JPH06210318A - 管の圧延方法及びその実施に使用する装置 - Google Patents
管の圧延方法及びその実施に使用する装置Info
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- JPH06210318A JPH06210318A JP5279944A JP27994493A JPH06210318A JP H06210318 A JPH06210318 A JP H06210318A JP 5279944 A JP5279944 A JP 5279944A JP 27994493 A JP27994493 A JP 27994493A JP H06210318 A JPH06210318 A JP H06210318A
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Abstract
ことなく管を連続的に冷間圧延できる装置及びその方法
を提供すること。 【構成】 4つのロール111,112,113,11
4を備えたスタンド複数を、相前後するスタンドのロー
ルがパスラインを軸にその位相が45度異なるように、孔
型115,115…を一致させてタンデムに配置する。
一方これらのロール111,112,113,114の
溝111b,112b,113b,114bは下記の条
件を満たすべくなされている。 ai >bi ai <bi-1 但し、ai :i番目のスタンドのロール溝縁部の孔型半
径 bi :i番目のスタンドのロール溝中央部の孔型半径 bi-1 :i-1 番目のスタンドのロール溝中央部の孔型半
径
Description
鋼等の中空管を冷間状態で連続的に外径縮小する圧延方
法およびその装置に関し、特に連続冷間絞り圧延、加え
てダイス加工を行う方法及びその装置に関する。
法がある。これは円弧状の溝を形成した3つのロールを
備えたスタンドを複数台タンデムに配置し、加熱した母
管をこれらのスタンドに通すことにより、連続的に母管
の外径を縮小させるものである。しかしこの方法は熱間
圧延であるため、製品の寸法精度及び表面品質に問題が
あり、また加熱炉の設備及びその燃料等によりコストが
かかるといった問題があった。
の小径管を製造する場合は、一般に熱間圧延にて製造さ
れた中空母管を酸洗,潤滑処理後、ダイスによる冷間抽
伸法或いはピルガーミルによる冷間圧延法によって製造
されている。
を製造する場合の装置構成を示した模式的側面図であ
る。図中21は管材であり、円孔を有するダイス22に
管材21を挿通させる。ダイス22の出側には所定間隔
離隔して引抜き機23が配設されており、小径管を引き
抜いて縮径するようになっている。このとき、ダイス2
2と引き抜き機23の間に配されたチャック24が小径
管を把持する。この把持のために、抽伸の前処理として
管材21の一端を細くする口絞り加工を施す工程が必要
である。また、引抜きの際に管材に大きな張力を作用さ
せるが、この張力は母管が破断しない程度に制限せざる
を得ず1パスでの加工率に制限があり、更に総加工率が
大きくなると母管が加工硬化するため、中間焼鈍を施す
必要があり、歩留り及び作業能率が低い。
第に細くなった溝を設けた対をなすロールを用い、この
ロールにより管材を保持して圧下しつつロールを往復運
動することにより管材を縮径する加工法である。この冷
間圧延法では、1パスでの母管の加工度は前者より大き
くし得るが、圧下に伴いロールを往復運動させるために
作業能率は前者より劣る。
熱間絞り圧延法を用いる場合もあり、熱間絞り圧延法に
より歩留り及び作業能率は顕著に向上するが、上述した
ように製品の寸法精度及び表面品質に問題があり、また
加熱炉の設備及びその燃料等によりコストがかかるとい
った問題があった。
び鉄鋼協会第118回講演大会論文集(CAMP−IS
IJ,Vol.2(1989)−1494)に開示され
ている如く、前記熱間圧延を冷間圧延に適応した3ロー
ル式の冷間絞り圧延法が提案されている。
を説明する模式的側面図であり、図16(b) は絞り圧延
機のスタンドの配列を説明する模式的正面図である。図
中25はロールであり、パスラインXの回りに 120°間
隔で配した3つのロール25,25,25を有するスタ
ンド26,27,28, …がパスライン方向に複数配置
されている。各スタンドは夫々の孔型を一致させ、隣接
するスタンドのロール配置の位相を60°異ならせ、かつ
その孔径が漸次小さくなるようにタンデムに配置されて
いる。そして最終スタンドにはラウンド孔型のスタンド
が配置される。
バル孔型が用いられる。図17(a),(b) は3ロール式
の絞り圧延機に使用される孔型を示す断面図であり、図
17(a) はラウンド孔型を、図17(b) はオーバル孔型
をそれぞれ示している。ラウンド孔型は孔型中心に中心
を持つ円弧R1 から構成される孔型であり、オーバル孔
型は孔型の逃し部に、その円弧の中心がロール隙間の中
心線上にある、もう一つの円弧R2 を設けた孔型であ
る。
型及びラウンド孔型を備えるスタンド間では、その速度
比を単スタンドでの管材の延伸率に比べて大きく設定す
ることによりスタンド管材に張力を与えつつ、これらの
スタンドに母管を連続的にパスさせて所要の外径に縮小
する。
間圧延を冷間圧延に適応した3ロール式冷間絞り圧延法
においては、後述する理由により周方向にて管肉が増減
する所謂偏肉が発生し、図18に示す如く管材の断面の
内面形状が6角形に角張るといった問題があった。即ち
熱間絞り圧延ではロールと母管との摩擦係数が0.3 であ
り、これにより各スタンド間で十分な張力が得られるた
め、前述した偏肉の発生原因となる増肉が十分抑制され
て偏肉は殆ど生じないのであるが、冷間絞り圧延では前
記摩擦係数が0.1 以下と熱間の場合の1/3 以下であり、
各スタンド間で十分な張力を得ることができず、ロール
溝底部及びロール溝縁部に当接する部分の間における管
周方向の不均一な増肉傾向を抑制できないからである。
スリップによる母管のロールへの焼付きが発生し、また
は所望の張力が得られないためにロール隙間への母管の
噛み出しが発生するといった問題があった。
直径を母管の外径の10倍以上にして圧延する方法が特開
平4−4905号公報に開示されている。図19(a) ,
図19(b) は母管の外径とロール溝底直径の比及び母管
の圧下を説明する概念図であり、夫々、ロールの正面図
及びロールの側面図である。これらの図により前記特開
平4−4905号公報に開示されている方法を説明す
る。中心軸c2 から外周面までの距離がD2 /2の母管
Aのパスラインの回りには3つのロール31,32,3
3が配設されており、それらのロールの溝底半径である
軸心c1 から溝底までの距離はD1 /2である。そして
D1 /D2 が10以上であるロール31,32,33を用
いることにより摩擦力を高め、冷間にて母管Aの外径を
連続的に縮小している。
ル溝底直径を母管の外径の10倍以上に大きくすることに
よって、ロールと母管との接触面積を増大させるため、
摩擦係数が低い冷間絞り圧延法においても十分な摩擦力
を得ることができ、これによって必要なロール間張力が
得られる。しかし接触面積の増大はロール反力,即ち圧
延荷重の増大を招くため、圧延のための所要動力及びト
ルクの増大を生じ、またロール溝底直径の増加はロール
体積の増大、延いては設備の大幅な増大をもたらし、経
済的及び設備的な問題があり、更に3ロール式の圧延方
法はロール隙間への管の噛み出しが発生し易く、1スタ
ンド当たりの圧下率を大きくすることができないため、
圧延効率が低く、また所要の外径に縮小するに要するス
タンド数が増加するため、設備が大きくなるといった問
題があった。
のであり、その目的とするところは、4つのロールを用
いることによって偏肉を生じることなく連続的に冷間絞
り圧延を行うことができる方法及びその実施に使用する
装置を提供することにある。また、4つのロールを用
い、出側に配したダイスにてサイジングを施すことによ
り、少ないスタンド数で圧延管の寸法精度及び歩留りを
向上せしめる方法及びその実施に使用する装置を提供す
ることにある。
方法は、4つのロールを備えた複数のスタンドを、相前
後するスタンドのロールが前記スタンドにて形成される
パスラインを中心に略45度位相が異なるようにタンデム
に配置し、これらスタンドに冷間状態の被圧延管を連続
的に通して被圧延管の外径を圧延縮小する圧延方法にお
いて、前記ロールに、ロール溝が下記の条件を満足する
略円形孔型を形成するロールを用いることを特徴とす
る。 ai >bi ai <bi-1 但し、ai :i番目のスタンドのロール溝縁部の孔型半
径 bi :i番目のスタンドのロール溝中央部の孔型半径 bi-1 :i−1番目のスタンドのロール溝中央部の孔型
半径
において、前記ロールにはロール溝底直径が前記被圧延
管の外径の5倍以上であるロールを用い、1スタンド当
たり12%以下の外径圧下率にて被圧延管の外径を縮小す
ることを特徴とする。
において、前記被圧延管の最上流側スタンドのロールの
溝中央部での周速度に対する最下流側スタンドのロール
の溝中央部での周速度の増速比が、スタンド管に張力が
作用しない基準増速比の1.0倍から1.8 倍となるような
各スタンドのロールの周速度を調節して被圧延管を圧延
することを特徴とする。
において、前記スタンドの最下流側スタンドの出側にダ
イスが設けてあり、該ダイスにより圧延縮小された被圧
延管をサイジングすることを特徴とする。
において、前記ダイスの出側にピンチロールが設けてあ
り、前記被圧延管の尾端部が前記ロールとダイス間にて
停止した際に、前記ピンチロールにより前記尾端部を引
き抜くことを特徴とする。
において、前記複数のスタンドの入側又はスタンド間に
前記被圧延管の尾端部を検知する検知手段を少なくとも
1つ設けてあり、該検知手段の結果に基づいて前記ピン
チロールを作動又は停止させることを特徴とする。
ールを備えた複数のスタンドを、相前後するスタンドの
ロールが前記スタンドにて形成されるパスラインを中心
に略45度位相が異なるようにタンデムに配置し、これら
スタンドに冷間状態の被圧延管を連続的に通して被圧延
管の外径を圧延縮小する圧延装置において、前記ロール
は、ロール溝が下記の条件を満足する略円形孔型を形成
してなることを特徴とする。 ai >bi ai <bi-1 但し、ai :i番目のスタンドのロール溝縁部の孔型半
径 bi :i番目のスタンドのロール溝中央部の孔型半径 bi-1 :i−1番目のスタンドのロール溝中央部の孔型
半径
において、前記ロールは、前記被圧延管の外径の5倍以
上のロール溝底直径を有することを特徴とする。
において、前記スタンドの最下流側スタンドの出側に、
圧延縮小された被圧延管をサイジングするためのダイス
を備えることを特徴とする。
明において、前記ダイスの出側に、前記被圧延管の尾端
部を引き抜くためのピンチロールを備えることを特徴と
する。
発明において、前記複数のスタンドの入側又はスタンド
間に前記被圧延管の尾端部を検出する検知手段を少なく
とも1つ備え、該検知手段の結果に基づいて前記ピンチ
ロールが作動又は停止するように構成されたことを特徴
とする。
たって略均一な圧下を行い得る4ロールを用いた冷間絞
り圧延において、孔型を形成するロールの溝を中央部の
半径より縁部の半径を長くしているので、孔型に逃げ部
が形成され、この逃げ部にて管の噛み出し及び管表面へ
の疵形成が低減され、また溝縁部の半径をその1つ上流
のスタンドのロールの溝の中央部の半径より小さくする
ため、ロールの溝中央部と溝縁部での管軸求心方向へ均
一な圧下が可能となり、偏肉の発生を抑制する。
は、上述の孔型を形成する4ロールを用いた冷間絞り圧
延において、ロール溝底直径が被圧延管の外径の5倍以
上であるロールを用いるため、3ロール式の場合より小
さい直径のロールで噛み込み不良を生じることなく、圧
延後の内面角張りのない冷間圧延を行い得る。更に1ス
タンド当たりの外径圧下率を12%以下とする圧延方法で
は、ロールのスリップ及びロールへの被圧延管の焼付が
発生することなく高い圧下率にて圧延を行い得る。この
ため1スタンド当たりの圧下率を2ロール及び3ロール
の場合より大きく設定しても、ロール隙間への母管の噛
み出しが発生しにくいので、所要の総外径縮小量に要す
るスタンド数を少なくすることができる。
に対する出側スタンドのロールの速度の増速比が、スタ
ンド間に張力が作用しない基準増速比の1.0 倍から1.8
倍となるように各スタンドのロールの速度を調節するた
め、ロールがスリップすることなくスタンド間の張力が
得られ、被圧延管の外径縮小にて生じる増肉を抑制す
る。
は、上述の孔型を形成する4ロールを用いた冷間絞り圧
延で、被圧延管の縮径を行った下流側でダイスにて外径
を軽圧下サイジングするので、仕上がり寸法の精度を向
上させる。
ルを備えているので、管の尾端部がダイス直前で停止し
た場合には、ピンチロールが管を保持して回転すること
により、管を引き抜くことができる。さらに、尾端部の
位置を検知する検知手段を備え、検知手段により尾端部
が停止するタンミングを判断してピンチロールが管を保
持することにより、管に疵を与えない。
き具体的に説明する。図1は本発明に係る冷間絞り圧延
機の孔型の構成例を示す正面図であり、図中111,1
12,113,114はロールである。ロール111,
112,113,114は孔型115を形成すべく溝1
11b,112b,113b,114bがその周面に削
成されており、ロール111,114の両側面及びロー
ル112,113の片側面には互いに周面で歯合すべく
インターナルギア116,116,…がそれぞれ固定さ
れている。そしてロール111,112,113,11
4及びインターナルギア116,116…は十字に開口
されたロールハウジング110の各開口部に回転可能に
配設されたロール軸111a,112a,113a,1
14aに固定されており、ロールハウジング110の側
壁から突出したロール軸111aを駆動させることによ
りインターナルギア116,116…によって、全ての
ロール111,112,113,114を同時に駆動す
ることができるようになされている。
ある。各スタンドはそれぞれの孔型115,115…を
一致させてタンデムに配置されている。そして各スタン
ドのロール111,112,113,114はそれより
上流のスタンドのロール111,112,113,11
4に対しパスラインを軸に相対的に45度その位相を異な
らせている。
ール数によるロール隙間部の中空母管に作用する応力の
状態をベクトルで表した模式図であり、図3(a) 及び図
3(b) は2ロール及び3ロールの場合を示し、図3(c)
は本発明の4ロールの場合を示している。図から明らか
な如く、2ロールの場合は母管Aがロール隙間部方向へ
の応力を受けてロール隙間部に噛み出す虞があり、また
3ロールの場合はロール隙間部において管軸求心方向よ
り周方向への応力が作用して偏肉の原因となる。これに
対し本発明の4ロールの場合は、ロール隙間部において
周方向への応力が抑制され全周にわたって略均一な圧下
を行い得る。またこのため、1スタンド当たりの圧下率
を2ロール及び3ロールの場合より大きく設定しても、
ロール隙間への母管の噛み出しが発生しにくいので、所
要の総外径縮小量に要するスタンド数を少なくすること
ができる。
に削成される溝の両縁部では、ロール間の隙間への母管
の噛み出し及び溝縁部の母管への疵形成を防止するため
に、溝縁部の孔型半径を溝底部の孔型半径よりも大きく
している。これについて以下に説明する。
式図であり、図中iはi番目のスタンドのロール、(i
−1)は前記スタンドより1つ上流の(i−1)番目の
スタンドのロールである。前述の如くロールiはロール
(i−1)とパスラインを軸に相対的に45度その位相が
異なっている。隣接するロールiで形成される孔型仮想
線とパスラインが通る孔型中心Oからロール隙間中間部
への仮想線OYとの交点をPi とし、前記孔型仮想線と
ロールiの溝中央部との接点をQi とするとき、OPi
間距離はロールiの隙間中間部に対する半径であり、O
Qi 間距離は溝中央部である溝底部に対する半径bi で
ある。
するが、このロール隙間は、例えば0.1〜0.2mm 程度の
小さな隙間であり、また、ロール隙間部分のロールエッ
ジ部は 0.1〜0.2mm 程度の小さなコーナアールを有して
削成されるが、実質的にOP i 間距離はロールiの溝縁
部に対する半径ai と匹敵する。そして、同様にロール
(i−1)の溝縁部及び溝底部に対する半径をそれぞれ
ai-1 及びbi-1 とする。このとき、本発明に係る冷間
圧延装置では、溝底部に対する半径bi と溝縁部に対す
る半径ai との関係、及びai とbi-1 との関係が以下
の式で与えられるような孔型を形成するロールを用い
る。 ai >bi ai /bi-1 <1 …(1)
なり、i番目の孔型は、そのロールの溝縁部に対する半
径及び(i−1)番目のロールの溝底部に対する半径の
差がマイナスになる所謂サイドリリーフマイナスの孔型
となる。このサイドリリーフマイナスの孔型とは、孔型
ロールの両溝縁部に逃がし部を与えてはいるが、溝縁部
に対する半径ai を1スタンド前の溝底部に対する半径
bi-1 よりも小さく設定したものであり、サイドリリー
フマイナスの孔型のスタンドを配置することによって、
ロール溝底部及び溝縁部において母管に対し、均一なる
管軸求心方向への圧下が実現可能となる。
孔型を前述したai ,bi 及びbi- 1 を用いて以下の
(2)式及び(3)式にて与えられる範囲となるように
する。 0.88≦bi /bi-1 ≦0.95 …(2) 0.60≦(bi-1 −ai )/(bi-1 −bi )=α≦0.90 …(3)
0.95であることは、スタンド当たりの外径圧下率がそれ
ぞれ12%及び5%であることを意味しており、これは外
径圧下率が12%を越えるとロール隙間への母管の噛み出
しが発生し、また外径圧下率が5%未満の圧延は仕上げ
用スタンドを除いて実質的に意味がないため上述した範
囲とした。
i となり、(3)式のような範囲にαを規定すると、前
述したサイドリリーフマイナスの孔型に対して適切なる
マイナスリリーフ量とすることを意味し、α=1のとき
(3)式の定義によりai =bi となり、孔型は真円孔
型となる。偏肉の発生を防止するには真円孔型による全
周からの完全なる均一な圧縮加工が理想であるが、この
場合前記噛み出しが生じるため、αの上限を噛み出しの
生じない0.90とした。一方、αの値が小さくなるにつ
れ、ai がbi に対し大きくなり、孔型が真円形状から
オーバル形状になっていく。そして、ai がbi に対し
て大きくなり過ぎた場合は、4ロールを用いた圧延でも
偏肉が生じ易くなり内面が角張るので、下限を母管内面
に角張りが生じない0.60とした。
冷管圧延を行った結果について比較例を対照に説明す
る。なお比較例は4ロールを用いるものであるが、
(1)式及び/または(2),(3)式を満足していな
い場合の結果である。
溝縁部の形状の説明図であり、図5のように溝底部に接
する半径bi の円周上に中心を有し、その半径が2bi
の円弧に接する溝縁部がなす角度θを種々変化させるダ
ブルアール孔型(DRタイプ)と、図6のように溝底部
に接する半径bi の円の中心と溝の最低部とを結ぶ線上
に中心を有し、その半径がRi の円弧にて描かれる溝縁
部の前記半径Ri を種々変化させるシングルアール孔型
(SRタイプ)との2タイプのロールを用いた。その他
の条件は以下のようである。 鋼管 材質 : 低炭素鋼 寸法 : φ18mm×2mmt スタンド 数 : 6スタンド+仕上げスタ
ンド 公称ロール径: φ140mm 潤滑剤 水溶性ソルブル油 但し、仕上げスタンドは6番目のスタンドと同じ寸法の
孔型をパスラインを軸に45度その位相を異ならせたもの
とした。また公称ロール径は相対向するロール軸間の距
離である。
延結果における符号は、噛み出しの項では噛み出しが発
生しなかった場合を○で、発生した場合を×で、若干発
生した場合を△でそれぞれ表しており、内面角張りの項
では圧延後の鋼管の内径の最大値/最小値の比が1.15以
上の場合を×で、1.10〜1.15の場合を△で、1.10以下の
場合を○でそれぞれ表している。
イプ,DRタイプいづれの孔型のロールを用いても、噛
み出しが発生せず、また偏肉を抑制して圧延後の鋼管内
面に角張りがない。これに対して比較例では、スタンド
当たりの圧下率が13%の場合及び(3)式におけるαが
0.90を越えた場合、いずれも噛み出しが発生し、またα
が0.60未満の場合は圧延後の鋼管内面に角張が発生し
た。
スタンド当たりの外径圧下率を10%として圧延を行った
ところ噛み出しが発生した。外径圧下率が10%で噛み出
しの発生を防止するには、サイドリリーフをプラスにし
なければならず、この場合圧延後の角張りが発生した。
サイドリリーフがマイナスで噛み出しの発生がない上限
の外径圧下率は6%であったが、外径圧下率を6%にす
ると圧延後の角張りを防止することはできなかった。
ンドのロールの溝の中央部及び縁部の半径に対して適正
な範囲を設定することにより、噛み出しが発生すること
なく、かつ圧延後の角張りがない冷間圧延を行うことが
できる。
曲率半径を溝底部での孔型半径biの1.05倍〜1.20倍の
間に設定する。即ち、孔型の曲率半径中心のパスライン
中心に対するオフセット量eの範囲は 0.05bi <e<0.20bi であることが望ましい。これは、オフセット量eが0.20
bi を越える場合は孔型の長短半径比が大きすぎるため
に圧延中に偏肉が発生を避し、一方、オフセット量eが
0.05bi 以下の場合は孔型形状が真円に近すぎるために
圧延中にロール隙間への噛み出しが生じるためである。
るロールでは、曲率半径が一定なので、ロールユニット
にロールを組み込んだ状態でディスクカッターによるロ
ール孔型削成が可能である。これにより、ロールユニッ
トの組立ての手間が省け、また、ロールの幅方向の微調
整及び組立て精度には無関係にロール孔型を削成するこ
とができる。
(ai /bi )をどの程度1に近づける必要があるかを
判定した結果を示した表であり、上述と同様に、1スタ
ンド当たりの外径圧下率を10%として7スタンドの連続
圧延を実施して比較した。内面角張りの項は、上述と同
様に圧延後の鋼管の内径の最大値/最小値の比が1.15以
上の場合を×で、1.10以下の場合を○でそれぞれ表して
いる。表2から明らかなように、孔型の短半径に対する
長半径の比は 1<ai /bi ≦1.050 であることが望ましい。
ドを用い、ロールの溝底部及び縁部に対する半径を上述
の条件を満たすべく設定することにより、被圧延管の全
周にわたって均一に圧下することができる。
面に基づいて具体的に説明する。図7(a)はパスライ
ンを形成するスタンドの部分正面視図、図7(b)は母
管を圧下しているロールの部分側面視図であり、これら
は本発明における母管の外径とロール溝底直径の比及び
母管の圧下を説明する概念図である。スタンドの構成及
び各スタンドの配列状態は、上述の図1及び図2に示し
た冷間絞り圧延機と同様であり、対応する部分に対応す
る符号を付してその説明を省略する。
を形成する4つのロール211,212,213,21
4は図示しない各ロール軸の軸心c1 からロール溝底ま
での距離がそれぞれD1 /2であり、母管Aはその中心
軸c2 から外周面までの距離がD2 /2である。そして
これらの比であるD1 /D2 が5以上となるようなD 1
としたロール211,212,213,214を用い
る。そして1スタンド当たりの外径圧下率を12%以下に
する。
って略均一なる圧下を行い得るため、従来の3ロールの
場合の如くD1 /D2 を10以上にして得た張力を利用す
ることによって圧延後の内面角張りを抑制する必要がな
い。従って本発明では、D1/D2 の値を孔型への母管
Aの噛み込み不良が発生しない最低値である5以上とす
ることによって、4ロールにて安定なる圧延を実現する
ことができる。なお本発明においてD1 /D2 の値を7
以上にすると、外径縮小による管肉の増加を抑制し得
る。
率を従来より高くすることができるが、外径圧下率を12
%以上にするとロールのスリップが発生し、これを防ぐ
ためにD1 を大きくしてもロール縁部への母管Aの噛み
出しが発生するため、外径圧下率の上限値は12%とし
た。
スタンドのロールの速度を増速させることによってスタ
ンド間の張力を得ることができる。4ロールを用いた場
合、張力を得なくても偏肉の発生を防止できるが、張力
を得ると外径縮小による管肉の増加を抑制することがで
き、圧延管の製造に有益である。そこで本発明では入側
スタンドのロールの速度及び出側スタンドのロールの速
度の比を、スタンド間に張力が作用しない速度の比を基
準速度比としてこの基準速度比から基準速度比の1.8 倍
に設定した。両スタンドのロールの速度の比をこの範囲
となるように各スタンドの速度を漸次増速することによ
って、ロールがスリップすることなく所要の張力を得る
ことができる。
った結果について説明する。図8は用いたロールの溝縁
部の形状の説明図であり、以下の数値例では図8のよう
に溝底部に接する半径bi の円周上に中心を有し、その
半径が2bi の円弧に接する溝縁部がなす角度が20度の
DRタイプのロールを用いた。 (数値例1) 鋼管 材質 : 低炭素鋼 寸法 : φ16mm×2mmt スタンド 数 : 5スタンド 公称ロール径 : φ120mm 第1スタンドロール溝底直径/母管外径: D1 /D2
≒ 6.6 但し、公称ロール径は相対向するロール軸間の距離であ
る。
たりの外径圧下率を8,10, 12, 14%として連続圧延を
行った。その結果、1スタンド当たりの外径圧下率が
8,10, 12%の場合は、圧延後の内面の角張りがなく、
またロール溝縁部への母管の噛み出しもなかった。しか
し1スタンド当たりの外径圧下率が14%の場合は、前記
噛み出しが発生した。
ンド 公称ロール径: φ120mm 外径圧下率 : 略10%/スタンド 但し、仕上げスタンドは5番目のスタンドと同じ寸法の
孔型をパスラインを中心に45度その位相を異ならせたも
のとした。
(図4参照)をφ16, 18, 20, 22,24mmとしこれに対す
るロール溝底直径D1 をφ105.6, 103.8, 102.0, 100.
2, 98.4mmとした。このようにD1 /D2 比を、それぞ
れ6.6, 5.8, 5.1, 4.6, 4.1 とした結果、D1 /D2 比
が5.0 を越えると鋼管の肉厚に拘らずに鋼管をロールが
噛み込むことができたが、D1 /D2 比が5.0 以下の場
合は噛み込み不良を生じた。
タンド 公称ロール径 : φ120mm 第1スタンドロール溝底直径/母管外径: D1 /D2
≒ 6.6 外径圧下率 : 略9%/スタンド 孔型パススケジュール: φ14.7→13.3→12.0→10.9→
10.0→10.0mm (ロール溝底間寸法)
比をスタンド間の張力が略0である基準速度比となるよ
うにロール周面の減面率に応じて設定すると、第6スタ
ンドのロールの周速は第1スタンドのロールの周速の1.
5 倍であった。この場合圧延後の鋼管の寸法はφ1.5mm
×2.5mm tであった。そして第6スタンドのロールの周
速を第1スタンドのロールの周速の2.0, 2.4, 2.7, 3.0
倍、即ちそれぞれ基準速度比の1.3, 1.6, 1.8, 2.0倍と
した結果、基準速度比の1.8 倍までは外径縮小による管
肉の増加を抑制することがでたが、基準速度比の1.8 倍
を越えるとロールのスリップが生じてロール表面への鋼
管の焼付が発生した。
ンド毎に異ならせる場合は、公称ロール径を一定に設定
するか、又は複数に設定することができる。図9及び図
10は、本発明に係る冷間絞り圧延機の4つのロールを
有するスタンドの配列を説明する模式図である。図9は
公称ロール径を一定に設定した場合であり、図10は公
称ロール径を2種類で設定した場合である。図中、20
1,202,…208及び251,252,…258は
スタンドであり、スタンドNo.1,2,3,…8の順に
φ20mmの母管が圧延される。なお、これらの図において
各スタンドが有するロールを同方向に記しているが、実
際には隣接するスタンドで位相45°づつ異ならせてい
る。
おける半径D1 ,スタンド入り側での管外径D2 及びD
1 /D2 を表3に示す。
設定した場合では、後半スタンドでD1 /D2 が大き
く、またロール径が大きくなるに伴って不要に設備が大
きくなるが、スタンドの互換性及び部品の共通化を図
り、1つの架台でパスラインを形成できる。また、公称
ロール径をφ120mm とφ80mmの2種類で設定した場合で
は、D1 /D2 に大きな差を生じず、後半スタンドで公
称ロール径を小さく設定しているために後半スタンドで
ロール径を小さくできる。
面に基づいて具体的に説明する。図11は本発明に係る
管の圧延装置の構成を示す模式図であり、図12は圧延
装置の下流側での構造を拡大して示した断面図である。
図に示した圧延装置では9つのスタンド301,…30
9を配してタンデムに配置されており、各スタンドはそ
れぞれの孔型を一致させ、各スタンドが有するロール3
11…319は上流のスタンドのロールに対してパスラ
インを中心に相対的に45度その位相を異ならせて配され
ている。
側スタンドであり、最下流側スタンド309の出側には
ダイスホルダ321にて把持されたダイス322が固定
されている。最下流側スタンド309を構成するロール
319の駆動により圧延された管材320が、ダイス3
22の入側に固定されたガイド323にて案内され、ダ
イス322の円孔に挿入されて所望の寸法にサイジング
されるようになっている。
される溝の両端部には、溝縁部の孔型半径を溝底部の孔
型半径よりも大きくしている。これにより、ロール間の
隙間への母管の噛み出し及び溝縁部での管への疵を防止
する。さらに、ロールが前述したサイドリリーフマイナ
スの孔型を形成することにより、ロール溝底部及び溝縁
部において母管に対する管軸求心方向への圧下が均一に
なる。このようなロールの形状,孔型及び駆動方法は上
述の実施例と同様であり、詳細な説明を省略する。
管を製造した。 鋼管 材質 : 低炭素鋼 寸法 : φ18mm × 2.0 mm t スタンド 数 : 8スタンド+仕上げスタ
ンド 公称ロール径: φ140mm 潤滑剤 : 水溶性ソルブル液のオンライン塗布 孔型パススケジュール: φ18→16.2→14.6→13.2→1
1.9→10.8→9.7 →8.8 →8.0 →8.0(仕上げ用)mm 最下流側スタンド出側での管材平均外径:d1 ダイス 径 :d2 最大外径圧下率r:0.5, 1.5, 2.5, 3.5, 4.5, 5.5 最下流側スタンドとの距離L:80, 169, 240 mm
と同じ寸法の孔型をパスラインを中心に位相を略45度異
ならせたものとした。最下流側スタンド出側のダイスに
よる最大外径圧下率rは以下の式で求める。 r=( d1 −d2 ) /d1 ×100(%) …(4) 最下流側スタンドの孔型中心からダイス入口までのパス
ライン方向の距離をLとし、次の条件式を判定基準とし
た。 L≦6√[{d1 4 −(d1 −2t)4 }/(d1 2 −d2 2 )]…(5) この結果を表4に示す。
が生じなかったことを示し、‘×’は焼き付き又は座屈
が生じたことを示している。なお比較例は4ロールを用
いるものであるが、(4)式のrが5%を越える場合及
び/または(5)式を満足していない場合の結果であ
る。また、条件式とは管材平均外径d1 , ダイス径d2
及び管材厚みtにて求められる(5)式の値である。
較例に比べて偏肉がなくかつ外径精度が高い小径管を焼
付き及び座屈を生じずに製造することができた。又、管
材外面にはソルブル油を塗布するだけで十分であり、抽
伸法にて必要とされる潤滑下地処理は不要である。
%を越える場合は、ダイスでの押し出し抵抗が高く、最
下流側スタンドのロールとダイスとの距離を近くするこ
とにより、座屈は防止できたが、管材の尻抜け時に2ス
タンド上流側でスリップが発生してロール間で管材が停
止した。これにより管材がロール表面に焼き付く現象が
生じた。外径圧下率rが7%の場合は、ダイスでの焼き
付きが生じ、また座屈を防止することもできなかった。
ダイスを最下流側スタンドのロール間近に配置せずに、
その距離Lが(5)式に示した条件式を満たさない場合
は、ダイスとロールとの間で管材に座屈が生じたり、ダ
イスの圧下にて管材に焼き付きが発生し、管材の表面に
疵が生じた。
4には記載していないが、ダイスの全周に管材が接触し
ない箇所が発生し片当たりとなる。これにより管財に縦
筋が生じることがあった。
り圧延方法により、スタンド当たりの外径圧下率を10%
として圧延を行ったところ、連続圧延の際に噛み出しが
発生した。この噛み出しを防止するためにサイドリリー
フプラスの孔型を用い、溝両縁部に対する孔型半径を大
きく設定して逃がしを与えたが、サイドリリーフをプラ
スにしたために管材に偏肉が生じ、管材の内面が6角形
に角張った。また、サイドリリーフマイナスの孔型で外
径圧下率を6%に設定した場合は噛み出しは防止できた
が、管材の内面が6角形に角張った。
により圧延された管材をダイスでサイジングすることに
より、抽伸法と同程度の高い外径精度、例えばφ10±0.
02mmといった抽伸法並みの外径精度と肉厚精度とを有し
て管が製造されることが判る。なお、ダイスによるサイ
ジングを施さない場合の外径精度は、φ10±0.05mm程度
である。また、1パスの連続圧延で50〜70%といった高
加工度の絞り圧延が実施できるので、極めて能率良く連
続的な圧延が実施できる。さらに、サイジングにより外
径真円度が高くなるので、スタンド当たり10%程度の高
い外径圧下率を設定しても偏肉の発生なしに圧延でき
る。
成を示す模式図である。図中324はピンチロールであ
り、ダイス322のさらに下流側に配されている。ピン
チロール324は管材を挟んで2つのローラが対向配置
され、これらのローラの移動によりローラ間距離を変動
可能としている。このピンチロール324は、タイマー
機能を有する駆動部326から信号が入力されてから所
定時間後にローラが回転し、同時に2つのローラ間距離
を縮小して管材を保持するようになっている。
は、光センサである検知装置325が配設されている。
検知装置325は被圧延管の尾端部を検知して、信号を
駆動部へ与え、駆動部326は所定時間、即ち尾端部が
最上流側スタンドを通ってから最下流側スタンドの出側
に位置するまでの時間が経過後に、上述したようにピン
チロール324へ信号を入力するようになっている。そ
の他の構成は図11,図12に示した装置と同様であ
り、その説明は省略する。
場合に、ダイスの押し抜き抵抗により、最下流側スタン
ドのロールとダイスとの間で尾端部が停止することがあ
る。このような場合に上述の構成の装置を用いると、ま
ず、母管の尾端部が最上流側スタンド311に挿通さ
れ、検知装置325がこれを検知して信号を駆動部32
6に入力する。そして、駆動部326に設定された所定
時間後の尾端部が停止する寸前に、駆動部326から信
号がピンチロール324へ入力される。ピンチロール3
24は縮径された管材を保持して回転し、停止した尾端
部を送り出す。尾端部を送り出した後、再びピンチロー
ル324のローラ間距離を広げ回転を停止させる。
なく連続製造を行うことができる。尾端部を検知する検
知装置を備えず、管材が常にピンチロールにて保持され
るような構成であっても良いが、検知手段を備えて最小
限に必要な尾端部のみを送り出す方が、無用な疵を与え
ない。なお、ピンチロール324にて引き抜く部分は、
例えば管材が5〜10mに対して尾端部は100 〜200mm で
ある。
する検知装置として光センサを1つ備えているが、これ
に限るものではなく、静電容量式近接センサのような検
知装置であっても良く、複数個の検知装置をスタンド入
側に備えても良い。
が先行の管の尾端部に連なることにより、尾端部が停止
せずにダイスから押し出されるような場合、又は管材の
圧延速度が早くダイスの圧下量が小さいことにより、管
材の慣性力のみで尾端部がダイスを通過するような場合
は、ピンチロールを備える必要はない。
出側に配した巻取機に、管の先端部をコイル状に巻付け
ることも可能である。この場合は、尾端部のダイスから
の引抜きは巻取機の回転トルクによってなされるので、
上述のピンチロールは不要となる。
成を示す模式図である。図中322は最下流側のスタン
ド319に底されたダイスであり、このダイス322の
下流側にローラテーブル327が配設されている。ロー
ラテーブル327は複数のローラが回転可能に並設され
たものであり、ダイス322にてサイジングされた管を
ローラテーブル327の上面にて移動させることによ
り、管の搬送を行う。このとき、ローラテーブル327
の管の送り速度を管の圧延速度よりも若干早く設定する
ことにより、管の搬送を能率良く行うことができる。そ
の他の構成は図11,図12に示した装置と同様であ
り、その説明は省略する。
び圧延方法は、例えば溶接管の製造工程においても適用
できる。溶接管を製造する際、その仕上がり寸法が異な
る毎に溶接成形ロールの種類をパスシリーズ単位で取り
替えたり、又は複数種類のロール夫々のロール間距離等
のロール条件を変更する必要があり、このために、ロー
ルスタンドを組立てる手間を有したり、連続溶接管の尾
端部及び先端部が規格外の製品となり歩留りを低下させ
ることになる。そこで、溶接管を一定寸法で溶接し、こ
の溶接管が本発明装置の最上流側スタンドを挿通すべく
構成することにより、本発明装置のロールユニットの配
列を変更するだけで、溶接成形ロールの取り替えを行う
ことなく、容易に仕上がり寸法を変更できるので、高歩
留りにて溶接管を製造することができる。
及び装置にあっては、孔型を形成するロールの溝を中央
部の半径より縁部の半径を長くしているので、圧延後管
の内面に角張りを生じることなく冷間圧延を行え、寸法
精度及び表面品質の高い製品を製造することができ、か
つ歩留りも向上する。またスタンド当たりの圧下率を高
く設定できるため、総スタンド数を減じることができ設
備コストを少なくできる等、本発明は優れた効果を奏す
る。
径を3ロール式より小さくし得るため、設備が小さくな
り設備コストを少なくでき、スタンド間隔も短くできる
ので被圧延管のオフゲージが少なくなり、また被圧延管
の外径圧下率を大きくし得るため、所定の外径に縮小す
るに要する総スタンド数を少なくすることができ、更に
ロールがスリップすることなくスタンド間の張力が得ら
るため、被圧延管の外径縮小にて生じる増肉を抑制し得
る等、本発明は優れた効果を奏する。
部の半径を長くした孔型の4ロールを用いて圧延後、最
下流側のスタンド出側に固定したダイスによる軽圧下の
外径サイジングにより、口絞り工程を行うことなく、抽
伸法と同程度の高い外径真円度が得られるので、高寸法
精度及び高歩留りで管の製造が可能となる。さらにま
た、サイジングにより外径の真円度は高く、仕上げ用の
スタンドを最終に1台備えれば、数少ないスタンドで所
望の寸法に縮径することができるので、仕上げ寸法毎に
別々のパスシリーズを用いる必要がない。
示す正面図である。
を説明する模式図である。
をベクトルで表した模式図である。
る。
図である。
図である。
及びロールの部分側面視図である。
図である。
を説明する模式図である。
列を説明する模式図である。
図である。
を拡大して示した断面図である。
図である。
図である。
模式的側面図である。
る模式的側面図及び模式的正面図である。
示す断面図である。
ロールの部分側面視図である。
13,214 ロール 111a,112a,113a,114a ロール軸 111b,112b,113b,114b 溝 110,210 ロールハウジング 115,215 孔型 116 インターナルギア 301,309 スタンド 311,319 ロール 321 ダイスホルダ 322 ダイス 323 ガイド 324 ピンチロール 325 検知装置 326 駆動部 327 ローラテーブル
型及びラウンド孔型を備えるスタンド間では、その速度
比を単スタンドでの管材の延伸率に比べて大きく設定す
ることによりスタンド間の管材に張力を与えつつ、これ
らのスタンドに母管を連続的にパスさせて所要の外径に
縮小する。
曲率半径を溝底部での孔型半径biの1.05倍〜1.20倍の
間に設定する。即ち、孔型の曲率半径中心のパスライン
中心に対するオフセット量eの範囲は 0.05b i ≦e≦0.20bi であることが望ましい。これは、オフセット量eが0.20
bi を越える場合は孔型の長短半径比が大きすぎるため
に圧延中に偏肉が発生を避し、一方、オフセット量eが
0.05bi 以下の場合は孔型形状が真円に近すぎるために
圧延中にロール隙間への噛み出しが生じるためである。
比をスタンド間の張力が略0である基準速度比となるよ
うに管材の減面率に応じて設定すると、第6スタンドの
ロールの周速は第1スタンドのロールの周速の1.5 倍で
あった。この場合圧延後の鋼管の寸法はφ15mm×2.5mm
tであった。そして第6スタンドのロールの周速を第1
スタンドのロールの周速の2.0, 2.4, 2.7, 3.0倍、即ち
それぞれ基準速度比の1.3, 1.6, 1.8, 2.0倍とした結
果、基準速度比の1.8 倍までは外径縮小による管肉の増
加を抑制することがでたが、基準速度比の1.8 倍を越え
るとロールのスリップが生じてロール表面への鋼管の焼
付が発生した。
と同じ寸法の孔型をパスラインを中心に位相を略45度異
ならせたものとした。最下流側スタンド出側のダイスに
よる外径圧下率rは以下の式で求める。 r=( d1 −d2 ) /d1 ×100(%) …(4) 最下流側スタンドの孔型中心からダイス入口までのパス
ライン方向の距離をLとし、次の条件式を判定基準とし
た。 L≦6√[{d1 4 −(d1 −2t)4 }/(d1 2 −d2 2 )]…(5) この結果を表4に示す。
Claims (11)
- 【請求項1】 4つのロールを備えた複数のスタンド
を、相前後するスタンドのロールが前記スタンドにて形
成されるパスラインを中心に略45度位相が異なるように
タンデムに配置し、これらスタンドに冷間状態の被圧延
管を連続的に通して被圧延管の外径を圧延縮小する圧延
方法において、 前記ロールに、ロール溝が下記の条件を満足する略円形
孔型を形成するロールを用いることを特徴とする管の圧
延方法。 ai >bi ai <bi-1 但し、ai :i番目のスタンドのロール溝縁部の孔型半
径 bi :i番目のスタンドのロール溝中央部の孔型半径 bi-1 :i−1番目のスタンドのロール溝中央部の孔型
半径 - 【請求項2】 前記ロールにはロール溝底直径が前記被
圧延管の外径の5倍以上であるロールを用い、1スタン
ド当たり12%以下の外径圧下率にて被圧延管の外径を縮
小する請求項1記載の管の圧延方法。 - 【請求項3】 前記被圧延管の最上流側スタンドのロー
ルの溝中央部での周速度に対する最下流側スタンドのロ
ールの溝中央部での周速度の増速比が、スタンド管に張
力が作用しない基準増速比の1.0 倍から1.8 倍となるよ
うな各スタンドのロールの周速度を調節して被圧延管を
圧延する請求項2記載の管の圧延方法。 - 【請求項4】 前記スタンドの最下流側スタンドの出側
にダイスが設けてあり、該ダイスにより圧延縮小された
被圧延管をサイジングする請求項1記載の管の圧延方
法。 - 【請求項5】 前記ダイスの出側にピンチロールが設け
てあり、前記被圧延管の尾端部が前記ロールとダイス間
にて停止した際に、前記ピンチロールにより前記尾端部
を引き抜く請求項4記載の管の圧延方法。 - 【請求項6】 前記複数のスタンドの入側又はスタンド
間に前記被圧延管の尾端部を検知する検知手段を少なく
とも1つ設けてあり、該検知手段の結果に基づいて前記
ピンチロールを作動又は停止させる請求項5記載の管の
圧延方法。 - 【請求項7】 4つのロールを備えた複数のスタンド
を、相前後するスタンドのロールが前記スタンドにて形
成されるパスラインを中心に略45度位相が異なるように
タンデムに配置し、これらスタンドに冷間状態の被圧延
管を連続的に通して被圧延管の外径を圧延縮小する圧延
装置において、 前記ロールは、ロール溝が下記の条件を満足する略円形
孔型を形成してなることを特徴とする管の圧延装置。 ai >bi ai <bi-1 但し、ai :i番目のスタンドのロール溝縁部の孔型半
径 bi :i番目のスタンドのロール溝中央部の孔型半径 bi-1 :i−1番目のスタンドのロール溝中央部の孔型
半径 - 【請求項8】 前記ロールは、前記被圧延管の外径の5
倍以上のロール溝底直径を有する請求項7記載の管の圧
延装置。 - 【請求項9】 前記スタンドの最下流側スタンドの出側
に、圧延縮小された被圧延管をサイジングするためのダ
イスを備える請求項7記載の管の圧延装置。 - 【請求項10】 前記ダイスの出側に、前記被圧延管の
尾端部を引き抜くためのピンチロールを備える請求項9
記載の管の圧延装置。 - 【請求項11】 前記複数のスタンドの入側又はスタン
ド間に前記被圧延管の尾端部を検出する検知手段を少な
くとも1つ備え、該検知手段の結果に基づいて前記ピン
チロールが作動又は停止するように構成された請求項1
0記載の管の圧延装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27994493A JP3316979B2 (ja) | 1992-11-30 | 1993-11-09 | 管の圧延方法及びその実施に使用する装置 |
US08/158,276 US5533370A (en) | 1992-11-30 | 1993-11-29 | Tube rolling method and apparatus |
Applications Claiming Priority (5)
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