JPH0620979U - 副流路付カプラ構造 - Google Patents
副流路付カプラ構造Info
- Publication number
- JPH0620979U JPH0620979U JP40097790U JP40097790U JPH0620979U JP H0620979 U JPH0620979 U JP H0620979U JP 40097790 U JP40097790 U JP 40097790U JP 40097790 U JP40097790 U JP 40097790U JP H0620979 U JPH0620979 U JP H0620979U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案は、副流路付カプラ構造に関し、主たる
流路の形成及び分断に応じた二次的な流路の分断及び形
成を、コンパクト且つ容易に行い得る多機能的な副流路
付カプラ構造を提供することを目的とする。 【構成】ソケット部材2及びプラグ部材1から成る主流
路の連結・分離用の副流路付カプラ構造であって、ソケ
ット部材2及びプラグ部材1の少なくとも一方は他方に
係合し得る内部移動自在のスプール部材4を有し、カプ
ラ連結によりスプール部材4が応動してその主流路開口
10を開くと共に副流路開口18を閉じ、カプラ分離により
スプール部材4が応動して主流路開口10を閉じると共に
副流路開口18を開くよう構成する。
流路の形成及び分断に応じた二次的な流路の分断及び形
成を、コンパクト且つ容易に行い得る多機能的な副流路
付カプラ構造を提供することを目的とする。 【構成】ソケット部材2及びプラグ部材1から成る主流
路の連結・分離用の副流路付カプラ構造であって、ソケ
ット部材2及びプラグ部材1の少なくとも一方は他方に
係合し得る内部移動自在のスプール部材4を有し、カプ
ラ連結によりスプール部材4が応動してその主流路開口
10を開くと共に副流路開口18を閉じ、カプラ分離により
スプール部材4が応動して主流路開口10を閉じると共に
副流路開口18を開くよう構成する。
Description
【0001】
本考案は、気体や液体等を通す配管系に用いられ得るカプラ構造に関する。
【0002】
従来の配管用カプラは、流路の連結及び分離(分断)をワンタッチで行うこと ができるという単一の機能のみを有するものが殆どである。
【0003】
従って、例えば主たる流路の連結及び分離のためのカプラ操作に応動(連動) して、別の流路(副流路)の閉開を行いたいような場合、従来のカプラ自体はそ のような機能を有しないため、同様な機能が得られるようにそれと別の配管部品 を多数組み合わせることによってこれに対処する必要がある。
【0004】 このため、主流路の開閉に応動して副流路の閉開が可能である簡易・簡便でコ ンパクトな多機能的な副流路付カプラ構造の出現が望まれる。
【0005】
上記課題を解決するために本考案によれば、ソケット部材及びプラグ部材から 成る主流路の連結・分離用の副流路付カプラ構造であって、ソケット部材及びプ ラグ部材の少なくとも一方は他方に係合し得る内部移動自在のスプール部材を有 し、カプラ連結によりスプール部材が応動してその主流路開口を開くと共に副流 路開口を閉じ、カプラ分離によりスプール部材が応動して主流路開口を閉じると 共に副流路開口を開くことを構成上の特徴とする。
【0006】
カプラ連結によりスプール部材が応動してその主流路開口が開くと共に副流路 開口が閉じるために、主流路が分断され副流路が形成され、他方、カプラ分離に よりスプール部材が応動して主流路開口が閉じると共に副流路開口が開くために 、主流路が形成され副流路が分断されることになる。
【0007】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は本考案の一実施例のカプラ構造の要部長手断面図、図2は図1のカプラ の分離図である。 ところで、本明細書においては、カプラ構造を構成するプラグ部材1及びソケ ット部材2のうちプラグ部材1の機械的構造のみ図示し、それについて詳説する が、本考案の思想自体はこのような構成に制限されるものではなく、例えばプラ グ部材1に代え或いはそれと共にソケット部材2もプラグ部材1と同様の内部構 造を有するように構成できる。
【0008】 さて、いわゆる印籠式(この形式に制限されないことは言うまでもない)に流 動体密的に着脱自在に連結されたプラグ部材1及びソケット部材2を示す図1を 参照すると、プラグ部材1の内部中央には、その長手軸線上を前後(図では上下 )に摺動し得るようにスプール部材4が配設されている。 スプール部材4は、圧縮コイルばね8によって上方側に付勢されているために 、図2に示すプラグ分離時或いは非連結時には、プラグ部材1の主たる部分を成 す基部5の内部に画成した空所6のプラグ部材先端側の球帯状の内壁部分6aと ピタリと密着係合し、このため空所6と外部との境界を成す開口部10は流動体密 的に塞閉される。
【0009】 しかしながら、図1に示す如くのプラグ連結時には、スプール部材4はソケッ ト部材2の同形状のスプール部材12と当接係合して相互に押し合うために、下方 側に移動せしめられ、従って開口部10は開放されることになる。尚、付言するま でもないが、この開口部10に対応(対面)するソケット部材2の開口部も開放さ れる。
【0010】 細長棒部分14を介してスプール部材4と一体的である下方側のフランジ部15は 、スプール部材4の上記移動に応じて基部5の空所16内を移動して、副流路を構 成し得る通路17の出入口部18を塞ぐ。 従って、プラグ部材1の基部5の下方側中央の流入通路19を通って内部に流入 した特に図示しない流動体は、矢印に示す如く、フランジ部15に穿設した貫通孔 21並びに、空所6及び16を離隔する隔壁部22に穿設した貫通孔23を通り、そして 上記開放した開口部10を通ってソケット部材2内部に流入する。すなわち、プラ グ連結部分におけるプラグ部材1からソケット部材2への流動体の主たる流れ( 主流路)が形成(開通)される一方、流入通路19から通路17への二次的な流れ( 副流路)が分断されることになる。
【0011】 他方、図2に示す如くのプラグ分離時には、上述したようにプラグ部材1の上 方側中央の開口10はスプール部材4によって閉塞され、通路17の出入口部18はフ ランジ部15が上方側に移動するために開放される。 従って、流入通路19から流入する流動体は総て、矢印に示す如く、通路17に流 入する。すなわち、流動体の主たる流れ(主流路)は分断される一方、二次的な 流れ(副流路)が形成されることになる。
【0012】 以上説明したように、本実施例のカプラ構造によれば、カプラとしての機能は 当然ながら具有し、これに加えてカプラ脱着に応動した二次的流路の形成及び分 断を自在に行い得る機能を併有するために、従来であれば多くの機能部品を組み 合わせねばならなかったような配管箇所を、極めてコンパクトに省スペース的に そして容易に構成でき、合理的・実用的である。本考案は極めて応用範囲の広い 基礎技術的色彩が強いものであり、従って今後の応用並びに発展が大いに期待さ れる。
【0013】
以上の如く本考案に係る多機能的なカプラ構造によれば、主流路の形成・分断 のためのカプラの連結・分離に応じた副流路の分断・形成を行い得るために、配 管能率や配管作業の作業性等が向上すると共に省スペース化を図ることが可能と なる。
【図1】図1は本考案の一実施例のカプラ構造の要部長
手断面図である。
手断面図である。
【図2】図2は図1のカプラ構造の分離図である。
1…プラグ部材 2…ソケット部材 4…スプール部材 10…開口部 18…出入口部
Claims (1)
- 【請求項1】 ソケット部材(2)及びプラグ部材
(1)から成る主流路の連結・分離用の副流路付カプラ
構造であって、ソケット部材(2)及びプラグ部材
(1)の少なくとも一方は他方に係合し得る内部移動自
在のスプール部材(4)を有し、カプラ連結によりスプ
ール部材(4)が応動してその主流路開口(10)を開く
と共に副流路開口(18)を閉じ、カプラ分離によりスプ
ール部材(4)が応動して主流路開口(10)を閉じると
共に副流路開口(18)を開くことを特徴とする副流路付
カプラ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40097790U JPH0620979U (ja) | 1990-12-19 | 1990-12-19 | 副流路付カプラ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40097790U JPH0620979U (ja) | 1990-12-19 | 1990-12-19 | 副流路付カプラ構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0620979U true JPH0620979U (ja) | 1994-03-18 |
Family
ID=18510839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40097790U Withdrawn JPH0620979U (ja) | 1990-12-19 | 1990-12-19 | 副流路付カプラ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0620979U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014169719A (ja) * | 2013-03-01 | 2014-09-18 | Bridgestone Corp | 管継手 |
JP2017503975A (ja) * | 2013-12-03 | 2017-02-02 | オシュマン・ゲゼルシャフト・ビュルガーリッヒェン・レヒツ | 流体継手 |
-
1990
- 1990-12-19 JP JP40097790U patent/JPH0620979U/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014169719A (ja) * | 2013-03-01 | 2014-09-18 | Bridgestone Corp | 管継手 |
JP2017503975A (ja) * | 2013-12-03 | 2017-02-02 | オシュマン・ゲゼルシャフト・ビュルガーリッヒェン・レヒツ | 流体継手 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19950518 |