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JPH0623707Y2 - 排ガスフイルタの過熱防止装置 - Google Patents

排ガスフイルタの過熱防止装置

Info

Publication number
JPH0623707Y2
JPH0623707Y2 JP7147288U JP7147288U JPH0623707Y2 JP H0623707 Y2 JPH0623707 Y2 JP H0623707Y2 JP 7147288 U JP7147288 U JP 7147288U JP 7147288 U JP7147288 U JP 7147288U JP H0623707 Y2 JPH0623707 Y2 JP H0623707Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
exhaust gas
outlet
heat
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7147288U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01174510U (ja
Inventor
我部  正志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP7147288U priority Critical patent/JPH0623707Y2/ja
Publication of JPH01174510U publication Critical patent/JPH01174510U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0623707Y2 publication Critical patent/JPH0623707Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は内燃機関の排ガス中の未燃物を除去する排ガス
フイルタの過熱防止装置に関するものである。
[従来の技術] 第4図に示すように、内燃機関6で燃焼した排ガスは、
排気マニホールド7から排気管8へ排出され、サイレン
サ9で消音された後、フイルタ14で未燃物(パテキユ
レート)を除去され、排気管17から外部へ排出され
る。フイルタ14は入口側から出口側へ延び、かつ途中
で互いに連通する多数の細い通路を有するセラミツク成
形体からなり、排ガスが通過する内に未燃分が通路内で
除去される。フイルタ14で除去された未燃物は、これ
を電熱で高温に晒し燃焼空気を送り込んで再燃焼させる
か、または燃焼器19で生成した高温燃焼ガスを、燃焼
ガス供給管18からフイルタ14へ送り込んで再燃焼さ
せて除去される。これによりフイルタ14が再生され
る。
フイルタ14の再生期間中は切換弁11によりフイルタ
14の入口側の排気管12を閉鎖し、サイレンサ9から
の排ガスをバイパス管10を経て外部へ排出する。
フイルタ14の目詰り状態は、フイルタ14の入口側と
出口側に配設した圧力センサ13,16と、内燃機関6
における燃料噴射ポンプ2の燃料制御ラツク杆に対設し
た負荷センサ3と、内燃機関6のフライホイール5に対
設した回転数センサ4との信号から検出される。これら
の信号を入力とする電子制御装置21の出力により、切
換弁11を切り換え、燃焼器19と燃料点火装置20を
駆動して燃焼ガスをフイルタ14へ送り込み、フイルタ
14を再生する。
フイルタ14が再生されると、燃料点火装置20と燃焼
器19を停止し、切換弁11を戻し、サイレンサ9から
の排ガスをフイルタ14を通して排気管17へ排出す
る。
ところで、上述のようにフイルタ14へ高温燃焼ガスを
送り込んで未燃物を燃焼させる場合に、燃焼ガスの流れ
の状態から、第5図に符号Aで示すように、フイルタ1
4の入口側周囲部に未燃物が残りやすい。特に、燃焼ガ
スはある程度の拡がりをもつて、フイルタ14の中心を
流れるものの、中心部の未燃物が早期に除去されると、
燃焼ガスが中心部を一層流れやすくなる。そして、外部
から冷却されやすい周囲部Aの未燃物を燃焼させるため
に、燃焼ガスの温度を高めると、フイルタ14の出口側
中心部Cの温度が異常に高くなり、フイルタ14が溶損
する恐れがある。
フイルタ内部の温度分布を均一にするために、例えば実
開昭59-114408号公報に開示される技術では、整流板に
より入口側の燃焼ガスを周囲部へ偏向させているが、未
燃物が再燃焼すると電熱のためにフイルタ14の中心部
が周囲部に比べて高温になり、フイルタ14が溶解した
り、割れたりする。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案の目的は上述の問題に鑑み、フイルタの出口の異
常温度上昇を回避することにより、フイルタの周囲部の
未燃物の燃焼を促し、フイルタを均一に再生し得る、排
ガスフイルタの過熱防止装置を提供することにある。
[問題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の構成はフイルタの
出口中心部に折り重なつた状態から円板状に拡開する邪
魔板を軸支持し、所定温度以上で邪魔板を拡開させる熱
応動アクチユエータを邪魔板に備えたものである。
[作用] フイルタ14の出口中心部に配設した折り畳み可能に軸
支持された邪魔板33,33aは、フイルタ出口の温度
が所定値を超えると、円板状に拡がり、これにより燃焼
ガスの流れが周囲部へ偏向され、フイルタ14の中心部
の酸素濃度が低下する。したがつて、中心部での未燃物
の燃焼温度が低下し、フイルタ14の溶解や割れが回避
される。
[考案の実施例] 第1,2図に示すように、円筒形のフイルタ14を収容
するハウジング31は、両端部を円錐形に絞られて入口
31aと出口31bが形成される。セラミツク成形体か
らなるフイルタ14は多数の軸方向の細い通路が備えら
れ、この通路間は途中で互いに連通される。このような
フイルタ14は公知であるので、これ以上説明しない。
本考案によれば、フイルタ14の出口中心側に支軸32
により縮拡可能の半円形の1対の邪魔板33,33aが
支持される。すなわち、フイルタ出口の温度が所定値を
超えると、熱応動アクチユエータ22により1対の邪魔
板33,33aが円板状に拡がり、逆に温度が所定値以
下になると、破線で示すように互いに折り畳まれた状態
になる。ヒンジの支軸32の両端はハウジング31の周
壁部に軸受34により支持される。
第3図に示すように、熱応動アクチユエータ22はフイ
ルタ14の出口側に設けた空部に収容されるもので、例
えば第3図に示すように、形状記憶合金からなる帯板を
U字形に折り返してなり、上側端部を邪魔板33aのヒ
ンジ部に、下側端部を邪魔板33のヒンジ部にそれぞれ
結合して構成される。
熱応動アクチユエータ22が燃焼ガスに晒されて所定温
度を超えると、破線で示す状態から記憶された形状すな
わち菱形に湾曲して邪魔板33と33aが支軸32を中
心として拡開され、フイルタ14の出口中心部を閉鎖す
る。これにより、燃焼ガスの流れが中心部から周囲部へ
偏向され、フイルタ全体の未燃物が均一に燃焼される。
フイルタ14の未燃物が完全に除去された後、燃焼器1
9の運転を停止すれば、フイルタ出口の温度が低下し、
邪魔板33,33aは互いに折り畳まれた状態となり、
通常の機関運転における排ガスの流れを妨げない。
第4図に示す熱応動アクチユエータ22の他の実施例で
は、U字形ないし菱形に湾曲された耐熱性金属板27の
一端が邪魔板33のヒンジ部に、他端が邪魔板33aの
ヒンジ部に結合される。そして、上下に折り重ねた耐熱
性金属板27の間にバイメタル25が結合される。この
実施例では、フイルタ出口の温度が高くなると、バイメ
タル25が長く伸びて耐熱性金属板27が押し拡げら
れ、邪魔板33,33aが円板状に拡開される。
第5図に示す実施例では、重ね合された1対の耐熱性金
属板27の間に、バイメタル25に代る熱膨張体26
を、シリンダとピストンとの間の室に収容してなり、フ
イルタ出口の温度が所定値を超えると、ピストンとシリ
ンダが相対的に伸長し、1対の耐熱性金属板27が互い
に押し拡げられ、邪魔板33,33aが円板状に拡開さ
れる。
[考案の効果] 本考案は上述のように、フイルタの出口側中心部に折り
重なつた状態から円板状に拡開する邪魔板を軸支持し、
所定温度以上で邪魔板を拡開させる熱応動アクチユエー
タを邪魔板に備えたから、入口からフイルタへ導入され
た燃焼ガスにより、フイルタの中心部が熱損失の多い周
囲部よりも先に未燃物が燃焼し、燃焼温度が高くなる
と、この温度により熱応動アクチユエータが作動し、フ
イルタ出口の邪魔板が円板状に拡開され、フイルタの出
口中心部が閉鎖されるので、フイルタへ流入した燃焼ガ
スが周囲部へ偏向され、中心部の温度上昇が抑えられる
とともに、フイルタの周囲部の未燃物が効率的に再燃焼
される。したがつて、フイルタの局部的な過熱による焼
損や割れが回避され、フイルタが全体として均一に再生
される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る排ガスフイルタの過熱防止装置の
概略構成を示す側面図、第2図は同背面図、第3図は熱
応動アクチユエータの側面図、第4,5図は熱応動アク
チユエータの他の例を示す側面図、第6図は内燃機関の
排ガス浄化装置の全体構成図、第7図は同装置のフイル
タの作用を説明する側面図である。 14:フイルタ、22,24:熱往動アクチユエータ、
25:バイメタル、32:支軸、33,33a:邪魔板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フイルタの出口中心部に折り重なつた状態
    から円板状に拡開する邪魔板を軸支持し、所定温度以上
    で邪魔板を拡開させる熱応動アクチユエータを邪魔板に
    備えたことを特徴とする排ガスフイルタの過熱防止装
    置。
JP7147288U 1988-05-30 1988-05-30 排ガスフイルタの過熱防止装置 Expired - Lifetime JPH0623707Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7147288U JPH0623707Y2 (ja) 1988-05-30 1988-05-30 排ガスフイルタの過熱防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7147288U JPH0623707Y2 (ja) 1988-05-30 1988-05-30 排ガスフイルタの過熱防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01174510U JPH01174510U (ja) 1989-12-12
JPH0623707Y2 true JPH0623707Y2 (ja) 1994-06-22

Family

ID=31296680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7147288U Expired - Lifetime JPH0623707Y2 (ja) 1988-05-30 1988-05-30 排ガスフイルタの過熱防止装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2227306T3 (es) 2000-07-24 2005-04-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Dispositivo purificador de gas de escape.
JP6247165B2 (ja) * 2014-06-20 2017-12-13 フタバ産業株式会社 排気浄化装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01174510U (ja) 1989-12-12

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