整機構110を介して機枠1の前部
を下降させ、植付装置9を畝15から可及的に一定高さ
に維持する。
120が畝15に接触していて、畝15に高低差がある
と上下動し、上動すると上げスイッチ121がそれを検
出して、機体高さ調整機構110を介して機枠1の前部
を上昇させ、下動すると下げスイッチ122がそれを検
出して、機体高さ調整機構110を介して機枠1の前部
を下降させ、植付装置9を畝15から可及的に一定高さ
に維持する。
【0008】旋回等のために機枠1の前部を持ち上げる
と、センサアーム118が下動方向に大きく回動し、下
げスイッチ122を作動した後に限界スイッチ123を
作動し、機体高さ調整機構110による調整動作を停止
して、機枠1の下降を停止する。旋回後、センサアーム
118が再び畝15に接触すると、限界スイッチ123
の作動は解除され、スイッチ121、122によって機
体高さ調整機構110による調整動作が再開される。
と、センサアーム118が下動方向に大きく回動し、下
げスイッチ122を作動した後に限界スイッチ123を
作動し、機体高さ調整機構110による調整動作を停止
して、機枠1の下降を停止する。旋回後、センサアーム
118が再び畝15に接触すると、限界スイッチ123
の作動は解除され、スイッチ121、122によって機
体高さ調整機構110による調整動作が再開される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図3、4は移植機の概要を示し、1は機枠で、前
輪2及び駆動用の後輪3を備えると共に、後部にハンド
ル4が固定されている。5は作業者用の座席、6は各部
を駆動するためのエンジンで、これらは機枠1の後部に
前後に並べて配置されている。前記機枠1及びそれに装
着されたエンジン6等により、移植機の機体が構成され
ている。
する。図3、4は移植機の概要を示し、1は機枠で、前
輪2及び駆動用の後輪3を備えると共に、後部にハンド
ル4が固定されている。5は作業者用の座席、6は各部
を駆動するためのエンジンで、これらは機枠1の後部に
前後に並べて配置されている。前記機枠1及びそれに装
着されたエンジン6等により、移植機の機体が構成され
ている。
【0010】図1〜4において、前記機枠1の前端には
前枠101が固定され、これに固定のブラケットに枢軸
102を介してL字状の前輪支持体103が枢支され、
この前輪支持体103の下部にセンタピン104を介し
て車軸ケース105が上下揺動自在に支持され、その両
端に後下がり傾斜したホルダ105Aを介して前輪2が
設けられている。106はタイロッドで、前輪2は操向
輪になっており、その操作部材は機枠1に支持されてい
て、座席5に着座した作業者が足で操向操作可能になっ
ている。
前枠101が固定され、これに固定のブラケットに枢軸
102を介してL字状の前輪支持体103が枢支され、
この前輪支持体103の下部にセンタピン104を介し
て車軸ケース105が上下揺動自在に支持され、その両
端に後下がり傾斜したホルダ105Aを介して前輪2が
設けられている。106はタイロッドで、前輪2は操向
輪になっており、その操作部材は機枠1に支持されてい
て、座席5に着座した作業者が足で操向操作可能になっ
ている。
【0011】前記前枠101には機体高さ調整機構11
0が設けられている。この機体高さ調整機構110は、
前輪支持体103の上部に回動ピン107が設けられ、
この回動ピン107にギヤードモータ108によって駆
動されるネジ軸109が螺合されており、ネジ軸109
の回転により、前輪支持体103が枢軸102を中心に
揺動してホルダ105Aの傾斜角度を変更し、それによ
り機枠1の前部の高さを調整する。
0が設けられている。この機体高さ調整機構110は、
前輪支持体103の上部に回動ピン107が設けられ、
この回動ピン107にギヤードモータ108によって駆
動されるネジ軸109が螺合されており、ネジ軸109
の回転により、前輪支持体103が枢軸102を中心に
揺動してホルダ105Aの傾斜角度を変更し、それによ
り機枠1の前部の高さを調整する。
【0012】前輪支持体103の上下中途部には作動片
111が設けられ、これと当接する上下スイッチ11
2、113が前枠101に取り付けられている。この上
下スイッチ112、113はそれぞれ機枠1の下降限界
と上昇限界とを設定している。上スイッチ112が作動
すると機枠1の下降を停止し、下スイッチ113が作動
すると機枠1の上昇を停止する。
111が設けられ、これと当接する上下スイッチ11
2、113が前枠101に取り付けられている。この上
下スイッチ112、113はそれぞれ機枠1の下降限界
と上昇限界とを設定している。上スイッチ112が作動
すると機枠1の下降を停止し、下スイッチ113が作動
すると機枠1の上昇を停止する。
【0013】前記前枠101の前部には、畝15の高さ
を検出して機体高さ調整機構110へ制御信号を送る畝
高さ検出機構116が設けられている。この畝高さ検出
機構116は前枠101の前面にブラケット117が固
着(図1では分離して表示している。)され、このブラ
ケット117に検出体としてセンサアーム118が横軸
119を介して枢支され、その下端には畝15上を転動
するセンサローラ120が設けられている。また、ブラ
ケット117にはセンサアーム118の上部と当接する
3個のスイッチ121〜123が設けられている。
を検出して機体高さ調整機構110へ制御信号を送る畝
高さ検出機構116が設けられている。この畝高さ検出
機構116は前枠101の前面にブラケット117が固
着(図1では分離して表示している。)され、このブラ
ケット117に検出体としてセンサアーム118が横軸
119を介して枢支され、その下端には畝15上を転動
するセンサローラ120が設けられている。また、ブラ
ケット117にはセンサアーム118の上部と当接する
3個のスイッチ121〜123が設けられている。
【0014】スイッチ121、122はセンサローラ1
20の上昇及び下降を検出するもので、それらの接触片
はセンサアーム118と当接していて、センサアーム1
18が図1反時計方向に回動すると上げスイッチ121
がそれを検出して、機体高さ調整機構110を介して機
枠1の前部を上昇させ、時計方向に回動すると下げスイ
ッチ122がそれを検出して、機体高さ調整機構110
を介して機枠1の前部を下降させる。
20の上昇及び下降を検出するもので、それらの接触片
はセンサアーム118と当接していて、センサアーム1
18が図1反時計方向に回動すると上げスイッチ121
がそれを検出して、機体高さ調整機構110を介して機
枠1の前部を上昇させ、時計方向に回動すると下げスイ
ッチ122がそれを検出して、機体高さ調整機構110
を介して機枠1の前部を下降させる。
【0015】スイッチ123は下降限界を検出する限界
スイッチであり、その接触片は通常センサアーム118
と離れているが、センサアーム118が時計方向に大き
く回動すると、下げスイッチ122を作動した後に作動
し、機体高さ調整機構110による調整動作を停止し
て、機枠1の下降を停止させる。即ち、畝15の小さな
高低差はスイッチ121、122で検出して、機体高さ
調整機構110を介して機枠1の前部を高さ調整し、後
述する植付装置9を畝15から可及的に一定高さに維持
する。
スイッチであり、その接触片は通常センサアーム118
と離れているが、センサアーム118が時計方向に大き
く回動すると、下げスイッチ122を作動した後に作動
し、機体高さ調整機構110による調整動作を停止し
て、機枠1の下降を停止させる。即ち、畝15の小さな
高低差はスイッチ121、122で検出して、機体高さ
調整機構110を介して機枠1の前部を高さ調整し、後
述する植付装置9を畝15から可及的に一定高さに維持
する。
【0016】一方、ハンドル4を介して機枠1の前部を
持ち上げて方向転換したり、畝15が極端に低くなった
りしている場合には、機体高さ調整機構110が働いて
機枠1が大きく下がると、次にセンサアーム118が高
い畝15に接触したときに上げスイッチ121を損傷し
たり、上げるのに時間がかかり、作業能率を低下させた
りすることになるので、そのような場合には、限界スイ
ッチ123でそれを検出して機枠1を下降させないよう
にしている。
持ち上げて方向転換したり、畝15が極端に低くなった
りしている場合には、機体高さ調整機構110が働いて
機枠1が大きく下がると、次にセンサアーム118が高
い畝15に接触したときに上げスイッチ121を損傷し
たり、上げるのに時間がかかり、作業能率を低下させた
りすることになるので、そのような場合には、限界スイ
ッチ123でそれを検出して機枠1を下降させないよう
にしている。
【0017】図3、4に示す手動スイッチ114は、限
界スイッチ123の作動に関係なく、機体高さ調整機構
110を強制的に操作して機枠1を昇降させるスイッチ
であり、作業者が座席5に着座したまま操作できる機枠
1上の位置に設けられている。例えば、高い畝から低い
畝に作業が移ったとき、前記限界スイッチ123の作用
によって機体は高い状態に保持されているので、センサ
ローラ120は畝15に接触しない位置にあり、畝高さ
を検出することが困難になっている。
界スイッチ123の作動に関係なく、機体高さ調整機構
110を強制的に操作して機枠1を昇降させるスイッチ
であり、作業者が座席5に着座したまま操作できる機枠
1上の位置に設けられている。例えば、高い畝から低い
畝に作業が移ったとき、前記限界スイッチ123の作用
によって機体は高い状態に保持されているので、センサ
ローラ120は畝15に接触しない位置にあり、畝高さ
を検出することが困難になっている。
【0018】その場合、センサアーム118を少し持ち
上げて、限界スイッチ123の作動を解除し、下げスイ
ッチ122の作動により機体高さ調整機構110を下げ
動作させれば良いが、座席5への乗降を伴うので作業が
面倒である。しかし、前記手動スイッチ114を設けて
おくことにより、作業者は座席5に着座したまま機体高
さ調整機構110を操作して、センサアーム118を畝
高さ検出状態にすることができる。手動スイッチ114
は低い畝から高い畝に作業が移るときにも利用できる。
上げて、限界スイッチ123の作動を解除し、下げスイ
ッチ122の作動により機体高さ調整機構110を下げ
動作させれば良いが、座席5への乗降を伴うので作業が
面倒である。しかし、前記手動スイッチ114を設けて
おくことにより、作業者は座席5に着座したまま機体高
さ調整機構110を操作して、センサアーム118を畝
高さ検出状態にすることができる。手動スイッチ114
は低い畝から高い畝に作業が移るときにも利用できる。
【0019】尚、前記スイッチ112、113及びスイ
ッチ121〜123は、接点型でも無接点型でも良く、
通常はマイクロスイッチが使用される。図2、3、5に
おいて、8は植付装置9を支持している可動枠8で、前
端が回転軸10を介して機枠1に枢支され、かつ機枠1
との間に介装された調整機構11により後部側が上下位
置調整自在になっている。
ッチ121〜123は、接点型でも無接点型でも良く、
通常はマイクロスイッチが使用される。図2、3、5に
おいて、8は植付装置9を支持している可動枠8で、前
端が回転軸10を介して機枠1に枢支され、かつ機枠1
との間に介装された調整機構11により後部側が上下位
置調整自在になっている。
【0020】植付装置9は周方向に等間隔おきに6〜8
個の苗保持装置12を有する回転ドラム13と、回転ド
ラム13の回転により下部の植付位置Aまで送られたつ
る苗14を圃場の畝15に差込む苗差込爪16とを有
し、穿孔装置17でマルチフイルム18に開けた植付孔
18Aから苗14の基部(根部)を差込んで植付けるよ
うになっている。
個の苗保持装置12を有する回転ドラム13と、回転ド
ラム13の回転により下部の植付位置Aまで送られたつ
る苗14を圃場の畝15に差込む苗差込爪16とを有
し、穿孔装置17でマルチフイルム18に開けた植付孔
18Aから苗14の基部(根部)を差込んで植付けるよ
うになっている。
【0021】回転ドラム13は、図2に示すように一側
の円板23に外周板24が固定され、横軸19を介して
可動枠8に回転自在に支持されている。20は畝15に
沿って左右倣い走行するための倣いローラ、21は植付
け後の苗14の両側を覆土する覆土輪、22は苗載せ台
である。可動枠8及びそれに固定の支持枠32に、回転
ドラム13の前面側を覆って苗14を案内する苗案内部
材31が設けられ、苗差込爪16は植付位置Aにおいて
回転ドラム13から下方に出退して、その下降時に苗保
持装置12に保持した苗14を下方に押下げて畝15に
植付けるものであって、下端に苗係合凹部がV字状に切
欠き形成されている。
の円板23に外周板24が固定され、横軸19を介して
可動枠8に回転自在に支持されている。20は畝15に
沿って左右倣い走行するための倣いローラ、21は植付
け後の苗14の両側を覆土する覆土輪、22は苗載せ台
である。可動枠8及びそれに固定の支持枠32に、回転
ドラム13の前面側を覆って苗14を案内する苗案内部
材31が設けられ、苗差込爪16は植付位置Aにおいて
回転ドラム13から下方に出退して、その下降時に苗保
持装置12に保持した苗14を下方に押下げて畝15に
植付けるものであって、下端に苗係合凹部がV字状に切
欠き形成されている。
【0022】苗差込爪16は、横長の長孔39を有する
ガイドリング40を上部に有し、回転ドラム13内の前
下部に後下がり状に傾斜させて上下方向に配置されてお
り、ガイドレール42と一対の挟圧ローラ44とにより
上下動自在に支持案内される。ガイドレール42は可動
枠8と支持枠32間に苗差込爪16と平行に取付けら
れ、このガイドレール42により苗差込爪16上端のガ
イドリング40に枢支されたガイドベアリング41が案
内されている。
ガイドリング40を上部に有し、回転ドラム13内の前
下部に後下がり状に傾斜させて上下方向に配置されてお
り、ガイドレール42と一対の挟圧ローラ44とにより
上下動自在に支持案内される。ガイドレール42は可動
枠8と支持枠32間に苗差込爪16と平行に取付けら
れ、このガイドレール42により苗差込爪16上端のガ
イドリング40に枢支されたガイドベアリング41が案
内されている。
【0023】横軸19はエンジン6からの動力により駆
動可能になっており、覆土輪21駆動用のカム及び苗差
込爪16駆動用の第1及び第2カム52、53が一体回
転可能に套嵌されている。第1カム52の下側には揺動
アーム55が配置され、この揺動アーム55は苗差込爪
16を上下動させるためのもので、横軸19の後方に設
けた枢軸56により可動枠8に上下揺動自在に枢支され
ている。
動可能になっており、覆土輪21駆動用のカム及び苗差
込爪16駆動用の第1及び第2カム52、53が一体回
転可能に套嵌されている。第1カム52の下側には揺動
アーム55が配置され、この揺動アーム55は苗差込爪
16を上下動させるためのもので、横軸19の後方に設
けた枢軸56により可動枠8に上下揺動自在に枢支され
ている。
【0024】揺動アーム55の先端部側面にはガイドロ
ーラ(摺動子)57が取付けられていて、このガイドロ
ーラ57はガイドリング40の長孔39内に摺動自在に
収容されている。前記揺動アーム55の基部には、枢軸
56回りに一体的に揺動する第1揺動リンク62が上下
方向に延設されている。第1揺動リンク62の上部には
第1カム52に当接する第1カムローラ63が枢着さ
れ、第1揺動リンク62の下部には揺動アーム55を下
方に付勢すべく、引張バネ64の一端が連結され、引張
バネ64の他端は支持枠32に連結されている。
ーラ(摺動子)57が取付けられていて、このガイドロ
ーラ57はガイドリング40の長孔39内に摺動自在に
収容されている。前記揺動アーム55の基部には、枢軸
56回りに一体的に揺動する第1揺動リンク62が上下
方向に延設されている。第1揺動リンク62の上部には
第1カム52に当接する第1カムローラ63が枢着さ
れ、第1揺動リンク62の下部には揺動アーム55を下
方に付勢すべく、引張バネ64の一端が連結され、引張
バネ64の他端は支持枠32に連結されている。
【0025】第1揺動リンク62の上端には、第2カム
53の回転力を第1揺動リンク62に伝達するための伝
達リング65が連結されている。この伝達リング65
は、内部の長孔66において横軸19に遊嵌され、その
上端が第1揺動リンク62の上端に枢着されていると共
に、その下端は第2揺動リンク67の下端に枢着されて
いる。第2揺動リンク67は、横軸19の前方に設けた
枢軸68を介して可動枠8に上下揺動自在に枢着され、
第2カム53に当接する第2カムローラ69を中間部に
備えている。
53の回転力を第1揺動リンク62に伝達するための伝
達リング65が連結されている。この伝達リング65
は、内部の長孔66において横軸19に遊嵌され、その
上端が第1揺動リンク62の上端に枢着されていると共
に、その下端は第2揺動リンク67の下端に枢着されて
いる。第2揺動リンク67は、横軸19の前方に設けた
枢軸68を介して可動枠8に上下揺動自在に枢着され、
第2カム53に当接する第2カムローラ69を中間部に
備えている。
【0026】第1カム52は、苗差込爪16を上昇位置
に保持する保持面52aと、引張バネ64のバネ圧によ
り苗差込爪16を急激に下降させる下降面52bと、苗
差込爪16を下降位置から上昇位置まで引き上げる上昇
面52cとを有している。一方、第2カム53は、第1
カムローラ63が第1カム52の下降面52bに来たと
きに苗差込爪16を下方に強制的に下降させるための強
制下降面53aと、第1カムローラ63が第1カム52
の上昇面52cに来たときに伝達リング65を上位に復
帰させる上昇面53bとを備えている。
に保持する保持面52aと、引張バネ64のバネ圧によ
り苗差込爪16を急激に下降させる下降面52bと、苗
差込爪16を下降位置から上昇位置まで引き上げる上昇
面52cとを有している。一方、第2カム53は、第1
カムローラ63が第1カム52の下降面52bに来たと
きに苗差込爪16を下方に強制的に下降させるための強
制下降面53aと、第1カムローラ63が第1カム52
の上昇面52cに来たときに伝達リング65を上位に復
帰させる上昇面53bとを備えている。
【0027】回転ドラム13の各苗保持装置12は、苗
差込爪16の出退用の爪出退孔を有する案内部材72
と、爪出退孔に対して回転ドラム13の回転方向前側で
苗14の基部を挟持する挟持具73と、挟持具73を苗
挟持前の状態に保持する板バネ製のスペーサ74と、挟
持具73を苗挟持前の状態に戻すための復帰手段75と
を備えている。
差込爪16の出退用の爪出退孔を有する案内部材72
と、爪出退孔に対して回転ドラム13の回転方向前側で
苗14の基部を挟持する挟持具73と、挟持具73を苗
挟持前の状態に保持する板バネ製のスペーサ74と、挟
持具73を苗挟持前の状態に戻すための復帰手段75と
を備えている。
【0028】前記揺動アーム55と第1揺動リンク62
との間には、差込安全機構130が設けられている。図
6、7において、枢軸56に遊嵌された第1揺動リンク
62のボス部131には、揺動アーム55のボス部13
2が遊嵌されている。第1揺動リンク62には枢軸56
を曲率中心とした円弧面を有する円弧体134が固着さ
れ、この円弧体134には円弧面の端部に穴133が形
成され、揺動アーム55のボス部132にはL字形の支
持台135が固着されている。この支持台135の上部
は円弧体134にオーバラップして配置され、突出する
ことにより穴133と係合するボール136が挿入され
ている。
との間には、差込安全機構130が設けられている。図
6、7において、枢軸56に遊嵌された第1揺動リンク
62のボス部131には、揺動アーム55のボス部13
2が遊嵌されている。第1揺動リンク62には枢軸56
を曲率中心とした円弧面を有する円弧体134が固着さ
れ、この円弧体134には円弧面の端部に穴133が形
成され、揺動アーム55のボス部132にはL字形の支
持台135が固着されている。この支持台135の上部
は円弧体134にオーバラップして配置され、突出する
ことにより穴133と係合するボール136が挿入され
ている。
【0029】支持台135には筒体137が固着され、
この筒体137内に前記ボール136を円弧体134側
に弾圧するスプリング138が配置され、調整ネジ13
9で弾圧力が調整可能になっている。140は円弧体1
34の端部に立ち上がり状に形成したストッパである。
前記差込安全機構130は、穴133にボール136が
半分未満係合していることにより、第1揺動リンク62
の枢軸56回りの揺動は揺動アーム55に伝達され、苗
差込爪16を昇降する。しかし、苗差込爪16を強制的
に下降させていくときに石、夾雑物等に当たって差込が
できなくなると、支持体135が停止してボール136
が穴133から離脱し、円弧体134が支持台135に
対して相対回動することになり、第1揺動リンク62の
揺動は揺動アーム55に伝達されなくなり、苗差込爪1
6が損傷を受けるのを防止する。
この筒体137内に前記ボール136を円弧体134側
に弾圧するスプリング138が配置され、調整ネジ13
9で弾圧力が調整可能になっている。140は円弧体1
34の端部に立ち上がり状に形成したストッパである。
前記差込安全機構130は、穴133にボール136が
半分未満係合していることにより、第1揺動リンク62
の枢軸56回りの揺動は揺動アーム55に伝達され、苗
差込爪16を昇降する。しかし、苗差込爪16を強制的
に下降させていくときに石、夾雑物等に当たって差込が
できなくなると、支持体135が停止してボール136
が穴133から離脱し、円弧体134が支持台135に
対して相対回動することになり、第1揺動リンク62の
揺動は揺動アーム55に伝達されなくなり、苗差込爪1
6が損傷を受けるのを防止する。
【0030】そして、第1揺動リンク62は往復揺動す
るので、戻ってくるとボール136と穴133とが係合
して、円弧体134と支持台135とは一体的になり、
第1揺動リンク62の揺動は揺動アーム55に伝達され
るようになる。マルチフイルム18の穿孔装置17は、
マルチフイルム18に縦切り板92で畝15の長手方向
に沿う左右一対の切り目を入れると共に、この左右一対
の切り目間に横切り板94で畝15の幅方向に沿う切り
目を入れるように構成されている。前記縦切り板92及
び横切り板94はエンジン6からの動力で、苗差込爪1
6と同期して昇降可能であり、その昇降タイミングは調
整自在である。
るので、戻ってくるとボール136と穴133とが係合
して、円弧体134と支持台135とは一体的になり、
第1揺動リンク62の揺動は揺動アーム55に伝達され
るようになる。マルチフイルム18の穿孔装置17は、
マルチフイルム18に縦切り板92で畝15の長手方向
に沿う左右一対の切り目を入れると共に、この左右一対
の切り目間に横切り板94で畝15の幅方向に沿う切り
目を入れるように構成されている。前記縦切り板92及
び横切り板94はエンジン6からの動力で、苗差込爪1
6と同期して昇降可能であり、その昇降タイミングは調
整自在である。
【0031】穿孔装置17の前方には、マルチフイルム
18の浮上りを防止する押えローラ80が配置されてい
る。この押えローラ80はセンサローラ120で兼ねて
も良い。覆土輪21は、移植機の走行に伴って畝15の
長手方向に進行しつつ上下動し、これによって移植され
た苗14の左右両側の土を苗14側に押動するためのも
ので、左右の支持枠32の中央部に上下揺動自在に枢着
した揺動杆81の先端に傾斜してかつ遊転自在に取付け
られている。
18の浮上りを防止する押えローラ80が配置されてい
る。この押えローラ80はセンサローラ120で兼ねて
も良い。覆土輪21は、移植機の走行に伴って畝15の
長手方向に進行しつつ上下動し、これによって移植され
た苗14の左右両側の土を苗14側に押動するためのも
ので、左右の支持枠32の中央部に上下揺動自在に枢着
した揺動杆81の先端に傾斜してかつ遊転自在に取付け
られている。
【0032】揺動杆81は横軸19回りに回転ドラム1
3と一体回転する駆動カムの回転力を利用して揺動させ
るように構成しており、覆土輪21は苗差込爪16と同
期して上下動する。植付装置9の植付位置Aと前記覆土
輪21との間には、灌水機構143の灌水管144が配
置されている。灌水機構143は灌水管144とこれに
水を供給するポンプ145及び水又は薬剤を貯溜したタ
ンクとを有し、ポンプ145及びタンクは機枠1の適宜
位置、例えば図3、4に示すようにエンジン6近傍に配
置されていて、エンジン6からの動力で駆動されてい
る。前記灌水管144は可動枠8に取り付けられ、ポン
プ145とはホースで連結しておくことが好ましい。
3と一体回転する駆動カムの回転力を利用して揺動させ
るように構成しており、覆土輪21は苗差込爪16と同
期して上下動する。植付装置9の植付位置Aと前記覆土
輪21との間には、灌水機構143の灌水管144が配
置されている。灌水機構143は灌水管144とこれに
水を供給するポンプ145及び水又は薬剤を貯溜したタ
ンクとを有し、ポンプ145及びタンクは機枠1の適宜
位置、例えば図3、4に示すようにエンジン6近傍に配
置されていて、エンジン6からの動力で駆動されてい
る。前記灌水管144は可動枠8に取り付けられ、ポン
プ145とはホースで連結しておくことが好ましい。
【0033】ポンプ145は苗差込爪16の下動と同調
して作動し、苗差込爪16で苗14を差込んだ直後に、
灌水管144からその下方を通過する苗14及び畝15
に灌水をする。灌水管144の噴出口は畝15に近い低
位置、即ち、下位にきた苗保持装置12と略等高に位置
し、静かに給水を行う。尚、ポンプ145を常に駆動し
ておいて、電磁バルブを苗差込爪16の下動と同調して
開放動作させるようにしても良い。
して作動し、苗差込爪16で苗14を差込んだ直後に、
灌水管144からその下方を通過する苗14及び畝15
に灌水をする。灌水管144の噴出口は畝15に近い低
位置、即ち、下位にきた苗保持装置12と略等高に位置
し、静かに給水を行う。尚、ポンプ145を常に駆動し
ておいて、電磁バルブを苗差込爪16の下動と同調して
開放動作させるようにしても良い。
【0034】次に苗移植動作を説明する。一定速度で回
転する回転ドラム13の上部側にある苗保持装置12の
挟持具73に苗14の基部を挿入してスペーサ74を指
で押すことにより、苗14を回転ドラム13に保持させ
る。すると、各苗14は回転ドラム13に乗って苗案内
部材31内に引込まれ、苗案内部材31により姿勢を保
持されながら回転ドラム13の回転に伴って植付位置A
へと送られて行く。
転する回転ドラム13の上部側にある苗保持装置12の
挟持具73に苗14の基部を挿入してスペーサ74を指
で押すことにより、苗14を回転ドラム13に保持させ
る。すると、各苗14は回転ドラム13に乗って苗案内
部材31内に引込まれ、苗案内部材31により姿勢を保
持されながら回転ドラム13の回転に伴って植付位置A
へと送られて行く。
【0035】植付位置Aでは、苗14は基部が下端の苗
保持装置12に挟持され、先端側が苗案内部材31の下
端部により保持されているので、畝15の上面に近接し
て略水平状態に保持されている。一方、穿孔装置17で
マルチフイルム18に植付孔18aが穿孔され、第1及
び第2カム52、53が横軸19回りに1回転し、第1
カムローラ63が第1カム52の下降面52bに落ち込
むと同時に第2カムローラ69が第2カム53の強制下
降面53aに乗り上げる。
保持装置12に挟持され、先端側が苗案内部材31の下
端部により保持されているので、畝15の上面に近接し
て略水平状態に保持されている。一方、穿孔装置17で
マルチフイルム18に植付孔18aが穿孔され、第1及
び第2カム52、53が横軸19回りに1回転し、第1
カムローラ63が第1カム52の下降面52bに落ち込
むと同時に第2カムローラ69が第2カム53の強制下
降面53aに乗り上げる。
【0036】これにより、揺動アーム55の下方揺動を介
して苗差込爪16が急降下し、この苗差込爪16によっ
て植付孔18aの上方で横伏せ状に配置された苗14の
基部が畝15の土中へ差込まれることになる。また、回
転ドラム13の回転と同調して灌水管144から苗14
に向かって水が噴射され、植付孔18Aから畝15へ水
が供給され、その後回転ドラム13の回転と同期して覆
土輪21が上下動し、植付後の苗14の両側の土を押動
して覆土する。
して苗差込爪16が急降下し、この苗差込爪16によっ
て植付孔18aの上方で横伏せ状に配置された苗14の
基部が畝15の土中へ差込まれることになる。また、回
転ドラム13の回転と同調して灌水管144から苗14
に向かって水が噴射され、植付孔18Aから畝15へ水
が供給され、その後回転ドラム13の回転と同期して覆
土輪21が上下動し、植付後の苗14の両側の土を押動
して覆土する。
【0037】移植機は畝15に跨がっていて左右の前後
輪2、3が畝15の溝内を転動し、畝高さ検出機構11
6のセンサローラ118が畝15の上面を接触して、セ
ンサアーム(検出体)118が畝高さに応じて揺動し、
畝15が高くなれば上げスイッチ121がそれを検出し
て、機体高さ調整機構110に信号を送って機枠上げ方
向に作動させ、畝15が高くなれば下げスイッチ122
がそれを検出して、機体高さ調整機構110を介して機
枠1を下げる。この機枠1の上下動により、畝15の高
さが変動しても、植付装置9の高さは畝15に対して常
に略一定の高さに維持される。
輪2、3が畝15の溝内を転動し、畝高さ検出機構11
6のセンサローラ118が畝15の上面を接触して、セ
ンサアーム(検出体)118が畝高さに応じて揺動し、
畝15が高くなれば上げスイッチ121がそれを検出し
て、機体高さ調整機構110に信号を送って機枠上げ方
向に作動させ、畝15が高くなれば下げスイッチ122
がそれを検出して、機体高さ調整機構110を介して機
枠1を下げる。この機枠1の上下動により、畝15の高
さが変動しても、植付装置9の高さは畝15に対して常
に略一定の高さに維持される。
【0038】移植機を旋回するためにハンドル4をもっ
てその前部を上げると、センサアーム118が大きく下
方へ揺動して下げスイッチ122を作動するが、更に限
界スイッチ123も作動することになり、この限界スイ
ッチ123の作動により機体高さ調整機構110は作動
を停止して、移植機前部の下降は停止又は下降しない。
てその前部を上げると、センサアーム118が大きく下
方へ揺動して下げスイッチ122を作動するが、更に限
界スイッチ123も作動することになり、この限界スイ
ッチ123の作動により機体高さ調整機構110は作動
を停止して、移植機前部の下降は停止又は下降しない。
【0039】移植機を旋回後に新たな畝15に跨がらせ
ると、センサローラ118が再び畝15の上面を接触し
て限界スイッチ123の作動を解除する。尚、本発明は
前記実施例に限定されるものではなく、種々変形するこ
とができる。例えば、甘藷苗用以外の苗又はポット苗を
移植する移植機にも使用できる。また、前枠101に対
してブラケット117を又はブラケット117に対して
スイッチ121〜123を上下位置調整自在に取り付け
ても良く、機体高さ調整機構110は前輪支持体103
を垂直に移動させるように構成しても良い。
ると、センサローラ118が再び畝15の上面を接触し
て限界スイッチ123の作動を解除する。尚、本発明は
前記実施例に限定されるものではなく、種々変形するこ
とができる。例えば、甘藷苗用以外の苗又はポット苗を
移植する移植機にも使用できる。また、前枠101に対
してブラケット117を又はブラケット117に対して
スイッチ121〜123を上下位置調整自在に取り付け
ても良く、機体高さ調整機構110は前輪支持体103
を垂直に移動させるように構成しても良い。
【0040】
【発明の効果】以上詳述した本発明においては、前輪2
及び後輪3を有する機枠1と、この機枠1に設けられて
いて畝15に苗14を植付ける植付装置9と、畝15の
高さを検出する畝高さ検出機構116と、この畝高さ検
出機構116からの信号により畝15からの機枠1の高
さを調整する機体高さ調整機構110とを備えており、
前記畝高さ検出機構116は畝15上面と接触する検出
体118と、この検出体118の上下動を検出して機体
高さ調整機構110を介して機枠1を上下動させるスイ
ッチ121、122と、検出体118が大きく下動した
ときに機体高さ調整機構110による機枠1の下動を停
止するスイッチ123とを有するので、移植機を方向転
換するために機枠1の前部を持ち上げたり、畝高さが極
端に低くなったときに、検出体118が大きく下動して
も機枠1は下動しなく、従って、次の略正常高さの畝に
移植作業をするときに畝高さ検出機構116を破損した
りすることがなく、機体高さを大きく戻す必要がないの
で作業効率が高く、しかも正常な植付ができる。
及び後輪3を有する機枠1と、この機枠1に設けられて
いて畝15に苗14を植付ける植付装置9と、畝15の
高さを検出する畝高さ検出機構116と、この畝高さ検
出機構116からの信号により畝15からの機枠1の高
さを調整する機体高さ調整機構110とを備えており、
前記畝高さ検出機構116は畝15上面と接触する検出
体118と、この検出体118の上下動を検出して機体
高さ調整機構110を介して機枠1を上下動させるスイ
ッチ121、122と、検出体118が大きく下動した
ときに機体高さ調整機構110による機枠1の下動を停
止するスイッチ123とを有するので、移植機を方向転
換するために機枠1の前部を持ち上げたり、畝高さが極
端に低くなったときに、検出体118が大きく下動して
も機枠1は下動しなく、従って、次の略正常高さの畝に
移植作業をするときに畝高さ検出機構116を破損した
りすることがなく、機体高さを大きく戻す必要がないの
で作業効率が高く、しかも正常な植付ができる。
【図1】本発明の実施例を示す要部の断面説明図であ
る。
る。
【図2】植付装置の側面図である。
【図3】移植機の全体側面図である。
【図4】移植機の全体平面図である。
【図5】植付装置及び灌水機構を示す断面側面図であ
る。
る。
【図6】差込安全機構の一部断面側面図である。
【図7】図6のX−X線断面図である。
1 機枠 2 前輪 8 可動枠 9 植付装置 14 苗 15 畝 16 苗差込爪 18 マルチフィルム 21 覆土輪 110 機体高さ調整機構 116 畝高さ検出機構 118 センサアーム(検出体) 121 上げスイッチ 122 下げスイッチ 123 限界スイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】 前輪(2)及び後輪(3)を有する機枠
(1)と、この機枠(1)に設けられていて畝(15)
に苗(14)を植付ける植付装置(9)と、畝(15)
の高さを検出する畝高さ検出機構(116)と、この畝
高さ検出機構(116)からの信号により畝(15)か
らの機枠(1)の高さを調整する機体高さ調整機構(1
10)とを備えており、前記畝高さ検出機構(116)
は畝(15)上面と接触する検出体(118)と、この
検出体(118)の上下動を検出して機体高さ調整機構
(110)を介して機枠(1)を上下動させるスイッチ
(121)(122)と、検出体(118)が大きく下
動したときに機体高さ調整機構(110)による機枠
(1)の下動を停止するスイッチ(123)とを有する
ことを特徴とする移植機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3370193A JPH06245609A (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 移植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3370193A JPH06245609A (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 移植機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06245609A true JPH06245609A (ja) | 1994-09-06 |
Family
ID=12393727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3370193A Pending JPH06245609A (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 移植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06245609A (ja) |
-
1993
- 1993-02-23 JP JP3370193A patent/JPH06245609A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH06245609A (ja) | 移植機 | |
JPH06245608A (ja) | 移植機の灌水機構 | |
JP3445101B2 (ja) | 移植機のスクレーパ装置 | |
JP4862721B2 (ja) | 苗移植機 | |
JPH0444018Y2 (ja) | ||
JP2793746B2 (ja) | 移植機の苗植付装置 | |
JP2001190162A (ja) | 押さえ具 | |
JPS5917132Y2 (ja) | 田植機における植付装置 | |
US5277138A (en) | Apparatus for the planting of cuttings | |
JP3356385B2 (ja) | 移植機の植付装置 | |
JP2555217B2 (ja) | 移植機の植付深さ調整機構 | |
JP2525324B2 (ja) | 移植機の植付深さ制御装置 | |
JP2000060228A (ja) | 移植機 | |
JP2817434B2 (ja) | 移植機 | |
JPH0543651Y2 (ja) | ||
JPH0442978Y2 (ja) | ||
JP2003199409A (ja) | 苗移植機 | |
JP3297338B2 (ja) | 移植機における植付体の停止装置 | |
JPH0520112Y2 (ja) | ||
JPH1132523A (ja) | 移植機の動力伝動装置 | |
JPH02257803A (ja) | 移植機の植付深さ制御装置 | |
JP3291163B2 (ja) | 移植機の動力伝動装置 | |
JP4232271B2 (ja) | 農作業機 | |
JP3147394B2 (ja) | 苗移植機 | |
JPS5851695Y2 (ja) | コンバインにおける刈高さ調節用検知体の取付構造 |