JPH0622613Y2 - パーキングブレーキ操作装置 - Google Patents
パーキングブレーキ操作装置Info
- Publication number
- JPH0622613Y2 JPH0622613Y2 JP1988016016U JP1601688U JPH0622613Y2 JP H0622613 Y2 JPH0622613 Y2 JP H0622613Y2 JP 1988016016 U JP1988016016 U JP 1988016016U JP 1601688 U JP1601688 U JP 1601688U JP H0622613 Y2 JPH0622613 Y2 JP H0622613Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lever
- release
- parking brake
- pole
- operating
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Description
【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は自動車のパーキングブレーキ操作装置に係り、
特に、パーキングブレーキが作用状態にある時の操作レ
バーの高さを低くするようにしたパーキングブレーキ操
作装置に関するものである。
特に、パーキングブレーキが作用状態にある時の操作レ
バーの高さを低くするようにしたパーキングブレーキ操
作装置に関するものである。
従来技術 自動車のパーキングブレーキ操作装置として、(a)一軸
まわりの回動可能に配設されて、位置固定に設けられた
セクタと噛み合わされるポールがその一軸と平行な軸ま
わりの回動可能に取り付けられるとともにブレーキケー
ブルが係止される作用部材と、(b)前記一軸またはその
一軸と平行な軸まわりの回動可能に設けられた操作レバ
ーと、(c)その操作レバーの先端部に押込み操作可能に
配設されるとともに、リターンスプリングの付勢力によ
って常には突出状態に保持されるレリーズノブと、(d)
そのレリーズノブに一端部が固定され、レリーズノブの
押込み操作を前記ポール側へ伝達するレリーズロッド
と、(e)パーキングブレーキの非作用状態において前記
操作レバーが原位置から回動操作される際にはその操作
レバーと共に前記作用部材を前記一軸まわりに回動させ
るが、パーキングブレーキの作用状態においては前記作
用部材を回動させることなく前記操作レバーが前記原位
置から回動操作された操作位置からその原位置に向って
回動することを許容する係合機構とを備えたものがあ
る。このようなパーキングブレーキ操作装置では、前記
操作レバーが前記原位置から回動操作されて前記作用部
材が前記一軸まわりに回動させられることにより、前記
ブレーキケーブルを引き締めて前記パーキングブレーキ
を作用させるとともに、前記ポールと前記セクタとの噛
合いによってパーキングブレーキの作用状態が維持さ
れ、且つそのパーキングブレーキの作用状態を維持しつ
つ前記操作レバーを前記原位置に向って回動することが
許容される一方、パーキングブレーキの作用状態におい
て前記操作レバーが前記操作位置に保持された状態で前
記レリーズノブが押込み操作されることにより前記レリ
ーズロッドを介して前記ポールと前記セクタとの噛合い
が解除され、その状態で前記作用部材が前記操作レバー
と共に原位置に向って回動させられることにより前記パ
ーキングブレーキが非作用状態とされる。実開昭56−
18248号や特開昭61−218461号、或いは実
開昭61−179069号の各公報に記載されている装
置はその一例であり、このような型式のパーキングブレ
ーキ操作装置によれば、パーキングブレーキを作用させ
るために操作レバーを引き起こした後、そのパーキング
ブレーキの作用状態を維持したまま原位置に向って回動
させることができるため、パーキングブレーキの作用時
における操作レバーの高さを低くすることができ、運転
席と助手席との間を移動したりする際に邪魔になった
り、誤ってパーキングブレーキの作用状態が解除された
りする恐れがない等の利点がある。
まわりの回動可能に配設されて、位置固定に設けられた
セクタと噛み合わされるポールがその一軸と平行な軸ま
わりの回動可能に取り付けられるとともにブレーキケー
ブルが係止される作用部材と、(b)前記一軸またはその
一軸と平行な軸まわりの回動可能に設けられた操作レバ
ーと、(c)その操作レバーの先端部に押込み操作可能に
配設されるとともに、リターンスプリングの付勢力によ
って常には突出状態に保持されるレリーズノブと、(d)
そのレリーズノブに一端部が固定され、レリーズノブの
押込み操作を前記ポール側へ伝達するレリーズロッド
と、(e)パーキングブレーキの非作用状態において前記
操作レバーが原位置から回動操作される際にはその操作
レバーと共に前記作用部材を前記一軸まわりに回動させ
るが、パーキングブレーキの作用状態においては前記作
用部材を回動させることなく前記操作レバーが前記原位
置から回動操作された操作位置からその原位置に向って
回動することを許容する係合機構とを備えたものがあ
る。このようなパーキングブレーキ操作装置では、前記
操作レバーが前記原位置から回動操作されて前記作用部
材が前記一軸まわりに回動させられることにより、前記
ブレーキケーブルを引き締めて前記パーキングブレーキ
を作用させるとともに、前記ポールと前記セクタとの噛
合いによってパーキングブレーキの作用状態が維持さ
れ、且つそのパーキングブレーキの作用状態を維持しつ
つ前記操作レバーを前記原位置に向って回動することが
許容される一方、パーキングブレーキの作用状態におい
て前記操作レバーが前記操作位置に保持された状態で前
記レリーズノブが押込み操作されることにより前記レリ
ーズロッドを介して前記ポールと前記セクタとの噛合い
が解除され、その状態で前記作用部材が前記操作レバー
と共に原位置に向って回動させられることにより前記パ
ーキングブレーキが非作用状態とされる。実開昭56−
18248号や特開昭61−218461号、或いは実
開昭61−179069号の各公報に記載されている装
置はその一例であり、このような型式のパーキングブレ
ーキ操作装置によれば、パーキングブレーキを作用させ
るために操作レバーを引き起こした後、そのパーキング
ブレーキの作用状態を維持したまま原位置に向って回動
させることができるため、パーキングブレーキの作用時
における操作レバーの高さを低くすることができ、運転
席と助手席との間を移動したりする際に邪魔になった
り、誤ってパーキングブレーキの作用状態が解除された
りする恐れがない等の利点がある。
考案が解決しようとする課題 ところで、かかる従来のパーキングブレーキ操作装置に
おいて、前記ポールは、その一端部において前記セクタ
と噛み合わされ、他端部に前記レリーズロッドが連結或
いは当接させられるようになっているとともに、セクタ
との噛合い姿勢は通常下向き、すなわち上記一端部が下
で他端部が上となる姿勢で噛み合わされるようになって
いた。一方、パーキングブレーキの作用時に操作レバー
が引き起こされると、上記ポールは一般にセクタの比較
的高い部位で噛み合わされるようになる。このため、そ
のパーキングブレーキの作用時には、ポールは比較的高
い位置に保持され、且つその他端部は更に上方へ突き出
すこととなり、その状態で操作レバーを原位置に向って
回動させても、上記ポールの存在により必ずしも充分に
操作レバーなどポールを覆蓋する部材の高さを低くする
ことはできなかったのである。
おいて、前記ポールは、その一端部において前記セクタ
と噛み合わされ、他端部に前記レリーズロッドが連結或
いは当接させられるようになっているとともに、セクタ
との噛合い姿勢は通常下向き、すなわち上記一端部が下
で他端部が上となる姿勢で噛み合わされるようになって
いた。一方、パーキングブレーキの作用時に操作レバー
が引き起こされると、上記ポールは一般にセクタの比較
的高い部位で噛み合わされるようになる。このため、そ
のパーキングブレーキの作用時には、ポールは比較的高
い位置に保持され、且つその他端部は更に上方へ突き出
すこととなり、その状態で操作レバーを原位置に向って
回動させても、上記ポールの存在により必ずしも充分に
操作レバーなどポールを覆蓋する部材の高さを低くする
ことはできなかったのである。
なお、このようなパーキングブレーキ操作装置は、一般
に、自動車の中央部すなわちフロアのトンネル部に配設
されるが、上記問題は、特に4輪駆動車や後輪駆動車な
どフロアトンネルが比較的高いものについて生じるので
あり、運転席や助手席のシート上面から操作レバーが突
き出してしまうことがあったのである。
に、自動車の中央部すなわちフロアのトンネル部に配設
されるが、上記問題は、特に4輪駆動車や後輪駆動車な
どフロアトンネルが比較的高いものについて生じるので
あり、運転席や助手席のシート上面から操作レバーが突
き出してしまうことがあったのである。
また、前記実開昭56−18248号および特開昭61
−218461号の各公報に記載の装置においては、パ
ーキングブレーキの作用状態を維持しつつ操作レバーを
原位置に向かって回動操作した時に、操作レバーに配設
されたレリーズロッドと作用部材に配設されたポールと
が完全に分離してしまうため、その後パーキングブレー
キを解除するために操作レバーを引き起こしてレリーズ
ノブを押込み操作した時に、レリーズロッドのがたつき
や軸心まわりの回動などに起因してポールに当接できな
かったり、当接できてもセクタとの噛合いに伴うポール
の回動抵抗により当接が外れたりする恐れがあり、解除
動作が不確実となるとともに、それを防止するためには
レリーズロッドを位置決めする位置決め手段や案内手段
が必要になるという問題がある。
−218461号の各公報に記載の装置においては、パ
ーキングブレーキの作用状態を維持しつつ操作レバーを
原位置に向かって回動操作した時に、操作レバーに配設
されたレリーズロッドと作用部材に配設されたポールと
が完全に分離してしまうため、その後パーキングブレー
キを解除するために操作レバーを引き起こしてレリーズ
ノブを押込み操作した時に、レリーズロッドのがたつき
や軸心まわりの回動などに起因してポールに当接できな
かったり、当接できてもセクタとの噛合いに伴うポール
の回動抵抗により当接が外れたりする恐れがあり、解除
動作が不確実となるとともに、それを防止するためには
レリーズロッドを位置決めする位置決め手段や案内手段
が必要になるという問題がある。
なお、上記実開昭56−18248号公報の装置は、パ
ーキングブレーキ作用状態で操作レバーを原位置へ回動
操作した時の操作レバーの高さが比較的低いが、これ
は、ポールの回動中心から他端部すなわちレリーズロッ
ド当接部までの寸法が小さいためであり、このようにレ
リーズロッド当接部までの寸法を小さくすると、レリー
ズノブを押込み操作してポールとセクタとの噛合いを解
除する際に、比較的大きな操作力が必要になる。
ーキングブレーキ作用状態で操作レバーを原位置へ回動
操作した時の操作レバーの高さが比較的低いが、これ
は、ポールの回動中心から他端部すなわちレリーズロッ
ド当接部までの寸法が小さいためであり、このようにレ
リーズロッド当接部までの寸法を小さくすると、レリー
ズノブを押込み操作してポールとセクタとの噛合いを解
除する際に、比較的大きな操作力が必要になる。
本考案は以上の事情を背景として為されたものであり、
その目的とするところは、パーキングブレーキの作用時
における操作装置の高さを一層低くするとともに、小さ
な押込み操作力でポールとセクタとの噛合いを確実に解
除できるようにすることにある。
その目的とするところは、パーキングブレーキの作用時
における操作装置の高さを一層低くするとともに、小さ
な押込み操作力でポールとセクタとの噛合いを確実に解
除できるようにすることにある。
課題を解決するための手段 かかる目的を達成するため、本考案は、前記(a)作用部
材と、(b)操作レバーと、(c)レリーズノブと、(d)レリ
ーズロッドと、(e)係合機構とを備えたパーキングブレ
ーキ操作装置において、長手形状を成し、その基端側に
おいて前記ポールの回動軸と同一またはその回動軸と平
行な軸心まわりの回動可能に前記作用部材またはポール
に配設されるとともに、長手方向に沿って設けられた長
穴を介して前記レリーズロッドの他端部に連結され、前
記パーキングブレーキの作用状態で前記操作レバーが前
記操作位置に保持されている状態においては、前記長穴
が前記レリーズノブの押込み操作に伴う前記レリーズロ
ッドの移動方向と交差する姿勢となり、そのレリーズノ
ブが押込み操作されることにより前記ポールに当接して
そのポールと前記セクタとの噛合いを解除する方向へ回
動させられる一方、パーキングブレーキの作用状態を維
持しつつ前記操作レバーが前記操作位置から前記原位置
に向って回動させられる際には、その操作レバーと共に
回動する前記レリーズロッドとの係合によって前記ポー
ルに当接する方向と逆方向へ回動させられることによ
り、そのポールを回動させることなくその操作レバーの
回動を許容し、且つその回動後の状態では前記レリーズ
ノブの押込み操作に伴う前記レリーズロッドの移動方向
と前記長穴とが略平行となる姿勢となり、そのレリーズ
ノブが押込み操作されても前記ポールを回動させること
がないレリーズレバーを設けたことを特徴とする。
材と、(b)操作レバーと、(c)レリーズノブと、(d)レリ
ーズロッドと、(e)係合機構とを備えたパーキングブレ
ーキ操作装置において、長手形状を成し、その基端側に
おいて前記ポールの回動軸と同一またはその回動軸と平
行な軸心まわりの回動可能に前記作用部材またはポール
に配設されるとともに、長手方向に沿って設けられた長
穴を介して前記レリーズロッドの他端部に連結され、前
記パーキングブレーキの作用状態で前記操作レバーが前
記操作位置に保持されている状態においては、前記長穴
が前記レリーズノブの押込み操作に伴う前記レリーズロ
ッドの移動方向と交差する姿勢となり、そのレリーズノ
ブが押込み操作されることにより前記ポールに当接して
そのポールと前記セクタとの噛合いを解除する方向へ回
動させられる一方、パーキングブレーキの作用状態を維
持しつつ前記操作レバーが前記操作位置から前記原位置
に向って回動させられる際には、その操作レバーと共に
回動する前記レリーズロッドとの係合によって前記ポー
ルに当接する方向と逆方向へ回動させられることによ
り、そのポールを回動させることなくその操作レバーの
回動を許容し、且つその回動後の状態では前記レリーズ
ノブの押込み操作に伴う前記レリーズロッドの移動方向
と前記長穴とが略平行となる姿勢となり、そのレリーズ
ノブが押込み操作されても前記ポールを回動させること
がないレリーズレバーを設けたことを特徴とする。
作用および考案の効果 すなわち本考案は、従来ポールに直接連結或いは当接さ
せられるようになっていたレリーズロッドを、作用部材
またはポールに回動可能に配設されたレリーズレバーの
長穴に連結し、そのレリーズレバーを介してポールを回
動させることにより、そのポールとセクタとの噛合いを
解除するようにしたのである。このようにすれば、ポー
ルのセクタと噛み合う側と反対側の部分、すなわちパー
キングブレーキ作用時に高さ方向へ突き出す部分で、従
来レリーズロッドに連結され或いは当接させられる部分
が不要となる。
せられるようになっていたレリーズロッドを、作用部材
またはポールに回動可能に配設されたレリーズレバーの
長穴に連結し、そのレリーズレバーを介してポールを回
動させることにより、そのポールとセクタとの噛合いを
解除するようにしたのである。このようにすれば、ポー
ルのセクタと噛み合う側と反対側の部分、すなわちパー
キングブレーキ作用時に高さ方向へ突き出す部分で、従
来レリーズロッドに連結され或いは当接させられる部分
が不要となる。
一方、上記レリーズレバーは、パーキングブレーキを作
用させるために操作レバーが回動操作される際には、従
来のポールと同じように高さ方向に突き出すが、パーキ
ングブレーキの作用状態を維持しつつ操作レバーが原位
置に向かって回動させられる際には、その操作レバーの
回動に伴ってレリーズロッドと略平行な姿勢となるよう
に回動させられる。このため、その状態での操作装置全
体の高さはポールの位置や突出量で定まるが、上記のよ
うにポールのセクタと噛み合う側と反対側の部分は不要
であるため高さ方向への突出量を十分に小さくでき、操
作レバーを原位置に向かって回動させた場合の操作装置
全体の高さを低くできる。
用させるために操作レバーが回動操作される際には、従
来のポールと同じように高さ方向に突き出すが、パーキ
ングブレーキの作用状態を維持しつつ操作レバーが原位
置に向かって回動させられる際には、その操作レバーの
回動に伴ってレリーズロッドと略平行な姿勢となるよう
に回動させられる。このため、その状態での操作装置全
体の高さはポールの位置や突出量で定まるが、上記のよ
うにポールのセクタと噛み合う側と反対側の部分は不要
であるため高さ方向への突出量を十分に小さくでき、操
作レバーを原位置に向かって回動させた場合の操作装置
全体の高さを低くできる。
また、パーキングブレーキの作用状態を解除する際にレ
リーズノブの押込み操作によってポールに作用する回動
力は、レリーズレバーの回動中心からレリーズレバーと
レリーズロッドとの連結部位までの寸法や、ポールの回
動中心からレリーズレバー当接部までの寸法などによっ
て定まり、レリーズレバーの寸法を長くしておけば、比
較的小さな押込み操作力で大きな回動力をポールに作用
させることができ、パーキングブレーキの作用状態を容
易に解除できる。
リーズノブの押込み操作によってポールに作用する回動
力は、レリーズレバーの回動中心からレリーズレバーと
レリーズロッドとの連結部位までの寸法や、ポールの回
動中心からレリーズレバー当接部までの寸法などによっ
て定まり、レリーズレバーの寸法を長くしておけば、比
較的小さな押込み操作力で大きな回動力をポールに作用
させることができ、パーキングブレーキの作用状態を容
易に解除できる。
また、本考案ではレリーズロッドがレリーズレバーの長
穴に連結されているため、両者の係合関係が損なわれる
ことはないとともに、レリーズレバーはポールまたはそ
のポールを保持している作用部材に配設され、そのポー
ルまたは作用部材に対して相対回動させられるようにな
っているため、レリーズレバーとポールとの係合関係が
損なわれることもない。このため、レリーズノブが押込
み操作されることにより、確実にポールを回動させてポ
ールとセクタとの噛合いを解除することができる。
穴に連結されているため、両者の係合関係が損なわれる
ことはないとともに、レリーズレバーはポールまたはそ
のポールを保持している作用部材に配設され、そのポー
ルまたは作用部材に対して相対回動させられるようにな
っているため、レリーズレバーとポールとの係合関係が
損なわれることもない。このため、レリーズノブが押込
み操作されることにより、確実にポールを回動させてポ
ールとセクタとの噛合いを解除することができる。
また、本考案のパーキングブレーキ操作装置は、パーキ
ングブレーキの作用状態を維持しつつ操作レバーを原位
置に向って回動させた状態で、その操作レバーのレリー
ズノブが押込み操作されても前記ポールを回動させるこ
とができないようになっているため、誤ってパーキング
ブレーキの作用状態が解除される恐れがない。なお、こ
のようにパーキングブレーキの作用時に操作レバーが原
位置に向って回動させられた状態においては、必ずしも
レリーズノブが操作レバーの先端から突き出している必
要はなく、操作レバーの内部へ引き込まれるようになっ
ていても差支えない。
ングブレーキの作用状態を維持しつつ操作レバーを原位
置に向って回動させた状態で、その操作レバーのレリー
ズノブが押込み操作されても前記ポールを回動させるこ
とができないようになっているため、誤ってパーキング
ブレーキの作用状態が解除される恐れがない。なお、こ
のようにパーキングブレーキの作用時に操作レバーが原
位置に向って回動させられた状態においては、必ずしも
レリーズノブが操作レバーの先端から突き出している必
要はなく、操作レバーの内部へ引き込まれるようになっ
ていても差支えない。
実施例 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
る。
第1図において、10は一対の脚部12および14によ
って図示しない自動車のフロアトンネル部に位置固定に
設けられるセクタであり、このセクタ10には、第2図
に明らかに示されているように、多数の噛合歯16がピ
ン18を中心とする円弧形状に形成されている。このピ
ン18は一軸を成すもので、操作レバー20およびポー
ルハウジング22が、それぞれピン18の軸心まわりの
回動可能に配設されている。
って図示しない自動車のフロアトンネル部に位置固定に
設けられるセクタであり、このセクタ10には、第2図
に明らかに示されているように、多数の噛合歯16がピ
ン18を中心とする円弧形状に形成されている。このピ
ン18は一軸を成すもので、操作レバー20およびポー
ルハウジング22が、それぞれピン18の軸心まわりの
回動可能に配設されている。
操作レバー20の先端部24は円筒形状とされて樹脂製
のグリップ25が設けられている一方、基端部26は、
上記第2図のIII−III断面,IV−IV断面を示す第3図,
第4図から明らかなように一対の側部28を有して断面
が略逆U字形状を成すように成形されており、その基端
部26において前記セクタ10およびポールハウジング
22を跨ぐ姿勢で前記ピン18に取り付けられている。
基端部26にはまた、1本のピン30が上記一対の側部
28に跨がってピン18と平行に取り付けられており、
そのピン30は、前記セクタ10およびポールハウジン
グ22にそれぞれ形成された係合穴32および34内を
挿通させられている。係合穴32,34は、何れも前記
ピン18を中心とする円弧形状を成しており、操作レバ
ー20はセクタ10に形成された係合穴32の両端部に
ピン30が当接する角度範囲において回動操作すること
が可能とされており、本実施例では第1図に示されてい
るようにピン30が係合穴32の一端に当接させられた
略水平な原位置から、第6図に示されているように約4
7°引き上げられた最大ストローク端までの回動操作が
許容されている。また、ポールハウジング22に形成さ
れた係合穴34は、上記係合穴32と略同じ角度範囲に
亘って形成されており、その角度範囲、すなわち約47
°の角度範囲においては操作レバー20とポールハウジ
ング22との相対回動が許容されるが、その角度範囲を
超えるとポールハウジング22は操作レバー20と共に
回動させられる。上記ピン30および係合穴34は、本
実施例における係合機構を成すものである。また、前記
先端部24には、リターンスプリングとしてのスプリン
グ36によってその先端から突き出す方向に付勢されて
いるレリーズノブ38が、そのスプリング36の付勢力
に抗して押込み可能に配設されているとともに、そのレ
リーズノブ38にはレリーズロッド40の一端部が固定
されている。
のグリップ25が設けられている一方、基端部26は、
上記第2図のIII−III断面,IV−IV断面を示す第3図,
第4図から明らかなように一対の側部28を有して断面
が略逆U字形状を成すように成形されており、その基端
部26において前記セクタ10およびポールハウジング
22を跨ぐ姿勢で前記ピン18に取り付けられている。
基端部26にはまた、1本のピン30が上記一対の側部
28に跨がってピン18と平行に取り付けられており、
そのピン30は、前記セクタ10およびポールハウジン
グ22にそれぞれ形成された係合穴32および34内を
挿通させられている。係合穴32,34は、何れも前記
ピン18を中心とする円弧形状を成しており、操作レバ
ー20はセクタ10に形成された係合穴32の両端部に
ピン30が当接する角度範囲において回動操作すること
が可能とされており、本実施例では第1図に示されてい
るようにピン30が係合穴32の一端に当接させられた
略水平な原位置から、第6図に示されているように約4
7°引き上げられた最大ストローク端までの回動操作が
許容されている。また、ポールハウジング22に形成さ
れた係合穴34は、上記係合穴32と略同じ角度範囲に
亘って形成されており、その角度範囲、すなわち約47
°の角度範囲においては操作レバー20とポールハウジ
ング22との相対回動が許容されるが、その角度範囲を
超えるとポールハウジング22は操作レバー20と共に
回動させられる。上記ピン30および係合穴34は、本
実施例における係合機構を成すものである。また、前記
先端部24には、リターンスプリングとしてのスプリン
グ36によってその先端から突き出す方向に付勢されて
いるレリーズノブ38が、そのスプリング36の付勢力
に抗して押込み可能に配設されているとともに、そのレ
リーズノブ38にはレリーズロッド40の一端部が固定
されている。
一方、前記ポールハウジング22は作用部材を成すもの
で、上記第3図から明らかなように、セクタ10の両側
部に配設された一対の側板42によって構成されてい
る。このポールハウジング22の一端部には、図示しな
いパーキングブレーキに連結されたブレーキケーブル4
4が、前記ピン18と平行に設けられたピン46まわり
の回動可能に取り付けられているとともに、他端部に
は、ポール48およびレリーズレバー50が、同じくピ
ン18と平行なピン52まわりの回動可能に取り付けら
れている。ポール48は、前記セクタ10に形成された
噛合歯16と噛み合わされることにより、上記ポールハ
ウジング22の左まわり方向の回動を阻止するととも
に、上記レリーズレバー50との間に掛け止められた捩
りコイルスプリング54により突起56がそのレリーズ
レバー50に当接する方向に付勢され、常にはそのレリ
ーズレバー50と一体的に結合されるようになってい
る。第5図は、上記ポール48とレリーズレバー50と
の間にスプリング54が掛け止められた状態を示す斜視
図である。なお、上記ピン52はポール48の回動軸に
相当する。
で、上記第3図から明らかなように、セクタ10の両側
部に配設された一対の側板42によって構成されてい
る。このポールハウジング22の一端部には、図示しな
いパーキングブレーキに連結されたブレーキケーブル4
4が、前記ピン18と平行に設けられたピン46まわり
の回動可能に取り付けられているとともに、他端部に
は、ポール48およびレリーズレバー50が、同じくピ
ン18と平行なピン52まわりの回動可能に取り付けら
れている。ポール48は、前記セクタ10に形成された
噛合歯16と噛み合わされることにより、上記ポールハ
ウジング22の左まわり方向の回動を阻止するととも
に、上記レリーズレバー50との間に掛け止められた捩
りコイルスプリング54により突起56がそのレリーズ
レバー50に当接する方向に付勢され、常にはそのレリ
ーズレバー50と一体的に結合されるようになってい
る。第5図は、上記ポール48とレリーズレバー50と
の間にスプリング54が掛け止められた状態を示す斜視
図である。なお、上記ピン52はポール48の回動軸に
相当する。
上記レリーズレバー50は、前記第4図から明らかなよ
うに、ピン52に取り付けられる基端側の部分のみポー
ル48を跨ぐように拡開された一対の長手形状を成す板
材58にて構成されている。また、このレリーズレバー
50には、その長手方向に沿って長穴60が形成され、
一端部に前記レリーズノブ38が固定されたレリーズロ
ッド40の他端部に突起62を介して連結されている。
これにより、かかるレリーズレバー50の前記ピン52
まわりにおける回動位置は、スプリング36によって常
には突出し状態に保持される上記レリーズノブ38によ
って規定され、通常は、すなわち第1図,第2図に示さ
れているように前記レリーズノブ38の押込み操作に伴
うレリーズロッド40の移動方向に対して交差する方向
にレリーズレバー50が向いている場合には、そのレリ
ーズノブ38の押込み操作によってピン52まわりに回
動させられる。
うに、ピン52に取り付けられる基端側の部分のみポー
ル48を跨ぐように拡開された一対の長手形状を成す板
材58にて構成されている。また、このレリーズレバー
50には、その長手方向に沿って長穴60が形成され、
一端部に前記レリーズノブ38が固定されたレリーズロ
ッド40の他端部に突起62を介して連結されている。
これにより、かかるレリーズレバー50の前記ピン52
まわりにおける回動位置は、スプリング36によって常
には突出し状態に保持される上記レリーズノブ38によ
って規定され、通常は、すなわち第1図,第2図に示さ
れているように前記レリーズノブ38の押込み操作に伴
うレリーズロッド40の移動方向に対して交差する方向
にレリーズレバー50が向いている場合には、そのレリ
ーズノブ38の押込み操作によってピン52まわりに回
動させられる。
ここで、前記ポールハウジング22に形成された係合穴
34は、第1図,第2図に示されているように、前記操
作レバー20が原位置に保持された状態においてポール
ハウジング22がピン18の左まわり方向の回動端に位
置させられたとき、前記スプリング54によってレリー
ズレバー50に一体的に結合されたポール48が、セク
タ10の噛合歯16のうち最も低い部分に噛み合わされ
るように設けられている。そして、この状態におけるレ
リーズレバー50の角度位置は、レリーズノブ38の突
出状態においてはスプリング54の付勢力によって突起
56がレリーズレバー50に当接するかそれ等の間に僅
かな隙間ができる状態でポール48が噛合歯16に噛み
合わされるが、レリーズノブ38が押込み操作される
と、ポール48と共にピン52の右まわりに回動させら
れて、そのポール48と噛合歯16との噛合いを解除す
るように設定されている。このことは、操作レバー20
とポールハウジング22との相対的な位置関係が変わら
ない限り、すなわち係合穴34の両端部のうちピン18
を中心として右まわり方向の端部にピン30が当接させ
られる状態(以下、機能状態という)に保持されている
限り、操作レバー20が原位置から前記最大ストローク
端までの間のどの位置まで回動操作された場合でも同じ
である。
34は、第1図,第2図に示されているように、前記操
作レバー20が原位置に保持された状態においてポール
ハウジング22がピン18の左まわり方向の回動端に位
置させられたとき、前記スプリング54によってレリー
ズレバー50に一体的に結合されたポール48が、セク
タ10の噛合歯16のうち最も低い部分に噛み合わされ
るように設けられている。そして、この状態におけるレ
リーズレバー50の角度位置は、レリーズノブ38の突
出状態においてはスプリング54の付勢力によって突起
56がレリーズレバー50に当接するかそれ等の間に僅
かな隙間ができる状態でポール48が噛合歯16に噛み
合わされるが、レリーズノブ38が押込み操作される
と、ポール48と共にピン52の右まわりに回動させら
れて、そのポール48と噛合歯16との噛合いを解除す
るように設定されている。このことは、操作レバー20
とポールハウジング22との相対的な位置関係が変わら
ない限り、すなわち係合穴34の両端部のうちピン18
を中心として右まわり方向の端部にピン30が当接させ
られる状態(以下、機能状態という)に保持されている
限り、操作レバー20が原位置から前記最大ストローク
端までの間のどの位置まで回動操作された場合でも同じ
である。
また、上記ポールハウジング22に係止されているブレ
ーキケーブル44の張力は、操作レバー20とポールハ
ウジング22とが上記機能状態に保持されたまま操作レ
バー20が原位置に保持された状態ではパーキングブレ
ーキを作用させることはないが、機能状態を保持したま
ま操作レバー20が原位置からピン18の右まわり方向
(以下、操作方向という)に回動操作されて引き締めら
れることにより、操作レバー20が前記最大ストローク
端に達する前にパーキングブレーキを作用させるように
調整されている。このように、パーキングブレーキが作
用状態となるまで原位置から回動操作されたときの操作
レバー20の位置が操作位置である。
ーキケーブル44の張力は、操作レバー20とポールハ
ウジング22とが上記機能状態に保持されたまま操作レ
バー20が原位置に保持された状態ではパーキングブレ
ーキを作用させることはないが、機能状態を保持したま
ま操作レバー20が原位置からピン18の右まわり方向
(以下、操作方向という)に回動操作されて引き締めら
れることにより、操作レバー20が前記最大ストローク
端に達する前にパーキングブレーキを作用させるように
調整されている。このように、パーキングブレーキが作
用状態となるまで原位置から回動操作されたときの操作
レバー20の位置が操作位置である。
また、前記スプリング54によってポール48とレリー
ズレバー50との間に加えられるモーメントは、スプリ
ング36によってレリーズレバー50に加えられるモー
メントよりも小さく、操作レバー20が上記操作位置ま
で回動操作された状態において、レリーズノブ38が突
出状態のまま、換言すればポール48と噛合歯16とが
噛み合わされてポールハウジング22の左まわり方向の
回動が阻止され、パーキングブレーキを作用状態に維持
したまま、操作レバー20が上記操作位置から前記原位
置へ向って上記操作方向と逆まわりに回動操作される
と、レリーズレバー50はスプリング54の付勢力に抗
してピン52の左まわりに回動させられ、操作レバー2
0が前記原位置まで戻ることを許容する。前記長穴60
の大きさは、レリーズロッド40の突起62と係合した
まま操作レバー20が操作位置から原位置まで回動し得
るように定められている。第6図は、操作レバー20の
回動操作量が最も大きい場合、すなわち操作位置が前記
最大ストローク端となった場合にその最大ストローク端
まで操作レバー20が回動操作された状態で、第7図
は、その第6図の状態からパーキングブレーキの作用状
態を維持しつつ操作レバー20が原位置まで戻された状
態を示す図である。
ズレバー50との間に加えられるモーメントは、スプリ
ング36によってレリーズレバー50に加えられるモー
メントよりも小さく、操作レバー20が上記操作位置ま
で回動操作された状態において、レリーズノブ38が突
出状態のまま、換言すればポール48と噛合歯16とが
噛み合わされてポールハウジング22の左まわり方向の
回動が阻止され、パーキングブレーキを作用状態に維持
したまま、操作レバー20が上記操作位置から前記原位
置へ向って上記操作方向と逆まわりに回動操作される
と、レリーズレバー50はスプリング54の付勢力に抗
してピン52の左まわりに回動させられ、操作レバー2
0が前記原位置まで戻ることを許容する。前記長穴60
の大きさは、レリーズロッド40の突起62と係合した
まま操作レバー20が操作位置から原位置まで回動し得
るように定められている。第6図は、操作レバー20の
回動操作量が最も大きい場合、すなわち操作位置が前記
最大ストローク端となった場合にその最大ストローク端
まで操作レバー20が回動操作された状態で、第7図
は、その第6図の状態からパーキングブレーキの作用状
態を維持しつつ操作レバー20が原位置まで戻された状
態を示す図である。
さらに、このようにパーキングブレーキの作用状態を維
持しつつ操作レバー20が原位置まで戻された状態で
は、レリーズレバー50は前記操作位置の角度によって
も異なるが、第7図に示されているようにレリーズロッ
ド40と略平行な方向となり、レリーズノブ38を押込
み操作してもレリーズレバー50は殆ど回動しないか、
或いは回動しても僅かな量で、ポール48の突起56に
当接してポール48を回動させることはない。レリーズ
レバー50とレリーズロッド40との連結関係や、レリ
ーズレバー50とポール48との係合関係は上記のよう
に定められているのである。
持しつつ操作レバー20が原位置まで戻された状態で
は、レリーズレバー50は前記操作位置の角度によって
も異なるが、第7図に示されているようにレリーズロッ
ド40と略平行な方向となり、レリーズノブ38を押込
み操作してもレリーズレバー50は殆ど回動しないか、
或いは回動しても僅かな量で、ポール48の突起56に
当接してポール48を回動させることはない。レリーズ
レバー50とレリーズロッド40との連結関係や、レリ
ーズレバー50とポール48との係合関係は上記のよう
に定められているのである。
次に、本実施例の作動を説明する。
先ず、パーキングブレーキが非作用状態、すなわち第1
図,第2図に示されているように操作レバー20とポー
ルハウジング22とが機能状態にあり、且つ操作レバー
20が原位置に保持されている状態において、パーキン
グブレーキを作用させる際には、そのままか或いはレリ
ーズノブ38を押込み操作しながら操作レバー20を操
作方向へ引き上げる。この時、ポールハウジング22は
係合穴34の右端部にピン30が当接させられているた
め、操作レバー20と一体的に、すなわち機能状態を維
持しつつ操作方向へ回動させられる。また、そのポール
ハウジング22に保持されたポール48は、レリーズノ
ブ38が押込み操作された場合には噛合歯16との噛合
いが解除された状態で、レリーズノブ38が押込み操作
されない場合にはスプリング54の付勢力に抗して複数
の噛合歯16を乗り越えつつ、その噛合歯16に沿って
移動させられる。
図,第2図に示されているように操作レバー20とポー
ルハウジング22とが機能状態にあり、且つ操作レバー
20が原位置に保持されている状態において、パーキン
グブレーキを作用させる際には、そのままか或いはレリ
ーズノブ38を押込み操作しながら操作レバー20を操
作方向へ引き上げる。この時、ポールハウジング22は
係合穴34の右端部にピン30が当接させられているた
め、操作レバー20と一体的に、すなわち機能状態を維
持しつつ操作方向へ回動させられる。また、そのポール
ハウジング22に保持されたポール48は、レリーズノ
ブ38が押込み操作された場合には噛合歯16との噛合
いが解除された状態で、レリーズノブ38が押込み操作
されない場合にはスプリング54の付勢力に抗して複数
の噛合歯16を乗り越えつつ、その噛合歯16に沿って
移動させられる。
そして、このようにポールハウジング22が回動させら
れると、そのポールハウジング22に係止されたブレー
キケーブル44が引き締められ、操作レバー20が操作
位置まで回動操作されることによってパーキングブレー
キが作用させられる。この状態で、前記レリーズノブ3
8を押込み操作して操作レバー20を引き上げた場合に
はそのレリーズノブ38の押込み操作を解除することに
より、また、レリーズノブ38を押込み操作しないで操
作レバー20を引き上げた場合にはそのままで、ポール
48が噛合歯16と噛み合わされてポールハウジング2
2のピン18まわりにおける左まわり方向の回動が阻止
され、操作レバー20に対する操作力を解除してもパー
キングブレーキは作用状態に維持される。
れると、そのポールハウジング22に係止されたブレー
キケーブル44が引き締められ、操作レバー20が操作
位置まで回動操作されることによってパーキングブレー
キが作用させられる。この状態で、前記レリーズノブ3
8を押込み操作して操作レバー20を引き上げた場合に
はそのレリーズノブ38の押込み操作を解除することに
より、また、レリーズノブ38を押込み操作しないで操
作レバー20を引き上げた場合にはそのままで、ポール
48が噛合歯16と噛み合わされてポールハウジング2
2のピン18まわりにおける左まわり方向の回動が阻止
され、操作レバー20に対する操作力を解除してもパー
キングブレーキは作用状態に維持される。
その後、操作レバー20を上記操作位置から原位置に向
って回動操作すると、ポールハウジング22はポール4
8と噛合歯16との噛合いによって左まわりの回動が阻
止されているところから、パーキングブレーキの作用状
態を維持しつつ操作レバー20のみが原位置まで回動さ
せられる。このとき、レリーズロッド40に連結された
レリーズレバー50は、スプリング54の付勢力に抗し
てピン52まわりにおいて左まわり方向に回動させら
れ、ポール48と噛合歯16との噛合いを維持しつつ操
作レバー20が原位置まで回動することを許容する。ま
た、このように操作レバー20が原位置まで戻された状
態においては、上記レリーズレバー50はレリーズロッ
ド40と略平行になるため、レリーズノブ38を押込み
操作してもレリーズレバー50は殆ど回動せず、ポール
48の突起56に当接してそのポール48と噛合歯16
との噛合いを解除することはなく、パーキングブレーキ
の作用状態が維持される。
って回動操作すると、ポールハウジング22はポール4
8と噛合歯16との噛合いによって左まわりの回動が阻
止されているところから、パーキングブレーキの作用状
態を維持しつつ操作レバー20のみが原位置まで回動さ
せられる。このとき、レリーズロッド40に連結された
レリーズレバー50は、スプリング54の付勢力に抗し
てピン52まわりにおいて左まわり方向に回動させら
れ、ポール48と噛合歯16との噛合いを維持しつつ操
作レバー20が原位置まで回動することを許容する。ま
た、このように操作レバー20が原位置まで戻された状
態においては、上記レリーズレバー50はレリーズロッ
ド40と略平行になるため、レリーズノブ38を押込み
操作してもレリーズレバー50は殆ど回動せず、ポール
48の突起56に当接してそのポール48と噛合歯16
との噛合いを解除することはなく、パーキングブレーキ
の作用状態が維持される。
一方、パーキングブレーキを解除する場合には、上記操
作レバー20を前記操作位置まで回動操作した後、レリ
ーズノブ38を押込み操作してレリーズレバー50と共
にポール48をピン52の右まわりに回動させることに
より、そのポール48と噛合歯16との噛合いを解除
し、その後、操作レバー20をピン18まわりに原位置
まで回動操作すれば良い。このとき、ポールハウジング
22にはブレーキケーブル44の張力によって左まわり
方向へ回動する力が作用させられるとともに、操作レバ
ー20からは側部28と側板42との接触摩擦によって
相対回動抵抗が付与されるため、ポールハウジング22
は操作レバー20と一体的にピン18まわりに回動させ
られる。
作レバー20を前記操作位置まで回動操作した後、レリ
ーズノブ38を押込み操作してレリーズレバー50と共
にポール48をピン52の右まわりに回動させることに
より、そのポール48と噛合歯16との噛合いを解除
し、その後、操作レバー20をピン18まわりに原位置
まで回動操作すれば良い。このとき、ポールハウジング
22にはブレーキケーブル44の張力によって左まわり
方向へ回動する力が作用させられるとともに、操作レバ
ー20からは側部28と側板42との接触摩擦によって
相対回動抵抗が付与されるため、ポールハウジング22
は操作レバー20と一体的にピン18まわりに回動させ
られる。
ここで、かかる本実施例のパーキングブレーキ操作装置
は、従来ポール48に直接連結或いは当接させられるよ
うになっていたレリーズロッド40を、そのポール48
と同一のピン52まわりの回動可能にポールハウジング
22に配設されたレリーズレバー50に連結し、そのレ
リーズレバー50を介してポール48を回動させること
により、そのポール48と噛合歯16との噛合いを解除
するようになっている。このため、ポール48のセクタ
10と噛み合う側と反対側の部分、すなわちパーキング
ブレーキ作用時に上方へ突き出す部分で、従来レリーズ
ロッド48に連結され或いは当接させられる部分が不要
である。
は、従来ポール48に直接連結或いは当接させられるよ
うになっていたレリーズロッド40を、そのポール48
と同一のピン52まわりの回動可能にポールハウジング
22に配設されたレリーズレバー50に連結し、そのレ
リーズレバー50を介してポール48を回動させること
により、そのポール48と噛合歯16との噛合いを解除
するようになっている。このため、ポール48のセクタ
10と噛み合う側と反対側の部分、すなわちパーキング
ブレーキ作用時に上方へ突き出す部分で、従来レリーズ
ロッド48に連結され或いは当接させられる部分が不要
である。
一方、上記レリーズレバー50は、パーキングブレーキ
を作用させるために操作レバー20が上方へ引き起こさ
れる際には、従来のポールと同じように上方へ突き出す
が、パーキングブレーキの作用状態を維持しつつ操作レ
バー20が原位置に向かって回動させられる際には、そ
の操作レバー20の回動に伴ってピン52まわりに回動
させられ、長穴60がレリーズロッド40と略平行とな
る横向き、すなわち略水平な姿勢となる。このため、そ
の状態での操作装置全体の高さはポール48の高さ位置
や上方への突出量で定まるが、上記のようにポール48
のセクタ10と噛み合う側と反対側の部分は不要である
ため上方への突出量を十分に小さくでき、操作レバー2
0を原位置に向かって回動させた場合の操作装置全体の
高さを低くできる。
を作用させるために操作レバー20が上方へ引き起こさ
れる際には、従来のポールと同じように上方へ突き出す
が、パーキングブレーキの作用状態を維持しつつ操作レ
バー20が原位置に向かって回動させられる際には、そ
の操作レバー20の回動に伴ってピン52まわりに回動
させられ、長穴60がレリーズロッド40と略平行とな
る横向き、すなわち略水平な姿勢となる。このため、そ
の状態での操作装置全体の高さはポール48の高さ位置
や上方への突出量で定まるが、上記のようにポール48
のセクタ10と噛み合う側と反対側の部分は不要である
ため上方への突出量を十分に小さくでき、操作レバー2
0を原位置に向かって回動させた場合の操作装置全体の
高さを低くできる。
また、パーキングブレーキの作用状態を解除する際にレ
リーズノブ38の押込み操作によってポール48に作用
する回動力は、ピン52からレリーズレバー50とレリ
ーズロッド40との連結部位までの寸法によって定まる
ため、レリーズレバー50の寸法を長くしておけば、比
較的小さな押込み操作力で大きな回動力をポール48に
作用させることができ、パーキングブレーキの作用状態
を容易に解除できる。
リーズノブ38の押込み操作によってポール48に作用
する回動力は、ピン52からレリーズレバー50とレリ
ーズロッド40との連結部位までの寸法によって定まる
ため、レリーズレバー50の寸法を長くしておけば、比
較的小さな押込み操作力で大きな回動力をポール48に
作用させることができ、パーキングブレーキの作用状態
を容易に解除できる。
また、レリーズロッド40は突起62を介してレリーズ
レバー50の長穴60に連結されているため、ポールハ
ウジング22に対して操作レバー20が相対回動させら
れても、レリーズロッド40とレリーズレバー50との
係合関係が損なわれることはないとともに、レリーズレ
バー50はポール48と共にピン52まわりの回動可能
にポールハウジング22に配設されているため、レリー
ズレバー50とポール48との係合関係が損なわれるこ
ともない。このため、レリーズノブ38が押込み操作さ
れることにより、確実にポール48を回動させてポール
48とセクタ10との噛合いを解除することができる。
レバー50の長穴60に連結されているため、ポールハ
ウジング22に対して操作レバー20が相対回動させら
れても、レリーズロッド40とレリーズレバー50との
係合関係が損なわれることはないとともに、レリーズレ
バー50はポール48と共にピン52まわりの回動可能
にポールハウジング22に配設されているため、レリー
ズレバー50とポール48との係合関係が損なわれるこ
ともない。このため、レリーズノブ38が押込み操作さ
れることにより、確実にポール48を回動させてポール
48とセクタ10との噛合いを解除することができる。
これに対し、従来のパーキングブレーキ操作装置は、本
実施例におけるポール48とレリーズレバー50とを一
体に構成したポールが用いられていたため、例えば前記
第6図に示されているように操作レバー20が操作位置
まで操作された状態ではレリーズレバー50に相当する
部分が上方へ大きく突き出し、そのまま操作レバー20
を原位置まで戻そうとすると、そのレリーズレバー50
に相当する部分と操作レバー20とが干渉してしまい、
操作レバー20を原位置まで戻すことはできないのであ
る。また、操作レバー20を原位置まで戻すためには、
レリーズレバー50に相当する部分との干渉を避けるた
めに操作レバー20の高さ寸法を予め大きくしておく必
要があるなど、最終的に操作レバー20の高さを低くす
ることはできなかったのである。
実施例におけるポール48とレリーズレバー50とを一
体に構成したポールが用いられていたため、例えば前記
第6図に示されているように操作レバー20が操作位置
まで操作された状態ではレリーズレバー50に相当する
部分が上方へ大きく突き出し、そのまま操作レバー20
を原位置まで戻そうとすると、そのレリーズレバー50
に相当する部分と操作レバー20とが干渉してしまい、
操作レバー20を原位置まで戻すことはできないのであ
る。また、操作レバー20を原位置まで戻すためには、
レリーズレバー50に相当する部分との干渉を避けるた
めに操作レバー20の高さ寸法を予め大きくしておく必
要があるなど、最終的に操作レバー20の高さを低くす
ることはできなかったのである。
一方、上記本実施例のパーキングブレーキ操作装置は、
パーキングブレーキの作用状態を維持しつつ操作レバー
20を原位置に向って回動させた状態で、その操作レバ
ー20のレリーズノブ38が押込み操作されても、ポー
ル48を回動させて噛合歯16との噛合いを解除するこ
とはできないようになっているため、誤ってパーキング
ブレーキの作用状態が解除される恐れがなく、高い安全
性が得られる。
パーキングブレーキの作用状態を維持しつつ操作レバー
20を原位置に向って回動させた状態で、その操作レバ
ー20のレリーズノブ38が押込み操作されても、ポー
ル48を回動させて噛合歯16との噛合いを解除するこ
とはできないようになっているため、誤ってパーキング
ブレーキの作用状態が解除される恐れがなく、高い安全
性が得られる。
次に、本考案の他の実施例を説明する。なお、以下の実
施例は、ポール,レリーズレバーおよびポールハウジン
グの形状や取付手段に関するもので、他の部分の構成は
前記実施例と全く同じであるため、相違する部分につい
てのみ説明し、共通する部分については説明を省略す
る。
施例は、ポール,レリーズレバーおよびポールハウジン
グの形状や取付手段に関するもので、他の部分の構成は
前記実施例と全く同じであるため、相違する部分につい
てのみ説明し、共通する部分については説明を省略す
る。
先ず、第8図および第9図に示されているレリーズレバ
ー70は一枚の板材を曲げ加工したもので、ポール72
と相対回動可能に前記ピン52に取り付けられていると
ともに、曲げ部74がポール72と係合させられること
により、そのポール72と前記噛合歯16との噛合いを
解除する方向、すなわち第8図におけるピン52の右ま
わり方向へ一体的に回動させられるようになっている。
なお、長穴76は前記実施例の長穴60と全く同じ形状
で同じ作用を為すものである。
ー70は一枚の板材を曲げ加工したもので、ポール72
と相対回動可能に前記ピン52に取り付けられていると
ともに、曲げ部74がポール72と係合させられること
により、そのポール72と前記噛合歯16との噛合いを
解除する方向、すなわち第8図におけるピン52の右ま
わり方向へ一体的に回動させられるようになっている。
なお、長穴76は前記実施例の長穴60と全く同じ形状
で同じ作用を為すものである。
また、第10図および11図に示されているレリーズレ
バー80は、円弧形状の溝82が一対の側板から成るポ
ールハウジング84の端縁86と係合させられることに
より、前記ピン52と平行で且つそのピン52の近傍に
回転中心を有する円弧に沿って回動可能に取り付けられ
ており、ポール88の突起90と係合させられることに
より、そのポール88と前記噛合歯16との噛合いを解
除する方向へ一体的に回動させられるようになってい
る。長穴92は上記長穴60,76と全く同じ形状で同
じ作用を為す。
バー80は、円弧形状の溝82が一対の側板から成るポ
ールハウジング84の端縁86と係合させられることに
より、前記ピン52と平行で且つそのピン52の近傍に
回転中心を有する円弧に沿って回動可能に取り付けられ
ており、ポール88の突起90と係合させられることに
より、そのポール88と前記噛合歯16との噛合いを解
除する方向へ一体的に回動させられるようになってい
る。長穴92は上記長穴60,76と全く同じ形状で同
じ作用を為す。
以上、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明した
が、本考案は他の態様で実施することもできる。
が、本考案は他の態様で実施することもできる。
例えば、前記実施例では操作レバー20がポールハウジ
ング22と同一のピン18まわりの回動可能に配設され
ているが、ピン18と平行で位置が異なる他の軸まわり
の相対回動可能にポールハウジング22に配設したり、
セクタ10或いは他の位置固定の部材にピン18と平行
な軸まわりの回動可能に配設したりすることもできる。
ング22と同一のピン18まわりの回動可能に配設され
ているが、ピン18と平行で位置が異なる他の軸まわり
の相対回動可能にポールハウジング22に配設したり、
セクタ10或いは他の位置固定の部材にピン18と平行
な軸まわりの回動可能に配設したりすることもできる。
また、前記実施例ではピン30および係合穴34によっ
て係合機構が構成されているが、ピン30をポールハウ
ジング22に固設するとともに係合穴34を操作レバー
20に形成したり、係合穴34の第2図における左端部
を開放してしまったりしても差支えないなど、種々の係
合機構を採用できる。
て係合機構が構成されているが、ピン30をポールハウ
ジング22に固設するとともに係合穴34を操作レバー
20に形成したり、係合穴34の第2図における左端部
を開放してしまったりしても差支えないなど、種々の係
合機構を採用できる。
また、前記実施例のポール48はスプリング36および
54によって噛合歯16と噛み合わされるようになって
いるが、スプリング54を設けることなくポール48自
体に作用する重力によって噛合歯16と噛み合うように
したり、スプリング54の替わりにポールハウジング2
2との間に引張コイルスプリング等を張設したりするこ
とも可能である。
54によって噛合歯16と噛み合わされるようになって
いるが、スプリング54を設けることなくポール48自
体に作用する重力によって噛合歯16と噛み合うように
したり、スプリング54の替わりにポールハウジング2
2との間に引張コイルスプリング等を張設したりするこ
とも可能である。
また、前記実施例ではピン52にレリーズレバー50が
取り付けられているが、ピン52と平行な軸心まわりの
回動可能にポール48やポールハウジング22に取り付
けるようにすることも可能である。
取り付けられているが、ピン52と平行な軸心まわりの
回動可能にポール48やポールハウジング22に取り付
けるようにすることも可能である。
また、前記実施例ではパーキングブレーキの作用状態を
維持しつつ操作レバー20が原位置まで戻されるように
なっているが、例えば、操作レバー20をポールハウジ
ング22に相対回動可能に配設した場合などには、必ず
しも操作レバー20が完全に原位置まで戻されるように
構成する必要はない。
維持しつつ操作レバー20が原位置まで戻されるように
なっているが、例えば、操作レバー20をポールハウジ
ング22に相対回動可能に配設した場合などには、必ず
しも操作レバー20が完全に原位置まで戻されるように
構成する必要はない。
また、前記実施例では噛合歯16がセクタ10の側部に
設けられているが、セクタ10の上部に噛合歯16を設
けるようにしても、ポール48とレリーズレバー50と
を分割することによる本考案の効果は充分に得られる。
設けられているが、セクタ10の上部に噛合歯16を設
けるようにしても、ポール48とレリーズレバー50と
を分割することによる本考案の効果は充分に得られる。
その他一々例示はしないが、本考案は当業者の知識に基
づいて種々の変更,改良を加えた態様で実施することが
できる。
づいて種々の変更,改良を加えた態様で実施することが
できる。
第1図は本考案の一実施例であるパーキングブレーキ操
作装置の一部を切り欠いた正面図である。第2図は第1
図の装置の要部を示す断面図である。第3図は第2図に
おけるIII−III断面図である。第4図は第2図における
IV−IV断面図である。第5図は第1図の装置におけるレ
リーズレバーとポールとの係合関係を示す斜視図であ
る。第6図は第1図の装置において操作レバーが引き上
げられた状態を示す断面図である。第7図は第1図の装
置において操作レバーがパーキングブレーキの作用状態
を維持しつつ原位置まで戻された状態を示す断面図であ
る。第8図は本考案の他の実施例におけるレリーズレバ
ーおよびポールを示す図である。第9図は第8図の右方
からの視図である。第10図は本考案の更に別の実施例
におけるレリーズレバーおよびポールを示す図である。
第11図は第10図におけるXI−XI断面図である。 10:セクタ、18:ピン(一軸) 20:操作レバー 22,84:ポールハウジング(作用部材) 30:ピン、34:係合穴 38:レリーズノブ、40:レリーズロッド 44:ブレーキケーブル 48,72,88:ポール 50,70,80:レリーズレバー 52:ピン(回動軸)、54:スプリング 36:スプリング(リターンスプリング)、60,7
6,92:長穴
作装置の一部を切り欠いた正面図である。第2図は第1
図の装置の要部を示す断面図である。第3図は第2図に
おけるIII−III断面図である。第4図は第2図における
IV−IV断面図である。第5図は第1図の装置におけるレ
リーズレバーとポールとの係合関係を示す斜視図であ
る。第6図は第1図の装置において操作レバーが引き上
げられた状態を示す断面図である。第7図は第1図の装
置において操作レバーがパーキングブレーキの作用状態
を維持しつつ原位置まで戻された状態を示す断面図であ
る。第8図は本考案の他の実施例におけるレリーズレバ
ーおよびポールを示す図である。第9図は第8図の右方
からの視図である。第10図は本考案の更に別の実施例
におけるレリーズレバーおよびポールを示す図である。
第11図は第10図におけるXI−XI断面図である。 10:セクタ、18:ピン(一軸) 20:操作レバー 22,84:ポールハウジング(作用部材) 30:ピン、34:係合穴 38:レリーズノブ、40:レリーズロッド 44:ブレーキケーブル 48,72,88:ポール 50,70,80:レリーズレバー 52:ピン(回動軸)、54:スプリング 36:スプリング(リターンスプリング)、60,7
6,92:長穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 田中 俊彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−218461(JP,A) 実開 昭56−18248(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】一軸まわりの回動可能に配設されて、位置
固定に設けられたセクタと噛み合わされるポールが該一
軸と平行な軸まわりの回動可能に取り付けられるととも
にブレーキケーブルが係止される作用部材と、 前記一軸または該一軸と平行な軸まわりの回動可能に設
けられた操作レバーと、 該操作レバーの先端部に押込み操作可能に配設されると
ともに、リターンスプリングの付勢力によって常には突
出状態に保持されるレリーズノブと、 該レリーズノブに一端部が固定され、該レリーズノブの
押込み操作を前記ポール側へ伝達するレリーズロッド
と、 パーキングブレーキの非作用状態において前記操作レバ
ーが原位置から回動操作される際には該操作レバーと共
に前記作用部材を前記一軸まわりに回動させるが、該パ
ーキングブレーキの作用状態においては前記作用部材を
回動させることなく前記操作レバーが前記原位置から回
動操作された操作位置から該原位置に向って回動するこ
とを許容する係合機構と を備えたパーキングブレーキ操作装置において、 長手形状を成し、その基端側において前記ポールの回動
軸と同一または該回動軸と平行な軸心まわりの回動可能
に前記作用部材またはポールに配設されるとともに、長
手方向に沿って設けられた長穴を介して前記レリーズロ
ッドの他端部に連結され、前記パーキングブレーキの作
用状態で前記操作レバーが前記操作位置に保持されてい
る状態においては、前記長穴が前記レリーズノブの押込
み操作に伴う前記レリーズロッドの移動方向と交差する
姿勢となり、該レリーズノブが押込み操作されることに
より前記ポールに当接して該ポールと前記セクタとの噛
合いを解除する方向へ回動させられる一方、該パーキン
グブレーキの作用状態を維持しつつ前記操作レバーが前
記操作位置から前記原位置に向って回動させられる際に
は、該操作レバーと共に回動する前記レリーズロッドと
の係合によって前記ポールに当接する方向と逆方向へ回
動させられることにより、該ポールを回動させることな
く該操作レバーの回動を許容し、且つ該回動後の状態で
は前記レリーズノブの押込み操作に伴う前記レリーズロ
ッドの移動方向と前記長穴とが略平行となる姿勢とな
り、該レリーズノブが押込み操作されても前記ポールを
回動させることがないレリーズレバーを設けたことを特
徴とするパーキングブレーキ操作装置。 - 【請求項2】前記レリーズレバーは、前記ポールの回動
軸と同一の軸心まわりにおいて該ポールと相対回動可能
に前記作用部材に配設されるとともに、常にはスプリン
グの付勢力に従って該ポールと一体的に結合させられて
いるが、前記パーキングブレーキの作用状態において前
記操作レバーが前記操作位置から前記原位置に向って回
動させられる際には、該スプリングの付勢力に抗して該
ポールに対して相対回動させられるものである請求項1
に記載のパーキングブレーキ操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988016016U JPH0622613Y2 (ja) | 1988-02-09 | 1988-02-09 | パーキングブレーキ操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988016016U JPH0622613Y2 (ja) | 1988-02-09 | 1988-02-09 | パーキングブレーキ操作装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01120464U JPH01120464U (ja) | 1989-08-15 |
JPH0622613Y2 true JPH0622613Y2 (ja) | 1994-06-15 |
Family
ID=31228575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988016016U Expired - Lifetime JPH0622613Y2 (ja) | 1988-02-09 | 1988-02-09 | パーキングブレーキ操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0622613Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5876369B2 (ja) * | 2012-04-27 | 2016-03-02 | 大塚工機株式会社 | パーキングブレーキ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5618248U (ja) * | 1979-07-23 | 1981-02-18 | ||
JPS61218461A (ja) * | 1985-03-22 | 1986-09-27 | Nissan Shatai Co Ltd | 駐車ブレ−キの操作レバ−装置 |
-
1988
- 1988-02-09 JP JP1988016016U patent/JPH0622613Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01120464U (ja) | 1989-08-15 |
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