JPH06211971A - スクラップポリエステルからの成分回収方法 - Google Patents
スクラップポリエステルからの成分回収方法Info
- Publication number
- JPH06211971A JPH06211971A JP29510993A JP29510993A JPH06211971A JP H06211971 A JPH06211971 A JP H06211971A JP 29510993 A JP29510993 A JP 29510993A JP 29510993 A JP29510993 A JP 29510993A JP H06211971 A JPH06211971 A JP H06211971A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- melt
- vessel
- scrap
- reactor
- polyester
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J11/00—Recovery or working-up of waste materials
- C08J11/04—Recovery or working-up of waste materials of polymers
- C08J11/10—Recovery or working-up of waste materials of polymers by chemically breaking down the molecular chains of polymers or breaking of crosslinks, e.g. devulcanisation
- C08J11/18—Recovery or working-up of waste materials of polymers by chemically breaking down the molecular chains of polymers or breaking of crosslinks, e.g. devulcanisation by treatment with organic material
- C08J11/22—Recovery or working-up of waste materials of polymers by chemically breaking down the molecular chains of polymers or breaking of crosslinks, e.g. devulcanisation by treatment with organic material by treatment with organic oxygen-containing compounds
- C08J11/26—Recovery or working-up of waste materials of polymers by chemically breaking down the molecular chains of polymers or breaking of crosslinks, e.g. devulcanisation by treatment with organic material by treatment with organic oxygen-containing compounds containing carboxylic acid groups, their anhydrides or esters
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C67/00—Preparation of carboxylic acid esters
- C07C67/03—Preparation of carboxylic acid esters by reacting an ester group with a hydroxy group
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J2367/00—Characterised by the use of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Derivatives of such polymers
- C08J2367/02—Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/62—Plastics recycling; Rubber recycling
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Sustainable Development (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、スクラップポリエステルからの成
分回収に関し、簡単かつ経済的なスクラップポリエステ
ルの連続処理方法を提供することを目的とする。 【構成】 本方法は、ポリエチレンテレフタレートを含
んでなるスクラップポリエステルから成分を回収する方
法であって、(a)グリコール及びテレフタル酸もしく
はジメチルテレフタレートオリゴマーを第1容器へ導入
し次いで前記オリゴマーを加熱する工程;(b)スクラ
ップポリエステルを第1容器へ導入し次いで前記オリゴ
マーと共に始動溶融物を生成する工程;(c)溶融物を
第1容器から第2容器へ移動させる工程;(d)超加熱
メタノールを第2容器中の前記の溶融物中を通過させ
て、低分子量のポリエステル及びモノマーを含む最終溶
融物を生成する工程;(e)最終溶融物を第2容器から
第1容器へ移動させる工程;及び(f)第2容器から流
出する蒸気流状の成分を回収する工程からなる。
分回収に関し、簡単かつ経済的なスクラップポリエステ
ルの連続処理方法を提供することを目的とする。 【構成】 本方法は、ポリエチレンテレフタレートを含
んでなるスクラップポリエステルから成分を回収する方
法であって、(a)グリコール及びテレフタル酸もしく
はジメチルテレフタレートオリゴマーを第1容器へ導入
し次いで前記オリゴマーを加熱する工程;(b)スクラ
ップポリエステルを第1容器へ導入し次いで前記オリゴ
マーと共に始動溶融物を生成する工程;(c)溶融物を
第1容器から第2容器へ移動させる工程;(d)超加熱
メタノールを第2容器中の前記の溶融物中を通過させ
て、低分子量のポリエステル及びモノマーを含む最終溶
融物を生成する工程;(e)最終溶融物を第2容器から
第1容器へ移動させる工程;及び(f)第2容器から流
出する蒸気流状の成分を回収する工程からなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スクラップポリエステ
ル例えば、ポリエチレンテレフタレートからの成分回収
に関する。更に詳細には、本発明は、スクラップ溶融物
を反応器に導入する前に、スクラップを反応器溶融物と
接触させることによりポリエステルスクラップ溶融物中
のポリエステルの鎖長を短縮する方法に関する。
ル例えば、ポリエチレンテレフタレートからの成分回収
に関する。更に詳細には、本発明は、スクラップ溶融物
を反応器に導入する前に、スクラップを反応器溶融物と
接触させることによりポリエステルスクラップ溶融物中
のポリエステルの鎖長を短縮する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレートポリエステ
ル樹脂は多くのそして各種の用途に広く用いられてい
る。例えば、ポリ(エチレンテレフタレート)ポリエス
テル樹脂は、写真フィルム基板をはじめとする各種タイ
プのフィルムの製造、繊維の製造及び食品容器、例え
ば、ボトル等の製造に用いられている。スクラップポリ
エステルのリサイクル法が提案されている。リサイクル
が可能であり、再使用が可能であるエチレングリコール
及びテレフタル酸又はそれらの誘導体を回収する各種の
方法がこれまでに開示されている。
ル樹脂は多くのそして各種の用途に広く用いられてい
る。例えば、ポリ(エチレンテレフタレート)ポリエス
テル樹脂は、写真フィルム基板をはじめとする各種タイ
プのフィルムの製造、繊維の製造及び食品容器、例え
ば、ボトル等の製造に用いられている。スクラップポリ
エステルのリサイクル法が提案されている。リサイクル
が可能であり、再使用が可能であるエチレングリコール
及びテレフタル酸又はそれらの誘導体を回収する各種の
方法がこれまでに開示されている。
【0003】米国特許第5,051,528号は、スク
ラップポリエステル樹脂を、そのスクラップ中に存在す
るのと同一のモノマーのオリゴマー中に溶解し、超加熱
メタノールをその溶液中を通過させ次いでエチレングリ
コールとジメチルテレフタレートを回収することによ
り、ポリエチレンテレフタレートスクラップ樹脂からエ
チレングリコール及びジメチルテレフタレートを回収す
る方法を教示している。
ラップポリエステル樹脂を、そのスクラップ中に存在す
るのと同一のモノマーのオリゴマー中に溶解し、超加熱
メタノールをその溶液中を通過させ次いでエチレングリ
コールとジメチルテレフタレートを回収することによ
り、ポリエチレンテレフタレートスクラップ樹脂からエ
チレングリコール及びジメチルテレフタレートを回収す
る方法を教示している。
【0004】米国特許第4,620,032号は、ポリ
エステルの完全な加水分解による解重合から得られる生
成物の1つ又は水のいずれかである解重合剤を溶融ポリ
エステルと共に十分に混合することにより、ポリエステ
ルの加水分解の反応時間を低減するための押出し法を教
示している。米国特許第3,776,945号は、ポリ
エチレンテレフタレート廃棄物を解重合してジメチルテ
レフタレート及びエチレングリコールを得る方法を教示
している。すなわち、廃棄物を4ないし35メッシュの
寸法に副分割し次いで100℃〜300℃の温度及び1
〜150気圧の圧力で酸触媒の存在下でメタノールと共
に処理する(メタノールの廃棄物に対する比は重量で
1:1ないし10:1である)。
エステルの完全な加水分解による解重合から得られる生
成物の1つ又は水のいずれかである解重合剤を溶融ポリ
エステルと共に十分に混合することにより、ポリエステ
ルの加水分解の反応時間を低減するための押出し法を教
示している。米国特許第3,776,945号は、ポリ
エチレンテレフタレート廃棄物を解重合してジメチルテ
レフタレート及びエチレングリコールを得る方法を教示
している。すなわち、廃棄物を4ないし35メッシュの
寸法に副分割し次いで100℃〜300℃の温度及び1
〜150気圧の圧力で酸触媒の存在下でメタノールと共
に処理する(メタノールの廃棄物に対する比は重量で
1:1ないし10:1である)。
【0005】米国特許第3,321,510号は、約2
00℃〜450℃の温度で蒸気を用いて処理することに
よりポリエチレンテレフタレートを分解する方法に関す
る。この蒸気処理ポリエチレンテレフタレートを次に脆
れやすい固体状生成物から平均粒子サイズが約0.00
05〜0.002ミリメートルの粉末に粉砕し、その後
微細粉末を不活性ガス及びメタノール蒸気をはじめとす
るガス状物質を用いて微粒子としてエーロゾルを形成す
る。このエーロゾルは、過剰のメタノール蒸気の存在下
で250℃〜300℃の温度で反応ゾーン中を導かれ
る。
00℃〜450℃の温度で蒸気を用いて処理することに
よりポリエチレンテレフタレートを分解する方法に関す
る。この蒸気処理ポリエチレンテレフタレートを次に脆
れやすい固体状生成物から平均粒子サイズが約0.00
05〜0.002ミリメートルの粉末に粉砕し、その後
微細粉末を不活性ガス及びメタノール蒸気をはじめとす
るガス状物質を用いて微粒子としてエーロゾルを形成す
る。このエーロゾルは、過剰のメタノール蒸気の存在下
で250℃〜300℃の温度で反応ゾーン中を導かれ
る。
【0006】米国特許第3,037,050号は、嵩だ
か又は塊状の固体塊の状態のポリエチレンテレフタレー
トを、実質的に大気圧の下で任意の適切なエステル化触
媒の存在下で超加熱メタノール蒸気で処理することによ
るテレフタレート酸ジメチルエステルの回収について開
示している。ヨーロッパ特許第484,963号は、場
合により反応器溶剤、例えば、メチル水素テレフタレー
ト及びジメチルテレフタレートの混合物をもたらす、ポ
リエステルスクラップからのジメチルテレフタレート及
びグリコールの回収方法を教示する。
か又は塊状の固体塊の状態のポリエチレンテレフタレー
トを、実質的に大気圧の下で任意の適切なエステル化触
媒の存在下で超加熱メタノール蒸気で処理することによ
るテレフタレート酸ジメチルエステルの回収について開
示している。ヨーロッパ特許第484,963号は、場
合により反応器溶剤、例えば、メチル水素テレフタレー
ト及びジメチルテレフタレートの混合物をもたらす、ポ
リエステルスクラップからのジメチルテレフタレート及
びグリコールの回収方法を教示する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】先に挙げた従来技術か
ら、ポリエステルからのモノマー性構成物の回収に多く
の異なる技法が用いられてきたことがわかる。前記の先
行技術は、価格が高くかつ効率が低いか、又はバッチタ
イプの操作にとって主に適切であるかのいずれかであ
る。メタノールを用いる従来技術法の欠点は、固体状ス
クラップを反応器に直接供給するとメタノール蒸気の放
出の危険があることである。押出し法は、操作費用が高
くなることがあり、しかも、高エネルギー入力レベルで
作動する。したがって、ポリエステルポリマーの製造に
用いた初期成分又は他の有用回収成分を回収するため
に、簡単で、経済的なポリエステルの連続処理方法が広
く必要とされている。
ら、ポリエステルからのモノマー性構成物の回収に多く
の異なる技法が用いられてきたことがわかる。前記の先
行技術は、価格が高くかつ効率が低いか、又はバッチタ
イプの操作にとって主に適切であるかのいずれかであ
る。メタノールを用いる従来技術法の欠点は、固体状ス
クラップを反応器に直接供給するとメタノール蒸気の放
出の危険があることである。押出し法は、操作費用が高
くなることがあり、しかも、高エネルギー入力レベルで
作動する。したがって、ポリエステルポリマーの製造に
用いた初期成分又は他の有用回収成分を回収するため
に、簡単で、経済的なポリエステルの連続処理方法が広
く必要とされている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリエチレン
テレフタレートからなるスクラップポリエステルから成
分を回収する改良方法であって、前記方法が、 (a)グリコール及びテレフタル酸もしくはジメチルテ
レフタレートオリゴマーを第1容器へ導入し次いで前記
オリゴマーを加熱する工程; (b)スクラップポリエステルを第1容器へ導入し次い
で前記オリゴマーと共に始動溶融物を生成する工程; (c)溶融物を第1容器から第2容器へ移動させる工
程; (d)超加熱メタノールを第2容器中の前記の溶融物中
を通過させて、低分子量のポリエステル及びモノマーを
含む最終溶融物を生成する工程; (e)最終溶融物を第2容器から第1容器へ移動させる
工程;及び (f)第2容器から流出する蒸気流状の成分を回収する
工程、からなる方法を提供する。
テレフタレートからなるスクラップポリエステルから成
分を回収する改良方法であって、前記方法が、 (a)グリコール及びテレフタル酸もしくはジメチルテ
レフタレートオリゴマーを第1容器へ導入し次いで前記
オリゴマーを加熱する工程; (b)スクラップポリエステルを第1容器へ導入し次い
で前記オリゴマーと共に始動溶融物を生成する工程; (c)溶融物を第1容器から第2容器へ移動させる工
程; (d)超加熱メタノールを第2容器中の前記の溶融物中
を通過させて、低分子量のポリエステル及びモノマーを
含む最終溶融物を生成する工程; (e)最終溶融物を第2容器から第1容器へ移動させる
工程;及び (f)第2容器から流出する蒸気流状の成分を回収する
工程、からなる方法を提供する。
【0009】本発明の連続方法においては、工程(c)
〜(f)を繰り返して、スクラップポリエステルを第1
容器に供給し、その間に成分を第2容器から回収するこ
とができる。本発明は、前記の従来技術の課題を解決す
るスクラップポリエステルの回収方法を提供する。この
方法は操作が経済的かつ安全である。この方法は押出し
法を必要としない。本発明方法は、最終溶融生成物を利
用してスクラップポリエステルの初期溶融を促進するも
のであり、そのため外部からの反応体原料を必要とせ
ず、その結果、費用効果性がある連続回収法が得られる
ことになる。
〜(f)を繰り返して、スクラップポリエステルを第1
容器に供給し、その間に成分を第2容器から回収するこ
とができる。本発明は、前記の従来技術の課題を解決す
るスクラップポリエステルの回収方法を提供する。この
方法は操作が経済的かつ安全である。この方法は押出し
法を必要としない。本発明方法は、最終溶融生成物を利
用してスクラップポリエステルの初期溶融を促進するも
のであり、そのため外部からの反応体原料を必要とせ
ず、その結果、費用効果性がある連続回収法が得られる
ことになる。
【0010】図1は、本発明方法を実施するための代表
的な系を具体的に示すものである。スクラップポリエチ
レンテレフタレートをスクラップビン10に装填し、ポ
ンプ12により吸入してエアコンベヤー14に送出し、
次いで回転エアロック16を介して溶解機18に搬送す
る。他の便利なスクラップポリエステル装填手段、例え
ば、スクリュウフィーダー、押出し機、又はバッチ添加
機を代りに用いてスクラップポリエステルを溶解機に供
給することができる。溶解機18には、撹拌機20(モ
ータ22により駆動)、及び溶解機18とその内容物の
加熱手段である内部加熱コイルを有するジャケット24
が配備されている。始動時点では、グリコール、例え
ば、エチレングリコールのオリゴマー及びジメチルテレ
フタレートオリゴマーを溶解機へ、溶解機18の容量の
少くとも約5%導入し、そして撹拌機20及びジャケッ
ト24を作動させてオリゴマーの温度を145℃〜30
5℃の範囲の温度まで昇温させる。スクラップポリエチ
レンテレフタレート及びオリゴマーを、スクラップポリ
エチレンテレフタレートがオリゴマーと混合しそして始
動溶融物を生成するのに十分な時間溶解機18中で混合
する。始動時点での好ましい混合時間は5分〜60分で
ある。
的な系を具体的に示すものである。スクラップポリエチ
レンテレフタレートをスクラップビン10に装填し、ポ
ンプ12により吸入してエアコンベヤー14に送出し、
次いで回転エアロック16を介して溶解機18に搬送す
る。他の便利なスクラップポリエステル装填手段、例え
ば、スクリュウフィーダー、押出し機、又はバッチ添加
機を代りに用いてスクラップポリエステルを溶解機に供
給することができる。溶解機18には、撹拌機20(モ
ータ22により駆動)、及び溶解機18とその内容物の
加熱手段である内部加熱コイルを有するジャケット24
が配備されている。始動時点では、グリコール、例え
ば、エチレングリコールのオリゴマー及びジメチルテレ
フタレートオリゴマーを溶解機へ、溶解機18の容量の
少くとも約5%導入し、そして撹拌機20及びジャケッ
ト24を作動させてオリゴマーの温度を145℃〜30
5℃の範囲の温度まで昇温させる。スクラップポリエチ
レンテレフタレート及びオリゴマーを、スクラップポリ
エチレンテレフタレートがオリゴマーと混合しそして始
動溶融物を生成するのに十分な時間溶解機18中で混合
する。始動時点での好ましい混合時間は5分〜60分で
ある。
【0011】始動溶融物をストレーナー26を介して取
り出し次いでポンプ28により管路30を経て反応器3
2まで移動させる。あるいは、始動溶融物を戻り管路3
4を経て溶解機18へ戻して(このことは始動の際、並
びにもし望ましい場合に始動後に、有用である)、溶融
ポリエステルを溶解機18の頂部に送って新しいポリエ
ステルスクラップ供給物の溶融を開始させることができ
る。流れを調整するためにバルブ35,37及び39が
配備されている。
り出し次いでポンプ28により管路30を経て反応器3
2まで移動させる。あるいは、始動溶融物を戻り管路3
4を経て溶解機18へ戻して(このことは始動の際、並
びにもし望ましい場合に始動後に、有用である)、溶融
ポリエステルを溶解機18の頂部に送って新しいポリエ
ステルスクラップ供給物の溶融を開始させることができ
る。流れを調整するためにバルブ35,37及び39が
配備されている。
【0012】超加熱(過熱)メタノール蒸気を、図1に
示したように、反応器32中に準備する。メタノールを
加熱しそして反応器へ供給し、再使用のためにメタノー
ルを回収するための慣用の副系(サブシステム、図示せ
ず)、例えば、米国特許第5,051,528号に記載
のメタノールの供給−回収循環システムを配備すること
ができる。超加熱メタノール蒸気は反応器32の内容物
中を通過し、反応器の内容物を加熱して低分子量ポリエ
ステル及びモノマー、一価アルコール末端オリゴマー、
グリコール、及びジメチルテレフタレートからなる溶融
物を形成する。
示したように、反応器32中に準備する。メタノールを
加熱しそして反応器へ供給し、再使用のためにメタノー
ルを回収するための慣用の副系(サブシステム、図示せ
ず)、例えば、米国特許第5,051,528号に記載
のメタノールの供給−回収循環システムを配備すること
ができる。超加熱メタノール蒸気は反応器32の内容物
中を通過し、反応器の内容物を加熱して低分子量ポリエ
ステル及びモノマー、一価アルコール末端オリゴマー、
グリコール、及びジメチルテレフタレートからなる溶融
物を形成する。
【0013】反応器溶融物を反応器32から移動させ、
管路36を経て溶解機18へ供給する。反応器溶融物
は、溶融スクラップポリエステル鎖と反応しそして平衡
化して、その平均鎖長を短縮し、それにより溶解機の内
容物の粘度を大巾に低減する。このように溶解機18に
最初に導入されたオリゴマーは典型的に始動の際のみ必
要とされ、従って本発明方法は、外部からスクラップポ
リエステル鎖短縮材料を溶解機18に更に導入する必要
なしに連続的に作動させることができる。これにより、
溶解機18の設計及びそれに伴う装置を簡略化すること
もできる。溶解機18は、メタノールをほとんど存在さ
せずに大気圧で作動させることができ、メタノールの漏
れによる危険性を大巾に低減しかつプロセスの安全性を
高めることになる。簡単な固体取扱い装置、例えば、回
転エアロック16を用いることができるのは、更に複雑
な密閉装置が必要ではないからである。溶解機18から
移送される溶融物の粘度は十分に低いので安価なポンプ
手段を使用することができ、そして反応器32を大気圧
より有意に高い圧力で作動させることが可能となる。
管路36を経て溶解機18へ供給する。反応器溶融物
は、溶融スクラップポリエステル鎖と反応しそして平衡
化して、その平均鎖長を短縮し、それにより溶解機の内
容物の粘度を大巾に低減する。このように溶解機18に
最初に導入されたオリゴマーは典型的に始動の際のみ必
要とされ、従って本発明方法は、外部からスクラップポ
リエステル鎖短縮材料を溶解機18に更に導入する必要
なしに連続的に作動させることができる。これにより、
溶解機18の設計及びそれに伴う装置を簡略化すること
もできる。溶解機18は、メタノールをほとんど存在さ
せずに大気圧で作動させることができ、メタノールの漏
れによる危険性を大巾に低減しかつプロセスの安全性を
高めることになる。簡単な固体取扱い装置、例えば、回
転エアロック16を用いることができるのは、更に複雑
な密閉装置が必要ではないからである。溶解機18から
移送される溶融物の粘度は十分に低いので安価なポンプ
手段を使用することができ、そして反応器32を大気圧
より有意に高い圧力で作動させることが可能となる。
【0014】反応器32は、好ましくは溶解機18より
高圧で作動させて、反応器の溶融物を反応器32から溶
解機18へ移送させるためのポンプ手段の必要性を排除
する。必要な場合には、補助ポンプ手段を場合により配
備することができる。溶解機18は、本発明方法ではほ
ぼ大気圧で作動させることができる。反応器32の作動
圧力は大気圧より7kPa 〜690kPa 上の範囲であるこ
とができる。反応器32中の溶融物の温度は、反応器3
2の圧力下でのメタノールの沸点以上に保持してメタノ
ールを蒸気状態に保ち、そして反応器32から容易に流
出させることが好ましい。反応器32中の好ましい溶融
温度は180℃〜305℃の範囲内である。バルブ38
を配備して管路36を経る流れを所望速度に調整する
が、溶解機18への流入速度及び溶解機18からの流出
速度、並びに溶解機18中の溶融スクラップポリエステ
ルに対する溶融反応器内容物の所望比に依って選ぶこと
ができる。スクラップポリエステルに対して5〜90重
量%の反応器溶融物が好ましい比である。例えば、溶解
機18へのスクラップポリエステルの供給を妨げるもの
がある場合には予備操作(standby operation) の際、プ
ラントの始動の際、反応器溶融物を溶解機へ移動する
間;又は溶解機中の溶融物を操作レベルまで高める間
に、必要に応じて回収工程(以下に述べる)を省略する
ことができる。
高圧で作動させて、反応器の溶融物を反応器32から溶
解機18へ移送させるためのポンプ手段の必要性を排除
する。必要な場合には、補助ポンプ手段を場合により配
備することができる。溶解機18は、本発明方法ではほ
ぼ大気圧で作動させることができる。反応器32の作動
圧力は大気圧より7kPa 〜690kPa 上の範囲であるこ
とができる。反応器32中の溶融物の温度は、反応器3
2の圧力下でのメタノールの沸点以上に保持してメタノ
ールを蒸気状態に保ち、そして反応器32から容易に流
出させることが好ましい。反応器32中の好ましい溶融
温度は180℃〜305℃の範囲内である。バルブ38
を配備して管路36を経る流れを所望速度に調整する
が、溶解機18への流入速度及び溶解機18からの流出
速度、並びに溶解機18中の溶融スクラップポリエステ
ルに対する溶融反応器内容物の所望比に依って選ぶこと
ができる。スクラップポリエステルに対して5〜90重
量%の反応器溶融物が好ましい比である。例えば、溶解
機18へのスクラップポリエステルの供給を妨げるもの
がある場合には予備操作(standby operation) の際、プ
ラントの始動の際、反応器溶融物を溶解機へ移動する
間;又は溶解機中の溶融物を操作レベルまで高める間
に、必要に応じて回収工程(以下に述べる)を省略する
ことができる。
【0015】ジメチルテレフタレート、エチレングリコ
ール、ジエチレングリコール及びトリエチレングリコー
ルをはじめとするグリコール、ジメチルイソフタレー
ト、シクロヘキサンジメタノール、メチルヒドロキシエ
チルテレフタレート及びメタノールからなる蒸気流は反
応器32から排出口40及び管路42を経て流出する。
メタノールは解重合剤であり、しかもキャリアガス流と
して作用することにより、そして溶液から他のガスをス
トリッピングすることにより、他の蒸気が反応器から排
出する際の蒸気助剤である。反応器の内容物を加熱する
ための、そしてガスをストリッピングするための超加熱
メタノールの効率は、その容量流速に依存し;したがっ
て反応器32中の解重合速度は反応器32へのメタノー
ルの流速に依存する。蒸留装置44は場合により配備し
て、管路46を経て溶解機へリサイクルするために、反
応器32から流出する蒸気流からメチルヒドロキシエチ
ルテレフタレートを分離する。メチルヒドロキシエチル
テレフタレートは、平均ポリエステル鎖長を短くしそし
て溶解機中の溶融物の粘度を低下させるための低分子量
オリゴマーとして有用である。
ール、ジエチレングリコール及びトリエチレングリコー
ルをはじめとするグリコール、ジメチルイソフタレー
ト、シクロヘキサンジメタノール、メチルヒドロキシエ
チルテレフタレート及びメタノールからなる蒸気流は反
応器32から排出口40及び管路42を経て流出する。
メタノールは解重合剤であり、しかもキャリアガス流と
して作用することにより、そして溶液から他のガスをス
トリッピングすることにより、他の蒸気が反応器から排
出する際の蒸気助剤である。反応器の内容物を加熱する
ための、そしてガスをストリッピングするための超加熱
メタノールの効率は、その容量流速に依存し;したがっ
て反応器32中の解重合速度は反応器32へのメタノー
ルの流速に依存する。蒸留装置44は場合により配備し
て、管路46を経て溶解機へリサイクルするために、反
応器32から流出する蒸気流からメチルヒドロキシエチ
ルテレフタレートを分離する。メチルヒドロキシエチル
テレフタレートは、平均ポリエステル鎖長を短くしそし
て溶解機中の溶融物の粘度を低下させるための低分子量
オリゴマーとして有用である。
【0016】蒸留装置44を配備して又は配備せずに、
蒸気流は管路48を通って蒸留装置50へ移送され、こ
の蒸留装置でメタノールは他の蒸気流成分から分離され
る。メタノールは、米国特許第5,051,528号に
記載されているように、再使用のために回収することが
できる。残留する回収蒸気流成分は管路52を通って分
離手段(図示せず)に移送され、そこでグリコールが分
離される。反応器32から流出する蒸気流成分の凝縮を
防止するため、加熱手段と共に管路42及び48を配備
することが望ましい。
蒸気流は管路48を通って蒸留装置50へ移送され、こ
の蒸留装置でメタノールは他の蒸気流成分から分離され
る。メタノールは、米国特許第5,051,528号に
記載されているように、再使用のために回収することが
できる。残留する回収蒸気流成分は管路52を通って分
離手段(図示せず)に移送され、そこでグリコールが分
離される。反応器32から流出する蒸気流成分の凝縮を
防止するため、加熱手段と共に管路42及び48を配備
することが望ましい。
【0017】本発明方法は、半連続法又は連続法として
実施してもよい。初期始動後は、前記の始動オリゴマー
を外部原料からこの工程に供給する必要はない;すなわ
ち、反応器32から溶解機18へ供給される溶融物及び
/又は場合により配備される蒸留装置44から溶解機1
8へ供給されるメチルヒドロキシエチルテレフタレート
により平均ポリエステル鎖長が短縮されそして溶解機1
8での溶融物の粘度が十分に低減される。
実施してもよい。初期始動後は、前記の始動オリゴマー
を外部原料からこの工程に供給する必要はない;すなわ
ち、反応器32から溶解機18へ供給される溶融物及び
/又は場合により配備される蒸留装置44から溶解機1
8へ供給されるメチルヒドロキシエチルテレフタレート
により平均ポリエステル鎖長が短縮されそして溶解機1
8での溶融物の粘度が十分に低減される。
【0018】ほとんどの汚染物は、溶融物を反応器32
へ導入する前に溶解機18中の溶融物から除去される。
無機汚染物、例えば、金属又は砂はストレーナー26に
より除去される。溶解機18中の溶融物の頂部に浮遊す
るポリオレフィン及び他の汚染物、例えば、ポリエチレ
ン、ポリスチレン及びポリプロピレンは分離機54へ流
引されそして分離される。ポリオレフィンを含まない溶
融物は管路56を経て溶解機18に戻る。溶解性汚染物
は溶解機18中の溶融物中に沈積し、これらは通常通
り、反応器32からのオリゴマーでパージすることがで
きる。
へ導入する前に溶解機18中の溶融物から除去される。
無機汚染物、例えば、金属又は砂はストレーナー26に
より除去される。溶解機18中の溶融物の頂部に浮遊す
るポリオレフィン及び他の汚染物、例えば、ポリエチレ
ン、ポリスチレン及びポリプロピレンは分離機54へ流
引されそして分離される。ポリオレフィンを含まない溶
融物は管路56を経て溶解機18に戻る。溶解性汚染物
は溶解機18中の溶融物中に沈積し、これらは通常通
り、反応器32からのオリゴマーでパージすることがで
きる。
【0019】本発明を以下の例により具体的に説明す
る。例において、特に断らない限り部は重量部である。例 1 溶解機にポリエチレンテレフタレートオリゴマー200
0部を装填した。前記オリゴマーは2ないし20個の反
復単位を有する混合物を含有し、溶融するために250
℃まで加熱したものである。ポリオレフィンのボトムカ
ップ、アルミニウムのびんのキャップ、ラベル並びにラ
ベル及びボトムカップ用に用いた任意の接着剤を含むス
クラップポリエチレンテレフタレートのびんの粉砕物を
2.5部/分の速度で溶解機に供給した。得られた溶解
機溶融物を反応器へ供給し、次いでメタノールを20容
量部の速度で反応器へ供給し次いで溶融樹脂中に散布し
た。メタノール、グリコール及びジメチルテレフタレー
トを蒸留カラムから回収した。軽いポリオレフィン層は
すくい取り、そしてアルミニウムは溶融物の底部で収集
して溶解機から除去することができた。スクラップポリ
エステルを引き続き溶解機に供給する間に、反応器溶融
物を溶解機に戻した。溶融試料を溶解機から採取し、
5,15及び25部の反応器溶融物を含む溶解機溶融物
について、それらの試料粘度を測定した。結果を図2に
示す。反応器溶融物を含有する溶融物は、反応器溶融物
と混合していないポリエステル溶融物の粘度と比較した
場合有意に低い粘度を示した。
る。例において、特に断らない限り部は重量部である。例 1 溶解機にポリエチレンテレフタレートオリゴマー200
0部を装填した。前記オリゴマーは2ないし20個の反
復単位を有する混合物を含有し、溶融するために250
℃まで加熱したものである。ポリオレフィンのボトムカ
ップ、アルミニウムのびんのキャップ、ラベル並びにラ
ベル及びボトムカップ用に用いた任意の接着剤を含むス
クラップポリエチレンテレフタレートのびんの粉砕物を
2.5部/分の速度で溶解機に供給した。得られた溶解
機溶融物を反応器へ供給し、次いでメタノールを20容
量部の速度で反応器へ供給し次いで溶融樹脂中に散布し
た。メタノール、グリコール及びジメチルテレフタレー
トを蒸留カラムから回収した。軽いポリオレフィン層は
すくい取り、そしてアルミニウムは溶融物の底部で収集
して溶解機から除去することができた。スクラップポリ
エステルを引き続き溶解機に供給する間に、反応器溶融
物を溶解機に戻した。溶融試料を溶解機から採取し、
5,15及び25部の反応器溶融物を含む溶解機溶融物
について、それらの試料粘度を測定した。結果を図2に
示す。反応器溶融物を含有する溶融物は、反応器溶融物
と混合していないポリエステル溶融物の粘度と比較した
場合有意に低い粘度を示した。
【図1】本発明方法の実施に用いるために適切な装置を
具体的に示すフローダイヤグラムである。
具体的に示すフローダイヤグラムである。
【図2】粘度対溶融物組成のグラフであって、反応器溶
融物と混合していないポリエステルスクラップ溶融物の
粘度と、表示重量比で反応器溶融物と混合したポリエス
テルスクラップ溶融物の粘度とを比較したものである。
融物と混合していないポリエステルスクラップ溶融物の
粘度と、表示重量比で反応器溶融物と混合したポリエス
テルスクラップ溶融物の粘度とを比較したものである。
10…スクラップビン 12…ポンプ 14…エアコンベヤー 16…回転エアロック 18…溶解機(第1容器) 20…撹拌機 22…モータ 24…ジャケット 26…ストレーナー 28…ポンプ 32…反応器(第2容器) 30,36,42,46,48,52,56…管路 35,37,38,39…バルブ 40…排出口 44,50…蒸留装置 54…分離機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブルース アール.ディブリュイン アメリカ合衆国,ニューヨーク 14616, ロチェスター,ウエスタン パイン ドラ イブ 34
Claims (1)
- 【請求項1】 ポリエチレンテレフタレートを含んでな
るスクラップポリエステルから成分を回収する方法であ
って、前記方法が: (a)グリコール及びテレフタル酸もしくはジメチルテ
レフタレートオリゴマーを第1容器へ導入し次いで前記
オリゴマーを加熱する工程; (b)スクラップポリエステルを第1容器へ導入し次い
で前記オリゴマーと共に始動溶融物を生成する工程; (c)溶融物を第1容器から第2容器へ移動させる工
程; (d)超加熱メタノールを第2容器中の前記の溶融物中
を通過させて、低分子量のポリエステル及びモノマーを
含む最終溶融物を生成する工程; (e)最終溶融物を第2容器から第1容器へ移動させる
工程;及び (f)第2容器から流出する蒸気流状の成分を回収する
工程、からなる方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/981,688 US5298530A (en) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | Process of recovering components from scrap polyester |
US981688 | 1992-11-25 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06211971A true JPH06211971A (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=25528575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29510993A Pending JPH06211971A (ja) | 1992-11-25 | 1993-11-25 | スクラップポリエステルからの成分回収方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5298530A (ja) |
EP (1) | EP0599309B1 (ja) |
JP (1) | JPH06211971A (ja) |
DE (1) | DE69310873T2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002536519A (ja) * | 1999-02-10 | 2002-10-29 | イーストマン ケミカル カンパニー | 使用後のpetリサイクルのための解糖法 |
JP2022184117A (ja) * | 2021-05-31 | 2022-12-13 | 三菱重工業株式会社 | 分離システム及び分離方法 |
WO2024063099A1 (ja) * | 2022-09-22 | 2024-03-28 | 三菱重工業株式会社 | 分離システム及び分離方法 |
Families Citing this family (58)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5602187A (en) * | 1992-05-18 | 1997-02-11 | Swig Pty Ltd. | Polyethylene terephthalate decontamination |
US5504121A (en) * | 1992-05-18 | 1996-04-02 | Swig Pty Ltd. | Polyethylene terephthalate decontamination |
DE4316190C1 (de) * | 1993-05-14 | 1994-12-08 | Hennecke Gmbh Maschf | Verfahren und Vorrichtung zum Aufbereiten von Polyurethanschaumstoff-Abfällen, insbesondere Weichschaumstoff-Abfällen, zur Wiederverwertung als Zuschlagstoffe bei der Polyurethanherstellung |
IT1269175B (it) * | 1994-01-11 | 1997-03-21 | Montefibre Spa | Processo in continuo per il recupero di acido tereftalico dagli scarti o prodotti post-consumo di polimeri di polialchilen tereftalato |
US5414022A (en) * | 1994-03-10 | 1995-05-09 | Eastman Kodak Company | Process of recovering components from polyester resins |
AUPM499394A0 (en) * | 1994-04-11 | 1994-05-05 | Petwest Pty Ltd | Improved polyethylene terephthalate decontamination |
US5532404A (en) * | 1994-05-27 | 1996-07-02 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Monomer recovery process for contaminated polymers |
US5393916A (en) | 1994-06-24 | 1995-02-28 | Eastman Kodak Company | Inhibition of dioxane formation during recovery of glycols from polyester resins |
US5432203A (en) | 1994-12-12 | 1995-07-11 | Eastman Kodak Company | Process of recovering components from polyester resins |
US5765728A (en) * | 1995-03-27 | 1998-06-16 | Eastman Kodak Company | Method and apparatus for feeding chopped polyester scrap |
US5578173A (en) * | 1995-04-03 | 1996-11-26 | Eastman Kodak Company | Removal of dimethylterephthalate from a methanolysis vapor stream |
US5770778A (en) * | 1995-07-28 | 1998-06-23 | Eastman Kodak Company | Purification of ethylene glycol recovered from polyester resins |
US5672729A (en) * | 1995-07-28 | 1997-09-30 | Eastman Kodak Company | Recovery of terephthalate diesters from glycol residues |
US5672780A (en) * | 1995-08-11 | 1997-09-30 | Eastman Kodak Company | Purification of ethylene glycol recovered from polyester resins |
EP0758640B1 (en) * | 1995-08-11 | 1999-12-22 | Eastman Kodak Company | Recovery of components from polyester resins |
US5576456A (en) * | 1996-01-22 | 1996-11-19 | Eastman Kodak Company | Recovery of components from polyester resins |
DE19534276A1 (de) * | 1995-09-15 | 1997-03-20 | Degussa | Verfahren zur Aufarbeitung von Polyalkylenterephthalaten |
US5635584A (en) * | 1995-12-07 | 1997-06-03 | Eastman Chemical Company | Process including glycolysis and subsequent purification for recycling polyester materials |
US5559159A (en) * | 1995-12-07 | 1996-09-24 | Eastman Chemical Company | Process including depolymerization in polyester reactor for recycling polyester materials |
US5852218A (en) * | 1995-12-14 | 1998-12-22 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Alkanolysis of polyether polyol esters by reactive distillation |
US5744503A (en) * | 1996-02-01 | 1998-04-28 | Hoechst Celanese Corporation | Recycling polyester and recovering glycols |
US5952520A (en) * | 1996-07-10 | 1999-09-14 | Eastman Kodak Company | Recovery of ester monomer from polyester resins |
US5876644A (en) * | 1996-08-27 | 1999-03-02 | Wellman, Inc. | Food quality polyester recycling |
US5712410A (en) * | 1997-03-03 | 1998-01-27 | Eastman Kodak Company | Gas phase crystallization of dimethyl terephthalate |
US6103774A (en) * | 1997-04-02 | 2000-08-15 | The Coca-Cola Company | Process for removing contaminants from polyesters and controlling polymer molecular weight |
US6136869A (en) * | 1997-10-17 | 2000-10-24 | Eastman Chemical Company | Depolymerization process for recycling polyesters |
DE19817113A1 (de) * | 1998-04-17 | 1999-10-21 | Basf Ag | Herstellung von Polytetrahydrofuran mit endständigen Hydroxylgruppen durch Wechsel von kontinuierlicher und disperser Phase |
US6472557B1 (en) | 1999-02-10 | 2002-10-29 | Eastman Chemical Company | Process for recycling polyesters |
US6262294B1 (en) | 1999-02-17 | 2001-07-17 | Agency Of Industrial Science And Technology | Process for continuously producing monomer components from aromatic polyester |
US20030134915A1 (en) * | 2001-12-17 | 2003-07-17 | Scantlebury Geoffrey Raymond | Production of transparent polyester using waste |
GB2394225A (en) * | 2002-10-16 | 2004-04-21 | Colormatrix Europe Ltd | Polymer colourant additive composition |
CN100503700C (zh) * | 2003-02-27 | 2009-06-24 | 聚酯回收有限公司 | 聚对苯二甲酸乙二酯的去污染方法 |
US20050187374A1 (en) * | 2004-02-20 | 2005-08-25 | Bin Chen | Polyester synthesis with enhanced titanium catalyst composition |
US7863407B2 (en) * | 2007-08-10 | 2011-01-04 | Eastman Chemical Company | Integrated polyester production facility |
US10000588B2 (en) | 2011-07-28 | 2018-06-19 | Eastman Chemical Company | Coating for the inner surface of plastic bottles for protection against degradation from volatile organic compounds |
US20130029068A1 (en) | 2011-07-28 | 2013-01-31 | Eastman Chemical Company | Extrusion blow molded articles |
WO2013025186A1 (en) | 2011-08-12 | 2013-02-21 | Eastman Chemical Company | Process for the preparation of polyesters with high recycle content |
US9981902B2 (en) | 2015-10-23 | 2018-05-29 | Columbia Insurance Company | Process for production of an ester and diol from reclaimed carpet material |
CN106832397B (zh) * | 2015-12-07 | 2019-09-20 | 中国石化仪征化纤有限责任公司 | 在线回用pet聚合废料的方法 |
CN114423803B (zh) | 2019-07-29 | 2024-10-29 | 伊士曼化工公司 | 用来自热解与甲醇分解的再循环单体制备聚酯的方法 |
CN114787255B (zh) | 2019-10-25 | 2024-12-03 | 伊士曼化工公司 | 由具有回收内容物的反应器级树脂制成的可结晶可收缩膜和可热成型膜和片材 |
JP2023508139A (ja) | 2019-12-19 | 2023-03-01 | イーストマン ケミカル カンパニー | ポリエステルメタノリシス解重合生成物ストリームを処理するための方法 |
CN115103868B (zh) | 2019-12-19 | 2025-03-18 | 伊士曼化工公司 | 制备具有再循环成分的聚酯的方法 |
KR20220118503A (ko) * | 2019-12-19 | 2022-08-25 | 이스트만 케미칼 컴파니 | 다이메틸 테레프탈레이트를 폴리에스터 가메탄올분해 해중합 시스템으로부터 제조하는 방법 |
JP2024537179A (ja) | 2021-10-06 | 2024-10-10 | イーストマン ケミカル カンパニー | ポリエステルカーペット繊維からのバージン品質のpetおよびコポリエステル原料の製造 |
EP4423050A1 (en) | 2021-10-25 | 2024-09-04 | Eastman Chemical Company | Processes for recovering dialkyl terephthalates from polyester compositions |
DE102021212695A1 (de) * | 2021-11-11 | 2023-05-11 | Thyssenkrupp Ag | Vorrichtung und verfahren zur herstellung eines polyester-depolymerisats sowie vorrichtung und verfahren zur herstellung eines polyesters |
WO2023091544A1 (en) | 2021-11-22 | 2023-05-25 | Eastman Chemical Company | Process for making recyclable copolyesters articles with living hinges |
WO2023091540A1 (en) | 2021-11-22 | 2023-05-25 | Eastman Chemical Company | Recyclable copolyesters articles with living hinges |
US20250002641A1 (en) | 2021-11-22 | 2025-01-02 | Eastman Chemical Company | Recyclable copolyesters articles with living hinges |
US20250002642A1 (en) | 2021-11-22 | 2025-01-02 | Eastman Chemical Company | Process for making recyclable copolyesters articles with living hinges |
US20250066546A1 (en) | 2021-12-27 | 2025-02-27 | Sabic Global Technologies B.V. | Process for producing various molecular weight polyesters |
EP4273190A1 (en) | 2022-05-03 | 2023-11-08 | Universität Hamburg | Method for the depolymerization of a terephthalate polyester |
LU102949B1 (en) | 2022-05-03 | 2023-11-06 | Univ Hamburg | Method for the depolymerization of a terephthalate polyester |
WO2024156567A1 (en) * | 2023-01-23 | 2024-08-02 | Evonik Operations Gmbh | Process for depolymerization of polyalkylene terephthalates in an extruder |
WO2024156563A1 (en) * | 2023-01-23 | 2024-08-02 | Evonik Operations Gmbh | Process for depolymerizing polyalkylene terephthalates in mixtures with lower-melting polyolefins |
WO2024220458A1 (en) | 2023-04-19 | 2024-10-24 | Eastman Chemical Company | Copolyester compositions for recyclable heavy gauge sheet articles |
WO2024220454A1 (en) | 2023-04-19 | 2024-10-24 | Eastman Chemical Company | Copolyester compositions for recyclable heavy gauge sheet articles |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3037050A (en) * | 1955-08-05 | 1962-05-29 | Glanzstoff Ag | Regeneration of terephthalic acid dimethyl ester from polyethylene terephthalate |
NL136399C (ja) * | 1962-08-17 | 1900-01-01 | ||
CH550753A (it) * | 1970-11-26 | 1974-06-28 | Sir Soc Italiana Resine Spa | Procedimento per la depolimerizzazione di polietilentereftalato. |
US3907868A (en) * | 1974-02-15 | 1975-09-23 | Du Pont | Polyester waste recovery |
OA05495A (fr) * | 1975-12-16 | 1981-04-30 | Rhone Poulenc Textile | Procédé d'obtention de TEREPHTALATE de DIMETHYLE à partir de déchets de polyester. |
US4620032A (en) * | 1984-12-11 | 1986-10-28 | Celanese Corporation | Depolymerization of condensation polymers involving a pre-molecular weight reduction step |
US4929749A (en) * | 1989-03-15 | 1990-05-29 | Synergistics Industries, Limited | Production of terephthalate esters by degradative transesterification of scrap or virgin terephthalate polyesters |
US5051528A (en) * | 1990-04-24 | 1991-09-24 | Eastman Kodak Company | Recovery process for ethylene glycol and dimethylterephthalate |
US5095145A (en) * | 1990-11-05 | 1992-03-10 | Amoco Corporation | Preparation of purified terephthalic acid from waste polyethylene terephthalate |
CA2055066A1 (en) * | 1990-11-09 | 1992-05-10 | Robert E. Michel | Recovery of methyl esters of aromatic acids and glycols from thermoplastic polyester scrap |
-
1992
- 1992-11-25 US US07/981,688 patent/US5298530A/en not_active Expired - Lifetime
-
1993
- 1993-11-25 DE DE69310873T patent/DE69310873T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1993-11-25 JP JP29510993A patent/JPH06211971A/ja active Pending
- 1993-11-25 EP EP19930119009 patent/EP0599309B1/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002536519A (ja) * | 1999-02-10 | 2002-10-29 | イーストマン ケミカル カンパニー | 使用後のpetリサイクルのための解糖法 |
JP2022184117A (ja) * | 2021-05-31 | 2022-12-13 | 三菱重工業株式会社 | 分離システム及び分離方法 |
WO2024063099A1 (ja) * | 2022-09-22 | 2024-03-28 | 三菱重工業株式会社 | 分離システム及び分離方法 |
WO2024063098A1 (ja) * | 2022-09-22 | 2024-03-28 | 三菱重工業株式会社 | 分離システム及び分離方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0599309B1 (en) | 1997-05-21 |
US5298530A (en) | 1994-03-29 |
EP0599309A3 (ja) | 1994-08-31 |
DE69310873T2 (de) | 1998-01-02 |
EP0599309A2 (en) | 1994-06-01 |
DE69310873D1 (de) | 1997-06-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH06211971A (ja) | スクラップポリエステルからの成分回収方法 | |
US5414022A (en) | Process of recovering components from polyester resins | |
US5432203A (en) | Process of recovering components from polyester resins | |
US5051528A (en) | Recovery process for ethylene glycol and dimethylterephthalate | |
EP0856537B1 (en) | Solid state polymerisation of PET | |
CA2359727C (en) | A glycolysis process for recycling of post-consumer pet | |
EP1437377B1 (en) | Method for recycling pet bottle | |
US6518322B1 (en) | Conversion of contaminated polyethylene terephthalate to decontaminated polybutylene terephthalate | |
US20160009893A1 (en) | Method and Apparatus for Color Removal from PET-flake (shredded PET) | |
WO2001068581A2 (en) | The method of chemical recycling of polyethylene terephthalate waste | |
KR100278525B1 (ko) | 폴리알킬렌 테레프탈레이트로부터 알칼리 금속 또는 알칼리토류 금속의 테레프탈레이트 및 알킬렌 글리콜을 회수하는 방법 | |
JP7660133B2 (ja) | ポリマーの解重合化のための装置および方法 | |
JP2003119316A (ja) | Petボトルのリサイクル方法 | |
EP0973826B1 (en) | Process for removing contaminants from polyesters and controlling polymer molecular weight | |
JPH0853380A (ja) | ポリエステル樹脂からモノマーを回収する間のジオキサン生成の回避方法 | |
TW593444B (en) | Inline solid state polymerization of pet flakes for manufacturing plastic strap | |
CN100371365C (zh) | 聚酯的制备方法 | |
JPH11323006A (ja) | プラスチック多層成形品の分解方法及び付加重合体固形物の油化方法 | |
US5747547A (en) | Recovery of components from polyester resins | |
EP1104691A1 (en) | Method for recycling expanded polymers | |
CA2052038C (en) | Recovery of ethylene glycol and dimethyl terephthalate_from polyethylene terephthalate | |
WO2022254815A1 (ja) | 分離システム及び分離方法 | |
JPH09118639A (ja) | ポリエステル樹脂からの成分回収法 | |
JPS60139717A (ja) | ポリエステルの製造方法 |