JPH0623164B2 - 殺害虫剤としての作用を有するベンゾイル尿素化合物 - Google Patents
殺害虫剤としての作用を有するベンゾイル尿素化合物Info
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- JPH0623164B2 JPH0623164B2 JP60073675A JP7367585A JPH0623164B2 JP H0623164 B2 JPH0623164 B2 JP H0623164B2 JP 60073675 A JP60073675 A JP 60073675A JP 7367585 A JP7367585 A JP 7367585A JP H0623164 B2 JPH0623164 B2 JP H0623164B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C275/00—Derivatives of urea, i.e. compounds containing any of the groups, the nitrogen atoms not being part of nitro or nitroso groups
- C07C275/28—Derivatives of urea, i.e. compounds containing any of the groups, the nitrogen atoms not being part of nitro or nitroso groups having nitrogen atoms of urea groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of a carbon skeleton
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01N—PRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
- A01N47/00—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom not being member of a ring and having no bond to a carbon or hydrogen atom, e.g. derivatives of carbonic acid
- A01N47/08—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom not being member of a ring and having no bond to a carbon or hydrogen atom, e.g. derivatives of carbonic acid the carbon atom having one or more single bonds to nitrogen atoms
- A01N47/28—Ureas or thioureas containing the groups >N—CO—N< or >N—CS—N<
- A01N47/34—Ureas or thioureas containing the groups >N—CO—N< or >N—CS—N< containing the groups, e.g. biuret; Thio analogues thereof; Urea-aldehyde condensation products
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C313/00—Sulfinic acids; Sulfenic acids; Halides, esters or anhydrides thereof; Amides of sulfinic or sulfenic acids, i.e. compounds having singly-bound oxygen atoms of sulfinic or sulfenic groups replaced by nitrogen atoms, not being part of nitro or nitroso groups
- C07C313/08—Sulfenic acids; Derivatives thereof
- C07C313/18—Sulfenamides
- C07C313/26—Compounds containing any of the groups, X being a hetero atom, Y being any atom
- C07C313/30—Y being a hetero atom
- C07C313/34—Y being a hetero atom either X or Y, but not both, being nitrogen atoms, e.g. N-sulfenylureas
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D207/00—Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
- C07D207/46—Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom with hetero atoms directly attached to the ring nitrogen atom
- C07D207/48—Sulfur atoms
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Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、殺害虫剤としての活性、特に殺昆虫性および
殺ダニ性を有する新規ベンゾイル尿素化合物に関するも
のである。
殺ダニ性を有する新規ベンゾイル尿素化合物に関するも
のである。
発明の背景および従来の技術 英国特許第1,324,293号明細書には、若干の種類の
殺昆虫性尿素誘導体が開示されている。これらの公知化
合物は高活性であって、その例には、市販化合物である
N−(2,6−ジフルオロベンゾイル)−N′−(4−ク
ロロフエニル)尿素があげられる。英国特許第1,46
0,419号明細書には、上記化合物と類似の殺昆虫性化
合物が開示されている。本発明者は今回、高度の殺昆虫
性のみならず殺ダニ性をも有する新規尿素系化合物を見
出した。
殺昆虫性尿素誘導体が開示されている。これらの公知化
合物は高活性であって、その例には、市販化合物である
N−(2,6−ジフルオロベンゾイル)−N′−(4−ク
ロロフエニル)尿素があげられる。英国特許第1,46
0,419号明細書には、上記化合物と類似の殺昆虫性化
合物が開示されている。本発明者は今回、高度の殺昆虫
性のみならず殺ダニ性をも有する新規尿素系化合物を見
出した。
発明の構成 本発明は、一般式 (ここに、AおよびBの各々はそれぞれ独立的にハロゲ
ン原子またはアルキル基を表わし; mは0または1であり; Rは水素原子、-S.CO2R1、-S.SO2R1または-S.NR2R3を表
わし; R1は非置換または置換アルキル基またはアリール基を
表わし; R2は非置換または置換アルキル基またはアリール基を
表わし; R3は非置換または置換アルキル基またはアリール基、
もしくは-CO2R4、-SO2R4、-COR4、-CO.CO2R4、-CO.NR5R
6または-SO2NR5R6を表わし; R4は非置換または置換アルキル基またはアリール基を
表わし; R5およびR6の各々はそれぞれ独立的に非置換または置
換アルキル基またはアリール基を表わし; あるいはR2とR3とが一緒になって、もしくはR5とR6
とが一緒になって、非置換または置換アルキル基を表わ
し; 前記の各々の場合において、アルキル基またはアルキレ
ン基に存在し得る任意的置換基は、ハロゲン、アルコキ
シ基、アルコキシカルボニル基、ハロアルコキシカルボ
ニル基、アルキルカルボニル基、ハロアルキルカルボニ
ル基、アルキルスルホニル基、ハロアルキルスルホニル
基からなる群から選択された基であり;アリール基に存
在し得る任意的置換基は、前記の種々の置換基と、アル
キル基、ハロアルキル基、シアノ基およびニトロ基とか
らなる群から選択された基であり; Xはハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、アルキル基ま
たはハロアルキル基を表わし; YおよびZの各々はそれぞれ独立的にハロゲン原子、シ
アノ基、ニトロ基またはハロアルキル基を表わし; nは0,1,2または3であり; pは0,1または2である) を有する化合物に関するものである。
ン原子またはアルキル基を表わし; mは0または1であり; Rは水素原子、-S.CO2R1、-S.SO2R1または-S.NR2R3を表
わし; R1は非置換または置換アルキル基またはアリール基を
表わし; R2は非置換または置換アルキル基またはアリール基を
表わし; R3は非置換または置換アルキル基またはアリール基、
もしくは-CO2R4、-SO2R4、-COR4、-CO.CO2R4、-CO.NR5R
6または-SO2NR5R6を表わし; R4は非置換または置換アルキル基またはアリール基を
表わし; R5およびR6の各々はそれぞれ独立的に非置換または置
換アルキル基またはアリール基を表わし; あるいはR2とR3とが一緒になって、もしくはR5とR6
とが一緒になって、非置換または置換アルキル基を表わ
し; 前記の各々の場合において、アルキル基またはアルキレ
ン基に存在し得る任意的置換基は、ハロゲン、アルコキ
シ基、アルコキシカルボニル基、ハロアルコキシカルボ
ニル基、アルキルカルボニル基、ハロアルキルカルボニ
ル基、アルキルスルホニル基、ハロアルキルスルホニル
基からなる群から選択された基であり;アリール基に存
在し得る任意的置換基は、前記の種々の置換基と、アル
キル基、ハロアルキル基、シアノ基およびニトロ基とか
らなる群から選択された基であり; Xはハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、アルキル基ま
たはハロアルキル基を表わし; YおよびZの各々はそれぞれ独立的にハロゲン原子、シ
アノ基、ニトロ基またはハロアルキル基を表わし; nは0,1,2または3であり; pは0,1または2である) を有する化合物に関するものである。
本発明の化合物中のアリール基は、特に断わらない限り
フエニル基であることが好ましい。アルキル基およびハ
ロアルキル基は炭素原子6個以下のものが好ましく、炭
素原子4個以下のものが一層好ましい。好適なアルキル
基はメチル基であり、好適なハロアルキル基はトリフル
オロメチル基である。アルキレン基は炭素原子4−8個
のものが好ましく、一層好ましくはテトラメチレン基ま
たはペンタメチレン基である。ハロゲン原子は弗素、塩
素、臭素または沃素原子であつてもよく、弗素および塩
素原子が好ましい。nまたはpが1より大きい数である
場合には、複数の置換基XまたはZは互いに同一または
相異なるものであつてもよい。
フエニル基であることが好ましい。アルキル基およびハ
ロアルキル基は炭素原子6個以下のものが好ましく、炭
素原子4個以下のものが一層好ましい。好適なアルキル
基はメチル基であり、好適なハロアルキル基はトリフル
オロメチル基である。アルキレン基は炭素原子4−8個
のものが好ましく、一層好ましくはテトラメチレン基ま
たはペンタメチレン基である。ハロゲン原子は弗素、塩
素、臭素または沃素原子であつてもよく、弗素および塩
素原子が好ましい。nまたはpが1より大きい数である
場合には、複数の置換基XまたはZは互いに同一または
相異なるものであつてもよい。
AおよびBの各々は、好ましくはそれぞれ独立的に弗素
原子、塩素原子またはメチル基を表わす。最も好ましく
はAは弗素原子であり、mは1であり、Bは弗素原子ま
たは塩素原子であつて、このBはフエニル基中の6−位
置に存在するものであることが特に好ましい(Aは勿論
2−位置に存在するものである)。
原子、塩素原子またはメチル基を表わす。最も好ましく
はAは弗素原子であり、mは1であり、Bは弗素原子ま
たは塩素原子であつて、このBはフエニル基中の6−位
置に存在するものであることが特に好ましい(Aは勿論
2−位置に存在するものである)。
好ましくは、Xは弗素または塩素原子もしくはメチル基
を表わす。たとえば(X)nは弗素原子3個、もしくは弗素
原子2個と塩素原子1個、もしくは弗素原子1個と塩素
原子2個とからなるものであつてもよい。最も好ましく
はXは弗素であり、nは3,2,1または0であり、特
に好ましくはnは0である。
を表わす。たとえば(X)nは弗素原子3個、もしくは弗素
原子2個と塩素原子1個、もしくは弗素原子1個と塩素
原子2個とからなるものであつてもよい。最も好ましく
はXは弗素であり、nは3,2,1または0であり、特
に好ましくはnは0である。
Yは、好ましくは塩素原子、ニトロ基、シアノ基または
トリフルオロメチル基を表わす。特に好ましくはYはト
リフルオロメチル基である。
トリフルオロメチル基を表わす。特に好ましくはYはト
リフルオロメチル基である。
好ましくは、Zは塩素原子、シアノ基またはニトロ基を
表わす。pは好ましくは0または1である。最も好まし
くは、Zは塩素原子を表わし、pは1である。この塩素
原子は、酸素結合手に対してオルト位置に存在すること
が特に好ましい。
表わす。pは好ましくは0または1である。最も好まし
くは、Zは塩素原子を表わし、pは1である。この塩素
原子は、酸素結合手に対してオルト位置に存在すること
が特に好ましい。
R1,R2,R3,R4,R5またはR6が非置換または置換
アルキル基である場合には、このアルキル基は炭素原子
12個以下のものであることが好ましく、炭素原子6個
以下のものが特に好ましい。R1,R4,R5およびR6が
存在する場合には、その各々は炭素原子6個以下の非置
換アルキル基であることが好ましい。
アルキル基である場合には、このアルキル基は炭素原子
12個以下のものであることが好ましく、炭素原子6個
以下のものが特に好ましい。R1,R4,R5およびR6が
存在する場合には、その各々は炭素原子6個以下の非置
換アルキル基であることが好ましい。
Rは、好ましくは水素原子または-S.NR2R3である。R2
は、好ましくは炭素原子6個以下の非置換アルキル基、
特に好ましくはメチル基である。R3は、好ましくは、
置換された炭素原子6個以下のアルキル基であつて、し
かしてこの場合の置換基はアルコキシカルボニル基(ア
ルキル鎖中に炭素原子を6個以下有するもの)である。
あるいはR3は-CO2R4、-SO2R4、-COR4、-CO.CO2R4、-C
O.NR5R6または-SO2NR5R6である。あるいは、R2とR3と
が一緒になつて炭素原子4−5個の非置換または置換ア
ルキレン基を表わし、しかしてこの場合の任意的置換基
は、アルキル鎖中に炭素原子を6個以下含むアルコキシ
カルボニル基である。
は、好ましくは炭素原子6個以下の非置換アルキル基、
特に好ましくはメチル基である。R3は、好ましくは、
置換された炭素原子6個以下のアルキル基であつて、し
かしてこの場合の置換基はアルコキシカルボニル基(ア
ルキル鎖中に炭素原子を6個以下有するもの)である。
あるいはR3は-CO2R4、-SO2R4、-COR4、-CO.CO2R4、-C
O.NR5R6または-SO2NR5R6である。あるいは、R2とR3と
が一緒になつて炭素原子4−5個の非置換または置換ア
ルキレン基を表わし、しかしてこの場合の任意的置換基
は、アルキル鎖中に炭素原子を6個以下含むアルコキシ
カルボニル基である。
特に好ましいRは-S.NR2CO2R4であり、この場合のR2お
よびR4は炭素原子6個以下の非置換アルキル基であ
る。
よびR4は炭素原子6個以下の非置換アルキル基であ
る。
また、R=水素である式(I)の化合物も好ましい。
本発明はまた一般式(I)の化合物の製造方法にも関し、
しかしてこの製造方法は、一般式 の化合物と、一般式 の化合物とを反応させることを特徴とするものである
〔これらの式において、A,B,m,X,Y,Z,nお
よびpは、一般式(I)における場合と同じ意味を有し、
R7は-NHR(ここにRは一般式(I)における場合と同じ意
味を有する)を表わし、R8は-NCOを表わし、あるい
は、R7は-NCOを表わし、R8は-NH2を表わす〕。
しかしてこの製造方法は、一般式 の化合物と、一般式 の化合物とを反応させることを特徴とするものである
〔これらの式において、A,B,m,X,Y,Z,nお
よびpは、一般式(I)における場合と同じ意味を有し、
R7は-NHR(ここにRは一般式(I)における場合と同じ意
味を有する)を表わし、R8は-NCOを表わし、あるい
は、R7は-NCOを表わし、R8は-NH2を表わす〕。
この反応は溶媒の存在下に実施するのが有利である。適
当な溶媒はベンゼン、トルエン、キシレン、またはクロ
ロベンゼンの如き芳香族溶媒;石油留分の如き炭化水
素;クロロホルム、塩化メチレン、ジクロロエタンの如
き塩素化された炭化水素;ジエチルエーテル、ジブチル
エーテル、ジオキサンの如きエーテルである。これらの
溶媒の混合物もまた適当である。
当な溶媒はベンゼン、トルエン、キシレン、またはクロ
ロベンゼンの如き芳香族溶媒;石油留分の如き炭化水
素;クロロホルム、塩化メチレン、ジクロロエタンの如
き塩素化された炭化水素;ジエチルエーテル、ジブチル
エーテル、ジオキサンの如きエーテルである。これらの
溶媒の混合物もまた適当である。
この反応は0−100℃の温度において実施するのが好
ましく、周囲温度(室温)において実施するのが一層好
ましい。イソシアネートとアミンとのモル比は好ましく
は1:1ないし2:1である。この反応は無水条件下に
実施するのが好ましい。
ましく、周囲温度(室温)において実施するのが一層好
ましい。イソシアネートとアミンとのモル比は好ましく
は1:1ないし2:1である。この反応は無水条件下に
実施するのが好ましい。
式(II)の化合物自身も新規である。これは次の製法に従
つて製造でき、すなわち一般式 〔この式およびその次の式において、X,n,Y,Zお
よびpは、式(II)における場合と同じ意味を有する〕の
化合物と、一般式 の化合物とを反応させて一般式(II)の化合物(ここにR
7は-NH2である)を生成させ、そして、もし所望ならば
この化合物を、ホスゲンと反応させて対応化合物(ここ
にR7は-NCOである)を生成させ、あるいは一般式 Hal-R (ここに-S.CO2R1、-S.SO2R1、または-S.NR2R3を表わ
す)の化合物と反応させて一般式(II)の化合物(ここに
R7は-NHRであり、Rは-S.CO2R1、-S.SO2R1または-S.NR
2R3である)を生成させることを特徴とするものであ
る。
つて製造でき、すなわち一般式 〔この式およびその次の式において、X,n,Y,Zお
よびpは、式(II)における場合と同じ意味を有する〕の
化合物と、一般式 の化合物とを反応させて一般式(II)の化合物(ここにR
7は-NH2である)を生成させ、そして、もし所望ならば
この化合物を、ホスゲンと反応させて対応化合物(ここ
にR7は-NCOである)を生成させ、あるいは一般式 Hal-R (ここに-S.CO2R1、-S.SO2R1、または-S.NR2R3を表わ
す)の化合物と反応させて一般式(II)の化合物(ここに
R7は-NHRであり、Rは-S.CO2R1、-S.SO2R1または-S.NR
2R3である)を生成させることを特徴とするものであ
る。
式(IV)の化合物と式(V)の化合物との反応は、不活性溶
媒および塩基の存在下に実施するのが好ましい。この不
活性溶媒の例にはジメチルスルホキシドやジメチルホル
ムアミドの如き極性を有する中性溶媒があげられる。使
用できる塩基(または塩基性物質)の例にはアルカリ金
属の水酸化物、アルコキシドおよび炭酸塩、および有機
塩基(たとえばピリジン、トリエチルアミン)があげら
れる。反応温度は好ましくは0−150℃、一層好まし
くは30−100℃である。式(II)を有する化合物(こ
こにR7は-NCOである)は、式(II)の化合物(ここにR7
は-NH2である)とホスゲンとを反応させることによつて
製造できる。この反応は溶媒(好ましくは炭化水素、ま
たは塩素化された炭化水素)の存在下に0−100℃の
温度において実施するのが有利であり、室温で実施する
のが一般に便利である。式(II)の化合物(ここにR7は-
NHRであり、Rは水素以外の既述の基である)は、式(I
I)の化合物(ここにRは水素である)を一般式 Hal-R (ここにHalはハロゲン、特に塩素原子を表す)と反応
させることによつて製造できる。この反応は不活性溶媒
(たとえば炭化水素または塩素化された炭化水素)の存
在下に実施するのが好ましく、反応温度は好ましくは−
30ないし+30℃、一層好ましくは−10ないし+1
0℃である。この反応は塩基の存在下に実施するのが好
ましく、この塩基の例には、トリエチルアミンの如きア
ミン化合物があげられる。
媒および塩基の存在下に実施するのが好ましい。この不
活性溶媒の例にはジメチルスルホキシドやジメチルホル
ムアミドの如き極性を有する中性溶媒があげられる。使
用できる塩基(または塩基性物質)の例にはアルカリ金
属の水酸化物、アルコキシドおよび炭酸塩、および有機
塩基(たとえばピリジン、トリエチルアミン)があげら
れる。反応温度は好ましくは0−150℃、一層好まし
くは30−100℃である。式(II)を有する化合物(こ
こにR7は-NCOである)は、式(II)の化合物(ここにR7
は-NH2である)とホスゲンとを反応させることによつて
製造できる。この反応は溶媒(好ましくは炭化水素、ま
たは塩素化された炭化水素)の存在下に0−100℃の
温度において実施するのが有利であり、室温で実施する
のが一般に便利である。式(II)の化合物(ここにR7は-
NHRであり、Rは水素以外の既述の基である)は、式(I
I)の化合物(ここにRは水素である)を一般式 Hal-R (ここにHalはハロゲン、特に塩素原子を表す)と反応
させることによつて製造できる。この反応は不活性溶媒
(たとえば炭化水素または塩素化された炭化水素)の存
在下に実施するのが好ましく、反応温度は好ましくは−
30ないし+30℃、一層好ましくは−10ないし+1
0℃である。この反応は塩基の存在下に実施するのが好
ましく、この塩基の例には、トリエチルアミンの如きア
ミン化合物があげられる。
一般式(I)の化合物は殺害虫剤としての活性、たとえば
殺昆虫活性および殺ダニ活性を有するものである。した
がつて本発明はまた、一般式(I)の化合物を担体と共に
含有してなる殺害虫剤組成物にも関する。さらにまた本
発明は、本発明の化合物または組成物を害虫の生息場所
に施用することによつて、害虫をその生息場所において
防除する方法をも提供するものである。
殺昆虫活性および殺ダニ活性を有するものである。した
がつて本発明はまた、一般式(I)の化合物を担体と共に
含有してなる殺害虫剤組成物にも関する。さらにまた本
発明は、本発明の化合物または組成物を害虫の生息場所
に施用することによつて、害虫をその生息場所において
防除する方法をも提供するものである。
本発明に係る組成物に配合される担体は、害虫の生息個
所(たとえば植物体、種子または土壌等)への活性成分
の施用、および活性成分の貯蔵、輪送または取扱いを一
層容易にすることができるような任意の物質であり得
る。この担体は固体または液体であつてよい。また、通
常はガスであるが圧縮により液化し得る物質も使用でき
る。殺害虫剤組成物の調製のために通常使用されている
任意の担体が本発明においても使用できる。本発明の組
成物は活性成分を好ましくは0.5−95重量%含有す
る。
所(たとえば植物体、種子または土壌等)への活性成分
の施用、および活性成分の貯蔵、輪送または取扱いを一
層容易にすることができるような任意の物質であり得
る。この担体は固体または液体であつてよい。また、通
常はガスであるが圧縮により液化し得る物質も使用でき
る。殺害虫剤組成物の調製のために通常使用されている
任意の担体が本発明においても使用できる。本発明の組
成物は活性成分を好ましくは0.5−95重量%含有す
る。
適当な固体状担体の例には天然および合成クレーおよび
珪酸塩があげられ、その具合例として珪藻土の如き天然
シリカ;珪酸マグネシウムたとえばタルク;珪酸マグネ
シウムアルミニウムたとえばアタパルジヤイトおよびバ
ーミキユライト;珪酸アルミニウムたとえばカオリナイ
ト、モンモリロナイトおよび雲母;炭酸カルシウム、硫
酸カルシウム;硫酸アンモニウム;合成酸化珪素水和
物;合成珪酸カルシウムまたはアルミウム;元素物質た
とえば炭素および硫黄;天然および合成樹脂たとえばク
マロン樹脂、ポリビニルクロライド、スチレン重合体お
よび共重合体;固体状ポリクロロフエノール;ビチユー
メン;ロウ;固体肥料たとえば過燐酸塩があげられる。
適当な液状担体の例には次のものがあげられる;水;ア
ルコールたとえばイソプロパノール、グリコール;ケト
ンたとえばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン、シクロヘキサノン;エーテル;芳香族ま
たは芳香−脂肪族炭化水素たとえばベンゼン、トルエ
ン、キシレン;石油留分たとえば灯油、軽質鉱油;塩素
化された炭化水素たとえば四塩化炭素、パークロロエチ
レン、トリクロロエタン。種々の液体の混合物もまた一
般に適当である。
珪酸塩があげられ、その具合例として珪藻土の如き天然
シリカ;珪酸マグネシウムたとえばタルク;珪酸マグネ
シウムアルミニウムたとえばアタパルジヤイトおよびバ
ーミキユライト;珪酸アルミニウムたとえばカオリナイ
ト、モンモリロナイトおよび雲母;炭酸カルシウム、硫
酸カルシウム;硫酸アンモニウム;合成酸化珪素水和
物;合成珪酸カルシウムまたはアルミウム;元素物質た
とえば炭素および硫黄;天然および合成樹脂たとえばク
マロン樹脂、ポリビニルクロライド、スチレン重合体お
よび共重合体;固体状ポリクロロフエノール;ビチユー
メン;ロウ;固体肥料たとえば過燐酸塩があげられる。
適当な液状担体の例には次のものがあげられる;水;ア
ルコールたとえばイソプロパノール、グリコール;ケト
ンたとえばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン、シクロヘキサノン;エーテル;芳香族ま
たは芳香−脂肪族炭化水素たとえばベンゼン、トルエ
ン、キシレン;石油留分たとえば灯油、軽質鉱油;塩素
化された炭化水素たとえば四塩化炭素、パークロロエチ
レン、トリクロロエタン。種々の液体の混合物もまた一
般に適当である。
殺害虫剤組成物は一般に濃厚物(濃縮物)の形に製剤化
され、かつ輸送され、そして其後に、施用者により希釈
され、施用される。表面活性剤である担体を少量存在さ
せることにより、希釈操作が一層容易に、かつ速やかに
実施できるようになる。したがつて、本発明の組成物で
は、担体のうちの少なくとも1種は表面活性剤であるこ
とが好ましい。たとえば、この組成物は少なくとも2種
の担体を含有し得、ただしそのうちの少なくとも1種は
表面活性剤である。
され、かつ輸送され、そして其後に、施用者により希釈
され、施用される。表面活性剤である担体を少量存在さ
せることにより、希釈操作が一層容易に、かつ速やかに
実施できるようになる。したがつて、本発明の組成物で
は、担体のうちの少なくとも1種は表面活性剤であるこ
とが好ましい。たとえば、この組成物は少なくとも2種
の担体を含有し得、ただしそのうちの少なくとも1種は
表面活性剤である。
この表面活性剤は乳化剤、分散剤または湿潤剤であり得
る。これはノニオン性またはアニオン性のものであり得
る。適当な表面活性剤の例にはポリアクリル酸およびリ
グニンスルホン酸のナトリウム塩またはカルシウム塩;
分子中に少なくとも12個の炭素原子を含む脂肪酸また
は脂肪族アミンまたはアミドとエチレンオキサイドおよ
び/またはプロピレンオキサイドとの縮合物;グリセロ
ール、ソルビタン、サクローズまたはペンタエリスリト
ールの脂肪酸エステル;上記のものとエチレンオキサイ
ドおよび/またはプロピレンオキサイドとの縮合物;脂
肪アルコールまたはアルキルフエノール(たとえばp−
オクチルフエノールまたはp−オクチルクレゾール)と
エチレンオキサイドおよび/またはプロピレンオキサイ
ドとの縮合物;これらの縮合物のサルフエート化物およ
びスルホネート化物;分子中に炭素原子を少なくとも1
0個含む硫酸エステルまたはスルホン酸エステルのアル
カリ金属塩またはアルカリ土類金属塩好ましくはナトリ
ウム塩〔たとえばラウリル硫酸ナトリウム、第2アルキ
ル硫酸ナトリウム、スルホン化ヒマシ油のナトリウム
塩、アルキルアリールスルホン酸ナトリウム(たとえば
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム)〕;エチレン
オキサイドの重合体、およびエチレンオキサイドとプロ
ピレンオキサイドとの共重合体があげられる。
る。これはノニオン性またはアニオン性のものであり得
る。適当な表面活性剤の例にはポリアクリル酸およびリ
グニンスルホン酸のナトリウム塩またはカルシウム塩;
分子中に少なくとも12個の炭素原子を含む脂肪酸また
は脂肪族アミンまたはアミドとエチレンオキサイドおよ
び/またはプロピレンオキサイドとの縮合物;グリセロ
ール、ソルビタン、サクローズまたはペンタエリスリト
ールの脂肪酸エステル;上記のものとエチレンオキサイ
ドおよび/またはプロピレンオキサイドとの縮合物;脂
肪アルコールまたはアルキルフエノール(たとえばp−
オクチルフエノールまたはp−オクチルクレゾール)と
エチレンオキサイドおよび/またはプロピレンオキサイ
ドとの縮合物;これらの縮合物のサルフエート化物およ
びスルホネート化物;分子中に炭素原子を少なくとも1
0個含む硫酸エステルまたはスルホン酸エステルのアル
カリ金属塩またはアルカリ土類金属塩好ましくはナトリ
ウム塩〔たとえばラウリル硫酸ナトリウム、第2アルキ
ル硫酸ナトリウム、スルホン化ヒマシ油のナトリウム
塩、アルキルアリールスルホン酸ナトリウム(たとえば
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム)〕;エチレン
オキサイドの重合体、およびエチレンオキサイドとプロ
ピレンオキサイドとの共重合体があげられる。
本発明の組成物はたとえば湿潤性粉剤、ダスト剤、粒
剤、溶液、乳化性濃厚物、乳剤、濃厚懸濁剤またはエア
ロゾール等の製剤の形に調製できる。湿潤性粉剤は一般
に活性成分を25%、50%または75%(重量単位)
含有し、そしてこれは不活性固体物質の他に分散剤3−
10重量%および必要に応じて安定剤、および/または
他の添加剤たとえば浸透剤または付着剤(aticker)を
0−10重量%含有し得る。ダスト剤は一般に湿潤性粉
剤の場合と同様な組成を有するダスト剤濃厚物の形に調
製されるが分散剤は配合されない。これは野外でさらに
固体状担体で希釈されて一般に活性成分を1/2−10重
量%含む組成物にされ、施用される。
剤、溶液、乳化性濃厚物、乳剤、濃厚懸濁剤またはエア
ロゾール等の製剤の形に調製できる。湿潤性粉剤は一般
に活性成分を25%、50%または75%(重量単位)
含有し、そしてこれは不活性固体物質の他に分散剤3−
10重量%および必要に応じて安定剤、および/または
他の添加剤たとえば浸透剤または付着剤(aticker)を
0−10重量%含有し得る。ダスト剤は一般に湿潤性粉
剤の場合と同様な組成を有するダスト剤濃厚物の形に調
製されるが分散剤は配合されない。これは野外でさらに
固体状担体で希釈されて一般に活性成分を1/2−10重
量%含む組成物にされ、施用される。
粒剤は一般に10−100BSメツシユ(1.676-0.152
mm)の範囲内の粒子寸法を有し、しかしてこれはアグロ
メレーシヨン技術または含浸技術を用いて製造できる。
一般に粒剤は活性成分1/2−75重量%および添加剤
(たとえば安定剤、表面活性剤、徐放性付与用変性剤お
よび結合剤)0−10重量%を含有する。いわゆる流動
性−乾燥粉剤は、活性成分を比較的高濃度で含有する比
較的小さい粒状物からなるものである。乳化性濃厚物は
一般に溶媒、および、必要に応じて共溶媒(co-solven
t)を含有し、かつそのほかに活性成分10−50重量
/容量%、乳化剤2−20重量/容量%および他の添加
剤(たとえば安定剤、浸透剤および/または腐蝕防止
剤)0−20重量/容量%を含有するものである。懸濁
剤濃度物は無沈積性の安定な流動性生成物であつて、こ
れは一般に活性成分10−75重量%、分散剤0.5−1
5重量%、沈殿防止剤(たとえば保護コロイドまたはチ
キソトロピー剤)0.1−10重量%および他の添加剤
(たとえば消泡剤、腐蝕防止剤、安定剤、浸透剤および
付着剤)0−10重量%、および水または有機液体(た
だしこの有機液体は活性成分を実質的に溶解しないもの
でなければならない)を含有するものである。沈殿防止
性を高めるために、あるいは水の凍結防止のために、こ
の組成物中に或種の有機固体または無機塩を存在させる
こともできる。
mm)の範囲内の粒子寸法を有し、しかしてこれはアグロ
メレーシヨン技術または含浸技術を用いて製造できる。
一般に粒剤は活性成分1/2−75重量%および添加剤
(たとえば安定剤、表面活性剤、徐放性付与用変性剤お
よび結合剤)0−10重量%を含有する。いわゆる流動
性−乾燥粉剤は、活性成分を比較的高濃度で含有する比
較的小さい粒状物からなるものである。乳化性濃厚物は
一般に溶媒、および、必要に応じて共溶媒(co-solven
t)を含有し、かつそのほかに活性成分10−50重量
/容量%、乳化剤2−20重量/容量%および他の添加
剤(たとえば安定剤、浸透剤および/または腐蝕防止
剤)0−20重量/容量%を含有するものである。懸濁
剤濃度物は無沈積性の安定な流動性生成物であつて、こ
れは一般に活性成分10−75重量%、分散剤0.5−1
5重量%、沈殿防止剤(たとえば保護コロイドまたはチ
キソトロピー剤)0.1−10重量%および他の添加剤
(たとえば消泡剤、腐蝕防止剤、安定剤、浸透剤および
付着剤)0−10重量%、および水または有機液体(た
だしこの有機液体は活性成分を実質的に溶解しないもの
でなければならない)を含有するものである。沈殿防止
性を高めるために、あるいは水の凍結防止のために、こ
の組成物中に或種の有機固体または無機塩を存在させる
こともできる。
本発明の湿潤性粉剤または乳化性濃厚物等を水で希釈す
ることにより得られるような水性分散液および乳剤もま
た、本発明の範囲内に入るものである。このような分散
液や乳剤は油中水型または水中油型のものであり得、そ
してこれは濃厚マヨネーズ程度の稠度をもつものであつ
てもよい。
ることにより得られるような水性分散液および乳剤もま
た、本発明の範囲内に入るものである。このような分散
液や乳剤は油中水型または水中油型のものであり得、そ
してこれは濃厚マヨネーズ程度の稠度をもつものであつ
てもよい。
また本発明の組成物は他の成分、たとえば農薬としての
性質(たとえば殺虫性、除草性または殺菌性)を有する
1種またはそれ以上の化合物をも含有し得る。本発明の
化合物は、他の殺虫剤たとえば有機燐酸エステル系やピ
レスロイド系殺虫剤との混合物の形で施用するのが特に
有利である。クエンバレレート、パーメスリン、シパメ
スリン、デルタメスリン、アルフアメスリン等の市販製
品との混合物が特に好ましい。
性質(たとえば殺虫性、除草性または殺菌性)を有する
1種またはそれ以上の化合物をも含有し得る。本発明の
化合物は、他の殺虫剤たとえば有機燐酸エステル系やピ
レスロイド系殺虫剤との混合物の形で施用するのが特に
有利である。クエンバレレート、パーメスリン、シパメ
スリン、デルタメスリン、アルフアメスリン等の市販製
品との混合物が特に好ましい。
次に、本発明の実施例を示す。
例1−4は式(II)の化合物(中間体)の製造例であり、
例5−7は式(I)の化合物の製造例である。
例5−7は式(I)の化合物の製造例である。
例1 2−フルオロ−4−〔2−クロロ−4−(トリフルオロ
メチル)−フエノキシ〕アニリンの製造 2−フルオロ−4−ヒドロキシアニリン(7.1g)およ
び水酸化カリウム(3.7g;純度85%)の溶液(溶媒
はジメチルスルホキシド25m)を、1,2−ジクロロ
−4−(トリフルオロメチル)ベンゼン(10.9)の溶
液(溶媒はジメチルスルホキシド10m)で80℃に
おいて処理した。反応混合物を90−95℃において2
0時間攪拌し、其後にこれを、水とジクロロメタンとの
混合液で希釈した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、
蒸発操作を行つた。粗製の所望生成物が褐色油状物とし
て3.6g得られた。
メチル)−フエノキシ〕アニリンの製造 2−フルオロ−4−ヒドロキシアニリン(7.1g)およ
び水酸化カリウム(3.7g;純度85%)の溶液(溶媒
はジメチルスルホキシド25m)を、1,2−ジクロロ
−4−(トリフルオロメチル)ベンゼン(10.9)の溶
液(溶媒はジメチルスルホキシド10m)で80℃に
おいて処理した。反応混合物を90−95℃において2
0時間攪拌し、其後にこれを、水とジクロロメタンとの
混合液で希釈した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、
蒸発操作を行つた。粗製の所望生成物が褐色油状物とし
て3.6g得られた。
シリカゲルとトルエン/石油エーテル混合液(混合比
4:1)を用いるクロマトグラフ操作によつて、純粋な
所望アミン化合物(1.1g)が黄色油状物として得られ
た。
4:1)を用いるクロマトグラフ操作によつて、純粋な
所望アミン化合物(1.1g)が黄色油状物として得られ
た。
元素分析値 計算値:C 51.1% H2.6% N 4.6% 測定値:C 50.3% H2.7% N 4.3% 例2 プロピルN−〔〔〔4−〔2−クロロ−4−(トリフル
オロメチル)−フエノキシ〕−2−フルオロフエニル〕
アミノ〕チオ〕−N−メチルカルバメートの製造 プロピルN−クロロスルフエニル−N−メチルカルバメ
ート(12.1g)のジエチルエーテル(20m)溶液
を、例1の化合物(18.3g)およびトリエチルアミン
(7g)の溶液(溶媒は上記と同じジエチルエーテル7
0m)に、攪拌下に20分間を要して添加した。温度
は、冷却操作によつて15−20℃に保つた。さらに1
1/2時間にわたつて室温において攪拌を続けた。反応混
合物を其後にジエチルエーテル(200m)で希釈
し、水洗し、乾燥し、ストリツピング操作によつて溶媒
を除去した。残留物をトルエン(100m)に添加
し、このトルエンを減圧下に除去した。粗製物の形の所
望生成物が褐色油状物として26.5g得られた。
オロメチル)−フエノキシ〕−2−フルオロフエニル〕
アミノ〕チオ〕−N−メチルカルバメートの製造 プロピルN−クロロスルフエニル−N−メチルカルバメ
ート(12.1g)のジエチルエーテル(20m)溶液
を、例1の化合物(18.3g)およびトリエチルアミン
(7g)の溶液(溶媒は上記と同じジエチルエーテル7
0m)に、攪拌下に20分間を要して添加した。温度
は、冷却操作によつて15−20℃に保つた。さらに1
1/2時間にわたつて室温において攪拌を続けた。反応混
合物を其後にジエチルエーテル(200m)で希釈
し、水洗し、乾燥し、ストリツピング操作によつて溶媒
を除去した。残留物をトルエン(100m)に添加
し、このトルエンを減圧下に除去した。粗製物の形の所
望生成物が褐色油状物として26.5g得られた。
例3 N−〔〔〔4−〔2−クロロ−4−(トリフルオロメチ
ル)−フエノキシ〕−2−フルオロフエニル〕アミノ〕
チオ〕−N−メチルブタンアミドの製造 二塩化硫黄(11.3g)のジクロロメタン(10m)
溶液を、N−メチルブタンアミド(10.1g)の溶液
(溶媒は上記と同じジクロロメタン35m)に攪拌下
に20分間を要して添加した。温度は10℃に保つた。
攪拌をこの温度においてさらに30分間続け、次いで、
ピリジン(8.7g)のジクロロメタン(15m)溶液
を加えた。其後に反応混合物を攪拌し、2時間を要して
室温に温ため、次いで過した。ストリツピング操作に
よつて溶媒を除去し、残留物に、ジエチルエーテルを用
いて抽出操作を行つた。過し、溶媒を除去し蒸留を行
うことによつて、スルフエニルクロライド化合物(12.
1g)が弗点82−84℃(13mm Hg)の油状物とし
て得られた。この油状物(4.4g)をジエチルエーテル
(10m)に溶解し、得られた溶液を、例1の化合物
(7.6g)とトリエチルアミン(2.7g)とジエチルエ
ーテル(30m)との混合物に20分間を要して添加
した。室温において30分間攪拌した後に、ジエチルエ
ーテル(150m)を添加し、その結果得られた溶液
を水で3回洗い、乾燥し、ストリツピング操作によつて
溶媒を除去し、シリカおよびジクロロメタン(溶離液)
を用いてクロマトグラフ操作を行うことによつて精製し
た。所望生成物が褐色油状物として9.1g得られた。
ル)−フエノキシ〕−2−フルオロフエニル〕アミノ〕
チオ〕−N−メチルブタンアミドの製造 二塩化硫黄(11.3g)のジクロロメタン(10m)
溶液を、N−メチルブタンアミド(10.1g)の溶液
(溶媒は上記と同じジクロロメタン35m)に攪拌下
に20分間を要して添加した。温度は10℃に保つた。
攪拌をこの温度においてさらに30分間続け、次いで、
ピリジン(8.7g)のジクロロメタン(15m)溶液
を加えた。其後に反応混合物を攪拌し、2時間を要して
室温に温ため、次いで過した。ストリツピング操作に
よつて溶媒を除去し、残留物に、ジエチルエーテルを用
いて抽出操作を行つた。過し、溶媒を除去し蒸留を行
うことによつて、スルフエニルクロライド化合物(12.
1g)が弗点82−84℃(13mm Hg)の油状物とし
て得られた。この油状物(4.4g)をジエチルエーテル
(10m)に溶解し、得られた溶液を、例1の化合物
(7.6g)とトリエチルアミン(2.7g)とジエチルエ
ーテル(30m)との混合物に20分間を要して添加
した。室温において30分間攪拌した後に、ジエチルエ
ーテル(150m)を添加し、その結果得られた溶液
を水で3回洗い、乾燥し、ストリツピング操作によつて
溶媒を除去し、シリカおよびジクロロメタン(溶離液)
を用いてクロマトグラフ操作を行うことによつて精製し
た。所望生成物が褐色油状物として9.1g得られた。
例4 N−〔〔〔4−〔2−クロロ−4−(トリフルオロメチ
ル)−フエノキシ〕−2−フルオロフエニル〕アミノ〕
チオ〕−L−プロリン−メチルエステルの製造 二塩化硫黄(11.3g)のジクロロメタン(20m)
溶液を室温において、L−プロリン−メチルエステル・
ハイドロクロライド(16.6g)の溶液(溶媒は上記と
同じジクロロメタン50m)に、15分間を要して添
加し、この反応混合物に其後にピリジン(17.4g)の
溶液(溶媒は上記と同じジクロロメタン20m)を、
30分間を要して添加した。一晩中攪拌した後に、反応
混合物をジエチルエーテル(150m)で希釈し、
過し、ストリツピング操作を行つて溶媒を除去した。粗
生成物が17.8g得られた。この生成物(4.3g)をジ
エチルエーテル(10m)に溶解し、この溶液を、例
1の化合物(6.1g)とトリエチルアミン(2.2g)と
ジエチルエーテル(50m)との混合液に、室温にお
いて攪拌下に15分間を要して添加した。室温において
30分間攪拌した後に、ジエチルエーテル(250m
)を添加し、得られた混合物を水洗し、乾燥し、スト
リツピング操作によつて溶媒を除去した。シリカを使用
し、かつ溶離液としてジエチルエーテルと石油エーテル
との混合液を使用してクロマトグラフ操作を行うことに
よつて、粗製の所望生成物が褐色油状物の形で6.9g得
られた。
ル)−フエノキシ〕−2−フルオロフエニル〕アミノ〕
チオ〕−L−プロリン−メチルエステルの製造 二塩化硫黄(11.3g)のジクロロメタン(20m)
溶液を室温において、L−プロリン−メチルエステル・
ハイドロクロライド(16.6g)の溶液(溶媒は上記と
同じジクロロメタン50m)に、15分間を要して添
加し、この反応混合物に其後にピリジン(17.4g)の
溶液(溶媒は上記と同じジクロロメタン20m)を、
30分間を要して添加した。一晩中攪拌した後に、反応
混合物をジエチルエーテル(150m)で希釈し、
過し、ストリツピング操作を行つて溶媒を除去した。粗
生成物が17.8g得られた。この生成物(4.3g)をジ
エチルエーテル(10m)に溶解し、この溶液を、例
1の化合物(6.1g)とトリエチルアミン(2.2g)と
ジエチルエーテル(50m)との混合液に、室温にお
いて攪拌下に15分間を要して添加した。室温において
30分間攪拌した後に、ジエチルエーテル(250m
)を添加し、得られた混合物を水洗し、乾燥し、スト
リツピング操作によつて溶媒を除去した。シリカを使用
し、かつ溶離液としてジエチルエーテルと石油エーテル
との混合液を使用してクロマトグラフ操作を行うことに
よつて、粗製の所望生成物が褐色油状物の形で6.9g得
られた。
例5 N−(2,6−ジフルオロベンゾイル)−N′−〔2−フ
ルオロ−4−(2−クロロ−4−(トリフルオロメチ
ル)フエノキシ〕フエニル尿素の製造 例1の化合物(0.9g)の溶液(溶媒は乾燥トルエン5
m)を2,6−ジフルオロベンゾイルイソシアネート
(0.56g)で処理し、この混合物を室温において一晩
中攪拌した。沈殿した生成物を其後に分離し、冷いメタ
ノールで洗浄し、炉に入れて60℃において乾燥した。
融点173−174℃の所望生成物が1.15g得られ
た。
ルオロ−4−(2−クロロ−4−(トリフルオロメチ
ル)フエノキシ〕フエニル尿素の製造 例1の化合物(0.9g)の溶液(溶媒は乾燥トルエン5
m)を2,6−ジフルオロベンゾイルイソシアネート
(0.56g)で処理し、この混合物を室温において一晩
中攪拌した。沈殿した生成物を其後に分離し、冷いメタ
ノールで洗浄し、炉に入れて60℃において乾燥した。
融点173−174℃の所望生成物が1.15g得られ
た。
元素分析値 計算値:C 51.6% H 2.3% N 5.7% 測定値:C 51.7% H 2.1% N 5.7% 2,6−ジフルオロベンゾイルイソシアネート(2.0g)
の溶液(溶媒は乾燥塩化メチレン10m)を、例2の
化合物(4.5g)の溶液(溶媒は上記と同じ乾燥塩化メ
チレン20m)に室温において速やかに添加した。4
時間攪拌した後に、溶媒を減圧下に除去し、残留物をク
ロマトグラフ操作(2回)によつて精製した。このクロ
マトグラフ操作は、シリカを使用し、かつ溶離液として
塩化メチレン(第1回目)またはジエチルエーテル(第
2回目)を使用して実施した。得られた生成物を最後
に、ジエチルエーテル/軽質石油混合液からの結晶化操
作によつて精製した。融点98−99℃の無色結晶の形
の精製生成物が4.5g得られた。
の溶液(溶媒は乾燥塩化メチレン10m)を、例2の
化合物(4.5g)の溶液(溶媒は上記と同じ乾燥塩化メ
チレン20m)に室温において速やかに添加した。4
時間攪拌した後に、溶媒を減圧下に除去し、残留物をク
ロマトグラフ操作(2回)によつて精製した。このクロ
マトグラフ操作は、シリカを使用し、かつ溶離液として
塩化メチレン(第1回目)またはジエチルエーテル(第
2回目)を使用して実施した。得られた生成物を最後
に、ジエチルエーテル/軽質石油混合液からの結晶化操
作によつて精製した。融点98−99℃の無色結晶の形
の精製生成物が4.5g得られた。
元素分析値 計算値:C 49.1% H 3.2% N 6.6% 測定値:C 49.4% H 3.1% N 6.5% 例7 N−〔〔〔4−〔2−クロロ−4−(トリフルオロメチ
ル)フエノキシ〕−2−フルオロフエニル〕〔〔2,6−
ジフルオロベンゾイル)アミノ〕カルボニル〕−アミ
ノ〕チオ−N−メチルブタンアミドの製造 2,6−ジフルオロベンゾイルイソシアネート(2.0g)
の溶液(溶媒はトルエンと石油エーテルとの1:1混合
液5m)を、例3の化合物(4.4g)の溶液(溶媒は
上記のものと同じ;20m)に、室温において攪拌下
に30分間を要して添加した。室温において2時間攪拌
を続けた後に、固体生成物を別し、ジエチルエーテル
と石油エーテルとの混合液から再結晶させた。融点13
6−138℃の所望生成物が4.3g得られた。
ル)フエノキシ〕−2−フルオロフエニル〕〔〔2,6−
ジフルオロベンゾイル)アミノ〕カルボニル〕−アミ
ノ〕チオ−N−メチルブタンアミドの製造 2,6−ジフルオロベンゾイルイソシアネート(2.0g)
の溶液(溶媒はトルエンと石油エーテルとの1:1混合
液5m)を、例3の化合物(4.4g)の溶液(溶媒は
上記のものと同じ;20m)に、室温において攪拌下
に30分間を要して添加した。室温において2時間攪拌
を続けた後に、固体生成物を別し、ジエチルエーテル
と石油エーテルとの混合液から再結晶させた。融点13
6−138℃の所望生成物が4.3g得られた。
元素分析値 計算値:C 50.4% H 3.2% N 6.8% 測定値:C 50.6% H 3.2% N 6.6% 例8 N−〔〔〔4−(2−クロロ−4−(トリフルオロメチ
ル)フエノキシ〕−2−フルオロフエニル〕〔〔(2,6
−ジフルオロベンゾイル)アミノ〕カルボニル〕−アミ
ノ〕チオ−L−プロリン−メチルエステルの製造 2,6−ジフルオロベンゾイルイソシアネート(2.8g)
の溶液(溶媒は、トルエンと石油エーテルとの1:1混
合液10m)を、例4の化合物(6.5g)の溶液(溶
媒は上記のもの;20m)に、室温において攪拌下に
30分間を要して添加した。室温において3時間攪拌し
た後に、ストリツピング操作によつて溶媒を除去し、次
いでクロマトグラフ操作によつて精製した。このクロマ
トグラフ操作は、シリカを使用し、かつ、溶離液として
ジクロロメタンを使用して実施した。融点65−68℃
の所望生成物が5.5g得られた。
ル)フエノキシ〕−2−フルオロフエニル〕〔〔(2,6
−ジフルオロベンゾイル)アミノ〕カルボニル〕−アミ
ノ〕チオ−L−プロリン−メチルエステルの製造 2,6−ジフルオロベンゾイルイソシアネート(2.8g)
の溶液(溶媒は、トルエンと石油エーテルとの1:1混
合液10m)を、例4の化合物(6.5g)の溶液(溶
媒は上記のもの;20m)に、室温において攪拌下に
30分間を要して添加した。室温において3時間攪拌し
た後に、ストリツピング操作によつて溶媒を除去し、次
いでクロマトグラフ操作によつて精製した。このクロマ
トグラフ操作は、シリカを使用し、かつ、溶離液として
ジクロロメタンを使用して実施した。融点65−68℃
の所望生成物が5.5g得られた。
元素分析値 計算値:C 50.0% H 3.1% N 6.5% 測定値:C 50.2% H 3.3% N 6.3% 例9−25 例5−8の場合と類似の製法によつて、一般式(II)の中
間体から一般式(I)の化合物を製造した。得られた化合
物の詳細を第I表に示す。
間体から一般式(I)の化合物を製造した。得られた化合
物の詳細を第I表に示す。
例26 殺虫活性(昆虫) 本発明の化合物の殺虫活性を次の試験方法に従つて試験
した。使用された昆虫はヤガ(Spodopteralittoralis)
(略称S.l.)およびネツタイシマカ(Aedes aegypti)
(略称A.a.)であつた。
した。使用された昆虫はヤガ(Spodopteralittoralis)
(略称S.l.)およびネツタイシマカ(Aedes aegypti)
(略称A.a.)であつた。
各昆虫についての試験方法について述べる。各各の場合
について試験は通常の条件下で行つた(23±2℃、光
量および湿度は種々変化した)。
について試験は通常の条件下で行つた(23±2℃、光
量および湿度は種々変化した)。
各々の試験において殺虫性化合物のLC50を算出した(LC
50は、試験昆虫の半数を殺滅するのに要する殺虫性化合
物すなわち活性化合物の量を意味する)。LC50は殺虫デ
ーターから算出し、そしてその値を、標準殺虫剤(エチ
ルパラチオン)の該値と比較し、その結果から次式によ
つて毒性指数を算出した。
50は、試験昆虫の半数を殺滅するのに要する殺虫性化合
物すなわち活性化合物の量を意味する)。LC50は殺虫デ
ーターから算出し、そしてその値を、標準殺虫剤(エチ
ルパラチオン)の該値と比較し、その結果から次式によ
つて毒性指数を算出した。
毒性指数の値を第II表に示す。
(i)ヤガ トリトンX100(“トリトン”は登録商標である)0.
05%を含有するアセトン(10%)/水混合液に、試
験化合物を種々の濃度で添加して、化合物濃度の異なる
一連の試験用溶液または懸濁液を調製した。ペトリ皿に
ヤガの幼虫用の栄養素含有餌を入れ、試験液を対数噴霧
機(ロガリズミツク・スプレーヤー)で噴霧した。ペト
リ皿に付着した噴霧液が乾燥した後に、各ペトリ皿に第
2令の幼虫を10匹づつ生息させた。噴霧してから7日
後に、幼虫の死滅数を調べた。
05%を含有するアセトン(10%)/水混合液に、試
験化合物を種々の濃度で添加して、化合物濃度の異なる
一連の試験用溶液または懸濁液を調製した。ペトリ皿に
ヤガの幼虫用の栄養素含有餌を入れ、試験液を対数噴霧
機(ロガリズミツク・スプレーヤー)で噴霧した。ペト
リ皿に付着した噴霧液が乾燥した後に、各ペトリ皿に第
2令の幼虫を10匹づつ生息させた。噴霧してから7日
後に、幼虫の死滅数を調べた。
(ii)ネツタイシマカ 種々の濃度の試験化合物溶液(溶媒はアセトン)を調製
した。この溶液100ミクロリツトルを水道水100m
に添加し、アセトンを蒸発させた。第4令の初期の幼
虫10匹をこの試験液中に入れて生息させた。48時間
後にペレツト状の餌を、生存幼虫に与えた。全部の幼虫
がサナギになりそして成虫になるかもしくは死滅したと
きに、最終殺虫率(%)を算出した。この試験の結果を
第II表に示す。
した。この溶液100ミクロリツトルを水道水100m
に添加し、アセトンを蒸発させた。第4令の初期の幼
虫10匹をこの試験液中に入れて生息させた。48時間
後にペレツト状の餌を、生存幼虫に与えた。全部の幼虫
がサナギになりそして成虫になるかもしくは死滅したと
きに、最終殺虫率(%)を算出した。この試験の結果を
第II表に示す。
例27 殺ダニ活性 葉を入れた円形皿の中でハダニ(Tetraicus urticae)
の幼虫30−60匹を生息させ、試験化合物の溶液を噴
霧した。この溶液は、例26の“試験(i)”に記載の方
法により作成されたものであつた。この溶液の乾燥後
に、円形皿を一定の温度において12日間保ち、其後に
死滅数を数え、LC50値を算出した。この試験では、下記
の如き非常によく似た化学構造を有する3種の公知化合
物A,BおよびCを対照化合物として使用した。2種の
対照化合物AおよびBは英国特許第1,460,419号明
細書に記載のものであり、対照化合物Cは英国特許第
1,324,293号明細書に記載のN−(2,6−ジフルオ
ロベンゾイル)−N′−(4−クロロフエニル)尿素
(市販品)であつた。この試験の結果を第III表に示
す。この結果から明らかなように、本発明の化合物は前
記の2種の特許文献に記載の対照公知化合物よりもはる
かに高度の殺ダニ活性を有するものである。
の幼虫30−60匹を生息させ、試験化合物の溶液を噴
霧した。この溶液は、例26の“試験(i)”に記載の方
法により作成されたものであつた。この溶液の乾燥後
に、円形皿を一定の温度において12日間保ち、其後に
死滅数を数え、LC50値を算出した。この試験では、下記
の如き非常によく似た化学構造を有する3種の公知化合
物A,BおよびCを対照化合物として使用した。2種の
対照化合物AおよびBは英国特許第1,460,419号明
細書に記載のものであり、対照化合物Cは英国特許第
1,324,293号明細書に記載のN−(2,6−ジフルオ
ロベンゾイル)−N′−(4−クロロフエニル)尿素
(市販品)であつた。この試験の結果を第III表に示
す。この結果から明らかなように、本発明の化合物は前
記の2種の特許文献に記載の対照公知化合物よりもはる
かに高度の殺ダニ活性を有するものである。
対照化合物 対照化合物A:Q=CH3 〃 B:N=Cl 〃 C:N−(2,6−ジフルオロベンゾ イル)−N′−(4−クロロフエニ ル)尿素
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 381/08 8619−4H C07D 207/48 8314−4C
Claims (14)
- 【請求項1】一般式 (ここに、AおよびBの各々はそれぞれ独立的にハロゲ
ン原子またはアルキル基を表わし; mは0または1であり; Rは水素原子、-S.CO2R1、-S.SO2R1または-S.NR2R3を表
わし; R1は非置換または置換アルキル基またはアリール基を
表わし; R2は非置換または置換アルキル基またはアリール基を
表わし; R3は非置換または置換アルキル基またはアリール基、
もしくは-CO2R4、-SO2R4、-COR4、-CO.CO2R4、-CO.NR5R
6または-SO2NR5R6を表わし; R4は非置換または置換アルキル基またはアリール基を
表わし; R5およびR6の各々はそれぞれ独立的に非置換または置
換アルキル基またはアリール基を表わし; あるいはR2とR3とが一緒になって、もしくはR5とR6
とが一緒になって、非置換または置換アルキレン基を表
わし; 前記の各々の場合において、アルキル基またはアルキレ
ン基に存在し得る任意的置換基は、ハロゲン、アルコキ
シ基、アルコキシカルボニル基、ハロアルコキシカルボ
ニル基、アルキルカルボニル基、ハロアルキルカルボニ
ル基、アルキルスルホニル基、ハロアルキルスルホニル
基からなる群から選択された基であり; アリール基に存在し得る任意的置換基は、前記の種々の
置換基と、アルキル基、ハロアルキル基、シアノ基およ
びニトロ基とからなる群から選択された基であり; Xはハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、アルキル基ま
たはハロアルキル基を表わし; YおよびZの各々はそれぞれ独立的にハロゲン原子、シ
アノ基、ニトロ基またはハロアルキル基を表わし; nは0,1,2または3であり; pは0,1または2である) を有する化合物。 - 【請求項2】AおよびBの各々がそれぞれ独立的に弗素
原子、塩素原子またはメチル基であることを特徴とする
特許請求の範囲第1項に記載の化合物。 - 【請求項3】Aが弗素原子であり、mが1であり、Bが
フェニル環の6位置に存在する弗素原子または塩素原子
であることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
化合物。 - 【請求項4】Xが弗素原子、塩素原子またはメチル基で
あることを特徴とする特許請求の範囲第1項−第3項の
うちのいずれか一項に記載の化合物。 - 【請求項5】Xが弗素であることを特徴とする特許請求
の範囲第4項に記載の化合物。 - 【請求項6】Yが塩素原子、ニトロ基、シアノ基または
トリフルオロメチル基であり、Zが塩素原子、シアノ基
またはニトロ基であり、pが0または1であることを特
徴とする特許請求の範囲第1項−第5項のいずれか一項
に記載の化合物。 - 【請求項7】Yがトリフルオロメチル基であり、pが1
であり、Zが酸素結合手に対してオルトの位置にある塩
素原子であることを特徴とする特許請求の範囲第6項に
記載の化合物。 - 【請求項8】R1,R4,R5およびR6の各々が存在する
場合には、これらが炭素原子6個以下の非置換アルキル
基であることを特徴とする特許請求の範囲第1項−第7
項のいずれか一項に記載の化合物。 - 【請求項9】Rが-S.NR2R3であり、R2が炭素原子6個
以下の非置換アルキル基であり、R3は炭素原子6個以
下のアルキル基であるが、このアルキル基はアルコキシ
カルボニル基(この基の中のアルキル鎖は炭素原子6個
以下のものである)で置換されたものであり、あるい
は、R3が-CO2R4、-SO2R4、-COR4、-CO.CO2R4、-CO.NR5
R6または-SO2.NR5R6であり、あるいはR2とR3とが一
緒になって炭素原子4−5のアルキレン基を表わし、こ
のアルキレン基は任意的にアルコキシカルボニル基(こ
の基の中のアルキル鎖は炭素原子6個以下のものであ
る)で置換されていてもよいという条件をみたす化合物
であることを特徴とする、特許請求の範囲第1項−第7
項のいずれか一項に記載の化合物。 - 【請求項10】Rが水素原子であることを特徴とする特
許請求の範囲第1項−第7項のいずれか一項に記載の化
合物。 - 【請求項11】一般式 の化合物と、一般式 の化合物とを反応させることを特徴とする、下記一般式
(I)の化合物の製造方法。 (上記各式において、AおよびBの各々はそれぞれ独立
的にハロゲン原子またはアルキル基を表わし; mは0または1であり; Rは水素原子、-S.CO2R1、-S.SO2R1または-S.NR2R3を表
わし; R1は非置換または置換アルキル基またはアリール基を
表わし; R2は非置換または置換アルキル基またはアリール基を
表わし; R3は非置換または置換アルキル基またはアリール基、
もしくは-CO2R4、-SO2R4、-COR4、-CO.CO2R4、-CO.NR5R
6または-SO2NR5R6を表わし; R4は非置換または置換アルキル基またはアリール基を
表わし; R5およびR6の各々はそれぞれ独立的に非置換または置
換アルキル基またはアリール基を表わし; あるいはR2とR3とが一緒になって、もしくはR5とR6
とが一緒になって、非置換または置換アルキレン基を表
わし; 前記の各々の場合において、アルキル基またはアルキレ
ン基に存在し得る任意的置換基は、ハロゲン、アルコキ
シ基、アルコキシカルボニル基、ハロアルコキシカルボ
ニル基、アルキルカルボニル基、ハロアルキルカルボニ
ル基、アルキルスルホニル基、ハロアルキルスルホニル
基からなる群から選択された基であり; アリール基に存在し得る任意的置換基は、前記の種々の
置換基と、アルキル基、ハロアルキル基、シアノ基およ
びニトロ基とからなる群から選択された基であり; Xはハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、アルキル基ま
たはハロアルキル基を表わし; YおよびZの各々はそれぞれ独立的にハロゲン原子、シ
アノ基、ニトロ基またはハロアルキル基を表わし; nは0,1,2または3であり; pは0,1または2であり; R7は−NHRを表わし; R8は−NCOを表わし; あるいはR7は−NCOを表わし; R8は-NH2を表わす)。 - 【請求項12】一般式 (ここに、AおよびBの各々はそれぞれ独立的にハロゲ
ン原子またはアルキル基を表わし; mは0または1であり; Rは水素原子、-S.CO2R1、-S.SO2R1または-S.NR2R3を表
わし; R1は非置換または置換アルキル基またはアリール基を
表わし; R2は非置換または置換アルキル基またはアリール基を
表わし; R3は非置換または置換アルキル基またはアリール基、
もしくは-CO2R4、-SO2R4、-COR4、-CO.CO2R4、-CO.NR5R
6または-SO2NR5R6を表わし; R4は非置換または置換アルキル基またはアリール基を
表わし; R5およびR6の各々はそれぞれ独立的に非置換または置
換アルキル基またはアリール基を表わし; あるいはR2とR3とが一緒になって、もしくはR5とR6
とが一緒になって、非置換または置換アルキレン基を表
わし; 前記の各々の場合において、アルキル基またはアルキレ
ン基に存在し得る任意的置換基は、ハロゲン、アルコキ
シ基、アルコキシカルボニル基、ハロアルコキシカルボ
ニル基、アルキルカルボニル基、ハロアルキルカルボニ
ル基、アルキルスルホニル基、ハロアルキルスルホニル
基からなる群から選択された基であり; アリール基に存在し得る任意的置換基は、前記の種々の
置換基と、アルキル基、ハロアルキル基、シアノ基およ
びニトロ基とからなる群から選択された基であり; Xはハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、アルキル基ま
たはハロアルキル基を表わし; YおよびZの各々はそれぞれ独立的にハロゲン原子、シ
アノ基、ニトロ基またはハロアルキル基を表わし; nは0,1,2または3であり; pは0,1または2である) を有する化合物を、担体と共に含有することを特徴とす
る殺害虫剤組成物。 - 【請求項13】少なくとも2種の担体を含有し、そのう
ちの少なくとも1種が表面活性剤であることを特徴とす
る特許請求の範囲第12項に記載の殺害虫剤組成物。 - 【請求項14】一般式 (ここに、AおよびBの各々はそれぞれ独立的にハロゲ
ン原子またはアルキル基を表わし; mは0または1であり; Rは水素原子、-S.CO2R1、-S.SO2R1または-S.NR2R3を表
わし; R1は非置換または置換アルキル基またはアリール基を
表わし; R2は非置換または置換アルキル基またはアリール基を
表わし; R3は非置換または置換アルキル基またはアリール基、
もしくは-CO2R4、-SO2R4、-COR4、-CO.CO2R4、-CO.NR5R
6または-SO2NR5R6を表わし; R4は非置換または置換アルキル基またはアリール基を
表わし; R5およびR6の各々はそれぞれ独立的に非置換または置
換アルキル基またはアリール基を表わし; あるいはR2とR3とが一緒になって、もしくはR5とR6
とが一緒になって、非置換または置換アルキレン基を表
わし; 前記の各々の場合において、アルキル基またはアルキレ
ン基に存在し得る任意的置換基は、ハロゲン、アルコキ
シ基、アルコキシカルボニル基、ハロアルコキシカルボ
ニル基、アルキルカルボニル基、ハロアルキルカルボニ
ル基、アルキルスルホニル基、ハロアルキルスルホニル
基からなる群から選択された基であり; アリール基に存在し得る任意的置換基は、前記の種々の
置換基と、アルキル基、ハロアルキル基、シアノ基およ
びニトロ基とからなる群から選択された基であり; Xはハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、アルキル基ま
たはハロアルキル基を表わし; YおよびZの各々はそれぞれ独立的にハロゲン原子、シ
アノ基、ニトロ基またはハロアルキル基を表わし; nは0,1,2または3であり; pは0,1または2である) を有する化合物、又は該化合物と担体を含む殺害虫剤組
成物を害虫の生息場所に施用することを特徴とする、害
虫をその生息場所で防除する方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB8409240 | 1984-04-10 | ||
GB8409240 | 1984-04-10 | ||
GB8420930 | 1984-08-17 | ||
GB848420930A GB8420930D0 (en) | 1984-08-17 | 1984-08-17 | Pesticidal benzoylurea compounds |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60231635A JPS60231635A (ja) | 1985-11-18 |
JPH0623164B2 true JPH0623164B2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=26287600
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60073675A Expired - Lifetime JPH0623164B2 (ja) | 1984-04-10 | 1985-04-09 | 殺害虫剤としての作用を有するベンゾイル尿素化合物 |
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JP (1) | JPH0623164B2 (ja) |
KR (1) | KR940000813B1 (ja) |
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BR (1) | BR8501657A (ja) |
CA (1) | CA1339745C (ja) |
CS (1) | CS268519B2 (ja) |
DE (1) | DE3567858D1 (ja) |
DK (1) | DK161643C (ja) |
EG (1) | EG17741A (ja) |
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GR (1) | GR850902B (ja) |
HU (1) | HU197721B (ja) |
IL (1) | IL74851A (ja) |
IN (1) | IN163910B (ja) |
MX (1) | MX160641A (ja) |
NZ (1) | NZ211686A (ja) |
OA (1) | OA07987A (ja) |
PH (1) | PH20753A (ja) |
PL (1) | PL145321B1 (ja) |
SU (1) | SU1447278A3 (ja) |
TR (1) | TR22406A (ja) |
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GB8523606D0 (en) * | 1985-09-25 | 1985-10-30 | Shell Int Research | Pesticidal benzoylurea compounds |
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DE3603089A1 (de) * | 1986-02-01 | 1987-08-06 | Basf Ag | N-benzoyl-n'-phenoxyphenylharnstoffe, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung zur bekaempfung von schaedlingen |
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DE10043610A1 (de) * | 2000-09-05 | 2002-03-14 | Bayer Ag | Wirkstoffkombinationen mit insektiziden und akariziden Eigenschaften |
DE10055941A1 (de) | 2000-11-10 | 2002-05-23 | Bayer Ag | Wirkstoffkombinationen mit insektiziden und akariziden Eigenschaften |
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DE10248257A1 (de) * | 2002-10-16 | 2004-04-29 | Bayer Cropscience Ag | Wirkstoffkombinationen im insektiziden und akariziden Eigenschaften |
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WO2011043748A1 (en) | 2009-10-07 | 2011-04-14 | Chrysamed Ki̇mya Sanayi̇ Ve Diş Ti̇caret Li̇mi̇ted Şi̇rketi̇ | Composition used in the dissolution and stabilization of pesticide active agents |
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