JPH06233608A - 作業機 - Google Patents
作業機Info
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- JPH06233608A JPH06233608A JP5041701A JP4170193A JPH06233608A JP H06233608 A JPH06233608 A JP H06233608A JP 5041701 A JP5041701 A JP 5041701A JP 4170193 A JP4170193 A JP 4170193A JP H06233608 A JPH06233608 A JP H06233608A
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Landscapes
- Harvester Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シュータ内での被移送物の詰まりを防止す
る。 【構成】 シュータに設けられた光センサ17の出力信
号によって、被移送物の通過密度を検出する。Hレベル
カウンタ21は、レベル検出部20から予定時間間隔で
出力される光センサ17のHレベル信号を計数する。通
過密度判定値算出部22は複数のサンプリング期間にお
けるHレベル信号の平均遮光比を算出する。この平均遮
光比は、サンプリング期間終了毎に算出される。詰まり
状態判定部24は前記平均値がしきい値を超過した場合
に警報部26に警報を指示する。光センサの受光レベル
の低下に応じて、補正部29で前記しきい値の補正がな
される。したがって、光センサが汚れてきたときにも、
一定のタイミングで警報でき、オペレータはこの警報に
従って詰まり防止措置をとれる。
る。 【構成】 シュータに設けられた光センサ17の出力信
号によって、被移送物の通過密度を検出する。Hレベル
カウンタ21は、レベル検出部20から予定時間間隔で
出力される光センサ17のHレベル信号を計数する。通
過密度判定値算出部22は複数のサンプリング期間にお
けるHレベル信号の平均遮光比を算出する。この平均遮
光比は、サンプリング期間終了毎に算出される。詰まり
状態判定部24は前記平均値がしきい値を超過した場合
に警報部26に警報を指示する。光センサの受光レベル
の低下に応じて、補正部29で前記しきい値の補正がな
される。したがって、光センサが汚れてきたときにも、
一定のタイミングで警報でき、オペレータはこの警報に
従って詰まり防止措置をとれる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、刈取られた芝、雑草、
穀草、もしくは清掃作業によって集められた屑等を、流
体と共にグラスバッグ等所定の容器まで移送するための
シュータを有する作業機であって、特に、移送される物
が前記シュータ内に詰まらないように監視する手段を有
する作業機に関する。
穀草、もしくは清掃作業によって集められた屑等を、流
体と共にグラスバッグ等所定の容器まで移送するための
シュータを有する作業機であって、特に、移送される物
が前記シュータ内に詰まらないように監視する手段を有
する作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】芝や雑草などを刈取るための刈取り機に
おいて、その下面に刈取り用のカッタブレードを有して
いるものがある。この刈取り機では、刈取られた刈草
は、前記カッタブレードの回転による空気の流れによっ
てダクト状のシュータ内を移送され、グラスバッグに収
容される。この種の装置の一例としては、特開平3−5
8243号公報に記載されたものがある。
おいて、その下面に刈取り用のカッタブレードを有して
いるものがある。この刈取り機では、刈取られた刈草
は、前記カッタブレードの回転による空気の流れによっ
てダクト状のシュータ内を移送され、グラスバッグに収
容される。この種の装置の一例としては、特開平3−5
8243号公報に記載されたものがある。
【0003】ところで、上記の刈取り機においては、刈
草がシュータ内を流れる空気によって移送されるので、
移送量が多くなると、移送能力が低下して刈草がシュー
タ内に詰まってしまうという問題がある。
草がシュータ内を流れる空気によって移送されるので、
移送量が多くなると、移送能力が低下して刈草がシュー
タ内に詰まってしまうという問題がある。
【0004】この詰まり現象が一旦発生すると、シュー
タを取り外し、詰まった刈草をきれいに除去し、掃除し
たうえで、再びシュータを取り付けるという作業が必要
になる。この刈草の除去および清掃作業がたいへん厄介
で、かつ汚れる作業となるため、作業者には嫌われるう
え、作業能率を大幅に低下させることにもなる。
タを取り外し、詰まった刈草をきれいに除去し、掃除し
たうえで、再びシュータを取り付けるという作業が必要
になる。この刈草の除去および清掃作業がたいへん厄介
で、かつ汚れる作業となるため、作業者には嫌われるう
え、作業能率を大幅に低下させることにもなる。
【0005】また、刈草がシュータ内に詰まるという問
題は、単に刈取り量が多い場合に発生するとは限らな
い。例えば、芝草が濡れていて、刈草がシュータの内面
に付着しやすい状態であったり、空気の乱れによって刈
草がシュータ内で団子状にまとまって移送されたりする
ことが詰まりの原因であることが多い。そして、一旦、
わずかな詰まりが発生してシュータ内の空気の流れが阻
害されると、たちまち作業を不能にさせるような大きな
詰まりにまで至るのである。
題は、単に刈取り量が多い場合に発生するとは限らな
い。例えば、芝草が濡れていて、刈草がシュータの内面
に付着しやすい状態であったり、空気の乱れによって刈
草がシュータ内で団子状にまとまって移送されたりする
ことが詰まりの原因であることが多い。そして、一旦、
わずかな詰まりが発生してシュータ内の空気の流れが阻
害されると、たちまち作業を不能にさせるような大きな
詰まりにまで至るのである。
【0006】本発明者等は、長年の研究による試験結果
から、シュータ内の刈草の詰まりは、単に刈取り量の多
さに起因するものではなく、むしろシュータ内で刈草が
詰まり始めたときのように、シュータ内での刈草の通過
量が一時的にしろ極端に多くなり、それに伴ってシュー
タ内を流れる空気量(風量)が減少することに起因する
ものであることを発見した。
から、シュータ内の刈草の詰まりは、単に刈取り量の多
さに起因するものではなく、むしろシュータ内で刈草が
詰まり始めたときのように、シュータ内での刈草の通過
量が一時的にしろ極端に多くなり、それに伴ってシュー
タ内を流れる空気量(風量)が減少することに起因する
ものであることを発見した。
【0007】つまり、シュータ内を通過する刈草の通過
量または通過密度を適正値以下に保つことにより、刈草
の移送量に対する最適な風量を保持し続けることが肝要
であるという結論に達した。
量または通過密度を適正値以下に保つことにより、刈草
の移送量に対する最適な風量を保持し続けることが肝要
であるという結論に達した。
【0008】この結論に基づき、本発明者等は、シュー
タ内を通過する刈草の密度から移送状態を判断すること
ができる制御装置を提案した(特願平3−311332
号)。この制御装置では、予定サンプリング期間内にお
いて光センサの光軸が遮られた時間(遮光比)を検出
し、この遮光比によって代表される刈屑の通過密度が、
詰まり防止のための判断の基準となるしきい値を超過し
たか否かで、警報を発する等の詰まり防止措置をとるよ
うにしている。
タ内を通過する刈草の密度から移送状態を判断すること
ができる制御装置を提案した(特願平3−311332
号)。この制御装置では、予定サンプリング期間内にお
いて光センサの光軸が遮られた時間(遮光比)を検出
し、この遮光比によって代表される刈屑の通過密度が、
詰まり防止のための判断の基準となるしきい値を超過し
たか否かで、警報を発する等の詰まり防止措置をとるよ
うにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
制御装置では、解決すべき次のような課題があった。す
なわち、上記のように、シュータ内を通過する被移送物
の密度を光センサで検出する場合、光センサのレンズ面
等の光軸部分が被移送物等の通過物によって汚れてくる
と、実際の通過密度と検出された出力信号との関係が変
化してくる。
制御装置では、解決すべき次のような課題があった。す
なわち、上記のように、シュータ内を通過する被移送物
の密度を光センサで検出する場合、光センサのレンズ面
等の光軸部分が被移送物等の通過物によって汚れてくる
と、実際の通過密度と検出された出力信号との関係が変
化してくる。
【0010】図13に、被移送物(ここでは刈芝)の通
過量と光センサの出力信号すなわち遮光比との関係を示
す。同図において、光センサが汚れていない場合に遮光
比と通過量との関係が直線aであったとすると、通過量
がm1以上になったときに遮光比がしきい値ThAを超
過し、警報が発せられる。
過量と光センサの出力信号すなわち遮光比との関係を示
す。同図において、光センサが汚れていない場合に遮光
比と通過量との関係が直線aであったとすると、通過量
がm1以上になったときに遮光比がしきい値ThAを超
過し、警報が発せられる。
【0011】このように、実際に被移送物の詰まりが発
生するおそれがある通過量m3に達する直前で警報が発
せられるので、詰まりを未然に防止することができる。
生するおそれがある通過量m3に達する直前で警報が発
せられるので、詰まりを未然に防止することができる。
【0012】ところが、光センサが汚れてくると、遮光
比と通過量との関係は直線bで示すようになってくる。
その結果、通過量がm2(m1>m2)のときに遮光比
がしきい値ThAを超過し、警報が発せられるようにな
る。
比と通過量との関係は直線bで示すようになってくる。
その結果、通過量がm2(m1>m2)のときに遮光比
がしきい値ThAを超過し、警報が発せられるようにな
る。
【0013】したがって、常にほぼ同一の通過量のとこ
ろで警報を発することができるようにするためには、例
えば、図13に示すように光センサが汚れたときの遮光
比と通過量との関係を示す直線bに対応させてしきい値
を値ThBに引き上げる必要がある。
ろで警報を発することができるようにするためには、例
えば、図13に示すように光センサが汚れたときの遮光
比と通過量との関係を示す直線bに対応させてしきい値
を値ThBに引き上げる必要がある。
【0014】ところが、光センサの汚れに応じてしきい
値を変更する手段は講じられていない場合には、光セン
サが汚れてくると、通常時よりも早いタイミングすなわ
ち少ない通過量のところで誤警報が発せられ、その結
果、詰まり予防のために頻繁に作業を中断するようにな
って作業効率の低下をきたすことになる。
値を変更する手段は講じられていない場合には、光セン
サが汚れてくると、通常時よりも早いタイミングすなわ
ち少ない通過量のところで誤警報が発せられ、その結
果、詰まり予防のために頻繁に作業を中断するようにな
って作業効率の低下をきたすことになる。
【0015】本発明の目的は、上記のような事情に鑑み
てなされたものであり、光センサの汚れに関係なく、シ
ュータ内における被移送物の通過量が一定値に達したと
きに詰まり防止のための警報を行える作業機を提供する
ことにある。
てなされたものであり、光センサの汚れに関係なく、シ
ュータ内における被移送物の通過量が一定値に達したと
きに詰まり防止のための警報を行える作業機を提供する
ことにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決し、
目的を達成するために、本発明は、被移送物を搬送する
ためのシュータを横断する光軸を有する光センサを設
け、この光センサで前記シュータ内を通過する被移送物
の単位時間あたりの通過密度を検出する密度検出手段
と、前記通過密度が所定のしきい値よりも大きい場合
に、シュータ詰まり警報を出力する詰まり予防手段と、
前記光センサの汚れによる光量の低下を検出する光セン
サ受光レベル検出手段と、前記受光レベル検出手段の出
力信号に応じて前記しきい値を変更するしきい値補正手
段とを具備した点に特徴がある。
目的を達成するために、本発明は、被移送物を搬送する
ためのシュータを横断する光軸を有する光センサを設
け、この光センサで前記シュータ内を通過する被移送物
の単位時間あたりの通過密度を検出する密度検出手段
と、前記通過密度が所定のしきい値よりも大きい場合
に、シュータ詰まり警報を出力する詰まり予防手段と、
前記光センサの汚れによる光量の低下を検出する光セン
サ受光レベル検出手段と、前記受光レベル検出手段の出
力信号に応じて前記しきい値を変更するしきい値補正手
段とを具備した点に特徴がある。
【0017】
【作用】上記の特徴を有する本発明では、光センサの汚
れを検出して、この汚れの検出結果(汚れの程度)に応
じて警報を発するためのしきい値を変更できる。
れを検出して、この汚れの検出結果(汚れの程度)に応
じて警報を発するためのしきい値を変更できる。
【0018】しきい値を変更することによって、被移送
物の実際の通過量がほぼ一定値に達したときに前記警報
が発せられるようにタイミングを合わせることができ
る。
物の実際の通過量がほぼ一定値に達したときに前記警報
が発せられるようにタイミングを合わせることができ
る。
【0019】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の一実施例を
説明する。本実施例では、作業機として乗用芝刈り機を
例にして説明する。図3は乗用芝刈り機の側面図であ
る。同図において、乗用芝刈り機(以下、単に芝刈り機
という)1は車体2の前部に設けられていて操向輪とな
る前輪3と、車体2の後部にあって駆動輪となる後輪4
とを備えている。前輪3は車体2の前部に設けられたハ
ンドル5によって操向される。車体2の中央部には座席
6が備えられ、その下方にはカバー7で覆われたエンジ
ン(図示しない)が搭載されている。
説明する。本実施例では、作業機として乗用芝刈り機を
例にして説明する。図3は乗用芝刈り機の側面図であ
る。同図において、乗用芝刈り機(以下、単に芝刈り機
という)1は車体2の前部に設けられていて操向輪とな
る前輪3と、車体2の後部にあって駆動輪となる後輪4
とを備えている。前輪3は車体2の前部に設けられたハ
ンドル5によって操向される。車体2の中央部には座席
6が備えられ、その下方にはカバー7で覆われたエンジ
ン(図示しない)が搭載されている。
【0020】車体2の下方にはカッタブレード8aを収
容したカッタハウジング8が配設されている。該カッタ
ブレード8aには前記エンジンの出力軸から駆動力が伝
達される。車体2の後部には支持ステー9が設けられ、
このステー9に対して水平に取付けられた支持枠(図示
せず)にグラスバッグ11が着脱自在に装着されてい
る。グラスバッグ11の上部は開閉自在な蓋体12で覆
われている。
容したカッタハウジング8が配設されている。該カッタ
ブレード8aには前記エンジンの出力軸から駆動力が伝
達される。車体2の後部には支持ステー9が設けられ、
このステー9に対して水平に取付けられた支持枠(図示
せず)にグラスバッグ11が着脱自在に装着されてい
る。グラスバッグ11の上部は開閉自在な蓋体12で覆
われている。
【0021】前記カッタハウジング8とバッグ11との
間にはダクト状のシュータ13が設けられ、カッタブレ
ード8aで刈取られた芝草はこのシュータ13内を移送
されてグラスバッグ11に収容される。シュータ13
は、整備や清掃のための組立・分解が容易なように、上
部筒体14,中間筒体15および下部筒体16の各構成
要素からなるものである。
間にはダクト状のシュータ13が設けられ、カッタブレ
ード8aで刈取られた芝草はこのシュータ13内を移送
されてグラスバッグ11に収容される。シュータ13
は、整備や清掃のための組立・分解が容易なように、上
部筒体14,中間筒体15および下部筒体16の各構成
要素からなるものである。
【0022】座席6の前方ハンドル5の下方に設けられ
ているコントロールパネル10には、後述するPTOス
イッチ、シュータ詰まり予防基準値を設定するためのし
きい値設定ダイヤル、グラスバッグ11の満杯やシュー
タ詰まりを報知する警報ランプまたはブザー、ならびに
各種表示ランプなどが配設される。
ているコントロールパネル10には、後述するPTOス
イッチ、シュータ詰まり予防基準値を設定するためのし
きい値設定ダイヤル、グラスバッグ11の満杯やシュー
タ詰まりを報知する警報ランプまたはブザー、ならびに
各種表示ランプなどが配設される。
【0023】さらに、シュータ13には該シュータ内の
刈草の移送状態を刈草の密度として検出するための光セ
ンサが設けられる。図4は、前記光センサの配設状態を
示す斜視図である。発光部17aおよび受光部17bが
バンド状の取付具19で互いに連結されて透過型光セン
サ17が構成されている。該透過型光センサ17は、発
光部17aおよび受光部17bの光軸が互いに一致し、
かつシュータ内を貫通するように位置調整されて前記シ
ュータ13の中間筒体15に取付けられている。前記発
光部17aとしては、例えば発光ダイオードが使用で
き、受光部17bとしてはフォトダイオードを含むフォ
トICを使用できる。前記取付具9には電源や信号線を
収容することもできる。
刈草の移送状態を刈草の密度として検出するための光セ
ンサが設けられる。図4は、前記光センサの配設状態を
示す斜視図である。発光部17aおよび受光部17bが
バンド状の取付具19で互いに連結されて透過型光セン
サ17が構成されている。該透過型光センサ17は、発
光部17aおよび受光部17bの光軸が互いに一致し、
かつシュータ内を貫通するように位置調整されて前記シ
ュータ13の中間筒体15に取付けられている。前記発
光部17aとしては、例えば発光ダイオードが使用で
き、受光部17bとしてはフォトダイオードを含むフォ
トICを使用できる。前記取付具9には電源や信号線を
収容することもできる。
【0024】光センサ17は、曲り部分の範囲が広い上
部筒体14や下部筒体16に設けるよりも、直線部分の
広い中間筒体15に設けるのが望ましい。また、発光部
17aおよび受光部17bを結ぶ光軸は、図示のように
水平でなくてもよく、少なくとも鉛直方向から所定角度
ずれていればよい。光軸が鉛直方向に沿っていると、発
光部17aおよび受光部17bのうち下方に位置する側
には、細かい刈草や土埃が付着しやすく汚れの原因とな
ることがあり、また、丈が高かったり水分が多かったり
して重い芝草の場合に、シュータの下側に沿って刈草が
移送される傾向があって検出誤差増大の要因となる。し
たがって、前記光軸を少なくとも鉛直方向から所定角度
ずらして設置することが好ましい。
部筒体14や下部筒体16に設けるよりも、直線部分の
広い中間筒体15に設けるのが望ましい。また、発光部
17aおよび受光部17bを結ぶ光軸は、図示のように
水平でなくてもよく、少なくとも鉛直方向から所定角度
ずれていればよい。光軸が鉛直方向に沿っていると、発
光部17aおよび受光部17bのうち下方に位置する側
には、細かい刈草や土埃が付着しやすく汚れの原因とな
ることがあり、また、丈が高かったり水分が多かったり
して重い芝草の場合に、シュータの下側に沿って刈草が
移送される傾向があって検出誤差増大の要因となる。し
たがって、前記光軸を少なくとも鉛直方向から所定角度
ずらして設置することが好ましい。
【0025】光センサ17の汚れを防止して検出精度を
向上させるためには、発光部17aおよび受光部17b
のうち下方に配置する側はシュータ13の内壁と面一に
し、上方に配置する側はシュータ13の内壁から引っ込
ませて取付けるのが望ましい。さらに、刈草や土埃から
発光部17aおよび受光部17bを保護するためのプロ
テクタをそれぞれの上流に設置するのが望ましい。該プ
ロテクタはシュータ13内の空気の円滑な流れを阻害し
ないような流線形状等にすることはもちろんである。
向上させるためには、発光部17aおよび受光部17b
のうち下方に配置する側はシュータ13の内壁と面一に
し、上方に配置する側はシュータ13の内壁から引っ込
ませて取付けるのが望ましい。さらに、刈草や土埃から
発光部17aおよび受光部17bを保護するためのプロ
テクタをそれぞれの上流に設置するのが望ましい。該プ
ロテクタはシュータ13内の空気の円滑な流れを阻害し
ないような流線形状等にすることはもちろんである。
【0026】次に、本実施例の芝刈り機の制御について
説明する。まず、図2を参照して詰まり防止手法を説明
する。同図において、パルス信号sは光センサ17の出
力信号である。光センサ17は受光レベルが予定値より
低い場合は、出力信号はハイ「H」となり、受光レベル
が予定値より高い場合は出力信号はロー「L」となるよ
うに設定されている。
説明する。まず、図2を参照して詰まり防止手法を説明
する。同図において、パルス信号sは光センサ17の出
力信号である。光センサ17は受光レベルが予定値より
低い場合は、出力信号はハイ「H」となり、受光レベル
が予定値より高い場合は出力信号はロー「L」となるよ
うに設定されている。
【0027】光センサ17の光軸が刈草で遮断された場
合は前記受光部17bは発光部17aから放出された光
を検出できないので、パルス信号sは「H」となり、前
記光が検出された場合は、パルス信号sは「L」とな
る。シュータ13内の刈草の通過量が増大し、刈草の通
過密度が高くなれば、光軸が遮断される時間が長くな
る。すなわち、前記パルス信号sが「H」となっている
時間TA,TB,TCが、予定のサンプリング期間T内
に占める割合(以下、遮光比という)が高くなる。この
遮光比がしきい値を超えたか否かによってシュータ13
内での刈草の詰まりを予知する。そして、遮光比すなわ
ち刈草の通過密度を示すパラメータがしきい値を超えた
場合には、警報を発するようにする。
合は前記受光部17bは発光部17aから放出された光
を検出できないので、パルス信号sは「H」となり、前
記光が検出された場合は、パルス信号sは「L」とな
る。シュータ13内の刈草の通過量が増大し、刈草の通
過密度が高くなれば、光軸が遮断される時間が長くな
る。すなわち、前記パルス信号sが「H」となっている
時間TA,TB,TCが、予定のサンプリング期間T内
に占める割合(以下、遮光比という)が高くなる。この
遮光比がしきい値を超えたか否かによってシュータ13
内での刈草の詰まりを予知する。そして、遮光比すなわ
ち刈草の通過密度を示すパラメータがしきい値を超えた
場合には、警報を発するようにする。
【0028】本実施例では、前記しきい値を、光センサ
17の受光レベルに応じて補正するように構成してい
る。
17の受光レベルに応じて補正するように構成してい
る。
【0029】さらに、本実施例では、1回のサンプリン
グ期間Tの遮光時間の割合つまり遮光比によってシュー
タ13内の刈草の詰まりを予知するのではなく、好まし
くは最新に検出された遮光比を含む過去の連続した適当
個数の遮光比を平均し、その平均値をしきい値と比較し
てシュータ13の詰まり予知をするようにしている。
グ期間Tの遮光時間の割合つまり遮光比によってシュー
タ13内の刈草の詰まりを予知するのではなく、好まし
くは最新に検出された遮光比を含む過去の連続した適当
個数の遮光比を平均し、その平均値をしきい値と比較し
てシュータ13の詰まり予知をするようにしている。
【0030】図1のブロック図を参照して本実施例の制
御装置の要部機能を説明する。同図において、レベル検
出部20は、光センサ17(受光部17b)の出力信号
が基準値よりも高いか低いかすなわち「H」か「L」か
を判定する。この判定は、予定の割込時間毎(本実施例
では250μ秒)に行われ、判定結果が「H」のときに
は検出信号をHレベルカウンタ21に出力する。Hレベ
ルカウンタ21は供給された前記検出信号に応答してそ
のカウント値をインクリメント(+1)する。
御装置の要部機能を説明する。同図において、レベル検
出部20は、光センサ17(受光部17b)の出力信号
が基準値よりも高いか低いかすなわち「H」か「L」か
を判定する。この判定は、予定の割込時間毎(本実施例
では250μ秒)に行われ、判定結果が「H」のときに
は検出信号をHレベルカウンタ21に出力する。Hレベ
ルカウンタ21は供給された前記検出信号に応答してそ
のカウント値をインクリメント(+1)する。
【0031】サンプリングカウンタ23はクロックパル
スCKを計数し、予定のカウント値を計数した時点、す
なわちサンプリング期間経過時に検出信号xを出力す
る。前記Hレベルカウンタ21の値は、サンプリングカ
ウンタ23から出力される前記検出信号xに応答して通
過密度判定値算出部22に取込まれる。本実施例では、
該サンプリング期間は400m秒になるようにサンプリ
ングカウンタ23のプリセット値を設定している。
スCKを計数し、予定のカウント値を計数した時点、す
なわちサンプリング期間経過時に検出信号xを出力す
る。前記Hレベルカウンタ21の値は、サンプリングカ
ウンタ23から出力される前記検出信号xに応答して通
過密度判定値算出部22に取込まれる。本実施例では、
該サンプリング期間は400m秒になるようにサンプリ
ングカウンタ23のプリセット値を設定している。
【0032】通過密度判定値算出部22は、サンプリン
グ期間経過毎のHレベルカウンタ21の値を予定回数分
合計するかまたは平均する機能を有し、その算出結果を
詰まり状態判定部24に出力する。なお、以下の説明で
は、サンプリング期間経過毎のHレベルカウンタ21の
値を予定回数分平均した値を通過密度判定値として採用
するようにした場合を説明する。
グ期間経過毎のHレベルカウンタ21の値を予定回数分
合計するかまたは平均する機能を有し、その算出結果を
詰まり状態判定部24に出力する。なお、以下の説明で
は、サンプリング期間経過毎のHレベルカウンタ21の
値を予定回数分平均した値を通過密度判定値として採用
するようにした場合を説明する。
【0033】また、前記サンプリング期間終了毎に読出
されるHレベルカウンタ21の値は、そのままサンプリ
ング期間内に占める遮光時間すなわち遮光比として扱
う。なお、Hレベルカウンタ21は、各サンプリング期
間毎の値を通過密度判定値算出部22に供給する必要か
ら、各サンプリング期間経過時にリセットされる。
されるHレベルカウンタ21の値は、そのままサンプリ
ング期間内に占める遮光時間すなわち遮光比として扱
う。なお、Hレベルカウンタ21は、各サンプリング期
間毎の値を通過密度判定値算出部22に供給する必要か
ら、各サンプリング期間経過時にリセットされる。
【0034】通過密度判定値算出部22は過去に読込ま
れた、予定回数分の遮光比すなわちHレベルカウンタ2
1のカウント値を記憶しており、最新の遮光比との総計
を演算して、その平均値を算出する。本実施例では、最
新のデータと合わせた予定回数分のサンプリング期間の
遮光比の平均値を求めるようにしている。算出された平
均値は詰まり状態判定部24に供給される。
れた、予定回数分の遮光比すなわちHレベルカウンタ2
1のカウント値を記憶しており、最新の遮光比との総計
を演算して、その平均値を算出する。本実施例では、最
新のデータと合わせた予定回数分のサンプリング期間の
遮光比の平均値を求めるようにしている。算出された平
均値は詰まり状態判定部24に供給される。
【0035】一方、光センサ17から出力された受光レ
ベルの信号は、そのままA/D変換器27でA/D変換
され、補正値計算部28に供給される。補正値計算部2
8には、光センサ17の出力信号レベルとしきい値補正
値との相関関係を記憶したテーブルが格納されている
(図8参照)。したがって、この補正値計算部28は、
前記A/D変換された光センサ17の出力信号に基づ
き、前記テーブルから補間計算によって算出されたしき
い値補正値を出力する。
ベルの信号は、そのままA/D変換器27でA/D変換
され、補正値計算部28に供給される。補正値計算部2
8には、光センサ17の出力信号レベルとしきい値補正
値との相関関係を記憶したテーブルが格納されている
(図8参照)。したがって、この補正値計算部28は、
前記A/D変換された光センサ17の出力信号に基づ
き、前記テーブルから補間計算によって算出されたしき
い値補正値を出力する。
【0036】しきい値補正部29では、しきい値設定部
25から入力される値を、前記補正値計算部28から供
給される補正値によって補正し、しきい値として詰まり
状態判定部24に出力する。前記しきい値設定部25
は、具体的にはポテンショメータと、その出力をコンピ
ュータの処理に都合が良いようにデジタル変換するA/
D変換器とからなる。
25から入力される値を、前記補正値計算部28から供
給される補正値によって補正し、しきい値として詰まり
状態判定部24に出力する。前記しきい値設定部25
は、具体的にはポテンショメータと、その出力をコンピ
ュータの処理に都合が良いようにデジタル変換するA/
D変換器とからなる。
【0037】詰まり状態判定部24では、通過密度判定
値算出部22から入力される平均値と、しきい値設定部
25から供給されるしきい値とが比較される。比較の結
果、前記平均値がしきい値を超過している場合に、警報
指令を警報部26に送出する。警報部26に含まれる警
報手段としてはランプやブザーが考えられるが、本実施
例では、ブザーを採用し、シュータ13に刈草が詰まり
そうな状態を検知したならば、このブザーを断続的に鳴
動させ、オペレータに対し、減速操作等の詰まり防止措
置を実行するように促す。
値算出部22から入力される平均値と、しきい値設定部
25から供給されるしきい値とが比較される。比較の結
果、前記平均値がしきい値を超過している場合に、警報
指令を警報部26に送出する。警報部26に含まれる警
報手段としてはランプやブザーが考えられるが、本実施
例では、ブザーを採用し、シュータ13に刈草が詰まり
そうな状態を検知したならば、このブザーを断続的に鳴
動させ、オペレータに対し、減速操作等の詰まり防止措
置を実行するように促す。
【0038】なお、しきい値設定部25は、上記の構成
に代えて、具体的に数値を示すデジタルデータを発生で
きるテンキーを有するキーボードで構成してもよい。ま
た、該しきい値設定部25の出力値を、芝草の種類や
丈、湿り具合などの条件に応じてポテンショメータの出
力を互いに異なる補正値で補正した後に詰まり判定部2
4に供給するように構成することもできる。
に代えて、具体的に数値を示すデジタルデータを発生で
きるテンキーを有するキーボードで構成してもよい。ま
た、該しきい値設定部25の出力値を、芝草の種類や
丈、湿り具合などの条件に応じてポテンショメータの出
力を互いに異なる補正値で補正した後に詰まり判定部2
4に供給するように構成することもできる。
【0039】さらに、前記A/D変換器27から出力さ
れる信号のレベルが検出可能値に達しているか否かをセ
ンサ清掃判断部30で判断し、前記検出可能値以下の場
合は、センサの清掃が必要であることを示すランプ31
を付勢する。
れる信号のレベルが検出可能値に達しているか否かをセ
ンサ清掃判断部30で判断し、前記検出可能値以下の場
合は、センサの清掃が必要であることを示すランプ31
を付勢する。
【0040】次に、本実施例の動作を図5〜図10を参
照して説明する。図5は、メインルーチンのフローチャ
ートである。同図において、ステップS1では、各種タ
イマ、カウンタの設定、メモリのクリア等、マイコン処
理に必要なイニシャル処理を行う。
照して説明する。図5は、メインルーチンのフローチャ
ートである。同図において、ステップS1では、各種タ
イマ、カウンタの設定、メモリのクリア等、マイコン処
理に必要なイニシャル処理を行う。
【0041】ステップS2では、前記しきい値補正部2
9で、前記しきい値設定部25から読み込んだしきい値
(ポテンショメータの値)を、光センサ17の受光レベ
ルに応じて補正する汚れ補正処理を行う。汚れ補正処理
の詳細は図7を参照して後述する。
9で、前記しきい値設定部25から読み込んだしきい値
(ポテンショメータの値)を、光センサ17の受光レベ
ルに応じて補正する汚れ補正処理を行う。汚れ補正処理
の詳細は図7を参照して後述する。
【0042】ステップS3では警報インタロック処理が
行われる。この警報インタロック処理では、エンジンの
出力軸とカッタブレードの駆動軸とが接続されているか
否かを示すPTOスイッチの状態に基づき、警報部26
の起動可否を示す警報可能フラグのセット・リセットの
処理を行う。
行われる。この警報インタロック処理では、エンジンの
出力軸とカッタブレードの駆動軸とが接続されているか
否かを示すPTOスイッチの状態に基づき、警報部26
の起動可否を示す警報可能フラグのセット・リセットの
処理を行う。
【0043】すなわち、カッタブレードが回転していな
いときは、シュータ13内に送風されないので、グラス
バッグ側に排出されないでシュータ13内に残っている
刈草がセンサ17を覆うなどして正確な遮光比を検出で
きないことがある。このような場合に警報可能にしてい
ると、誤警報されることがあって紛わしい。また、カッ
タブレード回転開始直後にも送風が安定しないので、誤
検出のおそれがある。したがって、カッタブレードが回
転していない間、および回転直後の予定時間内は、警報
部26を起動させないようにするインタロックを施す必
要がある。このインタロック制御のため、警報可能フラ
グのセット・リセットの処理を行う。警報インタロック
処理の詳細は図10に関して後述する。ステップS4で
は、詰まり防止判定処理を行う。詰まり防止判定処理の
詳細は図9を参照して後述する。
いときは、シュータ13内に送風されないので、グラス
バッグ側に排出されないでシュータ13内に残っている
刈草がセンサ17を覆うなどして正確な遮光比を検出で
きないことがある。このような場合に警報可能にしてい
ると、誤警報されることがあって紛わしい。また、カッ
タブレード回転開始直後にも送風が安定しないので、誤
検出のおそれがある。したがって、カッタブレードが回
転していない間、および回転直後の予定時間内は、警報
部26を起動させないようにするインタロックを施す必
要がある。このインタロック制御のため、警報可能フラ
グのセット・リセットの処理を行う。警報インタロック
処理の詳細は図10に関して後述する。ステップS4で
は、詰まり防止判定処理を行う。詰まり防止判定処理の
詳細は図9を参照して後述する。
【0044】次に、図6を参照して光センサ17の遮光
レベル検出処理を説明する。この処理は250μ秒毎の
タイマ割込によって行われる。図6において、ステップ
S100ではシュータの詰まり検出用光センサ17の出
力信号レベルが、受光を示すLレベルか遮光を示すHレ
ベルかの判断を行う。
レベル検出処理を説明する。この処理は250μ秒毎の
タイマ割込によって行われる。図6において、ステップ
S100ではシュータの詰まり検出用光センサ17の出
力信号レベルが、受光を示すLレベルか遮光を示すHレ
ベルかの判断を行う。
【0045】検出信号レベルがHレベルの場合はステッ
プS110に進み、Hレベルカウンタのカウント値をイ
ンクリメント(+1)する。このHレベルカウンタのカ
ウント値は後述の遮光比平均処理で使用される。
プS110に進み、Hレベルカウンタのカウント値をイ
ンクリメント(+1)する。このHレベルカウンタのカ
ウント値は後述の遮光比平均処理で使用される。
【0046】次に、図7を参照して汚れ補正処理につい
て詳述する。ステップS70では、PTOスイッチフラ
グを識別する。該フラグは、PTOスイッチがオンのと
きすなわちカッタブレードがエンジン出力軸とつながっ
ている場合は「0」であり、PTOスイッチがオフのと
きすなわちカッタブレードがエンジン出力軸とつながっ
ていない場合は「1」に設定されている。
て詳述する。ステップS70では、PTOスイッチフラ
グを識別する。該フラグは、PTOスイッチがオンのと
きすなわちカッタブレードがエンジン出力軸とつながっ
ている場合は「0」であり、PTOスイッチがオフのと
きすなわちカッタブレードがエンジン出力軸とつながっ
ていない場合は「1」に設定されている。
【0047】PTOスイッチフラグが「1」の場合、す
なわち非作業中の場合はステップS71に進み、光セン
サ17の受光レベルつまり光量データを読込む。ステッ
プS72では、受光レベルを示す光量データから補正値
を求める。補正値は、図8に示すテーブルに従って補間
計算される。図8において、横軸は光量データ縦軸は補
正値を示す。ステップS73では、しきい値設定部25
から読込んだしきい値を前記補正値で補正する。
なわち非作業中の場合はステップS71に進み、光セン
サ17の受光レベルつまり光量データを読込む。ステッ
プS72では、受光レベルを示す光量データから補正値
を求める。補正値は、図8に示すテーブルに従って補間
計算される。図8において、横軸は光量データ縦軸は補
正値を示す。ステップS73では、しきい値設定部25
から読込んだしきい値を前記補正値で補正する。
【0048】ステップS74では、光量データが検出可
能光量を超えているか否かを判定する。光量データが検
出可能光量を超えていない場合は、ステップS75に進
み、センサ清掃ランプ31の点灯指示信号を「オン」に
する。一方、光量データが検出可能光量を超えている場
合は、ステップS76に進み、センサ清掃ランプ31の
点灯指示信号を「オフ」にする。
能光量を超えているか否かを判定する。光量データが検
出可能光量を超えていない場合は、ステップS75に進
み、センサ清掃ランプ31の点灯指示信号を「オン」に
する。一方、光量データが検出可能光量を超えている場
合は、ステップS76に進み、センサ清掃ランプ31の
点灯指示信号を「オフ」にする。
【0049】なお、ステップS70でPTOスイッチフ
ラグが「0」と判断された場合、すなわち作業中の場合
は、該汚れ補正処理のステップS71〜S76の処理は
スキップされる。
ラグが「0」と判断された場合、すなわち作業中の場合
は、該汚れ補正処理のステップS71〜S76の処理は
スキップされる。
【0050】次に、図9を参照して詰まり防止判定処理
について詳述する。ステップS11では、サンプリング
カウンタが「0」か否かを判定する。
について詳述する。ステップS11では、サンプリング
カウンタが「0」か否かを判定する。
【0051】ステップS12では、前記遮光比すなわち
Hレベルカウンタ21の値を使用して遮光比平均処理が
行われる。遮光比平均処理は図11に関して後述する。
Hレベルカウンタ21の値を使用して遮光比平均処理が
行われる。遮光比平均処理は図11に関して後述する。
【0052】ステップS13では、前記遮光比平均処理
で算出された平均遮光比が、シュータ13の詰まり防止
の判定基準であるしきい値より大きいか否かを判断す
る。平均遮光比がしきい値より大きい場合は、ステップ
S14に進んで詰まり防止判定フラグに「1」をセット
する。一方、平均遮光比がしきい値より小さい場合は、
ステップS15に進んで詰まり防止判定フラグに「0」
をセットする。
で算出された平均遮光比が、シュータ13の詰まり防止
の判定基準であるしきい値より大きいか否かを判断す
る。平均遮光比がしきい値より大きい場合は、ステップ
S14に進んで詰まり防止判定フラグに「1」をセット
する。一方、平均遮光比がしきい値より小さい場合は、
ステップS15に進んで詰まり防止判定フラグに「0」
をセットする。
【0053】ステップS16では、Hレベルカウンタを
リセットする。ステップS17では、サンプリングカウ
ンタに、400m秒のサンプリング周期を得るための初
期カウント値をセットする。
リセットする。ステップS17では、サンプリングカウ
ンタに、400m秒のサンプリング周期を得るための初
期カウント値をセットする。
【0054】次に、図10を参照して前記ステップS3
の警報インタロック処理を詳細に説明する。図10にお
いて、ステップS20ではPTOスイッチフラグを識別
する。該フラグは、PTOスイッチがオンのときすなわ
ちカッタブレードがエンジン出力軸とつながっている場
合は「0」であり、PTOスイッチがオフのときすなわ
ちカッタブレードがエンジン出力軸とつながっていない
場合は「1」に設定されている。
の警報インタロック処理を詳細に説明する。図10にお
いて、ステップS20ではPTOスイッチフラグを識別
する。該フラグは、PTOスイッチがオンのときすなわ
ちカッタブレードがエンジン出力軸とつながっている場
合は「0」であり、PTOスイッチがオフのときすなわ
ちカッタブレードがエンジン出力軸とつながっていない
場合は「1」に設定されている。
【0055】PTOスイッチフラグが「1」の場合は、
ステップS21に進み、警報可能フラグを「0」にセッ
トし、ステップS22に進んでPTOオンカウンタの初
期値を設定する。ここでの初期値は、PTOスイッチが
オンとなってから、すなわちエンジンの出力軸とカッタ
ブレードの駆動軸が接続されてから、シュータ内に送風
が開始され、シュータ内の送風が定常状態になるまでの
遅延時間として1秒の時間を設定する。例えば、このP
TOオンカウンタのカウント値が40m秒毎の割込み処
理によってデクリメントされる場合、カウント値は「2
5」に設定される。
ステップS21に進み、警報可能フラグを「0」にセッ
トし、ステップS22に進んでPTOオンカウンタの初
期値を設定する。ここでの初期値は、PTOスイッチが
オンとなってから、すなわちエンジンの出力軸とカッタ
ブレードの駆動軸が接続されてから、シュータ内に送風
が開始され、シュータ内の送風が定常状態になるまでの
遅延時間として1秒の時間を設定する。例えば、このP
TOオンカウンタのカウント値が40m秒毎の割込み処
理によってデクリメントされる場合、カウント値は「2
5」に設定される。
【0056】PTOスイッチフラグが「0」の場合は、
ステップS23に進んでPTOオンカウンタが「0」か
否かを判断する。PTOオンカウンタが「0」であれ
ば、所定の遅延時間が経過し、カッタブレードにエンジ
ンの出力が伝達されてシュータ内に確実に風が送られて
いて、正確な詰まり防止判定処理ができると判断し、ス
テップS24に進んで警報可能フラグに「1」をセット
する。このように確実に送風がなされることによって、
送風休止時などにシュータ内に溜まって光センサ17を
覆っていることがある刈草がグラスバッグ側に吹き飛ば
されるので、正確な詰まり防止判定処理ができる。
ステップS23に進んでPTOオンカウンタが「0」か
否かを判断する。PTOオンカウンタが「0」であれ
ば、所定の遅延時間が経過し、カッタブレードにエンジ
ンの出力が伝達されてシュータ内に確実に風が送られて
いて、正確な詰まり防止判定処理ができると判断し、ス
テップS24に進んで警報可能フラグに「1」をセット
する。このように確実に送風がなされることによって、
送風休止時などにシュータ内に溜まって光センサ17を
覆っていることがある刈草がグラスバッグ側に吹き飛ば
されるので、正確な詰まり防止判定処理ができる。
【0057】次に、図11を参照して前記ステップS1
2の遮光比平均処理を詳細に説明する。この遮光比平均
処理では、最新のサンプリング期間および該サンプリグ
期間と連続する過去N個の複数サンプリング期間におけ
る遮光比データの平均値を算出する。そのために、これ
らの各サンプリング期間毎の遮光比データを格納する複
数の遮光比バッファを設定値「N」を設定することによ
って確保する。
2の遮光比平均処理を詳細に説明する。この遮光比平均
処理では、最新のサンプリング期間および該サンプリグ
期間と連続する過去N個の複数サンプリング期間におけ
る遮光比データの平均値を算出する。そのために、これ
らの各サンプリング期間毎の遮光比データを格納する複
数の遮光比バッファを設定値「N」を設定することによ
って確保する。
【0058】そして、N個の遮光比バッファのうちの1
つが、バッファ指定のためのパラメータ「n」によって
指定されると、該指定された遮光比バッファBnに対し
てデータの出入れが実行される。なお、ここでは、連続
する2個のサンプリング期間の遮光比の平均値によって
詰まり防止の判定を行う場合の例を説明する。したがっ
て、遮光比バッファアの設定数すなわち設定値「N」と
して「2」が設定される。
つが、バッファ指定のためのパラメータ「n」によって
指定されると、該指定された遮光比バッファBnに対し
てデータの出入れが実行される。なお、ここでは、連続
する2個のサンプリング期間の遮光比の平均値によって
詰まり防止の判定を行う場合の例を説明する。したがっ
て、遮光比バッファアの設定数すなわち設定値「N」と
して「2」が設定される。
【0059】図11において、ステップS30では、パ
ラメータ「n」が(N−1)か否かを判断する。パラメ
ータ「n」が「0」のときは、ステップS30の判断は
否定となってステップS31に進み、パラメータ「n」
をインクリメントする。
ラメータ「n」が(N−1)か否かを判断する。パラメ
ータ「n」が「0」のときは、ステップS30の判断は
否定となってステップS31に進み、パラメータ「n」
をインクリメントする。
【0060】ステップS33では、現在の遮光比総計D
tからパラメータ「n」に対応する遮光比バッファBn
に記憶されている遮光比データを減算し、さらに最新の
遮光比データDNEW を加算して新たな遮光比総計Dtと
する。
tからパラメータ「n」に対応する遮光比バッファBn
に記憶されている遮光比データを減算し、さらに最新の
遮光比データDNEW を加算して新たな遮光比総計Dtと
する。
【0061】ステップS34では、最新の遮光比データ
DNEW をパラメータ「n」に対応する遮光比バッファB
nに記憶する。ステップS35では、遮光比総計Dtを
前記設定値「N」で割って平均遮光比DAVを算出する。
DNEW をパラメータ「n」に対応する遮光比バッファB
nに記憶する。ステップS35では、遮光比総計Dtを
前記設定値「N」で割って平均遮光比DAVを算出する。
【0062】ステップS31でパラメータ「n」がイン
クリメントされた次の回の処理では、ステップS30の
判断は肯定となってステップS32に進む。ステップS
32では、パラメータ「n」に「0」が設定される。ス
テップS32の処理後における、ステップS33〜35
での処理は上述と同様である。
クリメントされた次の回の処理では、ステップS30の
判断は肯定となってステップS32に進む。ステップS
32では、パラメータ「n」に「0」が設定される。ス
テップS32の処理後における、ステップS33〜35
での処理は上述と同様である。
【0063】このように、パラメータ「n」で指定され
る遮光比バッファBnに格納された最も古いデータが最
新データで更新されていく。その結果、最新の2個の遮
光比データの平均値が得られる。
る遮光比バッファBnに格納された最も古いデータが最
新データで更新されていく。その結果、最新の2個の遮
光比データの平均値が得られる。
【0064】上記説明から分かるように、必要に応じて
前記設定値「N」を任意に設定すれば、この設定値
「N」に対応した数のバッファに格納されるデータに基
づいて平均遮光比を得ることができる。
前記設定値「N」を任意に設定すれば、この設定値
「N」に対応した数のバッファに格納されるデータに基
づいて平均遮光比を得ることができる。
【0065】次に、図12を参照して警報部26を起動
させるか否かの警報処理を説明する。この警報処理は、
割込みによって行い、詰まり防止判定フラグと警報可能
フラグが共に「1」の場合に予定の詰まりブザー周期と
詰まりブザーオン時間とに従ってブザーを断続鳴動させ
て詰まるおそれがある旨の警報を行う。
させるか否かの警報処理を説明する。この警報処理は、
割込みによって行い、詰まり防止判定フラグと警報可能
フラグが共に「1」の場合に予定の詰まりブザー周期と
詰まりブザーオン時間とに従ってブザーを断続鳴動させ
て詰まるおそれがある旨の警報を行う。
【0066】図12において、ステップS500では、
詰まり防止判定フラグを識別し、詰まり防止判定フラグ
が「1」の場合は、ステップS510に進んで警報可能
フラグを識別する。警報可能フラグが「1」の場合はス
テップS520に進み、警報手段つまりブザーを、予定
周期内でオン動作させる時間を設定してある詰まりブザ
ーオンカウンタが「0」か否かを判断する。
詰まり防止判定フラグを識別し、詰まり防止判定フラグ
が「1」の場合は、ステップS510に進んで警報可能
フラグを識別する。警報可能フラグが「1」の場合はス
テップS520に進み、警報手段つまりブザーを、予定
周期内でオン動作させる時間を設定してある詰まりブザ
ーオンカウンタが「0」か否かを判断する。
【0067】しかしながら、通常の運転を開始直後で
は、詰まり防止判定フラグは「0」であり、仮に「1」
であったとしても警報可能フラグが「0」であるため、
ステップS500もしくはステップS510からステッ
プS570に進む。
は、詰まり防止判定フラグは「0」であり、仮に「1」
であったとしても警報可能フラグが「0」であるため、
ステップS500もしくはステップS510からステッ
プS570に進む。
【0068】ステップS570では、ブザーオンフラグ
に「0」をセットする。ステップS580では、詰まり
ブザー周期カウンタに(初期値−1)を設定し、ステッ
プS590では、詰まりブザーオンカウンタに初期値を
設定する。例えば、詰まりブザー周期カウンタの初期値
を「2」に設定し、詰まりブザーオンカウンタの初期値
を「1」に設定すれば、該警報処理を40m秒毎に実行
する場合、周期80m秒のうちブザーオン時間が40m
秒を占めるデューティ50%の断続的なブザー音が発せ
られるように設定される。また、詰まりブザー周期カウ
ンタの初期値を「3」に設定し、詰まりブザーオンカウ
ンタの初期値を「1」に設定すれば、周期120m秒の
うちブザーオン時間が40m秒を占めるデューティ約3
3%の断続的なブザー音が発せられるように設定でき
る。
に「0」をセットする。ステップS580では、詰まり
ブザー周期カウンタに(初期値−1)を設定し、ステッ
プS590では、詰まりブザーオンカウンタに初期値を
設定する。例えば、詰まりブザー周期カウンタの初期値
を「2」に設定し、詰まりブザーオンカウンタの初期値
を「1」に設定すれば、該警報処理を40m秒毎に実行
する場合、周期80m秒のうちブザーオン時間が40m
秒を占めるデューティ50%の断続的なブザー音が発せ
られるように設定される。また、詰まりブザー周期カウ
ンタの初期値を「3」に設定し、詰まりブザーオンカウ
ンタの初期値を「1」に設定すれば、周期120m秒の
うちブザーオン時間が40m秒を占めるデューティ約3
3%の断続的なブザー音が発せられるように設定でき
る。
【0069】ステップS610では、ブザーオンフラグ
を識別し、該フラグが「1」の場合はステップS620
に進んでブザーを付勢(オンに)する。また、ブザーオ
ンフラグが「0」の場合は、ステップS630に進んで
ブザーの付勢を停止(オフに)する。
を識別し、該フラグが「1」の場合はステップS620
に進んでブザーを付勢(オンに)する。また、ブザーオ
ンフラグが「0」の場合は、ステップS630に進んで
ブザーの付勢を停止(オフに)する。
【0070】次に、ステップS510で警報可能フラグ
が「1」の場合の説明を行う。詰まりブザーオンカウン
タには初期値がセットされているのでステップS520
の判断は否定となり、ステップS530に進んで詰まり
ブザーオンカウンタをデクリメントする。ステップS5
40では、ブザーオンフラグに「1」をセットし、ステ
ップS600では詰まりブザー周期カウンタをデクリメ
ントしてステップS610に進む。
が「1」の場合の説明を行う。詰まりブザーオンカウン
タには初期値がセットされているのでステップS520
の判断は否定となり、ステップS530に進んで詰まり
ブザーオンカウンタをデクリメントする。ステップS5
40では、ブザーオンフラグに「1」をセットし、ステ
ップS600では詰まりブザー周期カウンタをデクリメ
ントしてステップS610に進む。
【0071】一方、ステップS520の判断が肯定のと
きはステップS550に進み、詰まりブザー周期カウン
タが「0」か否かを判断する。このカウンタには、通常
は前述のように(初期値−1)がセットされているの
で、ステップS550で詰まりブザー周期カウンタのカ
ウント値が「0」でないと判断され、ステップS560
に進んでブザーオンフラグに「0」をセットする。ステ
ップS600では、詰まりブザー周期カウンタのカウン
ト値をデクリメントする。ステップS550で詰まり防
止ブザー周期カウンタのカウント値が「0」と判断され
た場合にはステップS570へ進む。
きはステップS550に進み、詰まりブザー周期カウン
タが「0」か否かを判断する。このカウンタには、通常
は前述のように(初期値−1)がセットされているの
で、ステップS550で詰まりブザー周期カウンタのカ
ウント値が「0」でないと判断され、ステップS560
に進んでブザーオンフラグに「0」をセットする。ステ
ップS600では、詰まりブザー周期カウンタのカウン
ト値をデクリメントする。ステップS550で詰まり防
止ブザー周期カウンタのカウント値が「0」と判断され
た場合にはステップS570へ進む。
【0072】以上のように、本実施例では、光センサ1
7が刈草で遮光されている程度、すなわちシュータ内の
刈草の密度を検知し、その密度がしきい値を超過する
と、詰まり発生のおそれがあると判断して警報を発する
ようにした。
7が刈草で遮光されている程度、すなわちシュータ内の
刈草の密度を検知し、その密度がしきい値を超過する
と、詰まり発生のおそれがあると判断して警報を発する
ようにした。
【0073】したがって、オペレータは、この警報を認
識することによって、芝刈り機の走行速度つまり刈取り
速度を低下させたり停止させたりして、シュータの分解
や清掃など厄介な作業が必要となる詰まりを未然に防止
することができる。
識することによって、芝刈り機の走行速度つまり刈取り
速度を低下させたり停止させたりして、シュータの分解
や清掃など厄介な作業が必要となる詰まりを未然に防止
することができる。
【0074】特に、本実施例では、前記しきい値を、作
業機の非作業中に検出された光センサの受光量すなわち
光量データに応じて補正するようにし、光センサ17の
汚れによって警報発生のタイミングが早目になるのを防
止できるようにした。
業機の非作業中に検出された光センサの受光量すなわち
光量データに応じて補正するようにし、光センサ17の
汚れによって警報発生のタイミングが早目になるのを防
止できるようにした。
【0075】なお、上記刈り取り速度の低下や停止動作
は、オペレータの手を介することなく、自動的に行うよ
うに構成してもよいのはもちろんである。
は、オペレータの手を介することなく、自動的に行うよ
うに構成してもよいのはもちろんである。
【0076】また、本実施例では、複数サンプリング期
間の、遮光時間の合計または平均遮光比によって詰まり
を予知するようにしたが、所定サンプリグ時間毎の遮光
比つまり1回の遮光比サンプリング結果によって詰まり
の予知をするようにしてもよい。
間の、遮光時間の合計または平均遮光比によって詰まり
を予知するようにしたが、所定サンプリグ時間毎の遮光
比つまり1回の遮光比サンプリング結果によって詰まり
の予知をするようにしてもよい。
【0077】また、本実施例は、乗用型芝刈り機に本発
明を適用した例を示したが、本発明はこれに限らず、無
人で走行する刈取り機にも同様に実施できる。さらに、
シュータに対する空気の供給を、カッタブレードから得
るのではなく、別に設ける送風ファンから行う作業機に
おいても同様に適用することが可能である。
明を適用した例を示したが、本発明はこれに限らず、無
人で走行する刈取り機にも同様に実施できる。さらに、
シュータに対する空気の供給を、カッタブレードから得
るのではなく、別に設ける送風ファンから行う作業機に
おいても同様に適用することが可能である。
【0078】さらに、本発明は、芝刈り機に限定され
ず、集められた物を流体と共にシュータ内を移送させて
所定の容器に収容するように構成された他の作業機、例
えば、道路清掃機、掃除機、回収機等などにも適用する
ことが可能である。
ず、集められた物を流体と共にシュータ内を移送させて
所定の容器に収容するように構成された他の作業機、例
えば、道路清掃機、掃除機、回収機等などにも適用する
ことが可能である。
【0079】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、刈草等の被移送物の詰まり判断のためのもっ
とも良い目安、すなわちシュータ内を流れる被移送物の
単位時間あたりの通過密度を正確に検出できるようにし
た。
によれば、刈草等の被移送物の詰まり判断のためのもっ
とも良い目安、すなわちシュータ内を流れる被移送物の
単位時間あたりの通過密度を正確に検出できるようにし
た。
【0080】その結果、刈草等の被移送物がシュータ内
に詰まるおそれが出てきたことを正確に把握でき、警報
を発してオペレータに注意を促すことができるので、シ
ュータ内での詰まり発生を未然に防止することが可能と
なる。
に詰まるおそれが出てきたことを正確に把握でき、警報
を発してオペレータに注意を促すことができるので、シ
ュータ内での詰まり発生を未然に防止することが可能と
なる。
【0081】特に、光センサの汚れの程度に応じて前記
警報を発するためのしきい値を、補正できるので、光セ
ンサの光軸部分が汚れてきて受光レベルが低下しても、
詰まりそうになる直前の適確なタイミングで警報を発す
ることが可能になる。
警報を発するためのしきい値を、補正できるので、光セ
ンサの光軸部分が汚れてきて受光レベルが低下しても、
詰まりそうになる直前の適確なタイミングで警報を発す
ることが可能になる。
【0082】また、光センサの光軸部分が極端に汚れて
きた場合は、密度検出不能信号を出力できるので、この
信号に基づいて光センサを清掃する必要性があることを
表示させることもできる。
きた場合は、密度検出不能信号を出力できるので、この
信号に基づいて光センサを清掃する必要性があることを
表示させることもできる。
【図1】 制御装置の要部機能ブロック図である。
【図2】 光センサの出力信号を示す図である。
【図3】 乗用型芝刈り機の側面図である。
【図4】 遮光比検出のための光センサの装着状態を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図5】 詰まり防止制御のメインフローチャートで
ある。
ある。
【図6】 タイマ割込処理のフローチャートである。
【図7】 汚れ補正処理のフローチャートである。
【図8】 光センサの光量データとしきい値補正値と
の関係を示す図である。
の関係を示す図である。
【図9】 詰まり防止判定処理のフローチャートであ
る。
る。
【図10】 警報インタロックのフローチャートであ
る。
る。
【図11】 遮光比平均処理のフローチャートである。
【図12】 警報処理のフローチャートである。
【図13】 被移送物の量と遮光比との関係を示す図で
ある。
ある。
1…乗用型芝刈り機、 2…車体、 8…カッタハウジ
ング、 11…グラスバッグ、 13…シュータ、 1
7…光センサ、 17a…発光部、 17b…受光部、
20…レベル検出部、 21…Hレベルカウンタ、
22…通過密度判定値算出部、 23…サンプリングカ
ウンタ、 24…詰まり状態判定部、 25…しきい値
設定部、 26…警報部、 28…補正値計算部、 2
9、しきい値補正部、 30…センサ清掃判断部
ング、 11…グラスバッグ、 13…シュータ、 1
7…光センサ、 17a…発光部、 17b…受光部、
20…レベル検出部、 21…Hレベルカウンタ、
22…通過密度判定値算出部、 23…サンプリングカ
ウンタ、 24…詰まり状態判定部、 25…しきい値
設定部、 26…警報部、 28…補正値計算部、 2
9、しきい値補正部、 30…センサ清掃判断部
Claims (5)
- 【請求項1】 被移送物を、該被移送物と共にシュータ
内に送給される空気流によってシュータ内を移送させて
所定の収容容器へ収容するように構成された作業機にお
いて、 前記シュータを横断する光軸を有する光センサと、 前記光センサで前記シュータ内を通過する被移送物の単
位時間あたりの通過密度を検出する密度検出手段と、 前記通過密度が所定のしきい値よりも大きい場合に、シ
ュータ詰まり警報信号を出力する詰まり予防手段と、 前記光センサの汚れによる光量の低下を検出する光セン
サ受光レベル検出手段と、 前記受光レベル検出手段の出力信号に応じて前記しきい
値を変更するしきい値補正手段とを具備したことを特徴
とする作業機。 - 【請求項2】 前記被移送物を移送中か否かを判断する
手段を具備し、 前記補正手段によるしきい値の変更は、前記被移送物の
非移送中における受光レベルに基づいて行うことを特徴
とする請求項1記載の作業機。 - 【請求項3】 前記通過密度は、 前記被移送物の移送状態を示す前記光センサの遮光の有
無に対応するパルス列信号として予定周期で連続して検
出すると共に、 サンプリング期間毎に、前記パルス列信号の遮光時間の
和に基づいて遮光比率を検出し、この遮光比率が予定の
しきい値よりも大きいと判断されたときに、前記シュー
タ詰まり警報信号を出力するように構成したことを特徴
とする請求項1または2記載の作業機。 - 【請求項4】 最新および前回に検出された遮光比率の
合計値もしくは平均値のいずれかが予定のしきい値より
も大きくなった場合に前記シュータ詰まり警報信号を出
力するように構成したことを特徴とする請求項3記載の
作業機。 - 【請求項5】 受光レベル検出手段で検出された受光レ
ベルが予定値以下である場合は、密度検出不能信号を出
力するように構成したことを特徴とする請求項1〜4の
いずれかに記載の作業機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5041701A JPH06233608A (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | 作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5041701A JPH06233608A (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | 作業機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06233608A true JPH06233608A (ja) | 1994-08-23 |
Family
ID=12615733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5041701A Pending JPH06233608A (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | 作業機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06233608A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003072721A (ja) * | 2001-09-05 | 2003-03-12 | Ishida Co Ltd | 物品処理装置 |
WO2019163120A1 (ja) * | 2018-02-26 | 2019-08-29 | 本田技研工業株式会社 | 作業機 |
CN116002249A (zh) * | 2021-12-14 | 2023-04-25 | 江苏科技大学 | 一种具有满载检测功能的太阳能水上垃圾桶及其检测方法 |
-
1993
- 1993-02-08 JP JP5041701A patent/JPH06233608A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003072721A (ja) * | 2001-09-05 | 2003-03-12 | Ishida Co Ltd | 物品処理装置 |
WO2019163120A1 (ja) * | 2018-02-26 | 2019-08-29 | 本田技研工業株式会社 | 作業機 |
US12054900B2 (en) | 2018-02-26 | 2024-08-06 | Honda Motor Co., Ltd. | Work machine for handling work object |
CN116002249A (zh) * | 2021-12-14 | 2023-04-25 | 江苏科技大学 | 一种具有满载检测功能的太阳能水上垃圾桶及其检测方法 |
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