JPH0622754Y2 - 床材の構造 - Google Patents
床材の構造Info
- Publication number
- JPH0622754Y2 JPH0622754Y2 JP1988069416U JP6941688U JPH0622754Y2 JP H0622754 Y2 JPH0622754 Y2 JP H0622754Y2 JP 1988069416 U JP1988069416 U JP 1988069416U JP 6941688 U JP6941688 U JP 6941688U JP H0622754 Y2 JPH0622754 Y2 JP H0622754Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piece
- cushion material
- soft cushion
- piece plates
- plates
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Floor Finish (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は複数枚のピース板を軟質クッション材上に並べ
て一体化した床材の構造の改良に関するものである。
て一体化した床材の構造の改良に関するものである。
[従来の技術] 従来、複数枚のピース板1を軟質クッション材2上に並
べて一体化した床材3にあっては、第3図に示すように
ピース板1の側端の裏面側に段溝部4を設け、ピース板
1を突き合わせたとき段溝部4で形成される凹溝部5に
ウレタン樹脂のような弾性を有する合成樹脂6を充填し
て接合していた。
べて一体化した床材3にあっては、第3図に示すように
ピース板1の側端の裏面側に段溝部4を設け、ピース板
1を突き合わせたとき段溝部4で形成される凹溝部5に
ウレタン樹脂のような弾性を有する合成樹脂6を充填し
て接合していた。
[考案が解決しようとする課題] かかる従来例にあっては、弾性を有する合成樹脂6にて
接合しているので、隣合うピース板1間で自由に屈曲し
て施工しやすいが、施工後第3図矢印に示すように荷重
が加わった場合弾性を有する合成樹脂6が伸びてピース
板1間に段差ができるという問題がある。このため軟質
クッション材2に代えて硬質のクッション材を用いるこ
とも考えられるが、硬質のクッション材の場合床下地の
不陸(凹凸)に対応しにくく、また硬質のものでは防音
性能も期待できないという問題があった。
接合しているので、隣合うピース板1間で自由に屈曲し
て施工しやすいが、施工後第3図矢印に示すように荷重
が加わった場合弾性を有する合成樹脂6が伸びてピース
板1間に段差ができるという問題がある。このため軟質
クッション材2に代えて硬質のクッション材を用いるこ
とも考えられるが、硬質のクッション材の場合床下地の
不陸(凹凸)に対応しにくく、また硬質のものでは防音
性能も期待できないという問題があった。
本考案は叙述の点に鑑みてなされたものであって、本考
案の目的とするところは軟質クッション材を用いてもピ
ース板間の段差の発生を防止でき、しかも歩行するとき
きしみ音を発生したりするおそれがないと共に簡単に製
造できる床材の構造を提供するにある。
案の目的とするところは軟質クッション材を用いてもピ
ース板間の段差の発生を防止でき、しかも歩行するとき
きしみ音を発生したりするおそれがないと共に簡単に製
造できる床材の構造を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本考案床材の構造は複数枚のピ
ース板1と軟質クッション材2との間に伸縮しにくい硬
質シート7として不織布を介装すると共に接着剤にてピ
ース板1と硬質シート7と軟質クッション材2とを一体
化し、ピース板1の側端面を垂直な平坦面とすると共に
隣合うピース板1の側端面同士を隙間なく当接した。
ース板1と軟質クッション材2との間に伸縮しにくい硬
質シート7として不織布を介装すると共に接着剤にてピ
ース板1と硬質シート7と軟質クッション材2とを一体
化し、ピース板1の側端面を垂直な平坦面とすると共に
隣合うピース板1の側端面同士を隙間なく当接した。
[作用] 上記のようにピース板1と軟質クッション材2との間に
伸縮しにくい硬質シート7を介装したことにより複数枚
のピース板1が伸縮しにくい硬質シート7で連結される
ことになり、ピース板1間で屈曲できてもピース板1間
が離れるように伸びなくてピース板1間に段差ができな
くなった。またピース板1の側端面を垂直な平坦面とす
ると共に隣合うピース板1の側端面同士を隙間なく当接
したことにより、ピース板1間にごみ溜まり等が生じて
外観が悪くなったりしないと共に隣合うピース板1間の
接合部分できしみ音を発生しない(隣合うピース板を実
嵌合すると木質材同士が強くこすれあってきしみ音を発
生する)ようになった。さらに硬質シート7として不織
布を用い、接着剤にてピース板1と硬質シート7と軟質
クッション材2とを一体化したことにより、不織布の硬
質シート7への接着剤の浸透にてその両面にピース板と
軟質クッション材が接着一体化されて製造が容易になっ
た。
伸縮しにくい硬質シート7を介装したことにより複数枚
のピース板1が伸縮しにくい硬質シート7で連結される
ことになり、ピース板1間で屈曲できてもピース板1間
が離れるように伸びなくてピース板1間に段差ができな
くなった。またピース板1の側端面を垂直な平坦面とす
ると共に隣合うピース板1の側端面同士を隙間なく当接
したことにより、ピース板1間にごみ溜まり等が生じて
外観が悪くなったりしないと共に隣合うピース板1間の
接合部分できしみ音を発生しない(隣合うピース板を実
嵌合すると木質材同士が強くこすれあってきしみ音を発
生する)ようになった。さらに硬質シート7として不織
布を用い、接着剤にてピース板1と硬質シート7と軟質
クッション材2とを一体化したことにより、不織布の硬
質シート7への接着剤の浸透にてその両面にピース板と
軟質クッション材が接着一体化されて製造が容易になっ
た。
[実施例] 第1図、第2図に示すように床材3は細長いピース板1
を横に段状にずらせて端縁同士を突き合わせ、軟質クッ
ション材2上に一体化して形成されている。ピース板1
は合板のような基板の表面に化粧を施した木質化粧板で
ある。軟質クッション材2はポリエチレン発泡体のよう
な合成樹脂発泡体である。本考案の場合複数枚のピース
板1と軟質クッション材2との間に全面に亘って伸縮し
にくい硬質シート7を介装してある。かかる硬質シート
7には不織布を用いており、ピース板1の裏面側に接着
剤を塗布し、不織布よりなる硬質シート7と軟質クッシ
ョン材2を重ねて積載する。このとき接着剤は不織布に
浸透し軟質クッション材2も同時に接着できる。ピース
板1の側端面は垂直な平坦面となっており、隣合うピー
ス板1の側端面同士を隙間なく当接してある。床材3の
外周には凸部8aや凹部8bよりなる嵌合接続手段8を
設けてある。そしてこのような構成の床材3は例えばコ
ンクリートスラブのような床下地上に直接貼って施工す
るものであり、長辺方向や短辺方向で隣合う床材3同士
は嵌合接続手段8を用いて接続するものである。このよ
うに施工したときピース板1上から荷重がかかっても硬
質シート7にてピース板1間が伸びないので段差ができ
るピース板1の沈みが発生しない。
を横に段状にずらせて端縁同士を突き合わせ、軟質クッ
ション材2上に一体化して形成されている。ピース板1
は合板のような基板の表面に化粧を施した木質化粧板で
ある。軟質クッション材2はポリエチレン発泡体のよう
な合成樹脂発泡体である。本考案の場合複数枚のピース
板1と軟質クッション材2との間に全面に亘って伸縮し
にくい硬質シート7を介装してある。かかる硬質シート
7には不織布を用いており、ピース板1の裏面側に接着
剤を塗布し、不織布よりなる硬質シート7と軟質クッシ
ョン材2を重ねて積載する。このとき接着剤は不織布に
浸透し軟質クッション材2も同時に接着できる。ピース
板1の側端面は垂直な平坦面となっており、隣合うピー
ス板1の側端面同士を隙間なく当接してある。床材3の
外周には凸部8aや凹部8bよりなる嵌合接続手段8を
設けてある。そしてこのような構成の床材3は例えばコ
ンクリートスラブのような床下地上に直接貼って施工す
るものであり、長辺方向や短辺方向で隣合う床材3同士
は嵌合接続手段8を用いて接続するものである。このよ
うに施工したときピース板1上から荷重がかかっても硬
質シート7にてピース板1間が伸びないので段差ができ
るピース板1の沈みが発生しない。
[考案の効果] 本考案は叙述の如く複数枚のピース板と軟質クッション
材との間に伸縮しにくい硬質シートを介装しているの
で、ピース板間でピース板が離れるように伸びにくくピ
ース板間に段差ができるように沈まないものであって、
重量物を載せることができるものであり、しかも硬質シ
ートを介装するだけなので構造も簡単にできるものであ
り、また複数枚のピース板と軟質クッション材との間に
伸縮しにくい硬質シートを介装し、ピース板の側端面を
垂直な平坦面とすると共に隣合うピース板の側端面同士
を隙間なく当接したので、ピース板間にごみ溜まり等が
生じて外観が悪くなったりしないと共に隣合うピース板
間の接合部分できしみ音を発生しない(隣合うピース板
を実嵌合すると木質材同士が強くこすれあってきしみ音
を発生する)ものであり、さらに硬質シートとして不織
布を用い、接着剤にてピース板と硬質シートと軟質クッ
ション材とを一体化したので、ピース板の裏面側に接着
剤を塗布し、不織布の硬質シートと軟質クッション材を
重ねて積載することにより、接着剤は不織布の硬質シー
トに浸透して軟質クッション材も同時に接着できるもの
であって、不織布の硬質シートへの接着剤の浸透にてそ
の両面にピース板と軟質クッション材が接着一体化され
て製造が容易になるものである。
材との間に伸縮しにくい硬質シートを介装しているの
で、ピース板間でピース板が離れるように伸びにくくピ
ース板間に段差ができるように沈まないものであって、
重量物を載せることができるものであり、しかも硬質シ
ートを介装するだけなので構造も簡単にできるものであ
り、また複数枚のピース板と軟質クッション材との間に
伸縮しにくい硬質シートを介装し、ピース板の側端面を
垂直な平坦面とすると共に隣合うピース板の側端面同士
を隙間なく当接したので、ピース板間にごみ溜まり等が
生じて外観が悪くなったりしないと共に隣合うピース板
間の接合部分できしみ音を発生しない(隣合うピース板
を実嵌合すると木質材同士が強くこすれあってきしみ音
を発生する)ものであり、さらに硬質シートとして不織
布を用い、接着剤にてピース板と硬質シートと軟質クッ
ション材とを一体化したので、ピース板の裏面側に接着
剤を塗布し、不織布の硬質シートと軟質クッション材を
重ねて積載することにより、接着剤は不織布の硬質シー
トに浸透して軟質クッション材も同時に接着できるもの
であって、不織布の硬質シートへの接着剤の浸透にてそ
の両面にピース板と軟質クッション材が接着一体化され
て製造が容易になるものである。
第1図は本考案の一実施例の平面図、第2図は第1図A
−A線断面図、第3図は従来例の断面図であって、1は
ピース板、2は軟質クッション材、7は硬質シートであ
る。
−A線断面図、第3図は従来例の断面図であって、1は
ピース板、2は軟質クッション材、7は硬質シートであ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】複数枚のピース板を軟質クッション材上に
並べて一体化したものにおいて、複数枚のピース板と軟
質クッション材との間に伸縮しにくい硬質シートとして
不織布を介装すると共に接着剤にてピース板と硬質シー
トと軟質クッション材とを一体化し、ピース板の側端面
を垂直な平坦面とすると共に隣合うピース板の側端面同
士を隙間なく当接して成る床材の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988069416U JPH0622754Y2 (ja) | 1988-05-26 | 1988-05-26 | 床材の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988069416U JPH0622754Y2 (ja) | 1988-05-26 | 1988-05-26 | 床材の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01171842U JPH01171842U (ja) | 1989-12-05 |
JPH0622754Y2 true JPH0622754Y2 (ja) | 1994-06-15 |
Family
ID=31294692
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988069416U Expired - Lifetime JPH0622754Y2 (ja) | 1988-05-26 | 1988-05-26 | 床材の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0622754Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2523140Y2 (ja) * | 1990-02-26 | 1997-01-22 | 富泰 本多 | 防音床材 |
JP3189022B2 (ja) * | 1993-09-28 | 2001-07-16 | 永大産業株式会社 | 建築用化粧板の製造方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0331781Y2 (ja) * | 1984-11-12 | 1991-07-05 | ||
JPH063076Y2 (ja) * | 1988-01-25 | 1994-01-26 | 永大産業株式会社 | 遮音性木質系床材 |
-
1988
- 1988-05-26 JP JP1988069416U patent/JPH0622754Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01171842U (ja) | 1989-12-05 |
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