JPH06211933A - 含フッ素重合体の製造方法 - Google Patents
含フッ素重合体の製造方法Info
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- JPH06211933A JPH06211933A JP652193A JP652193A JPH06211933A JP H06211933 A JPH06211933 A JP H06211933A JP 652193 A JP652193 A JP 652193A JP 652193 A JP652193 A JP 652193A JP H06211933 A JPH06211933 A JP H06211933A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C17/00—Preparation of halogenated hydrocarbons
- C07C17/38—Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
- C07C17/42—Use of additives, e.g. for stabilisation
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F14/00—Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen
- C08F14/18—Monomers containing fluorine
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 含フッ素オレフィンを(共)重合させて含フ
ッ素(共)重合体を製造する場合に、従来溶媒として用
いられてきたR−113やR−114の代替物となるべ
き物質を提供すると共にこれらフロン物質を用いて製造
した含フッ素(共)重合体に生じる着色の問題を解決す
ること、並びに重合を安全に行う方策を提供する。 【構成】 溶媒としてパーフルオロシクロブタンを用い
て含フッ素オレフィンを(共)重合させる。溶液重合、
懸濁重合、乳化重合等に適用できる。また自己爆発性の
含フッ素オレフィンにパーフルオロシクロブタンを加え
ておけば貯蔵や移送中の爆発を防止できる。
ッ素(共)重合体を製造する場合に、従来溶媒として用
いられてきたR−113やR−114の代替物となるべ
き物質を提供すると共にこれらフロン物質を用いて製造
した含フッ素(共)重合体に生じる着色の問題を解決す
ること、並びに重合を安全に行う方策を提供する。 【構成】 溶媒としてパーフルオロシクロブタンを用い
て含フッ素オレフィンを(共)重合させる。溶液重合、
懸濁重合、乳化重合等に適用できる。また自己爆発性の
含フッ素オレフィンにパーフルオロシクロブタンを加え
ておけば貯蔵や移送中の爆発を防止できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は含フッ素重合体の製造方
法に関する。更に詳しくは含フッ素オレフィンまたは含
フッ素オレフィンとエチレンとを重合または共重合させ
て含フッ素重合体を製造する方法に関するものである。
法に関する。更に詳しくは含フッ素オレフィンまたは含
フッ素オレフィンとエチレンとを重合または共重合させ
て含フッ素重合体を製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より含フッ素重合体の製造方法とし
ては、塊状,溶液懸濁,乳化重合などが知られており、特
に溶液重合法あるいは懸濁重合法が一般によく採用され
ている。これら溶液重合、懸濁重合においては重合溶媒
としてはクロロフルオロカーボンなどの不活性溶媒が通
常用いられ、ラジカル開始剤を用いて重合反応が行なわ
れている。該クロロフルオロカーボンとしては例えばト
リクロロトリフルオロエタン(以下R−113と略
す)、ジクロロテトラフルオロエタン(以下R−114
と略す)等があげられる。しかしながら、これらR−1
13,R−114は近年その安定性からオゾン層の破壊
を招くものとして、その使用が制限され、近い将来全廃
されるものである。従って、これらR−113,R−1
14などの規制フロンにかわる溶媒の使用の検討が必要
である。近年、規制フロンの代替化の検討の一環とし
て、分子内に多数の塩素原子を含ない化合物を対象に検
討し、オゾン層を破壊させないようにすることが行なわ
れている。この種の代替フロン化合物としては、例えば
ハイドロフルオロカーボンの一種であるR−134a
(CH3CHF2)ハイドロクロロフルオロカーボンの一
種であるR−142b(CH3CClF2)、R−141b
(CH3CCl2F)などが挙げられる。ところが、この
ような代替フロンの分子内に存在する水素は、含フッ素
オレフィンの重合に対して連鎖移動活性を示すので、含
フッ素オレフィンの重合溶媒としては必ずしも適さない
ことが明らかになった。また、汎用の有機溶媒も連鎖移
動活性を示すので、含フッ素オレフィンの重合溶媒とし
ては適さない。一方、近年、含フッ素重合体においても
高純度化が、半導体、医薬品産業分野で要求されてい
る。高純度化の一つに、ポリマー中に含まれる塩素量を
低減することがあげられる。これは特にポリマーの金属
との接触による金属の塩素腐食による着色、劣化を抑制
する意味で効果的である。その意味で、重合溶媒として
R−113,R−114を用いる場合、極僅かではある
が、連鎖移動した塩素がポリマー中に含有されるため好
ましくはない。さらに重合体の製造は安全に行われるべ
きであるとの当然の要請が存在する。これは不飽和炭化
水素、フッ化炭素類の単独、または混合物の高圧圧縮ガ
スにおいてしばしば自己爆発が生起するので、これを極
力抑制する必要があるという意味である。
ては、塊状,溶液懸濁,乳化重合などが知られており、特
に溶液重合法あるいは懸濁重合法が一般によく採用され
ている。これら溶液重合、懸濁重合においては重合溶媒
としてはクロロフルオロカーボンなどの不活性溶媒が通
常用いられ、ラジカル開始剤を用いて重合反応が行なわ
れている。該クロロフルオロカーボンとしては例えばト
リクロロトリフルオロエタン(以下R−113と略
す)、ジクロロテトラフルオロエタン(以下R−114
と略す)等があげられる。しかしながら、これらR−1
13,R−114は近年その安定性からオゾン層の破壊
を招くものとして、その使用が制限され、近い将来全廃
されるものである。従って、これらR−113,R−1
14などの規制フロンにかわる溶媒の使用の検討が必要
である。近年、規制フロンの代替化の検討の一環とし
て、分子内に多数の塩素原子を含ない化合物を対象に検
討し、オゾン層を破壊させないようにすることが行なわ
れている。この種の代替フロン化合物としては、例えば
ハイドロフルオロカーボンの一種であるR−134a
(CH3CHF2)ハイドロクロロフルオロカーボンの一
種であるR−142b(CH3CClF2)、R−141b
(CH3CCl2F)などが挙げられる。ところが、この
ような代替フロンの分子内に存在する水素は、含フッ素
オレフィンの重合に対して連鎖移動活性を示すので、含
フッ素オレフィンの重合溶媒としては必ずしも適さない
ことが明らかになった。また、汎用の有機溶媒も連鎖移
動活性を示すので、含フッ素オレフィンの重合溶媒とし
ては適さない。一方、近年、含フッ素重合体においても
高純度化が、半導体、医薬品産業分野で要求されてい
る。高純度化の一つに、ポリマー中に含まれる塩素量を
低減することがあげられる。これは特にポリマーの金属
との接触による金属の塩素腐食による着色、劣化を抑制
する意味で効果的である。その意味で、重合溶媒として
R−113,R−114を用いる場合、極僅かではある
が、連鎖移動した塩素がポリマー中に含有されるため好
ましくはない。さらに重合体の製造は安全に行われるべ
きであるとの当然の要請が存在する。これは不飽和炭化
水素、フッ化炭素類の単独、または混合物の高圧圧縮ガ
スにおいてしばしば自己爆発が生起するので、これを極
力抑制する必要があるという意味である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は含フッ素重合
体の製造に用いられる溶媒としてのR−113やR−1
14の代替物となるべき物質を提供して、環境破壊の防
止に寄与すると共に、これらフロン物質を用いて製造し
た含フッ素重合体の不純結合物である塩素の含有量を低
下させること、並びに重合を安全に行う方策を提供する
ことを目的とする。
体の製造に用いられる溶媒としてのR−113やR−1
14の代替物となるべき物質を提供して、環境破壊の防
止に寄与すると共に、これらフロン物質を用いて製造し
た含フッ素重合体の不純結合物である塩素の含有量を低
下させること、並びに重合を安全に行う方策を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる問
題点を解決するため種々検討した。その結果、含フッ素
オレフィンを主成分とする含フッ素重合体の製造におい
て、重合をパーフルオロシクロブタン存在下に行うこと
により上記問題点を解決することを見出し、かかる知見
に基づいて本発明を完成させた。すなわち本発明は、
式:CF2=CF2、CH2=CF2、CF2=CF−C
F3、CF2=CFClおよびCF2=CFORf(式中、
Rfは炭素数1〜9のフルオロアルキル基またはフルオ
ロポリエーテル基を表す)で表される含フッ素オレフィ
ンよりなる群より選択される少なくとも一種のモノマー
をパーフルオロシクロブタン存在下に重合させて含フッ
素重合体を製造する方法を要旨とする。また本発明は上
記式で表される含フッ素オレフィンよりなる群より選択
される少なくとも一種のモノマーとエチレンをパーフル
オロシクロブタン存在下に共重合させることをも要旨と
する。本発明はさらに、上記含フッ素オレフィンまたは
そのエチレンとの混合物にパーフルオロシクロブタンを
加えることよりなる当該モノマーの爆発防止方法をも要
旨とする。以下本発明を詳細に説明する。
題点を解決するため種々検討した。その結果、含フッ素
オレフィンを主成分とする含フッ素重合体の製造におい
て、重合をパーフルオロシクロブタン存在下に行うこと
により上記問題点を解決することを見出し、かかる知見
に基づいて本発明を完成させた。すなわち本発明は、
式:CF2=CF2、CH2=CF2、CF2=CF−C
F3、CF2=CFClおよびCF2=CFORf(式中、
Rfは炭素数1〜9のフルオロアルキル基またはフルオ
ロポリエーテル基を表す)で表される含フッ素オレフィ
ンよりなる群より選択される少なくとも一種のモノマー
をパーフルオロシクロブタン存在下に重合させて含フッ
素重合体を製造する方法を要旨とする。また本発明は上
記式で表される含フッ素オレフィンよりなる群より選択
される少なくとも一種のモノマーとエチレンをパーフル
オロシクロブタン存在下に共重合させることをも要旨と
する。本発明はさらに、上記含フッ素オレフィンまたは
そのエチレンとの混合物にパーフルオロシクロブタンを
加えることよりなる当該モノマーの爆発防止方法をも要
旨とする。以下本発明を詳細に説明する。
【0005】本発明において用いる含フッ素オレフィン
は、上記式で表されるものであるが、一般式CF2=C
FORfで表される含フッ素オレフィンとしては例えば
は、上記式で表されるものであるが、一般式CF2=C
FORfで表される含フッ素オレフィンとしては例えば
【化1】 等が挙げられる。これらの含フッ素オレフィンを単独で
重合させる場合のみならず、含フッ素オレフィンの2種
以上を共重合させる場合にも本発明を適用できる。共重
合中、好ましい含フッ素オレフィンの組合わせとして
は、テトラフルオロエチレン/ビニリデンフルオリド、
テトラフルオロエチレン/パーフルオロアルキルビニル
エーテル等を挙げることができる。共重合の場合、用い
る含フッ素モノマーのモル比は限定されるものではな
い。得られる重合体の物性上、特に好ましい範囲を例示
すれば、上記テトラフルオロエチレン/ビニリデンフル
オリド共重合体においてモル比で5:95〜95:5、い
っそう好ましくは18:82〜22:78であり、テトラ
フルオロエチレン/パーフルオロアルキルビニルエーテ
ル共重合体ではパーフルオロアルキルビニルエーテルの
含有量が1.0〜50.0重量%であるものである。
重合させる場合のみならず、含フッ素オレフィンの2種
以上を共重合させる場合にも本発明を適用できる。共重
合中、好ましい含フッ素オレフィンの組合わせとして
は、テトラフルオロエチレン/ビニリデンフルオリド、
テトラフルオロエチレン/パーフルオロアルキルビニル
エーテル等を挙げることができる。共重合の場合、用い
る含フッ素モノマーのモル比は限定されるものではな
い。得られる重合体の物性上、特に好ましい範囲を例示
すれば、上記テトラフルオロエチレン/ビニリデンフル
オリド共重合体においてモル比で5:95〜95:5、い
っそう好ましくは18:82〜22:78であり、テトラ
フルオロエチレン/パーフルオロアルキルビニルエーテ
ル共重合体ではパーフルオロアルキルビニルエーテルの
含有量が1.0〜50.0重量%であるものである。
【0006】本発明は上記の含フッ素オレフィンとエチ
レンの共重合の場合にも適用できる。この場合、2以上
の含フッ素オレフィンを使用してもよい。好ましいモノ
マーの組合わせとしては、テトラフルオロエチレン/エ
チレン、クロロトリフルオロエチレン/エチレンを挙げ
ることができる。共重合におけるエチレンと含フッ素オ
レフィンのモル比としては、一般に70:30〜30:7
0の範囲である。得られる重合体の物性上、特に好まし
い組成を例示すれば、上記エチレン/テトラフルオロエ
チレン共重合体およびエチレン/クロロトリフルオロエ
チレン共重合体において、モル比で30:70〜70:3
0である。
レンの共重合の場合にも適用できる。この場合、2以上
の含フッ素オレフィンを使用してもよい。好ましいモノ
マーの組合わせとしては、テトラフルオロエチレン/エ
チレン、クロロトリフルオロエチレン/エチレンを挙げ
ることができる。共重合におけるエチレンと含フッ素オ
レフィンのモル比としては、一般に70:30〜30:7
0の範囲である。得られる重合体の物性上、特に好まし
い組成を例示すれば、上記エチレン/テトラフルオロエ
チレン共重合体およびエチレン/クロロトリフルオロエ
チレン共重合体において、モル比で30:70〜70:3
0である。
【0007】本発明の含フッ素重合体の製造に際しては
高温機械特性等の物性を改良するため、変性剤としての
種々のモノマーを添加し、共重合させることができる。
かかる変性剤としては、式:CH2=CFR'f(式中、
R'fは炭素数1〜10のフルオロアルキル基を表す)、
CH2=C(CF3)2、CH2=CFOCH2(CF2)nX
(式中、Xは水素、フッ素あるいは塩素、nは1〜10
の整数を表す)で表されるモノマーが例示できる。これ
らの単量体は、用いる全モノマーの0.5〜20重量
%、好ましくは1.0〜10.0重量%の範囲で使用す
る。
高温機械特性等の物性を改良するため、変性剤としての
種々のモノマーを添加し、共重合させることができる。
かかる変性剤としては、式:CH2=CFR'f(式中、
R'fは炭素数1〜10のフルオロアルキル基を表す)、
CH2=C(CF3)2、CH2=CFOCH2(CF2)nX
(式中、Xは水素、フッ素あるいは塩素、nは1〜10
の整数を表す)で表されるモノマーが例示できる。これ
らの単量体は、用いる全モノマーの0.5〜20重量
%、好ましくは1.0〜10.0重量%の範囲で使用す
る。
【0008】また本発明の共重合体の製造に際しては、
分子量調節の為、通常の連鎖移動剤、例えばシクロヘキ
サン、n−ペンタン、n−ヘキサン、イソペンタン、メタ
ノール、エタノールを用いることができ、また必要な場
合には四塩化炭素、クロロホルム、塩化メチレン、塩化
メチルなどを用いることもできる。
分子量調節の為、通常の連鎖移動剤、例えばシクロヘキ
サン、n−ペンタン、n−ヘキサン、イソペンタン、メタ
ノール、エタノールを用いることができ、また必要な場
合には四塩化炭素、クロロホルム、塩化メチレン、塩化
メチルなどを用いることもできる。
【0009】本発明は上記含フッ素オレフィンの重合あ
るいはエチレンと上記含フッ素オレフィンとの共重合
を、パーフルオロシクロブタン(以下C−318と略す
ことがある)の存在下に行うことを特徴とするものであ
る。C−318はテトラフルオロエチレン製造工程ある
いはヘキサフルオロプロピレン製造工程中の副生物とし
て豊富に生成するので、かかる工程中からC−318純
品を得て本発明に利用できる。ヘキサフルオロプロピレ
ン製造工程中に副生するものは、C−318の外に、パ
ーフルオロ−1−ブテン、パーフルオロ−2−ブテンな
どがある。しかしながらこれらは精留により分離するこ
とが困難である。そこで分離方法としては二重結合を有
するパーフルオロ−1−ブテン、パーフルオロ−2−ブ
テンに水素、塩素、臭素、フッ素、フッ化水素、メタノ
ールなどを付加することにより飽和化合物とすると、目
的物C−318と精留により分離することができる。
るいはエチレンと上記含フッ素オレフィンとの共重合
を、パーフルオロシクロブタン(以下C−318と略す
ことがある)の存在下に行うことを特徴とするものであ
る。C−318はテトラフルオロエチレン製造工程ある
いはヘキサフルオロプロピレン製造工程中の副生物とし
て豊富に生成するので、かかる工程中からC−318純
品を得て本発明に利用できる。ヘキサフルオロプロピレ
ン製造工程中に副生するものは、C−318の外に、パ
ーフルオロ−1−ブテン、パーフルオロ−2−ブテンな
どがある。しかしながらこれらは精留により分離するこ
とが困難である。そこで分離方法としては二重結合を有
するパーフルオロ−1−ブテン、パーフルオロ−2−ブ
テンに水素、塩素、臭素、フッ素、フッ化水素、メタノ
ールなどを付加することにより飽和化合物とすると、目
的物C−318と精留により分離することができる。
【0010】重合方式としては溶液重合、懸濁重合、乳
化重合等公知の方法を採用できる。すなわち溶液重合で
はパーフルオロシクロブタンを溶媒として用い、これに
含フッ素オレフィンまたはエチレン/含フッ素混合物か
らなるモノマーを溶解させた系について重合を行う。懸
濁重合あるいは乳化重合ではモノマーをパーフルオロシ
クロブタンに溶解させた溶液を水にそれぞれ分散または
乳化させた系について重合を行う。モノマーにパーフル
オロシクロブタンを加えて気相で重合を行う場合もあ
る。工業的には水性媒体中での懸濁重合が好ましい。C
−318の使用量は水に対し10〜100重量%とする
のが懸濁分散性、経済性の面から好ましい。本発明の方
法において、媒体を入れた重合容器に使用するすべての
モノマーを一時に加えることも可能であるが、用いるモ
ノマーの一部のみを仕込み、重合を行わせ、消費された
モノマーに見合うモノマーを補給しながら重合を行うの
が好ましい。具体的には、一定の圧力を維持するようモ
ノマーを重合系に供給する方法を採用できる。
化重合等公知の方法を採用できる。すなわち溶液重合で
はパーフルオロシクロブタンを溶媒として用い、これに
含フッ素オレフィンまたはエチレン/含フッ素混合物か
らなるモノマーを溶解させた系について重合を行う。懸
濁重合あるいは乳化重合ではモノマーをパーフルオロシ
クロブタンに溶解させた溶液を水にそれぞれ分散または
乳化させた系について重合を行う。モノマーにパーフル
オロシクロブタンを加えて気相で重合を行う場合もあ
る。工業的には水性媒体中での懸濁重合が好ましい。C
−318の使用量は水に対し10〜100重量%とする
のが懸濁分散性、経済性の面から好ましい。本発明の方
法において、媒体を入れた重合容器に使用するすべての
モノマーを一時に加えることも可能であるが、用いるモ
ノマーの一部のみを仕込み、重合を行わせ、消費された
モノマーに見合うモノマーを補給しながら重合を行うの
が好ましい。具体的には、一定の圧力を維持するようモ
ノマーを重合系に供給する方法を採用できる。
【0011】重合開始剤としては有機過酸化物を用い
る。好ましい有機過酸化物としては、一般式:
る。好ましい有機過酸化物としては、一般式:
【化2】 (式中、Yは水素、フッ素または塩素を表し、mは2〜
8の整数である)で示される過酸化物が挙げられ、具体
的にはジパーフルオロプロピオニルパーオキサイド、ジ
(ω−ヒドロパーフルオロヘキサノイル)パーオキサイ
ド、ジ(ω−クロロパーフルオロプロピオニル)パーオキ
サイドなどが例示できる。また式:
8の整数である)で示される過酸化物が挙げられ、具体
的にはジパーフルオロプロピオニルパーオキサイド、ジ
(ω−ヒドロパーフルオロヘキサノイル)パーオキサイ
ド、ジ(ω−クロロパーフルオロプロピオニル)パーオキ
サイドなどが例示できる。また式:
【化3】 (式中、nは1〜10の整数である)で示される過酸化
物、たとえばジ(トリクロロパーフルオロヘキサノイル)
パーオキサイドなども好ましい。さらにジイソブチルパ
ーオキサイド、ジイソプロピルパーオキシジカーボネー
ト、ジノルマルプロピルパーオキシジカーボネート、イ
ソブチリルパーオキサイドなどのハイドロカーボン系の
有機過酸化物も適当なものとして挙げられる。重合開始
剤は全モノマーに対して一般に0.01〜1重量%用い
る。
物、たとえばジ(トリクロロパーフルオロヘキサノイル)
パーオキサイドなども好ましい。さらにジイソブチルパ
ーオキサイド、ジイソプロピルパーオキシジカーボネー
ト、ジノルマルプロピルパーオキシジカーボネート、イ
ソブチリルパーオキサイドなどのハイドロカーボン系の
有機過酸化物も適当なものとして挙げられる。重合開始
剤は全モノマーに対して一般に0.01〜1重量%用い
る。
【0012】重合温度は特に限定されたものではないが
一般的には0〜100℃である。テトラフルオロエチレ
ン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体にお
いては、重合温度が高くなると下式のような末端のβ−
解離が起こりやすく不安定末端が生成しやすくなる。
一般的には0〜100℃である。テトラフルオロエチレ
ン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体にお
いては、重合温度が高くなると下式のような末端のβ−
解離が起こりやすく不安定末端が生成しやすくなる。
【化4】 (式中、Rfはフルオロアルキル基を表す)このような
ケースでは特に開始剤の分解性及び末端安定性を考慮に
入れると比較的低温、例えば0〜25℃程度が好まし
い。エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体におい
ては、エチレン−エチレン連鎖生成による耐熱性の低下
を避ける為には一般に低温が好ましい。
ケースでは特に開始剤の分解性及び末端安定性を考慮に
入れると比較的低温、例えば0〜25℃程度が好まし
い。エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体におい
ては、エチレン−エチレン連鎖生成による耐熱性の低下
を避ける為には一般に低温が好ましい。
【0013】重合圧力は通常0〜50kg/cm2Gであっ
てよく重合操作上は1〜20kg/cm2Gの比較的低圧が
望ましい。ただし、重合圧力は用いる溶媒の量ならびに
蒸気圧、重合温度などの他の重合条件に応じて適宜定め
られる。
てよく重合操作上は1〜20kg/cm2Gの比較的低圧が
望ましい。ただし、重合圧力は用いる溶媒の量ならびに
蒸気圧、重合温度などの他の重合条件に応じて適宜定め
られる。
【0014】本発明の含フッ素オレフィンの重合、ある
いはエチレンと含フッ素オレフィンとの共重合におい
て、自己分解爆発を起こすことがあるが、本発明のパー
フルオロシクロブタンは、かかる爆発を防止する効果を
有する。例えば、エチレン−テトラフルオロエチレンの
組成が50:50〜40:60モル%の比の範囲では約8
kg/cm2Gで爆発範囲に属するため重合圧力が8kg/cm2
G以上では安全な操業が保証できない。パーフルオロシ
クロブタンを全モノマーに対して、5モル%添加するこ
とにより爆発限界が18kg/cm2G以上に上昇した。さ
らに、かかる混合ガスにC−318を10モル%添加す
ることにより20kg/cm2Gでも爆発範囲に入らないこ
とが明らかになった。これらのことより追加モノマー混
合ガスにC−318を合計量に対して1〜20モル%添
加することにより、重合圧力10〜50kg/cm2Gにお
いても安全に重合反応を行うことが可能になった。
いはエチレンと含フッ素オレフィンとの共重合におい
て、自己分解爆発を起こすことがあるが、本発明のパー
フルオロシクロブタンは、かかる爆発を防止する効果を
有する。例えば、エチレン−テトラフルオロエチレンの
組成が50:50〜40:60モル%の比の範囲では約8
kg/cm2Gで爆発範囲に属するため重合圧力が8kg/cm2
G以上では安全な操業が保証できない。パーフルオロシ
クロブタンを全モノマーに対して、5モル%添加するこ
とにより爆発限界が18kg/cm2G以上に上昇した。さ
らに、かかる混合ガスにC−318を10モル%添加す
ることにより20kg/cm2Gでも爆発範囲に入らないこ
とが明らかになった。これらのことより追加モノマー混
合ガスにC−318を合計量に対して1〜20モル%添
加することにより、重合圧力10〜50kg/cm2Gにお
いても安全に重合反応を行うことが可能になった。
【0015】爆発はモノマーの貯蔵および移送時にも起
こり得るが、本発明のパーフルオロシクロブタンはかか
る場合の爆発をも防止できる。従って原料となる含フッ
素オレフィン(混合物である場合を含む)、またはエチ
レンと含フッ素オレフィン(混合物である場合を含む)
にあらかじめパーフルオロシクロブタンを混合しておけ
ばモノマーの貯蔵および移送中の爆発が防止できるのみ
ならず、重合中の爆発をも防止できる。この目的で使用
するパーフルオロシクロブタンは使用条件から、特に好
ましくはモノマーの1〜20モル%である。
こり得るが、本発明のパーフルオロシクロブタンはかか
る場合の爆発をも防止できる。従って原料となる含フッ
素オレフィン(混合物である場合を含む)、またはエチ
レンと含フッ素オレフィン(混合物である場合を含む)
にあらかじめパーフルオロシクロブタンを混合しておけ
ばモノマーの貯蔵および移送中の爆発が防止できるのみ
ならず、重合中の爆発をも防止できる。この目的で使用
するパーフルオロシクロブタンは使用条件から、特に好
ましくはモノマーの1〜20モル%である。
【0016】
【実施例】次に実施例を示し、本発明を具体的に説明す
る。なお共重合体の物性値は、次の様にして測定した。 融点:パーキン−エルマーII型 DSC装置を用い、1
0℃/分の速度で昇温した時の融解ピークを記録し、極
大値に対応する温度を融点とする。 メルトフローレート(M.F.R値):高化式フローテスタ
ーを使用し、荷重5kgの下に、内径2mmおよび長さ8mm
のノズルを通して、エチレン−テトラフルオロエチレン
共重合体に対しては300℃、ビニリデンフルオリド−
テトラフルオロエチレン共重合体に対しては230℃で
押出し、単位時間当たりの押出量を測定した。 溶融粘度:高化式フローテスターを使用し、荷重7kgの
下に、内径2mmおよび長さ8mmのノズルを通し、380
℃で押出すことにより測定した。 塩素分析:放射化分析法にて測定した。
る。なお共重合体の物性値は、次の様にして測定した。 融点:パーキン−エルマーII型 DSC装置を用い、1
0℃/分の速度で昇温した時の融解ピークを記録し、極
大値に対応する温度を融点とする。 メルトフローレート(M.F.R値):高化式フローテスタ
ーを使用し、荷重5kgの下に、内径2mmおよび長さ8mm
のノズルを通して、エチレン−テトラフルオロエチレン
共重合体に対しては300℃、ビニリデンフルオリド−
テトラフルオロエチレン共重合体に対しては230℃で
押出し、単位時間当たりの押出量を測定した。 溶融粘度:高化式フローテスターを使用し、荷重7kgの
下に、内径2mmおよび長さ8mmのノズルを通し、380
℃で押出すことにより測定した。 塩素分析:放射化分析法にて測定した。
【0017】実施例1 内容積4lのガラスライニング製オートクレーブに脱酸
素した水1040gを入れ真空にし、溶媒C−318 8
00gを入れて槽内温度を15℃に保った。パーフルオ
ロ(プロピルビニルエーテル)40gを仕込み、撹拌下テ
トラフルオロエチレンを3.6kg/cm2Gまで圧入した。
次いでジ(ω−ヒドロパーフルオロヘキサノイル)パーオ
キサイド3.2gを仕込んで重合を開始した。重合の進行
と共に圧力が低下するので、0.5kg/cm2G低下したと
き、すなわち槽内圧力が3.1kg/cm2Gになった所でテ
トラフルオロエチレンを3.6kg/cm2Gまで圧入する。
この操作を40回行い重合を終了した。重合時間は2.
1時間であった。重合終了後内容物を回収し、テトラフ
ルオロエチレン−パーフルオロ(プロピルビニルエーテ
ル)共重合体粉末270gを得た。共重合体中のパーフル
オロ(プロピルビニルエーテル)含有量は3.2重量%で
あった。融点309.4℃、溶融粘度4.09×106ポ
イズ(380℃)、塩素含有量0ppm。
素した水1040gを入れ真空にし、溶媒C−318 8
00gを入れて槽内温度を15℃に保った。パーフルオ
ロ(プロピルビニルエーテル)40gを仕込み、撹拌下テ
トラフルオロエチレンを3.6kg/cm2Gまで圧入した。
次いでジ(ω−ヒドロパーフルオロヘキサノイル)パーオ
キサイド3.2gを仕込んで重合を開始した。重合の進行
と共に圧力が低下するので、0.5kg/cm2G低下したと
き、すなわち槽内圧力が3.1kg/cm2Gになった所でテ
トラフルオロエチレンを3.6kg/cm2Gまで圧入する。
この操作を40回行い重合を終了した。重合時間は2.
1時間であった。重合終了後内容物を回収し、テトラフ
ルオロエチレン−パーフルオロ(プロピルビニルエーテ
ル)共重合体粉末270gを得た。共重合体中のパーフル
オロ(プロピルビニルエーテル)含有量は3.2重量%で
あった。融点309.4℃、溶融粘度4.09×106ポ
イズ(380℃)、塩素含有量0ppm。
【0018】比較例1〜6 表1に示す種類の溶媒を用いて実施例1と同様にして含
フッ素重合体を製造した。結果を表1に示す。
フッ素重合体を製造した。結果を表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】この表からも明らかなように分子内に水素
を有する含フッ素溶媒は、いずれもテトラフルオロエチ
レン−パーフルオロプロピルビニルエーテル共重合体の
分子量を低下せしめる。本発明の方法重合溶媒としてC
−318を使用すればR−114に匹敵する収率、溶融
粘度で必要な場合高分子量の重合体を得ることができる
という本質的優位性を理解できる。次にテトラフルオロ
エチレン−エチレン共重合体及びビニリデンフルオリド
−テトラフルオロエチレン共重合体の製造に対して、C
−318を重合溶媒とすることを特徴とする方法の実施
例及びそれに対する比較例について説明する。
を有する含フッ素溶媒は、いずれもテトラフルオロエチ
レン−パーフルオロプロピルビニルエーテル共重合体の
分子量を低下せしめる。本発明の方法重合溶媒としてC
−318を使用すればR−114に匹敵する収率、溶融
粘度で必要な場合高分子量の重合体を得ることができる
という本質的優位性を理解できる。次にテトラフルオロ
エチレン−エチレン共重合体及びビニリデンフルオリド
−テトラフルオロエチレン共重合体の製造に対して、C
−318を重合溶媒とすることを特徴とする方法の実施
例及びそれに対する比較例について説明する。
【0021】実施例2 内容積500lのガラスライニング製オートクレーブに
脱酸素した水200lを入れ真空にし、C−318 20
0kgを入れて槽の温度を35℃に保った。これにCH2
=CF(CF2)3H 830g及びシクロヘキサン400g
を仕込み、撹拌下テトラフルオロエチレン/エチレン/
C−318混合ガス(モル比73.8:16.2:10)を
8.5kg/cm2Gまで圧入した。次いでジイソプロピルパ
ーオキシジカーボネート400gを仕込んで重合を開始
した。重合の進行と共に圧力が低下するので、テトラフ
ルオロエチレン/エチレン/CH2=CF(CF2)3H/
C−318(モル比47.9:41.6:1.5:9.0)を
追加圧入して重合圧力を8.5kg/cm2Gに保った。重合
を81時間行った。重合終了後、内容物を回収し重合体
粉末143.9kgを得た。得られた共重合体の組成はテ
トラフルオロエチレン:エチレン:CH2:CF(CF2)3H
=54.1:44.5:1.4(モル比)であった。融点2
65.0℃、M.F.R(300℃)=22.3g/10
分、塩素含有量0ppm。
脱酸素した水200lを入れ真空にし、C−318 20
0kgを入れて槽の温度を35℃に保った。これにCH2
=CF(CF2)3H 830g及びシクロヘキサン400g
を仕込み、撹拌下テトラフルオロエチレン/エチレン/
C−318混合ガス(モル比73.8:16.2:10)を
8.5kg/cm2Gまで圧入した。次いでジイソプロピルパ
ーオキシジカーボネート400gを仕込んで重合を開始
した。重合の進行と共に圧力が低下するので、テトラフ
ルオロエチレン/エチレン/CH2=CF(CF2)3H/
C−318(モル比47.9:41.6:1.5:9.0)を
追加圧入して重合圧力を8.5kg/cm2Gに保った。重合
を81時間行った。重合終了後、内容物を回収し重合体
粉末143.9kgを得た。得られた共重合体の組成はテ
トラフルオロエチレン:エチレン:CH2:CF(CF2)3H
=54.1:44.5:1.4(モル比)であった。融点2
65.0℃、M.F.R(300℃)=22.3g/10
分、塩素含有量0ppm。
【0022】実施例3 内容積4lのガラスライニング製オートクレーブに脱酸
素した水1lを入れ、真空にしC−318 0.84kgを
入れて槽内温度を35℃に保った。これにCH2=CF
(CF2)3H 6.1g及びシクロヘキサン2.8gを仕込
み、撹拌下テトラフルオロエチレン/エチレン/C−3
18混合ガス(モル比73.5:16.5:10)を12kg
/cm2Gまで圧入した。次いでジイソプロピルパーオキ
シジカーボネート4gを仕込んで重合を開始した。重合
の進行と共に圧力が低下するのでテトラフルオロエチレ
ン/エチレン/CH2=CF(CF2)3H/C−318
(モル比47.1:40.2:3.5:9.3)を追加圧入し
て重合圧力を12kg/cm2Gに保った。重合を7時間行
った。重合終了後内容物を回収し、重合体粉末246g
を得た。共重合体の組成はテトラフルオロエチレン:エ
チレン:CH2=CF(CF2)3H=52.0:44.4:3.
6(モル比)であった。融点268.5℃、M.F.R
(300℃)=12.4g/10分、塩素含有量0ppm。
素した水1lを入れ、真空にしC−318 0.84kgを
入れて槽内温度を35℃に保った。これにCH2=CF
(CF2)3H 6.1g及びシクロヘキサン2.8gを仕込
み、撹拌下テトラフルオロエチレン/エチレン/C−3
18混合ガス(モル比73.5:16.5:10)を12kg
/cm2Gまで圧入した。次いでジイソプロピルパーオキ
シジカーボネート4gを仕込んで重合を開始した。重合
の進行と共に圧力が低下するのでテトラフルオロエチレ
ン/エチレン/CH2=CF(CF2)3H/C−318
(モル比47.1:40.2:3.5:9.3)を追加圧入し
て重合圧力を12kg/cm2Gに保った。重合を7時間行
った。重合終了後内容物を回収し、重合体粉末246g
を得た。共重合体の組成はテトラフルオロエチレン:エ
チレン:CH2=CF(CF2)3H=52.0:44.4:3.
6(モル比)であった。融点268.5℃、M.F.R
(300℃)=12.4g/10分、塩素含有量0ppm。
【0023】比較例7 内容積500lのガラスライニング製オートクレーブに
脱酸素した水200lを入れ真空にし、R−114(ジ
クロロテトラフルオロエタン) 200kgを入れて槽内
温度を35℃に保った。これにCH2=CF(CF2)3H
930g、シクロヘキサン1300gを仕込み撹拌下テト
ラフルオロエチレン/エチレン混合ガス(モル比81.
7:18.3)を7.5kg/cm2Gまで圧入した。次いでジ
イソプロピルパーオキシジカーボネート400gを仕込
んで重合を開始した。重合の進行と共に圧力が低下する
ので、テトラフルオロエチレン/エチレン/CH2=C
F(CF2)3H(モル比51.5:46.3:2.2)を追加
圧入して重合圧力を7.5kg/cm2Gに保った。重合を3
8時間行った。重合終了後内容物を回収し、重合体粉末
140kgを得た。共重合の組成はテトラフルオロエチレ
ン:エチレン:CH2=CF(CF2)3H=51.5:46.
3:2.2(モル比)であった。融点268.4℃、M.
F.R(300℃)=4.3g/10分、塩素含有量3.2
ppm。
脱酸素した水200lを入れ真空にし、R−114(ジ
クロロテトラフルオロエタン) 200kgを入れて槽内
温度を35℃に保った。これにCH2=CF(CF2)3H
930g、シクロヘキサン1300gを仕込み撹拌下テト
ラフルオロエチレン/エチレン混合ガス(モル比81.
7:18.3)を7.5kg/cm2Gまで圧入した。次いでジ
イソプロピルパーオキシジカーボネート400gを仕込
んで重合を開始した。重合の進行と共に圧力が低下する
ので、テトラフルオロエチレン/エチレン/CH2=C
F(CF2)3H(モル比51.5:46.3:2.2)を追加
圧入して重合圧力を7.5kg/cm2Gに保った。重合を3
8時間行った。重合終了後内容物を回収し、重合体粉末
140kgを得た。共重合の組成はテトラフルオロエチレ
ン:エチレン:CH2=CF(CF2)3H=51.5:46.
3:2.2(モル比)であった。融点268.4℃、M.
F.R(300℃)=4.3g/10分、塩素含有量3.2
ppm。
【0024】比較例8 内容積4lのガラスライニング製オートクレーブに脱酸
素した水1lを入れ、真空にし、R−114 1kgを入れ
て槽内温度を35℃に保った。これにCH2=CF(CF
2)3H 5.5g、シクロヘキサン4.0gを仕込み撹拌下テ
トラフルオロエチレン/エチレン混合ガス(モル比8
2:18)を7.5kg/cm2Gまで圧入した。次いでジイ
ソプロピルパーオキシジカーボネート4gを仕込んで重
合を開始した。重合の進行と共に圧力が低下するのでテ
トラフルオロエチレン/エチレン/CH2=CF(CF2)
3H(モル比50.4:46.6:3.0)を追加圧入して重
合圧力を7.5kg/cm2Gに保った。重合を3.5時間行
った。重合終了後内容物を回収し、重合体粉末100g
を得た。共重合の組成はテトラフルオロエチレン:エチ
レン:CH2=CF(CF2)3H=50.4:46.6:3.0
(モル比)であった。融点268.4℃、M.F.R(3
00℃)=9.28g/10分、塩素含有量3.8ppm。
素した水1lを入れ、真空にし、R−114 1kgを入れ
て槽内温度を35℃に保った。これにCH2=CF(CF
2)3H 5.5g、シクロヘキサン4.0gを仕込み撹拌下テ
トラフルオロエチレン/エチレン混合ガス(モル比8
2:18)を7.5kg/cm2Gまで圧入した。次いでジイ
ソプロピルパーオキシジカーボネート4gを仕込んで重
合を開始した。重合の進行と共に圧力が低下するのでテ
トラフルオロエチレン/エチレン/CH2=CF(CF2)
3H(モル比50.4:46.6:3.0)を追加圧入して重
合圧力を7.5kg/cm2Gに保った。重合を3.5時間行
った。重合終了後内容物を回収し、重合体粉末100g
を得た。共重合の組成はテトラフルオロエチレン:エチ
レン:CH2=CF(CF2)3H=50.4:46.6:3.0
(モル比)であった。融点268.4℃、M.F.R(3
00℃)=9.28g/10分、塩素含有量3.8ppm。
【0025】実施例4 内容積500lのガラスライニング製オートクレーブに
脱酸素した水250lを入れ真空にし、C−318 25
0kgを入れて槽内温度を37℃に保った。撹拌下テトラ
フルオロエチレン−ビニリデンフルオリド/C−318
混合ガス(モル比18:72:10)を12.0kg/cm2G
まで圧入した。次いでイソブチリルパーオキサイド32
0gを仕込んで重合を開始した。重合の進行と共に圧力
が低下するのでテトラフルオロエチレン/ビニリデンフ
ルオリド/C−318(モル比18.2:72.7:9.
1)混合ガスを追加圧入し、重合圧力を12.0kg/cm2
Gに保った。5時間毎にイソブチリルパーオキサイド1
50gを追加圧入した。重合を24時間行なった。重合
体粉末140kgを得た。共重合体の組成はテトラフルオ
ロエチレン:ビニリデンフルオリド=20:80(モル
比)であった。融点130℃、M.F.R(230℃)=
20g/10分、塩素含有量0ppm。
脱酸素した水250lを入れ真空にし、C−318 25
0kgを入れて槽内温度を37℃に保った。撹拌下テトラ
フルオロエチレン−ビニリデンフルオリド/C−318
混合ガス(モル比18:72:10)を12.0kg/cm2G
まで圧入した。次いでイソブチリルパーオキサイド32
0gを仕込んで重合を開始した。重合の進行と共に圧力
が低下するのでテトラフルオロエチレン/ビニリデンフ
ルオリド/C−318(モル比18.2:72.7:9.
1)混合ガスを追加圧入し、重合圧力を12.0kg/cm2
Gに保った。5時間毎にイソブチリルパーオキサイド1
50gを追加圧入した。重合を24時間行なった。重合
体粉末140kgを得た。共重合体の組成はテトラフルオ
ロエチレン:ビニリデンフルオリド=20:80(モル
比)であった。融点130℃、M.F.R(230℃)=
20g/10分、塩素含有量0ppm。
【0026】比較例9 内容積500lのガラスライニング製オートクレーブに
脱酸素した水250lを入れ真空にし、R−114 25
0kgを入れて槽内温度を37℃に保った。撹拌下テトラ
フルオロエチレン−ビニリデンフルオリド混合ガス(モ
ル比20:80)を8.5kg/cm2Gまで圧入した。次い
でイソブチリルパーオキサイド320gを仕込んで重合
を開始した。重合の進行と共に圧力が低下するのでテト
ラフルオロエチレン/ビニリデンフルオリド(モル比2
0:80)混合ガスを追加圧入し、重合圧力を8.5kg/
cm2Gに保った。5時間毎にイソブチリルパーオキサイ
ド150gを追加圧入した。重合を25時間行なった。
重合体終了後内容物を回収し重合体粉末140kgを得
た。共重合体の組成はテトラフルオロエチレン:ビニリ
デンフルオリド=20:80(モル比)であった。融点
130℃、M.F.R(230℃)=19.8g/10分、
塩素含有量4.2ppm。
脱酸素した水250lを入れ真空にし、R−114 25
0kgを入れて槽内温度を37℃に保った。撹拌下テトラ
フルオロエチレン−ビニリデンフルオリド混合ガス(モ
ル比20:80)を8.5kg/cm2Gまで圧入した。次い
でイソブチリルパーオキサイド320gを仕込んで重合
を開始した。重合の進行と共に圧力が低下するのでテト
ラフルオロエチレン/ビニリデンフルオリド(モル比2
0:80)混合ガスを追加圧入し、重合圧力を8.5kg/
cm2Gに保った。5時間毎にイソブチリルパーオキサイ
ド150gを追加圧入した。重合を25時間行なった。
重合体終了後内容物を回収し重合体粉末140kgを得
た。共重合体の組成はテトラフルオロエチレン:ビニリ
デンフルオリド=20:80(モル比)であった。融点
130℃、M.F.R(230℃)=19.8g/10分、
塩素含有量4.2ppm。
【0027】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のパー
フルオロシクロブタンを用いると含フッ素オレフィンを
重合させ、またはエチレンと含フッ素オレフィンを共重
合させて含フッ素重合体を製造する場合に高重合度の重
合体を得ることができる。したがって従来用いられてき
たR−113やR−114の代替物として使用できる。
またR−113等で認められる重合体中への塩素の混入
を回避することができる。さらに本発明の方法によれば
重合の安全性が高まる。
フルオロシクロブタンを用いると含フッ素オレフィンを
重合させ、またはエチレンと含フッ素オレフィンを共重
合させて含フッ素重合体を製造する場合に高重合度の重
合体を得ることができる。したがって従来用いられてき
たR−113やR−114の代替物として使用できる。
またR−113等で認められる重合体中への塩素の混入
を回避することができる。さらに本発明の方法によれば
重合の安全性が高まる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08F 2/18 MBF 7442−4J 2/22 MBM 7442−4J ZAB 7442−4J (72)発明者 曽我部 利雄 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 中野 嘉計 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内
Claims (5)
- 【請求項1】 式:CF2=CF2、CH2=CF2、CF
2=CF−CF3、CF2=CFClおよびCF2=CFO
Rf(式中、Rfは炭素数1〜9のフルオロアルキル基ま
たはフルオロポリエーテル基を表す)で表される含フッ
素オレフィンよりなる群より選択される少なくとも一種
のモノマーをパーフルオロシクロブタンの存在下に重合
させることを特徴とする含フッ素重合体の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1のモノマーとエチレンをパーフ
ルオロシクロブタンの存在下に共重合させることを特徴
とする含フッ素重合体の製造方法。 - 【請求項3】 さらにCH2=CFR'f(式中、R'fは
炭素数2〜10のフルオロアルキル基を表す)、CH2
=C(CF3)2、またはCH2=CFOCH2(CF2)nX
(式中、Xは水素、フッ素あるいは塩素を表し、nは1
〜10の整数である)を加えて共重合させる請求項1ま
たは2に記載の方法。 - 【請求項4】 重合または共重合が水を媒体とする懸濁
重合または乳化重合である請求項1〜3のいずれかに記
載の方法。 - 【請求項5】 含フッ素オレフィンまたは含フッ素オレ
フィンとエチレンの混合物を含んでなるモノマーにパー
フルオロシクロブタンを加えることよりなる当該モノマ
ーの自己爆発防止方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP652193A JPH06211933A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | 含フッ素重合体の製造方法 |
PCT/JP1994/000036 WO1994017109A1 (en) | 1993-01-19 | 1994-01-13 | Process for producing fluoropolymer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP652193A JPH06211933A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | 含フッ素重合体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06211933A true JPH06211933A (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=11640696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP652193A Pending JPH06211933A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | 含フッ素重合体の製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06211933A (ja) |
WO (1) | WO1994017109A1 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995008580A1 (fr) * | 1993-09-24 | 1995-03-30 | Daikin Industries, Ltd. | Procede pour produire du polytetrafluoroethylene de faible poids moleculaire |
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