JPH06229313A - エンジンのシリンダヘッド構造 - Google Patents
エンジンのシリンダヘッド構造Info
- Publication number
- JPH06229313A JPH06229313A JP24523791A JP24523791A JPH06229313A JP H06229313 A JPH06229313 A JP H06229313A JP 24523791 A JP24523791 A JP 24523791A JP 24523791 A JP24523791 A JP 24523791A JP H06229313 A JPH06229313 A JP H06229313A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spark plug
- ignition
- mounting hole
- cylinder head
- spark
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims abstract description 46
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 18
- 238000013459 approach Methods 0.000 claims abstract description 3
- 238000007789 sealing Methods 0.000 abstract description 3
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 6
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 6
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 4
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 3
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 3
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000007921 spray Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B23/00—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation
- F02B23/08—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with positive ignition
- F02B2023/085—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with positive ignition using several spark plugs per cylinder
Landscapes
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】点火ギャップが互いに離れた位置関係とされる
複数本の点火プラグの高圧側端子側を集中させ、ハイテ
ンションコードの接続やこの接続部分のシールを容易に
する。 【構成】燃焼室2の中心に第1点火ギャップ11aが位
置し、燃焼室2の外周縁部の、吸気ポ−ト3Aと排気ポ
−ト4Aとの間に第2点火ギャップ13aが位置し、吸
気ポ−ト3Bと排気ポ−ト4Bとの間に第3点火ギャッ
プ14aが位置する。第1、第2、第3点火ギャップ1
1a、13a、14aをそれぞれ有する第1、第2、第
3点火プラグは、それぞれシリンダヘッド上方に向けて
伸び、シリンダヘッド上方から取付可能にする。第1点
火プラグはほぼ気筒軸心方向に伸びており、第2および
第3点火プラグは、それぞれその高圧側端子側すなわち
上端部側が、第1点火プラグの高圧側端子側に接近する
ように傾斜している。第2点火プラグの傾斜方向が矢印
L3で示され、第3点火プラグの傾斜方向が矢印L4で
示される。
複数本の点火プラグの高圧側端子側を集中させ、ハイテ
ンションコードの接続やこの接続部分のシールを容易に
する。 【構成】燃焼室2の中心に第1点火ギャップ11aが位
置し、燃焼室2の外周縁部の、吸気ポ−ト3Aと排気ポ
−ト4Aとの間に第2点火ギャップ13aが位置し、吸
気ポ−ト3Bと排気ポ−ト4Bとの間に第3点火ギャッ
プ14aが位置する。第1、第2、第3点火ギャップ1
1a、13a、14aをそれぞれ有する第1、第2、第
3点火プラグは、それぞれシリンダヘッド上方に向けて
伸び、シリンダヘッド上方から取付可能にする。第1点
火プラグはほぼ気筒軸心方向に伸びており、第2および
第3点火プラグは、それぞれその高圧側端子側すなわち
上端部側が、第1点火プラグの高圧側端子側に接近する
ように傾斜している。第2点火プラグの傾斜方向が矢印
L3で示され、第3点火プラグの傾斜方向が矢印L4で
示される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多点点火式とされたエン
ジンのシリンダヘッド構造に関するものである。
ジンのシリンダヘッド構造に関するものである。
【0002】
【従来技術】エンジンのシリンダヘッド構造のなかに
は、1つの燃焼室に対して複数の点火ギャップを設けた
多点点火式のものがある。特開昭57−148021号
公報には、シリンダヘッドとシリンダブロックとの間に
環状の保持板を介在させて、この保持板に多数の点火プ
ラグを保持させて、燃焼室の外周縁部にシリンダ周方向
に間隔をあけて複数の点火ギャップを位置させるように
したものが開示されている。これにより、多数の点火ギ
ャップによる同時着火によって急速燃焼を行なって、オ
ット−式エンジンにおいて理想的な等容燃焼を得ようと
するものである。
は、1つの燃焼室に対して複数の点火ギャップを設けた
多点点火式のものがある。特開昭57−148021号
公報には、シリンダヘッドとシリンダブロックとの間に
環状の保持板を介在させて、この保持板に多数の点火プ
ラグを保持させて、燃焼室の外周縁部にシリンダ周方向
に間隔をあけて複数の点火ギャップを位置させるように
したものが開示されている。これにより、多数の点火ギ
ャップによる同時着火によって急速燃焼を行なって、オ
ット−式エンジンにおいて理想的な等容燃焼を得ようと
するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】1つの燃焼室に対し
て複数の点火ギャップを配置する場合、点火プラグをシ
リンダヘッド上方から取付けられるようにすることが、
サ−ビス性等の観点から望まれるものである。
て複数の点火ギャップを配置する場合、点火プラグをシ
リンダヘッド上方から取付けられるようにすることが、
サ−ビス性等の観点から望まれるものである。
【0004】一方、種々の観点から、燃焼室の中央部に
点火ギャップが位置する中心点火プラグの他に、燃焼室
外周縁部に点火ギャップが位置する周辺点火プラグを配
置することが望まれている。これは、燃焼室の周辺から
点火を行なうことにより、燃焼室外周縁部での燃焼性を
向上させてHCを低減させると共に、エンジン運転状態
に応じて、例えば低負荷時に第2点火プラグのみよる点
火を行なって、所定期間内での燃焼割合を極力均一化し
て、すなわち燃焼のピ−ク値を極力小さくして、NOx
の低減を図ろうとするものである。
点火ギャップが位置する中心点火プラグの他に、燃焼室
外周縁部に点火ギャップが位置する周辺点火プラグを配
置することが望まれている。これは、燃焼室の周辺から
点火を行なうことにより、燃焼室外周縁部での燃焼性を
向上させてHCを低減させると共に、エンジン運転状態
に応じて、例えば低負荷時に第2点火プラグのみよる点
火を行なって、所定期間内での燃焼割合を極力均一化し
て、すなわち燃焼のピ−ク値を極力小さくして、NOx
の低減を図ろうとするものである。
【0005】上述の周辺点火プラグとして、着火性確保
や周辺点火プラグの数を極力低減する等の理由から、周
辺点火プラグとして、その点火ギャップが吸気ポ−トと
排気ポ−トとの間でかつ排気ポ−トを挟んで互いに反対
側に位置するような第2点火プラグと第3点火プラグと
設けることが望まれている。
や周辺点火プラグの数を極力低減する等の理由から、周
辺点火プラグとして、その点火ギャップが吸気ポ−トと
排気ポ−トとの間でかつ排気ポ−トを挟んで互いに反対
側に位置するような第2点火プラグと第3点火プラグと
設けることが望まれている。
【0006】燃焼室中央部に位置する中心点火プラグと
しての第1点火プラグの他に、周辺点火プラグとしての
第2点火プラグおよび第3点火プラグを設ける場合、そ
のサ−ビス性等の観点から、各点火プラグをシリンダヘ
ッド上方から取付けることが望まれる。この場合、各点
火プラグの点火ギャップ同士はかなり離れた位置関係に
あるので、各点火プラグを単にシリンダヘッド上方に向
けて伸ばしただけでは、その高圧側の端子に接続される
ハイテンションコ−ドの配設に極めて大きなスペ−スを
必要としてしまい、またこの接続部分のシ−ルも面倒に
なる。
しての第1点火プラグの他に、周辺点火プラグとしての
第2点火プラグおよび第3点火プラグを設ける場合、そ
のサ−ビス性等の観点から、各点火プラグをシリンダヘ
ッド上方から取付けることが望まれる。この場合、各点
火プラグの点火ギャップ同士はかなり離れた位置関係に
あるので、各点火プラグを単にシリンダヘッド上方に向
けて伸ばしただけでは、その高圧側の端子に接続される
ハイテンションコ−ドの配設に極めて大きなスペ−スを
必要としてしまい、またこの接続部分のシ−ルも面倒に
なる。
【0007】したがって、本発明の目的は、第1ないし
第3点火プラグの各高圧側端子を集中化し得るようにし
たエンジンのシリンダヘッド構造を提供することを目的
とする。
第3点火プラグの各高圧側端子を集中化し得るようにし
たエンジンのシリンダヘッド構造を提供することを目的
とする。
【0008】
【発明の構成】上記目的を達成するため、本発明にあっ
ては、次のような構成としてある。すなわち、点火ギャ
ップが燃焼室の中央部に位置される第1点火プラグと、
点火ギャップがそれぞれ燃焼室の外周縁部でかつ吸気ポ
−トと排気ポ−トとの間に位置され、しかも排気ポ−ト
を挟んで互いに反対側に点火ギャップが位置された第2
点火プラグおよび第3点火プラグと、を備え、前記第1
点火プラグと第2点火プラグと第3点火プラグとはそれ
ぞれシリンダヘッドの上方から該シリンダヘッドに取付
けられるように各点火プラグの高圧端子側がそれぞれシ
リンダヘッド上方に向けて伸び、前記第2点火プラグと
第3点火プラグとの各高圧端子側が第1点火プラグの高
圧端子側に接近するように、該第2点火プラグと第3点
火プラグとが第1点火プラグに対して傾斜されている、
ような構成としてある。
ては、次のような構成としてある。すなわち、点火ギャ
ップが燃焼室の中央部に位置される第1点火プラグと、
点火ギャップがそれぞれ燃焼室の外周縁部でかつ吸気ポ
−トと排気ポ−トとの間に位置され、しかも排気ポ−ト
を挟んで互いに反対側に点火ギャップが位置された第2
点火プラグおよび第3点火プラグと、を備え、前記第1
点火プラグと第2点火プラグと第3点火プラグとはそれ
ぞれシリンダヘッドの上方から該シリンダヘッドに取付
けられるように各点火プラグの高圧端子側がそれぞれシ
リンダヘッド上方に向けて伸び、前記第2点火プラグと
第3点火プラグとの各高圧端子側が第1点火プラグの高
圧端子側に接近するように、該第2点火プラグと第3点
火プラグとが第1点火プラグに対して傾斜されている、
ような構成としてある。
【0009】
【発明の効果】上述のような構成とされた本発明にあっ
ては、第1ないし第3点火プラグの高圧側端子が集中化
されて、ハイテンションコ−ドの接続上、またこの接続
部分のシ−ルを行なう上で好ましいものが得られる。ま
た、多気筒エンジンの場合に、隣接する第2点火プラグ
と第3点火プラグとの間隔を極力大きく確保して、この
間の冷却水通路断面積を十分に確保する上でも好ましい
ものが得られる。本発明の好ましい態様およびその利点
は以下の実施例の説明から明らかとなる。
ては、第1ないし第3点火プラグの高圧側端子が集中化
されて、ハイテンションコ−ドの接続上、またこの接続
部分のシ−ルを行なう上で好ましいものが得られる。ま
た、多気筒エンジンの場合に、隣接する第2点火プラグ
と第3点火プラグとの間隔を極力大きく確保して、この
間の冷却水通路断面積を十分に確保する上でも好ましい
ものが得られる。本発明の好ましい態様およびその利点
は以下の実施例の説明から明らかとなる。
【0010】
【実施例】図1において、1はシリンダヘッド、2は燃
焼室で、シリンダヘッド1には、それぞれ燃焼室2に開
口する2つの吸気ポ−ト3A、3Bと2つの排気ポ−ト
4A、4Bとが形成されている。吸・排気ポ−ト3、3
B、4A、4Bは、既知のようにクランク軸の回転と同
期して、図示を略す吸・排気弁により周知のタイミング
で開閉される。
焼室で、シリンダヘッド1には、それぞれ燃焼室2に開
口する2つの吸気ポ−ト3A、3Bと2つの排気ポ−ト
4A、4Bとが形成されている。吸・排気ポ−ト3、3
B、4A、4Bは、既知のようにクランク軸の回転と同
期して、図示を略す吸・排気弁により周知のタイミング
で開閉される。
【0011】2つの吸気ポ−ト3A、3Bは、燃焼室2
の中心を通るクランク軸と平行な直線L1よりもシリン
ダヘッド1の一側面側において燃焼室2に開口して、互
いにクランク軸方向に並列に形成されている。また、2
つの排気ポ−ト4A、4Bは、上記直線L1よりもシリ
ンダヘッド1の他側面側において燃焼室2に開口して、
互いにクランク軸方向に並列に形成されている。吸気ポ
−ト3A、3Bはシリンダヘッドの一側面側に開口し、
排気ポ−ト4A、4Bはシリンダヘッド1の他側面側に
開口して、シリンダヘッド1はいわゆるクロスフロ−型
とされている。
の中心を通るクランク軸と平行な直線L1よりもシリン
ダヘッド1の一側面側において燃焼室2に開口して、互
いにクランク軸方向に並列に形成されている。また、2
つの排気ポ−ト4A、4Bは、上記直線L1よりもシリ
ンダヘッド1の他側面側において燃焼室2に開口して、
互いにクランク軸方向に並列に形成されている。吸気ポ
−ト3A、3Bはシリンダヘッドの一側面側に開口し、
排気ポ−ト4A、4Bはシリンダヘッド1の他側面側に
開口して、シリンダヘッド1はいわゆるクロスフロ−型
とされている。
【0012】2つの吸気ポ−ト3A、3Bは、その下流
側端部すなわち燃焼室2近傍部分が、隔壁5により画成
された分岐部3a、3bとされ、その上流側部分が互い
に集合した集合部3cとされている。吸気ポ−ト3A
は、その上流側から下流側に向けてすなわち集合部3c
から分岐部3aに向けて、クランク軸とほぼ直交するよ
うにほぼストレ−トに形成されている。
側端部すなわち燃焼室2近傍部分が、隔壁5により画成
された分岐部3a、3bとされ、その上流側部分が互い
に集合した集合部3cとされている。吸気ポ−ト3A
は、その上流側から下流側に向けてすなわち集合部3c
から分岐部3aに向けて、クランク軸とほぼ直交するよ
うにほぼストレ−トに形成されている。
【0013】吸気ポ−ト3Bは、その分岐部3bから集
合部3cに向けて湾曲形成されている。この湾曲につい
て説明すると、燃焼室2の中心を通ってクランク軸と直
交する(直線L1と直交する)直線L2を考える。この
とき、隔壁5の上流端は直線L2上にあり、したがっ
て、分岐部3bは、吸気ポ−ト3A側に向けてオフセッ
トするようにして湾曲されているものとなる。
合部3cに向けて湾曲形成されている。この湾曲につい
て説明すると、燃焼室2の中心を通ってクランク軸と直
交する(直線L1と直交する)直線L2を考える。この
とき、隔壁5の上流端は直線L2上にあり、したがっ
て、分岐部3bは、吸気ポ−ト3A側に向けてオフセッ
トするようにして湾曲されているものとなる。
【0014】集合部3cには、スワ−ル弁6が配置され
ている。このスワ−ル弁6は、その上流端に設けた回動
軸7を中心に揺動自在とされ、図1中実線で示す状態が
全閉状態であり、一点鎖線で示す状態が全開状態であ
る。回動軸7は、集合部3cのうち、吸気ポ−ト3Bと
は反対側の側壁直近に位置され、全閉状態では、スワ−
ル弁6の下流端(自由端)が、隔壁5の上流端と小間隔
をあけて位置される。また、スワ−ル弁6の全開状態で
は、クランク軸とほぼ直交する状態すなわちほぼストレ
−ト形状とされた吸気ポ−ト3Aとほぼ平行に伸びる状
態とされる。なお、スワ−ル弁6は、実施例では、低負
荷時に全閉とされ、中負荷時には負荷が大きくなるほど
その開度が大きくなり、高負荷時には全開とされる。
ている。このスワ−ル弁6は、その上流端に設けた回動
軸7を中心に揺動自在とされ、図1中実線で示す状態が
全閉状態であり、一点鎖線で示す状態が全開状態であ
る。回動軸7は、集合部3cのうち、吸気ポ−ト3Bと
は反対側の側壁直近に位置され、全閉状態では、スワ−
ル弁6の下流端(自由端)が、隔壁5の上流端と小間隔
をあけて位置される。また、スワ−ル弁6の全開状態で
は、クランク軸とほぼ直交する状態すなわちほぼストレ
−ト形状とされた吸気ポ−ト3Aとほぼ平行に伸びる状
態とされる。なお、スワ−ル弁6は、実施例では、低負
荷時に全閉とされ、中負荷時には負荷が大きくなるほど
その開度が大きくなり、高負荷時には全開とされる。
【0015】集合部3cの上壁には、上方へ膨出した膨
出部8が形成されて、この膨出部8に図示を略す燃料噴
射弁が取付けられる。この膨出部8は、その下流側部分
が、吸気ポ−ト3A側に向けて伸びる分岐部8aと、吸
気ポ−ト3B側に向けて伸びる分岐部8bとに分岐され
ている。なお、燃料噴射弁は、上記分岐部8aと8bと
の2つの方向に噴射燃料を指向させる2噴孔タイプのも
のが用いられているが、分岐部部8aと8bとの分岐広
がりと同程度の噴霧幅を有する1噴孔タイプのものを用
いることもできる。
出部8が形成されて、この膨出部8に図示を略す燃料噴
射弁が取付けられる。この膨出部8は、その下流側部分
が、吸気ポ−ト3A側に向けて伸びる分岐部8aと、吸
気ポ−ト3B側に向けて伸びる分岐部8bとに分岐され
ている。なお、燃料噴射弁は、上記分岐部8aと8bと
の2つの方向に噴射燃料を指向させる2噴孔タイプのも
のが用いられているが、分岐部部8aと8bとの分岐広
がりと同程度の噴霧幅を有する1噴孔タイプのものを用
いることもできる。
【0016】スワ−ル弁6の全閉状態では、吸気のほと
んどは吸気ポ−ト3Bからのみ供給されて、燃焼室2内
に図1中時計方向の吸気のスワ−ルが形成される。そし
て、、スワ−ル弁6が開いていくにしたがってスワ−ル
が弱くなる。スワ−ル弁6の全閉状態でも、吸気ポ−ト
3Aへは若干の吸気が流れ、これにより吸気ポ−ト(分
岐部3a)内壁への多量の燃料付着が防止される。スワ
−ル弁6が全開状態でも、吸気ポ−ト3Bの湾曲によ
り、スワ−ルが形成される。このとき、スワ−ル弁6
は、吸気ポ−ト3Aとほぼ平行な状態となるので、スワ
−ル弁6の吸気抵抗を極力小さくして、全開出力を確保
する上で好ましいものとなる。
んどは吸気ポ−ト3Bからのみ供給されて、燃焼室2内
に図1中時計方向の吸気のスワ−ルが形成される。そし
て、、スワ−ル弁6が開いていくにしたがってスワ−ル
が弱くなる。スワ−ル弁6の全閉状態でも、吸気ポ−ト
3Aへは若干の吸気が流れ、これにより吸気ポ−ト(分
岐部3a)内壁への多量の燃料付着が防止される。スワ
−ル弁6が全開状態でも、吸気ポ−ト3Bの湾曲によ
り、スワ−ルが形成される。このとき、スワ−ル弁6
は、吸気ポ−ト3Aとほぼ平行な状態となるので、スワ
−ル弁6の吸気抵抗を極力小さくして、全開出力を確保
する上で好ましいものとなる。
【0017】燃焼室2には、合計4つの点火ギャップ1
1a、12a、13a、14aが位置されている。この
4つの点火ギャップのうち、点火ギャップ11aは燃焼
室2の中心に位置し、他の3つの点火ギャップ12a〜
14aはそれぞれ燃焼室2の外周縁部に位置されてい
る。
1a、12a、13a、14aが位置されている。この
4つの点火ギャップのうち、点火ギャップ11aは燃焼
室2の中心に位置し、他の3つの点火ギャップ12a〜
14aはそれぞれ燃焼室2の外周縁部に位置されてい
る。
【0018】点火ギャップ12aは、2つの吸気ポ−ト
3Aと3Bとの間、より具体的には、前記隔壁5の上流
端下方に位置されている。点火ギャップ13aは、吸気
ポ−ト3Aと排気ポ−ト4Aとの間に位置されている。
点火ギャップ14aは、吸気ポ−ト3Bと排気ポ−ト4
Bとの間に位置されている。ただし、点火ギャップ13
aと14aとは、直線L2方向において、直線L1より
も排気ポ−ト4A、4Bに近い側に位置されている。そ
して、実施例では、点火ギャップ13aの方が14aよ
りも、直線L1に若干近い位置とされている。
3Aと3Bとの間、より具体的には、前記隔壁5の上流
端下方に位置されている。点火ギャップ13aは、吸気
ポ−ト3Aと排気ポ−ト4Aとの間に位置されている。
点火ギャップ14aは、吸気ポ−ト3Bと排気ポ−ト4
Bとの間に位置されている。ただし、点火ギャップ13
aと14aとは、直線L2方向において、直線L1より
も排気ポ−ト4A、4Bに近い側に位置されている。そ
して、実施例では、点火ギャップ13aの方が14aよ
りも、直線L1に若干近い位置とされている。
【0019】上述の各点火ギャップ11a〜14aのう
ち、低負荷時には、周辺点火ギャップ12a〜14aに
よる着火が行なわれる。これにより、燃焼は燃焼室2の
周辺から行なわれて、燃焼室周辺で発生し易いHCが低
減される。そして、火炎面は燃焼室2の中心で合致する
前にシリンダ周方向で互いに合致することにより、短時
間内で火炎面が急速に広がってしまう事態が抑制され
て、所定期間内における燃焼割合を均一化して、NOx
の増大も抑制される。
ち、低負荷時には、周辺点火ギャップ12a〜14aに
よる着火が行なわれる。これにより、燃焼は燃焼室2の
周辺から行なわれて、燃焼室周辺で発生し易いHCが低
減される。そして、火炎面は燃焼室2の中心で合致する
前にシリンダ周方向で互いに合致することにより、短時
間内で火炎面が急速に広がってしまう事態が抑制され
て、所定期間内における燃焼割合を均一化して、NOx
の増大も抑制される。
【0020】高負荷時には、全ての点火ギャップ11a
〜14aによる着火が行なわれる。これにより、急速燃
焼を行なって、ノッキングが防止される。なお、極低負
荷時には、全ての点火ギャップ11a〜14aによる着
火を行なって、燃焼安定性を確保するようにしてもよ
い。
〜14aによる着火が行なわれる。これにより、急速燃
焼を行なって、ノッキングが防止される。なお、極低負
荷時には、全ての点火ギャップ11a〜14aによる着
火を行なって、燃焼安定性を確保するようにしてもよ
い。
【0021】点火ギャップ12aを有する点火プラグ1
2用の取付孔22は、吸気ポ−ト3A、3Bの下方にお
いて、直線L2に対して傾斜するようにして、シリンダ
ヘッド1の一側面(吸気ポ−ト3A3Bが開口する側の
側面)に形成されている。より具体的には、取付孔22
のシリンダヘッド1外部への開口部分が、直線L2より
も吸気ポ−ト3B側となるようにされている。これによ
り、点火プラグ12は、吸気ポ−ト3Bのオフセット方
向からシリンダヘッド1に対して取付られて、吸気ポ−
ト3A、3Bおよびこれに連なる吸気管との干渉を避け
つつ、シリンダヘッド1に取付けられることになる。こ
のような点火プラグ12の取付態様の設定によって、隔
壁5には当該点火プラグ12取付用の取付孔を形成する
必要がなくなって、隔壁5の厚さを薄くして、吸気抵抗
を低減する上で好ましいものとなっている。
2用の取付孔22は、吸気ポ−ト3A、3Bの下方にお
いて、直線L2に対して傾斜するようにして、シリンダ
ヘッド1の一側面(吸気ポ−ト3A3Bが開口する側の
側面)に形成されている。より具体的には、取付孔22
のシリンダヘッド1外部への開口部分が、直線L2より
も吸気ポ−ト3B側となるようにされている。これによ
り、点火プラグ12は、吸気ポ−ト3Bのオフセット方
向からシリンダヘッド1に対して取付られて、吸気ポ−
ト3A、3Bおよびこれに連なる吸気管との干渉を避け
つつ、シリンダヘッド1に取付けられることになる。こ
のような点火プラグ12の取付態様の設定によって、隔
壁5には当該点火プラグ12取付用の取付孔を形成する
必要がなくなって、隔壁5の厚さを薄くして、吸気抵抗
を低減する上で好ましいものとなっている。
【0022】点火ギャップ11a、13a、14aを有
する各点火プラグは図示を略してあるが、シリンダヘッ
ド1に形成されたその取付孔について図2、図3を参照
しつつ説明する(各点火プラグは取付孔の伸びる方向に
伸ばしてシリンダヘッド1に取付けられる)。先ず、燃
焼室2の中心に位置する点火ギャップ11aを有する中
心点火プラグ用の取付孔21は、気筒軸心方向に伸び
て、シリンダヘッド1の上方に開口されている。この取
付孔21のうち、上側部分21aは、図4に示すよう
に、直線L1と傾斜するように細長く形成されて、その
断面積が点火プラグの最大断面積よりも十分大きくされ
ている(ただし開口幅は点火プラグの最大径よりも若干
大きい程度)。
する各点火プラグは図示を略してあるが、シリンダヘッ
ド1に形成されたその取付孔について図2、図3を参照
しつつ説明する(各点火プラグは取付孔の伸びる方向に
伸ばしてシリンダヘッド1に取付けられる)。先ず、燃
焼室2の中心に位置する点火ギャップ11aを有する中
心点火プラグ用の取付孔21は、気筒軸心方向に伸び
て、シリンダヘッド1の上方に開口されている。この取
付孔21のうち、上側部分21aは、図4に示すよう
に、直線L1と傾斜するように細長く形成されて、その
断面積が点火プラグの最大断面積よりも十分大きくされ
ている(ただし開口幅は点火プラグの最大径よりも若干
大きい程度)。
【0023】点火ギャップ13aを有する点火プラグ用
の取付孔23もシリンダヘッド1の上方に向けて伸びて
いるが、上記細長くされた上側部分21aの一端部側に
おいて当該上側部分21a内に開口されている。同様
に、点火ギャップ14aを有する点火プラグ用の取付孔
24もシリンダヘッド1の上方に向けて伸びているが、
上記細長くされた上側部分21aの他端部側において当
該上側部分21a内に開口されている。このように、取
付孔23、24は、取付孔21に向けて傾斜して形成さ
れている。各取付孔21、23、24のうち、上記上側
部分21aよりも下方部分にのみ各点火プラグの螺合用
のねじ部が形成されて、当該上側部分21aにはねじ部
が形成されていない。
の取付孔23もシリンダヘッド1の上方に向けて伸びて
いるが、上記細長くされた上側部分21aの一端部側に
おいて当該上側部分21a内に開口されている。同様
に、点火ギャップ14aを有する点火プラグ用の取付孔
24もシリンダヘッド1の上方に向けて伸びているが、
上記細長くされた上側部分21aの他端部側において当
該上側部分21a内に開口されている。このように、取
付孔23、24は、取付孔21に向けて傾斜して形成さ
れている。各取付孔21、23、24のうち、上記上側
部分21aよりも下方部分にのみ各点火プラグの螺合用
のねじ部が形成されて、当該上側部分21aにはねじ部
が形成されていない。
【0024】点火ギャップ13aを有する点火プラグ用
の取付孔23は、クランク軸と平行でかつ気筒軸心方向
に伸びる平面内で傾斜しており、この傾斜方向を図1、
図2において矢印L3で示してある。また、点火ギャッ
プ14aを有する点火プラグ用の取付孔24は、クラン
ク軸方向を示す直線L1に対して傾斜する平面内におい
て、高圧端子側(シリンダヘッド1上方)へ向かうにつ
れて吸気ポ−ト3A、3Bに近ずくように傾斜されてお
り、この傾斜方向を図1、図2において矢印L4で示し
てある。
の取付孔23は、クランク軸と平行でかつ気筒軸心方向
に伸びる平面内で傾斜しており、この傾斜方向を図1、
図2において矢印L3で示してある。また、点火ギャッ
プ14aを有する点火プラグ用の取付孔24は、クラン
ク軸方向を示す直線L1に対して傾斜する平面内におい
て、高圧端子側(シリンダヘッド1上方)へ向かうにつ
れて吸気ポ−ト3A、3Bに近ずくように傾斜されてお
り、この傾斜方向を図1、図2において矢印L4で示し
てある。
【0025】点火ギャップ11aを有する中心点火プラ
グの取付に際しては、取付孔21を通して気筒軸心方向
へと点火プラグを挿入して行なわれることになる。点火
ギャップ13aを有する周辺点火プラグ(第2点火プラ
グ)、および点火ギャップ14Aを有する周辺点火プラ
グの取付に際しては、それぞれ、取付孔23、24を通
して、気筒軸心に対して傾斜させつつの点火プラグを挿
入して行なわれる。
グの取付に際しては、取付孔21を通して気筒軸心方向
へと点火プラグを挿入して行なわれることになる。点火
ギャップ13aを有する周辺点火プラグ(第2点火プラ
グ)、および点火ギャップ14Aを有する周辺点火プラ
グの取付に際しては、それぞれ、取付孔23、24を通
して、気筒軸心に対して傾斜させつつの点火プラグを挿
入して行なわれる。
【0026】図6は、ヘッドカバ−31を示し(ただし
直列4気筒用に対応)、前記取付孔21の上側部分21
aに合致して細長状の開口部32を有するものとなって
おり(開口部は4気筒に対応して4つ)、この開口部3
2をシ−ルするのみで、点火ギャップ11a、13a、
14aを有する各点火プラグに対する(各点火プラグと
ハイテンションコ−ドとの接続部に対する)シ−ルを行
なうことができ、しかも狭い範囲に集中しているので、
各点火プラグとハイテンションコ−ドとの接続作業も容
易に行なうことができる。
直列4気筒用に対応)、前記取付孔21の上側部分21
aに合致して細長状の開口部32を有するものとなって
おり(開口部は4気筒に対応して4つ)、この開口部3
2をシ−ルするのみで、点火ギャップ11a、13a、
14aを有する各点火プラグに対する(各点火プラグと
ハイテンションコ−ドとの接続部に対する)シ−ルを行
なうことができ、しかも狭い範囲に集中しているので、
各点火プラグとハイテンションコ−ドとの接続作業も容
易に行なうことができる。
【0027】ここで、燃焼室2の外周縁部に位置する点
火ギャップ12a〜14aは、それぞれ、シリンダヘッ
ド1に形成された略半球状のプラグホ−ル12b〜14
b内に位置される。このプラグホ−ルの加工に際して
は、図3矢印で示すように、シリンダヘッド1の下面側
からで、かつ燃焼室中心側より、加工工具を接近させて
行なうのが好ましい。これにより、シリンダヘッド1の
下面を、上記加工工具によって不用に削除してしまう事
態を防止して、シリンダヘッド1とシリンダブロックと
のシ−ル面幅S(図2参照)を十分に確保する上で好ま
しいものとなる。
火ギャップ12a〜14aは、それぞれ、シリンダヘッ
ド1に形成された略半球状のプラグホ−ル12b〜14
b内に位置される。このプラグホ−ルの加工に際して
は、図3矢印で示すように、シリンダヘッド1の下面側
からで、かつ燃焼室中心側より、加工工具を接近させて
行なうのが好ましい。これにより、シリンダヘッド1の
下面を、上記加工工具によって不用に削除してしまう事
態を防止して、シリンダヘッド1とシリンダブロックと
のシ−ル面幅S(図2参照)を十分に確保する上で好ま
しいものとなる。
【0028】取付孔23と24とを取付孔21側へ傾斜
させることにより、隣接気筒間における取付孔23、と
24との間隔を大きくして、この間の冷却水通路41
(図3参照)の断面積を十分確保する上でも好ましいも
のとなる。
させることにより、隣接気筒間における取付孔23、と
24との間隔を大きくして、この間の冷却水通路41
(図3参照)の断面積を十分確保する上でも好ましいも
のとなる。
【0029】図5に示すように、シリンダヘッド1のミ
ドルデッキ部1aの上方には、取付孔21、23、24
を挟んでクランク軸方向に伸びる左右一対のオイルギャ
ラリ51が形成されている。そして、シリンダヘッド1
には、オイルギャラリ51を有するオイルギャラリ部5
2とミドルデッキ部1aとを接続する上下方向に伸びる
リブ部53が形成される。このリブ部53は、シリンダ
ヘッド1を鋳造する際、上方に向けて伸びる壁面を形成
してがガス抜けを良好に行なう上で好ましいものとなる
が、取付孔23あるいは24の外周壁を規制するそのボ
ス部54によって、上記ガス抜け用の壁面を兼用させる
ことが可能になる。図5では、左右一対のリブ部53の
うち、一方のリブ部を上記ボス部54によって兼用した
ものを示している(図5中右側のリブ部53をボス部5
4で兼用したもの)。
ドルデッキ部1aの上方には、取付孔21、23、24
を挟んでクランク軸方向に伸びる左右一対のオイルギャ
ラリ51が形成されている。そして、シリンダヘッド1
には、オイルギャラリ51を有するオイルギャラリ部5
2とミドルデッキ部1aとを接続する上下方向に伸びる
リブ部53が形成される。このリブ部53は、シリンダ
ヘッド1を鋳造する際、上方に向けて伸びる壁面を形成
してがガス抜けを良好に行なう上で好ましいものとなる
が、取付孔23あるいは24の外周壁を規制するそのボ
ス部54によって、上記ガス抜け用の壁面を兼用させる
ことが可能になる。図5では、左右一対のリブ部53の
うち、一方のリブ部を上記ボス部54によって兼用した
ものを示している(図5中右側のリブ部53をボス部5
4で兼用したもの)。
【0030】点火ギャップ12a〜14aのプラグホ−
ル12b〜14bを、燃焼室2の径方向外方側へ略円弧
状に突出形成する場合、シリンダヘッド下面部分を図7
一点鎖線で示すように、燃焼室2外周縁の接線あるいは
直線に近い曲線として加工して、当該プラグホ−ルと燃
焼室2とを連通させるようにするのが好ましい。すなわ
ち、プラグホ−ル12b〜14bというような曲率の大
きな略円弧形状に合せてガスケット(グロメット)を加
工するのは難しく(図8中符号63はシリンダブロッ
ク)、このため、通常では図8一点鎖線で示すように、
ガスケット61は燃焼室2よりも若干奥まった位置まで
しか位置させることができないが、この場合は符号62
で示すようにシリンダヘッド1にヒ−トポイン部62が
形成されてしまうことになる。
ル12b〜14bを、燃焼室2の径方向外方側へ略円弧
状に突出形成する場合、シリンダヘッド下面部分を図7
一点鎖線で示すように、燃焼室2外周縁の接線あるいは
直線に近い曲線として加工して、当該プラグホ−ルと燃
焼室2とを連通させるようにするのが好ましい。すなわ
ち、プラグホ−ル12b〜14bというような曲率の大
きな略円弧形状に合せてガスケット(グロメット)を加
工するのは難しく(図8中符号63はシリンダブロッ
ク)、このため、通常では図8一点鎖線で示すように、
ガスケット61は燃焼室2よりも若干奥まった位置まで
しか位置させることができないが、この場合は符号62
で示すようにシリンダヘッド1にヒ−トポイン部62が
形成されてしまうことになる。
【0031】しかしながら、上述のように接線あるいは
直線に近い曲線でシリンダヘッド下面部分を形成して燃
焼室2とプラグホ−ル12b〜14bとを連通させるよ
うにすれば、図8実線で示すようにヒ−トポイント部6
2が形成されないことになる。なお、図8では、プラグ
ホ−ル12bと14bとが上記好ましい加工例の対象と
されている。
直線に近い曲線でシリンダヘッド下面部分を形成して燃
焼室2とプラグホ−ル12b〜14bとを連通させるよ
うにすれば、図8実線で示すようにヒ−トポイント部6
2が形成されないことになる。なお、図8では、プラグ
ホ−ル12bと14bとが上記好ましい加工例の対象と
されている。
【図1】図1は燃焼室に対する吸気ポ−トと排気ポ−ト
と点火ギャップとの配置関係を示す平面図。
と点火ギャップとの配置関係を示す平面図。
【図2】図2はシリンダヘッドをその下面から見た図。
【図3】図3は図2の断面図で、第1点火プラグ用の取
付孔と第2、第3点火プラグ用の取付孔との位置関係を
示す図。
付孔と第2、第3点火プラグ用の取付孔との位置関係を
示す図。
【図4】図4は図2に示すシリンダヘッドの上面図。
【図5】図5は図4のX5−X5線断面図。
【図6】図6はヘッドカバ−の上面図。
【図7】図7はプラグホ−ルに対するシリンダヘッド下
面部分の好ましい加工例を示すもので、図2に対応した
図。
面部分の好ましい加工例を示すもので、図2に対応した
図。
【図8】図8は、図7に示す加工例の利点を示すための
もので、ガスケット付近の要部断面図。
もので、ガスケット付近の要部断面図。
1 シリンダヘッド 1a ミドルデッキ部 2 燃焼室 3A 吸気ポ−ト 3B 吸気ポ−ト 4A 排気ポ−ト 4B 排気ポ−ト 11a 点火ギャップ(第1点火プラグ用) 12a 点火ギャップ 13a 点火ギャップ(第2点火プラグ用) 14a 点火ギャップ(第3点火プラグ用) 21 点火プラグ取付孔(第1点火プラグ用) 21a 上側部分 22 点火プラグ取付孔 23 点火プラグ取付孔(第2点火プラグ用) 24 点火プラグ取付孔(第3点火プラグ用) 41 冷却水通路 L1 クランク軸方向線 L2 クランク軸と直交する方向線 L3 傾斜方向(第2点火プラグ用) L4 傾斜方向(第3点火プラグ用)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02P 15/08 302 A (72)発明者 玉本 和由 広島県安芸郡府中町新地3番1号 株式会 社マツダエンジニアリング内
Claims (9)
- 【請求項1】点火ギャップが燃焼室の中央部に位置され
る第1点火プラグと、 点火ギャップがそれぞれ燃焼室の外周縁部でかつ吸気ポ
−トと排気ポ−トとの間に位置され、しかも排気ポ−ト
を挟んで互いに反対側に点火ギャップが位置された第2
点火プラグおよび第3点火プラグと、を備え、 前記第1点火プラグと第2点火プラグと第3点火プラグ
とはそれぞれシリンダヘッドの上方から該シリンダヘッ
ドに取付けられるように各点火プラグの高圧端子側がそ
れぞれシリンダヘッド上方に向けて伸び、 前記第2点火プラグと第3点火プラグとの各高圧端子側
が第1点火プラグの高圧端子側に接近するように、該第
2点火プラグと第3点火プラグとが第1点火プラグに対
して傾斜されている、ことを特徴とするエンジンのシリ
ンダヘッド構造。 - 【請求項2】請求項1において、シリンダヘッドに形成
された各点火プラグ取付孔のうち第1点火プラグ取付孔
の上側部分の断面積が第1点火プラグの最大断面積より
も十分大きくされて、該第1点火プラグ取付孔の上側部
分に対して第2点火プラグ取付孔と第3点火プラグ取付
孔とが連通されて、該第1点火プラグ取付孔の上側部分
が第2点火プラグ取付孔と第3点火プラグ取付孔との一
部を兼用しているもの。 - 【請求項3】請求項2において、 前記第1点火プラグ取付孔の断面形状が、クランク軸と
傾斜する方向に細長く伸びる細長状に形成されているも
の。 - 【請求項4】請求項1において、 前記第1点火プラグが、気筒軸心方向に伸びているも
の。 - 【請求項5】請求項1において、 前記第2点火プラグが、クランク軸と平行な平面内にお
いて、前記第1点火プラグに対して傾斜されているも
の。 - 【請求項6】請求項1において、 前記第3点火プラグが、クランク軸と交差する方向の平
面内でかつ高圧端子側に向かうにつれて吸気ポ−ト側へ
向かうように傾斜されているもの。 - 【請求項7】請求項1において、 前記第1点火プラグが気筒軸心方向に伸び、 前記第2点火プラグが、クランク軸と平行な平面内にお
いて、前記第1点火プラグに対して傾斜され、 前記第3点火プラグが、クランク軸と交差する方向の平
面内でかつ高圧端子側に向かうにつれて吸気ポ−ト側へ
向かうように傾斜されているもの。 - 【請求項8】請求項7において、 前記第2点火プラグの点火ギャップの方が、前記第3点
火プラグとの点火ギャップよりも、クランク軸と直交す
る方向においてより排気ポ−トに近い側に位置されてい
るもの。 - 【請求項9】請求項1において、 点火プラグ取付孔の外周部分を規制する取付孔ボス部
が、シリンダヘッドのミドルデッキ部とオリルギャラリ
部とを接続しているもの。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24523791A JPH06229313A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | エンジンのシリンダヘッド構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24523791A JPH06229313A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | エンジンのシリンダヘッド構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06229313A true JPH06229313A (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=17130701
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24523791A Pending JPH06229313A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | エンジンのシリンダヘッド構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06229313A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013072420A (ja) * | 2011-09-29 | 2013-04-22 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関 |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP24523791A patent/JPH06229313A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013072420A (ja) * | 2011-09-29 | 2013-04-22 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1475529B1 (en) | Cylinder head | |
GB1567812A (en) | Intake system for internal combustion engines | |
US4706622A (en) | Engine combustion chamber construction | |
US4696269A (en) | Device for improving the ignition of fuel-air mixtures in internal combustion engines | |
JPH06229313A (ja) | エンジンのシリンダヘッド構造 | |
JPS58568B2 (ja) | 副燃焼室付エンジン | |
US7444981B2 (en) | Internal-combustion engine and method of disposing ignition plug thereof | |
JP3199901B2 (ja) | エンジンの燃焼室構造 | |
GB2166490A (en) | Internal combustion engine | |
EP1056940A1 (en) | Internal combustion engine | |
JP3014185B2 (ja) | エンジンのシリンダヘッド構造 | |
JPS59180067A (ja) | 2サイクルエンジンの多点火装置 | |
JP3207624B2 (ja) | エンジンの燃焼室構造 | |
JPH0559953A (ja) | エンジンの燃焼制御装置 | |
JPH07116945B2 (ja) | 火花点火式エンジンの燃焼室 | |
JPH0560047A (ja) | エンジンの点火装置 | |
US6722337B2 (en) | Spark ignition internal combustion engine | |
WO2022054344A1 (ja) | 点火装置を備えた2ストロークエンジン | |
JP2013143267A (ja) | スパークプラグ | |
JP7274344B2 (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ及びこれを備えた内燃機関 | |
US2828730A (en) | Combustion chamber for internal combustion engine | |
JPH06288330A (ja) | エンジンの燃焼制御装置 | |
JPH06288331A (ja) | エンジンの燃焼制御装置 | |
JP2001159314A (ja) | 内燃機関の燃焼室構造 | |
JPH05969U (ja) | エンジンの燃焼室構造 |