JPH06213077A - ガスエンジンのミキサ制御方法及びミキサ制御装置 - Google Patents
ガスエンジンのミキサ制御方法及びミキサ制御装置Info
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- JPH06213077A JPH06213077A JP2206193A JP2206193A JPH06213077A JP H06213077 A JPH06213077 A JP H06213077A JP 2206193 A JP2206193 A JP 2206193A JP 2206193 A JP2206193 A JP 2206193A JP H06213077 A JPH06213077 A JP H06213077A
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Landscapes
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エンジンの停止時におけるガスパージに際し
て、吸排気量Qが瞬間的に増えて排気マフラ16の尾管
より凝固水が飛散するのを防止し、エンジンの自力回転
を短時間で停止させる。 【構成】 燃料供給信号Kがオフになった時点でミキサ
1への燃料ガスの供給を停止し、これと同時にスロット
ルバルブ2を全閉にするとともに、点火プラグ5をオフ
状態にする。これにより、エンジンは自力回転せずに所
定の停止回転数nLまで急速に低下するが、その後でセ
ルモータ17を始動させてミキサ1内のガスパージをす
る。
て、吸排気量Qが瞬間的に増えて排気マフラ16の尾管
より凝固水が飛散するのを防止し、エンジンの自力回転
を短時間で停止させる。 【構成】 燃料供給信号Kがオフになった時点でミキサ
1への燃料ガスの供給を停止し、これと同時にスロット
ルバルブ2を全閉にするとともに、点火プラグ5をオフ
状態にする。これにより、エンジンは自力回転せずに所
定の停止回転数nLまで急速に低下するが、その後でセ
ルモータ17を始動させてミキサ1内のガスパージをす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コージェネレーショ
ンシステムや発動発電機等に用いられるガスエンジンに
関し、特にエンジン停止時において、マニホールドやシ
リンダ内に残留する未燃ガスを排除する(以下ガスパー
ジという)のに用いられるガスエンジンのミキサ制御方
法及びミキサ制御装置に関する。
ンシステムや発動発電機等に用いられるガスエンジンに
関し、特にエンジン停止時において、マニホールドやシ
リンダ内に残留する未燃ガスを排除する(以下ガスパー
ジという)のに用いられるガスエンジンのミキサ制御方
法及びミキサ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記ガスパージは、従来より図3(A)で
示す手順により行われていた。ここで同図(A)は、ガス
エンジンのミキサ制御方法を示すフローチャート、同図
(B)は、そのフローチャートに対応する燃料供給弁の開
閉と、スロットルバルブの開度Vと、エンジンの回転数
Nと、エンジンの吸排気量Qとの関係を示すタイムチャ
ートである。
示す手順により行われていた。ここで同図(A)は、ガス
エンジンのミキサ制御方法を示すフローチャート、同図
(B)は、そのフローチャートに対応する燃料供給弁の開
閉と、スロットルバルブの開度Vと、エンジンの回転数
Nと、エンジンの吸排気量Qとの関係を示すタイムチャ
ートである。
【0003】図3(A)で示すように、ステップS1では
燃料供給信号Kがオフになったことを判断し、ステップ
S2では燃料供給信号Kがオフになったことに基づき、
燃料供給弁を閉じて燃料ガスの供給を停止する。ステッ
プS3ではエンジンの回転数Nが所定の停止回転数nLま
で低下したことでミキサ内のガスパージの完了時を間接
的に検出し、ステップS4ではその検出に基づき、ガバナ
アクチュエータによりスロットルバルブの開度Vを全閉
にするとともに、点火プラグをオフにする。これにより
ステップS5でエンジンが停止する。つまり、ステップ
S2で燃料ガス供給路を閉止してからステップS4で点火
プラグをオフにするまでの間にマニホールドや燃焼室内
の未燃ガスを燃焼室内で燃焼させてガスパージするので
ある。
燃料供給信号Kがオフになったことを判断し、ステップ
S2では燃料供給信号Kがオフになったことに基づき、
燃料供給弁を閉じて燃料ガスの供給を停止する。ステッ
プS3ではエンジンの回転数Nが所定の停止回転数nLま
で低下したことでミキサ内のガスパージの完了時を間接
的に検出し、ステップS4ではその検出に基づき、ガバナ
アクチュエータによりスロットルバルブの開度Vを全閉
にするとともに、点火プラグをオフにする。これにより
ステップS5でエンジンが停止する。つまり、ステップ
S2で燃料ガス供給路を閉止してからステップS4で点火
プラグをオフにするまでの間にマニホールドや燃焼室内
の未燃ガスを燃焼室内で燃焼させてガスパージするので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、以
下のような問題点があった。ガスエンジンのスロットル
バルブは、ガバナアクチュエータにより操作され、スロ
ットルバルブの開度Vは、エンジンの負荷が低下して回
転速度が上昇するときは絞る方向へ、負荷が増大して回
転速度が低下するときは開く方向へ制御され、エンジン
の回転数Nは定格回転数(例えば1800rpm)に維持され
る。
下のような問題点があった。ガスエンジンのスロットル
バルブは、ガバナアクチュエータにより操作され、スロ
ットルバルブの開度Vは、エンジンの負荷が低下して回
転速度が上昇するときは絞る方向へ、負荷が増大して回
転速度が低下するときは開く方向へ制御され、エンジン
の回転数Nは定格回転数(例えば1800rpm)に維持され
る。
【0005】そしてエンジンを停止させる場合には、図
3(B)で示すように、ガス供給路を閉止した瞬間より定
格回転数Nが低下するためスロットルバルブは全開にな
る。このため、吸排気量Qが瞬間的に増えて排気マフラ
の尾管より凝固水(排気ガス中の水蒸気が凝固して排気
マフラ内に付着していたもの)を吹き出し、この凝固水
が飛散してエンジンの周辺部を汚す。特に低負荷運転時
にエンジンを停止させる場合には、凝固水の吹き出しが
ひどい。
3(B)で示すように、ガス供給路を閉止した瞬間より定
格回転数Nが低下するためスロットルバルブは全開にな
る。このため、吸排気量Qが瞬間的に増えて排気マフラ
の尾管より凝固水(排気ガス中の水蒸気が凝固して排気
マフラ内に付着していたもの)を吹き出し、この凝固水
が飛散してエンジンの周辺部を汚す。特に低負荷運転時
にエンジンを停止させる場合には、凝固水の吹き出しが
ひどい。
【0006】また、マニホールドや燃焼室内に残留する
未燃ガスをエンジンの燃焼室内で燃焼させてガスパージ
するため、エンジンの自力回転が停止するまでにある程
度時間を要し、迅速にガスパージすることができない。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、 上記凝固水の飛散を防止すること、 迅速にガスパージすること、 を技術課題とする。
未燃ガスをエンジンの燃焼室内で燃焼させてガスパージ
するため、エンジンの自力回転が停止するまでにある程
度時間を要し、迅速にガスパージすることができない。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、 上記凝固水の飛散を防止すること、 迅速にガスパージすること、 を技術課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載した発明が採用した手段は、燃料供
給信号Kがオフになった時点でミキサ1への燃料ガスの
供給を停止して、ミキサ1内に残留した燃料ガスをガス
パージし、その後エンジンを停止するガスエンジンのミ
キサ制御方法において、上記燃料ガスの供給停止と同時
に、点火プラグ5をオフにするとともに、スロットルバ
ルブ2の開度Vを全閉にし、エンジンの回転数Nが所定
の停止回転数nLにまで低下した後にセルモータ17を
始動させてミキサ1内のガスパージをすることを特徴と
する方法である。
に、請求項1に記載した発明が採用した手段は、燃料供
給信号Kがオフになった時点でミキサ1への燃料ガスの
供給を停止して、ミキサ1内に残留した燃料ガスをガス
パージし、その後エンジンを停止するガスエンジンのミ
キサ制御方法において、上記燃料ガスの供給停止と同時
に、点火プラグ5をオフにするとともに、スロットルバ
ルブ2の開度Vを全閉にし、エンジンの回転数Nが所定
の停止回転数nLにまで低下した後にセルモータ17を
始動させてミキサ1内のガスパージをすることを特徴と
する方法である。
【0008】また、請求項2に記載した発明が採用した
手段は、ミキサ1のスロットルバルブ2にガバナアクチ
ュエータ4を連結し、上記ミキサ1への燃料ガス供給路
12に燃料供給弁13を設け、エンジンEの回転数Nを
検出する検出器7を設け、制御回路10を介してスロッ
トルバルブ2の開度Vを調節可能に構成し、上記制御回
路10は、燃料供給信号Kがオフになったことに基づ
き、ガス供給路12の燃料供給弁13を閉止して燃料ガ
スの供給を停止し、ミキサ1内に残留した燃料ガスをガ
スパージし、その後エンジンEを停止するように構成し
たガスエンジンのミキサ制御装置において、上記制御回
路10は、上記燃料ガスの供給停止と同時に、点火プラ
グ5をオフにするとともに、スロットルバルブ2の開度
Vを全閉にし、エンジンの回転数Nが所定の停止回転数
nLにまで低下した後にセルモータ17を始動させてミ
キサ1内のガスパージをするように構成したことを特徴
とするものである。
手段は、ミキサ1のスロットルバルブ2にガバナアクチ
ュエータ4を連結し、上記ミキサ1への燃料ガス供給路
12に燃料供給弁13を設け、エンジンEの回転数Nを
検出する検出器7を設け、制御回路10を介してスロッ
トルバルブ2の開度Vを調節可能に構成し、上記制御回
路10は、燃料供給信号Kがオフになったことに基づ
き、ガス供給路12の燃料供給弁13を閉止して燃料ガ
スの供給を停止し、ミキサ1内に残留した燃料ガスをガ
スパージし、その後エンジンEを停止するように構成し
たガスエンジンのミキサ制御装置において、上記制御回
路10は、上記燃料ガスの供給停止と同時に、点火プラ
グ5をオフにするとともに、スロットルバルブ2の開度
Vを全閉にし、エンジンの回転数Nが所定の停止回転数
nLにまで低下した後にセルモータ17を始動させてミ
キサ1内のガスパージをするように構成したことを特徴
とするものである。
【0009】
【発明の作用】請求項1及び請求項2に記載した発明
は、いずれも以下のように作用する。なお、理解の容易
のため図1〜図2を引用しつつ説明する。ここで図1は
本発明に係るガスエンジンのミキサ制御装置の概要図、
図2(A)はそのミキサ制御方法に係るフローチャート、
同図(B)はそのフローチャートに対応する燃料供給弁の
開閉と、スロットルバルブの開度Vと、エンジンの回転
数Nと、エンジンの吸排気量Qとの関係を示すタイムチ
ャートである。
は、いずれも以下のように作用する。なお、理解の容易
のため図1〜図2を引用しつつ説明する。ここで図1は
本発明に係るガスエンジンのミキサ制御装置の概要図、
図2(A)はそのミキサ制御方法に係るフローチャート、
同図(B)はそのフローチャートに対応する燃料供給弁の
開閉と、スロットルバルブの開度Vと、エンジンの回転
数Nと、エンジンの吸排気量Qとの関係を示すタイムチ
ャートである。
【0010】本発明では燃料供給信号Kがオフになった
ことに基づき、ガス供給路12の燃料供給弁13を閉止
して燃料ガスの供給を停止し、これと同時に点火プラグ
5をオフにするとともに、スロットルバルブ2の開度V
を全閉にする。これにより、エンジンEは自力回転せず
回転数Nは急速に低下するとともに、吸排気量Qもエン
ジンの回転数Nの低下に伴って急速に減少して行く。そ
してエンジンの回転数Nが所定の停止回転数nLにまで
低下した後にセルモータ17が始動してミキサ1内のガ
スパージをする。
ことに基づき、ガス供給路12の燃料供給弁13を閉止
して燃料ガスの供給を停止し、これと同時に点火プラグ
5をオフにするとともに、スロットルバルブ2の開度V
を全閉にする。これにより、エンジンEは自力回転せず
回転数Nは急速に低下するとともに、吸排気量Qもエン
ジンの回転数Nの低下に伴って急速に減少して行く。そ
してエンジンの回転数Nが所定の停止回転数nLにまで
低下した後にセルモータ17が始動してミキサ1内のガ
スパージをする。
【0011】
【発明の効果】本発明では、従来例のように燃料ガスの
供給を停止した瞬間に吸排気量Qが瞬間的に増えること
はなく、エンジンの回転数Nは急速に低下するととも
に、吸排気量Qもエンジンの回転数Nの低下に伴って急
速に減少して行くので、排気マフラの尾管より凝固水を
吹き出すこともなく、凝固水の飛散によりエンジンの周
辺部を汚すという問題は解消する。
供給を停止した瞬間に吸排気量Qが瞬間的に増えること
はなく、エンジンの回転数Nは急速に低下するととも
に、吸排気量Qもエンジンの回転数Nの低下に伴って急
速に減少して行くので、排気マフラの尾管より凝固水を
吹き出すこともなく、凝固水の飛散によりエンジンの周
辺部を汚すという問題は解消する。
【0012】また、マニホールドや燃焼室内に残留する
未燃ガスをエンジンの燃焼室内で燃焼させてガスパージ
する従来例とは異なり、エンジンが自力回転することも
なく、エンジンの回転数Nが所定の停止回転数nLまで
急速に低下するので、セルモータ17を回転させてミキ
サ1内のガスパージをする本発明では、迅速にガスパー
ジをすることができる。
未燃ガスをエンジンの燃焼室内で燃焼させてガスパージ
する従来例とは異なり、エンジンが自力回転することも
なく、エンジンの回転数Nが所定の停止回転数nLまで
急速に低下するので、セルモータ17を回転させてミキ
サ1内のガスパージをする本発明では、迅速にガスパー
ジをすることができる。
【0013】
【実施例】先ず、ガスエンジンについて、図1を参照し
つつ説明する。ガスを燃料とするガスエンジンEでは、
燃料ガス源11とミキサ1とを連結するガス供給路12
の途中に、燃料供給弁13とゼロガバナと称する差圧式
流量調節器14とを設け、エンジンEの吸気負圧と大気
圧との差圧により燃料ガスの流量を調節して、ミキサ1
に供給するように構成されている。
つつ説明する。ガスを燃料とするガスエンジンEでは、
燃料ガス源11とミキサ1とを連結するガス供給路12
の途中に、燃料供給弁13とゼロガバナと称する差圧式
流量調節器14とを設け、エンジンEの吸気負圧と大気
圧との差圧により燃料ガスの流量を調節して、ミキサ1
に供給するように構成されている。
【0014】本発明のミキサ制御装置は、図1で示すよ
うに、ミキサ1のスロットルバルブ2にバルブ操作レバ
ー3を介してガバナアクチュエータ4を連結し、エンジ
ンEの点火プラグ5に点火回路6を接続し、エンジンE
の回転数Nを検出する検出器7を設け、制御回路10を
介してスロットルバルブ2の開度Vを調節可能に、か
つ、セルモータ17を駆動制御するように構成されてい
る。なお、図1中の符号8はギヤケース、9は燃料供給
信号Kを出力するキイスイッチ、15はエアクリーナ、
16は排気マフラ、18はセルモータ17を一定時間作
動させるタイマーである。
うに、ミキサ1のスロットルバルブ2にバルブ操作レバ
ー3を介してガバナアクチュエータ4を連結し、エンジ
ンEの点火プラグ5に点火回路6を接続し、エンジンE
の回転数Nを検出する検出器7を設け、制御回路10を
介してスロットルバルブ2の開度Vを調節可能に、か
つ、セルモータ17を駆動制御するように構成されてい
る。なお、図1中の符号8はギヤケース、9は燃料供給
信号Kを出力するキイスイッチ、15はエアクリーナ、
16は排気マフラ、18はセルモータ17を一定時間作
動させるタイマーである。
【0015】上記点火プラグ5の点火回路6は、イグニ
ッションコイルやディストリビュータで構成され、イグ
ニッションコイルで高圧電圧を作り、ディストリビュー
タで各気筒の点火プラグ5に火花を飛ばして着火させる
ように構成されている。また、エンジンEの回転数Nを
検出する検出器7としては、ギヤケース8に電磁式回転
センサーを設けたもので構成される。
ッションコイルやディストリビュータで構成され、イグ
ニッションコイルで高圧電圧を作り、ディストリビュー
タで各気筒の点火プラグ5に火花を飛ばして着火させる
ように構成されている。また、エンジンEの回転数Nを
検出する検出器7としては、ギヤケース8に電磁式回転
センサーを設けたもので構成される。
【0016】上記制御回路10は、キイスイッチ9のオ
フ作動により燃料供給信号Kがオフになったことに基づ
き、ガス供給路12の燃料供給弁13を閉止して燃料ガ
スの供給を停止し、燃料ガスの供給停止と同時に点火プ
ラグ5をオフにするとともに、スロットルバルブ2の開
度Vを全閉にし、エンジンの回転数Nが所定の停止回転
数nLにまで低下した後にセルモータ17を一定時間T
作動させてミキサ1内のガスパージを実行し、ガスパー
ジの完了後にセルモータ17を停止させるように構成さ
れている。なお、セルモータ17を始動させるにあた
り、エンジンEの始動指令をカットしてエンジンを始動
させないようにしてある。
フ作動により燃料供給信号Kがオフになったことに基づ
き、ガス供給路12の燃料供給弁13を閉止して燃料ガ
スの供給を停止し、燃料ガスの供給停止と同時に点火プ
ラグ5をオフにするとともに、スロットルバルブ2の開
度Vを全閉にし、エンジンの回転数Nが所定の停止回転
数nLにまで低下した後にセルモータ17を一定時間T
作動させてミキサ1内のガスパージを実行し、ガスパー
ジの完了後にセルモータ17を停止させるように構成さ
れている。なお、セルモータ17を始動させるにあた
り、エンジンEの始動指令をカットしてエンジンを始動
させないようにしてある。
【0017】この実施例では、図2(A)で示すように、
ステップS1で燃料供給信号Kがオフになると、ステッ
プS2で燃料ガスの供給を停止し、点火プラグ5をオフ
にするとともに、スロットルバルブ2の開度Vを全閉に
する。すると図2(B)で示すように、エンジンの回転数
Nは急速に低下するとともに、吸排気量Qもエンジンの
回転数Nの低下に伴って急速に減少して行く。ステップ
S3ではエンジンの回転数Nが所定の停止回転数nL(例
えば200rpm)まで低下したことを検出信号Jにより検出
し、ステップS4ではこの検出信号Jに基づき、タイマ
ー18をオンさせるとともに、セルモータ17を一定時
間作動させてミキサ1内のガスパージをする。ステップ
S5でタイムアップTを検出し、ステップS6でタイマー
18をリセットするとともに、セルモータ17をオフし
てエンジンの回転を停止させる。
ステップS1で燃料供給信号Kがオフになると、ステッ
プS2で燃料ガスの供給を停止し、点火プラグ5をオフ
にするとともに、スロットルバルブ2の開度Vを全閉に
する。すると図2(B)で示すように、エンジンの回転数
Nは急速に低下するとともに、吸排気量Qもエンジンの
回転数Nの低下に伴って急速に減少して行く。ステップ
S3ではエンジンの回転数Nが所定の停止回転数nL(例
えば200rpm)まで低下したことを検出信号Jにより検出
し、ステップS4ではこの検出信号Jに基づき、タイマ
ー18をオンさせるとともに、セルモータ17を一定時
間作動させてミキサ1内のガスパージをする。ステップ
S5でタイムアップTを検出し、ステップS6でタイマー
18をリセットするとともに、セルモータ17をオフし
てエンジンの回転を停止させる。
【0018】これにより、従来例のように燃料ガスの供
給を停止した瞬間に吸排気量Qが瞬間的に増えることは
なく、エンジンの回転数Nは急速に低下するとともに、
吸排気量Qもエンジンの回転数Nの低下に伴って急速に
減少して行くので、排気マフラの尾管より凝固水を吹き
出すこともなく、凝固水の飛散によりエンジンの周辺部
を汚すという問題は解消する。
給を停止した瞬間に吸排気量Qが瞬間的に増えることは
なく、エンジンの回転数Nは急速に低下するとともに、
吸排気量Qもエンジンの回転数Nの低下に伴って急速に
減少して行くので、排気マフラの尾管より凝固水を吹き
出すこともなく、凝固水の飛散によりエンジンの周辺部
を汚すという問題は解消する。
【0019】また、マニホールドや燃焼室内に残留する
未燃ガスをエンジンの燃焼室内で燃焼させてエンジンの
自力回転でガスパージする従来例とは異なり、エンジン
の回転数Nが所定の停止回転数nLまで低下した後にセ
ルモータ17を始動させてミキサ1内のガスパージをす
る本発明では、エンジンEが自力回転しない分だけ迅速
にガスパージを実行することができる。
未燃ガスをエンジンの燃焼室内で燃焼させてエンジンの
自力回転でガスパージする従来例とは異なり、エンジン
の回転数Nが所定の停止回転数nLまで低下した後にセ
ルモータ17を始動させてミキサ1内のガスパージをす
る本発明では、エンジンEが自力回転しない分だけ迅速
にガスパージを実行することができる。
【0020】なお、上記実施例において、図2(A)中の
ステップS4でセルモータ17の始動と同時にスロット
ルバルブ2の開度Vを全開にする(図2(B)中の仮想線
V2参照)ことも可能であり、そうした場合には、掃気
を一層促進してガスパージを迅速に実行することができ
る。このときセルモータ17を始動させても回転数が低
いので排気マフラの尾管より凝固水を吹き出すこともな
い。
ステップS4でセルモータ17の始動と同時にスロット
ルバルブ2の開度Vを全開にする(図2(B)中の仮想線
V2参照)ことも可能であり、そうした場合には、掃気
を一層促進してガスパージを迅速に実行することができ
る。このときセルモータ17を始動させても回転数が低
いので排気マフラの尾管より凝固水を吹き出すこともな
い。
【図1】本発明に係るガスエンジンのミキサ制御装置の
概要図である。
概要図である。
【図2】本発明のミキサ制御方法を示し、同図(A)はそ
のフローチャート、同図(B)はそのフローチャートに対
応する燃料供給弁の開閉と、スロットルバルブの開度V
と、エンジンの回転数Nと、エンジンの吸排気量Qとの
関係を示すタイムチャートである。
のフローチャート、同図(B)はそのフローチャートに対
応する燃料供給弁の開閉と、スロットルバルブの開度V
と、エンジンの回転数Nと、エンジンの吸排気量Qとの
関係を示すタイムチャートである。
【図3】従来例のミキサ制御方法を示し、同図(A)及び
同図(B)はそれぞれ図2(A)及び図2(B)に相当する図
である。
同図(B)はそれぞれ図2(A)及び図2(B)に相当する図
である。
1…ミキサ、 2…スロットルバル
ブ、4…ガバナアクチュエータ、 5…点火プラ
グ、6…点火回路、 7…回転検出
器、10…制御回路、 12…ガス供給
路、13…燃料供給弁、 17…スロット
ルバルブ、E…ガスエンジン、 J…検出
信号、K…燃料供給信号、 V…スロット
ルバルブの開度。
ブ、4…ガバナアクチュエータ、 5…点火プラ
グ、6…点火回路、 7…回転検出
器、10…制御回路、 12…ガス供給
路、13…燃料供給弁、 17…スロット
ルバルブ、E…ガスエンジン、 J…検出
信号、K…燃料供給信号、 V…スロット
ルバルブの開度。
Claims (2)
- 【請求項1】 燃料供給信号(K)がオフになった時点で
ミキサ(1)への燃料ガスの供給を停止して、ミキサ(1)
内に残留した燃料ガスをガスパージし、その後エンジン
を停止するガスエンジンのミキサ制御方法において、 上記燃料ガスの供給停止と同時に、点火プラグ(5)をオ
フにするとともに、スロットルバルブ(2)の開度(V)を
全閉にし、エンジンの回転数(N)が所定の停止回転数
(nL)まで低下した後にセルモータ(17)を始動させてミ
キサ(1)内のガスパージをすることを特徴とするガスエ
ンジンのミキサ制御方法。 - 【請求項2】 ミキサ(1)のスロットルバルブ(2)にガ
バナアクチュエータ(4)を連結し、 上記ミキサ(1)への燃料ガス供給路(12)に燃料供給弁(1
3)を設け、エンジン(E)の回転数(N)を検出する検出器
(7)を設け、制御回路(10)を介してスロットルバルブ
(2)の開度(V)を調節可能に構成し、 上記制御回路(10)は、燃料供給信号(K)がオフになった
ことに基づき、ガス供給路(12)の燃料供給弁(13)を閉止
して燃料ガスの供給を停止し、ミキサ(1)内に残留した
燃料ガスをガスパージし、その後エンジン(E)を停止す
るように構成したガスエンジンのミキサ制御装置におい
て、 上記制御回路(10)は、上記燃料ガスの供給停止と同時
に、点火プラグ(5)をオフにするとともに、スロットル
バルブ(2)の開度(V)を全閉にし、エンジンの回転数
(N)が所定の停止回転数(nL)にまで低下した後にセル
モータ(17)を始動させてミキサ(1)内のガスパージをす
るように構成したことを特徴とするガスエンジンのミキ
サ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2206193A JPH06213077A (ja) | 1993-01-16 | 1993-01-16 | ガスエンジンのミキサ制御方法及びミキサ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2206193A JPH06213077A (ja) | 1993-01-16 | 1993-01-16 | ガスエンジンのミキサ制御方法及びミキサ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06213077A true JPH06213077A (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=12072396
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2206193A Pending JPH06213077A (ja) | 1993-01-16 | 1993-01-16 | ガスエンジンのミキサ制御方法及びミキサ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06213077A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6406538B1 (en) | 1996-11-26 | 2002-06-18 | S.A. Lhoist Recherche Et Developpment | Compositions for treating soils, method of preparation and use thereof |
JP2011256745A (ja) * | 2010-06-07 | 2011-12-22 | Yanmar Co Ltd | ガスエンジン |
JP2015227652A (ja) * | 2014-06-03 | 2015-12-17 | ヤンマー株式会社 | バイオマスガス専焼エンジン |
CN105332802A (zh) * | 2015-10-26 | 2016-02-17 | 潍柴动力股份有限公司 | 预防火花塞结冰的方法和装置 |
-
1993
- 1993-01-16 JP JP2206193A patent/JPH06213077A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6406538B1 (en) | 1996-11-26 | 2002-06-18 | S.A. Lhoist Recherche Et Developpment | Compositions for treating soils, method of preparation and use thereof |
JP2011256745A (ja) * | 2010-06-07 | 2011-12-22 | Yanmar Co Ltd | ガスエンジン |
JP2015227652A (ja) * | 2014-06-03 | 2015-12-17 | ヤンマー株式会社 | バイオマスガス専焼エンジン |
CN105332802A (zh) * | 2015-10-26 | 2016-02-17 | 潍柴动力股份有限公司 | 预防火花塞结冰的方法和装置 |
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