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JPH06238701A - マルチプランジャ型レジンモールド装置 - Google Patents

マルチプランジャ型レジンモールド装置

Info

Publication number
JPH06238701A
JPH06238701A JP5031829A JP3182993A JPH06238701A JP H06238701 A JPH06238701 A JP H06238701A JP 5031829 A JP5031829 A JP 5031829A JP 3182993 A JP3182993 A JP 3182993A JP H06238701 A JPH06238701 A JP H06238701A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
mold
fixed
movable
platen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5031829A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Watanabe
哲郎 渡辺
Kyori Kudo
恭利 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP5031829A priority Critical patent/JPH06238701A/ja
Publication of JPH06238701A publication Critical patent/JPH06238701A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/02Transfer moulding, i.e. transferring the required volume of moulding material by a plunger from a "shot" cavity into a mould cavity
    • B29C45/021Plunger drives; Pressure equalizing means for a plurality of transfer plungers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】各プランジャによる樹脂への加圧力を確実に等
しくし、油が半導体素子のアルミニウム配線を腐食する
のを防止する。 【構成】固定プラテン1と、可動プラテン2と、固定側
金型と、可動側金型を有し、該可動側金型は固定側金型
との間にキャビティ31及びポット32を複数形成す
る。また、前記固定側金型及び可動側金型のいずれか一
方を貫通してプランジャ35が延び、先端を前記ポット
32に臨ませる。そして、各プランジャ35の後端に微
動装置38が配設され、プランジャ35の微動変位量を
設定して加圧位置を微動調整する。前記プランジャ35
の後端は前記微動装置38を介してプランジャ支持体3
9に固定され、該プランジャ支持体39によって各プラ
ンジャ35が一体的に支持される。そして、駆動装置が
前記プランジャ支持体39に接続されていて、該プラン
ジャ支持体39を介してプランジャ35を進退させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチプランジャ型レ
ジンモールド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、成形型に形成した複数のキャビテ
ィ内に半導体素子を装填(そうてん)し、前記キャビテ
ィ内に樹脂を充填(じゅうてん)して半導体素子を封入
するようにしたレジンモールド装置においては、複数の
半導体素子を同時に封入することができるマルチプラン
ジャ型のものが使用されている。この種のマルチプラン
ジャ型レジンモールド装置においては、トランスファシ
リンダのポット内に挿入されたタブレット状の樹脂の重
量や高さの寸法にばらつきがあると、充填位置及び充填
速度の制御を行うことが困難になる。
【0003】そこで、メインシリンダと各プランジャの
間に互いに連通するマルチシリンダを設け、各プランジ
ャによる樹脂への加圧力を等しくしたものが提供されて
いる。この場合、上金型及び下金型から成る成形型を開
閉させるための型締装置、プランジャ保持枠を移動させ
るためのメインシリンダ、及び各プランジャを移動させ
るためのマルチシリンダを有しているが、いずれも駆動
部は油圧によって作動させられることが多い。
【0004】図2は従来のマルチプランジャ型レジンモ
ールド装置の概略図、図3は図2のA−A断面図であ
る。図において、1は固定プラテン、2は該固定プラテ
ン1に対向して配設され、図示しない駆動装置によって
移動させられる可動プラテン、3は前記固定プラテン1
に取り付けられた上金型、4は可動プラテン2に取り付
けられた下金型である。図に示すように前記上金型3及
び下金型4は、型締めが行われた状態でキャビティ6を
形成する。
【0005】前記下金型4の上側表面には、前記上金型
3に対向して開口するポット5が形成されている。ま
た、該ポット5は前記下金型4を貫通して形成されたト
ランスファシリンダ5aと一体的に形成されていて、ポ
ット5内にプランジャ7が摺動(しゅうどう)自在に配
設され、タブレット状の樹脂を挿入し、溶融させること
ができるようになっている。そして、該プランジャ7を
上方に移動させることによって前記ポット5内で溶融さ
せられた樹脂をゲート部8を介してキャビティ6内に充
填することができる。
【0006】前記プランジャ7の後端にはマルチピスト
ン9が固定されていて、該マルチピストン9の動きに連
動してプランジャ7が移動するようになっている。前記
マルチピストン9は、プランジャ保持枠10に複数形成
されたマルチシリンダ11内を摺動する。また、前記プ
ランジャ保持枠10はロッド13を介してメインピスト
ン14に連結され、該メインピストン14は、前記可動
プラテン2内に形成されたメインシリンダ15内を摺動
する。前記プランジャ保持枠10はメインシリンダ15
に対して油を給排することによってメインピストン14
を介して上下に移動させられる。そして、前記プランジ
ャ保持枠10を上方に付勢する力は、マルチシリンダ1
1内の油、マルチピストン9、プランジャ7を介して樹
脂に伝達され、該樹脂がゲート部8を介してキャビティ
6内に充填される。
【0007】そのため、油圧回路20が設けられ、前記
メインシリンダ15及びマルチシリンダ11に対して油
を給排する。21はオイルポンプ、22,23は電磁切
換弁、24,25は電磁比例減圧弁、26は速度比例制
御弁である。前記構成のマルチプランジャ型レジンモー
ルド装置において、まず複数の半導体素子をそれぞれの
成形型に装填し、前記マルチシリンダ11内に油を供給
してプランジャ7を最上限まで上昇させる。その状態で
ポット5内にタブレット状の樹脂を挿入し、挿入が終了
した後にメインシリンダ15内に油を供給し、前記プラ
ンジャ7を最上限に保持したまま前記プランジャ保持枠
10を上昇させる。この時、タブレット状の樹脂は加熱
され溶融させられる。
【0008】前記プランジャ保持枠10を上昇させると
プランジャ7も上昇し、ポット5内の溶融した樹脂はゲ
ート部8を介してキャビティ6内に充填される。この
間、メインシリンダ15内の油圧は樹脂の抵抗に負けな
いだけ高く(高圧充填)してある。そして、充填が終了
する直前でキャビティ6内で適正な樹脂圧を得るために
油圧系を調圧する。前記ポット5内に挿入されたタブレ
ット状の樹脂は、重量や高さの寸法にばらつきが発生す
るのは避けられず、それぞれ異なっているため、前記プ
ランジャ保持枠10が上昇するのに伴って溶融させられ
た樹脂の量が多いポット5から順に所定の成形圧に達す
る。したがって、メインシリンダ15は充填終了の理論
位置に上昇させられ、成形圧に達したプランジャ7が順
次後退して供給量のばらつきを吸収し、前記マルチシリ
ンダ11内の油圧は常時電磁比例減圧弁25によって設
定圧に維持され、各プランジャ7による樹脂への加圧力
を等しくしている。
【0009】続いて、充填が終了した後の保圧段階で、
設定時間保圧がかけられるが、必要に応じて更に保圧力
が変化させられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のマルチプランジャ型レジンモールド装置において
は、プランジャ7とポット5の間には摺動抵抗が存在す
るので、各プランジャ7による樹脂の加圧力を確実に等
しくすることはできない。特に、超高密度ICの場合、
樹脂の加圧力にばらつきが発生する場合にはマルチプラ
ンジャ型レジンモールド装置を使用することができな
い。
【0011】また、タブレット状の樹脂の重量や高さの
寸法のばらつきに対応してプランジャ7の加圧位置を調
整するために油圧を使用しているため、オイルミストに
よって油内の添加剤が半導体素子のアルミニウム配線を
腐食させることがある。本発明は、前記従来のマルチプ
ランジャ型レジンモールド装置の問題点を解決して、プ
ランジャとポットの間の摺動抵抗に関係なく、各プラン
ジャによる樹脂への加圧力を確実に等しくすることがで
き、半導体素子のアルミニウム配線を腐食させることの
ないマルチプランジャ型レジンモールド装置を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のマ
ルチプランジャ型レジンモールド装置においては、固定
プラテンと、該固定プラテンに対向して配設された可動
プラテンと、前記固定プラテンに取り付けられた固定側
金型と、前記可動プラテンに取り付けられた可動側金型
を有する。該可動側金型は、型締めが行われた状態で前
記固定側金型との間にキャビティ及びポットを複数形成
する。
【0013】また、前記固定側金型及び可動側金型のい
ずれか一方を貫通してプランジャが延び、先端を前記ポ
ットに臨ませる。そして、各プランジャの後端に微動装
置が配設され、プランジャの微動変位量を設定して加圧
位置を微動調整する。前記プランジャの後端は、前記微
動装置を介してプランジャ支持体に固定され、該プラン
ジャ支持体によって各プランジャが一体的に支持され
る。そして、駆動装置が前記プランジャ支持体に接続さ
れていて、該プランジャ支持体を介してプランジャを進
退させる。
【0014】本発明の他のマルチプランジャ型レジンモ
ールド装置においては、固定プラテンと、該固定プラテ
ンに対向して配設された可動プラテンと、前記固定プラ
テンに取り付けられた固定側金型と、前記可動プラテン
に取り付けられた可動側金型を有する。該可動側金型
は、型締めが行われた状態で前記固定側金型との間にキ
ャビティ及びポットを複数形成する。
【0015】また、前記固定側金型及び可動側金型のい
ずれか一方を貫通してプランジャが延び、先端を前記ポ
ットに臨ませるとともに、前記固定側金型及び可動側金
型の他方にコアが配設され、先端を前記キャビティに臨
ませる。そして、各コアの後端に微動装置が配設され、
コアの微動変位量を設定する。前記プランジャの後端
は、プランジャ支持体に固定され、該プランジャ支持体
によって各プランジャが一体的に支持される。そして、
駆動装置が前記プランジャ支持体に接続されていて、該
プランジャ支持体を介してプランジャを進退させる。
【0016】
【作用】本発明によれば、前記のようにマルチプランジ
ャ型レジンモールド装置は、固定プラテンと、該固定プ
ラテンに対向して配設された可動プラテンと、前記固定
プラテンに取り付けられた固定側金型と、前記可動プラ
テンに取り付けられた可動側金型を有する。該可動側金
型は、型締めが行われた状態で前記固定側金型との間に
キャビティ及びポットを複数形成する。
【0017】また、前記固定側金型及び可動側金型のい
ずれか一方を貫通してプランジャが延び、先端を前記ポ
ットに臨ませる。そして、各プランジャの後端に微動装
置が配設され、プランジャの微動変位量を設定して加圧
位置を微動調整する。前記プランジャの後端は、前記微
動装置を介してプランジャ支持体に固定され、該プラン
ジャ支持体によって各プランジャが一体的に支持され
る。そして、駆動装置が前記プランジャ支持体に接続さ
れていて、該プランジャ支持体を介してプランジャを進
退させる。
【0018】したがって、まず、複数の半導体素子を各
キャビティに装填するとともに、ポット内にタブレット
状の樹脂を挿入する。この場合、前記ポット内にタブレ
ット状の樹脂を挿入する前に、あらかじめタブレット状
の樹脂の重量や高さの寸法を測定し、それぞれのばらつ
きを求める。次に、このばらつきに対応して各プランジ
ャの微動変位量を設定する。そして、該微動変位量に対
応した電圧を前記微動装置に印加することによって、各
プランジャの加圧位置を微動調整する。
【0019】こうすることによって、タブレット状の樹
脂の重量や高さの寸法のばらつきに対応した加圧位置に
各プランジャを設定することができる。そして、前記ポ
ット内へのタブレット状の樹脂の挿入が終了すると、駆
動装置が前記プランジャ支持体を介してプランジャを上
昇させる。この時、タブレット状の樹脂は加熱され溶融
させられており、ポット内の溶融した樹脂はキャビティ
内に充填される。
【0020】本発明の他のマルチプランジャ型レジンモ
ールド装置においては、固定プラテンと、該固定プラテ
ンに対向して配設された可動プラテンと、前記固定プラ
テンに取り付けられた固定側金型と、前記可動プラテン
に取り付けられた可動側金型を有する。該可動側金型
は、型締めが行われた状態で前記固定側金型との間にキ
ャビティ及びポットを複数形成する。
【0021】また、前記固定側金型及び可動側金型のい
ずれか一方を貫通してプランジャが延び、先端を前記ポ
ットに臨ませるとともに、前記固定側金型及び可動側金
型の他方にコアが配設され、先端を前記キャビティに臨
ませる。そして、各コアの後端に微動装置が配設され、
コアの微動変位量を設定する。前記プランジャの後端
は、プランジャ支持体に固定され、該プランジャ支持体
によって各プランジャが一体的に支持される。そして、
駆動装置が前記プランジャ支持体に接続されていて、該
プランジャ支持体を介してプランジャを進退させる。
【0022】この場合、あらかじめタブレット状の樹脂
の重量や高さの寸法を測定し、それぞれのばらつきを求
め、このばらつきに対応して各コアの微動変位量を設定
する。そして、該微動変位量に対応した電圧を前記微動
装置に印加する。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施例を
示すマルチプランジャ型レジンモールド装置の要部断面
図である。図において、1は固定プラテン、2は該固定
プラテン1に対向して配設され、図示しない駆動装置に
よって移動させられる可動プラテン、3は前記固定プラ
テン1に取り付けられた固定側金型としての上金型、4
は可動プラテン2に取り付けられた可動側金型としての
下金型である。前記上金型3及び下金型4は型締めが行
われた状態を示している。
【0024】前記上金型3及び下金型4は、型締めが行
われた状態においてキャビティ31及びポット32を複
数形成する。この場合、該ポット32に対向して直接キ
ャビティ31が形成されているが、図示しないゲート部
を介して形成するようにしてもよい。前記下金型4の上
側表面には、前記上金型3に対向して開口するポット3
2が形成されている。また、該ポット32は前記下金型
4を貫通して形成されたトランスファシリンダ34と一
体的に形成されていて、ポット32内にプランジャ35
が摺動自在に配設され、タブレット状の樹脂を挿入し、
溶融させることができるようになっている。そして、該
プランジャ35を上方に移動させることによって前記ポ
ット32内で溶融させられた樹脂をゲート部を介してキ
ャビティ31内に充填することができる。
【0025】前記プランジャ35の後端は前記下金型4
及び可動プラテン2を貫通して延び、微動装置38を介
してプランジャ支持体39に固定され、一体的に支持さ
れる。そして、該プランジャ支持体39は、ロッド13
を介してメインピストン14(図2参照)に連結され、
該メインピストン14は、駆動装置としてのメインシリ
ンダ15内を摺動する。
【0026】前記プランジャ支持体39はメインシリン
ダ15に対して油を給排することによってメインピスト
ン14を介して上下に移動させられる。そして、前記プ
ランジャ支持体39を上方に付勢する力は、微動装置3
8及びプランジャ35を介して樹脂に伝達され、該樹脂
がキャビティ31内に充填される。前記微動装置38と
しては、例えば圧電アクチュエータが使用され、印加さ
れる電圧を調整することによってそれぞれ別々に伸縮さ
せることができるようになっている。
【0027】なお、本実施例においては、前記プランジ
ャ35を下金型4側に配設しているが、上金型3側に配
設することもできる。次に、前記構成のマルチプランジ
ャ型レジンモールド装置の動作について図4及び5を併
用して説明する。図4は微動装置を調整するためのフロ
ーチャート、図5は微動装置の特性図である。
【0028】前記構成のマルチプランジャ型レジンモー
ルド装置において、まず、複数の半導体素子を各キャビ
ティ31(図1)に装填するとともに、ポット32内に
タブレット状の樹脂を挿入する。ところで、前記ポット
32内にタブレット状の樹脂を挿入する前に、あらかじ
めタブレット状の樹脂の重量や高さの寸法を測定し、そ
れぞれのばらつきを求める。次に、このばらつきに対応
して各プランジャ35の微動変位量を設定する。そし
て、該微動変位量に対応した電圧を前記微動装置38に
印加することによって、各プランジャ35の加圧位置を
微動調整する。なお、微動変位量に対応した印加電圧
は、図5に示す微動装置38の特性に基づいて設定され
る。
【0029】こうすることによって、タブレット状の樹
脂の重量や高さの寸法のばらつきに対応した加圧位置に
各プランジャ35を設定することができる。そして、前
記ポット32内へのタブレット状の樹脂の挿入が終了す
ると、メインシリンダ15内に油が供給され、前記プラ
ンジャ支持体39を介してプランジャ35を上昇させ
る。この時、タブレット状の樹脂は加熱され溶融させら
れており、ポット32内の溶融した樹脂はキャビティ3
1内に充填される。
【0030】したがって、タブレット状の樹脂の重量や
高さの寸法のばらつきに対応した加圧位置で各プランジ
ャ35を作動させることができ、超高密度IC用の精密
な封止を行うこともできる。また、プランジャ35の加
圧位置を調整するために油圧を使用していないため、オ
イルミストによって半導体素子のアルミニウム配線を腐
食させることはない。
【0031】なお、前記メインシリンダ15に代えて駆
動装置として電動モータを使用すると、油を全く使用す
る必要がなくなり、超高密度IC用のクリーンなマルチ
プランジャ型レジンモールド装置を形成することができ
る。図6は本発明の第2の実施例を示すマルチプランジ
ャ型レジンモールド装置の要部断面図である。
【0032】図において、1は固定プラテン、2は該固
定プラテン1に対向して配設され、図示しない駆動装置
によって移動させられる可動プラテン、3は前記固定プ
ラテン1に取り付けられた固定側金型としての上金型、
4は可動プラテン2に取り付けられた可動側金型として
の下金型である。前記上金型3及び下金型4は型締めが
行われた状態を示している。
【0033】前記上金型3及び下金型4は、型締めが行
われた状態においてキャビティ31及びポット32を複
数形成する。この場合、該ポット32に対向して直接キ
ャビティ31が形成されているが、図示しないゲート部
を介して形成するようにしてもよい。前記下金型4の上
側表面には、前記上金型3に対向して開口するポット3
2が形成されている。また、該ポット32は前記下金型
4を貫通して形成されたトランスファシリンダ34と一
体的に形成されていて、ポット32内にプランジャ35
が摺動自在に配設され、タブレット状の樹脂を挿入し、
溶融させることができるようになっている。そして、該
プランジャ35を上方に移動させることによって前記ポ
ット32内で溶融させられた樹脂をゲート部を介してキ
ャビティ31内に充填することができる。
【0034】前記プランジャ35の後端は前記下金型4
及び可動プラテン2を貫通して延び、プランジャ支持体
39に固定され、一体的に支持される。そして、該プラ
ンジャ支持体39は、ロッド13を介してメインピスト
ン14(図2参照)に連結され、該メインピストン14
は、駆動装置としてのメインシリンダ15内を摺動す
る。
【0035】前記プランジャ支持体39はメインシリン
ダ15に対して油を給排することによってメインピスト
ン14を介して上下に移動させられる。そして、前記プ
ランジャ支持体39を上方に付勢する力は、プランジャ
35を介して樹脂に伝達され、該樹脂がキャビティ31
内に充填される。一方、前記上金型3内には、前記プラ
ンジャ35に対向してコア45が配設される。該コア4
5は先端に前記キャビティ31を形成しており、後端は
前記上金型3及び固定プラテン1を貫通して延び、微動
装置46を介してフレーム47に固定される。
【0036】この場合、あらかじめタブレット状の樹脂
の重量や高さの寸法を測定し、それぞれのばらつきを求
め、このばらつきに対応して各コア45の微動変位量が
設定される。そして、該微動変位量に対応した電圧を前
記微動装置に印加することによって、各プランジャ35
の加圧位置を微動調整したことと等価になる。本実施例
においては、前記プランジャ35を下金型4側に、コア
45を上金型3側に配設しているが、前記プランジャ3
5を上金型3側に配設し、コア45を下金型4側に配設
することもできる。
【0037】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形すること
が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するもの
ではない。
【0038】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
ればマルチプランジャ型レジンモールド装置は、固定プ
ラテンと、該固定プラテンに対向して配設された可動プ
ラテンと、前記固定プラテンに取り付けられた固定側金
型と、前記可動プラテンに取り付けられた可動側金型を
有する。該可動側金型は、型締めが行われた状態で前記
固定側金型との間にキャビティ及びポットを複数形成す
る。
【0039】また、前記固定側金型及び可動側金型のい
ずれか一方を貫通してプランジャが延び、先端を前記ポ
ットに臨ませる。そして、各プランジャの後端に微動装
置が配設され、プランジャの微動変位量を設定して加圧
位置を微動調整する。前記プランジャの後端は、前記微
動装置を介してプランジャ支持体に固定され、該プラン
ジャ支持体によって各プランジャが一体的に支持され
る。そして、駆動装置が前記プランジャ支持体に接続さ
れていて、該プランジャ支持体を介してプランジャを進
退させる。
【0040】したがって、タブレット状の樹脂の重量や
高さの寸法のばらつきに対応して各プランジャの微動変
位量を設定し、該微動変位量に対応した電圧を前記微動
装置に印加することによって、各プランジャの加圧位置
を微動調整することができる。その結果、タブレット状
の樹脂の重量や高さの寸法のばらつきに対応した加圧位
置で各プランジャを作動させることができ、樹脂の加圧
力を確実に等しくすることができる。
【0041】また、プランジャの加圧位置を調整するた
めに油圧を使用していないため、オイルミストによって
半導体素子のアルミニウム配線を腐食させることはな
い。本発明の他のマルチプランジャ型レジンモールド装
置においては、固定プラテンと、該固定プラテンに対向
して配設された可動プラテンと、前記固定プラテンに取
り付けられた固定側金型と、前記可動プラテンに取り付
けられた可動側金型を有する。該可動側金型は、型締め
が行われた状態で前記固定側金型との間にキャビティ及
びポットを複数形成する。
【0042】また、前記固定側金型及び可動側金型のい
ずれか一方を貫通してプランジャが延び、先端を前記ポ
ットに臨ませるとともに、前記固定側金型及び可動側金
型の他方にコアが配設され、先端を前記キャビティに臨
ませる。そして、各コアの後端に微動装置が配設され、
コアの微動変位量を設定する。前記プランジャの後端
は、プランジャ支持体に固定され、該プランジャ支持体
によって各プランジャが一体的に支持される。そして、
駆動装置が前記プランジャ支持体に接続されていて、該
プランジャ支持体を介してプランジャを進退させる。
【0043】この場合、あらかじめタブレット状の樹脂
の重量や高さの寸法を測定し、それぞれのばらつきを求
め、このばらつきに対応して各コアの微動変位量を設定
する。そして、該微動変位量に対応した電圧を前記微動
装置に印加することによって、各プランジャの加圧位置
を微動調整したことと等価になる。その結果、樹脂の加
圧力を確実に等しくすることができる。
【0044】また、プランジャの加圧位置を調整するた
めに油圧を使用していないため、オイルミストによって
半導体素子のアルミニウム配線を腐食させることはな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すマルチプランジャ
型レジンモールド装置の要部断面図である。
【図2】従来のマルチプランジャ型レジンモールド装置
の概略図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】微動装置を調整するためのフローチャートであ
る。
【図5】微動装置の特性図である。
【図6】本発明の第2の実施例を示すマルチプランジャ
型レジンモールド装置の要部断面図である。
【符号の説明】
1 固定プラテン 2 可動プラテン 3 上金型 4 下金型 31 キャビティ 32 ポット 35 プランジャ 38,46 微動装置 39 プランジャ支持体 45 コア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)固定プラテンと、(b)該固定プ
    ラテンに対向して配設された可動プラテンと、(c)前
    記固定プラテンに取り付けられた固定側金型と、(d)
    前記可動プラテンに取り付けられ、型締めが行われた状
    態で前記固定側金型との間にキャビティ及びポットを複
    数形成する可動側金型と、(e)前記固定側金型及び可
    動側金型のいずれか一方を貫通して延び、先端を前記ポ
    ットに臨ませたプランジャと、(f)各プランジャの後
    端に配設され、プランジャの微動変位量を設定して加圧
    位置を微動調整する微動装置と、(g)前記プランジャ
    の後端を前記微動装置を介して一体的に支持するプラン
    ジャ支持体と、(h)該プランジャ支持体を進退させる
    駆動装置を有することを特徴とするマルチプランジャ型
    レジンモールド装置。
  2. 【請求項2】 (a)固定プラテンと、(b)該固定プ
    ラテンに対向して配設された可動プラテンと、(c)前
    記固定プラテンに取り付けられた固定側金型と、(d)
    前記可動プラテンに取り付けられ、型締めが行われた状
    態で前記固定側金型との間にキャビティ及びポットを複
    数形成する可動側金型と、(e)前記固定側金型及び可
    動側金型のいずれか一方を貫通して延び、先端を前記ポ
    ットに臨ませたプランジャと、(f)前記固定側金型及
    び可動側金型の他方に配設され、先端を前記キャビティ
    に臨ませたコアと、(g)各コアの後端に配設され、コ
    アの微動変位量を設定する微動装置と、(h)前記プラ
    ンジャの後端を一体的に支持するプランジャ支持体と、
    (i)該プランジャ支持体を進退させる駆動装置を有す
    ることを特徴とするマルチプランジャ型レジンモールド
    装置。
JP5031829A 1993-02-22 1993-02-22 マルチプランジャ型レジンモールド装置 Withdrawn JPH06238701A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007533496A (ja) * 2004-04-23 2007-11-22 ハスキー インジェクション モールディング システムズ リミテッド 活性材料素子を使用する調整可能なホットランナーアセンブリ封止及び先端高さのための方法及び装置
CN111098445A (zh) * 2019-12-31 2020-05-05 苏州市科渠金属制品有限公司 一种铝合金与树脂结合体的加工制造方法
WO2022097714A1 (ja) * 2020-11-09 2022-05-12 I-Pex株式会社 樹脂封止装置

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