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JPH062169Y2 - 端末処理されたテ−プ状電線 - Google Patents

端末処理されたテ−プ状電線

Info

Publication number
JPH062169Y2
JPH062169Y2 JP1985001283U JP128385U JPH062169Y2 JP H062169 Y2 JPH062169 Y2 JP H062169Y2 JP 1985001283 U JP1985001283 U JP 1985001283U JP 128385 U JP128385 U JP 128385U JP H062169 Y2 JPH062169 Y2 JP H062169Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
electric wire
shaped electric
insulator
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1985001283U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61117406U (ja
Inventor
紘司 佐藤
俊夫 金沢
力夫 斉藤
勇二郎 橋本
Original Assignee
日立電線加工株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日立電線加工株式会社 filed Critical 日立電線加工株式会社
Priority to JP1985001283U priority Critical patent/JPH062169Y2/ja
Publication of JPS61117406U publication Critical patent/JPS61117406U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH062169Y2 publication Critical patent/JPH062169Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Insulated Conductors (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、導体端部の並列群の片面側だけが最終的に露
出され、その露出側とは反対側から補強絶縁体で補強す
るように端末処理されたテープ状電線に関する。
〔従来の技術〕
近年、カードエッジ方式のコネクターに対するテープ状
電線として、着脱容易にして、安定して嵌合させるた
め、端末処理されたテープ状電線が提案されている。
すなわちその端末処理されたテープ状電線は、第3図に
示すように、横断面平角状の金属導体11を絶縁体12
で覆ったテープ状電線1の端部で、絶縁体12を剥ぎ取
って導体11端部を遍く露出し、補強絶縁体3をかかる
導体端部の片面及び絶縁体12の片面に貼り付けてそれ
らの間に跨がって補強された構造とされ、このようにし
て構成されたテープ状電線の補強された端末部は、その
ままコネクターへ挿抜できるというものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、この種のテープ状電線の補強絶縁体は、端末
部において、導体の金属とテープ状電線本体の絶縁体の
プラスチックの何れに対しても、コネクターとの挿抜力
に耐えるように強固に接着されている必要がある。
しかしながら、上記のような強固な接着を経済的になし
遂げようとする場合、導体とプラスチックの何れにも強
固な接着力を示す接着剤を入手することは困難であり、
そのため、導体が補強絶縁体から剥離して導体の変形、
断線を生じるか、または、補強絶縁体がテープ状電線の
絶縁体から剥離するか何れかの欠点が生じ、実質的な挿
抜可能回数が低くなり、実用に耐えられるものが得られ
なかった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の目的は、カードエッジ式のコネクターに挿抜さ
れる。端末処理されたテープ状電線において、端末処理
部の補強絶縁体が導体と絶縁体の何れにも強固に一体化
でき、而も挿抜時に導体の断線の恐れを無くし、そして
そのように改善されたものを経済的に提供しようとする
ものである。
すなわち、本考案の端末処理されたテープ状電線は、 横断面平角状の金属導体の並列群の両面にプラスチッ
クテープを貼り付けて絶縁体を形成したテープ状電線の
端部で、絶縁体を全て剥ぎ取って導体端部並列群のみの
両面露出部を形成し、 テープ状電線の絶縁体と同一材質となるプラスチックテ
ープの片面に金属導体と接着特性の良い接着剤を塗布し
た接着剤付テープを導体端部並列群の片面に貼り付け、
而も接着剤付テープのプラスチックテープによる外面と
テープ状電線の絶縁体の片側外面とが一平面上に連なる
ようにし、 補強用テープの片面にテープ状電線の絶縁体と接着特性
の良い接着剤を塗布した補強絶縁体を、接着剤付テープ
とテープ状電線の絶縁体とに跨がってそれら各々の貼り
付けて構成したことを特徴とする。
〔実施例〕
第1図は、本考案の端末処理されたテープ状電線の好ま
しい実施例を示したもので、第2図は、同上実施例のテ
ープ状電線を分解して示すものである。これら第1図、
第2図において、1はテープ状電線であり、その端末部
において端末処理がなされている。
テープ状電線1は、平角軟銅線による横断面平角状の金
属導体11を平行に並べて金属導体の並列群をなし、そ
の両面からプラスチックテープを貼り付けて絶縁体12
を形成したものであり、その端部において、絶縁体の全
ての剥ぎ取って導体端部並列群のみの両面露出部が形成
され、この導体端部並列群の片面側から接着剤付テープ
2、及び補強絶縁体3を順次貼り付けてなるものであ
る。
しかして、接着剤付テープ2は、テープ状電線1の絶縁
体12と同材室となるプラスチックテープ21の片面に
金属導体11と接着特性の良い接着剤22が塗布される
ことで当該接着剤付テープとされ、接着剤22によって
導体端部並列群11の片面に貼り付けられ、而も接着剤
付テープ2のプラスチックテープ21による外面とテー
プ状電線1の絶縁体12の片側外面とが一平面上に連な
るようにした。
補強絶縁体3は、プラスチックテープ31の片面にテー
プ状電線の絶縁体と接着特性の良い接着剤32が塗布さ
れたもので、その接着剤32によって接着剤付テープ2
とテープ状電線の絶縁体12とに跨がってそれらの外面
に貼り付けたものである。
なお、テープ状電線の絶縁体としては、プラスチック材
料の押し出し被覆によるものであっても良い。
本実施例の効果を確認するため、厚さが0,1mm、幅が
1.27mmの錫メッキ平角軟銅線を20本等間隔で平行
に並べ、厚さ125μmのポリエチレンテレフタレート
に軟質ポリ塩化ビニルを予めラミネート一体化した複合
テープをかかる導体並列群の両面から貼り付けて構成し
たテープ状電線を全長150mmで切断し、この切断品の
両端部の絶縁体を先端から5mmまで全て剥離し、露出さ
れた当該5mmの部分に、厚さ85μmのポリエチレンテ
レフタレートにポリオレフィン系接着剤をラミネートし
てテープを配置し、さらにその裏面部先端から15mmの
部分に、厚さ140μmのポリエリレンテレフタレート
にポリエステル系接着剤をラミネートしたテープを配置
して、200℃のホツトプレスで20秒間加圧、加熱し
て硬化させ、導体と絶縁体を強固に接着固定するととも
に、補強層を形成した。
このテープ状電線をコネタクーとの挿抜回数を実測した
結果、50回の挿抜に耐え、而も剥離等挿抜に支障とな
る欠点が生じることなかった。これは、従来のテープ状
電線が25〜30回目で導体が剥離変形して挿抜不可能
であったことからみても、本実施例のテープ状電線の有
効性を如実に示したものといえる。
〔考案の効果〕
以上説明したような本考案の端末処理されたテープ状電
線によれば、 金属と接着特性の良い接着剤を塗布した接着剤付テー
プと導体端部並列群との接着強度に強固なものが得ら
れ、また、接着剤付テープのプラスチックテープがテー
プ状電線と同一材質なので、テープ状電線の絶縁体との
接着特性の良い接着剤を塗布した補強絶縁体が接着剤付
テープとテープ状電線の絶縁体との両面に対して強固に
接着され、ひいては、補強絶縁体がテープ状電線の導体
端部並列群と絶縁体の両方に強固に接着したものにで
き、コネクターへの挿抜時の剥離強度が大幅に向上す
る。
接着剤付テープを導体並列群の片面に貼り付けて、プ
ラスチックテープの外面とテープ状電線の外面とを一平
面上に連ねたため、導体の根元に厚みの段差を生ぜず、
端末部で屈曲された場合でも導体露出部分の一部に曲げ
力が集中して断線させるという問題を無くすることがで
き、耐屈曲性の向上が図れる。
等の効果を得ることができ、よって、50回以上の挿抜
にも耐えられるという真に有用なこの種の端末処理され
たテープ状電線を提供することできるのである。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本考案の端末処理されたテープ状電線の一実
施例を示す斜視説明図、第2図は、その端末部の分解説
明図、第3図は、従来のテープ状電線の一例を示す説明
図である。 符号において、1はテープ状電線、2は接着剤付テー
プ、3は補強絶縁体、11は金属導体、12は絶縁体、
21はプラスチックテープ、22は金属との接着特性の
良い接着剤、31は補強用テープ、32はプラスチック
テープとの接着特性の良い接着剤である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 橋本 勇二郎 茨城県日立市川尻町1500番地 日立電線加 工株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−93936(JP,U) 実開 昭53−97392(JP,U) 実開 昭58−82718(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】横断面平角状の金属導体の並列群を絶縁体
    で覆ったテープ状電線の端部で、絶縁体を全て剥ぎ取っ
    て導体端部並列群のみの両面露出部を形成し、 テープ状電線の絶縁体と同一材質となるプラスチックテ
    ープの片面に金属導体と接着特性の良い接着剤を塗布し
    た接着剤付テープを導体端部並列群の片面に貼り付け、
    而も接着剤付テープのプラスチックテープによる外面と
    テープ状電線の絶縁体の片側外面とが一平面上に連なる
    ようにし、 補強用テープの片面にテープ状電線の絶縁体と接着特性
    の良い接着剤を塗布した補強絶縁体を、接着剤付テープ
    とテープ状電線の絶縁体とに跨がってそれら各々の外面
    に貼り付けて構成したことを特徴とする端末処理された
    テープ状電線。
JP1985001283U 1985-01-09 1985-01-09 端末処理されたテ−プ状電線 Expired - Lifetime JPH062169Y2 (ja)

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JP1985001283U JPH062169Y2 (ja) 1985-01-09 1985-01-09 端末処理されたテ−プ状電線

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Publication Number Publication Date
JPS61117406U JPS61117406U (ja) 1986-07-24
JPH062169Y2 true JPH062169Y2 (ja) 1994-01-19

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JPS5397392U (ja) * 1977-01-10 1978-08-08
JPS5882718U (ja) * 1981-11-30 1983-06-04 昭和電線電纜株式会社 補強板付テ−プ電線

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