JPH06216638A - 円偏波及び直線偏波共用フィードホーン - Google Patents
円偏波及び直線偏波共用フィードホーンInfo
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- JPH06216638A JPH06216638A JP722493A JP722493A JPH06216638A JP H06216638 A JPH06216638 A JP H06216638A JP 722493 A JP722493 A JP 722493A JP 722493 A JP722493 A JP 722493A JP H06216638 A JPH06216638 A JP H06216638A
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Landscapes
- Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
- Waveguide Aerials (AREA)
- Circuits Of Receivers In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 交差偏波特性の良好な円偏波及び直線偏波共
用フィードホーンを提供することを目的とする。 【構成】 一端に電磁波導入用開口部1を設け、他端に
終端面3を設けた円形導波管2と、同円形導波管2の開
口部1側に管軸を中心として回動自在にして設けた90
度位相差板6と、同円形導波管2の終端面3側の外部側
面から内部に、相互に直交する向きにして挿入したプロ
ーブ4及び5と、信号処理部9とからなり、同信号処理
部9を前記プローブ4から取り出した信号の位相を約9
0度遅延させて出力する遅延回路と、同遅延回路からの
出力をオン・オフするスイッチ回路と、同スイッチ回路
を介して入力された信号と前記プローブ5から取り出し
た信号とを合成する合成回路とで構成したものである。
用フィードホーンを提供することを目的とする。 【構成】 一端に電磁波導入用開口部1を設け、他端に
終端面3を設けた円形導波管2と、同円形導波管2の開
口部1側に管軸を中心として回動自在にして設けた90
度位相差板6と、同円形導波管2の終端面3側の外部側
面から内部に、相互に直交する向きにして挿入したプロ
ーブ4及び5と、信号処理部9とからなり、同信号処理
部9を前記プローブ4から取り出した信号の位相を約9
0度遅延させて出力する遅延回路と、同遅延回路からの
出力をオン・オフするスイッチ回路と、同スイッチ回路
を介して入力された信号と前記プローブ5から取り出し
た信号とを合成する合成回路とで構成したものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ波の受信装置
に関し、特に衛星から送出されてくる円偏波(右旋及び
左旋)と、直線偏波(水平偏波及び垂直偏波)とを、共
に受信可能とした円偏波及び直線偏波共用フィードホー
ンに関する。
に関し、特に衛星から送出されてくる円偏波(右旋及び
左旋)と、直線偏波(水平偏波及び垂直偏波)とを、共
に受信可能とした円偏波及び直線偏波共用フィードホー
ンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の直線偏波受信用フィードホーンに
おいては、図4に示すように、円形導波管2の管軸と直
交する同一面内にほぼ位置するようにして、円形導波管
2の外部から内部に相互に直交する向きにしてプローブ
4とプローブ5を挿入し、プローブ4に水平偏波を結合
させるようにし、プローブ5に垂直偏波を結合させるよ
うにして、直線偏波受信用フィードホーンから水平偏波
信号、あるいは垂直偏波信号を取り出せるようにしてい
た。
おいては、図4に示すように、円形導波管2の管軸と直
交する同一面内にほぼ位置するようにして、円形導波管
2の外部から内部に相互に直交する向きにしてプローブ
4とプローブ5を挿入し、プローブ4に水平偏波を結合
させるようにし、プローブ5に垂直偏波を結合させるよ
うにして、直線偏波受信用フィードホーンから水平偏波
信号、あるいは垂直偏波信号を取り出せるようにしてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、プローブ4
とプローブ5を円形導波管2の管軸と直交する同一面内
にほぼ位置するようにして配置しているため、プローブ
間の距離が近接状態となり、交差偏波特性が劣るといっ
た問題点があった。本発明は、交差偏波特性の良好な円
偏波及び直線偏波共用フィードホーンを提供することを
目的とする。
とプローブ5を円形導波管2の管軸と直交する同一面内
にほぼ位置するようにして配置しているため、プローブ
間の距離が近接状態となり、交差偏波特性が劣るといっ
た問題点があった。本発明は、交差偏波特性の良好な円
偏波及び直線偏波共用フィードホーンを提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】図1に示すように、一端
に電磁波導入用開口部1を設け、他端に終端面3を設け
た円形導波管2と、同円形導波管2の開口部1側に管軸
を中心として回動自在にして設けた90度位相差板6
と、同円形導波管2の終端面3側の外部側面から内部
に、相互に直交する向きにして挿入したプローブ4及び
5と、図2(A)に示すように、前記プローブ4から取
り出した信号の位相を約90度遅延させて出力する遅延
回路11と、同遅延回路11からの出力をオン・オフす
るスイッチ回路12と、同スイッチ回路12を介して入
力された信号と前記プローブ5から取り出した信号とを
合成する合成回路13とからなるものである。
に電磁波導入用開口部1を設け、他端に終端面3を設け
た円形導波管2と、同円形導波管2の開口部1側に管軸
を中心として回動自在にして設けた90度位相差板6
と、同円形導波管2の終端面3側の外部側面から内部
に、相互に直交する向きにして挿入したプローブ4及び
5と、図2(A)に示すように、前記プローブ4から取
り出した信号の位相を約90度遅延させて出力する遅延
回路11と、同遅延回路11からの出力をオン・オフす
るスイッチ回路12と、同スイッチ回路12を介して入
力された信号と前記プローブ5から取り出した信号とを
合成する合成回路13とからなるものである。
【0005】
【作用】本発明は上記した構成により、直線偏波と円偏
波を受信するようにしている。図2(A)〜(C)は直
線偏波受信時の動作説明図である。垂直偏波受信時は
(A)図に示すように、開口部1側から見た90度位相
差板6の配置をY軸と平行な位置にする。円形導波管2
に(B)図に示すように、X軸とY軸を2分する角度で
電界E0を有する垂直偏波が導入されたとする。垂直偏
波はX軸方向に電界成分E0xを有し、Y軸方向に電界
成分E0yを有する電磁波として円形導波管2内を伝播
し、電界成分E0yは90度位相差板6と平行な伝播状
態となるため、90度位相差板6を通り過ぎた所では、
電界成分E0xに対して90度位相が遅れるため、右旋
円偏波に変換される。プローブ4に対しては電界成分E
0xが結合して電気信号に変換され、プローブ5に対し
ては電界成分E0yが結合して電気信号に変換される
が、両電気信号間の位相はプローブ5の方が90度遅延
した状態にあり、プローブ4からの電気信号は遅延回路
11で90度位相が遅延され、スイッチ回路12をオン
状態として合成回路13に入力し、同合成回路13でプ
ローブ5からの電気信号と振幅及び位相が合致した状態
で合成して出力し、LNBの入力回路に入力して、垂直
偏波が受信できるようにしている。
波を受信するようにしている。図2(A)〜(C)は直
線偏波受信時の動作説明図である。垂直偏波受信時は
(A)図に示すように、開口部1側から見た90度位相
差板6の配置をY軸と平行な位置にする。円形導波管2
に(B)図に示すように、X軸とY軸を2分する角度で
電界E0を有する垂直偏波が導入されたとする。垂直偏
波はX軸方向に電界成分E0xを有し、Y軸方向に電界
成分E0yを有する電磁波として円形導波管2内を伝播
し、電界成分E0yは90度位相差板6と平行な伝播状
態となるため、90度位相差板6を通り過ぎた所では、
電界成分E0xに対して90度位相が遅れるため、右旋
円偏波に変換される。プローブ4に対しては電界成分E
0xが結合して電気信号に変換され、プローブ5に対し
ては電界成分E0yが結合して電気信号に変換される
が、両電気信号間の位相はプローブ5の方が90度遅延
した状態にあり、プローブ4からの電気信号は遅延回路
11で90度位相が遅延され、スイッチ回路12をオン
状態として合成回路13に入力し、同合成回路13でプ
ローブ5からの電気信号と振幅及び位相が合致した状態
で合成して出力し、LNBの入力回路に入力して、垂直
偏波が受信できるようにしている。
【0006】このとき、前記垂直偏波の交差偏波となる
水平偏波は、(C)図に示すように、X軸と−Y軸を2
分する角度で電界E1を有する状態で円形導波管2に導
入される。水平偏波はX軸方向に電界成分E1xを有
し、−Y軸方向に電界成分−E1yを有する電磁波とし
て円形導波管2内を伝播し、電界成分−E1yは90度
位相差板6と平行な伝播状態となるため、90度位相差
板6を通り過ぎた所では、電界成分E1xに対して90
度位相が遅れるため、左旋円偏波に変換される。プロー
ブ4に対しては電界成分E1xが結合して電気信号に変
換され、プローブ5に対しては電界成分−E1yが結合
して電気信号に変換されるが、両電気信号間の位相はプ
ローブ4の方が90度遅延した状態にあり、プローブ4
からの電気信号は遅延回路11でさらに90度位相が遅
延され、スイッチ回路12をオン状態として合成回路1
3に入力され、同合成回路13でプローブ5からの電気
信号と同振幅で逆位相の状態で合成されるため、打ち消
しあって交差偏波成分である水平偏波の信号は合成回路
13から出力されないため、交差偏波特性を良くして垂
直偏波を受信することが可能となる。水平偏波受信時
は、(A)図に示すように、90度位相差板6を回転さ
せて同図に示す点線の位置、開口部1側から見た90度
位相差板6の配置をX軸と平行な位置にすることによ
り、前記と同様な作用により交差偏波特性を良くして水
平偏波が受信することが可能となる。
水平偏波は、(C)図に示すように、X軸と−Y軸を2
分する角度で電界E1を有する状態で円形導波管2に導
入される。水平偏波はX軸方向に電界成分E1xを有
し、−Y軸方向に電界成分−E1yを有する電磁波とし
て円形導波管2内を伝播し、電界成分−E1yは90度
位相差板6と平行な伝播状態となるため、90度位相差
板6を通り過ぎた所では、電界成分E1xに対して90
度位相が遅れるため、左旋円偏波に変換される。プロー
ブ4に対しては電界成分E1xが結合して電気信号に変
換され、プローブ5に対しては電界成分−E1yが結合
して電気信号に変換されるが、両電気信号間の位相はプ
ローブ4の方が90度遅延した状態にあり、プローブ4
からの電気信号は遅延回路11でさらに90度位相が遅
延され、スイッチ回路12をオン状態として合成回路1
3に入力され、同合成回路13でプローブ5からの電気
信号と同振幅で逆位相の状態で合成されるため、打ち消
しあって交差偏波成分である水平偏波の信号は合成回路
13から出力されないため、交差偏波特性を良くして垂
直偏波を受信することが可能となる。水平偏波受信時
は、(A)図に示すように、90度位相差板6を回転さ
せて同図に示す点線の位置、開口部1側から見た90度
位相差板6の配置をX軸と平行な位置にすることによ
り、前記と同様な作用により交差偏波特性を良くして水
平偏波が受信することが可能となる。
【0007】図3(A)及び(B)は円偏波受信時の動
作説明図である。右旋円偏波受信時は(A)図に示すよ
うに、開口部1側から見た90度位相差板6の配置をX
軸とY軸を2分する角度にする。円形導波管2に(B)
図に示すように、Y軸方向に電界E2を有する右旋円偏
波が導入されたとする。電界E2を有する右旋円偏波は
互いに直角を成す偏波成分E2xとE2yとを有する電
磁波として円形導波管2内を伝播するが、位相関係は偏
波成分E2yの方が90度遅延した状態にある。電界成
分E2xは90度位相差板6と平行な伝播状態となるた
め、90度位相差板6を通り過ぎた所では、90度位相
が遅れるため、90度位相差板6を通り過ぎた所では、
右旋円偏波は偏波成分E2xとE2yとが同相となるた
め、Y軸方向に電界E2を有する直線偏波に変換され
る。従って、不要な電気信号が合成回路13に入力され
ないようにするためスイッチ回路12をオフ状態とし、
前記直線偏波をプローブ5に結合させて電気信号に変換
し、合成回路13を介してLNBの入力回路に入力する
ことにより右旋円偏波を受信することが可能となる。
作説明図である。右旋円偏波受信時は(A)図に示すよ
うに、開口部1側から見た90度位相差板6の配置をX
軸とY軸を2分する角度にする。円形導波管2に(B)
図に示すように、Y軸方向に電界E2を有する右旋円偏
波が導入されたとする。電界E2を有する右旋円偏波は
互いに直角を成す偏波成分E2xとE2yとを有する電
磁波として円形導波管2内を伝播するが、位相関係は偏
波成分E2yの方が90度遅延した状態にある。電界成
分E2xは90度位相差板6と平行な伝播状態となるた
め、90度位相差板6を通り過ぎた所では、90度位相
が遅れるため、90度位相差板6を通り過ぎた所では、
右旋円偏波は偏波成分E2xとE2yとが同相となるた
め、Y軸方向に電界E2を有する直線偏波に変換され
る。従って、不要な電気信号が合成回路13に入力され
ないようにするためスイッチ回路12をオフ状態とし、
前記直線偏波をプローブ5に結合させて電気信号に変換
し、合成回路13を介してLNBの入力回路に入力する
ことにより右旋円偏波を受信することが可能となる。
【0008】このとき、円形導波管2に(B)図に示す
ように、前記右旋円偏波の交差偏波となる左旋円偏波が
Y軸方向に電界E2を有する状態で導入されたとする。
電界E2を有する左旋円偏波は互いに直角を成す偏波成
分E2xとE2yとを有する電磁波として円形導波管2
内を伝播するが、位相関係は偏波成分E2xの方が90
度遅延した状態にある。偏波成分E2xは90度位相差
板6と平行な伝播状態となるため、90度位相差板6で
さらに位相が90度遅延するため、90度位相差板6を
通り過ぎた所では、偏波成分E2yに対して逆相となる
ため、打ち消しあって左旋円偏波は伝播しない。従っ
て、交差偏波成分である左旋円偏波は受信されず、右旋
円偏波のみを受信することが可能となり、交差偏波特性
を良くすることができる。左旋円偏波受信時は、(A)
図に示すように、90度位相差板6を回転させて同図に
示す点線の位置、開口部1側から見た90度位相差板6
の配置を−X軸とY軸を2分する角度にすることによ
り、前記と同様な作用により交差偏波特性を良くして左
旋円偏波を受信することが可能となる。従って交差偏波
特性を良くすると共に、円偏波も直線偏波も受信可能と
なる。
ように、前記右旋円偏波の交差偏波となる左旋円偏波が
Y軸方向に電界E2を有する状態で導入されたとする。
電界E2を有する左旋円偏波は互いに直角を成す偏波成
分E2xとE2yとを有する電磁波として円形導波管2
内を伝播するが、位相関係は偏波成分E2xの方が90
度遅延した状態にある。偏波成分E2xは90度位相差
板6と平行な伝播状態となるため、90度位相差板6で
さらに位相が90度遅延するため、90度位相差板6を
通り過ぎた所では、偏波成分E2yに対して逆相となる
ため、打ち消しあって左旋円偏波は伝播しない。従っ
て、交差偏波成分である左旋円偏波は受信されず、右旋
円偏波のみを受信することが可能となり、交差偏波特性
を良くすることができる。左旋円偏波受信時は、(A)
図に示すように、90度位相差板6を回転させて同図に
示す点線の位置、開口部1側から見た90度位相差板6
の配置を−X軸とY軸を2分する角度にすることによ
り、前記と同様な作用により交差偏波特性を良くして左
旋円偏波を受信することが可能となる。従って交差偏波
特性を良くすると共に、円偏波も直線偏波も受信可能と
なる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示す、円偏波及
び直線偏波共用フィードホーンの一部切欠き斜視図であ
る。同図において、円形導波管2の管軸から垂直に上方
に向かう軸をY軸とし、管軸から水平に左方に向かう軸
をX軸とし、各々反対方向に向かう軸を−Y軸及び−X
軸とする(以下、図2〜図4において同じ)。2は円形
導波管であり、TE11モードの電磁波を伝播できるも
のを使用し、一端に電磁波を効率的に導入できるように
ホーン形状の開口部1を設け、他端に導入された電磁波
を反射させる終端面3を設けている。6は90度位相差
板であり、材質としては誘電体板を使用し、円形導波管
2の管軸を中心とし同位相差板6を回転させることがで
きるようにし、位相差板6の長手方向の長さを円形導波
管2の内部を伝播する電磁波のTE11モードの直交す
る2つの偏波成分間の位相差をほぼ90度にできる長さ
としている。位相差板6の短辺方向の長さは円形導波管
2の内径より若干小さくして、滑らかに位相差板6を回
転できるようにし、短辺方向の端面の形状を移相回路と
して整合がとれるようにするため略V字型としている
が、整合がとれるようであれば他の形状にしても良い。
び直線偏波共用フィードホーンの一部切欠き斜視図であ
る。同図において、円形導波管2の管軸から垂直に上方
に向かう軸をY軸とし、管軸から水平に左方に向かう軸
をX軸とし、各々反対方向に向かう軸を−Y軸及び−X
軸とする(以下、図2〜図4において同じ)。2は円形
導波管であり、TE11モードの電磁波を伝播できるも
のを使用し、一端に電磁波を効率的に導入できるように
ホーン形状の開口部1を設け、他端に導入された電磁波
を反射させる終端面3を設けている。6は90度位相差
板であり、材質としては誘電体板を使用し、円形導波管
2の管軸を中心とし同位相差板6を回転させることがで
きるようにし、位相差板6の長手方向の長さを円形導波
管2の内部を伝播する電磁波のTE11モードの直交す
る2つの偏波成分間の位相差をほぼ90度にできる長さ
としている。位相差板6の短辺方向の長さは円形導波管
2の内径より若干小さくして、滑らかに位相差板6を回
転できるようにし、短辺方向の端面の形状を移相回路と
して整合がとれるようにするため略V字型としている
が、整合がとれるようであれば他の形状にしても良い。
【0010】位相差板6の回転機構としては、円形導波
管2の終端面3の外側に駆動部を設け、駆動部としては
例えばモータ等を使用し、同モータの回転と連動して回
転する回転軸7を設けて、終端面3の中央に設けた開口
を通して円形導波管2の内部に挿入し、回転軸7を位相
差板6の短辺方向の中心に取り付け、位相差板6を円形
導波管2の管軸を中心として回転できるようにしてい
る。駆動部を使用する代わりに、手動で位相差板6を回
転させるようにしても良い。位相差板6と終端面3間に
は、円形導波管2の外部より内部へ、X軸に平行となる
向きにしてプローブ4を挿入し、Y軸に平行となる向き
にしてプローブ5を挿入している。プローブ4及び5の
取付位置と終端面3間の距離は、プローブ4及び5に結
合させる電磁波の波長の約1/4の距離とし、プローブ
4及び5に効率良く電磁波を結合させることができるよ
うに調整して決定する。
管2の終端面3の外側に駆動部を設け、駆動部としては
例えばモータ等を使用し、同モータの回転と連動して回
転する回転軸7を設けて、終端面3の中央に設けた開口
を通して円形導波管2の内部に挿入し、回転軸7を位相
差板6の短辺方向の中心に取り付け、位相差板6を円形
導波管2の管軸を中心として回転できるようにしてい
る。駆動部を使用する代わりに、手動で位相差板6を回
転させるようにしても良い。位相差板6と終端面3間に
は、円形導波管2の外部より内部へ、X軸に平行となる
向きにしてプローブ4を挿入し、Y軸に平行となる向き
にしてプローブ5を挿入している。プローブ4及び5の
取付位置と終端面3間の距離は、プローブ4及び5に結
合させる電磁波の波長の約1/4の距離とし、プローブ
4及び5に効率良く電磁波を結合させることができるよ
うに調整して決定する。
【0011】プローブ4及び5の円形導波管2に対する
挿入の深さも同様に、プローブ4及び5に効率良く電磁
波を結合させることができるように調整して決定する。
8はプリント基板であり、円形導波管2と交差する向き
に設けて、同プリント基板8上に信号処理部9を配置
し、同プリント基板8と一体にしてプローブ4とプロー
ブ5を設け、マイクロストリップ線路で信号処理部9に
入力するようにしている。プローブ4及びプローブ5
は、プリント基板8の基板と銅箔を使用して形成しても
良いし、あるいは他の金属製の導体を使用するようにし
ても良い。また、プリント基板8は例えば円形導波管2
の管軸と平行となる向きに配置して、プローブ4及びプ
ローブ5から同軸線路を使用して、同プリント基板8上
に設けた信号処理部9に入力するようにしても良い。
挿入の深さも同様に、プローブ4及び5に効率良く電磁
波を結合させることができるように調整して決定する。
8はプリント基板であり、円形導波管2と交差する向き
に設けて、同プリント基板8上に信号処理部9を配置
し、同プリント基板8と一体にしてプローブ4とプロー
ブ5を設け、マイクロストリップ線路で信号処理部9に
入力するようにしている。プローブ4及びプローブ5
は、プリント基板8の基板と銅箔を使用して形成しても
良いし、あるいは他の金属製の導体を使用するようにし
ても良い。また、プリント基板8は例えば円形導波管2
の管軸と平行となる向きに配置して、プローブ4及びプ
ローブ5から同軸線路を使用して、同プリント基板8上
に設けた信号処理部9に入力するようにしても良い。
【0012】図2(A)〜(C)は直線偏波受信時の動
作説明図であり、(A)は、図1の切断線A−Aから見
た断面図であり、(B)及び(C)は、直線偏波の電界
の向きを説明する説明図である。プローブ4及びプロー
ブ5は、相互に直交する向きにして円形導波管2内部に
挿入してあり、プローブ4にはX軸と平行な電界を有す
る電磁波を結合させ、プローブ5にはY軸と平行な電界
を有する電磁波を結合させ、各々のプローブで電気信号
に変換し、信号処理部9に入力している。信号処理部9
は、遅延回路11とスイッチ回路12と合成回路13と
で構成し、各回路間をマイクロストリップ線路で接続す
るようにしている。プローブ4から取り出した信号を遅
延回路11に入力し、遅延回路11で位相を90度遅延
させて出力し、スイッチ回路12に入力し、スイッチ回
路12は、例えばピンダイオードスイッチ等を使用し、
直線偏波を受信する時にはオン状態とし、円偏波を受信
する時にはオフ状態とし、オン状態の場合はスイッチ回
路12を介して信号を合成回路13に入力し、同合成回
路13では、例えばウィルキンソン型ハイブリッド回路
等を使用し、プローブ5から取り出した信号とスイッチ
回路12を介して入力された信号とを合成して出力し、
LNBの入力回路に入力して信号を受信するようにして
いる。
作説明図であり、(A)は、図1の切断線A−Aから見
た断面図であり、(B)及び(C)は、直線偏波の電界
の向きを説明する説明図である。プローブ4及びプロー
ブ5は、相互に直交する向きにして円形導波管2内部に
挿入してあり、プローブ4にはX軸と平行な電界を有す
る電磁波を結合させ、プローブ5にはY軸と平行な電界
を有する電磁波を結合させ、各々のプローブで電気信号
に変換し、信号処理部9に入力している。信号処理部9
は、遅延回路11とスイッチ回路12と合成回路13と
で構成し、各回路間をマイクロストリップ線路で接続す
るようにしている。プローブ4から取り出した信号を遅
延回路11に入力し、遅延回路11で位相を90度遅延
させて出力し、スイッチ回路12に入力し、スイッチ回
路12は、例えばピンダイオードスイッチ等を使用し、
直線偏波を受信する時にはオン状態とし、円偏波を受信
する時にはオフ状態とし、オン状態の場合はスイッチ回
路12を介して信号を合成回路13に入力し、同合成回
路13では、例えばウィルキンソン型ハイブリッド回路
等を使用し、プローブ5から取り出した信号とスイッチ
回路12を介して入力された信号とを合成して出力し、
LNBの入力回路に入力して信号を受信するようにして
いる。
【0013】垂直偏波受信時の動作については、作用の
項で説明した通りであり、ここでは水平偏波受信時の動
作について説明する。水平偏波受信時は(A)図に点線
で示すように、開口部1側から見た90度位相差板6の
配置をX軸と平行な位置にする。円形導波管2に(C)
図に示すように、X軸と−Y軸を2分する角度で電界E
1を有する水平偏波が導入されたとする。水平偏波はX
軸方向に電界成分E1xを有し、Y軸方向に電界成分−
E1yを有する電磁波として円形導波管2内を伝播し、
電界成分E1xは90度位相差板6と平行な伝播状態と
なるため、90度位相差板6を通り過ぎた所では、電界
成分−E1yに対して90度位相が遅れるため、右旋円
偏波に変換される。プローブ4に対しては電界成分E1
xが結合して電気信号に変換され、プローブ5に対して
は電界成分E1yが結合して電気信号に変換されるが、
両電気信号間の位相はプローブ5の方が90度遅延した
状態にあり、プローブ4からの電気信号は遅延回路11
で90度位相が遅延され、スイッチ回路12をオン状態
として合成回路13に入力され、同合成回路13でプロ
ーブ5からの電気信号と振幅及び位相が合致した状態で
合成され、LNBの入力回路に出力され、水平偏波が受
信可能となる。
項で説明した通りであり、ここでは水平偏波受信時の動
作について説明する。水平偏波受信時は(A)図に点線
で示すように、開口部1側から見た90度位相差板6の
配置をX軸と平行な位置にする。円形導波管2に(C)
図に示すように、X軸と−Y軸を2分する角度で電界E
1を有する水平偏波が導入されたとする。水平偏波はX
軸方向に電界成分E1xを有し、Y軸方向に電界成分−
E1yを有する電磁波として円形導波管2内を伝播し、
電界成分E1xは90度位相差板6と平行な伝播状態と
なるため、90度位相差板6を通り過ぎた所では、電界
成分−E1yに対して90度位相が遅れるため、右旋円
偏波に変換される。プローブ4に対しては電界成分E1
xが結合して電気信号に変換され、プローブ5に対して
は電界成分E1yが結合して電気信号に変換されるが、
両電気信号間の位相はプローブ5の方が90度遅延した
状態にあり、プローブ4からの電気信号は遅延回路11
で90度位相が遅延され、スイッチ回路12をオン状態
として合成回路13に入力され、同合成回路13でプロ
ーブ5からの電気信号と振幅及び位相が合致した状態で
合成され、LNBの入力回路に出力され、水平偏波が受
信可能となる。
【0014】このとき、前記水平偏波の交差偏波となる
垂直偏波は、(B)図に示すように、X軸とY軸を2分
する角度で電界E0を有する状態で円形導波管2に導入
される。垂直偏波はX軸方向に電界成分E0xを有し、
Y軸方向に電界成分E0yを有する電磁波として円形導
波管2内を伝播し、電界成分E0xは90度位相差板6
と平行な伝播状態となるため、90度位相差板6を通り
過ぎた所では、電界成分E0yに対して90度位相が遅
れるため、左旋円偏波に変換される。プローブ4に対し
ては電界成分E0xが結合して電気信号に変換され、プ
ローブ5に対しては電界成分E0yが結合して電気信号
に変換されるが、両電気信号間の位相はプローブ4の方
が90度遅延した状態にあり、プローブ4からの電気信
号は遅延回路11でさらに90度位相が遅延され、スイ
ッチ回路12をオン状態として合成回路13に入力さ
れ、同合成回路13でプローブ5からの電気信号と同振
幅で逆位相の状態で合成されるため、打ち消しあって交
差偏波成分である垂直偏波の信号は合成回路13から出
力されないため、交差偏波特性を良くして水平偏波を受
信することが可能となる。
垂直偏波は、(B)図に示すように、X軸とY軸を2分
する角度で電界E0を有する状態で円形導波管2に導入
される。垂直偏波はX軸方向に電界成分E0xを有し、
Y軸方向に電界成分E0yを有する電磁波として円形導
波管2内を伝播し、電界成分E0xは90度位相差板6
と平行な伝播状態となるため、90度位相差板6を通り
過ぎた所では、電界成分E0yに対して90度位相が遅
れるため、左旋円偏波に変換される。プローブ4に対し
ては電界成分E0xが結合して電気信号に変換され、プ
ローブ5に対しては電界成分E0yが結合して電気信号
に変換されるが、両電気信号間の位相はプローブ4の方
が90度遅延した状態にあり、プローブ4からの電気信
号は遅延回路11でさらに90度位相が遅延され、スイ
ッチ回路12をオン状態として合成回路13に入力さ
れ、同合成回路13でプローブ5からの電気信号と同振
幅で逆位相の状態で合成されるため、打ち消しあって交
差偏波成分である垂直偏波の信号は合成回路13から出
力されないため、交差偏波特性を良くして水平偏波を受
信することが可能となる。
【0015】図3(A)及び(B)は円偏波受信時の動
作説明図であり、(A)は、図2(A)から90度位相
差板を45度回転させた状態を示す断面図であり、
(B)は、円偏波の電界の向きを説明する説明図であ
る。右旋円偏波受信時の動作については、作用の項で説
明した通りであり、ここでは左旋円偏波受信時の動作に
ついて説明する。左旋円偏波受信時は(A)図に点線で
示すように、開口部1側から見た90度位相差板6の配
置を−X軸とY軸を2分する角度にする。円形導波管2
に(B)図に示すように、Y軸方向に電界E2を有する
左旋円偏波が導入されたとする。電界E2を有する左旋
円偏波は互いに直角を成す偏波成分E2xとE2yとを
有する電磁波として円形導波管2内を伝播するが、位相
関係は偏波成分E2xの方が90度遅延した状態にあ
る。電界成分E2yは90度位相差板6と平行な伝播状
態となるため、90度位相差板6を通り過ぎた所では、
90度位相が遅れるため、90度位相差板6を通り過ぎ
た所では、右旋円偏波は偏波成分E2xとE2yが同相
となるため、Y軸方向に電界E2を有する直線偏波に変
換される。従って、スイッチ回路12をオフ状態とし、
前記直線偏波をプローブ5に結合させて電気信号に変換
し、合成回路13を介してLNBの入力回路に入力する
ことにより左旋円偏波を受信することが可能となる。
作説明図であり、(A)は、図2(A)から90度位相
差板を45度回転させた状態を示す断面図であり、
(B)は、円偏波の電界の向きを説明する説明図であ
る。右旋円偏波受信時の動作については、作用の項で説
明した通りであり、ここでは左旋円偏波受信時の動作に
ついて説明する。左旋円偏波受信時は(A)図に点線で
示すように、開口部1側から見た90度位相差板6の配
置を−X軸とY軸を2分する角度にする。円形導波管2
に(B)図に示すように、Y軸方向に電界E2を有する
左旋円偏波が導入されたとする。電界E2を有する左旋
円偏波は互いに直角を成す偏波成分E2xとE2yとを
有する電磁波として円形導波管2内を伝播するが、位相
関係は偏波成分E2xの方が90度遅延した状態にあ
る。電界成分E2yは90度位相差板6と平行な伝播状
態となるため、90度位相差板6を通り過ぎた所では、
90度位相が遅れるため、90度位相差板6を通り過ぎ
た所では、右旋円偏波は偏波成分E2xとE2yが同相
となるため、Y軸方向に電界E2を有する直線偏波に変
換される。従って、スイッチ回路12をオフ状態とし、
前記直線偏波をプローブ5に結合させて電気信号に変換
し、合成回路13を介してLNBの入力回路に入力する
ことにより左旋円偏波を受信することが可能となる。
【0016】このとき、円形導波管2に(B)図に示す
ように、前記左旋円偏波の交差偏波となる右旋円偏波が
Y軸方向に電界E2を有する状態で導入されたとする。
電界E2を有する右旋円偏波は互いに直角を成す偏波成
分E2xとE2yとを有する電磁波として円形導波管2
内を伝播するが、位相関係は偏波成分E2yの方が90
度遅延した状態にある。偏波成分E2yは90度位相差
板6と平行な伝播状態となるため、90度位相差板6で
さらに位相が90度遅延するため、90度位相差板6を
通り過ぎた所では、偏波成分E2xに対して逆相となる
ため、打ち消しあって右旋円偏波は伝播しない。従っ
て、交差偏波成分である右旋円偏波は受信されず、左旋
円偏波のみを受信することが可能となり、交差偏波特性
を良くすることができる。
ように、前記左旋円偏波の交差偏波となる右旋円偏波が
Y軸方向に電界E2を有する状態で導入されたとする。
電界E2を有する右旋円偏波は互いに直角を成す偏波成
分E2xとE2yとを有する電磁波として円形導波管2
内を伝播するが、位相関係は偏波成分E2yの方が90
度遅延した状態にある。偏波成分E2yは90度位相差
板6と平行な伝播状態となるため、90度位相差板6で
さらに位相が90度遅延するため、90度位相差板6を
通り過ぎた所では、偏波成分E2xに対して逆相となる
ため、打ち消しあって右旋円偏波は伝播しない。従っ
て、交差偏波成分である右旋円偏波は受信されず、左旋
円偏波のみを受信することが可能となり、交差偏波特性
を良くすることができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
右旋円偏波も左旋円偏波、また水平偏波も垂直偏波も受
信可能となり、交差偏波特性の良好な円偏波及び直線偏
波共用フィードホーンを提供することができる。
右旋円偏波も左旋円偏波、また水平偏波も垂直偏波も受
信可能となり、交差偏波特性の良好な円偏波及び直線偏
波共用フィードホーンを提供することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す、円偏波及び直線偏波
共用フィードホーンの一部切欠き斜視図である。
共用フィードホーンの一部切欠き斜視図である。
【図2】(A)は、図1の切断線A−Aから見た断面図
であり、(B)及び(C)は、直線偏波の電界の向きを
説明する説明図である。
であり、(B)及び(C)は、直線偏波の電界の向きを
説明する説明図である。
【図3】(A)は、図2(A)から90度位相差板を4
5度回転させた状態を示す断面図であり、(B)は、円
偏波の電界の向きを説明する説明図である。
5度回転させた状態を示す断面図であり、(B)は、円
偏波の電界の向きを説明する説明図である。
【図4】従来例を示す、直線偏波受信用フィードホーン
の一部切欠き斜視図である。
の一部切欠き斜視図である。
1 開口部 2 円形導波管 3 終端面 4 プローブ 5 プローブ 6 位相差板 7 回転軸 8 プリント基板 9 信号処理部 10 マイクロストリップ線路 11 遅延回路 12 スイッチ回路 13 合成回路
Claims (5)
- 【請求項1】 一端に電磁波導入用開口部を設け、他端
に終端面を設けた円形導波管と、同円形導波管の開口部
側に管軸を中心として回動自在にして設けた90度位相
差板と、同円形導波管の終端面側の外部側面から内部
に、相互に直交する向きにして挿入した第1及び第2プ
ローブと、前記第1プローブから取り出した信号の位相
を約90度遅延させて出力する遅延回路と、同遅延回路
からの出力をオン・オフするスイッチ回路と、同スイッ
チ回路を介して入力された信号と前記第2プローブから
取り出した信号とを合成する合成回路とからなる円偏波
及び直線偏波共用フィードホーン。 - 【請求項2】 直線偏波受信時は、前記90度位相差板
の前記開口部から見た向きを前記第1プローブ、あるい
は前記第2プローブの方向とし、同90度位相差板で導
入された直線偏波を円偏波に変換し、前記第1プローブ
から取り出した信号と前記2プローブから取り出した信
号とを、受信希望の直線偏波に対しては同振幅、同相で
前記合成回路に入力せしめ、交差偏波に対しては相互に
同振幅、逆相で前記合成回路に入力せしめることを特徴
とする請求項1記載の円偏波及び直線偏波共用フィード
ホーン。 - 【請求項3】 円偏波受信時は、前記90度位相差板の
前記開口部から見た向きを前記プローブの一方に対し
て、時計方向、あるいは反時計方向に約45度回転させ
た状態とし、同90度位相差板で受信希望の円偏波のみ
を直線偏波に変換し、前記2プローブから信号を取り出
して前記合成回路を介して出力することを特徴とする請
求項1記載の円偏波及び直線偏波共用フィードホーン。 - 【請求項4】 前記90度位相差板が誘電体板からな
り、同誘電体板の前記円形導波管の管軸方向に沿った長
さを、同誘電体板と平行な向きに伝播する電磁波の位相
を90度遅延させることができる長さとしたことを特徴
とする請求項1、2又は3記載の円偏波及び直線偏波共
用フィードホーン。 - 【請求項5】 前記円形導波管と交差する向きにしてプ
リント基板を設けて、同プリント基板上に前記遅延回路
と前記スイッチ回路と前記合成回路を配置し、前記各回
路間をマイクロストリップ線路で接続し、同プリント基
板と一体にして前記第1プローブと前記第2プローブを
設け、マイクロストリップ線路で前記第1プローブから
前記遅延回路に、前記第2プローブから前記合成回路に
各々入力することを特徴とする請求項1記載の円偏波及
び直線偏波共用フィードホーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP722493A JPH06216638A (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 円偏波及び直線偏波共用フィードホーン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP722493A JPH06216638A (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 円偏波及び直線偏波共用フィードホーン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06216638A true JPH06216638A (ja) | 1994-08-05 |
Family
ID=11660031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP722493A Pending JPH06216638A (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 円偏波及び直線偏波共用フィードホーン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06216638A (ja) |
-
1993
- 1993-01-20 JP JP722493A patent/JPH06216638A/ja active Pending
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