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JPH06238007A - 尿管ステント - Google Patents

尿管ステント

Info

Publication number
JPH06238007A
JPH06238007A JP5048602A JP4860293A JPH06238007A JP H06238007 A JPH06238007 A JP H06238007A JP 5048602 A JP5048602 A JP 5048602A JP 4860293 A JP4860293 A JP 4860293A JP H06238007 A JPH06238007 A JP H06238007A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal tube
ureteral stent
superelastic metal
end portion
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5048602A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Hisakure
高博 久呉
Yosuke Moriuchi
陽助 森内
Kiyoshi Yamauchi
清 山内
Hiroshi Ishikawa
洋 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Tokin Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp, Tokin Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP5048602A priority Critical patent/JPH06238007A/ja
Publication of JPH06238007A publication Critical patent/JPH06238007A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M27/00Drainage appliance for wounds or the like, i.e. wound drains, implanted drains
    • A61M27/002Implant devices for drainage of body fluids from one part of the body to another
    • A61M27/008Implant devices for drainage of body fluids from one part of the body to another pre-shaped, for use in the urethral or ureteral tract

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • Otolaryngology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 適度な弾力性および強靭性を有し、尿管内へ
の挿入が容易であり、かつ内腔を大きくすることができ
る尿管ステントを提供する。 【構成】 先端部2aと本体部2bと後端部2cとを有
し、内部にルーメンを有する尿管ステントであって、少
なくとも本体部2bは超弾性金属管4により形成されて
おり、かつ該超弾性金属管の外径(φo)および内径
(φi)は、以下の式(1)および(2)を満足するよ
うに形成されている。 φo≦3000μm ・・・・・・・・・・・・・・・
・(1) 20μm≦(φo−φi)/2≦150μm ・・・・
・(2)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、泌尿器系疾患などによ
り尿管が閉塞または尿管障害を起こした患者の尿路の確
保のために用いられる尿管ステントに関する。より詳し
くは、柔軟性、弾力性、強靭性に優れ、従来のステント
に比べ、内腔を大きくすることができる尿管ステントに
関する。
【0002】
【従来の技術】悪性疾患、進行性窒素血症および尿管障
害をもつ患者、またはESWL(Extracorporeal Shock
Wave Lithotripsy,体外衝撃波結石破砕術)施行時の
結石詰まりを防止するために、多くの場合、腎臓と膀胱
間の尿路確保のために、尿管に尿管ステントが挿入され
る。そのような症状は、前立腺、膀胱、子宮、卵巣およ
びS字結腸の癌腫に起因することが多い。そして、この
尿管ステントは、尿管内の閉塞部の導通処理を行った
後、尿管内に留置され、あるいは尿道膀胱を迂回して設
けられるバイバス内に留置され、腎臓と膀胱間の尿路を
確保する。従来より用いられている尿管ステントとして
は、例えば、特開平2−52646号公報および特公平
4−54459号公報に示すものがある。特公平4−5
4459号公報に示すものでは、尿管ステントは、医療
用シリコンプラスチックで形成されている。また、特開
平2−52646号公報に示すものでは、尿管ステント
は、セグメント状の脂肪族ポリウレタンエラストマーに
より形成されている。また、尿管ステントには、ステン
レス金属などの金属チューブにより形成されたもの、あ
るいはステンレス金属などの金属チューブを樹脂で薄く
被覆したものも使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常、尿管ステント
は、その内部にガイドワイヤなどを挿通した状態にて尿
管内に挿入され、ガイドワイヤーを抜去することにより
留置される。よって、留置作業時おいて、尿管ステント
には、適度な弾力性と強靭性が要求される。この点、上
記のポリウレタンエラストマーやシリコンプラスチック
などの樹脂で形成されたステントは、薄肉では弾力性お
よび強靭性を欠くため、ステントチューブの厚みを大き
くする必要があり、その結果、内腔を狭め、留置中に沈
着物や結石が蓄積し、次第に導通性が損なわれていくと
いう問題点を有していた。また、このような問題点を解
消した、ステンレス金属などの金属チューブを使用した
ステントは、チューブが必要以上に硬いものとなり、挿
入および留置に際して、患者に苦痛を与えるという問題
点を有していた。
【0004】そこで、本発明の目的は、適度な弾力性お
よび強靭性を有し、尿管内への挿入が容易であり、かつ
内腔を大きくすることができ、さらに、適度な柔軟性を
有し、挿入または留置に際して、患者に苦痛を与えるこ
とが少ない尿管ステントを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するもの
は、先端部と本体部と後端部とを有し、内部にルーメン
を有する尿管ステントであって、少なくとも前記本体部
は超弾性金属管により形成されており、かつ該超弾性金
属管の外径(φo)および内径(φi)は、以下の式
(1)および(2)を満足するように形成されている尿
管ステントである。 φo≦3000μm ・・・・・・・・・・・・・・・・(1) 20μm≦(φo−φi)/2≦150μm ・・・・・(2) そして、前記先端部は、患者の腎臓内に容易に離脱しな
い状態にて留置可能な形状を有し、かつ前記後端部は、
患者の膀胱内に容易に離脱しない状態にて留置可能な形
状を有していることが好ましい。さらに、前記超弾性金
属管の外径(φo)および内径(φi)は、以下の式
(3)を満足するように形成されていることが好まし
い。 0.02≦(φo−φi)/φo≦0.15 ・・・・・(3)
【0006】また、前記先端部または前記後端部は、柔
軟化のための加工がされていることが好ましい。さら
に、前記超弾性金属管の内壁の平滑性は、中心線平均粗
さ(Ra)で表示して、以下の条件式(3)を満足する
よう形成されていることが好ましい。(ただし、Ra
は、JISB0601−1982に従って測定された値
で定義する。) Ra≦1.0μm・・・・・・・・・・・・・・・・・・(4) さらに、前記超弾性金属管の内壁または外壁は、抗血栓
性を有していることが好ましい。さらに、前記超弾性金
属管の内壁または外壁は、不活性な金属製薄膜で被覆さ
れていることが好ましい。そして、前記先端部または前
記後端部は、樹脂により形成されていてもよい。また、
前記先端部または後端部の側壁には、小孔が設けられて
いることが好ましい。
【0007】本発明の尿管ステントを図面に示した実施
例を用いて説明する。図1は、本発明の尿管ステントの
一実施例の平面図であり、図2は、図1の部分拡大断面
図であり、図3は、本発明の尿管ステントの他の実施例
の平面図であり、図4は、本発明の尿管ステントの他の
実施例の平面図であり、図5は、本発明の尿管ステント
の他の実施例の部分拡大断面図であり、図6は、本発明
の尿管ステントの他の実施例の部分拡大断面図であり、
図7は、本発明の尿管ステントの他の実施例の部分拡大
断面図であり、図8は本発明の尿管ステントの他の実施
例の部分拡大断面図である。
【0008】そして、本発明の尿管ステント1は、先端
部2aと本体部2bと後端部2cとを有し、内部にルー
メンを有する尿管ステントであって、少なくとも本体部
2bは超弾性金属管4により形成されている。よって、
本発明の尿管ステントは、少なくとも本体部2bが超弾
性金属管により形成されているので、適度な弾力性と十
分な強靭性を有し、管内への挿入が容易であり、かつ内
腔を大きくすることができ、大きな尿路を確保すること
ができる。さらに、本体部は、超弾性金属により形成さ
れているので、合成樹脂を用いた場合より、長期留置に
際しても経時的物性の変化が少ない。
【0009】図1および図2に示す、本発明の尿管ステ
ントの一実施例では、先端部2a、本体部2bおよび後
端部2cは、超弾性金属管4により一体的に形成されて
いる。超弾性金属管4を形成する材質としては、超弾性
合金が好適に使用される。好ましくは、49〜58原子
%NiのTi−Ni合金、38.5〜41.5重量%Z
nのCu−Zn合金、1〜10重量%XのCu−Zn−
X合金(X=Be,Si,Sn,Al,Ga)、36〜
38原子%AlのNi−Al合金等の超弾性金属体が好
適に使用される。特に好ましくは、Ti−Ni合金であ
る。また、Ti−Ni合金の一部を0.01〜2.0原
子%Xで置換したTi−Ni−X合金(X=Co,F
e,Mn,Cr,V,Al,Nb,Pb,Bなど)とし
て、機械的特性を適宜変えることができる。なお、ここ
でいう超弾性合金とは、一般に形状記憶合金と言われ、
少なくとも生体温度(37℃付近)で超弾性を示すもの
である。また、超弾性とは使用温度において通常の金属
が塑性変形する領域まで変形(曲げ、引張り、圧縮)さ
れても、ほぼ元の形状に回復することを意味する。ま
た、引っ張り試験における超弾性金属管4の座屈強度
(負荷時の降伏応力)は、5〜20kg/mm2(22
℃)、より好ましくは、8〜15kg/mm2、復元応
力(除荷時の降伏応力)は、3〜18kg/mm2(2
2℃)、より好ましくは、5〜13kg/mm2であ
る。
【0010】なお、超弾性金属管は、不活性ガスまたは
真空雰囲気にて溶解しTi−Ni合金などの超弾性合金
のインゴットを形成し、このインゴットを機械的に研磨
し、続いて、熱間プレスおよび押し出しにより、外径4
〜6mmの太径パイプを形成し、その後順次ダイス引き
抜き工程および熱処理工程を繰り返すことにより、所定
の肉厚、外径のパイプに細径化し、最終的に表面を化学
的(例えば、フッ硝酸液処理)または物理的研磨するこ
とにより製造することができる。
【0011】そして、超弾性金属管4の長さ(ここで
は、尿管ステント1の全体の長さ)は、200mm〜5
00mmであり、より好ましくは、350mm〜450
mmである。さらに、本体部2bを構成する部分の超弾
性金属管の外径(φo)は、3000μm以下で、超弾
性金属管の肉厚[(φo−φi)/2]は、20μm以
上かつ150μm以下となるように形成することが好ま
しい。このような条件を満たすことにより、適度な弾力
性と十分な強靭性を有し、管内への挿入が容易であり、
かつ内腔を大きくすることができる。超弾性金属管4の
肉厚[(φo−φi)/2]は、20〜120μmであ
り、好ましくは40〜100μmであり、より好ましく
は50〜70μmである。なお、超弾性金属管4の厚み
を20μm以上であれば、実使用上の強度としては十分
である。そして、本体部2bは、ほぼ同一外径に形成さ
れている。
【0012】さらに、本体部2bを構成する部分の超弾
性金属管4の外径(φo)および内径(φi)は、以下
の条件式(3)を満足するように形成されることが好ま
しい。 0.02≦(φo−φi)/φo≦0.15・・・・(3) この条件を満たすことにより、超弾性金属管4は、より
適度な柔軟性を有するものとなる。超弾性金属管4の柔
軟性は、肉厚[(φo−φi)/2]のみにより決定さ
れるものではなく、外径(φo)の大きさにも関係す
る。超弾性金属管4の厚みは同じであっても、外径が大
きくなれば、超弾性金属管4は柔軟なものとなり、外径
が小さくなれば強固なものとなる。したがって、厚みと
外径の比を所定値以下とすることにより、尿管ステント
として必要な適度の柔軟性を確保することができる。こ
の所定値としては、条件式(3)にあるように、厚みと
外径の比が0.15以下かつ0.02以上であることが
好ましい。厚みと外径の比が0.15以下であれば、尿
管ステントとしては必要な柔軟性を有し、0.02以上
であれば強度は十分なものとなる。本体部2bの長さと
しては、100mm〜400mmであり、より好ましく
は250mm〜350mmである。
【0013】先端部2aは、本発明の尿管ステントを尿
管又はバイパス内に留置した際に、腎盂内に位置される
部分である。このため、重力や体動によって、患者の腎
臓内より容易に離脱しない状態にて留置可能な形状を有
していることが好ましい。特に、重力や体動によって、
位置ずれを起こさないような形状に形成されることが好
ましい。このような形状としては、フック形状、R形
状、半円状、螺旋状であるが、これらに限定されるもの
ではない。さらに、図1に示すようなフック形状の場
合、尿管ステント1の先端が、腎臓内留置時に、腎臓組
織に当接しないように、先端が尿管ステント1の本体部
2bの中心軸と垂直あるいは若干先端部2a側を向くよ
うに形成することが好ましい。このようにすることによ
り、腎臓内に先端部2aが留置されたとき、図10に示
すように、先端部2aの先端が腎臓組織に当接せず、先
端部2aの側面が当接するようになり、腎臓組織に損傷
を与えることを防止する。そして、先端部2aの長さ
(直線上に延ばしたときの長さ)は、5mm〜100m
mであり、より好ましくは10mm〜70mmである。
また、先端部2aは、半径約10mmの略円形に形成さ
れている。
【0014】また、後端部2cは膀胱内に位置される部
分である。よって、重力や体動によって、患者の膀胱内
より容易に離脱しない状態にて留置可能な形状を有して
いることが好ましい。特に、重力や体動によって、位置
ずれを起こさないような形状に形成されることが好まし
い。このような形状としては、フック形状、R形状、半
円状螺旋状であるが、これらに限定されるものではな
い。図1および図2に示す実施例では、後端部2cは半
円状に形成されている。後端部2cの長さ(直線上に延
ばしたときの長さ)は、5mm〜100mmであり、よ
り好ましくは10mm〜70mmである。そして、先端
部2aまたは後端部2cの側壁には、尿や結石などが腎
臓側から膀胱側へ流れ易くするために、図1に示すよう
に、小孔が設けられることが好ましい。この小孔の開孔
方法としては、ドリルで機械的に開ける方法、レーザー
により開ける方法などが考えられる。
【0015】さらに、超弾性金属管4の内壁は、中心線
平均粗さ(Ra)で表示して、以下の条件式(4)を満
足する平滑性を有することが好ましい。 Ra≦1.0μm・・・・・・・・・・・・・・・・・・(4) (ただし、Raは、JISB0601−1982に従っ
て測定された値で定義する。) 超弾性金属管4の内壁が、上記のような平滑性を有する
ことにより、留置中にステント内壁に沈着物や結石が付
着し、蓄積することが少なくなり、蓄積物により内腔が
狭められ、次第に導通性が損なわれていくことを防止す
ることができる。超弾性金属管4の内壁の平滑度(R
a)は、上記式(4)に示すように、1.0μm以下で
あることが好ましく、より好ましくは、0.5μmであ
る。特に好ましくは、0.1μmである。
【0016】超弾性金属管4の内壁を平滑にする方法と
しては、例えば、バフなどによる機械的な研磨方法、エ
ッヂングなどによる化学的な研磨方法、電気的な研磨方
法など、さらに、これらの研磨方法を組み合わせて行う
方法などが考えられる。そして、尿の主たる流通部とな
る本体部2b部分の内面のみが、上記の平滑性を有する
ものであってもよいが、より好ましくは、図1の実施例
のように、尿管ステント1の全体が、超弾性金属管によ
り形成されている場合は、超弾性金属管の全体(本体部
のみならず先端部および後端部)の内面が上記の平滑性
を有していることが好ましい。
【0017】そして、先端部2aまたは後端部2cは、
容易に形状を変形させることができるように、本体部2
bより柔軟に形成されることが好ましい。この柔軟化の
ための加工方法としては、例えば、超弾性金属管4で形
成される、本体部2bと先端部2aまたは後端部2bの
熱処理条件を変化させて、本体部2bの降伏応力を大き
く、先端部2aまたは後端部2cの降伏応力は小さく柔
軟となるように、本体部2bと先端部2aまたは後端部
2cの熱処理を分離して行う方法、また、図3に示すよ
うに、先端部2aまたは後端部2bをスパイラル状のス
リットを入れ、スパイラルコイル状に形成する方法、図
4に示すように、先端部2aまたは後端部2bに横方向
のスリットを入れる方法、図5に示すように、先端部2
aまたは後端部2bの外壁を研磨等により肉薄にする方
法、さらに、これらを組み合わせる方法などが考えられ
る。
【0018】また、本発明の尿管ステントは、図1ない
し図5に示す実施例のように、超弾性金属のみで形成さ
れていてもよいが、超弾性金属管4の外壁または内壁の
表面を合成樹脂により薄く被覆してもよい。図6に示す
実施例は、超弾性金属管4の外壁の表面に合成樹脂被膜
5を有している。合成樹脂としては、熱可塑系または熱
硬化系の樹脂から選択できるが、例えば、ポリオレフィ
ン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン
ープロピレン共重合体など)、ポリ塩化ビニル、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、、ポリアミドエラストマー、
ポリウレタン、ポリエステル、フッ素樹脂、シリコーン
ゴム等が使用でき、好ましくは、ポリオレフィン、ポリ
アミドエラストマー、ポリエステルあるいはポリウレタ
ンである。合成樹脂被膜5は、超弾性金属管の湾曲の妨
げにならない程度に柔軟であることが好ましい。合成樹
脂被膜5の肉厚は、5〜300μm、好ましくは、10
〜200μmである。そして、図3に示すようなスパイ
ラル状のスリットを有する場合、また図4に示すよう
に、横方向のスリットを有する場合に、管の太さやスパ
イラルコイルの形状、スリット溝幅およびこれらのエッ
ヂ等によって、粘膜を損傷するおそれがある場合は、先
端部2aまたは後端部2cを薄膜にてコーティングして
もよい。薄膜材料としては、ポリウレタン、シリコー
ン、その他汎用樹脂、抗血栓性材料などが好適に使用で
きる。薄膜の肉厚は、5〜300μm、であり好ましく
は、10μm〜100μmであり、特に好ましくは20
μm〜30μmである。
【0019】超弾性金属管4の外壁および/または内壁
の表面に合成樹脂を薄く被覆する方法しては、例えば、
溶融状態または溶液状態の合成樹脂の中に、超弾性金属
管4を挿入して被覆する方法、モノマーを超弾性金属管
4の表面で重合させながら被覆する化学蒸着などがあ
る。極薄な樹脂被覆が要求される場合は、希薄溶液を用
いた被覆、または化学蒸着が好適である。また、超弾性
金属管4の内壁または外壁の表面が、抗血栓性または生
体適合性を有するものとしてもよい。特に、尿道や膀胱
と直接的に接する外壁の表面を抗血栓性または生体適合
性表面とすることにより、より生体に対して刺激が少な
い優れた尿管ステントとすることができる。
【0020】超弾性金属管の表面を抗血栓性を有するも
のとする方法としては、抗血栓性を有する樹脂を上記の
ように超弾性金属管の表面に被覆する方法、また、上記
のようにあらかじめ超弾性金属管の抗血栓性を付与した
い表面に合成樹脂被膜を設け、その合成樹脂被膜の表面
に抗血栓性材料を付着または固定することが考えられ
る。超弾性金属管4の内壁または外壁の表面に被覆する
抗血栓性材料として、公知の各種の樹脂を単独または混
合して使用することができるが、例えば、ポリヒドロキ
シエチルメタアクリレート、ヒドロキシエチルメタアク
リレートとスチレンの共重合体(例えば、HEMA−S
t−HEMAブロック共重合体)などが好適に使用でき
る。
【0021】また、図7に示す実施例のように、超弾性
金属管4の内壁または外壁を合成樹脂ではなく、生体適
合性を向上させるために、不活性な金属製薄膜で被覆し
てもよい。超弾性金属管4の内壁または外壁を金属で被
覆する方法としては、電気メッキ法を用いたNiメッ
キ、蒸着法を用いたステンレスメッキ、スパッタ法を用
いたシリコンカーバイド、窒化チタンメッキ、金メッキ
などが考えられる。
【0022】そして、本発明の尿管ステントは、少なく
とも本体部2bが超弾性金属管により構成されていれば
よく、先端部2aまたは後端部2cは、図8に示すよう
に、超弾性金属でなく、合成樹脂により形成されていて
もよい。このように、先端部2aまたは後端部2bを樹
脂により形成することにより、より柔軟性を有する先端
部および後端部にすることができる。先端部2aまたは
後端部2bを形成する合成樹脂としては、例えば、ポリ
オレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、
エチレンープロピレン共重合体など)、ポリ塩化ビニ
ル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、、ポリアミドエラ
ストマー、ポリウレタン、ポリエステル、フッ素樹脂、
シリコーンゴム等が使用でき、好ましくは、ポリオレフ
ィン、ポリアミドエラストマー、ポリエステルあるいは
ポリウレタンである。そして、合成樹脂の外面には、生
体適合性、特に抗血栓性を有する樹脂をコーティングま
たは固定することが好ましく、このような抗血栓性樹脂
としては、例えば、ポリヒドロキシエチルメタアクリレ
ート、ヒドロキシエチルメタアクリレートとスチレンの
共重合体(例えば、HEMA−St−HEMAブロック
共重合体)などが使用できる。
【0023】さらに、合成樹脂中に、Ba、W、Bi等
の金属単体もしくは化合物による微粉末状のX線造影性
物質を混練してもよく、このようにすることにより、体
内に挿入され、留置された尿管ステントの位置を容易に
確認することができる。
【0024】(実施例1)真空雰囲気にて溶解された超
弾性金属(Ni55.5wt%残部TiのTi−Ni合
金)を、熱間プレスおよび押し出しにより、外径4m
m、肉厚200μmのパイプに成形した。その後、線引
き工程および熱処理工程を繰り返し、最終的に表面を化
学的に研磨することにより、外径が2000μm、内径
が1800μm、厚みが100μmの超弾性金属管を作
成した。この段階における超弾性金属管の内壁は、平均
表面粗さ(Ra)が、1.4μmであったため、Raが
0.1μmとなるまで、研磨材と細径のバフを用いて機
械研磨し、この超弾性金属管を試料1とした。そして、
この超弾性金属管を、図1の形状とするために金型に挿
入し、400℃に加熱された電気炉に入れて、一時間形
状付けを行った。さらに、先端部および後端部にドリル
で小孔を開け、本発明の尿管ステント(実施例1)を作
成した。
【0025】(実施例2)真空雰囲気にて溶解された超
弾性金属(Ni55.5wt%残部TiのTi−Ni合
金)を、熱間プレスおよび押し出しにより、外径4m
m、肉厚200μmのパイプに成形した。その後、線引
き工程および熱処理工程を繰り返し、最終的に表面を化
学的に研磨することにより、外径が2000μm、内径
が1910μm、厚みが45μmの超弾性金属管を作成
した。この段階における超弾性金属管の内壁は、平均表
面粗さ(Ra)が、1.4μmであったため、Raが
0.1μmとなるまでフッ硝酸を用いて化学的に研磨し
た。この超弾性金属管を試料2とした。そして、この超
弾性金属管を、図1の形状とするために金型に挿入し、
400℃に加熱された電気炉に入れて、一時間形状付け
を行った。さらに、先端部および後端部にドリルで小孔
を開け、本発明の尿管ステント(実施例2)を作成し
た。
【0026】(実施例3)真空雰囲気にて溶解された超
弾性金属(Ni55.5wt%残部TiのTi−Ni合
金)を、熱間プレスおよび押し出しにより、外径4m
m、肉厚200μmのパイプに成形した。その後、線引
き工程および熱処理工程を繰り返し、最終的に表面を化
学的に研磨することにより、外径が2000μm、内径
が1800μm、厚みが100μmの超弾性金属管を作
成した。この段階における超弾性金属管の内壁は、平均
表面粗さ(Ra)が、1.4μmであったため、Raが
0.1μmとなるまでフッ硝酸を用いて化学的に研磨し
た。この超弾性金属管を試料3とした。そして、この超
弾性金属管の先端部を、レーザーカッターを用いて、ピ
ッチ約5mmで、スパイラル状に切り込みを入れてコイ
ル状とした。さらに、先端部を図3の形状とするために
金型に挿入し、400℃に加熱された電気炉に入れて、
一時間形状付けを行った。そして、先端部および後端部
にドリルで小孔を開け、本発明の尿管ステント(実施例
3)を作成した。
【0027】(実施例4)真空雰囲気にて溶解された超
弾性金属(Ni55.5wt%残部TiのTi−Ni合
金)を、熱間プレスおよび押し出しにより、外径4m
m、肉厚200μmのパイプに成形した。その後、線引
き工程および熱処理工程を繰り返し、最終的に表面を化
学的に研磨することにより、外径が2000μm、内径
が1860μm、厚みが70μmの超弾性金属管を作成
した。この段階における超弾性金属管の内壁は、平均表
面粗さ(Ra)が、1.4μmであったため、Raが
0.1μmとなるまで、研磨材、バフを用いて機械的に
研磨した。この超弾性金属管を試料4とした。そして、
図6に示すように、この超弾性金属管の外壁の表面を、
肉厚200μmのポリウレタンで被覆した。さらに、先
端部を図6の形状とするために金型に挿入し、130℃
に加熱された電気炉に入れて、5分間形状付けを行っ
た。そして、先端部および後端部にドリルで小孔を開
け、本発明の尿管ステント(実施例4)を作成した。
【0028】(実施例5)真空雰囲気にて溶解された超
弾性金属(Ni55.5wt%残部TiのTi−Ni合
金)を、熱間プレスおよび押し出しにより、外径4m
m、肉厚200μmのパイプに成形した。その後、線引
き工程および熱処理工程を繰り返し、最終的に表面を化
学的に研磨することにより、外径が2000μm、内径
が1800μm、厚みが100μmの超弾性金属管を作
成した。この段階における超弾性金属管の内面は、平均
表面粗さ(Ra)が、1.4μmであったため、Raが
0.1μmとなるまで、研磨材、バフを用いて機械的に
研磨した。この超弾性金属管を試料5とした。そして、
図7に示すように、この超弾性金属管の外壁および内壁
の表面を、圧力6パスカル、放電電流10mA、蒸着時
間約10分で、肉厚約200μmの金蒸着を行った。さ
らに、先端部を図7の形状とするために金型に挿入し、
400℃に加熱された電気炉に入れて、1時間形状付け
を行った。そして、先端部および後端部にドリルで小孔
を開け、本発明の尿管ステント(実施例5)を作成し
た。
【0029】(比較例1)シリコーンゴムを用いて、外
径が2000μm、内径が1000μm、厚みが500
μmのシリコーン製管状体を作成した。この管状体を試
料6とした。そして、このシリコーン管状体を用いて、
図1に示すような形状の尿管ステント(比較例1)を作
成した。
【0030】(比較例2)SEBSエラストマー(スチ
レン−エチレンブチレン−スチレンのブロックコポリマ
ーを主成分とするエラストマー)を用いて、外径が20
00μm、内径が1160μm、厚みが420μmのS
EBSエラストマー製管状体を作成した。この管状体を
試料7とした。そして、このシリコーン管状体を用い
て、図1に示すような形状の尿管ステント(比較例2)
を作成した。
【0031】(実験)上記実施例1で用いた試料1、実
施例2で用いた試料2、比較例1で用いた試料6および
比較例2で用いた試料7の弾力性を調べるため、図9に
示すように、実験装置10(ストログラフ)を用いて、
矢印方向に1mm押し込んだ時の反発力を測定した。こ
の実験方法で測定する反発力として、臨床上、操作性が
良いのは、40g〜800gであり、好ましくは、80
g〜500gであり、より好ましくは、100g〜30
0gであり、特に好ましくは、150g〜250gであ
ると考えられている。なお、図9において、(イ)の長
さは、15mmである。
【0032】(実験結果)実施例1で用いた試料1では
反発力500g、実施例2で用いた試料2では250
g、比較例1で用いた試料6では30g、比較例2で用
いた試料7では100gであった。この実験結果から、
実施例1および実施例2で用いた超弾性金属管(試料1
および試料2)は、臨床上、操作性が良いとされる反発
力を有することが確認され、特に実施例2で用いた試料
2は、肉厚が比較例1(試料6)または比較例2(試料
7)に比して極めて薄く、内腔を大きくすることができ
ることに加え、反発力においても、特に好ましい数値
(150g〜250g)を示し、操作性が極めて良好な
ものであることが確認された。
【0033】
【作用】次に、本発明の尿管ステントの作用について、
図1および図10を用いて説明する。本発明の尿管ステ
ントは、尿管内の閉塞部の導通処理を行った後、ガイド
ワイヤなどを用いて、尿管13内、あるいは尿道膀胱を
迂回して設けられるバイバス内に挿入し留置される。具
体的には、尿管ステント1内にガイドワイヤを挿通し、
尿管ステント1を全体に直線状に矯正し、尿管13内に
挿入する。その際、本発明の尿管ステント1は、少なく
とも本体部が超弾性金属管により形成されたものである
ので、適度な弾力性および強靭性を有し挿入が容易であ
る。また、適度な柔軟性を有し、挿入に際して患者に苦
痛を与えることが少ない。さらに、内腔を大きくするこ
とができ、留置中にステント内壁に沈着物や結石が付着
することが少なく、長期留置に際しても物性の変化が少
ない。そして、尿管ステント1の先端部2a全体が、腎
盂11内に到達したことを確認した後、ガイドワイヤを
抜去する。これにより、先端部2aは、与えられた形状
に復元し、腎盂内11に留置される。同様に、後端部2
cもガイドワイヤが抜去されることにより、与えられた
形状に復元し、膀胱内12に留置され、図10に示す状
態となり、腎臓から膀胱への尿の流通を確保する。
【0034】
【発明の効果】本発明の尿管ステントは、先端部と本体
部と後端部とを有し、内部にルーメンを有する尿管ステ
ントであって、少なくとも前記本体部は超弾性金属管に
より形成されており、かつ該超弾性金属管の外径(φ
o)および内径(φi)は、以下の式(1)および
(2)を満足するように形成されている尿管ステントで
ある。 φo≦3000μm ・・・・・・・・・・・・・・・・(1) 20μm≦(φo−φi)/2≦150μm ・・・・・(2) よって、適度な弾力性と十分な強靭性を有し、尿管内へ
の挿入が容易であり、かつ内腔を大きくすることがで
き、大きな尿路を確保することができる。さらに、本体
部は、超弾性金属により形成されているので、合成樹脂
を用いた場合より、長期留置に際しても経時的物性の変
化が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の尿管ステントの一実施例の平
面図である。
【図2】図2は、図1の部分拡大断面図である。
【図3】図3は、本発明の尿管ステントの他の実施例の
平面図である。
【図4】図4は、本発明の尿管ステントの他の実施例の
平面図である。
【図5】図5は、本発明の尿管ステントの他の実施例の
部分拡大断面図である。
【図6】図6は、本発明の尿管ステントの他の実施例の
部分拡大断面図である。
【図7】図7は、本発明の尿管ステントの他の実施例の
部分拡大断面図である。
【図8】図8は、本発明の尿管ステントの他の実施例の
部分拡大断面図である。
【図9】図9は、本発明の尿管ステントについての実験
の内容を説明するための説明図である。
【図10】図10は、本発明の尿管ステントについての
作用を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 尿管ステント 2a 先端部 2b 本体部 2c 後端部 3 小孔 4 超弾性金属管 5 合成樹脂 6 金属製薄膜 10 実験装置(ストログラフ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山内 清 宮城県仙台市太白区郡山6丁目7番1号 株式会社トーキン内 (72)発明者 石川 洋 宮城県仙台市太白区郡山6丁目7番1号 株式会社トーキン内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部と本体部と後端部とを有し、内部
    にルーメンを有する尿管ステントであって、少なくとも
    前記本体部は超弾性金属管により形成されており、かつ
    該超弾性金属管の外径(φo)および内径(φi)は、
    以下の式(1)および(2)を満足するように形成され
    ていることを特徴とする尿管ステント。 φo≦3000μm ・・・・・・・・・・・・・・・・(1) 20μm≦(φo−φi)/2≦150μm ・・・・・(2)
JP5048602A 1993-02-14 1993-02-14 尿管ステント Pending JPH06238007A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002004059A1 (fr) * 2000-07-06 2002-01-17 Japan Lifeline Co., Ltd Fil de guidage medical, gadget medical procede de production de ce gadget
JP2007136216A (ja) * 1995-11-07 2007-06-07 Boston Scientific Ltd 小型膀胱尾部を備えている尿管ステント
EP3297573A4 (en) * 2015-05-20 2019-02-20 Innoventions Ltd. STENT AND METHOD OF USE

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