JPH06219933A - メラニンの分解方法とメラニンの分解性物質 - Google Patents
メラニンの分解方法とメラニンの分解性物質Info
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- JPH06219933A JPH06219933A JP3197264A JP19726491A JPH06219933A JP H06219933 A JPH06219933 A JP H06219933A JP 3197264 A JP3197264 A JP 3197264A JP 19726491 A JP19726491 A JP 19726491A JP H06219933 A JPH06219933 A JP H06219933A
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- degrading
- nitrogen
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 メラニン分解性を有する担子菌を用いてメラ
ニンを分解、脱色せしめる。 【効果】 シミ、ソバカス治療用の美白化粧料として利
用できるほか、メラニン含有(食品)工業製品の脱色に
も利用できる。
ニンを分解、脱色せしめる。 【効果】 シミ、ソバカス治療用の美白化粧料として利
用できるほか、メラニン含有(食品)工業製品の脱色に
も利用できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微生物、特にメラニン
分解性を有する担子菌を利用するメラニン分解方法、メ
ラニン分解性物質、及び美白化粧料に関するものであ
る。
分解性を有する担子菌を利用するメラニン分解方法、メ
ラニン分解性物質、及び美白化粧料に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】メラニンは、皮膚の他に、中枢神経や網
膜でも生合成され、また動物に限らず、植物から微生物
に至るまで自然界に広く分布存在している。メラニン
は、チロシンがチロシナーゼの作用によりドーパ、更に
ドーパキノンへと変換され、次いで酸化が進んでインド
ール−5,6−ジヒドロキノンとなり、これが重合して
生成するものである(参考文献1)。
膜でも生合成され、また動物に限らず、植物から微生物
に至るまで自然界に広く分布存在している。メラニン
は、チロシンがチロシナーゼの作用によりドーパ、更に
ドーパキノンへと変換され、次いで酸化が進んでインド
ール−5,6−ジヒドロキノンとなり、これが重合して
生成するものである(参考文献1)。
【0003】メラニンの生合成は、紫外線をトリガーの
ひとつとして、表皮の基底層に存在する細胞、メラノサ
イトで行われる(参考文献2)。メラノサイトでは、メ
ラノソームと呼ばれる顆粒中でメラニンが合成、成熟さ
れて表皮細胞に移動、分散し、皮膚の代謝に伴って退色
し、更新の際に垢となって脱落する(参考文献3)。こ
のように、メラニンは紫外線の悪影響から身体を守る重
要な役目を担っており、医学上重要な因子である。しか
しながら、メラニン量が多くなると色黒の皮膚となる
し、また、その不均一な分布は、シミ(肝斑)、ソバカ
ス(雀卵斑)となって美容上大きな問題となる。
ひとつとして、表皮の基底層に存在する細胞、メラノサ
イトで行われる(参考文献2)。メラノサイトでは、メ
ラノソームと呼ばれる顆粒中でメラニンが合成、成熟さ
れて表皮細胞に移動、分散し、皮膚の代謝に伴って退色
し、更新の際に垢となって脱落する(参考文献3)。こ
のように、メラニンは紫外線の悪影響から身体を守る重
要な役目を担っており、医学上重要な因子である。しか
しながら、メラニン量が多くなると色黒の皮膚となる
し、また、その不均一な分布は、シミ(肝斑)、ソバカ
ス(雀卵斑)となって美容上大きな問題となる。
【0004】現在知られているシミ、ソバカス対策は、
2つの予防法と1つの治療法に大別される。
2つの予防法と1つの治療法に大別される。
【0005】予防法には、(1)メラニン生合成の引金
となるUV光をサンスクリーン剤等で遮光する方法(参
考文献6)と、(2)メラニン生合成を阻害する薬品
(例えば、グルタチオン、ビタミンC、システイン、ア
ルブチン、チオ硫酸ソーダといったメラニン合成阻害剤
等)を用いる方法(参考文献7、8)とが知られてい
る。
となるUV光をサンスクリーン剤等で遮光する方法(参
考文献6)と、(2)メラニン生合成を阻害する薬品
(例えば、グルタチオン、ビタミンC、システイン、ア
ルブチン、チオ硫酸ソーダといったメラニン合成阻害剤
等)を用いる方法(参考文献7、8)とが知られてい
る。
【0006】しかしながら、一旦形成されてしまったシ
ミ、ソバカスを治療消失せしめるための副作用のない安
全な方法は未だ開発されていないのが現状である(参考
文献2、4)。以前、ハイドロキノン、4−イソプロピ
ルカテコール、ハイドロキノンモノベンジルエーテルが
皮膚漂白剤として用いられたこともあったが、これらは
強力な美白作用を有するものの、それは色素細胞の変
性、致死に基づくものである故、外用を継続すると永久
的白斑となる可能性があり、その他色素異常、かぶれ等
の副作用も避けられないため、現在は市販されておら
ず、当業界においては安全なシミ、ソバカス治療剤の開
発が強く望まれている(参考文献5)。
ミ、ソバカスを治療消失せしめるための副作用のない安
全な方法は未だ開発されていないのが現状である(参考
文献2、4)。以前、ハイドロキノン、4−イソプロピ
ルカテコール、ハイドロキノンモノベンジルエーテルが
皮膚漂白剤として用いられたこともあったが、これらは
強力な美白作用を有するものの、それは色素細胞の変
性、致死に基づくものである故、外用を継続すると永久
的白斑となる可能性があり、その他色素異常、かぶれ等
の副作用も避けられないため、現在は市販されておら
ず、当業界においては安全なシミ、ソバカス治療剤の開
発が強く望まれている(参考文献5)。
【0007】したがって現在のところ、シミ、ソバカス
の治療法としては、メラニンが表皮の更新に伴って脱落
する期間を、レゾルシンやサリチル酸といった角質の軟
化、剥離剤を用いて短縮する方法が知られているにすぎ
ない(参考文献4)。しかしながらこの方法は、本来、
シミ、ソバカスの治療法といえるものでないし、治療す
るのに数ヶ月間という長期間を要し、現実的な治療法と
はいい得ない。
の治療法としては、メラニンが表皮の更新に伴って脱落
する期間を、レゾルシンやサリチル酸といった角質の軟
化、剥離剤を用いて短縮する方法が知られているにすぎ
ない(参考文献4)。しかしながらこの方法は、本来、
シミ、ソバカスの治療法といえるものでないし、治療す
るのに数ヶ月間という長期間を要し、現実的な治療法と
はいい得ない。
【0008】〔参考文献〕 1.蛋白質・核酸・酵素、15、p.550(197
0) 2.福代良一外「皮膚科診断治療大系4」講談社、p.
38 3.細胞、4、(9)、p.16(1972) 4.宮崎順一「皮膚外用剤 その作り方と応用」南山
堂、p.273−275、353−355 5.臨皮、44、(6)、p.629(1990) 6.化粧品科学研究会「最新化粧品科学」薬時日報社、
(昭61−4−15)、p.391−395 7.特開昭53−142515号公報 8.特開昭48−44442号公報
0) 2.福代良一外「皮膚科診断治療大系4」講談社、p.
38 3.細胞、4、(9)、p.16(1972) 4.宮崎順一「皮膚外用剤 その作り方と応用」南山
堂、p.273−275、353−355 5.臨皮、44、(6)、p.629(1990) 6.化粧品科学研究会「最新化粧品科学」薬時日報社、
(昭61−4−15)、p.391−395 7.特開昭53−142515号公報 8.特開昭48−44442号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
技術の現状に鑑みてなされたものであって、シミ、ソバ
カスの生成を予防するのではなく、従来開発するのに成
功できなかった生成されたシミ、ソバカスを安全に治療
するための新規システムを開発する目的でなされたもの
である。
技術の現状に鑑みてなされたものであって、シミ、ソバ
カスの生成を予防するのではなく、従来開発するのに成
功できなかった生成されたシミ、ソバカスを安全に治療
するための新規システムを開発する目的でなされたもの
である。
【0010】また、シミ、ソバカスの主因がメラニンに
あることから、メラニンは皮膚以外にも各種の着色製品
等生体外物質にも含まれており、これらの脱色も業界に
おいて強く要望されている点も考慮に入れ、in vi
vo及びin vitroでもメラニンを分解できる新
規システムを開発する目的でも、本発明はなされたもの
である。
あることから、メラニンは皮膚以外にも各種の着色製品
等生体外物質にも含まれており、これらの脱色も業界に
おいて強く要望されている点も考慮に入れ、in vi
vo及びin vitroでもメラニンを分解できる新
規システムを開発する目的でも、本発明はなされたもの
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に各方面から検討の結果、安全性の面から生物処理に着
目し、微生物について鋭意スクリーニングを行ったが結
局成功するに至らず、そこで発想を転換してメラニンの
分解とは全く関連性のない木材腐朽菌にはじめて着目し
た。
に各方面から検討の結果、安全性の面から生物処理に着
目し、微生物について鋭意スクリーニングを行ったが結
局成功するに至らず、そこで発想を転換してメラニンの
分解とは全く関連性のない木材腐朽菌にはじめて着目し
た。
【0012】そして木材腐朽菌の中から、メラニン分解
性を有する微生物をスクリーニングするのに成功し、遂
に本発明の完成に至ったものであって、本発明は、メラ
ニン分解性を有する担子菌の培養物又はその処理物を用
いてメラニンを分解する点を基本的技術思想として新規
に採用したものである。
性を有する微生物をスクリーニングするのに成功し、遂
に本発明の完成に至ったものであって、本発明は、メラ
ニン分解性を有する担子菌の培養物又はその処理物を用
いてメラニンを分解する点を基本的技術思想として新規
に採用したものである。
【0013】本発明において使用可能な微生物は、メラ
ニン分解性を有する木材腐朽菌であれば、白色(リグニ
ン分解菌等)、褐色を問わずすべての木材腐朽菌が使用
可能であり、例えば、NK−1148株(FERM B
P−1859)、あるいはポロディスキュラス(Por
odisculus)属に属する微生物等が有利に利用
できる。
ニン分解性を有する木材腐朽菌であれば、白色(リグニ
ン分解菌等)、褐色を問わずすべての木材腐朽菌が使用
可能であり、例えば、NK−1148株(FERM B
P−1859)、あるいはポロディスキュラス(Por
odisculus)属に属する微生物等が有利に利用
できる。
【0014】NK−1148株は、本発明者らによって
分離された微生物であって、すぐれたメラニン分解菌で
あり、その菌学的性質については特公平3−32996
号公報に詳記されているが、その主なものは次のとおり
である。
分離された微生物であって、すぐれたメラニン分解菌で
あり、その菌学的性質については特公平3−32996
号公報に詳記されているが、その主なものは次のとおり
である。
【0015】〔(1)培地における生育状態〕下記する
表1に示すとおりである。
表1に示すとおりである。
【0016】
【表1】
【0017】〔(2)生理的、生態的性質〕 生育のpH範囲(バレイショ・ブドウ糖寒天培地、2
8℃、4日間培養) pH3〜9付近で生育し、pH2および10では生育し
ない。最適pHは4〜6付近である。 生育の温度範囲(バレイショ・ブドウ糖寒天培地、p
H5、4日間培養) 10〜45℃付近で生育し、50℃では生育しない。最
適温度は28〜37℃付近である。 フェノールオキシダーゼ反応(28℃、4日間培養) 微弱または陰性を示す。 菌そうの特徴(バレイショ・ブドウ糖寒天培地、pH
5、28℃、4日間培養) 白色でフェルト状である。
8℃、4日間培養) pH3〜9付近で生育し、pH2および10では生育し
ない。最適pHは4〜6付近である。 生育の温度範囲(バレイショ・ブドウ糖寒天培地、p
H5、4日間培養) 10〜45℃付近で生育し、50℃では生育しない。最
適温度は28〜37℃付近である。 フェノールオキシダーゼ反応(28℃、4日間培養) 微弱または陰性を示す。 菌そうの特徴(バレイショ・ブドウ糖寒天培地、pH
5、28℃、4日間培養) 白色でフェルト状である。
【0018】これらの生理的、生態的性質及び各培地に
おける生育状態といった菌学的性質を詳細に検討した
が、既知の菌と同定するには至らなかった。そこで、本
菌株を新菌株と同定し、NK−1148株と命名してこ
れを微工研へ寄託した(FERM BP−1859)。
おける生育状態といった菌学的性質を詳細に検討した
が、既知の菌と同定するには至らなかった。そこで、本
菌株を新菌株と同定し、NK−1148株と命名してこ
れを微工研へ寄託した(FERM BP−1859)。
【0019】ポロディスキュラス属菌としては、例えば
本発明者らが新たに分離するのに成功したヌルデタケ
(Porodisculus pendulus)に属
する菌株NK−729W(FERM BP−1860)
が例示される。本菌株は、メラニンを高度に分解するこ
とができ非常にすぐれており、その菌学的性質について
は特公平3−32997号公報に詳記されているが、そ
の主なものは次のとおりである。
本発明者らが新たに分離するのに成功したヌルデタケ
(Porodisculus pendulus)に属
する菌株NK−729W(FERM BP−1860)
が例示される。本菌株は、メラニンを高度に分解するこ
とができ非常にすぐれており、その菌学的性質について
は特公平3−32997号公報に詳記されているが、そ
の主なものは次のとおりである。
【0020】〔(1)培地における生育状態〕下記する
表2に示すとおりである。
表2に示すとおりである。
【0021】
【表2】
【0022】〔(2)生理的、生態的性質〕 生育のpH範囲(バレイショ・ブドウ糖寒天培地、2
8℃、培養4日間) pH3〜7付近で生育し、pH2および8では生育しな
い。最適pHは4〜5付近である。 生育の温度範囲(バレイショ・ブドウ糖寒天培地、p
H5、培養4日間) 10〜32℃付近で生育し、37℃では生育しない。最
適温度は20〜30℃付近である。 フェノールオキシダーゼ反応(28℃、培養4日間) 陽性を示す。 菌そうの形状(バレイショ・ブドウ糖寒天培地、pH
5、28℃、培養4日間) 白色で毛状である。 子実体の形状 ・大きさ:径2〜5mm ・形:倒椀形(鼻の形) ・縁や表面:縁は内側へ巻き、表面は黄褐色で全面に褐
色毛がある。 ・管孔面:淡灰白色で倒皿状にへこんでおり管孔は小さ
い。 ・肉質:柔軟な革質でほぼ白色である。 胞子の形状 3〜4×1μm程度のソーセージ形で無色平滑である。
8℃、培養4日間) pH3〜7付近で生育し、pH2および8では生育しな
い。最適pHは4〜5付近である。 生育の温度範囲(バレイショ・ブドウ糖寒天培地、p
H5、培養4日間) 10〜32℃付近で生育し、37℃では生育しない。最
適温度は20〜30℃付近である。 フェノールオキシダーゼ反応(28℃、培養4日間) 陽性を示す。 菌そうの形状(バレイショ・ブドウ糖寒天培地、pH
5、28℃、培養4日間) 白色で毛状である。 子実体の形状 ・大きさ:径2〜5mm ・形:倒椀形(鼻の形) ・縁や表面:縁は内側へ巻き、表面は黄褐色で全面に褐
色毛がある。 ・管孔面:淡灰白色で倒皿状にへこんでおり管孔は小さ
い。 ・肉質:柔軟な革質でほぼ白色である。 胞子の形状 3〜4×1μm程度のソーセージ形で無色平滑である。
【0023】これらの菌学的性質からして、本菌は、ポ
ロディスキュラス属に属するものと認められ、分類学
上、特にその内のヌルデタケ(Porodisculu
s pendulus)に属せしめるのが適当であると
認められる。
ロディスキュラス属に属するものと認められ、分類学
上、特にその内のヌルデタケ(Porodisculu
s pendulus)に属せしめるのが適当であると
認められる。
【0024】本発明においては、メラニン分解性を有す
る担子菌を使用するのであるが、菌自体のほか、その培
養物及び/又はその処理物も使用することができる。該
培養物とは、菌を培養して得た菌体及び培養液の混合物
を広く指すが、本発明においては、菌体培養物から分離
したウェットケーキ等の菌体、その残渣、及び、固体物
をすべて除去した後の培養液を利用することもできる。
また、その処理物とは、上記したものを濃縮、乾燥、ま
たは希釈したものをすべて指すものである。
る担子菌を使用するのであるが、菌自体のほか、その培
養物及び/又はその処理物も使用することができる。該
培養物とは、菌を培養して得た菌体及び培養液の混合物
を広く指すが、本発明においては、菌体培養物から分離
したウェットケーキ等の菌体、その残渣、及び、固体物
をすべて除去した後の培養液を利用することもできる。
また、その処理物とは、上記したものを濃縮、乾燥、ま
たは希釈したものをすべて指すものである。
【0025】本発明にしたがってメラニンを分解するに
は、メラニン分解性を有する担子菌の菌体、培養物及び
/又は処理物をメラニンとin vivo又はin v
itroで接触せしめればよく、その際場合によっては
10〜45℃付近で所要時間インキューベートしてもよ
い。なおメラニンとの接触時に、反応系は窒素を制限し
た状態におくのが好適であって、窒素源は皆無ないし可
及的少量とした条件下とするのが好ましい。そしてこの
際、グルコースを併用すると更に有効である。
は、メラニン分解性を有する担子菌の菌体、培養物及び
/又は処理物をメラニンとin vivo又はin v
itroで接触せしめればよく、その際場合によっては
10〜45℃付近で所要時間インキューベートしてもよ
い。なおメラニンとの接触時に、反応系は窒素を制限し
た状態におくのが好適であって、窒素源は皆無ないし可
及的少量とした条件下とするのが好ましい。そしてこの
際、グルコースを併用すると更に有効である。
【0026】したがって本発明に係るメラニン分解性物
質は、メラニン分解性を有する担子菌の菌体、培養物及
び/又は処理物を有効成分としてこれに常用される無機
又は有機の担体を加えて、固体、半固体又は液体の形
で、経口投与剤のほか、外用剤や浴剤等の非経口投与剤
に製剤化すればよいが、工業用に使用する場合は有効成
分のみでもよい。
質は、メラニン分解性を有する担子菌の菌体、培養物及
び/又は処理物を有効成分としてこれに常用される無機
又は有機の担体を加えて、固体、半固体又は液体の形
で、経口投与剤のほか、外用剤や浴剤等の非経口投与剤
に製剤化すればよいが、工業用に使用する場合は有効成
分のみでもよい。
【0027】経口投与のための製剤としては、錠剤、丸
剤、顆粒剤、軟・硬カプセル剤、散剤、細粒剤、粉剤、
乳濁剤、懸濁剤、シロップ剤、エリキシル剤等が挙げら
れる。非経口投与のための製剤としては、注射剤、軟
膏、ローション、トニック、スプレー、懸濁剤、油剤、
乳剤、坐剤等が挙げられる。本発明の有効成分を製剤化
するには、常法にしたがえばよく、界面活性剤、賦形
剤、着色料、着香料、保存料、安定剤、緩衝剤、懸濁
剤、等張剤その他常用される物質を適宜使用する。
剤、顆粒剤、軟・硬カプセル剤、散剤、細粒剤、粉剤、
乳濁剤、懸濁剤、シロップ剤、エリキシル剤等が挙げら
れる。非経口投与のための製剤としては、注射剤、軟
膏、ローション、トニック、スプレー、懸濁剤、油剤、
乳剤、坐剤等が挙げられる。本発明の有効成分を製剤化
するには、常法にしたがえばよく、界面活性剤、賦形
剤、着色料、着香料、保存料、安定剤、緩衝剤、懸濁
剤、等張剤その他常用される物質を適宜使用する。
【0028】本発明に係る物質は、シミ、ソバカスの程
度、投与方法、年令等によってその投与量は相違する
が、経口ないし経腸投与の場合は成人ひとり当り1日に
有効成分を0.1〜100mg/kgの範囲内で投与す
る。皮膚外用剤として投与する場合には、適量を患部に
数回適用すればよい。工業的応用の場合には上記のよう
な格別の限定はなく、該物質とメラニン除去対象とを適
宜接触せしめればよい。なお、本物質をラットに対して
体重1kg当り100mg経口投与したが、格別の毒性
は認められず安全であった。
度、投与方法、年令等によってその投与量は相違する
が、経口ないし経腸投与の場合は成人ひとり当り1日に
有効成分を0.1〜100mg/kgの範囲内で投与す
る。皮膚外用剤として投与する場合には、適量を患部に
数回適用すればよい。工業的応用の場合には上記のよう
な格別の限定はなく、該物質とメラニン除去対象とを適
宜接触せしめればよい。なお、本物質をラットに対して
体重1kg当り100mg経口投与したが、格別の毒性
は認められず安全であった。
【0029】また本発明は、メラニン分解性を有する担
子菌の菌体、培養物及び/又は処理物を有効成分とする
美白化粧料に関するものであるが、本発明の美白化粧料
は主として化粧水、クリーム、乳液、パック、浴剤、毛
髪脱色剤などの皮膚外用剤であり、それらの各外用剤に
通常に使用される外用基剤、助剤などに上記有効成分を
0.001〜15%好ましくは0.01〜10%配合し
て外用剤とする。
子菌の菌体、培養物及び/又は処理物を有効成分とする
美白化粧料に関するものであるが、本発明の美白化粧料
は主として化粧水、クリーム、乳液、パック、浴剤、毛
髪脱色剤などの皮膚外用剤であり、それらの各外用剤に
通常に使用される外用基剤、助剤などに上記有効成分を
0.001〜15%好ましくは0.01〜10%配合し
て外用剤とする。
【0030】例えば、化粧水においては、精製水にグリ
セリン、プロピレングリコールなどの保湿剤、皮膚栄養
剤などを溶解し、防腐剤、香料などをアルコールに溶解
し、両者を混合して室温下に可溶化する一般の化粧水の
製造において、水溶部に本発明の有効成分を0.01〜
10%になるように加えて化粧水とする。
セリン、プロピレングリコールなどの保湿剤、皮膚栄養
剤などを溶解し、防腐剤、香料などをアルコールに溶解
し、両者を混合して室温下に可溶化する一般の化粧水の
製造において、水溶部に本発明の有効成分を0.01〜
10%になるように加えて化粧水とする。
【0031】クリームにおいては、精製水に親水性成分
例えばグリセリン、ソルビットなどの保湿剤を添加して
水相部とし、油相部はミツロウ、パラフィン、マイクロ
クリスタリンワックス、セレシン、高級脂肪酸、硬化油
などの固形油分、それにスクワラン、流動パラフィン、
各種エステル油などの液状油分に防腐剤、界面活性剤な
どの油性成分を添加し調製する。このようにして得られ
た水相部を加温して、ゆるやかに攪拌しつつ同温度に加
温された油相部を徐々に添加して乳化クリームとする一
般のクリームの製造において、水相部に有効成分を0.
01〜10%になるように加えてクリームとする。
例えばグリセリン、ソルビットなどの保湿剤を添加して
水相部とし、油相部はミツロウ、パラフィン、マイクロ
クリスタリンワックス、セレシン、高級脂肪酸、硬化油
などの固形油分、それにスクワラン、流動パラフィン、
各種エステル油などの液状油分に防腐剤、界面活性剤な
どの油性成分を添加し調製する。このようにして得られ
た水相部を加温して、ゆるやかに攪拌しつつ同温度に加
温された油相部を徐々に添加して乳化クリームとする一
般のクリームの製造において、水相部に有効成分を0.
01〜10%になるように加えてクリームとする。
【0032】乳液においては、精製水にグリセリンなど
の保湿剤、酸又はアルカリのpH調整剤などを加え加熱
混合してエタノールを加え水相部とし、ミツロウ、パラ
フィンなどの固形油分、ワセリン、ラノリンなどの半固
形油分、スクワラン、流動パラフィン、各種エステル油
などの液状油分に、防腐剤、界面活性剤などの油性成分
を添加調製して混合加熱し油相部とし、油相部を水相部
に加えて予備乳化を行い、これにカルボキシビニルポリ
マー、カルボキシメチルセルロースなどの保護コロイド
剤を加え、ホモミキサーで均一に乳化して乳液とする一
般の乳液の製造において、水相部に本発明の有効成分を
0.01〜10%になるように水相部に加えて乳液とす
る。
の保湿剤、酸又はアルカリのpH調整剤などを加え加熱
混合してエタノールを加え水相部とし、ミツロウ、パラ
フィンなどの固形油分、ワセリン、ラノリンなどの半固
形油分、スクワラン、流動パラフィン、各種エステル油
などの液状油分に、防腐剤、界面活性剤などの油性成分
を添加調製して混合加熱し油相部とし、油相部を水相部
に加えて予備乳化を行い、これにカルボキシビニルポリ
マー、カルボキシメチルセルロースなどの保護コロイド
剤を加え、ホモミキサーで均一に乳化して乳液とする一
般の乳液の製造において、水相部に本発明の有効成分を
0.01〜10%になるように水相部に加えて乳液とす
る。
【0033】パックにおいては、精製水にグリセリンな
どの保湿剤、ポリビニルアルコール、ビーガムなどの皮
膜剤などを加えて膨潤させ、これに必要があればカオリ
ン、タルク、酸化亜鉛などの粉末を加え、香料、防腐剤
などを溶解したエタノールを加えてペースト状となるま
で混練する一般のパックの製造において、本発明の有効
成分を0.01〜10%になるように加えてパックとす
る。浴剤や毛髪脱色剤についても常法にしたがってこれ
を調製して何ら差し支えはない。
どの保湿剤、ポリビニルアルコール、ビーガムなどの皮
膜剤などを加えて膨潤させ、これに必要があればカオリ
ン、タルク、酸化亜鉛などの粉末を加え、香料、防腐剤
などを溶解したエタノールを加えてペースト状となるま
で混練する一般のパックの製造において、本発明の有効
成分を0.01〜10%になるように加えてパックとす
る。浴剤や毛髪脱色剤についても常法にしたがってこれ
を調製して何ら差し支えはない。
【0034】本発明を実施するに当り、メラニンとの接
触は窒素を制限した条件下で行うと好結果が得られるこ
とは既に述べたところであるが、その際メラニン分解性
を有する担子菌として、予じめ窒素制限条件下でメラニ
ン及び/又はその前駆体を存在せしめた培地で培養した
微生物を用いると更に良好な結果が得られる。メラニン
のプレカーサーとしては、既に述べたメラニンの生成に
至る各種の低分子、高分子化合物が適宜単用ないし併用
できる。
触は窒素を制限した条件下で行うと好結果が得られるこ
とは既に述べたところであるが、その際メラニン分解性
を有する担子菌として、予じめ窒素制限条件下でメラニ
ン及び/又はその前駆体を存在せしめた培地で培養した
微生物を用いると更に良好な結果が得られる。メラニン
のプレカーサーとしては、既に述べたメラニンの生成に
至る各種の低分子、高分子化合物が適宜単用ないし併用
できる。
【0035】以下、本発明の実施例について述べる。
【0036】
【実施例1】ポテトデキストロース寒天培地(グルコー
ス2%含有)、窒素を制限した合成培地(下記の表3に
示すL−N培地)にグルコースをそれぞれ0%、0.1
%、1%添加した培地、の計4種類の培地をペトリ皿に
用意した。これにメラニン試料として、ササイカの墨
(その約50%がメラニンからなる)を分散せしめた。
ス2%含有)、窒素を制限した合成培地(下記の表3に
示すL−N培地)にグルコースをそれぞれ0%、0.1
%、1%添加した培地、の計4種類の培地をペトリ皿に
用意した。これにメラニン試料として、ササイカの墨
(その約50%がメラニンからなる)を分散せしめた。
【0037】
【表3】
【0038】一方、メラニン分解性を有する担子菌NK
−1148株(FERM BP−1859)を、上記ペ
トリ皿の縁部に接種し、28℃でインキューベートし
た。
−1148株(FERM BP−1859)を、上記ペ
トリ皿の縁部に接種し、28℃でインキューベートし
た。
【0039】その結果、NK−1148株はメラニンを
脱色ないし分解することができることが確認され、特に
窒素制限培地にグルコースを1%添加した場合(図1右
側のペトリ皿:N50G1、つまりイカスミ液50μl
/培地20ml、表3の培地でグルコース1%添加)、
最も速く現象が現われ、本発明の有効性が立証された。
菌糸の成長はポテトデキストロース培地が最も顕著であ
ったが、メラニンの脱色ないし分解は全く観察されなか
った。これらのことから、メラニンの分解に窒素制限が
有効であることが判った。また、グルコースを添加しな
かった場合、及び0.1%に制限した場合は、いずれも
菌糸の成長が旺盛でないにしろそれが観察されたにもか
かわらず、メラニンの脱色ないし分解は僅かであった。
これらのことから、メラニンの分解には糖が何らかの役
割を果していることが判った。
脱色ないし分解することができることが確認され、特に
窒素制限培地にグルコースを1%添加した場合(図1右
側のペトリ皿:N50G1、つまりイカスミ液50μl
/培地20ml、表3の培地でグルコース1%添加)、
最も速く現象が現われ、本発明の有効性が立証された。
菌糸の成長はポテトデキストロース培地が最も顕著であ
ったが、メラニンの脱色ないし分解は全く観察されなか
った。これらのことから、メラニンの分解に窒素制限が
有効であることが判った。また、グルコースを添加しな
かった場合、及び0.1%に制限した場合は、いずれも
菌糸の成長が旺盛でないにしろそれが観察されたにもか
かわらず、メラニンの脱色ないし分解は僅かであった。
これらのことから、メラニンの分解には糖が何らかの役
割を果していることが判った。
【0040】これらの結果から明らかなように、NK−
1148株が卓越したメラニン分解性を示すことが科学
的に立証された。
1148株が卓越したメラニン分解性を示すことが科学
的に立証された。
【0041】
【実施例2】NK−1148株にかえてNK−729W
(FERM BP−1860)を用いたほかは実施例1
と同様の操作をくり返して、窒素制限下におけるメラニ
ンの分解性を同様にして確認した。
(FERM BP−1860)を用いたほかは実施例1
と同様の操作をくり返して、窒素制限下におけるメラニ
ンの分解性を同様にして確認した。
【0042】
【実施例3:美白スキンクリーム】表3に示すL−N培
地から寒天を除いて、グルコース10g、イカスミ液2
mlを添加した液体培地で培養したNK−1148株の
培養物を用い、下記表4の処方にて、常法にしたがって
O/Wエマルジョンを調製し、シミ、ソバカス治療用の
スキンクリームを製造した。
地から寒天を除いて、グルコース10g、イカスミ液2
mlを添加した液体培地で培養したNK−1148株の
培養物を用い、下記表4の処方にて、常法にしたがって
O/Wエマルジョンを調製し、シミ、ソバカス治療用の
スキンクリームを製造した。
【0043】
【表4】
【0044】
【実施例4:美白パック剤】表3に示すL−N培地から
寒天を除いて、グルコース10g、イカスミ液2mlを
添加した液体培地で培養したNK−729W株の培養物
を用い、下記表5の処方において、常法にしたがって、
Aを混合溶解してゲルとなし、ついでB及びCを順次A
に添加して、シミ、ソバカス治療用のパック剤を製造し
た。
寒天を除いて、グルコース10g、イカスミ液2mlを
添加した液体培地で培養したNK−729W株の培養物
を用い、下記表5の処方において、常法にしたがって、
Aを混合溶解してゲルとなし、ついでB及びCを順次A
に添加して、シミ、ソバカス治療用のパック剤を製造し
た。
【0045】
【表5】
【0046】
【発明の効果】従来、シミ、ソバカス用の美白化粧料と
しては、シミ、ソバカスの生成を予防する製品しか開発
されておらず、一旦生成したシミ、ソバカスを消失、軽
減せしめる製品、つまり安全性の高いシミ、ソバカス治
療剤の開発には成功していない。
しては、シミ、ソバカスの生成を予防する製品しか開発
されておらず、一旦生成したシミ、ソバカスを消失、軽
減せしめる製品、つまり安全性の高いシミ、ソバカス治
療剤の開発には成功していない。
【0047】これに対して本発明は、このように従来ど
うしても開発し得なかった安全性のきわめて高いシミ、
ソバカス治療剤の開発にはじめて成功したものである。
しかも本発明は、外用だけでなく内服しても有効性を発
揮するという著効も奏するものである。
うしても開発し得なかった安全性のきわめて高いシミ、
ソバカス治療剤の開発にはじめて成功したものである。
しかも本発明は、外用だけでなく内服しても有効性を発
揮するという著効も奏するものである。
【0048】本発明の作用は、卓越したメラニン分解作
用に基づくものであるが、この作用は上記のようにin
vivoのみでなくin vitroでも奏され、ま
た工業面においても利用することができる。例えば、各
種の着色製品等生体外物質にはメラニンが含まれている
が、これを本発明物質を用いて処理することによりメラ
ニンを分解して脱色することが可能となり、したがって
本発明によれば、メラニン由来の着色工業製品の脱色が
効率的に行えるという著効も奏される。
用に基づくものであるが、この作用は上記のようにin
vivoのみでなくin vitroでも奏され、ま
た工業面においても利用することができる。例えば、各
種の着色製品等生体外物質にはメラニンが含まれている
が、これを本発明物質を用いて処理することによりメラ
ニンを分解して脱色することが可能となり、したがって
本発明によれば、メラニン由来の着色工業製品の脱色が
効率的に行えるという著効も奏される。
【図1】メラニン分解性を有する担子菌によるメラニン
分解能を示した写真である。(左側は、メラニン分解性
を有する担子菌無接種の対照である。右側のペトリ皿か
ら明らかなように、本発明によってメラニンが分解され
てメラニンの黒い部分が消失し、白色化しているのがわ
かる。)
分解能を示した写真である。(左側は、メラニン分解性
を有する担子菌無接種の対照である。右側のペトリ皿か
ら明らかなように、本発明によってメラニンが分解され
てメラニンの黒い部分が消失し、白色化しているのがわ
かる。)
Claims (9)
- 【請求項1】 メラニン分解性を有する担子菌菌体、そ
の培養物もしくはその処理物により、メラニンを分解す
ることを特徴とするメラニンの分解方法。 - 【請求項2】 窒素を制限した状態でメラニンと接触さ
せることを特徴とする請求項1のメラニンの分解方法。 - 【請求項3】 請求項1におけるメラニン分解性を有す
る担子菌菌体、その培養物がメラニンもしくはその前駆
体を添加した培地で培養したものであることを特徴とす
るメラニンの分解方法。 - 【請求項4】 メラニン分解性を有する担子菌の培養物
もしくはその処理物を有効成分とするメラニン分解性物
質。 - 【請求項5】 メラニン分解性を有する担子菌を窒素で
制限した培地で培養した培養物もしくはその処理物を有
効成分とするメラニン分解性物質。 - 【請求項6】 メラニン分解性を有する担子菌をメラニ
ンもしくはその前駆体を添加した培地で培養した培養物
もしくはその処理物を有効成分とするメラニン分解性物
質。 - 【請求項7】 メラニン分解性を有する担子菌の培養物
もしくはその処理物を有効成分とする美白化粧料。 - 【請求項8】 メラニン分解性を有する担子菌を窒素を
制限した培地で培養した培養物もしくはその処理物を有
効成分とする美白化粧料。 - 【請求項9】 メラニン分解性を有する担子菌をメラニ
ンもしくはその前駆体を添加した培地で培養した培養物
もしくはその処理物を有効成分とする美白化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3197264A JPH06219933A (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | メラニンの分解方法とメラニンの分解性物質 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3197264A JPH06219933A (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | メラニンの分解方法とメラニンの分解性物質 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06219933A true JPH06219933A (ja) | 1994-08-09 |
Family
ID=16371583
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3197264A Pending JPH06219933A (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | メラニンの分解方法とメラニンの分解性物質 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06219933A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU667338B2 (en) * | 1993-02-08 | 1996-03-21 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | Melanin decomposing method and melanin decomposing substance |
JP2004107284A (ja) * | 2002-09-20 | 2004-04-08 | Naris Cosmetics Co Ltd | 化粧料 |
WO2005026290A1 (ja) * | 2003-09-10 | 2005-03-24 | Shiseido Co., Ltd. | 抗酸化剤、美白剤及びこれを配合した皮膚外用剤 |
JP4783436B2 (ja) * | 2005-12-29 | 2011-09-28 | イーエルシー マネージメント エルエルシー | 皮膚の美白のための黒色酵母からの抽出物 |
JP2013133332A (ja) * | 2011-12-26 | 2013-07-08 | Satoshi Shinkawa | メラニン分解作用を呈する多糖類の製造方法 |
JP2018534351A (ja) * | 2015-09-29 | 2018-11-22 | ジョンソン・アンド・ジョンソン・コンシューマー・インコーポレイテッドJohnson & Johnson Consumer Inc. | シマレンガタケの細胞培養抽出物を使用した、皮膚を美白するための方法及び組成物 |
-
1991
- 1991-07-12 JP JP3197264A patent/JPH06219933A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU667338B2 (en) * | 1993-02-08 | 1996-03-21 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | Melanin decomposing method and melanin decomposing substance |
JP2004107284A (ja) * | 2002-09-20 | 2004-04-08 | Naris Cosmetics Co Ltd | 化粧料 |
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US7749508B2 (en) | 2003-09-10 | 2010-07-06 | Shiseido Co., Ltd. | Skin whitening method using Pleurotus nebrodensis |
JP4783436B2 (ja) * | 2005-12-29 | 2011-09-28 | イーエルシー マネージメント エルエルシー | 皮膚の美白のための黒色酵母からの抽出物 |
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JP2018534351A (ja) * | 2015-09-29 | 2018-11-22 | ジョンソン・アンド・ジョンソン・コンシューマー・インコーポレイテッドJohnson & Johnson Consumer Inc. | シマレンガタケの細胞培養抽出物を使用した、皮膚を美白するための方法及び組成物 |
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