JPH0623427A - ビレットを押出コンテナにチャージする方法 - Google Patents
ビレットを押出コンテナにチャージする方法Info
- Publication number
- JPH0623427A JPH0623427A JP20744592A JP20744592A JPH0623427A JP H0623427 A JPH0623427 A JP H0623427A JP 20744592 A JP20744592 A JP 20744592A JP 20744592 A JP20744592 A JP 20744592A JP H0623427 A JPH0623427 A JP H0623427A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- billet
- container
- block
- die ring
- held
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ビレットを押出コンテナに、確実に軸合わせ
してチャージする方法を提供する。 【構成】 ビレット6の両端を、軸方向からダイリング
2とブロック4とで挟圧保持し、この挟圧保持したビレ
ット6をコンテナ7にチャージする方法において、ダイ
リング2とブロック4のビレット保持面にビレット6を
固定する為の突状部1,2を形成する。 【効果】 ダイリング2とブロック4の挟圧保持面の突
状部1,2がビレット6の上下方向の動きを阻止し、ビ
レット6がダイリング2とブロック4の挟圧保持面から
外れてコンテナ7床上に落下するようなことがない。依
って、コンテナ7とビレット6の軸合わせが確実にでき
る。
してチャージする方法を提供する。 【構成】 ビレット6の両端を、軸方向からダイリング
2とブロック4とで挟圧保持し、この挟圧保持したビレ
ット6をコンテナ7にチャージする方法において、ダイ
リング2とブロック4のビレット保持面にビレット6を
固定する為の突状部1,2を形成する。 【効果】 ダイリング2とブロック4の挟圧保持面の突
状部1,2がビレット6の上下方向の動きを阻止し、ビ
レット6がダイリング2とブロック4の挟圧保持面から
外れてコンテナ7床上に落下するようなことがない。依
って、コンテナ7とビレット6の軸合わせが確実にでき
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビレットを押出コンテ
ナに、確実に軸合わせしてチャージする方法に関する。
ナに、確実に軸合わせしてチャージする方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム等の金属材料の押出しに
は、押出圧力が小さい間接押出法が多用されている。こ
の間接押出法における押出コンテナへのビレットのチャ
ージ方法は、図2イ,ロに工程説明図を示したように、
ローダー5上のビレット6の両端を、軸方向からダイリ
ング2とブロック4とで挟圧保持し(図2イ)、この挟
圧保持したビレット6に、押出コンテナ7をダイリング
2側から平行移動させて被せる(図2ロ)方法によりな
されていた。そして、上述のようにしてコンテナ7内に
チャージしたビレット6は、ブロック4を後方のラム8
により押圧してコンテナ7後端に固定した上で、ダイリ
ング2をブロック4方向に押込むことによりビレット6
をダイリング2を通して所定形状の押出製品に押出して
いた。
は、押出圧力が小さい間接押出法が多用されている。こ
の間接押出法における押出コンテナへのビレットのチャ
ージ方法は、図2イ,ロに工程説明図を示したように、
ローダー5上のビレット6の両端を、軸方向からダイリ
ング2とブロック4とで挟圧保持し(図2イ)、この挟
圧保持したビレット6に、押出コンテナ7をダイリング
2側から平行移動させて被せる(図2ロ)方法によりな
されていた。そして、上述のようにしてコンテナ7内に
チャージしたビレット6は、ブロック4を後方のラム8
により押圧してコンテナ7後端に固定した上で、ダイリ
ング2をブロック4方向に押込むことによりビレット6
をダイリング2を通して所定形状の押出製品に押出して
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3
イ,ロに示したように、前述のダイリング2とブロック
4の、ビレットと接する面は共にフラットな形状の為保
持力が弱く、コンテナ7を移動する際の振動により、ビ
レット6がコンテナ7床上に落下してビレット6とコン
テナ7とが軸ずれを起こし、パイプ等の押出製品に偏肉
が生じるという問題があった。
イ,ロに示したように、前述のダイリング2とブロック
4の、ビレットと接する面は共にフラットな形状の為保
持力が弱く、コンテナ7を移動する際の振動により、ビ
レット6がコンテナ7床上に落下してビレット6とコン
テナ7とが軸ずれを起こし、パイプ等の押出製品に偏肉
が生じるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような状況
に鑑み鋭意研究を行った結果なされたもので、その目的
とするところは、ビレットを押出コンテナに、確実に軸
合わせしてチャージする方法を提供することにある。即
ち、本発明は、ビレットの両端を、軸方向からダイリン
グとブロックとで挟圧保持し、この挟圧保持したビレッ
トをコンテナにチャージする方法において、ダイリング
とブロックのビレット保持面にビレットを固定する為の
突状部を形成したことを特徴とするものである。
に鑑み鋭意研究を行った結果なされたもので、その目的
とするところは、ビレットを押出コンテナに、確実に軸
合わせしてチャージする方法を提供することにある。即
ち、本発明は、ビレットの両端を、軸方向からダイリン
グとブロックとで挟圧保持し、この挟圧保持したビレッ
トをコンテナにチャージする方法において、ダイリング
とブロックのビレット保持面にビレットを固定する為の
突状部を形成したことを特徴とするものである。
【0005】以下に本発明を図を参照して具体的に説明
する。図1は、本発明方法の態様例を示す工程説明図で
ある。周縁部にツバ1を形成したダイリング2と端面に
円錐状突起3を所要数形成したブロック4とを、軸を一
致させ、間隔を空けて対向配置し、このダイリング2と
ブロック4との間に、ローダー5上のビレット6を軸を
合わせて配置する(図1イ)。次にブロック4を移動さ
せてダイリング2とブロック4とでビレット6を挟圧
し、前記ビレット6の一端はダイリング2のツバ1で、
他端はブロック4の突起3を食い込ませて強固に保持す
る(図1ロ)。次にローダー5を退去させ、ダイリング
2側に配置しておいたコンテナ7を軸方向に平行移動し
てビレット6上に配置する(図1ハ)。本発明におい
て、ダイリング2とブロック4のビレット保持面に形成
する突状部は、前述のツバ1や円錐状突起3等の他、ビ
レット6の落下を防止し得る形状のものであれば任意の
形状のものが用いられる。又ダイリング2とブロック4
に形成する突状部の形状は、両者同じ形状のものであっ
ても差し支えない。突状部が突起状の場合の形成個数は
1〜6個程度が適当でその形成位置は特に限定するもの
ではない。又ツバ状の場合は、ツバを周縁部に適当に間
隔をあけて形成したものでも良い。
する。図1は、本発明方法の態様例を示す工程説明図で
ある。周縁部にツバ1を形成したダイリング2と端面に
円錐状突起3を所要数形成したブロック4とを、軸を一
致させ、間隔を空けて対向配置し、このダイリング2と
ブロック4との間に、ローダー5上のビレット6を軸を
合わせて配置する(図1イ)。次にブロック4を移動さ
せてダイリング2とブロック4とでビレット6を挟圧
し、前記ビレット6の一端はダイリング2のツバ1で、
他端はブロック4の突起3を食い込ませて強固に保持す
る(図1ロ)。次にローダー5を退去させ、ダイリング
2側に配置しておいたコンテナ7を軸方向に平行移動し
てビレット6上に配置する(図1ハ)。本発明におい
て、ダイリング2とブロック4のビレット保持面に形成
する突状部は、前述のツバ1や円錐状突起3等の他、ビ
レット6の落下を防止し得る形状のものであれば任意の
形状のものが用いられる。又ダイリング2とブロック4
に形成する突状部の形状は、両者同じ形状のものであっ
ても差し支えない。突状部が突起状の場合の形成個数は
1〜6個程度が適当でその形成位置は特に限定するもの
ではない。又ツバ状の場合は、ツバを周縁部に適当に間
隔をあけて形成したものでも良い。
【0006】
【作用】本発明では、ビレットの両端を、軸方向からダ
イリングとブロックとで挟圧保持し、この挟圧保持した
ビレットをコンテナにチャージする方法において、ダイ
リングとブロックのビレット保持面に突状部を形成した
ので、ダイリングとブロックの挟圧保持面の前記突状部
がビレットの上下方向の動きを阻止し、ビレットがダイ
リングとブロックの挟圧保持面から外れてコンテナ上に
落下するようなことがない。
イリングとブロックとで挟圧保持し、この挟圧保持した
ビレットをコンテナにチャージする方法において、ダイ
リングとブロックのビレット保持面に突状部を形成した
ので、ダイリングとブロックの挟圧保持面の前記突状部
がビレットの上下方向の動きを阻止し、ビレットがダイ
リングとブロックの挟圧保持面から外れてコンテナ上に
落下するようなことがない。
【0007】
【実施例】以下に本発明を実施例により詳細に説明す
る。図1に示した工程に従ってAlビレットを押出コン
テナにチャージし、前記ビレットを間接押出法によりパ
イプに押出成形した。ダイリングとブロックには、図1
に示したのと同じ突状部を形成したものと、図2に示し
たのと同じ従来のフラットな形状のものとを用いた。押
出コンテナの内径は 330mmφ、Alビレットには直径 3
27mmφの3003(Al−Mn系)合金ビレットを用いた。
押出温度は 480℃とし、外径54mmφ,内径50mmφのパイ
プに押出した。ビレットの押出本数は各々50本づつと
し、得られたパイプについて、断面の肉厚を測定し偏肉
率を測定した。偏肉率は断面厚さの最大部と最小部の差
を平均厚さで除し百分率で表した。偏肉率が5%以上の
不良品の本数及び偏肉率の平均値を表1に示した。
る。図1に示した工程に従ってAlビレットを押出コン
テナにチャージし、前記ビレットを間接押出法によりパ
イプに押出成形した。ダイリングとブロックには、図1
に示したのと同じ突状部を形成したものと、図2に示し
たのと同じ従来のフラットな形状のものとを用いた。押
出コンテナの内径は 330mmφ、Alビレットには直径 3
27mmφの3003(Al−Mn系)合金ビレットを用いた。
押出温度は 480℃とし、外径54mmφ,内径50mmφのパイ
プに押出した。ビレットの押出本数は各々50本づつと
し、得られたパイプについて、断面の肉厚を測定し偏肉
率を測定した。偏肉率は断面厚さの最大部と最小部の差
を平均厚さで除し百分率で表した。偏肉率が5%以上の
不良品の本数及び偏肉率の平均値を表1に示した。
【0008】
【表1】
【0009】表1より明らかなように、本発明方法品
(No1)は、偏肉率が5%以上の不良品の本数が0であ
り、偏肉率の平均値は 1.6%と極めて小さかった。これ
に対し比較例品(No2)は、50本押出したうち、不良品
が11本もあり、歩留が78%に低下した。又偏肉率の平
均値は 6.5%と極めて大きかった。
(No1)は、偏肉率が5%以上の不良品の本数が0であ
り、偏肉率の平均値は 1.6%と極めて小さかった。これ
に対し比較例品(No2)は、50本押出したうち、不良品
が11本もあり、歩留が78%に低下した。又偏肉率の平
均値は 6.5%と極めて大きかった。
【0010】
【効果】以上述べたように、本発明では、ダイリングと
ブロックの挟圧保持面に突状部が形成されているので、
ビレットが前記突状部に固定されて強固に保持され、ビ
レットがコンテナ床上に落下するようなことがなく、依
ってビレットは、コンテナと軸を一致させた状態で押出
されて、パイプ等の押出製品に偏肉が生じたりすること
がない。
ブロックの挟圧保持面に突状部が形成されているので、
ビレットが前記突状部に固定されて強固に保持され、ビ
レットがコンテナ床上に落下するようなことがなく、依
ってビレットは、コンテナと軸を一致させた状態で押出
されて、パイプ等の押出製品に偏肉が生じたりすること
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチャージ方法の態様例を示す工程説明
図である。
図である。
【図2】従来のチャージ方法の工程説明図である。
【図3】従来のチャージ方法における軸ずれ状態の説明
図である。
図である。
1 ツバ 2 ダイリング 3 突起 4 ブロック 5 ローダー 6 ビレット 7 コンテナ 8 ラム
Claims (1)
- 【請求項1】 ビレットの両端を、軸方向からダイリン
グとブロックとで挟圧保持し、この挟圧保持したビレッ
トをコンテナにチャージする方法において、ダイリング
とブロックのビレット保持面にビレットを固定する為の
突状部を形成したことを特徴とするビレットを押出コン
テナにチャージする方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20744592A JPH0623427A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | ビレットを押出コンテナにチャージする方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20744592A JPH0623427A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | ビレットを押出コンテナにチャージする方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0623427A true JPH0623427A (ja) | 1994-02-01 |
Family
ID=16539892
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20744592A Pending JPH0623427A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | ビレットを押出コンテナにチャージする方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0623427A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4880092A (en) * | 1988-01-14 | 1989-11-14 | Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho | Transmission operating apparatus for automatic transmission |
-
1992
- 1992-07-10 JP JP20744592A patent/JPH0623427A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4880092A (en) * | 1988-01-14 | 1989-11-14 | Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho | Transmission operating apparatus for automatic transmission |
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