JPH0621353Y2 - 筋切り器 - Google Patents
筋切り器Info
- Publication number
- JPH0621353Y2 JPH0621353Y2 JP1988124187U JP12418788U JPH0621353Y2 JP H0621353 Y2 JPH0621353 Y2 JP H0621353Y2 JP 1988124187 U JP1988124187 U JP 1988124187U JP 12418788 U JP12418788 U JP 12418788U JP H0621353 Y2 JPH0621353 Y2 JP H0621353Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- upper plate
- lower plate
- shrimp
- muscle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
- Processing Of Meat And Fish (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、海老などの筋切り、魚の骨切り、とくに天
麩羅などの材料とする海老、烏賊の筋切りに便利な器具
に関するものである。
麩羅などの材料とする海老、烏賊の筋切りに便利な器具
に関するものである。
「従来の技術」 例えば天麩羅の材料とする海老は、まず背わた、皮を取
り去ったのち、尻尾の先を少し切り取る。次いで腹側か
ら胴の三分の二程度の深さで、筋切りと呼ばれる横手方
向の切り込みを複数本入れる。
り去ったのち、尻尾の先を少し切り取る。次いで腹側か
ら胴の三分の二程度の深さで、筋切りと呼ばれる横手方
向の切り込みを複数本入れる。
この作業は、従来すべて人手によって行われている。
「考案が解決しようとする問題点」 ところが料理店など多数の海老を処理しなければならな
いところでは、この筋切り作業は極めてめんどうなもの
である。しかも、筋切りは熟練しない見習いが行うのが
一般であるため、余計に時間がかかるうえ、筋切りが深
すぎて切断してしまい、海老を無駄にしてしまうことが
多々あった。
いところでは、この筋切り作業は極めてめんどうなもの
である。しかも、筋切りは熟練しない見習いが行うのが
一般であるため、余計に時間がかかるうえ、筋切りが深
すぎて切断してしまい、海老を無駄にしてしまうことが
多々あった。
「問題点を解決するための手段」 そこでこの考案は、未熟練者でも、能率的に筋切りが行
えるようにすることを目的とするもので、以下の構成を
要旨とする。
えるようにすることを目的とするもので、以下の構成を
要旨とする。
下板に並設した複数の海老などの被処理物収容用の凹溝
の底部に、凹溝の横手方向に複数の帯状の筋切り刃を上
向きに並設する。
の底部に、凹溝の横手方向に複数の帯状の筋切り刃を上
向きに並設する。
上下動自在に下板に連結された連結部材に、ヒンジによ
り上板を下板に対し開閉自在に連結する。
り上板を下板に対し開閉自在に連結する。
閉じた上板を押し下げたとき、筋切り刃の上端との間に
底面が間隙を有する状態で、各凹溝へそれぞれ遊嵌され
る押さえ部材を、上板に下向きに並設する。
底面が間隙を有する状態で、各凹溝へそれぞれ遊嵌され
る押さえ部材を、上板に下向きに並設する。
「作用」 被処理物が海老の場合、背わた、皮を取り去り、尻尾の
先端を少し切り取った海老を、上板を開いて、腹を下に
向けて各凹溝の筋切り刃の上にそれぞれ置く。
先端を少し切り取った海老を、上板を開いて、腹を下に
向けて各凹溝の筋切り刃の上にそれぞれ置く。
次いで上板を閉じて手で上板を押し下げると、各凹溝に
嵌まり込んで押し下げられる押さえ部材で、筋切り刃の
上の海老は筋切りされる。
嵌まり込んで押し下げられる押さえ部材で、筋切り刃の
上の海老は筋切りされる。
押し下げられた押さえ部材底面と筋切り刃との間には空
隙があるので、海老が筋切り刃により切断されることは
ない。
隙があるので、海老が筋切り刃により切断されることは
ない。
「実施例」 以下、この考案を海老の筋切りに用いる、図示実施例に
基づいて詳細に説明する。
基づいて詳細に説明する。
1は長方形状の下板で、横手方向に、未広状の凹溝2が
複数個(実施例では4個)が等間隔に並設されている。
この凹溝2の形状は、勿論海老の形状に合わせたもの
で、同一側が広くその反対側に狭く形成されている。
複数個(実施例では4個)が等間隔に並設されている。
この凹溝2の形状は、勿論海老の形状に合わせたもの
で、同一側が広くその反対側に狭く形成されている。
3は帯状の筋切り刃であって、凹溝2の底部に凹溝2の
横手方向(即ち上板1の長手方向に)に、複数本(実施
例では6本)が等間隔に並設されている。筋切り刃3の
凹溝2からの高さは実施例では約7ミリであるが、この
高さや凹溝2の幅は材料によって選択するとよい。
横手方向(即ち上板1の長手方向に)に、複数本(実施
例では6本)が等間隔に並設されている。筋切り刃3の
凹溝2からの高さは実施例では約7ミリであるが、この
高さや凹溝2の幅は材料によって選択するとよい。
4は支持部で、後述の取付金具の2本の脚を挿通する竪
孔5が貫設されている。
孔5が貫設されている。
6は連結部材で、表面には上板1の横手方向に長溝7
と、長溝7の両端に貫設した上下方向の2本の竪孔8を
有する。
と、長溝7の両端に貫設した上下方向の2本の竪孔8を
有する。
第3図に示すように、9は下に開口するコ字状の取付金
具で、両脚部10は、連結部材6の竪孔8から支持部4
の竪孔5へ挿通されて下端部を支持部4の底部にナット
で固定されている。11は前記両脚10外装したバネ
で、常時連結部材6を上方へ押し上げている。
具で、両脚部10は、連結部材6の竪孔8から支持部4
の竪孔5へ挿通されて下端部を支持部4の底部にナット
で固定されている。11は前記両脚10外装したバネ
で、常時連結部材6を上方へ押し上げている。
したがって、連結部材6を押し下げないときは、取付金
具9の上部は長溝7に位置して、連結部材6が下板1か
ら外れないようになっている。
具9の上部は長溝7に位置して、連結部材6が下板1か
ら外れないようになっている。
12は長方形状の上板で、ヒンジ13により下板1に対
し開閉自在に連結部材6に連結されている。
し開閉自在に連結部材6に連結されている。
14は複数個(実施例では4個)の押さえ部材で、前記
凹溝2の形状に合わせて、凹溝2よりやや小さく末広状
に形成されており、又、上板12を閉じたとき、それぞ
れ各凹溝2へ遊嵌されるよう上板12の底面に下向きに
並列されている。
凹溝2の形状に合わせて、凹溝2よりやや小さく末広状
に形成されており、又、上板12を閉じたとき、それぞ
れ各凹溝2へ遊嵌されるよう上板12の底面に下向きに
並列されている。
この筋切り器は水洗いに耐えるよう、下板1、連結部材
6、上板12、押さえ部材14などは硬質合成樹脂を、
取付金具8はステンレスを用いるとよい。又、下板1、
及び連結部材6を、第2図の想像線の位置で2分して形
成して、ビス止めなどの手段に連結すれば、容易に形成
できる。
6、上板12、押さえ部材14などは硬質合成樹脂を、
取付金具8はステンレスを用いるとよい。又、下板1、
及び連結部材6を、第2図の想像線の位置で2分して形
成して、ビス止めなどの手段に連結すれば、容易に形成
できる。
そこで、凹溝2に前述のように処理をした海老21を、
頭側を凹溝2の広い側へ置いて収容し、上板12を閉
じ、ついで上板12をて手で押し下げると、第4図のよ
うに筋切りができる。このとき、海老21が切断されて
しまわないように、押さえ部材14の底面と、筋切り刃
3の上端との間に間隙を形成する必要がある。この間隙
を形成するためには、例えば上板12にストッパを設け
る、又は押し部材14の厚みを適宜選択するなど、適当
な手段をとるとよい。
頭側を凹溝2の広い側へ置いて収容し、上板12を閉
じ、ついで上板12をて手で押し下げると、第4図のよ
うに筋切りができる。このとき、海老21が切断されて
しまわないように、押さえ部材14の底面と、筋切り刃
3の上端との間に間隙を形成する必要がある。この間隙
を形成するためには、例えば上板12にストッパを設け
る、又は押し部材14の厚みを適宜選択するなど、適当
な手段をとるとよい。
筋切り後は、手を放せばバネ11により上板12は上昇
するので、上板12を開いて海老21を取り出す。
するので、上板12を開いて海老21を取り出す。
なお、この筋切り器を用いて天麩羅用の烏賊に切れ目を
入れることも可能である。この場合、短冊状に形成した
烏賊の両側には切れ目が入らないよう、第5図のように
筋切り刃3を形成すればよく、海老の筋切りと両用でき
る。
入れることも可能である。この場合、短冊状に形成した
烏賊の両側には切れ目が入らないよう、第5図のように
筋切り刃3を形成すればよく、海老の筋切りと両用でき
る。
又、凹溝2の形状は実施例に限られず、被処理物の形状
に合わせればよく、例えば短冊状の烏賊の筋切り専用の
場合は短冊状に形成し、筋切り刃3の形状も第5図のよ
うに形成したものを用いればよい。
に合わせればよく、例えば短冊状の烏賊の筋切り専用の
場合は短冊状に形成し、筋切り刃3の形状も第5図のよ
うに形成したものを用いればよい。
さらに、魚の骨切りにも実施できる。
「効果」 上板を手で押し下げるだけで容易に筋切りができるの
で、未熟練者でも能率的に筋切りができる。
で、未熟練者でも能率的に筋切りができる。
第1図は上板を開いた状態の斜視図、第2図は側面図、
第3図は下板支持部と連結部材との連結状態を示す縦断
面図である。 第4図は海老の、又第5図は烏賊の筋切り状態の要部側
面図である。 1……下板、2……凹溝、3……筋切り刃、6……連結
部材、12……上板、13……ヒンジ、14……押さえ
部材、21……海老、21′……烏賊
第3図は下板支持部と連結部材との連結状態を示す縦断
面図である。 第4図は海老の、又第5図は烏賊の筋切り状態の要部側
面図である。 1……下板、2……凹溝、3……筋切り刃、6……連結
部材、12……上板、13……ヒンジ、14……押さえ
部材、21……海老、21′……烏賊
Claims (1)
- 【請求項1】下板に並設した複数の海老などの被処理物
収容用の凹溝の底部に、凹溝の横手方向に複数の帯状の
筋切り刃を上向きに並設するとともに、上下動自在に下
板に連結された連結部材にヒンジで上板を下板に対し開
閉自在に連結して、閉じた上板を押し下げたとき、筋切
り刃の上端との間に底面が間隙を有して各凹溝へそれぞ
れ遊嵌される押さえ部材を、上板に下向きに並列してな
る筋切り器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988124187U JPH0621353Y2 (ja) | 1988-09-22 | 1988-09-22 | 筋切り器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988124187U JPH0621353Y2 (ja) | 1988-09-22 | 1988-09-22 | 筋切り器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0246581U JPH0246581U (ja) | 1990-03-30 |
JPH0621353Y2 true JPH0621353Y2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=31373699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988124187U Expired - Lifetime JPH0621353Y2 (ja) | 1988-09-22 | 1988-09-22 | 筋切り器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0621353Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001299201A (ja) * | 2000-04-17 | 2001-10-30 | Hirao Terasaki | 殻付きえびの身伸長器 |
-
1988
- 1988-09-22 JP JP1988124187U patent/JPH0621353Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0246581U (ja) | 1990-03-30 |
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